JPH11203828A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JPH11203828A
JPH11203828A JP634298A JP634298A JPH11203828A JP H11203828 A JPH11203828 A JP H11203828A JP 634298 A JP634298 A JP 634298A JP 634298 A JP634298 A JP 634298A JP H11203828 A JPH11203828 A JP H11203828A
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JP
Japan
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data
recording
volatile memory
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power
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Withdrawn
Application number
JP634298A
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English (en)
Inventor
Jun Watanabe
潤 渡邊
Hiroaki Hanawa
洋明 塙
Yukio Okawa
幸男 大川
Takanori Murayoshi
高法 村吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 電源遮断時における管理情報を保護すること
にある。 【解決手段】 記録媒体10に書き込まれる管理情報を
書き換え可能な状態で保持するための記憶手段21を有
し、この記憶手段を不揮発性メモリとする。不揮発性メ
モリに管理情報を記録することで、電源が遮断された場
合の管理情報の破壊を防ぐ。また、記憶手段を揮発性メ
モリとし、電源が遮断された場合、大容量コンデンサに
蓄積された電荷により、揮発性メモリの記憶情報を不揮
発性メモリに待避してもよい。更に、記憶手段を揮発性
メモリとし、電源が遮断された場合、バックアップ用電
源により揮発性メモリをバックアップしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報記録媒体へ情
報記録を行うための記録装置に関し、例えばディスクを
記録媒体とするオーディオレコーダに適用して有効な技
術に関する。
【0002】
【従来の技術】記録媒体の一例であるディスクには、再
生専用のものと録音可能なものとがある。再生専用は光
ディスクであり、ピットと称される小さなくぼみの有無
でデータの記録が行われている。再生は録音専用のディ
スクと共通の光学的ピックアップが使用される。録音可
能なディスクは、「生ディスク」とも称され、レーザと
磁気とで記録することができる。
【0003】ディスクの特徴は、瞬時に目的の曲の頭出
しができることである。頭出しのみならず、録音した曲
の編集もすばやく行うことができる。これは、曲の情報
(開始位置、終了位置、順序など)をすべて「TOC
(Table Of Contents)データ」と称
される領域で監視しているからである。このTOCデー
タは、音楽データとは別領域に格納される。そのため、
ユーザーTOCを変更するだけで編集が可能になる。
【0004】オーディオレコーダは、ディスクに音楽デ
ータを記録して、必要に応じてそれを再生することがで
きる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ディスクに記録された
曲に関するTOCデータは、オーディオレコーダの電源
遮断の際に、あるいは録音停止の際に更新されるように
なっている。ここで、従来のオーディオ用記録媒体例え
ば磁気テープなどでは、電源が遮断された場合でも、電
源遮断直前までに録音されていた情報は消失しない。
【0006】しかしながら、ディスクを記録媒体とする
オーディオレコーダでは、ディスクに記録された曲に関
するTOCデータがオーディオレコーダの電源遮断の際
に、あるいは録音停止の際に更新されるようになってい
るため、もし録音中にバッテリ外れなどで電源の供給が
絶たれ、TOCデータの更新が行われなかった場合に
は、新たに書き込まれた音楽データを再生することはで
きない。
【0007】本発明の目的は、電源遮断時にTOCデー
タなどの管理情報を保護するための技術を提供すること
にある。
【0008】本発明の前記並びにその他の目的と新規な
