JP2000003309A - 記憶装置 - Google Patents

記憶装置

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JP2000003309A
JP2000003309A JP10167442A JP16744298A JP2000003309A JP 2000003309 A JP2000003309 A JP 2000003309A JP 10167442 A JP10167442 A JP 10167442A JP 16744298 A JP16744298 A JP 16744298A JP 2000003309 A JP2000003309 A JP 2000003309A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ホストからのランダムアクセスとシーケンシャ
ルアクセスの両方に対しバッファ構成を最適化してアク
セス効率を高める。 【解決手段】 キャッシュ制御部28は、上位装置から
書込アクセスを受けた際に、書込データをメモリのデー
タバッファ領域に展開して上位装置に正常終了を通知
し、その後にデータバッファ領域に展開した書込データ
を記憶媒体に書込む。アクセス種別判定部38でホスト
からの書込アクセスがシーケンシャルアクセスかランダ
ムアクセスかを解析し、バッファ構成制御部40がアク
セス種別に応じて最適な区画数のデータバッファ構成を
選択してキャッシュ動作を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストの書込アク
セスに対し書込データをデータバッファ領域に展開して
正常終了を通知し、その後にデータバッファ領域の書込
データを記憶媒体に書戻すキャッシュ機能を備えた記憶
装置に関し、特に、ホストからのランダムアクセスとシ
ーケンシャルアクセスに応じて動的にバッファ構成を変
更する記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、近年急速に発展するマル
チメディアの中核となる記憶媒体として注目されてお
り、例えば3.5インチのMOカートリッジを見ると、
128MB、230MB、540MB、640MB等の
MOカートリッジが提供されている。このようなMOカ
ートリッジを使用する光ディスクドライブは、パーソナ
ルコンピュータの外部記憶装置として提供されている。
【0003】しかし、光ディスクドライブは、読出し動
作に比べて書込み動作に時間がかかる装置として知られ
ている。即ち、光ディスクの読出し動作は、光学ヘッド
のレーザビームを目的トラックにシークしてオントラッ
クし、オントラック状態での媒体1回転の間に目的とす
るデータをリードしてホストに応答できる。これに対し
光ディスクの書込動作は、光学ヘッドのレーザビームを
目的トラックにシークしてオントラックした状態で、イ
レーズ、書込み、ベリファイリードという媒体3回転分
の動作が必要であり、書込動作に時間がかかる。またイ
レーズと書込みが同時にできるダイレクト・オーバライ
ト対応の光ディスクもあるが、ベリファイリードを含め
て媒体2回転の書込時間が必要となる。
【0004】このように読込み動作に比べて書込み動作
が遅い記憶装置においては、ホストから書込アクセスを
受けた際に、書込データをメモリのデータバッファ領域
に展開してホストに正常終了を通知してホストから見て
書込動作を終了させ、その後にデータバッファ領域に展
開した書込データを記憶媒体に書込むキャッシュ制御機
能が設けられている。
【0005】このような従来のキャッシュ制御機能にあ
っては、例えばホストからの書込アクセスとして、書込
アドレスが連続するシーケンシャルアクセスの頻度が高
いことが予想される場合、記憶装置のセットアップ処理
により、メモリのデータバッファ領域を単一の区画とす
るバッファ構成を設定する。このような単一区画のバッ
ファ構成であれば、データバッファ領域分のホストのシ
ーケンシャルアクセスにより連続する書込データをバッ
ファに展開した後に一括して媒体に書込むことができ、
データバッファ領域に展開した書込データを媒体に戻す
際のシーク回数を少なくし、全体的なアクセス性能を高
めることができる。
【0006】またホストからの書込アクセスとして、書
込アドレスが不連続なランダムアクセスの頻度が高いこ
とが予想される場合には、記憶装置のセットアップ処理
により、メモリのデータバッファ領域をなるべく多くの
区画に分割するバッファ構成を設定する。このような区
画数の多いバッファ構成であれば、ホストのランダムア
クセスに対し効率良く空き区画が準備でき、バッファ区
画の空き待ちをすることなく、書込データを空き区画に
展開してホストから見た書込アクセスを速やかに正常終
了できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年に
あっては、1台の記憶装置に対し複数のホストが接続さ
れ、記憶装置を共有資源として使用する場合があり、ホ
ストによってシーケンシャルアクセスとランダムアクセ
スの頻度は異なる。これに対し記憶装置のバッファ構成
は、シーケンシャル対応かランダム対応かのいずれかに
固定的に決めているため、バッファ構成に適合してない
ホストからの書込アクセスが多発すると、データバッフ
ァ領域に媒体に対する書込み待ちの書込データが滞留
し、ホストの書込アクセスがバッファ空き待ちで遅くな
り、全体としてアクセス性能が低下する問題がある。
【0008】そこでシーケンシャルアクセスとランダム
アクセスを両立させるため、両者の中間をとったデータ
バッファ領域の区画数に設定することも考えられるが、
この場合には、シーケンシャルアクセスとランダムアク
セスの両方に対し効率が下がり、全体的なアクセス性能
の向上にはならない。本発明は、ホストからのランダム
アクセスとシーケンシャルアクセスの両方に対しバッフ
ァ構成を最適化してアクセス効率を高める記憶装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理説明
図である。本発明の記憶装置は、キャッシュ制御部2
8、アクセス種別判定部38、及びバッファ構成制御部
40を備える。キャッシュ制御部28は、上位装置10
から書込アクセスを受けた際に、書込データをメモリの
データバッファ領域32に展開して上位装置10に正常
終了を通知し、その後にデータバッファ領域32に展開
した書込データを記憶媒体に書込む。アクセス種別判定
部38は、上位装置10の書込アクセスについて、書込
アドレスが非連続となるランダムアクセスか、書込アド
レスが連続するシーケンシャルアクセスかを判別する。
【0010】バッファ構成制御部40は、ランダムアク
セスに適したバッファ展開と媒体書込みを可能とする図
1(B)のランダム対応バッファ構成またはシーケンシ
ャル書込アクセスに適したバッファ展開と媒体書込みを
可能とする図1(C)のシーケンシャル対応バッファ構
成を設定し、ランダム対応バッファ構成の設定状態でシ
ーケンシャルアクセスを判別した場合にシーケンシャル
対応バッファ構成に変更し、またシーケンシャル対応バ
ッファ構成を設定している状態でランダムアクセスを判
別した場合にランダム対応バッファ構成に変更する。
【0011】このため本発明の記憶装置は、ホストから
の書込アクセスがシーケンシャルアクセスかランダムア
クセスかを解析し、アクセス種別に応じて最適な区画数
のデータバッファ構成を選択してキャッシュ動作を実施
することにより、ホストの書込アクセスに対するバッフ
ァ展開と媒体書込みを最適化して効率を向上する。例え
ば、ホストがシーケンシャルアクセスを行った場合に
は、データバッファ領域の区画数を図1(C)のように
少なくして動作させることで、媒体に対する1回分の書
込みデータ量を増やして、媒体への書込み回数を低減す
る。逆に、ホストがランダムアクセスを行った場合に
は、データバッファ領域の区画数を図1B)のように多
くすることで、バッファ展開を効率良く行い、ランダム
アクセスであっても、区画ごとに連続アドレスの書込デ
ータを展開することで、媒体に対する書込み回数を低減
する。
【0012】バッファ構成制御部40は、図1(B)の
ランダム対応バッファ構成を設定している状態で、シー
ケンシャルアクセスによる書込データ量が所定値に達し
た時に、データバッファ領域32をランダム対応バッフ
ァ構成から図1(C)のシーケンシャル対応バッファ構
成に変更する。例えば、バッファ構成制御部40は、シ
ーケンシャル書込アクセスによるデータバッファ領域3
2の容量に達した時に、データバッファ領域をランダム
対応バッファ構成からシーケンシャル対応バッファ構成
に変更する。
【0013】またバッファ構成制御部40は、図1
(C)のシーケンシャル対応バッファ構成を設定してい
る状態で、ランダム書込アクセスの回数が規定回数に達
した時に、データバッファ領域をシーケンシャル対応バ
ッファ構成から図1(B)のランダム対応バッファ構成
に変更する。例えば、バッファ構成制御部40は、ラン
ダム書込アクセスの回数が3回に達した時に、データバ
ッファ領域をシーケンシャル対応バッファ構成から前記
ランダム対応バッファ構成に変更する。
【0014】このようにバッファ構成のシーケンシャル
対応とランダム対応の変更条件に制約を設けることで、
ホストからシーケンシャルアクセスが続き、データバッ
ファの区画を少なくした途端にランダムアクセスが続い
て元の区画の多いデータバッファに戻すといった書込み
効果が期待できないようなバッファ区画数の変更をなく
し、ホストからランダムアクセスの継続とシーケンシャ
ルアクセスの継続を予測したバッファ構成の変更を行
う。
【0015】アクセス種別判定部38は、ランダムアク
セス又はシーケンシャルアクセスを判別に加え、更に、
前回アドレスに対し今回アドレスが増加している昇順ア
クセスを判別した場合は昇順モードを設定し、前回アド
レスに対し今回アドレスが減少している降順アクセスを
判定した場合は降順モードを設定する。この場合、キャ
ッシュ制御部28は、昇順モードでバッファ区画の先頭
位置から書込データを昇順に展開し、降順モードでバッ
ファ区画の末尾位置から書込データを降順に展開する。
【0016】アクセス種別判定部38は、前回の書込ア
クセスの末尾アドレスに1を加算した値が今回の書込ア
クセスの先頭アドレスに一致している場合、即ち、 (前回の末尾アドレス)+1=(今回の先頭アドレス) の場合に、昇順のシーケンシャルアクセスと判定する。
またアクセス種別判定部38は、前回の書込アクセスの
先頭アドレスと今回の書込アクセスの末尾アドレスに1
を加算した値が一致している場合、即ち、 (前回の先頭アドレス)=(今回の末尾アドレス)+1 の場合に、降順のシーケンシャルアクセスと判定する。
【0017】アクセス種別判定部は、ランダムアクセス
での昇順モードと降順モードの切替えを次のように行
う。 現在昇順モードで書込アクセスが降順のランダムアク
セスを判定した場合、降順モードに変更して書込データ
をバッファ区画に降順展開させる。 現在降順モードで書込アクセスが昇順のランダムアク
セスを判定した場合、昇順モードに切り替えて書込デー
タをバッファ区画に昇順展開させる。
【0018】またアクセス種別判定部は、シーケンシャ
ルアクセスでの昇順モードと降順モードの切替えを次の
ように行う。 現在昇順モードで書込アクセスが降順のシーケンシャ
ルアクセスを判定した場合、降順のシーケンシャルアク
セスの連続回数を計数し、規定回数未満では昇順モード
を維持して書込データをバッファ区画に昇順展開させ、
規定回数に達したら降順モードに切り替えてバッファ区
画に降順展開させる。
【0019】現在降順モードで書込アクセスが昇順の
シーケンシャルアクセスを判定した場合、昇順のシーケ
ンシャルアクセスの連続回数を計数し、規定回数未満で
は降順モードを維持して書込データをバッファ区画に降
順展開させ、規定回数に達したら昇順モードに切り替え
てバッファ区画に昇順展開させる。このように書込アク
セスの昇順と降順を判別してバッファ展開を昇順展開又
は降順展開することで、書込データのバッファ展開と媒
体書込みを効率良くできる。 バッファ構成制御部40
は、シーケンシャル対応バッファ構成としてデータバッ
ファ領域を例えば図1(C)のように2区画C1,C2
に分割し、キャッシュ制御部28は、上位装置10のシ
ーケンシャルアクセスに対し一方の区画C1に新たな書
込データを展開中に他方の区画C2から展開済みの書込
データを一括して媒体に書込む。
【0020】バッファ構成制御部40は、ランダム対応
バッファ構成としてデータバッファ領域を2を超える複
数区画、例えば図1(B)のように6区画B1〜B6に
分割し、キャッシュ制御部28は、上位装置のランダム
アクセスに対し、分割区画のいずれかにアドレスが連続
する書込データが展開済みで且つ連続領域に空きがある
場合、展開済みデータに続けて新たな書込データを展開
し、分割区画のいずれかにアドレスが連続する書込デー
タが存在しないか、存在しても連続領域に空きがない場
合、いずれかの区画の媒体書込み終了による空きを待っ
て、新たな書込データを書込み終了区画に展開する。
【0021】キャッシュ制御部28は、データバッファ
領域に展開した書込データの媒体への書込みをLRUア
ルゴリズムで管理する。また記憶媒体は光学的に情報を
記録再生する光記憶媒体である。更に、本発明は、バッ
ファ構成を固定した状態で、書込アクスセの昇順と降順
を判定してバッファ展開を切替え変更する記憶装置を提
