JPH08286836A - 情報記録再生装置 - Google Patents

情報記録再生装置

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Publication number
JPH08286836A
JPH08286836A JP8966495A JP8966495A JPH08286836A JP H08286836 A JPH08286836 A JP H08286836A JP 8966495 A JP8966495 A JP 8966495A JP 8966495 A JP8966495 A JP 8966495A JP H08286836 A JPH08286836 A JP H08286836A
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JP8966495A
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English (en)
Inventor
Waza Soga
技 曽我
Tadashi Horiuchi
忠 堀内
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストコンピュータとの間のデータ転送を円
滑かつ効率的にできるデータ処理機能を備えた情報記録
再生装置を提供すること。 【構成】 ホストコンピュータからライト処理命令が発
せられた場合、光ディスク装置はデータ(1)をデータ
(1ー1)、(1ー2)、(1ー3)に分割してキャッ
シュメモリに一旦記憶し、分割して記憶されたデータ
(1ー1)から順次、光ディスクに書き込む処理を行
う。途中でホストコンピュータからリード処理命令が発
せられると、光ディスク装置はライト処理を中断し、よ
り高速に処理できるリード処理を行った後、次のデータ
(1ー2)の書き込み処理を行うことにより円滑かつ効
率的なデータ転送を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は記録媒体に対して情報の
記録あるいは再生を行う際のホストコンピュータからの
情報記録処理命令及び情報再生処理命令に対するデータ
処理を行う情報記録再生装置にに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に情報記録再生装置は、情報処理シ
ステムにおける外部記録装置等として用いられており、
接続された上位のホストコンピュータからの命令(コマ
ンド)を受けてホストコンピュータから送られてきたデ
ータを記録媒体に書き込む記録処理やホストコンピュー
タから要求されたデータを記録媒体から読み出して転送
する再生処理などを行うようになっている。
【0003】このような情報記録再生装置では、ホスト
コンピュータにおけるデータ処理動作等に比べて、記録
媒体へのデータ記録動作等は遅く、時間がかかるため、
記録コマンドや再生コマンドを受けてコマンドに対応す
る処理が終了するまで多くの時間を要する場合がある。
【0004】そこで、情報記憶再生装置とホストコンピ
ュータとの間でのデータ転送の効率化を図るため、半導
体メモリなどからなるキャッシュメモリを両者の間に介
在させ、転送されるデータを一旦キャッシュメモリに書
き込むことによってホストコンピュータ側での待ち時間
を短縮できるようにしたデータ転送方式が開示されてい
る。
【0005】キャッシュメモリを用いたデータ転送方式
としては、ホストコンピュータから転送されるデータを
一旦キャッシュメモリに書き込み、キャッシュメモリに
格納されたデータをホストコンピュータの動作とは独立
に随時記憶媒体に一括して書き込むようにした、いわゆ
るライトアフタ方式のものがある。
【0006】ライトアフタ方式のキャッシュメモリを備
えた情報記録再生装置では、記録コマンドを受けてデー
タの記録処理を行う際に、ホストコンピュータから転送
されたデータをキャッシュメモリに格納し終わった時点
でコマンドの終了ステータスをホストコンピュータへ送
出することによって、記録媒体へのデータ書き込みが終
了する前にホストコンピュータから見た記録コマンドに
対応する処理を終了させて直ちに次のコマンドを受け付
け可能とすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のキャッ
シュメモリを備えた情報記録再生装置では、キャッシュ
メモリから記録媒体へまとめてデータの書き込みを行っ
