JPH08255058A - ディスクキャッシュ制御装置 - Google Patents

ディスクキャッシュ制御装置

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Publication number
JPH08255058A
JPH08255058A JP7059321A JP5932195A JPH08255058A JP H08255058 A JPH08255058 A JP H08255058A JP 7059321 A JP7059321 A JP 7059321A JP 5932195 A JP5932195 A JP 5932195A JP H08255058 A JPH08255058 A JP H08255058A
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JP
Japan
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data
cache memory
disk
read
write
Prior art date
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JP7059321A
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Inventor
Toshihiro Ogata
利廣 尾方
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライトアフタ方式のキャッシュメモリ手段を
備えた装置において、リード命令に対するアクセスタイ
ムを向上させる。 【構成】 ディスクキャッシュ制御装置は、ホストコン
ピュータ2とディスク3との間で転送されるデータを格
納するキャッシュメモリ手段1と、キャッシュメモリ手
段1上の未書き込みのデータをディスク3に書き込むラ
イトアフタ手段4とを備えており、リード命令を受けた
ときに、リードデータ判別手段5により要求されたデー
タの状態を判別し、このデータがキャッシュメモリ手段
1上に存在し、かつディスク3に未書き込みの場合に、
優先ライト指示手段6によって、ライトアフタ手段4に
対して該当するデータを優先的にディスク3に書き込む
ように指示した後、このデータをキャッシュメモリ手段
1またはディスク3から読み出してホストコンピュータ
2へ転送するようになっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置において
上位のホストコンピュータと記録媒体との間で転送され
るデータを一時格納するキャッシュメモリを制御し、記
録処理や再生処理の高速化を図るディスクキャッシュ制
御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に情報記録再生装置は、情報処理装
置におけるホストコンピュータの外部記録装置として用
いられているが、記録媒体に対するデータの書き込み処
理及び読み出し処理はホストコンピュータとの間でのデ
ータ転送処理速度よりも遅いため、近年では中間にキャ
ッシュメモリを設けてキャッシュメモリを介してデータ
転送を行うことにより、データの記録処理や再生処理の
高速化を図ったものが用いられてきている。特に、光デ
ィスクを記録媒体として用いる光ディスク装置では、記
録媒体への書き込み処理に多くの時間がかかるため、記
録データや再生データを一時格納するディスクキャッシ
ュメモリを設けたものが一般的である。
【0003】このようなキャッシュメモリを備えた装置
として、例えば特開平2−165248号公報に開示さ
れているディスクキャッシュ制御装置では、データの書
き込み要求(以下、ライト命令と称する)があった場合
に、ホストコンピュータからのデータをディスクキャッ
シュメモリに書き込むと共に、ホストコンピュータへ書
き込み完了信号を出力してデータ処理を再開させ、デー
タ処理の空き時間に適切なタイミングを見計らって、デ
ィスクキャッシュメモリに格納した未書き込みのデータ
を記録媒体に書き込むようにしている。このようなライ
トアフタ方式の装置によれば、ホストコンピュータは、
ディスクキャッシュメモリにデータを書き込んだ時点で
書き込み終了を認識してデータ処理を再開できるので、
記録媒体への書き込み終了まで待つことなく、書き込み
処理時のアクセスタイムを短縮できる。