供する。
【0022】この記憶装置は、ランダム書込アクセスに
適したバッファ展開と媒体書込みを可能とするランダム
対応バッファ構成を固定設定したメモリ上のデータバッ
ファ領域と、上位装置からアクセスを受けた際に、書込
データをメモリのデータバッファ領域に展開して上位装
置に正常終了を通知し、その後にデータバッファ領域に
展開した書込データを記憶媒体に書込むキャッシュ制御
部とを備える。
【0023】このような記憶装置につき本発明は、前回
アドレスに対し今回アドレスが増加している昇順アクセ
スを判定した場合は昇順モードを設定し、前回アドレス
に対し今回アドレスが減少している降順アクセスを判定
した場合は降順モードを設定するアクセス種別判定部を
設け、キャッシュ制御部は、昇順モードではバッファ区
画の先頭位置から書込データを昇順に展開し、前記降順
モードではバッファ区画の末尾領域から書込データを降
順に展開することを特徴とする。
【0024】また本発明は、シーケンシャル書込アクセ
スに適したバッファ展開と媒体書込みを可能とするシー
ケンシャル対応バッファ構成を固定設定したメモリ上の
データバッファ領域と、上位装置からアクセスを受けた
際に、書込データをメモリのデータバッファ領域に展開
して上位装置に正常終了を通知し、その後に前記データ
バッファ領域に展開した書込データを記憶媒体に書込む
キャッシュ制御部を備えた記憶装置について、同様に、
前回アドレスに対し今回アドレスが増加している昇順ア
クセスを判定した場合は昇順モードを設定し、前回アド
レスに対し今回アドレスが減少している降順アクセスを
判定した場合は降順モードを設定するアクセス種別判定
部を設け、キャッシュ制御部は、昇順モードではバッフ
ァ区画の先頭位置から書込データを昇順に展開し、降順
モードではバッファ区画の末尾領域から書込データを降
順に展開することを特徴とする。
【0025】この場合、アクセス種別判定部は、昇順モ
ードの状態で降順のシーケンシャルアクセスの連続回数
を計数し、規定回数、例えば3回未満では昇順モードを
維持して書込データをバッファ区画に昇順展開させ、規
定回数に達したら降順モードに切り替えてバッファ区画
に降順展開させる。また降順モードの状態で昇順のシー
ケンシャルアクセスの連続回数を計数し、規定回数、例
えば3回未満では降順モードを維持して書込データをバ
ッファ区画に降順展開させ、規定回数に達したら昇順モ
ードに切り替えてバッファ区画に昇順展開させる。
【0026】
【発明の実施の形態】<目 次> 1.装置構成と機能 2.アクセス種別とバッファ展開 3.ランダム書込処理 4.シーケンシャル書込処理 5.昇順シーケンシャルから昇順ランダムへの変更 6.昇順ランダムから昇順シーケンシャルへの変更 7.昇順ランダムから降順シーケンシャルへの変更 8.昇順シーケンシャルから降順ランダムへの変更 1.装置構成 図2は、本発明の記憶装置を用いたコンピュータシステ
ムの一例である。図2において、パーソナルコンピュー
タを用いたホスト10−1は、キーボード12とマウス
14を備え、SCSI等のバス16に外部入出力機器と
してハードディスクドライブ(HDドライブ)18、光
磁気ディスクドライブ(MOドライブ)20、CD−R
OMドライブ22及びプリンタ24を接続している。
【0027】更に、ホスト10−1のバス16には、同
じくパーソナルコンピュータを用いたホスト10−2,
10−3が接続され、ホスト10−1の入出力機器を共
用している。ここで本発明の記憶装置は例えばMOドラ
イブ20を対象としており、ホスト10−1〜10−3
による書込アクセス及び読出アクセスを受け、メモリに
確保したデータバッファ領域を使用したキャッシュ制御
を行っている。
【0028】このMOドライブ20のキャッシュ制御機
能は、媒体3回転又は媒体2回転の動作時間を必要とす
る書込アクセスを効率良く終了させるためであり、ホス
トからの書込アクセスがあると、その書込データをデー
タバッファ領域に展開するだけで、ホストに対し書込ア
クセスを正常終了として通知する。MOドライブ20の
データバッファ領域に展開された書込データは、その
後、MO媒体に書き込むライトバック動作が行われる。
以下の説明にあっては、書込データをデータバッファ領
域に書き込むことを「書込データの展開」といい、また
データバッファに展開した書込データを媒体に書き込む
ことを「媒体書込み(ライトバック)」という。
【0029】図3は図2のMOドライブ20のブロック
図であり、コントロールユニット110とエンクロージ
ャ111で構成される。コントロールユニット110に
は光ディスクドライブの全体的な制御を行うMPU11
2、上位装置との間でコマンド及びデータのやり取りを
行うインタフェース122、光ディスク媒体に対するデ
ータのリード・ライトに必要な処理を行う光ディスクコ
ントローラ(ODC)114、及びDSP116が設け
られる。
【0030】MPU112に対しては、制御ロジック1
15、フラッシュROM116、S−RAM117及び
D−RAM118が設けられる。D−RAM118はバ
ッファメモリとして機能し、本発明のキャッシュ制御で
使用するデータバッファ領域32を確保している。光デ
ィスクコントローラ114は、NRZライトデータから
セクタ単位にECCコードを生成した後に例えば1−7
RLL符号に変換する。リードアクセス時には、セクタ
単位のリードデータを1−7RLL逆変換し、次にEC
Cコードでエラー検出訂正してNRZリードデータを上
位装置に転送させる。
【0031】光ディスクコントローラ114に対しては
ライトLSI回路120が設けられる。ライトLSI回
路120からのレーザダイオード制御出力は、エンクロ
ージャ111側の光学ユニットに設けたレーザダイオー
ドユニット130に与えられている。通常のMOカート
リッジ媒体の記録動作は、イレーズ、ライト及びベリフ
ァイリードの媒体3回転の処理時間を必要とする。また
ダイレクト・オーバーライト対応のMOカートリッジ媒
体の記録動作は、ライト及びベリファイリードの媒体2
回転の処理時間を必要とする。
【0032】この媒体に対する記録動作は、MPU11
2のキャッシュ制御機能によりD−RAM118に確保
したデータバッファ領域32に、ホストからの書込アク
セスに対し展開している書込データの媒体書込み処理が
中心となる。光ディスクコントローラ114に対するリ
ード系統としては、リードLSI回路124が設けら
れ、リード復調回路と周波数シンセサイザが内蔵され
る。
【0033】リードLSI回路124に対しては、エン
クロージャ111に設けたID/MO用ディテクタ13
2によるレーザダイオードからのビームの戻り光の受光
信号が、ヘッドアンプ134を介してID信号及びMO
信号として入力されている。リードLSI回路124の
リード復調回路には、AGC回路、フィルタ、セクタマ
ーク検出回路等の回路機能が設けられ、入力したID信
号及びMO信号よりリードクロックとリードデータを作
成し、PPMデータまたはPWMデータを元のNRZデ
ータに復調している。
【0034】リードLSI回路124で復調されたリー
ドデータは、光ディクスコントローラ114のリード系
に与えられ、NRZデータストリームとして上位装置に
転送される。MPU112に対しては、DSP126を
経由してエンクロージャ111側に設けた温度センサ1
36の検出信号が与えられている。MPU112は、温
度センサ136で検出した装置内ユニットの環境温度に
基づき、レーザダイオードのリード、ライト、イレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。
【0035】MPU112は、DSP126を経由して
ドライバ138によりエンクロージャ111側に設けた
スピンドルモータ140を制御する。またMPU112
は、MOカートリッジの排出時にDSP126を経由し
てドライバ142を制御し、イジェクトモータ144を
駆動してMOカートリッジを排出する。DSP126
は、目的トラックにシークしてオントラックするための
シーク制御及びトラック追従制御を行う。
【0036】DSP126のサーボ機能を実現するた
め、エンクロージャ111側の光学ユニットに媒体から
のビーム戻り光を受光するFES用ディテクタ145を
設け、FES検出回路(フォーカスエラー信号検出回
路)146が、FES用ディテクタ145の受光出力か
らフォーカスエラー信号E1を作成してDSP16に入
力している。
【0037】またエンクロージャ111側の光学ユニッ
トに媒体からのビーム戻り光を受光するTES用ディテ
クタ147を設け、TES検出回路(トラッキングエラ
ー信号検出回路)148がTES用ディテクタ147の
受光出力からトラッキングエラー信号E2を作成し、D
SP125に入力している。トラッキングエラー信号E
2はTZC検出回路(トラックゼロクロス検出回路)1
50に入力され、トラックゼロクロスパルスE3を作成
してDSP125に入力している。更にDSP125
は、媒体上のビームスポットの位置を制御するため、ド
ライバ154,158を介してフォーカスアクチュエー
タ152及びトラックアクチュエータ156を制御して
いる。
【0038】光ディスクドライブにおけるエンクロージ
ャ111の概略は図4のようになる。ハウジング160
内にはスピンドルモータ140が設けられ、スピンドル
モータ140の回転軸のハブに対しインレットドア16
2側よりMOカートリッジ164を挿入することで、内
部のMO媒体166がスピンドルモータ140の回転軸
のハブに装着され、ローディングされる。
【0039】ローディングされたMOカートリッジ16
4のMO媒体166の下側には、VCM等を用いたトラ
ックアクチュエータにより媒体のトラックを横切る方向
に移動自在なキャリッジ168が設けられている。キャ
リッジ168上には対物レンズ170が搭載され、固定
光学系172に設けているレーザダイオードからのビー
ムを立上げミラー174を介して入射し、MO媒体16
6の媒体面にビームスポットを結像している。
【0040】対物レンズ170は図3のエンクロージャ
111に示したフォーカスアクチュエータ152により
光軸方向に移動制御され、またトラックアクチュエータ
156によるキャリッジ168リニア駆動で媒体のトラ
ックを横切る半径方向に移動することができる。尚、ト
ラックアクチュエータ156として、キャリッジ168
のリニア駆動に加え、キャリッジ168上で対物レンズ
170の光軸を制御するレンズアクチュエータを付加し
たものもある。 2.アクセス種別とバッファ展開 図5は、図3のMOドライブ20のコントロールユニッ
ト110により実現される本発明のキャッシュ制御の機
能ブロック図である。図5において、MOドライブ20
には、ホストアダプタ26、キャッシュ制御部28、キ
ャッシュ管理テーブル30、データバッファ領域32、
デバイスアダプタ34、アクセス種別判定部38、バッ
ファ構成制御部40及び記憶媒体36が設けられる。
【0041】ホストアダプタ26に対してはSCSI等
のバス16を介して、例えば3台のホスト10−1〜1
0−3が接続される。ホストアダプタ26はホスト10
−1〜10−3からの書込コマンドまたは読出コマンド
を受領し、コマンド内容を解析してキャッシュ制御部2
8に引き渡す。ここでホストからの書込コマンドは、コ
マンドパラメータとして書込アドレス、書込データ量を
少なくとも含む。
【0042】具体的には、ホスト10−1〜10−3側
にあってはMOドライブ20の記憶領域を論理ブロック
アドレスLBAのアドレス空間として管理しており、し
たがって書込コマンドは書込開始アドレスを示す論理ブ
ロックアドレスLBAとデータ長を示すブロック数BC
を含む。キャッシュ制御部28は、ホストアダプタ26
から書込アクセスの通知を受けると、データバッファ領
域32に書込データを展開し、ホストアダプタ26に書
込終了を通知する。これを受けてホストアダプタ26
は、ホスト側に対し書込コマンドの正常終了を通知す
る。
【0043】書込データをデータバッファ領域32に格
納する際にキャッシュ制御部28は、キャッシュ管理テ
ーブル30に書込データの展開位置を示す管理情報を登
録する。データバッファ領域32に展開された書込デー
タは、キャッシュ制御部28のLRUアルゴリズムに従
ってデバイスアダプタ34を経由してMO媒体36に書
き戻される。この媒体書込みが済むと、対応するキャッ
シュ管理テーブル30の内容はクリアする。
【0044】一方、ホストアダプタ26でホスト側から
読出コマンドを受領した際には、キャッシュ制御部28
は読出アクセスの通知を受けてキャッシュ管理テーブル
30を参照し、キャッシュヒットとなればデータバッフ
ァ領域32の対応するデータを読み出してホストに転送
する。キャッシュ管理テーブル30の参照でミスヒット
となった場合には、デバイスアダプタ34を介してMO
媒体36から対象データを読み出し、データバッファ領
域32を経由してホストアダプタ26からホスト側にリ
ードデータを応答する。
【0045】ここでMOドライブ20に設けているホス
トアダプタ26の機能は、図3のコントロールユニット
110に設けたホストインタフェース122により実現
され、またデバイスアダプタ34の機能は図3のコント
ロールユニット110に設けた光ディスクコントローラ
114により実現される。またキャッシュ制御部28は
コントロールユニット110のMPU112及び制御ロ
ジック115により実現され、キャッシュ管理テーブル
30は例えばS−RAM117に展開される。またデー
