JPH08123730A - 情報記録再生装置のデータ処理方法 - Google Patents

情報記録再生装置のデータ処理方法

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JPH08123730A
JPH08123730A JP6265889A JP26588994A JPH08123730A JP H08123730 A JPH08123730 A JP H08123730A JP 6265889 A JP6265889 A JP 6265889A JP 26588994 A JP26588994 A JP 26588994A JP H08123730 A JPH08123730 A JP H08123730A
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JP6265889A
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Tadashi Horiuchi
忠 堀内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録処理命令を受けた後の再生処理命令に対
する処理を素早く実行し、ホストコンピュータとの間の
データ転送を効率的に行う。 【構成】 ホストコンピュータとの間で転送する情報を
一時記憶するキャッシュメモリを有し、ホストコンピュ
ータからの命令を受けて記録媒体に対する情報の記録ま
たは再生を行う情報記録再生装置において、ライト処理
命令の後にリード処理命令を受けたときに、ホストコン
ピュータより要求された再生データと以前のライト処理
命令に対応してキャッシュメモリに格納されている記録
媒体への書き込み処理が完了していない未処理の記録デ
ータとが一致しているか否かを判断し、一致あるいは重
複していない場合には、キャッシュメモリから記録媒体
への書き込み処理を一時的に中断し、リード処理命令に
対する処理を優先して実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報記録再生装置にお
いて、記録媒体に対して情報の記録あるいは再生を行う
際のホストコンピュータからの情報記録処理命令及び情
報再生処理命令に対するデータ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に情報記録再生装置は、情報処理シ
ステムにおける外部記録装置等として用いられており、
接続された上位のホストコンピュータからの命令(コマ
ンド)を受けてホストコンピュータから送られてきたデ
ータを記録媒体に書き込む記録処理やホストコンピュー
タから要求されたデータを記録媒体から読み出して転送
する再生処理などを行うようになっている。
【0003】このような情報記録再生装置では、ホスト
コンピュータにおけるデータ処理動作等に比べて、記録
媒体へのデータ記録動作等は比較的動作が遅く時間がか
かるため、記録コマンドや再生コマンドを受けてコマン
ドに対応する処理が終了するまで多くの時間を要する場
合がある。そこで、情報記録再生装置とホストコンピュ
ータとの間でのデータ転送の効率化を図るため、特開昭
64−10358号公報等において、半導体メモリなど
からなるキャッシュメモリを両者の間に介在させ、転送
されるデータを一旦キャッシュメモリに書き込むことに
よってホストコンピュータ側での待ち時間を短縮するよ
うにしたデータ転送方式が開示されている。
【0004】キャッシュメモリを用いたデータ転送方式
としては、ホストコンピュータから複数回に渡って転送
されるデータを一旦キャッシュメモリに書き込み、キャ
ッシュメモリに格納されたデータをホストコンピュータ
の動作とは独立に随時記録媒体に一括して書き込むよう
にした、いわゆるライトアフタ方式のものがある。ライ
トアフタ方式のキャッシュメモリを備えた情報記録再生
装置では、記録コマンドを受けてデータの記録処理を行
う際に、ホストコンピュータから転送されたデータをキ
ャッシュメモリに格納し終わった時点でコマンドの終了
ステータスをホストコンピュータへ送出することによっ
て、記録媒体へのデータ書き込みが終了する前にホスト
コンピュータから見た記録コマンドに対応する処理を終
了させて直ちに次のコマンドを受け付け可能とし、ホス
トコンピュータ側での待ち時間を短縮することができ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のライト
アフタ方式のキャッシュメモリを備えた情報記録再生装
置における記録コマンド及び再生コマンドに対するデー
タ処理動作について、図7を参照して説明する。図7は
複数のコマンドが連続して送られてきた場合の動作例と
して、記録コマンド(ライト処理命令)の後に続いて再
生コマンド(リード処理命令)を受信した場合の動作を