特徴は本明細書の記述及び添付図面から明らかになるで
あろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0010】すなわち、記録媒体に書き込まれる管理情
報を書き換え可能な状態で保持するための記憶手段(2
1)を有し、この記憶手段を不揮発性メモリとする。
【0011】上記した手段によれば、不揮発性メモリに
管理情報を記録することで、電源が遮断された場合の管
理情報の破壊を防ぐ。このことが、電源遮断時における
管理情報の保護を達成する。
【0012】また、管理情報を記録するための揮発性メ
モリ(54)と、上記揮発性メモリの記録内容を保持す
るための不揮発性メモリ(52)と、電源遮断を検出す
るための検出手段(53)と、電荷を蓄積するための電
荷蓄積手段(51)と、上記検出手段によって電源遮断
が検出された場合に、上記電荷蓄積手段の蓄積電荷を利
用して、上記揮発性メモリの記録情報を上記不揮発性メ
モリに待避する待避制御手段(18)とを含んで記録装
置を構成することができる。
【0013】上記した手段によれば、電源が遮断された
場合に、電荷蓄積手段の蓄積電荷により、上記揮発性メ
モリの記録情報が上記不揮発性メモリに待避される。こ
のことが、電源遮断時におけるTOCデータ保護を達成
する。
【0014】さらに、管理情報を記録するための揮発性
メモリ(54)と、上記揮発性メモリをバックアップす
るためのバックアップ用電源(51)とを設け、上記揮
発性メモリをバックアップすることで管理データの破壊
防止を達成する。
【0015】そして、電源遮断直前の管理情報を上記記
録媒体に書き込むための制御手段(18)を設けること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1には本発明にかかる記録装置
の一例であるオーディオレコーダが示される。
【0017】10はディスクであり、ここでは録音可能
なものが使われる。光学/磁気部11はレーザ光線及び
磁気を使用して上記ディスクへ音楽データの書き込み、
及び書き込まれた音楽データの読み出しを行う。尚、図
示されないが、上記ディスクを回転駆動するためのモー
タや上記光学/磁気部11を移動するための機械系が設
けられている。上記光学/磁気部11で読み取られた信
号を増幅するためのRFアンプが配置され、また、上記
機械系の制御のためのサーボ制御信号処理回路13が設
けられている。
【0018】圧縮・復元処理回路(ATRAC)15
は、上記ディスク10へ書き込まれる音楽データの圧縮
処理や、上記ディスク10から読み出されたデータの復
元処理を行う。信号形式の変換を行うためのA/D,D
/A変換器19が配置される。A/Dはアナログ信号を
ディジタル信号に変換する機能であり、それは録音の際
に機能される。D/Aはディジタル信号をアナログ信号
に変換する機能であり、それは再生時に機能される。D
RAM20は、上記ディスク10から読み取られた音声
データを約10秒分記録するために設けられており、万
が一振動などで上記ディスク10からのデータ読み出し
が正常に行われなかった場合に備えられる。DRAM1
6へのデータ書き込み及びデータ読み出し、さらには保
持データのリフレッシュなどはDRAMコントローラ1
6によって制御される。
【0019】不揮発性メモリ21が設けられる。この不
揮発性メモリ21は、特に制限されないが、フラッシュ
メモリであり、ディスク10から読み出されたTOCデ
ータが書き込まれる。この不揮発性メモリ21内のTO
Cデータは、録音や消去などによって更新され、RFア
ンプ12や光学/磁気部11を介してディスク10のT
OC書き込みエリアに書き込まれる。液晶表示部(LC
D)14が設けられ、この液晶表示部14において、シ
ステムの動作状態や曲名などの表示が行われる。CPU
(中央処理装置)18が設けられ、システム全体の動作
制御はこのCPU18によって行われる。
【0020】図8には上記不揮発性メモリ21の構成例
が示される。
【0021】図8に示される不揮発性メモリ21は、特
に制限されないが、公知の半導体集積回路製造技術によ
り、単結晶シリコン基板などの一つの半導体基板にフラ
ッシュメモリとして形成される。
【0022】特に制限されないが、8ビットのデータ入
出力ピンPI/O0〜PI/O7、19ビットのアドレ
ス入力ピンPA0〜PA18、さらにはフラッシュメモ
リセルアレイ113の記憶情報の消去動作及びデータ書
き込み動作の期間を示す信号R/B*(*はローアクテ
ィブ又は信号反転を意味する)の外部出力専用ピンや、
チップイネーブル信号CE*の入力ピン、アウトプット
イネーブル信号OE*の入力ピン、ライトイネーブル信
