JP3467094B2 - 情報記録再生装置の再生方法 - Google Patents

情報記録再生装置の再生方法

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JP3467094B2 JP26686294A JP26686294A JP3467094B2 JP 3467094 B2 JP3467094 B2 JP 3467094B2 JP 26686294 A JP26686294 A JP 26686294A JP 26686294 A JP26686294 A JP 26686294A JP 3467094 B2 JP3467094 B2 JP 3467094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書き換え可能な記録媒
体を用いて各種データの記録再生を行う情報記録再生装
置の再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、圧縮されたデジタルオーディオ情
報を、直径64mmの光磁気ディスクに記録することに
より録音再生を行うミニディスクシステム(以下、MD
と呼ぶ)が開発されており、雑誌『日経エレクトロニク
ス』(1991年12月9日No.542 p.160
〜168)でも紹介されている。
【0003】図12は、MDにおけるディスク上の記録
形態を表す。図12に示すように、MDでは記録の単位
がクラスタと呼ばれる単位で行われる。1個のクラスタ
140は3個のリンクセクタL(100乃至102)
と、1個のサブデータセクタS103と、32個の圧縮
データセクタ(104乃至135)の合計36個のセク
タより構成される。
【0004】前記各々のセクタ141は、CD−ROM
(Compact Disc Read Only M
emory)の“モード2”規格に準じ、図12に示す
ように2352バイトより成り、セクタ同期信号やアド
レス情報等が含まれるヘッダ部142と、2332バイ
トより成るデータ部143より構成される。圧縮オーデ
ィオ情報は圧縮データセクタ(104乃至135)内の
各データ部143に配置される。
【0005】また、前記各々のセクタ141はCD(C
ompact Disc)の98フレームを1個のセク
タとしており、誤り訂正方式としてはCIRC(Cro
ssInterleave Reed−Solomon
Code)方式が用いられているが、この方式によれ
ばインタリーブ長が108フレームであり、前記1セク
タよりも長くなる。このためCIRCのエラー訂正符号
を用いて情報の書き換えを信頼性高く行う為には、デー
タの記録を行う前後に108フレーム以上(108÷9
8≒1.1セクタ以上)のデータを付加する必要があ
り、このために3個の前記リンクセクタ(100乃至1
02)が用意される。
【0006】このようなクラスタと呼ばれる単位で記録
することにより、MD記録再生装置では、ディスク上の
記録密度や変調方式やエラー訂正方式等の基本的なフォ
ーマットをCDと同一としながら64mmの小径ディス
クを用いてCDと同時間のオーディオ情報の記録と再生
が可能となることから、小型の民生用録音再生ディスク
装置として普及しつつある。またその一方で、このMD
をコンピュータ等で用いるデータ記録用外部記憶装置と
して利用し、低価格で大容量な情報記録再生装置を実現
することが期待されている。
【0007】ところで、コンピュータ等でデータ記録用
外部記憶装置を用いる場合、高速な主記憶装置と低速な
外部記憶装置とのアクセス時間の差を埋める方法とし
て、ディスクキャッシュと呼ばれる手法が用いられてい
る。
【0008】図13は、ディスクキャッシュを用いた情
報記録再生装置の構成図である。この装置は、磁気ディ
スク等の記録媒体にデータを記憶したり再生したりする
記録再生機構50と、ブロックと呼ばれる大きさのデー
タを記録再生の単位として、記録時には上位装置からの
データを、再生時には記録再生機構からのデータを一時
的に記憶するバッファメモリ51と、バッファメモリ5
1の各ブロックの有効性や、少なくとも記録再生機構の
どのデータを保持しているかを示すアドレスの情報が含
まれる付属情報を記憶するメモリ管理テーブル52と、
上位装置から記録再生の指示のあったデータをバッファ
メモリ51に記憶させたり、データを上位装置や記録再
生装置に転送するメモリ制御回路53と、この情報記録
再生装置の各部を制御するコントローラ54と、端子5
6を介して上位装置からの記録再生指示や記録再生デー
タの送受を行うホストインタフェース55とで構成され
る。
【0009】まず、記録動作について説明する。上位装
置からコントローラ54に対して記録の指示が出される
と、コントローラ54は端子56、ホストインタフェー
ス55、メモリ制御回路53を介して上位装置から記録
データを受け取ってバッファメモリ51の幾つかのブロ
ックに記憶させると同時に、記憶されたブロックに対応
するメモリ管理テーブル52の情報を更新して該当ブロ
ックの有効性と記録再生装置50におけるアドレスを登
録する。このバッファメモリ51に記憶されたデータを
記録再生装置50に記録することによって記録動作を完
了する。
【0010】次に、再生動作について説明する。上位装
置からコントローラ54に対して再生の指示が出される
と、コントローラ54はまず指示された再生データがバ
ッファメモリ51内部に存在するか否かをメモリ管理テ
ーブル52を参照して調べる。存在しない場合は記録再
生装置50から指示されたデータを再生し、バッファメ
モリ51の幾つかのブロックに記憶させると同時に、記
憶されたブロックに対応するメモリ管理テーブル52の
情報を更新して、該当ブロックの有効性と記録再生装置
50におけるアドレスを登録する。このバッファメモリ
51に記憶されたデータをメモリ制御回路53、ホスト