【0004】また、従来の装置では、データの読み出し
要求(以下、リード命令と称する)があったときに、キ
ャッシュメモリ上に記録媒体へ未書き込みのデータがあ
る場合は、ホストコンピュータからのリード命令を待た
せて、全ての未書き込みデータを記録媒体に書き込み終
了してから要求されたデータの読み出しを行うようにし
ている。すなわちこの場合、キャッシュメモリに格納さ
れたデータは記録媒体へ書き込み済みとなってから有効
となり、リード命令に対応するデータがキャッシュメモ
リ上に存在する場合(キャッシュヒットした場合)にキ
ャッシュメモリから読み出されてホストコンピュータへ
転送されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述したように従来の
装置では、キャッシュメモリ上に記録媒体へ未書き込み
のデータがあるときにリード命令を受けた場合には、全
ての未書き込みデータを記録媒体に書き込んでから読み
出し処理を行うようになっている。この場合、記録媒体
への書き込み処理が終了するまでホストコンピュータか
らのリード命令を待たせることとなり、要求されたデー
タの読み出し処理が遅れるため、キャッシュメモリを有
効に使用できずにリード命令に対するアクセスタイムが
低下してしまう問題点がある。
【0006】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、ライトアフタ方式のキャッシュメモリ手段を備
えた装置において、リード命令に対するアクセスタイム
を向上させることが可能なディスクキャッシュ制御装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスクキ
ャッシュ制御装置は、上位のホストコンピュータから転
送されるデータを一時格納するキャッシュメモリ手段
と、前記キャッシュメモリ手段上のデータを管理するキ
ャッシュメモリ管理データと、前記キャッシュメモリ手
段上に格納されている記録媒体に未書き込みのデータを
該記録媒体に書き込むライトアフタ手段と、前記ホスト
コンピュータからのリード命令を受けたときに、前記キ
ャッシュメモリ管理データを参照して、前記ホストコン
ピュータから要求されたデータの状態を判別するリード
データ判別手段と、前記リードデータ判別手段の判別結
果を基に、前記要求されたデータが前記キャッシュメモ
リ手段上に存在し、かつ前記記録媒体に未書き込みの場
合に、前記ライトアフタ手段に対して前記キャッシュメ
モリ手段上の該当するデータを優先的に前記記録媒体に
書き込むように指示する優先ライト指示手段と、を備え
たものである。
【0008】
【作用】前記構成によって、ホストコンピュータからの
リード命令により要求されたキャッシュメモリ手段上の
データを優先的に記録媒体に書き込んだ後にホストコン
ピュータへ転送することにより、ホストコンピュータか
らのリード命令に対するアクセスタイムが大幅に向上す
る。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。まず、図1に基づいて本実施例の機能的構成の概
要を説明する。図1はディスクキャッシュ制御装置の機
能構成を示すブロック図である。
【0010】本実施例のディスクキャッシュ制御装置
は、転送するデータを格納するキャッシュメモリ手段1
を備え、このキャッシュメモリ手段1を介してホストコ
ンピュータ2とディスク3との間でデータの受け渡しを
行うようになっている。
【0011】ディスクキャッシュ制御装置は、ホストコ
ンピュータ2からのデータ書き込み要求(ライト命令)
を受けて、キャッシュメモリ手段1に格納されたディス
ク3へ未書き込みのデータを処理の空き時間にディスク
3へ書き込む処理を行うライトアフタ手段4と、ホスト
コンピュータ2からのデータ読み出し要求(リード命
令)を受けて、要求されたリードデータがキャッシュメ
モリ手段1上に存在するか否か、ディスク3に未書き込
みか否かを判断し、読み出し処理を行うリードデータ判
別手段5と、前記リードデータがキャッシュメモリ手段
1上に存在し、かつディスク3に未書き込みの場合に、
キャッシュメモリ手段1上の未書き込みデータを優先的
にディスク3へ書き込む指示をライトアフタ手段4へ送
る優先ライト指示手段6とを有して構成される。
【0012】この構成において、ホストコンピュータ2
からのライト命令8は、ライトアフタ手段4に送られ、