示している。なお図において、Wはライト処理命令、R
はリード処理命令、STはコマンドの終了ステータスを
それぞれ示している。
【0006】ホストコンピュータからのライト処理命令
を受けると、コマンドと共に転送されてきたライトデー
タ(データ(1) )は、キャッシュメモリに転送されて一
旦記憶される。そして、キャッシュメモリへのデータ
(1) の書き込みが終了した時点で直ちに終了ステータス
がホストコンピュータへ返され、次のコマンドを受け付
け可能となる。キャッシュメモリに格納されたデータ
(1) は、その後ホストコンピュータの動作とは独立して
情報記録再生装置自身の制御により随時記録媒体に転送
されて記録される。ライト処理命令の後に連続してライ
ト処理命令を受信した場合も同様に、ライトデータ(デ
ータ(2) )がキャッシュメモリに転送されて記憶された
時点で終了ステータスがホストコンピュータへ送られ、
その後キャッシュメモリに格納されたデータ(2) が随時
記録媒体に転送されて記録される。
【0007】ライト処理命令の後に続いてリード処理命
令を受信した場合、キャッシュメモリ内に以前のライト
処理命令に対応する記録媒体へ書き込み未処理のライト
データが残っているときは、キャッシュメモリに格納さ
れたデータの記録媒体への書き込み動作が全て終了した
後に、リード処理命令に対応する処理を行い、ホストコ
ンピュータより要求されたリードデータ(データ(3) )
が記録媒体から読み出されてキャッシュメモリへ転送さ
れ、キャッシュメモリを介してデータ(3) がホストコン
ピュータへと転送される。
【0008】以上のように従来のライトアフタ方式の装
置では、ライト処理命令の後のリード処理命令に対し
て、一度キャッシュメモリ内のライトデータを全て記録
媒体に書き込んでからリード処理命令を受け付けるよう
になっている。このため、キャッシュメモリ内に未処理
のライトデータが残っている場合は記録媒体への書き込
みが終了するまで待ち時間が生じることになる。従って
この場合、リードデータが読み出されてホストコンピュ
ータへ転送され、リード処理命令の終了ステータスが送
出されるまで時間がかかるためホストコンピュータにお
いて多くの待ち時間が生じ、データ転送を効率的に行え
なくなる問題点が発生する。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ホストコンピュータからの記録処理命令後の再
生処理命令に対する処理を素早く実行することが可能
で、ホストコンピュータとの間のデータ転送を円滑かつ
効率的にできる情報記録再生装置のデータ処理方法を提
供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、ホス
トコンピュータとの間で転送する情報を一時記憶する中
間記憶手段を有し、ホストコンピュータからの命令を受
けて記録媒体に対する情報の記録または再生を行う情報
記録再生装置におけるデータ処理方法であって、情報記
録処理命令に対する処理を行う際に、ホストコンピュー
タから転送された記録データを前記中間記憶手段に格納
終了した時点で情報の書き込み完了をホストコンピュー
タに報告する手順と、情報再生処理命令に対する処理を
行う際に、ホストコンピュータより要求された再生デー
タと前記中間記憶手段に格納されている記録媒体への書
き込み処理が完了していない未処理の記録データとが一
致あるいは重複していないときには、前記中間記憶手段
から記録媒体への書き込み処理を一時的に中断し、前記
情報再生処理命令に対する処理を優先して実行する手順
と、を有するものである。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図6は本発明の一実施例に係り、図1
は本実施例において用いられる情報記録再生装置の主要
部の構成例を示すブロック図、図2はホストコンピュー
タからのライト処理命令を受信した場合のデータ処理方
法の動作手順を示すフローチャート、図3及び図4はホ
ストコンピュータからのリード処理命令を受信した場合
のデータ処理方法の動作手順を示すフローチャート、図
5はキャッシュメモリ内の未処理のライトデータとリー
ド要求に対応するリードデータとが一致あるいは重複す
る場合のデータ処理動作を説明するタイムチャート、図
6はキャッシュメモリ内の未処理のライトデータとリー
ド要求に対応するリードデータとが異なる場合のデータ
処理動作を説明するタイムチャートである。
【0012】まず、本実施例において用いられる情報記
録再生装置のデータ記録再生動作に関する部分の構成を
説明する。図1は情報記録再生装置の主要部の構成例を
示したものであり、ここでは記録媒体として光ディスク
を用いる光ディスク装置を例にとって説明する。
【0013】光ディスク装置1は、情報の記録や再生を
要求する上位のホストコンピュータに接続され、記録媒