インタフェース55、端子56を介して上位装置に転送
することによって再生動作を完了する。また、バッファ
メモリ51内部にデータが存在する場合は、該バッファ
メモリより該当ブロックを同様に上位装置に転送するこ
とによって再生動作を完了する。このようにディスクキ
ャッシュを用いることにより、一度記録または再生を行
ったデータを再び再生する場合には、低速な外部記憶装
置からデータを再生する必要がなくなり、高速な再生が
可能となる。
【0011】再生動作を繰り返し行い、バッファメモリ
51が記憶されたデータで一杯になった状態で新たにデ
ータを記憶する場合には、既に記憶されたデータの上に
新たなデータを上書きすることになるが、どのデータに
上書きするかを選ぶ方法としては、将来参照の可能性が
低いと判定される領域から優先的に選択する等の方法が
用いられている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】MDによりコンピュー
タ等で用いられる各種データの記録再生を行う場合、圧
縮オーディオ情報に変えて各種データの記録を行うこと
ができるが、高速なアクセス速度性能を持たないオーデ
ィオ用装置を高速な記録再生速度を必要とするデータ用
に用いるためには、何らかの記録再生速度向上の機能を
付加してやることが望ましい。このため、前記ディスク
キャッシュを組み込むことが考えられるが、従来のディ
スクキャッシュでは、以前に上位装置から記録再生の指
示があったブロックは、バッファメモリ上でいわゆるヒ
ット状態になり高速化に寄与するが、以前に記録再生指
示のないブロックについてはその効果が望めない、とい
う問題点がある。また、記録動作に際しては、複数のセ
クタで構成されたクラスタの単位で記録を行う必要があ
るため、それに先立って記録データが属するクラスタの
データを事前読み出しした後に、記録データと結合して
クラスタの記録を行う必要があり、これは記録動作高速
化の障害となっている。
【0013】本発明ではこれらの問題点に鑑み、連続し
たアドレスを持つクラスタ未満のデータの再生指示が上
位装置から2回以上に渡って出された場合には、2回目
以降の再生指示については記録媒体上からデータを読み
出すことなく再生データを上位装置に転送し、ホストコ
ンピュータからの再生指示に対して再生所要時間を短縮
できることを目的としている。また、記録動作について
も高速化を可能とする情報記録再生装置の再生方法を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の情報記録再生装置の再生方法では、上位装置か
らのデータ再生要求に対して、メモリ手段に該データの
セクタがすべて存在するか否かを判定し、存在する場合
には前記セクタをメモリ手段より上位装置に転送し、存
在しない場合には記録媒体から必要なセクタをメモリ手
段に読み出したうえで、該セクタをメモリ手段より上位
装置に転送し、続いてメモリ手段に再生要求のあったデ
ータが属するクラスタ中のセクタがメモリ手段にすべて
存在しているか否かを判定し、存在しないセクタがある
場合には該セクタをメモリ手段に読み出し、クラスタ単
位でメモリ手段に記憶をして再生動作を終了することを
特徴とする。
【0015】また、上位装置からのデータ再生要求に対
して、該当するセクタを上位装置に転送し、該セクタの
転送が終了した時点で上位装置には再生動作の実行終了
の通知を行う一方、続いて要求データを含むクラスタ中
のセクタがメモリ手段にすべて存在しているか否かを判
定し、存在していないセクタがある場合には必要なセク
タを記録媒体よりメモリ手段に読み出しを行い、該読み
出し実行中に上位装置より新たなデータ再生要求があっ
た場合には、該再生要求に読み出し実行中のセクタが含
まれるか否かを判定し、含まれる場合には記録媒体から
の該セクタの読み出しを継続して上位装置までの転送を
行い、上位装置に再生動作の実行終了の通知を行った
後、要求データを含むクラスタのセクタが揃うまでの動
作を繰り返し、また、新たな再生要求に読み出し実行中
のセクタが含まれない場合には、実行中の読み出しを中
止し、メモリ手段における、新たなデータ再生要求に対
するセクタの存在の判定を開始して、データの再生を行
うことを特徴とする。
【0016】
【作用】以上の特徴により、本発明の情報記録再生装置
の再生方法では、上位装置から一クラスタ未満のデータ
の再生指示があった場合、指示のあった再生データが属
するクラスタを構成するすべてのセクタを記録媒体から
読み出してメモリ手段上に記憶させる。これによって、
次に上位装置から、先に指示のあったデータの属するク
ラスタ内の、後続するデータの再生指示が出された場合
には、記録媒体からデータを読み出すことなくメモリ手
段上の該当データを上位装置に転送することができる。
また、記録媒体への書き込みを行うには、書き込みデー
タがメモリ手段にクラスタ単位で揃っていなくてはなら
ないが、以前に再生指示のあったクラスタに属するデー
タの記録を行う際には、それに先立って該クラスタに属
する他のセクタをあらかじめ記録媒体からメモリ手段に
読み出す必要がなくなる。
【0017】さらに、上位装置から指示のあった再生デ
ータを記録媒体から読み出してメモリ手段上に記憶させ
た上で上位装置に転送し、転送が終了した時点で上位装
置には再生動作の実行終了の通知を行うが、指示のあっ
た再生データが属するクラスタの、他のセクタの記録媒
体からの読み出し、及びメモリ手段上への記憶は継続し
て行う。そして、これらのセクタの後続データの読み出
し、及びメモリ手段上への記憶を実行中に上位装置から
新たなデータの再生指示があった場合には、再生指示デ
ータに読み出し実行中のデータが含まれない場合は、読
み出し動作を中止することによって新たな再生指示を上
位装置を待たせることなく実行する。一方、再生指示デ