号WE*の入力ピンなどを含む。信号R/B*、チップ
イネーブル信号CE*、アウトプットイネーブル信号O
E*、ライトイネーブル信号WE*は、特に制限されな
いが、複数のバッファを含む制御バッファ121を介し
て入力又は外部出力可能とされる。
【0023】フラッシュメモリセルアレイ113は、そ
れぞれ2層ゲート構造の絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタによって構成された複数のフラッシュメモリセルを
マトリクス配置して成る(後に詳述する)。このフラッ
シュメモリセルアレイ113を構成する全てのフラッシ
ュメモリセルのソースは、ソース選択スイッチ109に
結合される。
【0024】アドレスバッファ111は、アドレス入力
ピンPA0〜PA18から供給されるアドレス信号を内
部相補アドレス信号に変換する。変換されたアドレス信
号は、アドレスラッチ(図示せず)などを介して、後段
のXデコーダ及びドライバ112、及びYデコーダ及び
セレクタ116に伝達される。Xデコーダ及びドライバ
112は入力されたXアドレス信号を解読し、解読して
得られる選択信号などに基づいてワード線を駆動する。
【0025】Yアドレスデコーダ及びセレクタ116
は、入力されたYアドレス信号を解読し、それに基づい
て、フラッシュメモリセルアレイ113から引き出され
た複数のビット線を選択する機能を備える。このYアド
レスデコーダ及びセレクタ116には、Yデコーダ及び
セレクタ116で選択されたビット線からの読出し信号
を増幅する増幅するセンスアンプを含む読出し回路11
7aや、フラッシュメモリセルアレイ113の消去動
作、及び書き込み動作を行う消去/書き込み回路117
bが結合される。そして、読出し回路117aや、消去
/書き込み回路117bは、外部から供給される書き込
みデータ又はコマンドデータなどを取り込むための入力
バッファやデータの出力バッファを含むI/Oバッファ
118に結合されている。また、読出し回路117a
や、消去/書き込み回路117bは、コントローラ11
9によって動作制御される。
【0026】また、上記I/Oバッファ118を介して
取込まれたコマンドデータは、コントローラ119に供
給される。コントローラ119は、その他に外部から供
給されるチップイネーブル信号CE*、アウトプットイ
ネーブル信号OE*、及びライトイネーブル信号WE*
などを受け、フラッシュメモリの読出し、消去、書き込
み動作、書き込みベリファイなどの各種内部動作を制御
する。
【0027】図9には、Xデコーダ及びドライバ112
及びYデコーダ及びセレクタ116と、フラッシュメモ
リセルアレイ113との関係が示され、図10には上記
フラッシュメモリセルアレイ113を形成する一つのフ
ラッシュメモリセルの断面が代表的に示される。
【0028】図9に示されるようにフラッシュメモリセ
ルアレイ113は、特に制限されないが、複数のワード
線w1,w2と、それに交差するように形成された複数
のビット線b1,b2と、このワード線とビット線との
交差箇所に接続されたフラッシュメモリセルMCとを含
む。ここで、一つのフラッシュメモリセルMCは、図1
0に示されるように半導体基板85上記形成されたフロ
ーティングゲート86、コントロールゲート87、ソー
ス拡散領域88、ドレイン拡散領域89とを含む。フロ
ーティングゲート86と半導体基板85との間の酸化膜
は、トンネル現象を利用した電子移動を可能としてい
る。コントロールゲート87は対応するワード線w1〜
w4に結合され、ドレイン拡散領域89は対応するビッ
ト線b1〜b4に結合され、ソース拡散領域88はソー
ス線8に結合される。このソース線8にはソース線スイ
ッチ9が結合されて、このソーススイッチ9によりフラ
ッシュメモリセルMCのソース拡散領域88に供給され
る電圧のレベルが切換えられる。
【0029】情報の書き込み時にはドレイン拡散領域8
9に所定レベルの書き込み電圧が与えられ、コントロー
ルゲート87には高電圧Vppが与えられ、ソース拡散
領域88が接地される。それによりフラッシュメモリセ
ルMCがオンして電流が流れ、ドレイン拡散領域89の
近傍でアバランシェ降伏が生じて電子及びホールが発生
する。ホールは半導体基板85を介してグランド側に流
れ、電子はチャネル方向に流れてドレイン拡散領域89
に流れ込む。このとき一部の電子はフローティングゲー
ト86とドレイン拡散領域19との間の電界で加速され
てフローティングゲート16に注入されてフラッシュメ
モリセルMCのしきい値電圧が上げられる。
【0030】これに対して消去は、ドレイン拡散領域8
9をオープンにし、コントロールゲート87を接地し、
ソース拡散領域88に高電圧Vppを印加して行われ