タバッファ領域32はコントロールユニット110に設
けたD−RAM118の中に確保される。
【0046】このようなMOドライブ20のキャッシュ
制御機能に加えて本発明の記憶装置にあっては、更にア
クセス種別判定部38とバッファ構成制御部40を設け
ている。アクセス種別判定部38は、ホストからの書込
アクセスについて、書込アドレスが前回の書込アクセス
と不連続なランダムアクセスか、書込アクセスが連続す
るシーケンシャルアクセスかを判別する。
【0047】またアクセス種別判定部38は、ランダム
アクセス及びシーケンシャルアクセスの両方について、
書込アドレスが増加する昇順アクセスか、逆に書込アド
レスが減少する降順アクセスかを判別する。このため、
アクセス種別判定部38で判別されるアクセス種別は次
の4種類となる。 昇順ランダムアクセス 降順ランダムアクセス 昇順シーケンシャルアクセス 降順シーケンシャルアクセス バッファ構成制御部40は、アクセス種別判定部38の
判別結果に基づいて、データバッファ領域32のバッフ
ァ構成を動的に変更制御する。
【0048】図6(A)は、データバッファ領域32の
具体例であり、図3のコントロールユニット110に設
けたD−RAM118の中に、全容量として論理ブロッ
ク図を16進で例えば240hの領域を確保している。
この図6(A)のデータバッファ領域32について、バ
ッファ構成制御部40は、図6(B)のランダムアクセ
ス対応のバッファ構成と図6(C)のシーケンシャルア
クセス対応のバッファ構成とを動的に切り替える。
【0049】図6(B)のランダムアクセス対応のバッ
ファ構成は、例えば全容量240hのデータバッファ領
域32を6つのバッファ区画42−1〜42−6に分割
している。この場合、バッファ区画42−1〜42−6
の各容量は60hとなる。また、ランダムアクセス対応
の6分割されたキャッシュ区画42−1〜42−6には
区画番号B1〜B6が説明の都合上割り当てられてい
る。
【0050】図6(C)のシーケンシャルアクセス対応
のバッファ構成にあっては、図6(A)の全容量240
hのデータバッファ領域32を2分割してバッファ区画
44−1,44−2としている。この場合、バッファ区
画44−1,44−2は容量120hとなる。尚、デー
タバッファ領域32、ランダムアクセス対応のバッファ
区画42−1〜42−6、更にシーケンシャルアクセス
対応のバッファ区画44−1,44−2の容量を10進
ブロック数で表すと、576ブロック、96ブロック、
288ブロックとなる。
【0051】図5のバッファ構成制御部40は、MOド
ライブ20のセットアップに伴う初期化時に、例えば図
6(B)のようなランダムアクセス対応のバッファ構成
に従った6つのバッファ区画42−1〜42−6にバッ
ファ分割している。この図6(B)のランダムアクセス
対応のバッファ構成の状態で、ホストからの書込アクセ
スについてアクセス種別判定部38でシーケンシャルア
クセスが判別され、予め定めたデータ量のシーケンシャ
ルアクセス例えばデータバッファ領域32の全容量24
0h分のシーケンシャルアクセスを判別すると、バッフ
ァ構成制御部40はそれまでの図6(B)のランダムア
クセス対応のバッファ構成から図6(C)のシーケンシ
ャルアクセス対応のバッファ構成にバッファ構成を変更
する。
【0052】図6(C)のシーケンシャルアクセス対応
のバッファ構成に変更した後に、アクセス種別判定部3
8でランダムアクセスを判別し、ランダムアクセスの回
数が規定回数例えば3回続いたときに図6(B)のラン
ダムアクセス対応のバッファ構成に変更する。このよう
なバッファ構成制御部40によるホストアクセスに対応
した動的なデータバッファ領域32のバッファ構成の変
更は、その都度、キャッシュ制御部28に通知され、キ
ャッシュ制御部28は変更された図6(B)または図6
(C)のバッファ構成に対応したバッファ展開と展開済
みの書込データのMO媒体36への書込みを行う。
【0053】またキャッシュ制御部28による書込デー
タのバッファ展開は、アクセス種別判定部38で判定さ
れたそのときの書込アクセスの昇順モードと降順モード
に応じて展開される。アクセス種別判定部38で書込ア
ドレスの昇順モードの判別設定が行われると、キャッシ
ュ制御部28は書込データをデータバッファ領域32の
先頭アドレスから昇順に展開する。これに対しアクセス
種別判定部38で書込アクセスの降順モードが判別設定
された場合には、データバッファ領域32の末尾アドレ
スから降順に書込データを展開する。
【0054】例えば図6(B)のランダムアクセス対応
の6分割されたバッファ区画42−1〜42−6の場合
には、例えば全区画が空きであったとすると、先頭のバ
ッファ区画42−1の先頭アドレスから順番に書込デー
タを展開する。これに対し降順モードであった場合に
は、最後のバッファ区画42−6の末尾アドレスから逆
の順番で書込データを展開する。
【0055】図6(C)のシーケンシャルアクセス対応
のバッファ区画44−1,44−2についても、昇順モ
ードであれば先頭側のバッファ区画44−1の先頭アド
レスから昇順に書込データを展開し、また降順モードで
あれば末尾側のバッファ区画44−2の末尾アドレスか
ら逆の降順で書込データを展開する。図7は図5のMO
ドライブ20におけるライトアクセスに対する制御処理
の全体的なフローチャートである。図7において、ステ
ップS1でホストからのアクセスを受領すると、ステッ
プS2でライトアクセスか否かチェックする。ライトア
クセスであればステップS3に進み、アクセス種別判定
部38によって書込パターンがランダムかシーケンシャ
ルかを判定する。
【0056】続いてステップS4で、現在のデータバッ
ファ構成はランダム対応か否かチェックし、ランダム対
応であればステップS5のランダム書込処理を実行す
る。ランダム対応でなければシーケンシャル対応である
ことから、ステップS6に進み、シーケンシャル書込処
理を実行する。このような書込処理をステップS7で終
了指示があるまで繰り返す。
【0057】またステップS1のアクセスがリードアク
セスであった場合には、ステップS2からステップS8
に進み、リード処理を実行することになる。図8は、図
7のステップS3における書込パターンがランダムかシ
ーケンシャルかを判定するための書込パターン判定処
理、即ち図5のアクセス種別判定部38の処理機能のフ
ローチャートである。
【0058】図8において、まずステップS1で書込ア
ドレスとして受領した今回の先頭論理ブロックアドレス
LBAが前回の書込アクセスにおける前回末尾論理ブロ
ックアドレスLBAに1を加えた値に等しいか否かチェ
ックする。このアドレス関係が成立するとステップS3
に進み、昇順シーケンシャルアクセスであると判定し、
昇順モードとシーケンシャル書込モードを設定する。
【0059】ステップS1のアドレス条件が成立しなか
った場合には、ステップS2に進み、前回の先頭論理ブ
ロックアドレスLBAが今回の末尾論理ブロックアドレ
スLBAに1を加えた値に等しいか否かチェックする。
このアドレス関係が成立するとステップS4に進み、降
順シーケンシャルアクセスと判定し、降順モードとシー
ケンシャル書込モードを設定する。
【0060】更にステップS1,S2の2つの条件が成
立しなかった場合には、ステップS5に進み、前回と今
回のアドレス増加、即ち論理ブロックアドリレスLBA
の増加の有無をチェックする。アドレス増加であればス
テップS6に進み、昇順ランダムアクセスと判定し、昇
順モードとランダム書込モードを設定する。ステップS
5でアドレスが減少していれば、ステップS7に進み、
降順ランダムアクセスと判定し、降順モードとランダム
書込モードを設定する。 3.ランダム書込処理 図9は、図8の書込パターン判定処理において、ランダ
ム書込モードが判別された場合の図7のステップS5の
ランダム書込処理の詳細である。このランダム書込処理
においては、データバッファ容量に等しいシーケンシャ
ルアクセスがあるとバッファ構成をランダム対応構成か
らシーケンシャル対応構成に変更することを特徴とす
る。
【0061】図9において、まずステップS1で現在の
シーケンシャルアクセスによる書込ブロック数がデータ
バッファ容量、例えば240hに達したか否かチェック
している。ステップS1の条件が成立しなければ、ステ
ップS2で書込アクセスはシーケンシャルアクセスか否
かチェックする。もしシーケンシャルアクセスであれば
ステップS3に進み、書込アクセスで指示されたブロッ
ク数をカウントアップする。シーケンシャルアクセスで
なければ、ステップS3でブロック数のカウンタをクリ
アする。
【0062】続いてステップS5に進み、書込データが
バッファに展開可能か否かチェックする。即ち図6
(B)のランダムアクセス対応のバッファ区画42−1
〜42−6に空き領域がなく且つ既に展開済みの書込デ
ータに不連続の場合、バッファに展開できないことか
ら、ステップS6でいずれかのバッファ区画の媒体書込
みに伴うステップS7での書込み終了を待つ。
【0063】バッファ区画の媒体書込みが終了すればバ
ッファ展開可能となる。ステップS5でバッファに展開
可能であった場合、あるいはステップS7で媒体書込み
終了によりバッファ展開可能となった場合には、ステッ
プS8に進み、書込アクセスが昇順モードか否かチェッ
クする。昇順モードであればステップS9に進み、書込
データを対応するバッファ区画に昇順に展開する。
【0064】このバッファ展開は、データバッファ領域
に対応するデータ転送指示、データバッファからの媒体
書込み指示、更にホストに対する書込アクセスの正常終
了報告等を伴う。一方、ステップS8で降順モードであ
った場合には、ステップS10に進み、対応するバッフ
ァ区画に書込データを降順に展開する。この降順のバッ
ファ展開についても同様に、データバッファ領域に対す
るデータ転送指示、展開済みデータのMO媒体の書込み
指示、更にホストに対する書込アクセスの正常終了報告
等を伴う。
【0065】このステップS8〜S10における昇順モ
ードと降順モードに応じた書込データのバッファ展開を
説明すると、図10のようになる。図10(A)は書込
データの昇順展開であり、例えば6つの書込コマンド#
1〜#6の昇順ランダムアクセスが続いたときのバッフ
ァ展開である。この昇順展開においては、先頭のバッフ
ァ区画B1〜B6の順に6つの昇順ランダムアクセスと
なる書込コマンド#1〜#6の書込データが展開され
る。
【0066】図10(B)は書込データの降順展開であ
り、例えば書込アドレスが順番に減少する降順ランダム
アクセスの6つの書込コマンド#1〜#6が続いた場合
である。この書込データの降順展開においては、末尾側
のバッファ区画B6の末尾位置から順番に降順ランダム
アクセスとなる書込コマンド#1〜#6の書込データを
展開している。
【0067】更に図10(C)は、昇順モードと降順モ
ードが混在したバッファ展開の例である。即ち、この例
では書込コマンド#1から#2が降順、書込コマンド#
2から#3が同じく降順、書込コマンド#3から#4が
昇順、書込コマンド#4から#5が降順、更に書込コマ
ンド#5から#6が昇順の場合である。このように昇順
ランダムアクセスと降順ランダムアクセスが混在する場
合には、降順モードの状態でそのときの書込アクセスが
昇順であれば昇順モードに変更して昇順展開とし、逆に
昇順モードの状態でそのときの書込アクセスが降順であ
れば降順モードに変更して降順展開を行う。即ち本発明
においては、ランダムアクセスのアドレスが増加する昇
順とアドレスが減少する降順の各々に対応した図10
(C)のような昇順展開と降順展開がダイナミックに行
われる。
【0068】ここでバッファデータ領域32を割当てた
図2のD−RAM118は、例えば図6(B)のランダ
ムアクセス対応のバッファ区画B1〜B6の場合、デー
タ書込みはバッファ区画の小さいアドレスから大きいア
ドレスとなる順番であり、また媒体書込のためのデータ
読出しも小さいアドレスから大きいアドレスとなる順番
であり、これはバッファ昇順展開に対応している。
【0069】これに対しバッファ降順展開としては、D
−RAM118の小さいアドレスから大きいアドレスと
なる書込みと読出しのアドレス順序は固定されているこ
とから、図2の制御ロジック115において、降順モー
ドを設定した際には、ホストからの降順の論理ブロック
アドレスを昇順の論理ブロックアドレスに変換してD−
RAM118に書込む。また媒体書込みのためにD−R
AM118からの読出した時には、アドレス順に読み出
したデータを元の降順アドレスのデータに変換し、更に
昇順アドレスの順に並び替えて媒体に書込むようにす
る。
【0070】再び図9を参照するに、ステップS1〜S
10の処理を通じて、ステップS7におけるシーケンシ
ャルアクセスに伴う書込アクセスのブロック数のカウン
タ値がデータバッファ容量240hに達すると、これが
ステップS1で判別され、ステップS11〜S13にお
けるバッファ構成のランダム対応構成からシーケンシャ
ル対応構成への変更処理に入る。
【0071】このバッファ構成の変更においては、まず
ステップS1で図6(B)の6分割したバッファ区画4
2−1〜42−6の状態で展開している書込データを各
バッファ区画42−1〜42−6単位でMO媒体に書込
み、ステップS12で全ての展開データの媒体書込み終
了を判別した後に、ステップS13でバッファ構成を図
6(B)の6分割したバッファ区画42−1〜42−6
をもつランダム対応構成から図6(C)の2分割のバッ