ータに読み出し実行中のデータが含まれる時は、読み出
し動作を継続することによって記録媒体上でアクセス動
作を行うことなく読み出しが行える。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照して本発明による情報記録
再生装置の再生方法の実施例を説明する。
【0019】図1は、本発明に係る情報記録再生装置の
構成図である。但し、ここで用いる記録形態について
は、説明の簡略化のため図2で示すように1クラスタが
3個のリンクセクタL(150乃至152)と1個のサ
ブデータセクタS153と3個のデータセクタ(154
乃至156)の合計7セクタより構成されると仮定し、
コンピュータ等を上位装置(以下、ホストと称する)と
して各種データの記録再生を行う装置とする。従ってホ
ストから指示される記録再生データは、図2におけるク
ラスタ内においてセクタ154乃至156の3セクタに
配置される。
【0020】図1に示すように、情報記録再生装置は光
磁気ディスク1を支持して回転駆動させるためのスピン
ドルモータ3と、回転する光磁気ディスク1上の所望の
位置にレーザビームを照射し、再生時においては光磁気
ディスク1からの反射光を検出し、また記録時において
は再生時よりも高い強度のレーザビーム照射を行う光ヘ
ッド2と、光ヘッド2からの検出信号を増幅して再生デ
ータ信号やウォブリング信号、サーボ誤差信号等の目的
別の信号に分離する再生アンプ5と、記録時に光磁気デ
ィスク1に磁界を印加するコイル23と、光ヘッド2と
コイル23とを光磁気ディスク1の半径方向に移動させ
る送りモータ4と、再生アンプ5からのウォブリング信
号やサーボ誤差信号、及びコントローラ26からの指示
に基づいてスピンドル制御と光ヘッド2のフォーカシン
グ、及びトラッキング制御と送りモータ4の送り制御と
を行うサーボ制御回路6と、再生アンプ5からのウォブ
リング信号を復調し復号化することにより光磁気ディス
ク1上の光ビーム位置の検出を可能にするアドレス情報
を得るアドレスデコーダ7と、端子29を介してホスト
からの記録再生指示や記録再生データの送受を行うホス
トインタフェース28と、記録時にホストインタフェー
ス28からの記録データをバッファメモリ25へ記憶し
つつ、バッファメモリ25に記憶された記録データを読
み出して記録データ処理回路21へ送る処理を行い、再
生時には再生データ処理回路8からの再生データをバッ
ファメモリ25へ記憶しつつ、バッファメモリ25に記
憶された再生データをホストインタフェース28へ送る
処理を行うメモリ制御回路24と、記録時にメモリ制御
回路24からの記録データをCIRCによる非完結型の
インタリーブによる並べ変えを伴った誤り訂正符号を生
成して付加し、さらにそのデータを変調してEFM信号
を生成させる記録データ処理回路21と、記録データ処
理回路21からの記録データに対応した磁界を発生させ
るようにコイル23を駆動するコイルドライバ22と、
再生アンプ5からの再生データ信号をEFM復調し、誤
り訂正を行う再生データ処理回路8と、バッファメモリ
25に記憶される記録データ又は再生データに対応する
管理情報を記憶するメモリ管理テーブル27と、この情
報記録再生装置の各部を制御するコントローラ26とで
構成される。
【0021】まず、本発明による情報記録再生装置の、
データの再生動作を説明する。
【0022】図3は本発明に係る情報記録再生装置にお
いて、コントローラ26が各処理部に対して指示を行う
ことで実施されるデータ再生の流れを示すフローチャー
トである。
【0023】S0にてホストより端子29及びホストイ
ンタフェース28を介してコントローラ26にデータ再
生指示が与えられると、コントローラ26はS1および
S2にてメモリ管理テーブル27の内容を調べ、ホスト
より指示された再生データがバッファメモリ25上に総
て存在するか否かを判定する。これは、メモリ管理テー
ブル27のうち、有効性フラグ情報が有効性を示し、か
つアドレス情報が再生指示されたデータのアドレスと同
じであるものをサーチすることによって、再生指示され
たデータがバッファメモリ25上に存在するか否かを判
定するものである。
【0024】S2にて、ホストより指示された再生デー
タのうち、バッファメモリ25上に存在しないセクタが
あると判定された場合には、S3及びS4にてホストか
ら再生指示されたデータのうち、バッファメモリ25上
に存在しないセクタの光磁気ディスク1からの読み出し
が行われ、バッファメモリ25の該当領域ヘ記憶され
る。具体的には、コントローラ26の各処理部への指示
によりサーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御
し、光磁気ディスク1の再生を行うべき位置に光ヘッド
2を移動させて再生を行い、光ヘッド2で再生された信
号が再生アンプ5を介して再生データ処理回路8に入力
され、再生データ処理回路8でEFM復調及びCIRC
によるエラー訂正動作が行われた後、メモリ制御回路2
4を介してバッファメモリ25へ記憶される。ここでバ
ッファメモリ25における記憶領域は、コントローラ2
6においてメモリ管理テーブル27が参照され、有効性
フラグ情報が有効状態となっていない領域から優先的
に、あるいは将来参照可能性の低いと判定される領域な
どから優先的に選択したメモリブロックについてバッフ
ァメモリアドレスが求められ、メモリ制御回路24を介
して該当するバッファメモリ25上の領域への、再生デ
ータの記憶が行われる。そして、バッファメモリ25に
記憶を行った再生データブロックに該当するメモリ管理
テーブル27上の有効性フラグ情報を有効状態に、アド
レス情報を記憶したデータのアドレスに設定する。
【0025】一方、S2にてホストから再生指示された
該当データがバッファメモリ25上に総て存在すると判