体としての光ディスク2に対して情報の書き込み及び読
み出しを行うヘッド3と、ヘッド3の位置制御を行うア
クセス制御手段4と、記録再生データの変調・復調回路
を備えたヘッドドライバ5と、記録再生データを一時記
憶する中間記憶手段としてのキャッシュメモリ6と、ホ
ストコンピュータからのコマンド中のトラック情報及び
データ量情報を記憶する記憶部7と、装置内の各種制御
を行う制御手段としてのCPU8と、ホストコンピュー
タとの間でコマンドやデータのやり取りを行うI/F
(インターフェース)部9とを備えて構成されている。
【0014】ホストコンピュータから送られてくるコマ
ンドには、命令内容の他に、対象のデータに対応する記
録媒体上のトラック情報及びデータ量情報が含まれ、記
録コマンドの場合にはさらに記録データが含まれてい
る。
【0015】この光ディスク装置1は、ホストコンピュ
ータからのコマンドをI/F部9を介して入力し、コマ
ンド中のトラック情報及びデータ量情報を半導体メモリ
等から構成される記憶部7に記憶する。光ディスク2の
記録領域には、内周から外周方向にスパイラル状あるい
は同心円状に複数のトラックが形成されており、情報の
記録や再生の際にはヘッド3をトラックと直交する方向
に複数トラック分移動させるシーク動作を行って目的の
トラックに位置させるようにする。
【0016】コマンドが記録コマンド(以下、ライト処
理命令と称する)の場合は、ホストコンピュータよりコ
マンドと共に送られてきた記録データ(以下、ライトデ
ータと称する)をキャッシュメモリ6に転送して一旦記
憶する。そして、CPU8の制御に従って、アクセス制
御手段4によってヘッド3を光ディスク2上のコマンド
により要求された目的のトラックにシークさせ、シーク
が終了した後にヘッドドライバ5によってキャッシュメ
モリ6に記憶されたライトデータを変調してヘッド3の
図示しない半導体レーザを駆動し、記録用の光ビームを
光ディスク2の目的のトラックに照射して情報を記録す
る。
【0017】コマンドが再生コマンド(以下、リード処
理命令と称する)の場合は、CPU8は、コマンドによ
り要求された再生データ(以下、リードデータと称す
る)を読み出すために、アクセス制御手段4によってヘ
ッド3を光ディスク2上の目的のトラックにシークさ
せ、再生用の光ビームをトラックに照射して情報を読み
出し、ヘッドドライバ5によって復調した後、リードデ
ータをキャッシュメモリ6及びI/F部9を介してホス
トコンピュータに転送する。
【0018】本実施例では、キャッシュメモリ6はライ
トアフタ方式のもので構成され、主にデータ記録時のバ
ッファメモリとしての機能を有している。
【0019】なお、CPU8はI/F部9を介してホス
トコンピュータからの制御信号を入力しており、この制
御信号によりコマンドの送受信のタイミングを制御して
いる。また、アクセス制御手段4及びヘッドドライバ5
はCPU8により制御されているが、その詳細な構成は
公知であるので説明は省略する。
【0020】次に、本実施例によるデータ処理方法に基
づくライト処理命令及びリード処理命令に対する処理動
作の手順を説明する。
【0021】まず、図2を参照してホストコンピュータ
からのライト処理命令を受信した場合のデータ処理手順
を説明する。
【0022】ホストコンピュータから送られてきたライ
ト処理命令を受信してホストコンピュータからのライト
要求を受けた場合、まずステップS1(以降はステップ
を省略して単にS1のように記す)で、CPU8は、I
/F部9を介して送られてきたコマンドに対し、ライト
コマンドを示すフラグと、ディスク未書き込みフラグと
を立てる。そして、S2で、受信したコマンド中に含ま
れるトラック情報であるLBA(ロジカルブロックアド
レス)とデータ量情報であるレングスとを記憶部7に転
送して記憶すると共に、前記ライトコマンドを示すフラ
グ及びディスク未書き込みフラグを記憶部7に記憶す
る。
【0023】そして、CPU8は、S3でホストコンピ
ュータから送られてきたライトコマンド中のライトデー
タをキャッシュメモリ6に転送してメモリに一旦記憶
し、キャッシュメモリ6へのライトデータの書き込みが
終了したか否かを判断して書き込み終了まで待つ。
【0024】S3でキャッシュメモリ6へのライトデー
タの書き込みが終了すると、S4に進み、CPU8はラ
イト処理命令に対するデータ記録処理の完了を示すライ
トコマンド終了ステータスをI/F部9を介してホスト
コンピュータへ送り、ホストコンピュータへの返答とし
て送られてきたコマンドに対する処理の完了を報告す
る。これにより、ホストコンピュータにおいてライト処
理命令に対する処理が完了したことが認識され、光ディ
スク装置1は次のコマンドを受けることが可能となる。
【0025】次いで、CPU8は、S5でキャッシュメ
モリ6に格納されたライトデータをホストコンピュータ