ている間、ホストからの他の要求を受け付ける事ができ
ない。
【0008】記録コンマド及び再生コマンドに対するデ
ータ処理動作について、図5を参照して説明する。図5
はホストコンピュータから送られてくるデータのサイズ
が大きい場合の記録コマンド(ライト処理命令)の後に
続いて再生コマンド(リード処理命令)を受信した動作
例を示している。なお図5において、Wはライト処理命
令、Rはリード処理命令、STはコマンドの終了ステー
タスをそれぞれ示している。
【0009】ホストコンピュータからのライト処理命令
を受けると、コマンドと共に転送されてきたライトデー
タ(データ(1))は、キャッシュメモリに転送されて
一旦記憶される。そして、キャッシュメモリへのデータ
(1)の書き込みが終了した時点で直ちに終了ステータ
スがホストコンピュータへ返され、次のコマンドを受け
付け可能となる。キャッシュメモリに格納されたデータ
(1)は、その後ホストコンピュータの動作とは独立し
た制御により随時、記録媒体としての光ディスクに転送
されて記録される。
【0010】ライト処理命令の後に続いてリード処理命
令を受信した場合、キャッシュメモリ内に以前のライト
処理命令に対応する光ディスクへ書き込み未処理のライ
トデータが残っているときは、キャッシュメモリに格納
されたデータの光ディスクへの書き込み動作を開始す
る。そして、その書き込み処理が終了した後に、リード
処理命令に対応する処理を行い、ホストコンピュータよ
り要求されたリードデータ(データ(2))が光ディス
クから読み出されてキャッシュメモリへ転送され、キャ
ッシュメモリを介してデータ(2)がホストコンピュー
タへと転送される。
【0011】以上のように従来のライトアフタ方式の装
置では、ライト処理命令の後のリード処理命令に対し
て、一度キュッシュメモリ内のライトデータを全て光デ
ィスクに書き込んでからリード処理命令を受け付けるよ
うになっている。
【0012】このため、キャッシュメモリ内に未処理の
ライトデータが残っている場合は光ディスクへの書き込
み終了するまで待ち時間が生じと共に、この書き込み終
了後にリード処理を行う行うので、このリード処理命令
の終了ステータスが送出されるまで、ホストコンピュー
タにおいて多くの待ち時間が生じ、データ転送を効率的
に行えなくなる問題点が発生する。
【0013】本発明は、これらの事情を鑑みてなされた
もので、ホストコンピュータからの記録処理命令後の再
生処理に対する処理を素早く実行することが可能で、ホ
ストコンピュータとの間のデータ転送を円滑かつ効率的
にできるデータ処理機能を備えた情報記録再生装置を提
供することを目的としている。
【0014】
【課題が解決するための手段及び作用】本発明は、ホス
トコンピュータとの間で転送する情報を一時記憶する中
間記憶装置を有し、ホストコンピュータからの命令を受
けて記録媒体に対する情報の記録または再生を行う情報
記録再生装置において、情報記録再生装置に情報の記録
または再生等の命令を行うホストコンピュータと、ホス
トコンピュータから転送されてくる情報を一時記憶する
中間記憶装置と、情報記録処理命令に対する処理を行う
際に、ホストコンピュータから転送された記録データを
前記中間記憶装置に格納終了した時点で情報の書き込み
完了をホストコンピュータに報告する手段と、前記中間
記憶装置に格納された記録データを予め設定された単位
に分割する手段と、前記中間記憶装置から記憶媒体へ書
き込みを行う手段と、情報再生処理命令に対する処理を
行う際に、ホストコンピュータから所望されるデータを
記録媒体から読み出して前記中間記憶装置に格納し、そ
れと同時にホストコンピュータへ転送し、データデータ
転送が終了した時点で情報の読み出し完了をホストコン
ピュータに報告する手段と、前記分割したライトデータ
を記録媒体に書き込みを一時的に中断する中段手段と、
ホストコンピュータより所望するリードデータを記録媒
体から読み出して行う手段とを設けているので、ホスト
コンピュータより記録処理命令後に再生処理命令が発せ
られた場合には書き込みを一時的に中断して再生処理を
行うことが可能であり、ホストコンピュータとのデータ
転送を円滑かつ効率的に行うことができるようにしてい
る。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図4は本発明の一実施例に係
り、図1は本実施例において用いられる情報記憶再生装
置の主要部の構成例及びCPUの構成を示すブロック
図、図2はホストコンピュータからのライト処理命令を