ファ区画44−1,44−2のシーケンシャル対応構成
に変更する。
【0072】このステップS11〜S13のバッファ構
成の変更は、シーケンシャルアクセスのブロック数が2
40hに達した後の次の書込アクセスで実行されること
から、ステップS3でシーケンシャル対応構成にバッフ
ァ構成を変更した後、ステップS8で昇順モードか否か
チェックし、昇順モードであればステップS9で変更後
のバッファ構成を対象に書込データを昇順展開し、降順
モードであれば変更後のバッファ構成を対象に書込デー
タを降順展開する。
【0073】またステップS13におけるバッファ構成
の変更に伴ってランダム書込モードはシーケンシャル書
込モードに変更されるため、次の書込アクセスからは図
7のステップS6のシーケンシャル書込処理に移る。 4.シーケンシャルアクセス書込処理 図11は、図8の書込パターン判定処理でシーケンシャ
ル対応バッファ構成が判別された場合に、図7のステッ
プS6で実行されるシーケンシャル書込処理の詳細であ
る。
【0074】このシーケンシャル書込処理においては、
シーケンシャル書込モードの設定状態でホストからのラ
ンダム書込アクセスが規定回数N、例えばN=3回続い
たときに、バッファ構成をランダム処理構成に変更して
ランダム書込モードに戻すようにしている。図11にお
いて、シーケンシャル書込処理は、まずステップS1で
現在のカウンタで計数しているランダムアクセスの回数
が規定値N、例えばN=3回に達したか否かチェックし
ている。ランダム書込アクセスの連続回数が3回未満で
あればステップS2に進み、書込アクセスはランダムア
クセスか否かチェックする。ランダムアクセスであれ
ば、ステップS3でランダムアクセスの回数をカウント
アップする。シーケンシャルアクセスであればステップ
S4でカウンタをクリアする。
【0075】次にステップS5で書込データがバッファ
に展開可能か否かチェックする。このときデータバッフ
ァ領域は図6(C)のように2分割したバッファ区画4
4−1,44−2に分けられており、例えばバッファ区
画44−1にシーケンシャルアクセスの書込データを順
次展開中、残りのバッファ区画44−2から展開済みの
書込データをMO媒体に書き戻している。
【0076】このため、書込データが現在展開中のバッ
ファ区画44−1に空きがあれば展開可能であるが、バ
ッファ区画44−1がバッファフルとなって空きがない
と、現在媒体書込み中のバッファ区画44−2の書込み
終了を待たなければ展開できない。そこで、ステップS
5でバッファに展開できない場合には、ステップS6で
バッファ区画の媒体書込みをチェックし、ステップS7
で書込み終了を待つ。
【0077】ステップS5でバッファに展開可能である
か、或いはステップS7で媒体書込み終了となると、ス
テップS8〜S20の処理によりシーケンシャルアクセ
スにおける昇順モードと降順モードに対応したバッファ
展開を行う。シーケンシャルアクセスにおける昇順モー
ドから降順モードへの変更は、降順アクセスが規定回
数、例えば3回連続したときに変更する。
【0078】この点は降順モードから昇順モードに変更
する場合も同様であり、昇順アクセスが3回続いたとき
に昇順モードに変更する。 ここでシーケンシャルアク
セスに対応したバッファ構成における書込データの昇順
展開と降順展開を説明すると次のようになる。図12
(A)は、シーケンシャル対応バッファ構成における書
込データの昇順バッファ展開の説明図である。この場合
は、シーケンシャルアクセスとなる書込コマンド#1〜
#12をホストから受領し、書込アドレスが増加する昇
順アクセスを判定した場合である。この昇順シーケンシ
ャルアクセスの書込コマンド#1〜#12については、
例えばバッファ区画C1の先頭アドレスから順番に書込
コマンド#1〜#12の書込データを展開している。
【0079】図12(B)はホストから書込コマンド#
1〜#12の降順シーケンシャルアクセスを受けた場合
の書込データの降順展開である。この場合には、書込ア
ドレスが最も大きい書込コマンド#1をアドレス末尾側
のバッファ区画C2の末尾位置に入れ、以後アドレスが
少なくなる順に書込コマンド#2〜#12の書込データ
を降順展開している。
【0080】図13は昇順と降順のシーケンシャルアク
セスが混在した場合である。例えばホストより降順のシ
ーケンシャルアクセス#1〜#9があり、これに続いて
降順のシーケンシャルアクセス#10〜#12を受けた
とする。まず昇順のシーケンシャルアクセス#1〜#9
については、図13(A)のバッファ区画C1のよう
に、先頭から順番に書込コマンド#1〜#9の書込デー
タを展開する。
【0081】書込アクセス#9のバッファ展開が済む
と、次の書込アクセス#10は前回の書込アクセス#9
に対し降順となり、不連続であることから、バッファ区
画C2の先頭アドレスに格納する。次の降順の書込アド
レス#11については、この時点ではバッファ展開は昇
順モードに対応しているため、バッファ区画C1の書込
コマンド#1〜#9の媒体書込み終了を待ってから、図
13(B)のように、バッファ区画C1Aの先頭に展開
される。同様にして降順の次の書込アクセス#12につ
いても、書込コマンド#12の媒体書込み終了を待って
からバッファ区画C2の先頭位置に展開される。
【0082】ここで降順アクセスが書込コマンド#10
〜#12のバッファ展開で3回に達すると、それまでの
昇順モードから降順モードに切り替えられる。降順モー
ドに切り替えられると、図13(C)のように、次の降
順の書込コマンド#13〜#18については、図13
(B)のバッファ区画C1の昇順展開した書込コマンド
#11の書込データのMO媒体への書込み終了を待っ
て、書込アドレスが最も大きい書込コマンド#13の書
込データを空きとなったバッファ区画C1の末尾アドレ
スに展開し、これに続いて降順の書込アクセス#14〜
#18の書込データを降順に展開する。
【0083】この図12及び図13に示したシーケンシ
ャル書込モードにおける書込データの昇順展開と降順展
開を図11のステップS8〜S20について説明すると
次のようになる。まずステップS8で現在昇順モードか
否かチェックする。昇順モードであればステップS9に
進み、現在の書込アクセスが降順か否かチェックする。
降順であればステップS10に進み、バッファ展開を
切り替えるためのカウンタをカウントアップし、ステッ
プS11で3回に達したか否かチェックする。3回に達
していなければステップS14に進み、現在の昇順モー
ドに対応した昇順バッファ展開を行う。ステップS11
でカウンタが3回に達していたならば、ステップS12
に進んで降順モードに切り替え、書込データを降順にバ
ッファ展開する。
【0084】またステップS8で現在昇順モードが判別
された状態で、ステップS9の今回の書込アクセスが昇
順であった場合には、ステップS13でカウンタをクリ
アし、ステップS14で現在の昇順モードに従った昇順
バッファ展開を行う。またステップS8で現在降順モー
ドであった場合には、ステップS15に進み、今回の書
込アクセスが昇順か否かチェックする。昇順であればス
テップS16に進み、カウンタをカウントアップし、ス
テップS17で3回未満であれば、ステップS20で現
在の降順モードに従った降順バッファ展開を行う。ステ
ップS17でカウンタが3回に達していれば、ステップ
S18に進み、現在の降順モードを昇順モードに変更
し、書込データを昇順によりバッファ展開する。
【0085】現在、降順モードの設定状態でステップS
15における今回の書込アクセスについて降順が判定さ
れると、ステップS19でカウントをクリアし、ステッ
プS20で現在の降順モードに従って書込データを降順
にバッファ展開する。次にステップS1でランダムアク
セスの回数が規定値N=3回に達した場合には、ステッ
プS21〜S23の処理に進み、バッファ構成を現在の
シーケンシャル対応構成からランダム対応構成に変更す
る。このバッファ構成の変更に先立ち、まずステップS
21で図6(C)の2分割したバッファ区画44−1,
44−2に展開されている書込データをバッファ区画4
4−1,44−2単位にMO媒体に書込む。
【0086】ステップS22で全バッファ領域の媒体書
込み終了を判別すると、ステップS23でバッファ構成
を図6(C)のシーケンシャル対応構成から図6(B)
の6分割したバッファ区画42−1〜42−6を持つラ
ンダム対応構成に変更し、同時にそれまでのシーケンシ
ャルモードをランダムモードに変更する。このステップ
S21〜S23のバッファ構成の変更も、ステップS3
でランダムアクセスのカウントアップによる計数値が3
回に達した後の次の書込アクセスで実行されることか
ら、ステップS23でバッファ構成をランダム対応構成
に変更した後、ステップS8〜S20の処理により、ラ
ンダム対応構成に変更したバッファ区画の先頭位置(昇
順)または末尾(降順)位置に今回の書込アクセスによ
る書込データを展開する。
【0087】次の書込アクセスについては、ランダム書
込モードに変更されていることから、図7のステップS
5のランダム書込処理、即ち図9に詳細に示すランダム
書込処理を実行することになる。このようにランダム対
応バッファ構成の状態でシーケンシャルな書込アクセス
が続く場合には、シーケンシャルアクセス対応のバッフ
ァ構成に変更し、昇順にバッファ展開を行うことで、ラ
ンダムアクセス対応のバッファ構成に比べて同じ容量の
媒体書込み回数を3分の1に減らすことができる。 5.昇順シーケンシャルから昇順ランダムへの変更 図14は、図5のMOドライブ20がホストから受領し
た書込コマンド#1〜#nの具体例であり、ここで書込
コマンド#1〜#nは右側に示すように「書込論理アド
レスLBA/ブロック数BC」をコマンドパラメータと
して持つ。例えば書込コマンド#1は、書込論理アドレ
スLBAは1000h(であり、またデータ量を示すブ
ロック数BCは10hとしている。
【0088】書込コマンド#1〜#nにおいて、書込コ
マンド#1〜#11は昇順ランダムアクセス60であ
り、これに続く書込コマンド#12〜#nは昇順シーケ
ンシャルアクセス62となっている。この図14の書込
コマンド#1〜#nを受けた際のデータバッファ領域に
対する書込データの展開・媒体書込みは、図15乃至図
18のようになる。
【0089】また図14において、昇順ランダムアクセ
ス60の書込コマンド#1〜#11については図6
(B)の6分割したバッファ区画42−1〜42−6の
バッファ構成を使用するが、書込コマンド#12からの
昇順シーケンシャルアクセス62による書込データのブ
ロック数がデータバッファ容量240hに達すると、図
6(C)の2分割したバッファ区画44−1,44−2
となるシーケンシャルアクセス対応のバッファ構成に変
更される。
【0090】図15(A)は、図14の昇順ランダムア
クセス60の書込コマンド#1〜#11のバッファ展開
である。まず先頭の書込コマンド#1においては、昇順
モードの設定に従って先頭のバッファ区画B1の先頭位
置に展開され、残りの書込コマンド#2〜#6において
はアドレスが不連続のランダムアクセスであることか
ら、アドレス順に従ってバッファ区画B2〜B6の先頭
位置に展開される。
【0091】この書込コマンド#2以降の展開中に、最
初に展開した書込コマンド#1の書込データは、LRU
アルゴリズムに従って媒体書込み中となる。このため、
次の書込コマンド#7については媒体書込み中のバッフ
ァ区画B1には展開できない。 しかし、書込コマンド
#7の書込論理アドレスLBAは2010hと書込コマ
ンド#2の書込論理アドレスLBA=2000hに連続
することから、バッファ区画B2の書込コマンド#2の
展開データに続いて展開する。次の書込コマンド#8〜
#11についても、それぞれ展開済みの書込コマンド#
3〜#6に書込論理アドレスLBAが連続していること
から、それぞれに続いて展開する。
【0092】図15(B)は、図14のシーケンシャル
アクセス62の先頭の書込コマンド#12〜#17のバ
ッファ展開である。ここで図14の昇順シーケンシャル
アクセス62は書込コマンド書込コマンド#12,#1
3,#14,#47のみの論理アドレスLBAとブロッ
ク数BCを示すが、それ以外の書込コマンドは10hず
つアドレスが増加した論理アドレスLBAをもつ。
【0093】図15(B)の昇順シーケンシャルの書込
アクセス#12〜#17については、図15(A)で展
開済みの書込アクセス#1の書込データの媒体書込みが
済んだバッファ区画B1に対し昇順に展開する。このと
き次のバッファ区画B2の書込コマンド#2,#7の書
込データが媒体書込み中である。図15(B)のバッフ
ァ区画B2の媒体書込みが終了すると、図15(C)の
ように次の昇順シーケンシャルの書込アクセス#18〜
#23の書込データを媒体書込みが済んだバッファ区画
B2に展開する。このとき次のバッファ区画B3が媒体
書込み中になる。
【0094】以下、書込コマンド#24〜#35につい
て同様な処理を繰り返し、図16(C)は、バッファ区
画B5に次のシーケンシャルアクセスの書込コマンド#
36〜#41の書込データを展開し、バッファ区画B6
が媒体書込み中の状態である。更に図16(E)は最後
のバッファ区画B6の媒体書込みが済んでシーケンシャ
ル書込アクセス#42〜#47の書込データを昇順展開
した状態である。
【0095】この図15(B)の書込コマンド#12の
バッファ展開から図16(E)の書込アクセス#47の
書込データの展開により、シーケンシャルアクセスによ