の動作とは独立して随時光ディスク2へ転送して媒体上
に記録し、媒体へのライトデータの書き込みが終了した
か否かを判断して書き込み終了まで待つ。
【0026】S5で光ディスク2へのライトデータの書
き込みが終了すると、S6に進み、CPU8は記憶部7
に記憶されているライトコマンドを示すフラグ及びディ
スク未書き込みフラグと、LBA及びレングスとをクリ
アすることによって、データ記録処理を終了する。
【0027】次いで、図3及び図4を参照してホストコ
ンピュータからのリード処理命令を受信した場合のデー
タ処理手順を説明する。このフローチャートにおいて、
図3のAの部分と図4のAの部分とが対応してつながっ
ている。ここではライト処理命令の後に続いてリード処
理命令を受けた場合の処理について説明する。
【0028】ホストコンピュータから送られてきたリー
ド処理命令を受信してホストコンピュータからのリード
要求を受けた場合、まずS11で、CPU8は、I/F
部9を介して送られてきたコマンドに対し、リードコマ
ンドを示すフラグを立てる。そして、S12で、受信し
たコマンド中に含まれるLBAとレングスとを記憶部7
に転送して記憶すると共に、前記リードコマンドを示す
フラグを記憶部7に記憶する。
【0029】そして、CPU8は、S13で以前のライ
ト処理命令によって記憶部7に記憶されているLBA及
びレングス(o_data)と、今回のリード処理命令によっ
て新たに記憶部7に記憶したLBA及びレングス(n_da
ta)とを比較する。S13でリード要求に対応するLB
A及びレングス(n_data)が以前のライト要求に対応す
るLBA及びレングス(o_data)と一致または重複して
いる場合は、S14に進み、キャッシュメモリ6に格納
されたライトデータの媒体への書き込みが終了するまで
待つ。このとき、記憶部7内のディスク未書き込みフラ
グの状態を見ることによって、媒体への書き込みが終了
したか否かを確認することができる。
【0030】なお、ホストコンピュータからのリード要
求に対して記録処理時にキャッシュメモリ内に格納され
ていたデータをそのままメモリから読み出して転送する
処理を行ういわゆるライトバック方式のキャッシュメモ
リを用いる場合は、S14の処理においてキャッシュメ
モリ内のリード要求に対応するデータをリードデータと
してホストコンピュータへ転送する。
【0031】S13でリード要求に対応するLBA及び
レングス(n_data)が以前のライト要求に対応するLB
A及びレングス(o_data)と一致していない場合は、S
15に進み、CPU8はキャッシュメモリ6内のデータ
に関するコマンド処理、すなわちキャッシュメモリ6内
のライトデータの媒体への書き込み処理を一時中断し、
リードコマンドを優先する。
【0032】そして、S16でホストコンピュータから
のリード要求に対応するデータを光ディスク2からリー
ドデータとして読み出してキャッシュメモリ6に転送
し、S17でこのリードデータをキャッシュメモリ6か
らI/F部9を介してホストコンピュータへ転送する。
【0033】ホストコンピュータへのリードデータの転
送が終了すると、CPU8は、リードコマンド終了ステ
ータスをホストコンピュータへ送ると共に、S18で記
憶部7に記憶されているリードコマンドを示すフラグ
と、LBA及びレングスとをクリアすることによって、
データ再生処理を終了する。その後S19で、CPU8
はS15において一時中断していたキャッシュメモリ内
のデータに関するコマンド処理を再開し、キャッシュメ
モリ6内に残っている未処理のライトデータを随時光デ
ィスク2へ転送して媒体上に記録する。
【0034】図5及び図6に本実施例におけるライト処
理命令及びリード処理命令に対するデータ処理動作のタ
イミングを示す。ライト処理命令の後に続いてリード処
理命令を受信した場合において、図5はキャッシュメモ
リ内の未処理のライトデータとリード要求に対応するリ
ードデータとが一致あるいは重複した場合、図6はキャ
ッシュメモリ内の未処理のライトデータとリード要求に
対応するリードデータとが異なる場合のそれぞれの動作
を示したものである。なお図において、Wはライト処理
命令、Rはリード処理命令、STはコマンドに対する終
了ステータスをそれぞれ示している。光ディスク装置に
おけるこれらのデータ処理動作はCPU8の制御に基づ
き行われる。
【0035】ホストコンピュータから出されたライト処
理命令は光ディスク装置に送られ、光ディスク装置にお
いてライト処理命令を受けると、コマンドと共に転送さ
れてきたライトデータ(データ(1) )は、キャッシュメ
モリに転送されて一旦記憶される。そして、キャッシュ
メモリへのデータ(1) の書き込みが終了した時点で直ち
に終了ステータスがホストコンピュータへ返送され、次
のコマンドを受け付け可能となる。キャッシュメモリに
格納されたデータ(1) は、その後ホストコンピュータの