る。ソース拡散領域88とフローティングゲート86と
の間の電位差のためトンネル現象が生じ、フローティン
グゲート86中の電子の引抜きが起こり、フラッシュメ
モリセルのしきい値が下がる。
【0031】図2には録音動作の流れが示される。
【0032】図示されない録音ボタンなどを押すなどの
録音開始操作が行われると(ステップS21)、入力さ
れた音楽データ(アナログ信号)が、A/D,D/A変
換器19におけるA/D変換機能によりディジタル信号
に変換され、圧縮・復元処理回路15で圧縮されてから
RFアンプ12や光学/磁気部11を介してディスク1
0に書き込まれる。このとき、不揮発性メモリ21内の
TOCデータが、新たな音楽データの書き込みによって
更新される(ステップS22)。録音動作が解除される
と、ディスク10TOCデータが、上記不揮発性メモリ
21の記憶データによって更新される。しかし、このT
OCデータの更新が行われる前にもし電源が遮断された
場合には、次のようなステップにてTOCデータの更新
が行われる。
【0033】すなわち、電源が遮断された後に(ステッ
プS23)再び電源が投入されると(ステップS2
4)、前回記録内容を更新するか否かの判別が行われ
る。この判別において前回記録内容を更新する(Ye
s)と判断された場合には、前回終了時のTOCデータ
がディスク10に書き込まれる。しかし、上記判別にお
いて前回記録内容を更新しない(No)と判断された場
合には、ディスク10のTOCデータの更新は行われな
い。
【0034】上記ステップS25の判別は、図3に示さ
れるように行うことができる。
【0035】すなわち、上記ステップS24の電源再投
入後に、不揮発性メモリ21内にTOCデータが存在す
るか否かの判別が行われる(ステップS251)。この
判別においてTOCデータが存在すると判断された場合
には、電源遮断直前の記録内容を破棄するか否かの判別
が行われる。つまり、液晶表示部14において「電源遮
断直前の記録内容を破棄しますか?」などと文字表示さ
れ、操作者の判断に委ねられる。所定のスイッチにより
電源遮断直前の記録内容を破棄することが指示されると
(Yes)、不揮発性メモリ21内のTOCデータがC
PU18の制御下で消去される。しかし、所定のスイッ
チにより電源遮断直前の記録内容を破棄しないことが指
示されると(No)、上記ステップS26によるTOC
データの更新が行われる。
【0036】このように、不揮発性メモリ21を設け、
この不揮発性メモリ21にTOCデータを記憶するよう
にしたので、電源が遮断された場合においても、上記T
OCデータが失われないで済む。そして、次に電源が投
入された際に不揮発性メモリ21に記憶されているTO
Cデータに基づいてディスク10が更新されるので、電
源が遮断されたにもかかわらず、音楽データの書き込み
を確実に行い得る。
【0037】図4にはオーディオレコーダの別の構成例
が示される。
【0038】図4に示される構成では、大容量コンデン
サ51、不揮発性メモリ52、電源電圧監視回路53、
及びSRAM54が設けられている。TOCデータはS
RAM54に記憶される。電源電圧監視回路53により
常に電源電圧が監視されている。もし、この電源電圧監
視回路53によって電源遮断が検出されると、大容量コ
ンデンサ51にそれまで蓄積されていた電荷がCPU1
8の制御下で放出され、その電力によってCPU18、
不揮発性メモリ52、SRAM54の動作状態が維持さ
れ、CPU18の制御により、SRAM54の記憶情報
が不揮発性メモリ52へ書き込まれる。この不揮発性メ
モリ52へ書き込まれた情報は、図1に示される装置の
場合と同様に、次に電源が投入された際にディスク10
に書き込むことができる。
【0039】上記不揮発性メモリ52には、図8乃至図
10に示されるフラッシュメモリを適用することができ
る。
【0040】図5には録音動作の流れが示される。
【0041】図示されない録音ボタンなどを押すことに
よる録音開始操作が行われると(ステップS41)、外
部から入力された音楽データ(アナログ信号)が、A/
D,D/A変換器19におけるA/D変換機能によりデ
ィジタル信号に変換され、圧縮・復元処理回路15で圧
縮されてからRFアンプ12や光学/磁気部11を介し
てディスク10に書き込まれる。このとき、SRAM5
4内のTOCデータが、新たな音楽データの書き込みに
よって更新される(ステップS42)。録音動作が解除
されると、ディスク10のTOCデータ記憶エリアに書
き込まれているTOCデータが、上記SRAM54の記
憶データによって更新される。しかし、このTOCデー
タの更新が行われる前に電源が遮断された場合には、次
のようなステップにてTOCデータの更新が行われる。