る展開ブロック数がバッファ容量に等しい240hに達
し、バッファ構成を現在の6分割したバッファ区画B1
〜B6をもつランダムアクセス対応のバッファ構成から
2分割したバッファ区画C1,C2をもつシーケンシャ
ルアクセス対応のバッファ構成への変更条件が成立す
る。
【0096】そこで図17(F)のように、次の書込コ
マンド#48を受領して保留した状態で、データバッフ
ァ領域のバッファ区画B1〜B6を順番にMO媒体に書
込む媒体書込み処理を行い、バッファ区画B6の媒体書
込み終了でデータバッファ領域を、図17(G)のよう
に2分割したバッファ区画C1,C2をもつシーケンシ
ャルアクセス対応のバッファ構成に変更する。
【0097】そして現在保留している書込コマンド#4
8の書込データを変更が済んだバッファ区画C1の先頭
位置に展開する。これに続く書込コマンド#49〜#6
5については、図18(H)のように書込コマンド$4
8に続いて昇順に展開した後に、次の書込コマンド#6
6〜#83の書込データについてはバッファ区画C2に
昇順に展開する。このとき、展開の済んだバッファ区画
C1の書込コマンド#48〜#65の展開書込データは
MO媒体に書込む。
【0098】図18(H)のバッファ区画C1の媒体書
込みが終了すると、図18(I)のように、媒体書込み
が済んだバッファ区画C1に次のシーケンシャルアクセ
スの書込コマンド#84〜#101の書込データを展開
し、同時にバッファ区画C2に展開している書込コマン
ド#66〜#83の書込データをMO媒体に書込む。こ
のようにランダム対応のバッファ構成の状態で、シーケ
ンシャルな書込アクセスが続く場合には、シーケンシャ
ルアクセス対応のバッファ構成に変更し、昇順にバッフ
ァ展開させることで、ランダムアクセス対応のバッファ
構成に比べ、バッファ上に対する展開先が3倍に増え、
またバッファ上に展開したホストからの書込データをま
とめて媒体に書込むことができるために、媒体書込み回
数が低減できる。 6.昇順ランダムから昇順シーケンシャルへの変更 図19は、図5のMOドライブ20がホストから受領し
た書込コマンド#1〜#nの具体例であり、先頭側に位
置する書込コマンド#1〜#20が昇順シーケンシャル
アクセス70であり、これに続く書込コマンド#21〜
#nが昇順ランダムアクセス72となっている。
【0099】また昇順シーケンシャルアクセス70の書
込コマンド#1〜#20を受ける際に、データバッファ
領域のバッファ構成は図6(C)の2分割したバッファ
区画44−1,44−2をもつシーケンシャルアクセス
対応のバッファ構成となっている。このため、昇順ラン
ダムアクセス72に入ってランダムアクセスの書込コマ
ンドが3回に連続したとき、図6(B)の6分割したバ
ッファ区画42−1〜42−6をもつランダムアクセス
対応のバッファ構成に変更することになる。
【0100】この図19の書込コマンドに対し、図20
乃至図22に示すデータバッファ領域のバッファ展開、
バッファ切替えが行われる。図20(A)は、図19の
昇順シーケンシャルアクセス70の書込コマンド#1〜
#19のバッファ展開である。このときバッファ構成は
2分割したバッファ区画C1,C2をもつシーケンシャ
ルアクセス対応のバッファ構成であり、且つ昇順モード
であることから、最初の書込コマンド#1はバッファ区
画C1の先頭位置に展開し、展開後にMO媒体への書込
みを行い、次の書込コマンド#2〜#19においてはバ
ッファ区画C2に昇順展開される。
【0101】図20(A)のバッファ区画C1の媒体書
込みが終了すると、バッファ区画C1に次の書込コマン
ド#20の書込データが展開され、同時にバッファ区画
C2より展開が済んだ書込コマンド#2〜#19の書込
データがMO媒体に書き戻される。 図20(B)のバ
ッファ区画C2の媒体書込みが終了すると、図20
(C)のように、バッファ区画C2に次の書込コマンド
#21、即ち図19の昇順ランダムアクセス72の先頭
に位置する書込コマンド#21が展開され、同時にバッ
ファ区画C1に展開された書込コマンド#20の書込デ
ータがMO媒体に書き戻される。このとき前回の書込コ
マンド#20の書込データと今回の書込コマンド#21
の書込データは、書込論理アドレスLBAが不連続であ
り、1回目のランダムアクセスがカウントされる。
【0102】図21(D)は、図20(C)のバッファ
区画C1の書込終了で書込コマンド#22の書込データ
を展開した状態であり、このときバッファ区画C2の展
開済みの書込コマンド#21の書込データはMO媒体に
書込みとなる。この場合、前回の書込コマンド#21と
今回の書込コマンド#22は不連続で2回目のランダム
アクセスがカウントされる。
【0103】図21(E)は、バッファ区画C2の媒体
書込みが終了して次の書込コマンド#23の書込データ
を展開した状態であり、このときバッファ区画C1の展
開済みの書込コマンド#22の書込データはMO媒体に
対し書込み中となる。このとき前回の書込コマンド#2
2と今回の書込コマンド#23は不連続でランダムアク
セスの3回目がカウントされる。
【0104】このランダムアクセス回数が3回に達した
後、図21(F)において次の書込コマンド#24のア
クセスを受けて保留すると、ランダムアクセス対応のバ
ッファ構成の変更条件の成立が判定され、これに伴いバ
ッファ区画C1,C2の順番に展開済みの書込コマンド
#22,#23の各書込データをMO媒体に書込む。こ
のバッファ区画C1,C2の媒体書込みが終了すると、
図22(G)のように、バッファ構成を6分割したバッ
ファ区画B1〜B6をもつランダムアクセス対応のバッ
ファ構成に変更し、先頭のバッファ区画B1の先頭位置
に保留していた書込コマンド#24の書込データを展開
する。次の書込コマンド#25〜#35のランダムアク
セスについては、バッファ区画B1が媒体書込み中にあ
ることから、待機状態にあるバッファ区画B2〜B6に
対し図示のように展開する。
【0105】このようにシーケンシャル対応のバッファ
構成のの状態で、ランダムな昇順の書込アクセスが続く
場合には、ランダムアクセス対応のバッファ構成に変更
し、昇順にバッファ展開させることで、シーケンシャル
アクセス対応のバッファ構成に比べ、バッファ上に対す
る展開先が3倍に増え、またバッファ上に展開したホス
トからの書込データをまとめて媒体に書込むことができ
るために、媒体書込み回数が低減できる。 7.昇順ランダムから降順シーケンシャルへの変更 図23は、図5のMOドライブ20がホスト側から書込
コマンド#1〜#nを受けた場合であり、このうち先頭
の書込コマンド#1〜#11が昇順ランダムアクセス8
0であり、これに続く書込コマンド#12〜#nが降順
シーケンシャルアクセス82となっている。
【0106】また書込コマンド#1を受ける際に、デー
タバッファ領域32は図6(B)の6分割されたバッフ
ァ区画42−1〜42−6のランダムアクセス対応のバ
ッファ構成となっている。このため、書込コマンド#1
2からの降順シーケンシャルアクセス82によってシー
ケンシャルアクセスのデータ量となるブロック数がバッ
ファ容量240hに達すると、図6(C)の2分割した
バッファ区画44−1,44−2のシーケンシャルアク
セス対応のバッファ構成に変更される。
【0107】この図23の書込コマンド#1〜#nは、
先頭の昇順ランダムアクセス80となる書込コマンド#
1〜#11については図14の昇順ランダムアクセス6
0と同じであるが、コマンド#12以降が降順シーケン
シャルアクセス82となっている点が相違する。図24
(A)は、図23の昇順ランダムアクセス80の書込コ
マンド#1〜#11のバッファ展開であり、図15
(A)の場合と同様、書込コマンド#1を先頭のバッフ
ァ区画B1に昇順展開した後、MO媒体に書き戻し、続
いて媒体書込み中のバッファ区画B1を除くバッファ区
画B2〜B6に書込コマンド#2〜#11の書込データ
を展開して待機させる。
【0108】図24(B)は、書込コマンド#11に続
いて降順シーケンシャルアクセス82の最初の書込コマ
ンド#12を受けた場合であり、図24(A)のバッフ
ァ区画B1の媒体書込み終了を待って書込コマンド#1
2の書込データを展開する。このとき次のバッファ区画
B2をMO媒体に書込む。次の書込コマンド#13につ
いては、バッファ区画B2の媒体書込み終了を待って図
24(C)のように書込データを展開し、このとき次の
バッファ区画B3が媒体書込み中となる。このとき書込
コマンド#13の書込論理アドレスLBA=8FF0h
に対し前回の書込コマンド#12の書込論理アドレスL
BA=9000hであることから、降順であることが判
別されるが、このときバッファ展開については昇順モー
ドにあるため、降順アクセスと判別された書込コマンド
#13についても、そのときの昇順モードに従ってバッ
ファ区画B2の先頭側に展開される。 続いて書込コマ
ンド#14〜#47について、図25(D)(E)のよ
うに同様なバッファ展開とMO媒体の書込みが行われ
る。この降順シーケンシャルの書込コマンド#12〜#
47のバッファ展開で降順シーケンシャルのブロック数
がバッファ容量に等しい240hに達し、、図6(C)
の2分割したバッファ区画44−1,44−2のシーケ
ンシャルアクセス対応のバッファ構成への変更条件が成
立する。
【0109】続いて書込コマンド#48を受けて保留し
た状態で、シーケンシャルアクセスのブロック数の24
0hへの到達が判別され、図26(F)のようにバッフ
ァ区画B1〜B6について順番にMO媒体へ書戻す。全
バッファ区画の媒体書込み終了を待って図26(G)の
ように2分割したバッファ区画C1,C2をもつシーケ
ンシャルアクセス対応のバッファ構成に変更し、同時に
それまでの昇順モードから降順モードに設定変更する。
このため、待機状態にあった書込コマンド#48の書込
データは、降順モードへの変更に伴って末尾側のバッフ
ァ区画C2の末尾位置に降順展開する。
【0110】次の書込コマンド#49〜#65は、図2
7(H)のように、バッファ区画C2に降順展開され、
次の書込コマンド#66〜#83はバッファ区画C1に
同じく降順展開される。このときバッファ区画C2は媒
体書込み中となる。バッファ区画C2の媒体書込みが終
了すると、図27(I)のように次の書込コマンド#8
4〜#101の書込データが降順展開され、このときバ
ッファ区画C1は媒体書込み中となる。
【0111】このようにランダムアクセス対応のバッフ
ァ構成の状態で、シーケンシャルな書込アクセスが続く
場合には、シーケンシャルアクセス対応のバッファ構成
に変更し、降順にバッファ展開させることで、ランダム
アクセス対応のバッファ構成に比べて同じデータ容量の
媒体書込み回数を3分の1に減らすことができる。 8.昇順シーケンシャルから降順ランダムへの変更 図28,図29は、図5のMOドライブ20がホストか
らの書込アクセスにより受領した書込コマンド#1〜#
nであり、この書込アクセスにおいては、書込コマンド
#1〜#20が昇順シーケンシャルアクセス90であ
り、これに続いて書込コマンド#21〜#nが降順ラン
ダムアクセス92となっている。
【0112】また昇順シーケンシャルアクセス90の最
初の書込コマンド#1を受ける前の状態で、データバッ
ファ領域は図6(C)の2分割したバッファ区画44−
1,44−2をもつシーケンシャルアクセス対応のバッ
ファ構成となっている。このため、昇順ランダムアクセ
ス92の開始コマンドとなる書込コマンド#21から書
込コマンド#23まで3回ランダムアクセスが連続する
と、図6(B)の6分割したバッファ区画42−1〜4
2−6をもつランダムアクセス対応のバッファ構成に変
更される。
【0113】また昇順シーケンシャルアクセス90の書
込コマンド#1〜#20は、書込論理アドレスLBA=
1000hからブロック数BC=10h単位に論理ブロ
ックアドレスLBA=1130hまでアドレスが増加し
ている。これに対し降順ランダムアクセス92において
は、バッファ展開の説明を容易にするため、最初のバッ
ファ構成の変更に必要な3つの書込コマンド#21〜#
23のアドレスが降順サイクルとなり、ランダムアクセ
ス対応のバッファ構成に変更した後の最初の6つのバッ
ファ区画への展開に対応する6つの書込コマンド#24
〜#29が1つの降順サイクルとなる。
【0114】それ以降は6つのバッファ区画のうちの1
つが媒体書込み中となるために、バッファ展開可能なバ
ッファ区画数は5つとなり、これに対応して5つずつの
降順サイクルの書込コマンド#30〜#34、#35〜
#39、#40〜#44、#45〜#49、・・・を繰
り返している。図30(A)は、図28の昇順シーケン
シャルアクセス90における書込コマンド#1〜#19
のバッファ展開である。まず書込コマンド#1を受けた
際には、シーケンシャル書込モードで且つ昇順モードが
設定されていることから、この昇順モードに従って書込
コマンド#1の書込データは先頭側のバッファ区画C1
の先頭位置に展開し、ホストに正常終了を通知する。
【0115】この書込コマンド#1の書込データのバッ
ファ展開が済むと、展開した書込コマンド#1の書込デ
ータのMO媒体に対する書込みが開始される。次に書込
コマンド#1を受けた場合には、バッファ区画C1は媒
体書込み中にあることから展開できず、バッファ区画C
2の先頭位置に書込コマンド#2の書込データを展開す
る。以下同様にして、書込コマンド#3〜#19の書込
データをバッファ区画C2に昇順展開する。
【0116】次に書込コマンド#20を受けると、バッ
ファ区画C1の媒体書込み終了を待って、図30(B)