ライトアフタ手段4は、ライト命令8を受け取るとライ
トアフタ方式のキャッシュ制御によりデータをキャッシ
ュメモリ手段1を介してディスク3に書き込む。すなわ
ち、データをキャッシュメモリ手段1に格納してホスト
コンピュータ2へ書き込み終了を示す信号を返送し、ホ
ストコンピュータ2側での書き込み処理を終了させて他
の処理を実行可能とした後、データ処理の空き時間にキ
ャッシュメモリ手段1に格納した未書き込みのデータを
ディスク3へ書き込むようにする。そして、ディスク3
への書き込みが終了すると、ライトアフタ手段4はキャ
ッシュメモリ管理データ7を更新し、そのデータを書き
込み済みとしてキャッシュメモリ手段1上で有効とす
る。
【0013】ホストコンピュータ2からのリード命令9
は、リードデータ判別手段5に送られ、リードデータ判
別手段5は、リード命令9を受け取るとキャッシュメモ
リ管理データ7を参照して要求されたリードデータがキ
ャッシュメモリ手段1上に存在するか、ディスク3に未
書き込みかを判断する。ここで、要求されたリードデー
タがキャッシュメモリ手段1上にない場合は、ディスク
3からデータを読み出してホストコンピュータ2に転送
する。また、要求されたリードデータがキャッシュメモ
リ手段1上にあり、かつディスク3に書き込み済みの場
合、キャッシュメモリ手段1からデータを読み出してホ
ストコンピュータ2に転送する。
【0014】なお、リードデータ判別手段5における判
別結果を示す信号は優先ライト指示手段6に送られてお
り、要求されたリードデータがキャッシュメモリ手段1
上にあり、かつディスク3に未書き込みである場合は、
優先ライト指示手段6は、ライトアフタ手段4に優先ラ
イト指示10を発行し、要求されたリードデータを優先
的に書き込む指示を行う。この優先ライト指示10によ
り、ライトアフタ手段4は要求されたキャッシュメモリ
手段1上のデータをディスク3に優先的に書き込み、書
き込み終了するとキャッシュメモリ管理データ7を更新
する。この処理の終了後、リードデータ判別手段5は要
求されたデータをキャッシュメモリ手段1またはディス
ク3から読み出してホストコンピュータ2に転送する。
【0015】このようにリード要求のあったキャッシュ
メモリ手段1上のデータが未書き込みの場合に、このデ
ータを優先的にディスク3に書き込んだ後、キャッシュ
メモリ手段1またはディスク3から読み出して転送する
ことにより、リード要求に対するアクセスタイムを向上
できる。
【0016】次に、本実施例のディスクキャッシュ制御
装置を、記録媒体(ディスク3)として光磁気ディスク
等の光学式ディスク媒体を用いる光ディスク装置に適用
した場合を例にとり以下に説明する。
【0017】図2ないし図4は本発明の第1実施例に係
り、図2はディスクキャッシュ制御装置のハードウェア
構成を示すブロック図、図3はマイクロプロセッサの動
作を示すフローチャート、図4はキャッシュメモリ管理
テーブルを示す説明図である。
【0018】ディスクキャッシュ制御装置21は、ホス
トコンピュータ2とディスク3との間で転送されるデー
タを格納するキャッシュメモリ22と、ホストコンピュ
ータ2との間の命令、データの入出力、及びキャッシュ
メモリ22との間のデータの入出力を制御するSCSI
コントローラ23と、ディスク3及びキャッシュメモリ
22との間のデータの入出力を制御するドライブコント
ローラ24と、キャッシュメモリ22,SCSIコント
ローラ23,ドライブコントローラ24との間で命令、
データの入出力を行い各部を制御するマイクロプロセッ
サ25と、マイクロプロセッサ25において処理する命
令やデータを格納するプロセッサメモリ26とを備えて
構成されている。
【0019】マイクロプロセッサ25とキャッシュメモ
リ22,SCSIコントローラ23,ドライブコントロ
ーラ24との間は、それぞれキャッシュメモリ/マイク
ロプロセッサインターフェース27,SCSIコントロ
ーラ/マイクロプロセッサインターフェース28,ドラ
イブコントローラ/マイクロプロセッサインターフェー
ス29により接続されている。また、ホストコンピュー
タ2とSCSIコントローラ23との間はSCSIバス
30を介して、SCSIコントローラ23とキャッシュ
メモリ22との間はSCSIコントローラ/キャッシュ
メモリバス31を介して、キャッシュメモリ22とドラ
イブコントローラ24との間はキャッシュメモリ/ドラ
イブコントローラバス32を介して、ドライブコントロ