受信した場合のデータ処理方式の動作手順を示すフロー
チャート、図3はホストコンピュータからのリード処理
命令を受信した場合のデータ処理方式の動作手順を示す
フローチャート、図4はキャッシュメモリ内に記録媒体
に記録データを分割して転送する際の未処理の記録デー
タがあり、ホストからリード要求があった場合のデータ
処理動作を説明するタイムチャートである。
【0016】まず、本実施例において用いられる情報記
録再生装置のデータ記録再生動作に関する部分の構成を
説明する。図1は情報記憶再生装置の主要部の構成例を
示したものであり、ここでは記録媒体として光ディスク
を用いる光ディスク装置を例にとって説明する。
【0017】光ディスク装置1は、情報の記録や再生を
要求する上位のホストコンピュータ10に接続され、記
録媒体としての光ディスク2に対して情報の書き込み読
み出しを行う光学ヘッド3と、この光学ヘッド3の位置
制御を行うアクセス制御手段4と、記録再生データの変
調及び復調回路を備えたヘッドドライバ5と、記録再生
データを一時記憶する中間記憶装置としてのキャッシュ
メモリ6と、ホストコンピュータからコマンド中のトラ
ック情報およびデータ量情報を記憶する記憶部7と、ホ
ストコンピュータ10からのコマンドに対し完了を指示
するコマンド制御手段8−1と、キャッシングメモリ6
内の記録データを予め設定したサイズに分割するデータ
分割手段8−2等、装置内の各種制御を行う制御手段と
してのCPU8と、ホストコンピュータ10との間でコ
マンドやデータのやり取りを行うI/F(インターフェ
ース)部9とを備えて構成されている。
【0018】CPU8にキャッシュメモリ6内の記録デ
ータを予め設定したサイズに分割するデータ分割手段8
−2を設けているが、その他には例えば、光ディスク装
置1のパネル面等に設けられたスイッチで分割サイズの
設定することやホストコンピュータ10からコマンド中
に分割サイズを設定するフラグを付加して光ディスク装
置1のCPU8に転送し、分割サイズを設定することも
可能である。
【0019】ライトデータを分割するサイズは、キャッ
シュメモリ6内に格納するライトデータのセクタブロッ
ク単位で行えばよく、またホストコンピュータ10に転
送されるライトデータが大きい場合には、分割するサイ
ズの数を多くすることでホストコンピュータ10からの
次の要求に対し、より早く対応することが可能となる。
【0020】ホストコンピュータ10から送られてくる
コマンドには、命令内容の他に、対象のデータに対応す
る記憶媒体上のトラック情報およびデータ量情報が含ま
れ、記録コマンドの場合にはさらに記録データが含まれ
ている。
【0021】この光ディスク装置1は、ホストコンピュ
ータ10からのコマンドをI/F部9を介して入力し、
コマンド中のトラック情報及びデータ量情報を半導体メ
モリ等から構成される記憶部7に記憶する。光ディスク
2の記録領域には、内周から外周方向にスパイラル状あ
るいは同心円上に複数のトラックが形成されており、情
報の記録や再生の際には光学ヘッド3をトラックと直交
する方向に複数トラック分移動させるシーク動作を行っ
て目的のトラックに位置させるようにする。
【0022】コマンドが記録コマンド(以下、ライト処
理命令と称する)の場合は、ホストコンピュータ10よ
りコマンドと共に送られてきた記録データ(以下、ライ
トデータと称する)をキャッシュメモリ6に転送して一
旦記憶する。
【0023】そして、CPU8の制御に従って、アクセ
ス制御手段4によって光学ヘッド3を光ディスク2上の
コマンドにより要求された目的のトラックにシークさ
せ、シークが終了した後にヘッドドライバ5によってキ
ャッシュメモリ6に記憶されたライトデータを変調回路
で変調して光学ヘッド3を構成する図示しない半導体レ
ーザを駆動し、記録用の光ビームを光ディスク2の目的
のトラックに照射して情報を記録する。
【0024】コマンドが再生コマンド(以下、リード処
理命令と称する)の場合は、CPU8は、コマンドによ
り要求された再生データ(以下、リードデータと称す
る)を読み出すために、アクセス制御手段4によってヘ
ッド3を光ディスク2上の目的のトラックにシークさ
せ、再生用の光ビームをトラックに照射して情報を読み
出し、ヘッドドライバ5の復調回路によって復調した
後、リードデータをキャッシュメモリ6およびI/F部
9を介してホストコンピュータ10に転送する。
【0025】本実施例では、キャッシュメモリ6はライ
トアフタ方式のもので構成され、主にデータ記録時のバ
ッファメモリとしての機能を有している。