のように書込コマンド#20の書込データを展開する。
このとき、バッファ区画C2側はMO媒体に対し書込み
を行う。続いて降順ランダムアクセス92の最初の書込
コマンド#21を受領すると、バッファ区画C2の媒体
書込み終了を待って、図30(C)のように、このとき
の昇順モードの設定に従って書込コマンド#21の書込
データをバッファ区画C2の先頭位置に展開する。
【0117】このときバッファ区画C1に展開済みの書
込コマンド#20の書込データはMO媒体に書込み中と
なる。ここで、バッファ区画C2に展開した書込コマン
ド#21の書込論理アドレスLBAはA000hであ
り、1つ前の書込コマンド#201の書込論理アドレス
LBAの1130hに対し不連続なランダムアクセスで
あり、1回目のランダムアクセスがカウントされる。
【0118】次に書込コマンド#22を受けると、図3
1(D)のように、バッファ区画C1の媒体書込み終了
を待って、待機中の書込コマンド#22の書込データを
展開し、このときバッファ区画C2はMO媒体に書込み
中となる。この書込コマンド#22の1つ前の書込コマ
ンド#21に対し、アドレスが降順で且つランダムアク
セスとなっており、2回目のランダムアクセスがカウン
トされる。
【0119】続いて書込コマンド#23を受けると、バ
ッファ区画C2の媒体書込み終了を待って、図31
(E)のように書込コマンド#23の書込データを展開
し、このときバッファ区画C1は媒体書込み中となる。
この書込コマンド#23の1つ前の書込コマンド#22
に対し、アドレスが昇順で且つランダムアクセスであ
り、ランダムアクセスの3回目がカウントされ、これに
よって図6(B)のランダムアクセス対応のバッファ構
成への変更条件が成立する。
【0120】続いて書込コマンド#24を受けると、書
込コマンド#24を保留した状態でランダムアクセスが
3回続いたことによるランダムアクセス対応のバッファ
構成への変更条件成立を認識し、図31(F)のように
バッファ区画C1,C2を順番に書込む。図31(F)
で媒体書込みが終了すると、図32(G)のように、6
つのバッファ区画B1〜B6をもつランダムアクセス対
応のバッファ構成に変更する。このようにランダムアク
セス対応のバッファ構成に変更しても、この時点では依
然として昇順モードにあることから、書込コマンド#2
4〜#29はランダムアクセスと見なし、バッファ区画
B1〜B6の先頭位置に各書込データを昇順展開する。
そして、最初に展開したバッファ区画B1の書込コマン
ド#24の書込データはMO媒体に対する書込み中とな
る。
【0121】次に書込コマンド#30を受けると、バッ
ファ区画B1の媒体書込み終了を待って、図32(H)
のようにバッファ区画B1の先頭位置に昇順展開する。
このときバッファ区画B2が媒体書込み中となる。ここ
でバッファ区画B1の書込コマンド#30の書込論理ア
ドレスLBAは6FF0hであり、次のバッファ区画B
2に展開している書込コマンド#25の書込論理アドレ
スLBAの7000hに対し、ブロック数BC=10h
だけ少ないアドレスをもつ降順シーケンシャルとなって
おり、このため1回目の降順シーケンシャルがカウント
される。
【0122】次に書込コマンド#31を受けると、バッ
ファ区画B2の媒体書込み終了を待って、図32(I)
のように書込コマンド#31の書込データを展開し、こ
のときバッファ区画B3を媒体書込み中とする。ここで
バッファ区画B2に展開した書込コマンド#31の書込
論理アドレスLBAは5FF0hであり、次のバッファ
区画B3の書込コマンド#26の書込論理アドレスLB
Aは6000hであり、降順シーケンシャルとなってい
る。このため、この時点で2回目の降順シーケンシャル
が検出される。次に書込コマンド#32を受けて保留す
ると、バッファ区画B3の媒体書込み終了を待って、図
33(J)のようにバッファ区画B3に書込コマンド#
32の書込データを展開しようとする。この展開に先立
ち、バッファ区画B3に展開しようとする書込コマンド
#32と次のバッファ区画B4に既に展開している書込
コマンド#27の書込論理アドレスLBAを見ると、書
込コマンド#32は4FF0hであり、書込コマンド#
27は5000hであり、降順シーケンシャルとなって
いる。
【0123】このため、この時点で3回目の降順シーケ
ンシャルがカウントされ、それまでの昇順モードから降
順モードに切り替わる。この降順モードへの切り替えに
より、保留状態にある書込コマンド#32は、バッファ
区画B3の末尾の位置に降順展開される。したがって、
この書込コマンド#32以降について、書込データはバ
ッファ区画に対し降順展開されることになる。図33
(K)は次の書込コマンド#33の降順展開である。
【0124】更に書込コマンド#34〜#36について
は、図34(L)(M)(N)のように、バッファ区画
B5,B6,B1に順次降順展開される。更に図35
(O)は書込コマンド#37のバッファ区画B2に対す
る降順展開であり、この時点で全てのバッファ区画B1
〜B6の全てに対する書込データの展開が降順展開とな
る。
【0125】このときバッファ区画B3がMO媒体に対
し書込み中となり、このバッファ区画B3の媒体書込み
中に得られる書込コマンド#38〜#62については、
図35(P)のように媒体書込み中のバッファ区画B3
を除くバッファ区画B1,B2,B4,B5,B6に、
図35(O)のように展開済みの書込コマンド#33〜
#37に対する降順展開を連続的に行う。
【0126】これによって、例えばバッファ区画B1に
降順展開された書込コマンド#36,#41,#46,
#51,#56,#61のアドレスを見ると、5FE0
h,5FD0h、5FC0h,5FB0h、5FA0
h,5F90hと降順シーケンシャルに展開されてい
る。この点は他のバッファ区画B2,B4〜B6につい
ても同様である。このため、次に図36(Q)のよう
に、バッファ区画B3の媒体書込み終了で次の書込コマ
ンド#63をバッファ区画B3の末尾に展開し、同時に
バッファ区画B4の書込コマンド#33,#38,#4
3,#48,#53,#58の降順シーケンシャルの連
続データを先頭位置側から読み出して連続的にMO媒体
に書込む。
【0127】このような処理を図36(R)(S)及び
図37(T)(U)のように、書込コマンド#64〜#
68に伴なってバッファ区画B5,B6,B1,B2ま
で繰り返すと、バッファ区画B2の媒体書込み終了で、
バッファ区画B3〜B6,B1,B2の末尾の位置に
は、次の書込コマンド#63〜#68の書込データがバ
ッファ区画B3を先頭に巡回するように展開されてい
る。
【0128】このため図37(V)で媒体書込中となる
バッファ区画B3を除くバッファ区画B4〜B6,B
1,B2に、図35(P)と同様に、書込コマンド#6
9〜#93の書込データを降順に展開する。以下、これ
を繰返す。このようにシーケンシャル対応のバッファ構
成の状態で、降順となるランダムな書込アクセスが続く
場合には、シーケンシャルアクセス対応のバッファ構成
に比べ、バッファ上に対する展開前が3倍に増え、しか
も降順に展開動作させることでホストからの書込アクセ
スをまとめて媒体に書込むことができ、これによって媒
体書込み回数を低減することができる。
【0129】尚、図14〜図37においては、 昇順シーケンシャルから昇順ランダムへの変更 昇順ランダムから昇順シーケンシャルへの変更 昇順ランダムから降順シーケンシャルへの変更 昇順シーケンシャルから降順ランダムへの変更 を例にとるものであったが、これ以外の 降順シーケンシャルから降順ランダムへの変更 降順ランダムから降順シーケンシャルへの変更 降順ランダムから昇順シーケンシャルへの変更 降順シーケンシャルから昇順ランダムへの変更 のそれぞれについても、図9のランダム書込処理のフロ
ーチャート及び図11のシーケンシャル書込処理のフロ
ーチャートにおいて、ランダム書込モードとシーケンシ
ャル書込モードの判別に基づくバッファ構成の選択、及
び昇順モードと降順モードの判別に基づくバッファ展開
動作により、ホストからの書込アクセスのバッファ展開
先を効率的に確保し、且つバッファに展開済みの書込デ
ータを連続データとしてバッファ区画単位に媒体に書込
む効率的な媒体書込みが実現できる。 また上記の実施
形態においては、ランダムアクセス対応からシーケンシ
ャルアクセス対応のバッファ構成への変更条件として、
シーケンシャルアクセスのブロック数がデータバッファ
領域の全容量に達した場合を例にとっているが、シーケ
ンシャルアクセスの継続が予測できる適宜のデータ量で
よい。
【0130】また逆に、シーケンシャルアクセス対応か
らランダムアクセス対応のバッファ構成への変更をラン
ダムアクセスが3回継続したときとしているが、このラ
ンダムアクセスの継続回数も統計的な結果等を利用して
最適な切替回数を設定すればよい。また本発明の別の実
施形態として、図5のバッファ構成制御部40としてM
Oドライブ20のセットアップ処理により固定的に図6
(B)の6分割したランダムアクセス対応のバッファ構
成または図6(C)の2分割したシーケンシャルアクセ
ス対応のバッファ構成を固定的に設定し、アクセス種別
判定部38で書込アクセスが昇順モードか降順モードか
を判定し、これに応じてキャッシュ制御部28によるデ
ータバッファ領域へのバッファ展開を昇順バッファ展開
とするか降順バッファ展開とするかのバッファ展開制御
のみとしてもよい。
【0131】これによって、ランダムアクセス対応また
はシーケンシャルアクセス対応においてバッファ構成を
固定的に設定していても、書込アクセスの昇順と降順に
対応した最適なバッファ展開と展開した書込データをま
とめて連続的に媒体に書込むことができ、従来の昇順ア
クセスのみと見なして書込データをバッファに昇順展開
していた場合に比べ、バッファ展開と媒体書込みの効率
を更に向上させることができる。
【0132】尚、図9のランダム書込処理及び図11の
シーケンシャル書込処理にあっては、書込アクセスと昇
順モードと昇順モードに応じてダイナミックにバッファ
展開を変更しているが、記憶装置のセットアップ時に、
昇順バッファ展開と降順バッファ展開のいずれか一方を
固定的に設定してもよい。また上記の実施形態は、記憶
媒体として光磁気ディスクを例にとるものであったが、
これ以外に、相変化光ディスク、DVD等のトラック書
込みにディスクの複数回転を必要とする書込み可能な全
ての光学的記憶媒体を含む。
【0133】また本発明は上記の実施形態で示された数
値による限定は受けない。さらに、本発明は、その目的
と利点を損わない範囲の全ての変形を含む。
【0134】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、上位装置が記憶装置に書き込もうとする書込アクセ
スについて、シーケンシャルアクセスかまたはランダム
アクセスかを判断し、ダイナミックに各アクセスに適合
したバッファ構成に変更することで、そのときの書込ア
クセスの形態に対応した効率的な書込データのバッファ
展開と展開済みの書込データの媒体書込みができ、全体
的なデータバッファからの媒体書込回数を低減すること
で書込アクセスの性能を大幅に向上できる。
【0135】またシーケンシャルアクセスとランダムア
クセスに対応したバッファ構成の動的な変更に加えて、
それぞれのアクセスについてアドレスが増加する昇順ア
クセスかアドレスが減少する降順アクセスかを判定し、
書込データのバッファ展開を、昇順アクセスであれば昇
順展開とし、降順アクセスであれば降順展開とすること
で、昇順展開のみの場合に比べ展開可能なバッファ区画
の確保が拡大でき、またバッファ区画に連続アドレスの
書込データを展開することで媒体に対する書込み回数を
低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図
【図2】本発明の記憶装置が使用されるコンピュータシ
ステムのブロック図
【図3】図2のMOドライブのブロック図
【図4】図3のエンクロージャ構造の概略説明図
【図5】図3のMOドライブにおけるキャッシュ制御機
能の機能ブロック図
【図6】図5のデータバッファ領域の説明図
【図7】図5のホストの書込アクセスに対する全体的な
制御処理のフローチャート
【図8】図7における書込パターン判定処理のフローチ
ャート
【図9】図7におけるランダム書込処理のフローチャー
【図10】図9のランダムアクセスにおける昇順バッフ
ァ展開と降順バッファ展開の説明図
【図11】図7におけるシーケンシャル書込処理のフロ
ーチャート
【図12】図11のシーケンシャルアクセスにおける昇
順バッファ展開と降順バッファ展開の説明図
【図13】図11のシーケンシャルアクセスにおける昇
順バッファ展開から降順バッファ展開への切替え説明図
【図14】昇順ランダムアクセスから昇順シーケンシャ
ルアクセスに変化する書込コマンド列の説明図
【図15】図14の書込コマンド#1〜#23のバッフ
ァ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図16】図14の書込コマンド#24〜#47のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図17】展開した書込データがバッファフルとなって
昇順ランダム対応バッファ構成から昇順シーケンシャル
バッファ構成に変更した説明図
【図18】昇順シーケンシャルバッファ構成に変更した
後の図14の書込コマンド#48〜#101のバッファ
展開、待機、媒体書込みの説明図