ーラ24とディスク3との間はディスクリードライトデ
ータインターフェース33を介してそれぞれ接続されて
いる。また、マイクロプロセッサ25とプロセッサメモ
リ26との間はプロセッサバス34を介して接続されて
いる。
【0020】なお、図1において説明したライトアフタ
手段4,リードデータ判別手段5,優先ライト指示手段
6は、マイクロプロセッサ25のソフトウェアプログラ
ムにより構成されている。
【0021】ホストコンピュータ2からのデータは、S
CSIバス30を介してSCSIコントローラ23へ入
力される。SCSIコントローラ23は、このデータ中
のホストからの命令をSCSIコントローラ/マイクロ
プロセッサインターフェース28を介してマイクロプロ
セッサ25に送信する。マイクロプロセッサ25は、送
られてきた命令の内容を解析して、SCSIコントロー
ラ23及びドライブコントローラ24にそれぞれSCS
Iコントローラ/マイクロプロセッサインターフェース
28,ドライブコントローラ/マイクロプロセッサイン
ターフェース29を介して命令を指示することで、デー
タの読み出し(リード)や書き込み(ライト)等の必要
な処理を行う。
【0022】図3を参照してライトアフタ方式のキャッ
シュメモリを使用する場合のマイクロプロセッサ25の
動作を説明する。ここではホストコンピュータ2からの
命令がリード命令の場合について述べる。マイクロプロ
セッサ25は、SCSIコントローラ23からSCSI
コントローラ/マイクロプロセッサインターフェース2
8を介してホストコンピュータ2からの命令を受け取
り、ステップS1(以降、ステップは省略して単にS1
のように記す)で、ホストコンピュータ2からのリード
命令を受けたか否かを判断する。
【0023】リード命令を受けると、マイクロプロセッ
サ25はリードデータ判別手段5により、S2及びS3
で、プロセッサバス34を介してプロセッサメモリ26
上に格納された図4に示すようなキャッシュメモリ管理
テーブルを検索することにより、読み出しを要求された
リードデータがキャッシュメモリ22上に存在するか、
また、そのデータはすでにディスク3に書き込み済みか
を判別する。
【0024】このキャッシュメモリ管理テーブルは、図
1のキャッシュメモリ管理データ7を格納しているもの
で、データのキャッシュメモリ1上の位置(アドレ
ス)、データのディスク3上の位置(アドレス)、デー
タがキャッシュメモリ上に存在することを示すフラグ、
キャッシュメモリ上のデータがディスクに書き込み済み
であることを示すフラグ等から構成されている。キャッ
シュ上存在フラグは、データがキャッシュメモリ上に存
在する場合は“1”、存在しない場合は“0”となる。
また、ディスク書き込み済フラグは、データがディスク
に書き込み済みである場合は“1”、未書き込みの場合
は“0”となる。
【0025】例えばテーブルの1行目のディスク上で
“3”の位置のデータは、キャッシュメモリ上で“0”
の位置にデータが格納されており、かつディスクにすで
に書き込み済みなので、リード命令の要求データに該当
する場合は直接キャッシュメモリ22からホストコンピ
ュータ2にデータを転送できる。一方、テーブルの2行
目のディスク上で“5”の位置のデータは、キャッシュ
メモリ上で“3”の位置にデータが格納されているが、
まだディスクに未書き込みであるので、リード命令の要
求データに該当する場合は、まずディスク上の“5”の
位置にデータを優先的に書き込んだ後に、キャッシュメ
モリ22からホストコンピュータ2にデータを転送す
る。
【0026】また、このキャッシュメモリ管理テーブル
は、キャッシュメモリ22上に格納するように設け、キ
ャッシュメモリ/マイクロプロセッサインターフェース
27を介してマイクロプロセッサ25との間でデータの
やりとりを行うようにしても良い。
【0027】なお、S1においてリード命令を受けてい
ないときは、S5に進み、ディスク未書き込み処理とし
て、マイクロプロセッサ25はライトアフタ手段4によ
りドライブコントローラ24に指示を送り、キャッシュ
メモリ22上の未書き込みのデータをディスク3に書き
込んだ後、キャッシュメモリ管理テーブル上の該当する
データ部分のディスク書き込み済フラグを“1”にセッ
トする。
【0028】また、S2においてキャッシュメモリ管理
テーブルの検索によりリードデータがキャッシュメモリ
22上に存在していない場合は、S6に進んで、ディス
クリード処理として、マイクロプロセッサ25はドライ