【0042】すなわち、電源が遮断された後に(ステッ
プS43)再び電源が投入されると(ステップS4
4)、前回記録内容を更新するか否かの判別が行われ
る。この判別において前回記録内容を更新する(Ye
s)と判断された場合には、前回終了時のTOCデータ
がディスク10に書き込まれる。しかし、上記判別にお
いて前回記録内容を更新しない(No)と判断された場
合には、ディスク10のTOCデータの更新は行われな
い。
【0043】このように、電源電圧監視回路53により
電源遮断が検出された場合に、大容量コンデンサ51の
蓄積電荷を利用して、SRAM54内のTOCデータを
不揮発性メモリ52へ書き込むようにしているので、電
源遮断によりTOCデータが破壊されないで済む。特
に、図4に示される構成では、電源が遮断された場合に
のみ不揮発性メモリ52が使用されるので、不揮発性メ
モリ52の書き換え補償回数が少ない場合に有効とされ
る。また、電源再投入により、不揮発性メモリ52の記
憶データを利用してディスク10のTOCデータの更新
が可能とされるから、電源が遮断されたにもかかわら
ず、音楽データの書き込みを確実に行い得る。
【0044】図6にはオーディオレコーダーの別の構成
例が示される。
【0045】図6に示される構成では、TOCデータを
記憶するためのSRAM54がバックアップ電源61で
バックアップされるようになっている。バックアップ電
源51はバックアップ専用の電池であり、回路動作用の
電源とは別に設けられている。
【0046】SRAM51がバックアップ電源61でバ
ックアップされるようになっているため、電源が遮断さ
れた場合でも、SRAM54内のTOCデータの破壊が
阻止される。
【0047】図7には録音動作の流れが示される。
【0048】図示されない録音ボタンなどを押すことに
よる録音開始操作が行われると(ステップS61)、外
部から入力された音楽データ(アナログ信号)が、A/
D,D/A変換器19におけるA/D変換機能によりデ
ィジタル信号に変換され、圧縮・復元処理回路15で圧
縮されてからRFアンプ12や光学/磁気部11を介し
てディスク10に書き込まれる。このとき、SRAM5
4内のTOCデータが、新たな音楽データの書き込みに
よって更新される(ステップS62)。録音動作が解除
されると、ディスク10のTOCデータ記憶エリアに書
き込まれているTOCデータが、上記SRAM54の記
憶データによって更新される。このTOCデータの更新
が行われる前に電源が遮断された場合でも、バックアッ
プ電源61によりSRAM54がバックアップされてい
るのでTOCデータは破壊されない。そのため、電源が
遮断された後に(ステップS63)電源が投入されると
(ステップS64)、前回記録内容を更新するか否かの
判別が行われ、この判別において前回記録内容を更新す
る(Yes)と判断された場合には、前回終了時のTO
Cデータがディスク10に書き込まれる(ステップS6
7)。しかし、上記判別において前回記録内容を更新し
ない(No)と判断された場合には、ディスク10のT
OCデータの更新は行われない。
【0049】尚、上記ステップS66の判別は、図3に
示されるように行うことができる。
【0050】このように、SRAM54がバックアップ
用電源61でバックアップされているので、突然に電源
が遮断された場合においても、TOCデータが失われな
いで済む。そして、次に電源が投入された際にSRAM
54に記憶されているTOCデータに基づいてディスク
10が更新されるので、電源が遮断されたにもかかわら
ず、音楽データの書き込みを確実に行い得る。
【0051】以上本発明者によってなされた発明を具体
的に説明したが、本発明はそれに限定されるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能で
あることは言うまでもない。
【0052】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野であるオーデ
ィオレコーダに適用した場合について説明したが、本発
明はそれに限定されるものではなく、オーディオ以外例
えば映像を扱う映像記録装置に適用することができる。
【0053】本発明は、少なくとも記録媒体を含むこと
を条件に適用することができる。
【0054】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば下記
の通りである。
【0055】すなわち、記録媒体に書き込まれる管理情
報を書き換え可能な状態で保持するための記憶手段を有
し、この記憶手段を不揮発性メモリとすることにより、
電源が遮断された場合にも管理情報の破壊が防止され
る。