【図19】昇順シーケンシャルアクセスから昇順ランダ
ムアクセスに変化する書込コマンド列の説明図
【図20】図19の書込コマンド#1〜#21のバッフ
ァ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図21】図19の書込コマンド#22〜#23のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図22】ランダム書込アクセスが3回続いて昇順シー
ケンシャル対応バッファ構成からランダム対応バッファ
構成に変更した後の図19の書込コマンド#24〜#3
5のバッファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図23】昇順ランダムアクセスから降順シーケンシャ
ルアクセスに変化する書込コマンド列の説明図
【図24】図23の書込コマンド#1〜#13のバッフ
ァ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図25】図23の書込コマンド#14〜#47のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図26】図23の書込コマンド#42〜#47のバッ
ファ展開でシーケンシャルアクセスの書込データがバッ
ファ容量に達してシーケンシャル対応バッファ構成に変
更した後の図19の書込コマンド#48のバッファ展開
の説明図
【図27】シーケンシャル対応バッファ構成に変更した
後の図19の書込コマンド#49〜#101の降順バッ
ファ展開の説明図
【図28】昇順シーケンシャルアクセスから降順ランダ
ムアクセスに変化する書込コマンド列の説明図
【図29】図28に続く昇順シーケンシャルアクセスか
ら降順ランダムアクセスに変化する書込コマンド列の説
明図
【図30】図28の書込コマンド#1〜#21のバッフ
ァ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図31】図28の書込コマンド#22〜#23のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みによりランダム対応バッフ
ァ構成の変更条件が設立した説明図
【図32】ランダム対応バッファ構成に変更した後の図
28の書込コマンド#24〜#31のバッファ展開、待
機、媒体書込みの説明図
【図33】図28の書込コマンド#30〜#33のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図34】図28の書込コマンド#34〜#36のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図35】図28の書込コマンド#36〜#62のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図36】図29の書込コマンド#63〜#65のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【図37】図29の書込コマンド#66〜#93のバッ
ファ展開、待機、媒体書込みの説明図
【符号の説明】
10,10−1〜10−3:ホスト(上位装置) 12:キーボード 14:マウス 16:バス 18:ハードディスクドライブ(HDドライブ) 20:光磁気ディスクドライブ(MOドライブ:記憶装
置) 22:CD−ROMドライブ 24:プリンタ 26:ホストアダプタ 28:キャッシュ制御部 30:キャッシュ管理テーブル 32:データバッファ領域 34:デバイスアダプタ 36:記憶媒体 38:アクセス種別判定部 40:バッファ構成制御部 42−1〜42−6:ランダム用バッファ区画 44−1,44−2:シーケンシャル用バッファ区画 110:コントロールユニット 111:エンクロージャ 112:MPU 114:光ディスクコントローラ(ODC) 115:制御ロジック 116:フラッシュROM 117:S−RAM 118:D−RAM 120:ライトLSI回路 122:ホストインタフェース 124:リードLSI回路 125:DSP #1〜#n:書込コマンド
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年11月18日(1998.11.
18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】このため本発明の記憶装置は、ホストから
の書込アクセスがシーケンシャルアクセスかランダムア
クセスかを解析し、アクセス種別に応じて最適な区画数
のデータバッファ構成を選択してキャッシュ動作を実施
することにより、ホストの書込アクセスに対するバッフ
ァ展開と媒体書込みを最適化して効率を向上する。例え
ば、ホストがシーケンシャルアクセスを行った場合に
は、データバッファ領域の区画数を図1(C)のように
少なくして動作させることで、媒体に対する1回分の書
込みデータ量を増やして、媒体への書込み回数を低減す
る。逆に、ホストがランダムアクセスを行った場合に
は、データバッファ領域の区画数を図1(B)のように
多くすることで、バッファ展開を効率よく行い、ランダ
ムアクセスであっても、区画ごとに連続アドレスの書込
みデータを展開することで、媒体に対する書込み回数を
低減する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図3は図2のMOドライブ20のブロック
図であり、コントロールユニット110とエンクロージ
ャ111で構成される。コントロールユニット110に
は光ディスクドライブの全体的な制御を行うMPU11
2、上位装置との間でコマンド及びデータのやり取りを
行うインタフェース122、光ディスク媒体に対するデ
ータのリード・ライトに必要な処理を行う光ディスクコ
ントローラ(ODC)114、及びDSP125が設け
られる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】リードLSI回路124で復調されたリー
ドデータは、光ディスクコントローラ114のリード系
に与えられ、NRZデータストリームとして上位装置に
転送される。MPU112に対しては、DSP125
経由してエンクロージャ111側に設けた温度センサ1
36の検出信号が与えられている。MPU112は、温
度センサ136で検出した装置内ユニットの環境温度に
基づき、レーザダイオードのリード、ライトーイレーズ
の各発光パワーを最適値に制御する。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】MPU112は、DSP125を経由して
ドライバ138によりエンクロージャ111側に設けた
スピンドルモータ140を制御する。またMPU112
は、MOカートリッジの排出時にDSP125を経由し
てドライバ142を制御し、イジェクトモータ144を
駆動してMOカートリッジを排出する。DSP125
は、目的トラックにシークしてオントラックするための
シーク制御及びトラック追従制御を行う。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】DSP126のサーボ機能を実現するた
め、エンクロージャ111側の光学ユニットに媒体から
のビーム戻り光を受光するFES用ディテクタ145を
設け、FES検出回路(フォーカスエラー信号検出回
路)146が、FES用ディテクタ145の受光出力か
らフォーカスエラー信号E1を作成してDSP125
入力している。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0048
【補正方法】変更
【補正内容】
【0048】図6(A)は、データバッファ領域32の
具体例であり、図3のコントロールユニット110に設
けたD−RAM118の中に、全容量として論理ブロッ
を16進で例えば240hの領域を確保している。
この図6(A)のデータバッファ領域32について、バ
ッファ構成制御部40は、図6(B)のランダムアクセ
ス対応のバッファ構成と図6(C)のシーケンシャルア
クセス対応のバッファ構成とを動的に切り替える。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】図6(B)のランダムアクセス対応のバッ
ファ構成は、例えば全容量240hのデータバッファ領
域32を6つのバッファ区画42−1〜42−6に分割
している。この場合、バッファ区画42−1〜42−6
の各容量は60hとなる。また、ランダムアクセス対応
の6分割されたバッファ区画42−1〜42−6には区
画番号B1〜B6が説明の都合上割り当てられている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0053
【補正方法】変更
【補正内容】
【0053】またキャッシュ制御部28による書込デー
タのバッファ展開は、アクセス種別判定部38で判定さ
れたそのときの書込アクセスの昇順モードと降順モード
に応じて展開される。アクセス種別判定部38で書込
クセスの昇順モードの判別設定が行われると、キャッシ
ュ制御部28は書込データをデータバッファ領域32の
先頭アドレスから昇順に展開する。これに対しアクセス
種別判定部38で書込アクセスの降順モードが判別設定
された場合には、データバッファ領域32の末尾アドレ
スから降順に書込データを展開する。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0062
【補正方法】変更
【補正内容】
【0062】続いてステップS5に進み、書込データが
バッファに展開可能か否かチェックする。即ち図6
(B)のランダムアクセス対応のバッファ区画42−1
〜42−6に空き領域がなく且つ既に展開済みの書込デ
ータ不連続の場合、バッファに展開できないことか
ら、ステップS6でいずれかのバッファ区画の媒体書込
みに伴うステップS7での書込み終了を待つ。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0068
【補正方法】変更
【補正内容】
【0068】ここでデータバッファ領域32を割当てた
図2のD−RAM118は、例えば図6(B)のランダ
ムアクセス対応のバッファ区画B1〜B6の場合、デー
タ書込みはバッファ区画の小さいアドレスから大きいア
ドレスとなる順番であり、また媒体書込のためのデータ
読出しも小さいアドレスから大きいアドレスとなる順番
であり、これはバッファ昇順展開に対応している。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正内容】
【0081】書込アクセス♯9のバッファ展開が済む
と、次の書込アクセス♯10は前回の書込アクセス♯9
に対し降順となり、不連続であることから、バッファ区
画C2の先頭アドレスに格納する。次の降順の書込アク
セス♯11については、この時点ではバッファ展開は昇
順モードに対応しているため、バッファ区画C1の書込
コマンド♯1〜♯9の媒体書込み終了を待ってから、図
13(B)のように、バッファ区画C1の先頭に展開さ
れる。同様にして降順の次の書込アクセス♯12につい
ても、書込コマンド♯12の媒体書込み終了を待ってか
らバッファ区画C2の先頭位置に展開される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0087
【補正方法】変更
【補正内容】
【0087】次の書込アクセスについては、ランダム書
込モードに変更されていることから、図7のステップS
5のランダム書込処理、即ち図9に詳細に示すランダム
書込処理を実行することになる。このようにランダム対
応バッファ構成の状態でシーケンシャルな書込アクセス
が続く場合には、シーケンシャルアクセス対応のバッフ
ァ構成に変更し、昇順にバッファ展開を行うことで、ラ
ンダムアクセス対応のバッファ構成に比べて同じ容量の
媒体書込み回数を3分の1に減らすことができる。 5.昇順シーケンシャルから昇順ランダムへの変更 図14は、図5のMOドライブ20がホストから受領し
た書込コマンド♯1〜♯nの具体例であり、ここで書込
コマンド♯1〜♯nは右側に示すように「書込論理アド
レスLBA/ブロック数BC」をコマンドパラメータと
して持つ。例えば書込コマンド♯1は、書込論理アドレ
スLBAは1000hであり、またデータ量を示すブロ
ック数BCは10hとしている。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0091
【補正方法】変更
【補正内容】
【0091】この書込コマンド♯2以降の展開中に、最
初に展開した書込コマンド♯1の書込データは、LRU
アルゴリズムに従って媒体書込み中となる。このため、
次の書込コマンド♯7については媒体書込み中のバッフ
ァ区画B1には展開できない。 しかし、書込コマンド
♯7の書込論理ブロックアドレスLBAは2010hと
なっていて書込コマンド♯2の書込論理アドレスLBA
=2000hに連続することから、バッファ区画B2の
書込コマンド♯2の展開データに続いて展開する。次の
書込コマンド♯8〜♯11についても、それぞれ展開済
みの書込コマンド♯3〜♯6に書込論理アドレスLBA
が連続していることから、それぞれに続いて展開する。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0092
【補正方法】変更