定された場合には、光磁気ディスク1からデータ読み出
しを行う必要がないため直ちにS5に至り、光ヘッド2
のアクセス動作及び読みだし動作を伴わないことから高
速動作が可能となる。
【0026】そして、S5にてバッファメモリ25に記
憶された所望再生データがコントローラ26の指示によ
りメモリ制御回路24及びホストインタフェース28を
介して端子29よりホストに転送される。
【0027】次に、S6及びS7にてメモリ管理テーブ
ル27の内容を調べ、ホストより指示された再生データ
の属するクラスタのセクタがバッファメモリ25上に総
て存在するか否かを判定する。この判定は、メモリ管理
テーブル27のうち、有効性フラグ情報が有効性を示し
ており、かつアドレス情報が前記再生指示されたデータ
の属するクラスタの各セクタのアドレスと同じであるも
のをサーチすることによって行う。
【0028】S7にて、ホストより指示された再生デー
タの内バッファメモリ25上に存在しないセクタがある
と判定された場合は、S8及びS9にてホストから再生
指示されたデータの属するクラスタの各セクタのうち、
バッファメモリ25に存在しないセクタの光磁気ディス
ク1からの読み出し(いわゆる先読み動作)を行う。そ
して、バッファメモリ25の該当領域ヘ記憶した後に、
メモリ管理テーブル27のフラグ情報、及びアドレス情
報を更新する。ここでバッファメモリ25における記憶
領域は、コントローラ26においてメモリ管理テーブル
27が参照され、有効性フラグ情報が有効状態となって
いない領域から優先的に、或いは将来参照可能性の低い
と判定される領域などから優先的に選択したメモリブロ
ックについてバッファメモリアドレスが求められ、メモ
リ制御回路24を介して該当するバッファメモリ25へ
の再生データ記憶が行われる。そして、バッファメモリ
25に記憶を行った再生データブロックに該当するメモ
リ管理テーブル27上の有効性フラグ情報を有効状態
に、アドレス情報を記憶したデータのアドレスに設定す
る。
【0029】一方、S7にてホストから再生指示された
該当データがバッファメモリ25上に総て存在すると判
定された場合は、光磁気ディスク1からのデータ読み出
しを行うことがないため直ちにS10に至る。そして、
S10にてホストへの終了通知を行い、再生動作を終了
する。
【0030】次に、データの記録動作について説明を行
う。図4は本発明による情報記録再生装置において、コ
ントローラ26が各処理部に対して指示を行うことで実
施されるデータ記録の流れを示すフローチャートであ
る。
【0031】まずホストはS30にて、記録指示を出そ
うとしているデータに関し、そのデータの属するクラス
タの再生指示(ただし、再生データのホストへの転送は
行わない)を出して、該クラスタを予めバッファメモリ
25に記憶させておく。この事前再生については、ホス
トからのクラスタ再生指示に対し図3の処理流れを伴っ
て実行される(ただしS5で示したデータ転送について
は省く)ため、以前に再生指示の出されたクラスタに属
するデータの記録であれば、クラスタ単位でバッファメ
モリ25に記憶されているため、記録媒体からの読み出
しの必要がなく、短時間で終了する。
【0032】次に、S31にてホストより端子29及び
ホストインタフェース28を介してコントローラ26に
データ記録指示が与えられると、コントローラ26はS
32にてメモリ管理テーブル27の内容を調べ、フラグ
情報が有効性を示し、かつアドレス情報が記録指示され
セクタのアドレスと同じであるものをサーチすることに
よって記録指示された各セクタを探し出す。
【0033】S33では、ホストより記録指示された記
録データをS32にて探し出したバッファメモリ25の
ブロックに端子29、ホストインタフェース28及びメ
モリ制御回路24を介して記憶させ、続いてS34にて
記録を行うべきクラスタをバッファメモリ25から読み
出す。
【0034】光磁気ディスク1へのデータの記録は、ま
ずコントローラ26の各処理ブロックへの指示により、
サーボ制御回路6を介して送りモータ4を制御し、光磁
気ディスク1の記録を行うべき位置に光ヘッド2を移動
させる。一方コントローラ26は、メモリ管理テーブル
27を参照して、記録するクラスタデータに対応するバ
ッファメモリ25上のメモリアドレスをメモリ制御回路
24に与え、メモリ制御回路24は図2で示すリンクセ
クタ150乃至152、サブデータセクタ153、また
は図12で示すセクタ毎のヘッダ142等の生成付加を
行い、必要な形態を備えた記録データを記録データ処理
回路21へ生成する。記録データ処理回路21ではバッ
ファメモリ25からメモリ制御回路24を介して与えら
れる記録クラスタデータにCIRCによるエラー検出訂
正用パリティの生成付加を行い、EFM変調後、更にフ
レーム同期信号を付加してコイルドライバ22に供給す
る。コイルドライバ22は供給された信号に基づいてコ
イル23を駆動し、それと同時に光ヘッド2から光磁気
ディスク1に記録用レーザ光が照射されることにより信
号の記録が行われる。そして、S35にてホストへ終了
の通知を行い、記録動作を終了する。
【0035】図5は、バッファメモリ25と管理テーブ
ル27との対応を示す模式図である。本実施例において
バッファメモリ25は、200m乃至208mの9個の
領域に分割され、各々の領域毎に図12の143に対応
する2332バイトのセクタデータが1個、つまり1セ
クタ分のデータが記憶されるように割り当てられてい
る。一方、メモリ管理テーブル27は、アドレス情報2
00A乃至208Aと、フラグ情報200t乃至208
tにより構成されている。アドレス情報200A乃至2
08Aはバッファメモリ25の200m乃至208mに
それぞれ対応して、光磁気ディスク1上で用いられるア
ドレス(クラスタとセクタの対)が記憶される。また、