ブコントローラ24及びSCSIコントローラ23に指
示を送り、要求されたリードデータをディスク3から読
み出してキャッシュメモリ22に書き込むと共に、この
データをSCSIバス30を介してホストコンピュータ
2へ転送する。なおキャッシュメモリ22にデータを書
き込んだ際には、マイクロプロセッサ25はキャッシュ
メモリ管理テーブル上の該当するデータ部分のキャッシ
ュ上存在フラグおよびディスク書き込み済フラグを
“1”にセットする。
【0029】S2及びS3におけるキャッシュメモリ管
理テーブルの検索により、ホストからのリード命令に対
応するリードデータがキャッシュメモリ22上に存在
(キャッシュヒット)しており、かつディスク3に書き
込み済みの場合は、S7に進んで、キャッシュリード処
理として、マイクロプロセッサ25はSCSIコントロ
ーラ23に指示を送り、SCSIコントローラ/キャッ
シュメモリバス31を介してキャッシュメモリ22から
データを読み出し、SCSIバス30を介してリードデ
ータをホストコンピュータ2へ転送する。この処理によ
り、実際にディスクからデータを読み出す処理が省かれ
るので、ホストコンピュータからのリード命令に対する
アクセスタイムが大幅に向上する。
【0030】一方、S2及びS3におけるキャッシュメ
モリ管理テーブルの検索により、ホストからのリード命
令に対応するリードデータがキャッシュメモリ22上に
存在しているが、まだディスク3への書き込みが終了し
ていない場合は、S4に進んで、優先ライト処理とし
て、マイクロプロセッサ25は優先ライト指示手段6に
よりドライブコントローラ24に指示を送り、キャッシ
ュメモリ22上のリード命令に対応するリードデータと
重複するデータを優先的にディスク3へ書き込む処理を
行う。
【0031】このとき、ドライブコントローラ24は、
キャッシュメモリ/ドライブコントローラバス32を介
してキャッシュメモリ22よりリード命令のデータと重
複しているデータを読み出し、誤り訂正用のデータの付
加、変調等のディスクに書き込むための処理を行った
後、ディスクリードライトデータインターフェース33
を介してディスク3にデータを書き込む。
【0032】そして、S8で、マイクロプロセッサ25
はキャッシュメモリ管理テーブル上の該当するデータ部
分のディスク書き込み済フラグを“1”にセットすると
共に、SCSIコントローラ23に指示を送り、SCS
Iコントローラ/キャッシュメモリバス31を介してキ
ャッシュメモリ22からデータを読み出し、SCSIバ
ス30を介してリードデータをホストコンピュータ2へ
転送する。
【0033】このような処理を行うことにより、本実施
例では、ライト命令に対してキャッシュメモリ22に一
時格納したデータを装置のデータ処理の空き時間にディ
スク3へ書き込む、いわゆるライトアフタ処理を行って
いる途中でリード命令を受けた際、リード命令に対応す
るデータがキャッシュメモリ22上に存在する場合に、
ディスクに未書き込みのデータをキャッシュメモリ22
からホストコンピュータ2へ送信することがなく、ホス
トコンピュータ2が未書き込みのデータを受け取って正
常なリード処理の終了を認識してしまうことは生じな
い。よって、ディスクに異常が発生してその後のディス
クへのデータの書き込みができなくなった場合などに、
未書き込みのデータの修復処理ができずに、データを失
ってしまうことを防止できるため、データの信頼性が向
上する。
【0034】また、リード命令に対応するデータがキャ
ッシュメモリ22上に存在し、かつディスク3に未書き
込みの場合に、キャッシュメモリ上に存在する全てのデ
ータのディスク書き込み処理が終了してからホストコン
ピュータからのリード命令に対する処理を実行するので
なく、リード命令のデータと重複するデータを優先して
実際にディスクへ書き込み、その書き込み終了後にホス
トコンピュータへリードデータの送信を行うことによ
り、ホストコンピュータからのリード命令に対するアク
セスタイムを大幅に向上させることができる。
【0035】次に、第2実施例としてマイクロプロセッ
サの動作を変更した例を以下に説明する。図5は本発明
の第2実施例に係るマイクロプロセッサの動作を示すフ
ローチャートである。
【0036】構成は第1実施例と同様であるので説明を
省略し、ここでは図5を基にマイクロプロセッサの動作
のみを説明する。
【0037】第2実施例において、S11ないしS17