【0026】なお、CPU8はI/F部9を介してホス
トコンピュータ10からの制御信号が入力され、この制
御信号によりコマンドの送受信のタイミングを制御して
いる。また、アクセス制御手段4及びヘッドドライバ5
はCPU8により制御されているが、その詳細な構成は
公知であるので説明は省略する。
【0027】次に、本実施例によるデータ処理方式に基
づくライト処理命令及びリード処理命令に対する処理動
作の手順を説明する。まず、図2を参照してホストコン
ピュータ10からのライト処理命令を受信した場合のデ
ータ処理手順を説明する。
【0028】まずステップS1(以降はステップを省略
して単にS1のように記す)で、ホストコンピュータ1
0から送られてきたライト処理命令を受信してホストコ
ンピュータ10からのライト要求を受けた場合、S2に
より、CPU8は、I/F部9を介して送られてきたラ
イトコマンド中のライトデータをキャッシュメモリ6に
転送してメモリに一旦記憶し、キャッシュメモリ6への
書き込みが終了するまで待つ。
【0029】このS2でキャッシュメモリ6へのライト
データの書き込みが終了すると、S3に進み、CPU8
はライト処理命令に対するデータ記録処理の完了を示す
ライトコマンド終了ステータスをI/F9を介してホス
トコンピュータ10へ送り、ホストコンピュータ10へ
の返答として送られてきたコマンドに対する処理の完了
を報告する。これにより、ホストコンピュータ10にお
いてライト処理命令に対する処理が完了したことが認識
され、光ディスク装置1は次のコマンドを受けることが
可能となる。
【0030】次いで、CPU8はS4で、S2でキャッ
シュメモリ6に格納されたライトデータが予め設定され
たデータサイズ以下か否かを判断し、設定サイズ以下の
場合はS5でキャッシュメモリ内のライトデータを光デ
ィスク2に書き込む処理を行い、データのライト処理を
終了する。
【0031】S4で設定サイズを上回るデータサイズで
あった場合は、S6で設定サイズにライトデータを分割
する。そして、CPU8によりデータの分割が終了する
と、S6で分割したデータに対し、ディスク未書き込み
フラグを立てる。さらに、S6で分割したデータコマン
ド中に含まれるトラック情報であるLBA(ロジカルブ
ロックアドレス)とデータ量情報であるレングスとを記
憶部7に転送すると共に、前記ディスク未書き込みフラ
グを記憶部7に記憶する。
【0032】次いで、CPU8は、S6でキャッシュメ
モリ6に格納された分割されたライトデータをS7でホ
ストコンピュータ10の動作とは独立して随時光ディス
ク2側へヘッドドライバ5を介して転送し光ディスク2
上に記録する。
【0033】このS7で光ディスク2への分割されたラ
イトデータの書き込みが終了すると、次のS8に進み、
キャッシュメモリ6内のすべてのライトデータを光ディ
スク2へ記録したか否かを判断する。
【0034】このS8で分割されたライトデータの光デ
ィスク2への書き込みがすべて終了したと判断すると、
CPU8は先に記憶部7に転送した分割したライトデー
タに関する情報、つまり記憶部7に記憶されているディ
スク未書き込みフラグと、LBA及びレングスをクリア
し、ライトデータのライト処理を終了する。
【0035】S8でキャッシュメモリ6内に未書き込み
のライトデータが残っている場合は、CPU8は先に記
憶部7に転送した分割したライトデータの記憶部7に記
憶されているディスク未書き込みフラグと、LBA及び
レングスをクリアしないで、S9でホストコンピュータ
10からのリードコマンド等を確認する。
【0036】ここで、ホストコンピュータ10からのリ
ード要求があった場合は、キャッシュメモリ内の分割し
た未書き込みのライトデータの処理を開始させず、S1
0でホストコンピュータ10からのリード要求に対する
リード処理を優先させて行う。
【0037】このS10の後、或いはホストコンピュー
タ10からのリード要求等が無い場合はS7に戻り、キ
ャッシュメモリ10内に残っている分割した未書き込み
のライトデータを光ディスク2に記録する処理を行う。
この後、S8、S9等で上記と同様の処理を行うことに
より分割したライトデータ全ての光ディスク2への記録
を終了することができ、CPU8は光ディスク2への書
き込みが全て終了した判断すると記憶部7に記憶されて
いるディスク未書き込みフラグと、LBA及びレングス
をクリアし、ライトデータのライト処理を終了する。
【0038】次いで、図3を参照してホストコンピュー
タ10からのリード処理命令を受信した場合のデータ処