フラグ情報200t乃至208tはバッファメモリ25
の200m乃至208mにそれぞれ対応して、該当する
バッファメモリ領域の有効性を示すグラフとなってい
る。
【0036】ここで、上記再生動作のいくつかの具体例
について図3、図6、図7及び図9を用いて説明する。
【0037】まず、初期状態において、ホストから再生
指示が出された場合を説明する。初期状態ではバッファ
メモリ25、メモリ管理テーブル27は、図6に示す状
態にある。この状態で、ホストから“n1”クラスタの
第0セクタについて再生を行う指示があった場合、S1
及びS2にてメモリ管理テーブル27のサーチが行わ
れ、有効性フラグ情報が有効状態で、かつアドレス情報
が“n1,0”であるブロックが存在しないことを判定
する。そして、S3にてホストより再生指示された再生
データをバッファメモリ25に記憶する。ここで記憶を
行うメモリアドレスは、メモリ管理テーブル27の最初
の空ブロックである(200A,200t)に対応する
バッファメモリ25上のブロックアドレスであり、バッ
ファメモリ領域200mが選択されて、光磁気ディスク
1から読み出されたデータが記憶される。そしてS4に
て、メモリ管理テーブルの該当する有効フラグ情報20
0tを有効状態にし、該当するアドレス情報200Aに
“n1,0”を設定する。
【0038】そして、S5にてバッファメモリ25に記
憶された所望再生データがホストに転送される。
【0039】次に、S6及びS7にて、n1クラスタの
他のセクタについてメモリ管理テーブル27のサーチが
行われ、有効性フラグ情報が有効状態で、かつアドレス
情報が“n1,1”或いは“n1,2”であるブロック
が存在しないことを判定する。そして、S8にて“n
1”クラスタの第1、第2セクタを再生してバッファメ
モリ25に記憶する。ここで記憶するメモリアドレス
は、メモリ管理テーブル27の最初の空ブロックである
(201A,201t)、(202A,202t)に対
応するバッファメモリ25上のブロックアドレスであ
り、バッファメモリ領域201m、202mが選択され
て、光磁気ディスク1から読み出されたデータが記憶さ
れる。そしてS9にて、メモリ管理テーブルの該当する
有効フラグ情報201t、202tを有効状態に設定
し、該当するアドレス情報201Aに“n1,1”、2
02Aに“n1,2”を設定する。この時点でバッファ
メモリ25及びメモリ管理テーブル27は図7に示すよ
うになっている。即ち、バッファメモリ25の領域20
0mにはホストから再生指示されたデータが、201
m、202mには再生指示データの属するクラスタの他
のセクタが記憶されている状態(存在していることをハ
ッチングで示している)であり、メモリ管理テーブル2
7のアドレス情報200Aには“n1,0”、201A
には“n1,1”202Aには“n1,2”が登録さ
れ、有効性フラグ情報200t、201t、202tは
バッファメモリ25の該当領域に有意な情報が記憶され
ていることを示す“1”の状態に設定されている。
【0040】図9は上記再生動作に伴うデータ流れを示
すタイムチャートであり、図9(a)は光磁気ディスク
1から読み出されてバッファメモリ25に記憶されるデ
ータの流れ、図9(b)はバッファメモリ25からホス
トへ転送されるデータの流れを示す。
【0041】即ち、S0に対応したt1の時点でホスト
からの再生指示を受け、S3に対応したt2の時点より
再生指示データ”n1”クラスタ第0セクタが光磁気デ
ィスク1から読み出されてバッファメモリ25に記憶さ
れ、S5に対応したt3の時点より該データがバッファ
メモリ25からホストへ転送され、更にS8に対応する
t4の時点より先読み分のデータ”n1”クラスタ第1
セクタ乃至第2セクタが光磁気ディスク1から読み出さ
れてバッファメモリ25に記憶され、S10に対応した
t5の時点で先読みが終了するまでの流れを示してい
る。
【0042】次に、ホストから以前再生を行ったデータ
と同じクラスタに属する他のデータの再生指示があった
場合の具体例について図3、及び図7を用いて説明す
る。今、バッファメモリ25及びメモリ管理テーブル2
7は図7に示される状態にある。ホストから“n1”ク
ラスタの第1セクタについて再生の指示が出されると、
S1及びS2にてメモリ管理テーブル27のサーチが行
われ、有効性フラグ情報が有効状態であり、かつアドレ
ス情報が“n1,1”であるブロック(201A,20
1t)が存在することを判定する。続いてメモリ管理テ
ーブル27のブロック(201A,201t)に対応す
るバッファメモリ領域201mに記憶されたデータがホ
ストに転送される。このように、ホストからの再生指示
データが以前再生したデータに後続するデータである等
の場合には、光磁気ディスク1から読み出しを行う必要
がないため、高速な再生動作が実現できるものである。
【0043】なお、S6及びS7で“n1”クラスタの
セクタは総てバッファメモリ25上に存在することが判
定されるので、後続データの先読み(S8、S9に対応
する)は行われない。
【0044】次に、ホストから以前再生を行ったデータ
と同じクラスタに属するデータの記録指示があった場合
の具体例について図4及び図7を用いて説明する。今、
バッファメモリ25及びメモリ管理テーブル27は図7
に示される状態にある。ホストからの記録指示として
“n1”クラスタの第1セクタについて記録を行う場
合、S30にて記録データを含むクラスタ、即ち“n
1”クラスタの第0セクタ乃至第2セクタの再生指示
(再生データのホストへの転送は行わない)をまず行う
が、図6から明らかなようにこれらのデータは既にバッ
ファメモリ25上に存在するため、光磁気ディスク1か
らの読み出し動作は行わず、ホストはすぐにS31に移
って“n1”クラスタの第1セクタの記録指示を出す。
続いてS32にてメモリ管理テーブル27をサーチし