までの動作は図3のS1ないしS7の動作と同様であ
る。すなわち、S12及びS13におけるキャッシュメ
モリ管理テーブルの検索により、ホストからのリード命
令に対応するリードデータがキャッシュメモリ22上に
存在しているが、まだディスク3への書き込みが終了し
ていない場合は、S14に進んで、優先ライト処理とし
て、マイクロプロセッサ25は優先ライト指示手段6に
よりドライブコントローラ24に指示を送り、キャッシ
ュメモリ22上のリード命令に対応するリードデータと
重複するデータを優先的にディスク3へ書き込む処理を
行う。
【0038】このとき、ドライブコントローラ24は、
キャッシュメモリ/ドライブコントローラバス32を介
してキャッシュメモリ22よりリード命令のデータと重
複しているデータを読み出し、誤り訂正用のデータの付
加、変調等のディスクに書き込むための処理を行った
後、ディスクリードライトデータインターフェース33
を介してディスク3にデータを書き込む。
【0039】さらに、S18で、マイクロプロセッサ2
5はドライブコントローラ24に指示を送り、ディスク
3上のリード命令に対応するリードデータと重複するデ
ータをキャッシュメモリ22上へ読み込む処理を行う。
このとき、ドライブコントローラ24は、ディスクリー
ドライトデータインターフェース33を介してディスク
3よりリード命令のデータと重複しているデータを読み
出し、復調、誤り訂正等の処理を行った後、キャッシュ
メモリ/ドライブコントローラバス32を介してキャッ
シュメモリ22にデータを書き込む。
【0040】そして、S19で、マイクロプロセッサ2
5はキャッシュメモリ管理テーブル上の該当するデータ
部分のディスク書き込み済フラグを“1”にセットする
と共に、SCSIコントローラ23に指示を送り、SC
SIコントローラ/キャッシュメモリバス31を介して
キャッシュメモリ22からデータを読み出し、SCSI
バス30を介してリードデータをホストコンピュータ2
へ転送する。
【0041】このような処理を行うことにより、ホスト
コンピュータ2へ送信するデータは実際にディスク3か
ら読み出したデータであるので、ディスクからの読み出
し処理を行ったときにデータの誤り訂正において訂正が
不可能な場合も、ホスト側がそのことを認識できる。よ
って、本実施例では、第1実施例の効果に加えて、ホス
トコンピュータがデータの修復処理を確実に実行できる
ので、データの信頼性を大幅に向上させることができ
る。
【0042】[付記] (1) 上位のホストコンピュータから転送されるデー
タを一時格納するキャッシュメモリ手段と、前記キャッ
シュメモリ手段上のデータを管理するキャッシュメモリ
管理データと、前記キャッシュメモリ手段上に格納され
ている記録媒体に未書き込みのデータを該記録媒体に書
き込むライトアフタ手段と、前記ホストコンピュータか
らのリード命令を受けたときに、前記キャッシュメモリ
管理データを参照して、前記ホストコンピュータから要
求されたデータの状態を判別するリードデータ判別手段
と、前記リードデータ判別手段の判別結果を基に、前記
要求されたデータが前記キャッシュメモリ手段上に存在
し、かつ前記記録媒体に未書き込みの場合に、前記ライ
トアフタ手段に対して前記キャッシュメモリ手段上の該
当するデータを優先的に前記記録媒体に書き込むように
指示する優先ライト指示手段と、を備えており、前記優
先的に記録媒体に書き込む処理の後、前記要求されたデ
ータとして前記キャッシュメモリ手段上から読み出した
データを前記ホストコンピュータへ転送することを特徴
とするディスクキャッシュ制御装置。
【0043】(2) 上位のホストコンピュータから転
送されるデータを一時格納するキャッシュメモリ手段
と、前記キャッシュメモリ手段上のデータを管理するキ
ャッシュメモリ管理データと、前記キャッシュメモリ手
段上に格納されている記録媒体に未書き込みのデータを
該記録媒体に書き込むライトアフタ手段と、前記ホスト
コンピュータからのリード命令を受けたときに、前記キ
ャッシュメモリ管理データを参照して、前記ホストコン
ピュータから要求されたデータの状態を判別するリード
データ判別手段と、前記リードデータ判別手段の判別結
果を基に、前記要求されたデータが前記キャッシュメモ
リ手段上に存在し、かつ前記記録媒体に未書き込みの場
合に、前記ライトアフタ手段に対して前記キャッシュメ
モリ手段上の該当するデータを優先的に前記記録媒体に
書き込むように指示する優先ライト指示手段と、を備え