【0056】また、管理情報を記録するための揮発性メ
モリと、上記揮発性メモリの記録内容を保持するための
不揮発性メモリと、電源遮断を検出するための検出手段
と、電荷を蓄積するための電荷蓄積手段と、上記検出手
段によって電源遮断が検出された場合に、上記電荷蓄積
手段の蓄積電荷を利用して、上記揮発性メモリの記録情
報を上記不揮発性メモリに待避する待避制御手段とを含
んで記録装置を構成することにより、電源が遮断された
場合に、電荷蓄積手段の蓄積電荷により、上記揮発性メ
モリの記録情報が上記不揮発性メモリに待避されるの
で、電源遮断時における管理情報の保護を図ることがで
きる。
【0057】さらに、管理情報を記録するための揮発性
メモリと、上記揮発性メモリをバックアップするための
バックアップ用電源とを設け、上記揮発性メモリをバッ
クアップすることで管理データの破壊防止を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる記録装置の一例であるオーディ
オレコーダの構成例ブロック図である。
【図2】図1に示される構成での録音動作の流れを示す
フローチャートである。
【図3】図2に示されるフローチャートにおける主要部
の詳細なフローチャートである。
【図4】本発明にかかる記録装置の一例であるオーディ
オレコーダの別の構成例ブロック図である。
【図5】図4に示される構成での録音動作の流れを示す
フローチャートである。
【図6】本発明にかかる記録装置の一例であるオーディ
オレコーダの別の構成例ブロック図である。
【図7】図6に示される構成での録音動作の流れを示す
フローチャートである。
【図8】上記オーディオレコーダに含まれる不揮発性メ
モリの構成例ブロック図である。
【図9】図8に示される不揮発性メモリにおける主要部
の構成例説明図である。
【図10】図9に示されるフラッシュメモリセルの説明
図である。
【符号の説明】
10 ディスク 11 光学/磁気部 12 RFアンプ 13 サーボ制御信号処理回路 14 液晶表示部(LCD) 15 圧縮・復元処理回路(ATRAC) 16 DRAMコントローラ 18 CPU 19 A/D,D/A変換器 20 DRAM 21 不揮発性メモリ 51 大容量コンデンサ 52 不揮発性メモリ 53 電源電圧監視回路 54 SRAM 61 バックアップ電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塙 洋明 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 大川 幸男 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内 (72)発明者 村吉 高法 東京都小平市上水本町5丁目22番1号 株 式会社日立マイコンシステム内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データとともに当該データの管理情報を
    記録媒体に記録可能な記録装置において、 上記記録媒体に書き込まれる管理情報を書き換え可能な
    状態で保持するための記憶手段を有し、上記記憶手段が
    不揮発性メモリとされたことを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 データとともに当該データの管理情報を
    記録媒体に記録可能な記録装置において、 上記管理情報を記録するための揮発性メモリと、 上記揮発性メモリの記録内容を保持するための不揮発性
    メモリと、 電源遮断を検出するための検出手段と、 電荷を蓄積するための電荷蓄積手段と、 上記検出手段によって電源遮断が検出された場合に、上
    記電荷蓄積手段の蓄積電荷を利用して、上記揮発性メモ
    リの記録情報を上記不揮発性メモリに待避する待避制御
    手段と、 を含むことを特徴とする記録装置。
  3. 【請求項3】 データとともに当該データの管理情報を
    記録媒体に記録可能な記録装置において、 上記記録媒体に書き込まれる管理情報を書き換え可能な
    状態で保持するための揮発性メモリと、 上記揮発性メモリをバックアップするためのバックアッ
    プ用電源と、 を含むことを特徴とする記録装置。
  4. 【請求項4】 電源遮断直前の管理情報を上記記録媒体
    に書き込むための制御手段を含む請求項1乃至3のいず
    れか1項記載の記録装置。
JP634298A 1998-01-16 1998-01-16 記録装置 Withdrawn JPH11203828A (ja)

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