【補正内容】
【0092】図15(B)は、図14のシーケンシャル
アクセス62の先頭の書込コマンド♯12〜♯17のバ
ッファ展開である。ここで図14の昇順シーケンシャル
アクセス62は書込コマンド♯12,♯13,♯14,
♯47のみの論理アドレスLBAとブロック数BCを示
すが、それ以外の書込コマンドは10hずつアドレスが
増加した論理アドレスLBAをもつ。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0097
【補正方法】変更
【補正内容】
【0097】そして現在保留している書込コマンド♯4
8の書込データを変更が済んだバッファ区画C1の先頭
位置に展開する。これに続く書込コマンド♯49〜♯6
5については、図18(H)のように書込コマンド
8に続いて昇順に展開した後に、次の書込コマンド♯6
6〜♯83の書込データについてはバッファ区画C2に
昇順に展開する。このとき、展開の済んだバッファ区画
C1の書込コマンド♯48〜♯65の展開書込データは
MOの媒体に書込む。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0101
【補正方法】変更
【補正内容】
【0101】図20(A)のバッファ区画C1の媒体書
込みが終了すると、バッファ区画C1に次の書込コマン
ド♯20の書込データが展開され、同時にバッファ区画
C2より展開だ済んだ書込コマンド♯2〜♯19の書込
データがMO媒体に書き戻される。 図20(B)のバ
ッファ区画C2の媒体書込みが終了すると、図20
(C)のように、バッファ区画C2に次の書込コマンド
♯21、即ち図19の昇順ランダムアクセス72の先頭
に位置する書込コマンド♯21が展開され、同時にバッ
ファ区画C1に展開された書込コマンド♯20の書込デ
ータがMO媒体に書き戻される。このとき前回の書込コ
マンド♯20の書込データと今回の書込コマンド♯21
の書込データは、書込論理ブロックアドレスLBAが不
連続であり、1回目のランダムアクセスがカウントされ
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0117
【補正方法】変更
【補正内容】
【0117】このときバッファ区画C1に展開済みの書
込コマンド♯20の書込データはMO媒体に書込み中と
なる。ここで、バッファ区画C2に展開した書込コマン
ド♯21の書込論理アドレスLBAはA000hであ
り、1つ前の書込コマンド♯20の書込論理アドレスL
BAの1130hに対し不連続なランダムアクセスであ
り、1回目のランダムアクセスがカウントされる。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0128
【補正方法】変更
【補正内容】
【0128】このため図37(V)で媒体書込中となる
バッファ区画B3を除くバッファ区画B4〜B6,B
1,B2に、図35(P)と同様に、書込コマンド♯6
9〜♯93の書込データを降順に展開する。以下、これ
を繰り返す。このようにシーケンシャル対応のバッファ
構成の状態で、降順となるランダムな書込アクセスが続
く場合には、シーケンシャルアクセス対応のバッファ構
成に比べ、バッファ上に対する展開が3倍に増え、し
かも降順に展開動作させることでホストからの書込アク
セスをまとめて媒体に書込むことができ、これによって
媒体書込み回数を低減することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B005 JJ13 KK12 MM11 MM21 NN02 NN31 PP03 UU04 5B065 BA03 CE13 CH01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上位装置から書込アクセスを受けた際に、
    書込データをメモリのデータバッファ領域に展開して上
    位装置に正常終了を通知し、その後に前記データバッフ
    ァ領域に展開した書込データを記憶媒体に書込むキャッ
    シュ制御部と、 上位装置の書込アクセスについて、書込アドレスが不連
    続となるランダムアクセスか、書込アドレスか連続する
    シーケンシャルアクセスかを判別するアクセス種別判定
    部と、 前記ランダムアクセスに適したバッファ展開と媒体書込
    みを可能とするランダム対応バッファ構成または前記シ
    ーケンシャルアクセスに適したバッファ展開と媒体書込
    みを可能とするシーケンシャル対応バッファ構成を設定
    し、前記ランダム対応バッファ構成の設定状態で前記シ
    ーケンシャルアクセスを判別した場合に前記シーケンシ
    ャル対応バッファ構成に変更し、前記シーケンーシャル
    対応バッファ構成の設定状態で前記ランダムアクセスを
    判別した場合に前記シーケンシャル対応バッファ構成に
    変更するバッファ構成制御部と、を備えたことを特徴と
    する記憶装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バ
    ッファ構成制御部は、前記ランダム対応バッファ構成の
    設定状態で、前記シーケンシャルアクセスによる書込回
    数が所定値に達した時に、前記データバッファ領域をラ
    ンダム対応バッファ構成からシーケンシャル対応バッフ
    ァ構成に変更することを特徴とする記憶装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バ
    ッファ構成制御部は、前記ランダム対応バッファ構成の
    設定状態で、前記シーケンシャルアクセスによる書込デ
    ータ量が所定の容量に達した時に、前記データバッファ
    領域をランダム対応バッファ構成からシーケンシャル対
    応バッファ構成に変更することを特徴とする記憶装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載の記憶装置に於いて、前記バ
    ッファ構成制御部は、前記シーケンシャル対応バッファ
    構成の設定状態で、前記ランダム書込アクセスの回数が
    規定回数に達した時に、前記データバッファ領域をシー
    ケンシャル対応バッファ構成から前記ランダム対応バッ
    ファ構成に変更することを特徴とする記憶装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の記憶装置に於いて、 前記アクセス種別判定部は、更に、前回アドレスに対し
    今回アドレスが増加している昇順アクセスを判定した場
    合は昇順モードを設定し、前回アドレスに対し今回アド
    レスが減少している降順アクセスを判定した場合は降順
    モードを設定し、 前記キャッシュ制御部は、前記昇順
    モードではバッファ区画の先頭位置から書込データを昇
    順に展開し、前記降順モードではバッファ区画の末尾位
    置から書込データを降順に展開することを特徴とする記
    憶装置。
  6. 【請求項6】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記ア
    クセス種別判定部は、前回の書込アクセスの末尾アドレ
    スに1を加算した値が今回の書込アクセスの先頭アドレ
    スに一致している場合に、昇順のシーケンシャルアクセ
    スと判定することを特徴とする記憶装置。
  7. 【請求項7】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記ア
    クセス種別判定部は、前回の書込アクセスの先頭アドレ
    スと今回の書込アクセスの末尾アドレスに1を加算した
    値が一致している場合に、降順のシーケンシャルアクセ
    スと判定することを特徴とする記憶装置。
  8. 【請求項8】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記ア
    クセス種別判定部は、現在昇順モードで書込アクセスが
    降順のランダムアクセスを判定した場合、降順モードに
    変更して書込データをバッファ区画に降順展開させるこ
    とを特徴とする記憶装置。
  9. 【請求項9】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記ア
    クセス種別判定部は、現在降順モードで書込アクセスが
    昇順のランダムアクセスを判定した場合、昇順モードに
    切り替えて書込データをバッファ区画に昇順展開させる
    ことを特徴とする記憶装置。
  10. 【請求項10】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記
    アクセス種別判定部は、現在昇順モードで書込アクセス
    が降順のシーケンシャルアクセスを判定した場合、降順
    のシーケンシャルアクセスの連続回数を計数し、規定回
    数未満では昇順モードを維持して書込データをバッファ
    区画に昇順展開させ、規定回数に達したら降順モードに
    切り替えてバッファ区画に降順展開させることを特徴と
    する記憶装置。
  11. 【請求項11】請求項5記載の記憶装置に於いて、前記
    アクセス種別判定部は、現在降順モードで書込アクセス
    が昇順のシーケンシャルアクセスを判定した場合、昇順
    のシーケンシャルアクセスの連続回数を計数し、規定回
    数未満では降順モードを維持して書込データをバッファ
    区画に降順展開させ、規定回数に達したら昇順モードに
    切り替えてバッファ区画に昇順展開させることを特徴と
    する記憶装置。
  12. 【請求項12】請求項1記載の記憶装置に於いて、 前記バッファ構成制御部は、前記ランダム対応バッファ
    構成としてデータバッファ領域を2を超える複数区画に
    分割し、 前記キャッシュ制御部は、上位装置のランダムアクセス
    に対し、前記分割区画のいずれかにアドレスが連続する
    書込データが展開済みで且つ連続領域に空きがある場
    合、該展開済みデータに続けて新たな書込データを展開
    し、前記分割区画のいずれかにアドレスが連続する書込
    データが存在しないか、存在しても連続領域に空きがな
    い場合、いずれかの区画の媒体書込み終了による空きを
    待って、新たな書込データを書込み終了区画に展開する
    ことを特徴とする記憶装置。
  13. 【請求項13】ランダム書込アクセスに適したバッファ
    展開と媒体書込みを可能とするランダム対応バッファ構
    成を固定設定したメモリ上のデータバッファ領域と、 上位装置からアクセスを受けた際に、書込データをメモ
    リのデータバッファ領域に展開して上位装置に正常終了
    を通知し、その後に前記データバッファ領域に展開した
    書込データを記憶媒体に書込むキャッシュ制御部と、を
    備えた記憶装置に於いて、 前回アドレスに対し今回アドレスが増加している昇順ア
    クセスを判定した場合は昇順モードを設定し、前回アド
    レスに対し今回アドレスが減少している降順アクセスを
    判定した場合は降順モードを設定するアクセス種別判定
    部を設け、 前記キャッシュ制御部は、前記昇順モードではバッファ
    区画の先頭位置から書込データを昇順に展開し、前記降
    順モードではバッファ区画の末尾位置から書込データを
    降順に展開することを特徴とする記憶装置。
  14. 【請求項14】シーケンシャル書込アクセスに適したバ
    ッファ展開と媒体書込みを可能とするシーケンシャル対
    応バッファ構成を固定設定したメモリ上のデータバッフ
    ァ領域と、 上位装置からアクセスを受けた際に、書込データをメモ
    リのデータバッファ領域に展開して上位装置に正常終了
    を通知し、その後に前記データバッファ領域に展開した
    書込データを記憶媒体に書込むキャッシュ制御部と、を
    備えた記憶装置に於いて、 前回アドレスに対し今回アドレスが増加している昇順ア
    クセスを判定した場合は昇順モードを設定し、前回アド
    レスに対し今回アドレスが減少している降順アクセスを
    判定した場合は降順モードを設定するアクセス種別判定
    部を設け、 前記キャッシュ制御部は、前記昇順モードではバッファ
    区画の先頭位置から書込データを昇順に展開し、前記降
    順モードではバッファ区画の末尾位置から書込データを
    降順に展開することを特徴とする記憶装置。
  15. 【請求項15】請求項14記載の記憶装置に於いて、前
    記アクセス種別判定部は、 昇順モードの状態で降順のシーケンシャルアクセスの連
    続回数を計数し、規定回数未満では昇順モードを維持し
    て書込データをバッファ区画に昇順展開させ、規定回数
    に達したら降順モードに切り替えてバッファ区画に降順
    展開させ、 降順モードの状態で昇順のシーケンシャルアクセスの連
    続回数を計数し、規定回数未満では降順モードを維持し
    て書込データをバッファ区画に降順展開させ、規定回数
    に達したら昇順モードに切り替えてバッファ区画に降順
    展開させることを特徴とする記憶装置。
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