て、記録データ“n1”クラスタ第1セクタに対応する
ブロック(201A,201t)を見つけ出し、S33
にて対応するバッファメモリ25上の領域201mのメ
モリアドレスを求め、ここにホストから転送される記録
データを記憶させる。更に、S34にてバッファメモリ
25上の領域200m、201m、202mが記録デー
タ処理回路21及びコイルドライバ22を経て、光磁気
ディスク1の該当領域へ記録される。
【0045】このように、一度再生を行ったデータの属
するクラスタに含まれるデータの記録指示に対しては、
記録データに関連するデータを予めバッファメモリ25
へ記録媒体より読み出す必要がなくなるため、高速な記
録指示が実現できる。
【0046】図10は、本発明の情報記録再生装置の再
生方法における第2の実施例であり、再生指示データの
ホストへの転送が終わった時点でいったんホストに実行
終了の通知を行い、ホストとは無関係に再生指示データ
の属するクラスタの、必要データ以外のセクタをバッフ
ァメモリ25へ継続して読み出しを行う再生動作を説明
する。
【0047】S11にてホストより端子29及びホスト
インタフェース28を介してコントローラ26にデータ
再生指示が与えられると、コントローラ26はS12及
びS13にてメモリ管理テーブル27のうち、有効性フ
ラグ情報が有効性を示し、かつアドレス情報が再生指示
されたデータのアドレスと同じであるものをサーチし
て、再生指示されたデータがバッファメモリ25上に存
在するか否かを判定する。
【0048】S13にてホストより指示された再生デー
タの内バッファメモリ25上に存在しないセクタがある
と判定された場合は、S14及びS15にてホストから
再生指示されたデータのうちバッファメモリ25に存在
しないセクタの光磁気ディスク1からの読み出しを行
い、バッファメモリ25の該当領域ヘ記憶した後に、メ
モリ管理テーブル27のフラグ情報、及びアドレス情報
を更新する。
【0049】一方、S13にてホストから再生指示され
た該当データがバッファメモリ25上に総て存在すると
判定された場合は、光磁気ディスク1からのデータ読み
出しを行う必要がないため直ちにS16に達すること
で、光ヘッド2のアクセス動作及び読みだし動作を伴わ
ない高速動作を行う。
【0050】そして、S16にてバッファメモリ25に
記憶された所望再生データがコントローラ26の指示に
よりメモリ制御回路24及びホストインタフェース28
を介して端子29よりホストに転送される。このS17
の時点でホストへの再生動作の実行終了通知をいったん
行う。
【0051】次に、S18及びS19にてメモリ管理テ
ーブル27の内容を調べ、ホストより指示された再生デ
ータの属するクラスタのセクタがバッファメモリ25上
に総て存在するか否かを判定し、総て存在する場合は実
行を終了する(ホストへの終了通知は行わない)一方、
存在しないセクタがある場合は存在しないセクタを光磁
気ディスク1から読み出して記憶すべきバッファメモリ
25上の領域を決定する。
【0052】次に、S20にてホストから再生指示され
たデータの属するクラスタの各セクタのうち、バッファ
メモリ25に存在しないセクタの光磁気ディスク1から
の読み出し、バッファメモリ25の該当領域ヘの記憶が
開始される。そして、S21及びS26にてホストから
新たな再生指示が出されるか、上記光磁気ディスク1の
読み出し及びバッファメモリ25への記憶が終了するま
で待つ。
【0053】上記光磁気ディスク1の読み出し及びバッ
ファメモリ25への記憶が終了した場合は、バッファメ
モリ25に記憶を行った再生データブロックに該当する
メモリ管理テーブル27上の有効性フラグ情報を有効状
態に、アドレス情報を記憶したデータのアドレスに設定
する。そして、S28にて再生動作を終了(ホストへの
終了通知は行わない)する。
【0054】一方、ホストから新たな再生指示が出され
た場合は、S22にて再生指示データが現在行っている
光磁気ディスク1の読み出し、及びバッファメモリ25
への記憶を行っているデータに含まれるか否かを判定
し、含まれない場合はS24にて上記光磁気ディスク1
の読み出し、及びバッファメモリ25への記憶を中止し
て、S11に戻り、新たな再生指示を受け付ける。含ま
れる場合は、S23にて上記光磁気ディスク1の読み出
し、及びバッファメモリ25への記憶が終了するのを待
ち、S25にてメモリ管理テーブル27のフラグ情報、
及びアドレス情報を更新し、S16に戻る。そして、新
たに再生指示されたデータはS16にてホストに転送さ
れ、以下同様の処理となる。
【0055】ここで、上記再生動作の具体例について図
10、図6乃至図8、及び図11を用いて示す。まず、
初期状態において、ホストから再生指示が続けて出され
た場合を説明する。初期状態では、バッファメモリ2
5、メモリ管理テーブル27はS11の時点で図6に示
す状態にある。この状態で、ホストから“n1”クラス
タの第0セクタについて再生を行う指示があった場合、
S12及びS13にてメモリ管理テーブル27のサーチ
が行われ、有効性フラグ情報が有効状態で、かつアドレ
ス情報が“n1,0”であるブロックが存在しないこと
を判定する。そして、S14にてホストより再生指示さ
れた再生データをバッファメモリ25に記憶する。ここ
で記憶を行うメモリアドレスは、メモリ管理テーブル2
7の最初の空ブロックである(200A,200t)に
対応するバッファメモリ25上のブロックアドレスであ
り、バッファメモリ領域200mが選択されて、光磁気
ディスク1から読み出されたデータが記憶される。そし
てS15にて、メモリ管理テーブル27の該当する有効
フラグ情報200tを有効状態にし、該当するアドレス
情報200Aに“n1,0”を設定する。
【0056】そして、S16にてバッファメモリ25に
記憶された所望再生データがホストに転送される。ここ