理手順を説明する。ここではライト処理命令の後に続い
てリード処理命令を受けた場合の処理について説明す
る。
【0039】ホストコンピュータ10から送られてきた
リード処理命令を受信してホストコンピュータ10から
のリード要求を受けた場合、まずS11で、キャッシュ
メモリ内に残っている未処理の分割したライトデータの
関するコマンド処理を開始させず、ホストコンピュータ
10からのリードコマンドを優先させる。
【0040】CPU8は、I/F部9を介して送られて
きたリードコマンドに対し、リードコマンドを示すフラ
グを立てる。そして受信したリードコマンド中に含まれ
るLBAとレングスとを記憶部7に転送して記憶すると
共に、前記リードコマンドを示すフラグを記憶部7に記
憶する。
【0041】次に、S12でリード要求に対応するLB
A及びレングスを光ディスク2からリードデータとして
読み出してキャッシュメモリ6に転送し、S13でこの
リードデータをキャッシュメモリ6からI/F部9を介
してホストコンピュータ10へ転送する。
【0042】なお、ホストコンピュータ10からのリー
ド要求に対して記録処理時にキャッシュメモリ6内に格
納されていたデータをそのままキャッシュメモリ6から
読み出して転送する処理を行ういわゆるライトバック方
向のキャッシュメモリを用いる場合は、S12の処理に
おいて光ディスク2からの所望されるデータの読み出し
は行われず、S13の処理でキャッシュメモリ6内のリ
ード要求に対応するデータをリードデータとしてホスト
コンピュータ10へ転送する。
【0043】ホストコンピュータ10へのリードデータ
の転送が終了すると、CPU8はリードコマンド終了ス
テータスをホストコンピュータ10へ送ると共に、記憶
部7に記憶されているリードコマンドを示すフラグと、
LBA及びレングスとをクリアすることによって、デー
タリード処理を終了する。
【0044】S14で、ホストからのコマンド処理を一
時中断している場合は、S15でキャッシュメモリ6内
のデータに関するコマンド処理を再開し、キャッシュメ
モリ6内に残っている未処理の分割したライトデータを
随時光ディスク2側へ転送して光ディスク2上に書き込
む処理を行い、S16に進む。
【0045】一方、S14でCPU8はホストコンピュ
ータ10からのコマンド処理を一時中断しているかの判
断で、中断していない場合はS16でホストコンピュー
タ10からの次のコマンド指示を待つ。
【0046】図4は本実施例におけるライト処理後のリ
ード処理命令に対するデータ処理動作のタイミングを示
す。ライト処理命令の後に続いてリード処理命令を受信
した場合において、図4はキャッシュメモリ内に未処理
の分割したライトデータがあり、ホストからリード要求
があった場合の動作を示したものである。
【0047】なお、図4において、Wはライト処理命
令、Rはリード処理命令、STはコマンドに対する終了
ステータスをそれぞれ示している。光ディスク装置にお
けるこれらのデータ処理動作はCPU8の制御に基づき
行われる。
【0048】ホストコンピュータ10から出されたライ
ト処理命令は光ディスク装置に送られ、光ディスク装置
においてライト処理命令を受けると、コマンドと共に転
送されてきたライトデータ(データ(1)で示す)は、
キャッシュメモリ6に転送されて一旦記憶される。
【0049】そして、キャッシュメモリ6へのデータ
(1)の書き込みが終了した時点で直ちに終了ステータ
スがホストコンピュータ10へ返送され、次のコマンド
を受け付け可能となる。キャッシュメモリ6に格納され
たデータ(1)は、その後ホストコンピュータ10の動
作とは独立してCPU8によりキャッシュメモリ6内の
データ(1)をデータ(1−1)、データ(1−2)、
データ(1−3)のように分割する。そして、その分割
したライトデータが随時、記録媒体としての光ディスク
2に転送されて記録される。
【0050】光ディスク装置等の情報記録再生装置で
は、記録媒体に対するデータの書き込み処理には時間が
かかるため、ホストコンピュータ10からキャッシュメ
モリ6へのデータ転送時間に比べて、キャッシュメモリ
6から記録媒体へデータ転送終了するまでの時間の方が
数倍程度長くなる。
【0051】本実施例では、ホストコンピュータ10か
らキャッシュメモリ6へデータ転送終了した時点でコマ
ンドの終了ステータスを返送することにより、直ちに次
のコマンドを受け付けることができるため効率的なデー
タ転送を行うことが可能である。
【0052】ライト処理命令を受信すると、コマンドと