ており、前記優先的に記録媒体に書き込む処理の後、前
記要求されたデータとして前記記録媒体から読み出した
データを前記キャッシュメモリ手段を介し前記ホストコ
ンピュータへ転送することを特徴とするディスクキャッ
シュ制御装置。
【0044】付記1または2のように、リード命令によ
り要求されたキャッシュメモリ手段上のデータが記録媒
体に未書き込みの場合に、該当するデータを優先的に記
録媒体に書き込んだ後に、キャッシュメモリ手段上また
は記録媒体からこのデータを読み出してホストコンピュ
ータへ転送することにより、記録媒体に未書き込みのデ
ータを転送してしまうことがなく、データの信頼性が向
上すると共に、ホストコンピュータからのリード命令に
対するアクセスタイムが大幅に向上する。また、付記2
のように優先的に書き込んだデータを実際に記録媒体か
ら読み出したものをホストコンピュータへ転送すること
により、さらにデータの信頼性が向上する。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ラ
イトアフタ方式のキャッシュメモリ手段を備えた装置に
おいて、リード命令に対するアクセスタイムを向上させ
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るディスクキャッシュ制御装置の
機能構成を示すブロック図
【図2】本実施例に係るディスクキャッシュ制御装置の
ハードウェア構成を示すブロック図
【図3】本発明の第1実施例に係るマイクロプロセッサ
の動作を示すフローチャート
【図4】キャッシュメモリ管理テーブルを示す説明図
【図5】本発明の第2実施例に係るマイクロプロセッサ
の動作を示すフローチャート
【符号の説明】
1…キャッシュメモリ手段 2…ホストコンピュータ 3…ディスク 4…ライトアフタ手段 5…リードデータ判別手段 6…優先ライト指示手段 7…キャッシュメモリ管理データ 22…キャッシュメモリ 25…マイクロプロセッサ 26…プロセッサメモリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上位のホストコンピュータから転送され
    るデータを一時格納するキャッシュメモリ手段と、 前記キャッシュメモリ手段上のデータを管理するキャッ
    シュメモリ管理データと、 前記キャッシュメモリ手段上に格納されている記録媒体
    に未書き込みのデータを該記録媒体に書き込むライトア
    フタ手段と、 前記ホストコンピュータからのリード命令を受けたとき
    に、前記キャッシュメモリ管理データを参照して、前記
    ホストコンピュータから要求されたデータの状態を判別
    するリードデータ判別手段と、 前記リードデータ判別手段の判別結果を基に、前記要求
    されたデータが前記キャッシュメモリ手段上に存在し、
    かつ前記記録媒体に未書き込みの場合に、前記ライトア
    フタ手段に対して前記キャッシュメモリ手段上の該当す
    るデータを優先的に前記記録媒体に書き込むように指示
    する優先ライト指示手段と、 を備えたことを特徴とするディスクキャッシュ制御装
    置。
  2. 【請求項2】 前記優先的に記録媒体に書き込む処理の
    後、前記要求されたデータとして前記キャッシュメモリ
    手段上から読み出したデータを前記ホストコンピュータ
    へ転送することを特徴とする請求項1に記載のディスク
    キャッシュ制御装置。
JP7059321A 1994-10-28 1995-03-17 ディスクキャッシュ制御装置 Withdrawn JPH08255058A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7539816B2 (en) 2005-09-22 2009-05-26 Fujitsu Limited Disk control device, disk control method

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US7539816B2 (en) 2005-09-22 2009-05-26 Fujitsu Limited Disk control device, disk control method

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