でいったんS17にてホストへ再生動作実行終了通知が
行われるため、ホストはすぐに次の“n1”クラスタ第
1セクタの再生指示を出すことができるが、ホストに終
了の通知を行った時点で、装置はホストとは無関係に記
録媒体からバッファメモリへの読み出しを継続してい
る。したがって、S18及びS19にてメモリ管理テー
ブル27のサーチが行われ、有効性フラグ情報が有効状
態であり、かつアドレス情報が“n1,1”或いは“n
1,2”であるブロックが存在しないことを判定する。
そして、S20にて“n1”クラスタの第1、第2セク
タの再生、バッファメモリ25への記憶を開始する。こ
こで記憶を行うメモリアドレスは、メモリ管理テーブル
27の最初の空ブロックである(201A,201
t)、(202A,202t)に対応するバッファメモ
リ25上のブロックアドレスであり、バッファメモリ領
域201m、202mが選択されて光磁気ディスク1か
ら読み出されたデータが記憶される。このとき、S21
にてホストから次の再生指示、つまり“n1”クラスタ
の第1セクタの再生指示を受け取ると、S22にて再生
指示データが先読み分のデータに含まれるか否かの判定
を行う。S23にて該データの光磁気ディスク1からの
読み出し、及びバッファメモリ25への記憶が終了する
まで待つ。終了後、S25にてメモリ管理テーブルの該
当する有効フラグ情報201tを有効状態にし、該当す
るアドレス情報201Aを“n1,1”に設定する。こ
の時点でバッファメモリ25、及びメモリ管理テーブル
27は図8に示す状態にある。そしてS16に戻って、
バッファメモリ25の領域201mに記憶された所望再
生データがホストに転送され、S17にて実行終了通知
がホストに送られる。この後は、同様に先読みが行わ
れ、最終的にバッファメモリ25、及びメモリ管理テー
ブル27は、図7のようにクラスタ単位で記憶された状
態になる。
【0057】図11は上記再生動作に伴うデータ流れを
示すタイムチャートであり、図11(a)は光磁気ディ
スク1から読み出されてバッファメモリ25に記憶され
るデータの流れ、図11(b)はバッファメモリ25か
らホストへ転送されるデータの流れを示す。即ち、S1
1に対応したt10の時点でホストからの再生指示を受
け、S14に対応したt11の時点より再生指示データ
“n1”クラスタ第0セクタが光磁気ディスク1から読
み出されてバッファメモリ25に記憶され、S16に対
応したt12の時点より該データがバッファメモリ25
からホストへ転送され、さらにS20に対応するt13
の時点より先読み分のデータ“n1”クラスタ第1セク
タが光磁気ディスク1から読み出されてバッファメモリ
25に記憶されている途中でt14の時点にてホストか
らの次のデータの再生指示を受けたため、2度目のS1
6に対応するt15にて再生指示データがバッファメモ
リ25からホストへ転送される流れを示している。
【0058】このように、ホストから後続するデータの
再生指示が続けて出される場合に、再生指示データの読
み出しが既に開始されているので、より高速な再生動作
が実現されるものである。
【0059】なお、ホストからの2回目の再生指示デー
タが先読みデータに含まれない場合(上記例において
“n2,0”が指示された場合等)は、S22からS2
4に移って先読みを中止し、即座にS11に戻り2回目
の再生指示を受け付けるため、ホストを待たせることは
ない。
【0060】図3の実施例においてはクラスタデータが
バッファメモリ上に揃った時点でホストへの終了通知を
行う例で説明したが、図10の実施例との組み合わせ形
態として、再生指示データがホストに転送された時点で
終了通知を行う構成にすることも可能である。
【0061】また、図3の実施例においてはS22乃至
S25にてホストから次の再生指示があり、再生指示デ
ータが先読みに含まれない場合はディスクからの読み出
しを即時中止する例を説明したが、中止を行うまでにデ
ィスクから読み出してバッファメモリへ記憶した有意な
データについては有効とし、対応するメモリ管理テーブ
ルの更新を行うことにより、先読み動作をより有効に利
用することも可能である。
【0062】また、上記各々の実施例においては説明を
簡略化するために、3個のデータセクタで構成されるク
ラスタが記録の最小単位であるような光磁気ディスクに
適合させて実施した例を用いて説明したが、これに限定
されるものではなく、記録媒体の形態としてディスク状
のみならず、テープ状或いはカード状等の記録媒体に適
用できることは勿論のこと、光磁気方式のみならず、相
変化方式や一般的な磁気方式等、種々の書き換え可能な
記録媒体を用いた情報記録再生装置に適用可能である。
【0063】さらに、上記各々の実施例においてはバッ
ファメモリとメモリ管理テーブルを単独の記憶手段とし
て説明したが、同一のメモリを用いて、内部の領域を分
割し、実現することもできる。
【0064】
【発明の効果】本願の情報記録再生装置の再生方法で
は、上位装置からクラスタの途中のセクタまでのデータ
の再生指示があった場合に、指示のあった再生データに
後続するデータをもクラスタ単位で記録媒体から読み出
してメモリ手段上に記憶させるため、次に上位装置から
記録媒体上で後続するデータの再生指示が出された時に
は、記録媒体からデータを読み出すことなくメモリ手段
上の該当データを上位装置に転送することができるた
め、高速な再生動作が実現できる。また、次に上位装置
が該クラスタに属するデータの記録を行おうとする際に
は、該クラスタのうちバッファメモリに存在しないセク
タはなく、あらかじめ記録媒体から読み出すという動作
が省かれるため、高速な記録動作が実現できる。
【0065】また、上位装置から指示のあった再生デー
タを記録媒体から読み出してメモリ手段上に記憶させた
上で上位装置に転送し、転送が終了した時点で上位装置
には再生動作の実行終了の通知を行うが、指示のあった