共に転送されてきたライトデータ(データ(1))がキ
ャッシュメモリ6に記憶される。そして、キャッシュメ
モリ6へのデータ(1)の書き込みが終了した時点で終
了ステータスがホストコンピュータ10へ送られる。
【0053】その後、キャッシュメモリ6に格納されて
いるデータ(1)を予め設定したデータサイズに分割す
る。分割したライトデータ(データ(1−1)、データ
(1−2)、データ(1−3))は順次光ディスク2に
転送され、記録される。
【0054】ライト処理命令の後に続いてリード処理命
令を受信した場合には、図2のS8に示したようにキャ
ッシュメモリ6内のすべてのライトデータが光ディスク
2に転送されたか否かの判断がなされる。
【0055】キャッシュメモリ6内に未処理の分割した
ライトデータがあり、ホストからリード要求があったと
きは、図4に示すようにデータ処理動作が行われる。こ
の場合、データ(1ー1)の光ディスク2への書き込み
途中で、リード要求があったときは、キャッシュメモリ
6内のデータ(1−2)の光ディスク2への書き込み処
理が一時的に開始されず、リード処理命令に対応する処
理が優先的に実行される。
【0056】すなわち、リード処理命令を受けると直ち
にホストコンピュータ10より要求とれたリードデータ
(データ(2))が光ディスク2から読み出されてキャ
ッシュメモリ6へ転送され、終了ステータスがホストコ
ンピュータ10へ送られる。その後、キャッシュメモリ
6内のライトデータの書き込み処理が再開され、データ
(1−2)が光ディスク2に転送されて記録される。こ
の場合には、リード処理命令を受けてからリードデータ
の読み出し処理が行われるまどの待ち時間Twはほとん
ど無い。
【0057】以上説明したように、本実施例では、ホス
トコンピュータ10からのライト処理命令によってキャ
ッシュメモリ6に記憶したライトデータをあらかじめ設
定したサイズの大きさに分割し、キャッシュメモリ6か
ら光ディスク2への書き込み処理を行うことで、ホスト
コンチュータ10からリード処理命令を受けた時に、キ
ャッシュメモリ6内に未処理の分割したライトデータが
残っている場合でもキャッシュメモリ6から光ディスク
2への書き込み処理を開始させないでリード処理命令に
対する処理を優先し、リードデータの読み出し処理を実
行するようになっている。
【0058】これにより、ライト処理命令後のリード処
理命令に対する処理を素早く実行することができるた
め、ホストコンピュータ10側での待ち時間Twを短縮
することが可能となり、ホストコンピュータ10との間
のデータ転送を円滑かつ効率的に行うことができる。
【0059】なお、本実施例では記録媒体として光ディ
スクを用いる光ディスク装置を例にとってライト処理命
令及びリード処理命令に対するデータ処理動作の手順を
説明したが、他の記録媒体を用いる情報記録再生装置に
おいても同様に適用可能である。
【0060】なお、上述の説明では時間のかかる記録媒
体への記録或いは書き込みの処理に対して、記録すべき
データを分割して中間の記憶装置に一旦記憶し、この中
間の記憶装置への記憶後に分割して記憶されたデータを
順次、記録媒体に記録する処理を行い、途中で再生ある
いは読み出し処理の命令が発せられた場合には、その時
点で記録処理している分割されたデータの記録終了の時
点で一時記録処理を中断し、より高速(短時間で終了で
きる)再生処理を行い、この再生処理により再生したデ
ータをホストコンピュータに転送した後に、再び中断し
たデータの記録を続行するようにしているが、以下のよ
うにしても良い。
【0061】つまり、記録媒体への記録或いは書き込み
の処理に対して、記録すべきデータを分割して或いは分
割することなく中間の記憶装置に一旦記憶し、この中間
の記憶装置への記憶後に記憶されたデータを順次、記録
媒体に記録する処理を行い、途中で再生あるいは読み出
し処理の命令が発せられた場合には、その時点で記録処
理したデータ量或いは未記録のデータ量を中間の記憶装
置或いは記憶部等に記憶し、その後にデータの記録を一
時中断し、より高速(短時間で終了できる)再生処理を
行い、この再生処理により再生したデータをホストコン
ピュータに転送した後に、再び中断したデータの記録を
続行するようにしても良い。
【0062】また、上述の説明では記録と再生に対する
処理で説明しているが、他の処理(例えば検索処理)に
対しても適用しても良い。要するに、少なくとも2つの
処理、例えば第1及び第2の処理命令における時間がか
かる第1の処理命令が発せられた後に、その処理の途中