動作とは独立して随時記録媒体に転送されて記録され
る。
【0036】光ディスク装置などの情報記録再生装置で
は、記録媒体に対するデータの書き込み処理には時間が
かかるため、ホストコンピュータからキャッシュメモリ
へのデータ転送時間に比べて、キャッシュメモリから記
録媒体へデータ転送完了するまでの時間の方が数倍程度
長くなる。特に媒体として光磁気ディスクを用いる装置
の場合は、データ記録に際して消去(イレース)、書き
込み(ライト)、検証(ベリファイ)の3つの処理が行
われるためデータ記録処理動作に多くの時間を要する。
相変化型や追記型の光ディスクを用いる場合においても
データ記録に際して書き込み、検証の2つの処理が行わ
れるため同様に時間がかかる。
【0037】本実施例では、ホストコンピュータからキ
ャッシュメモリへデータ転送終了した時点でコマンドの
終了ステータスを返送することにより、直ちに次のコマ
ンドを受けることができ、効率的なデータ転送を行うこ
とが可能である。
【0038】ライト処理命令の後に連続してライト処理
命令を受信すると、キャッシュメモリ内のライトデータ
(データ(1) )の記録媒体への書き込み処理と並行し
て、コマンドと共に転送されてきたライトデータ(デー
タ(2) )がキャッシュメモリに転送されて記憶される。
そして、キャッシュメモリへのデータ(2) の書き込みが
終了した時点で終了ステータスがホストコンピュータへ
送られる。その後、キャッシュメモリに格納されたライ
トデータは、データ(1) の記録媒体への書き込みが終了
した後にデータ(2) が記録媒体に転送されて記録され
る。
【0039】ライト処理命令の後に続いてリード処理命
令を受信した場合には、図3のS13に示したようにリ
ード要求に対応するリードデータと記録媒体への書き込
みが完了していないキャッシュメモリ内の未処理のライ
トデータとが一致するか否かの判断がなされる。
【0040】ここで、リード要求に対応するリードデー
タとキャッシュメモリ内の未処理のライトデータとが一
致あるいは重複しているときは、図5に示すようにデー
タ処理動作が行われる。図5では、2回目のライト処理
命令に対応するライトデータ(データ(2) )がリード処
理命令においてリードデータとして要求された場合を示
している。
【0041】この場合、キャッシュメモリに格納された
データ(2) が一度記録媒体へ書き込まれた後に、リード
処理命令に対応する処理が実行され、ホストコンピュー
タより要求されたリードデータ(データ(2) )が記録媒
体から読み出されてキャッシュメモリへ転送され、キャ
ッシュメモリを介してデータ(2) がホストコンピュータ
へと転送される。この場合には、リード処理命令を受け
てからリードデータの読み出し処理が行われるまで待ち
時間Tw が発生する。
【0042】一方、キャッシュメモリ内の未処理のライ
トデータとリード要求に対応するリードデータとが異な
るときは、図6に示すようにデータ処理動作が行われ
る。この場合、キャッシュメモリ内のデータ(2) の記録
媒体への書き込み処理が一時中断され、リード処理命令
に対応する処理が優先的に実行される。すなわち、リー
ド処理命令を受けると直ちにホストコンピュータより要
求されたリードデータ(データ(3) )が記録媒体から読
み出されてキャッシュメモリへ転送され、キャッシュメ
モリを介してデータ(3) がホストコンピュータへと転送
されて、終了ステータスがホストコンピュータへ送られ
る。その後、キャッシュメモリ内のライトデータの書き
込み処理が再開され、データ(2) が記録媒体に転送され
て記録される。この場合には、リード処理命令を受けて
からリードデータの読み出し処理が行われるまでの待ち
時間Tw はほとんど無い。
【0043】以上説明したように、本実施例では、ホス
トコンピュータからのリード処理命令を受けたときに、
リード要求されたリードデータと以前のライト処理命令
によってキャッシュメモリに記憶されている未処理のラ
イトデータとが一致あるいは重複しない場合には、キャ
ッシュメモリから記録媒体への書き込み処理を中断して
リード処理命令に対する処理を優先し、リードデータの
読み出し処理を実行するようになっている。これによ
り、ライト処理命令後のリード処理命令に対する処理を
素早く実行することができるため、ホストコンピュータ
側での待ち時間を短縮することが可能となり、ホストコ
ンピュータとの間のデータ転送を円滑かつ効率的に行う
ことができる。
【0044】なお、本実施例では記録媒体として光ディ
スクを用いる光ディスク装置を例にとってライト処理命
令及びリード処理命令に対するデータ処理動作の手順を
説明したが、他の記録媒体を用いる情報記録再生装置に
おいても同様に適用可能である。
【0045】[付記]以上詳述したように本発明の実施
態様によれば、以下のような構成を得ることができる。