再生データに後続するデータのクラスタ単位での記録媒
体からの読み出し及びメモリ手段上への記憶は継続して
おり、このとき上位装置から新たなデータの再生指示が
あった場合、再生指示データに読み出しを実行中のデー
タが含まれない時には、読み出し動作を中止することに
よって新たな再生指示を上位装置を待たせることなく実
行できる。一方、再生指示データに読み出し実行中のデ
ータが含まれる時には、読み出し動作を継続することに
よって記録媒体上でアクセス動作を行うことなく読み出
しが行えるので、高速な再生動作が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る情報記録再生装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の説明のため、簡略化した記録形態を表
す図である。
【図3】本発明に係る再生動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図4】本発明に係る記録動作の流れを示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明に係るメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの対応を説明する模式図である。
【図6】本発明に係るメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの状態を説明する模式図である。
【図7】本発明に係るメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの状態を説明する模式図である。
【図8】本発明に係るメモリ管理テーブルとバッファメ
モリの状態を説明する模式図である。
【図9】本発明に係る再生データの流れを説明するタイ
ムチャートである。
【図10】本発明に係る第2の実施例の再生動作の流れ
を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る第2の実施例の再生データの流
れを説明するタイムチャートである。
【図12】MD記録再生装置で用いられる一般的な記録
形態を説明する図である。
【図13】従来技術を説明するディスクキャッシュを用
いた情報記録再生装置の構成図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 光ヘッド 3 スピンドルモータ 4 送りモータ 5 再生アンプ 6 サーボ制御回路 7 アドレスデコーダ 8 再生データ処理回路 21 記録データ処理回路 22 コイルドライバ 23 電磁コイル 24、53 メモリ制御回路 25、51 バッファメモリ 26、54 コントローラ 27、52 メモリ管理テーブル 28、55 ホストインタフェース 29、56 外部接続端子 50 記録再生機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 3/06 - 3/08 G11B 20/10 - 20/18 G06F 12/00 - 12/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定数のセクタより構成されるクラスタ
    を記録単位とする記録媒体を用い、上位装置の指示にし
    たがって、記録媒体からのデータ再生、及び記録媒体へ
    のデータ書き込みを行う情報記録再生装置において、 該情報記録再生装置は内部に記録、または再生データを
    一時記憶するメモリ手段を備え、上位装置からのデータ
    再生要求に対して、メモリ手段に該データのセクタがす
    べて存在するか否かを判定し、存在する場合には前記セ
    クタをメモリ手段より上位装置に転送し、存在しない場
    合には記録媒体から必要なセクタをメモリ手段に読み出
    したうえで、該セクタをメモリ手段より上位装置に転送
    し、続いてメモリ手段に再生要求のあったデータが属す
    るクラスタ中のセクタがメモリ手段にすべて存在してい
    るか否かを判定し、存在しないセクタがある場合には該
    セクタをメモリ手段に読み出し、クラスタ単位でメモリ
    手段に記憶をして再生動作を終了することを特徴とする
    情報記録再生装置の再生方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の情報記録再生装置におい
    て、上位装置からのデータ再生要求に対して、該当する
    セクタを上位装置に転送し、該セクタの転送が終了した
    時点で上位装置には再生動作の実行終了の通知を行う一
    方、続いて要求データを含むクラスタ中のセクタがメモ
    リ手段にすべて存在しているか否かを判定し、存在して
    いないセクタがある場合には必要なセクタを記録媒体よ
    りメモリ手段に読み出しを行い、該読み出し実行中に上
    位装置より新たなデータ再生要求があった場合には、該
    再生要求に読み出し実行中のセクタが含まれるか否かを
    判定し、含まれる場合には記録媒体からの該セクタの読
    み出しを継続して上位装置までの転送を行い、上位装置
    に再生動作の実行終了の通知を行った後、要求データを
    含むクラスタのセクタが揃うまでの動作を繰り返し、ま
    た、新たな再生要求に読み出し実行中のセクタが含まれ
    ない場合には、実行中の読み出しを中止し、メモリ手段
    における、新たなデータ再生要求に対するセクタの存在
    の判定を開始して、データの再生を行うことを特徴とす
    る情報記録再生装置の再生方法。
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