でより高速に行うことのできる第2の処理命令が発せら
れた場合には、第1の処理を中断し、第2の処理を行っ
た後に再び中断した第1の処理を続行する構成の装置及
びその方法は本発明に属する。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ホ
ストコンピュータとの間で転送する情報を一時記憶する
中間記憶装置を有し、ホストコンピュータからの命令を
受けて記録媒体に対する情報の記録または再生を行う情
報記録再生装置において、情報記録再生装置に情報の記
録または再生等の命令を行うホストコンピュータと、ホ
ストコンピュータから転送されてくる情報を一時記憶す
る中間記憶装置と、情報記録処理命令に対する処理を行
う際に、ホストコンピュータから転送された記録データ
を前記中間記憶装置に格納終了した時点で情報の書き込
み完了をホストコンピュータに報告する手段と、前記中
間記憶装置に格納された記録データを予め設定された単
位に分割する手段と、前記中間記憶装置から記録媒体へ
書き込みを行う手段と、情報再生処理命令に対する処理
を行う際に、ホストコンピュータから所望されるデータ
を記録媒体から読み出して前記中間記憶装置に格納し、
それと同時にホストコンピュータへ転送し、データの転
送が終了した時点で情報の読み出し完了をホストコンピ
ュータに報告する手段と、前記分割したライトデータを
記録媒体に書き込みを一時的に中断する手段と、 ホス
トコンピュータより要求されたデータを記録媒体から読
み出しを行う手段とを有するので、ホストコンピュータ
からの記録処理命令後の再生処理命令に対する処理を素
早く実行することが可能で、ホストコンピュータとの間
のデータ転送を円滑かつ効率的に行うことができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の情報記憶再生装置及びCP
Uの概略の構成を示すブロック図。
【図2】ホストコンピュータからのライト処理命令を受
信した場合のデータ処理の動作手順を示すフローチャー
ト。
【図3】ホストコンピュータからのリード処理命令を受
信した場合のデータ処理の動作手順を示すフローチャー
ト。
【図4】記録データの処理途中で、ホストコンピュータ
からリード要求があった場合のデータ処理の動作を説明
するタイムチャート。
【図5】従来例における記録データの処理途中で、ホス
トコンピュータからリード要求があった場合のデータ処
理の動作を説明するタイムチャート。
【符号の説明】
1…光ディスク装置 2…光ディスク 3…光学ヘッド 4…アクセス制御手段 5…ヘッドドライバ 6…キャッシュメモリ 7…記憶部 8…CPU 9…I/F 10…ホストコンピュータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストコンピュータとの間で転送する情
    報を一時記憶する中間記憶装置を有し、ホストコンピュ
    ータからの命令を受けて記録媒体に対する情報の記録ま
    たは再生を行う情報記録再生装置において、 情報記録再生装置に情報の記録または再生等の命令を行
    うホストコンピュータと、 ホストコンピュータから転送されてくる情報を一時記憶
    する中間記憶装置と、 情報記録処理命令に対する処理を行う際に、ホストコン
    ピュータから転送された記録データを前記中間記憶装置
    に格納終了した時点で情報の書き込み完了をホストコン
    ピュータに報告する手段と、 前記中間記憶装置に格納された記録データを予め設定さ
    れた単位に分割する手段と、 前記中間記憶装置から記録媒体へ書き込みを行う手段
    と、 情報再生処理命令に対する処理を行う際に、ホストコン
    ピュータから所望されるデータを記録媒体から読み出し
    て前記中間記憶装置に格納し、それと同時にホストコン
    ピュータへ転送し、データの転送が終了した時点で情報
    の読み出し完了をホストコンピュータに報告する手段
    と、 前記分割したライトデータを記録媒体に書き込みを一時
    的に中断する手段と、 ホストコンピュータより要求されたデータを記録媒体か
    ら読み出しを行う手段と、を有することを特徴とする情
    報記録再生装置。
JP8966495A 1994-10-28 1995-04-14 情報記録再生装置 Pending JPH08286836A (ja)

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