すなわち、 (1) ホストコンピュータとの間で転送する情報を一
時記憶する中間記憶手段を有し、ホストコンピュータか
らの命令を受けて記録媒体に対する情報の記録または再
生を行う情報記録再生装置におけるデータ処理方法であ
って、情報記録処理命令に対する処理を行う際に、ホス
トコンピュータから転送された記録データを前記中間記
憶手段に格納終了した時点で情報の書き込み完了をホス
トコンピュータに報告する手順と、情報再生処理命令に
対する処理を行う際に、ホストコンピュータより要求さ
れた再生データと前記中間記憶手段に格納されている記
録媒体への書き込み処理が完了していない未処理の記録
データとが一致あるいは重複していないときには、前記
中間記憶手段から記録媒体への書き込み処理を一時的に
中断し、前記情報再生処理命令に対する処理を優先して
実行する手順と、を有することを特徴とする情報記録再
生装置のデータ処理方法。
【0046】(2) 付記(1)に記載の情報記録再生
装置のデータ処理方法であって、前記情報再生処理命令
に対する処理を行う際の手順において、前記ホストコン
ピュータより要求された再生データと前記中間記憶手段
に格納されている未処理の記録データとの一致判断は、
それぞれのデータのトラック情報及びデータ量情報を比
較することにより行うもの。
【0047】(3) 付記(1)に記載の情報記録再生
装置のデータ処理方法であって、前記情報記録処理命令
に対する処理を行う際の手順において、前記中間記憶手
段に記録データを格納終了した時点で情報の書き込み完
了をホストコンピュータに報告した後に、ホストコンピ
ュータにおける処理動作と独立して、前記中間記憶手段
に格納された記録データを記録媒体へ書き込む処理を行
うもの。
【0048】(4) 付記(1)に記載の情報記録再生
装置のデータ処理方法であって、前記情報再生処理命令
に対する処理を行う際の手順において、前記情報再生処
理命令に対する処理を優先して、記録媒体からの再生デ
ータの読み出し処理を実行した後に、前記中断していた
中間記憶手段から記録媒体への記録データの書き込み処
理を行うもの。
【0049】(5) ホストコンピュータとの間で転送
する情報を一時記憶する中間記憶手段を有し、ホストコ
ンピュータからの命令を受けて記録媒体に対する情報の
記録または再生を行う情報記録再生装置におけるデータ
処理方法であって、情報記録処理命令に対する処理を行
う際に、ホストコンピュータから転送された記録データ
を前記中間記憶手段に一時的に格納し、その後、他の情
報記録処理命令及び情報再生処理命令に対するホストコ
ンピュータと中間記憶手段との間でのデータ転送処理と
独立して、前記中間記憶手段に格納された記録データを
記録媒体へ書き込む処理を行う手順と、前記情報記録処
理命令の後に送られてきた情報再生処理命令に対する処
理を行う際に、ホストコンピュータより要求された再生
データと前記中間記憶手段に格納されている記録媒体へ
の書き込み処理が完了していない未処理の記録データと
が一致しているかを判断し、前記再生データと記録デー
タとが一致あるいは重複していないときには、前記情報
再生処理命令に対する処理を優先して記録媒体から再生
データを読み出す処理を実行し、その後、前記中間記憶
手段から記録媒体への記録データの書き込み処理を行う
手順と、を有することを特徴とする情報記録再生装置の
データ処理方法。
【0050】(6) ホストコンピュータとの間で転送
する情報を一時記憶する中間記憶手段を有し、ホストコ
ンピュータからの命令を受けて記録媒体に対する情報の
記録または再生を行う情報記録再生装置であって、ホス
トコンピュータからの情報記録処理命令に対して、ホス
トコンピュータから転送された記録データを前記中間記
憶手段に格納終了した時点で情報の書き込み完了をホス
トコンピュータに報告すると共に、ホストコンピュータ
からの情報再生処理命令に対して、ホストコンピュータ
より要求された再生データと前記中間記憶手段に格納さ
れている記録媒体への書き込み処理が完了していない未
処理の記録データとが一致あるいは重複していないとき
には、前記中間記憶手段から記録媒体への書き込み処理
を一時的に中断し、前記情報再生処理命令に対する処理
を優先して実行する制御手段を有することを特徴とする
情報記録再生装置。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ストコンピュータからの記録処理命令後の再生処理命令
に対する処理を素早く実行することが可能で、ホストコ
ンピュータとの間のデータ転送を円滑かつ効率的に行う
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例において用いられる情
報記録再生装置の主要部の構成例を示すブロック図
【図2】ホストコンピュータからのライト処理命令を受
信した場合のデータ処理方法の動作手順を示すフローチ
ャート
【図3】ホストコンピュータからのリード処理命令を受
信した場合のデータ処理方法における動作手順の前部分
を示すフローチャート
【図4】ホストコンピュータからのリード処理命令を受
信した場合のデータ処理方法における動作手順の図3の
続き部分を示すフローチャート
【図5】ライト処理命令に続くリード処理命令に対し、
キャッシュメモリ内の未処理のライトデータとリード要
求に対応するリードデータとが一致あるいは重複する場
合のデータ処理動作を説明するタイムチャート
【図6】ライト処理命令に続くリード処理命令に対し、
キャッシュメモリ内の未処理のライトデータとリード要
求に対応するリードデータとが異なる場合のデータ処理
動作を説明するタイムチャート
【図7】従来の情報記録再生装置におけるデータ処理動
作を説明するタイムチャート
【符号の説明】
1…光ディスク装置 2…光ディスク 6…キャッシュメモリ 7…記憶部 8…CPU

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータとの間で転送する情
    報を一時記憶する中間記憶手段を有し、ホストコンピュ
    ータからの命令を受けて記録媒体に対する情報の記録ま
    たは再生を行う情報記録再生装置におけるデータ処理方
    法であって、 情報記録処理命令に対する処理を行う際に、ホストコン
    ピュータから転送された記録データを前記中間記憶手段
    に格納終了した時点で情報の書き込み完了をホストコン
    ピュータに報告する手順と、 情報再生処理命令に対する処理を行う際に、ホストコン
    ピュータより要求された再生データと前記中間記憶手段
    に格納されている記録媒体への書き込み処理が完了して
    いない未処理の記録データとが一致あるいは重複してい
    ないときには、前記中間記憶手段から記録媒体への書き
    込み処理を一時的に中断し、前記情報再生処理命令に対
    する処理を優先して実行する手順と、を有することを特
    徴とする情報記録再生装置のデータ処理方法。
JP6265889A 1994-10-28 1994-10-28 情報記録再生装置のデータ処理方法 Pending JPH08123730A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6265889A JPH08123730A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 情報記録再生装置のデータ処理方法
US08/545,507 US5841598A (en) 1994-10-28 1995-10-19 Information recording/reproducing apparatus and data processing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6265889A JPH08123730A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 情報記録再生装置のデータ処理方法

Publications (1)

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JPH08123730A true JPH08123730A (ja) 1996-05-17

Family

ID=17423513

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6265889A Pending JPH08123730A (ja) 1994-10-28 1994-10-28 情報記録再生装置のデータ処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08123730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480936B1 (en) 1998-06-15 2002-11-12 Fujitsu Limited Storing apparatus having a dynamic buffer for random or sequential access

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6480936B1 (en) 1998-06-15 2002-11-12 Fujitsu Limited Storing apparatus having a dynamic buffer for random or sequential access

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