JP4301638B2 - 高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のエキゾーストマニホールド、フロントパイプ、センターパイプ、マフラーや二輪車のマフラーなどとして使用される高温強度に優れ、かつその使用中の低下が小さい高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼の成分組成を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の排気系のうち、マフラー、センターパイプ、エンドパイプはほぼ100%ステンレス鋼化されている。この理由は、自動車の排気ガス規制が行われ、NOx,SOxガスを低減する目的で触媒を用いた浄化装置が搭載されるようになった結果、マフラーの凝縮液腐食環境が厳しくなったことおよびマフラー耐久性に対する消費者の要求が大きくなったことが挙げられる。
【0003】
直近の環境指向への高まりから今後一層厳しい排気ガス規制が適用される。この規制を満足するためには、エンジン燃焼効率の向上と触媒作用の効率向上が必須で、そのためエンジンから排出される排気ガス温度は900℃以上に高温化する場合が生じる。従って、エキゾーストマニホールドやそれに続くフロントパイプ用の材料には優れた耐熱性、特に高温強度が求められる。
【0004】
排気ガスの高温化のためにはエキゾーストマニホールドの熱容量の低減が必要で、このため薄肉化が必要になる。薄肉化は燃費向上のための部品軽量化のニーズからも必要に迫られている。
従来エキゾーストマニホールドは鋳物製が大部分であったが、鋳物での薄肉化は限界に近く、熱膨張の小さいフェライト系ステンレス鋼板・鋼管で成形したエキゾーストマニホールドが急速に普及する傾向がみられる。この様な背景から、高温強度に優れたフェライト系ステンレス鋼が強く市場から求められている。
【0005】
このような要求に応える鋼として、これまでに高純度耐熱フェライト系ステンレス鋼が提案されてきた。従来この種の鋼を大別すると以下の3つに分類できる。すなわち、(1)18〜19Cr系の高級フェライト系ステンレス鋼(特開昭64−8254号公報参照)、(2)これの廉価型として開発された14〜15Cr系のフェライト系ステンレス鋼(特開平6−2036号公報参照)、さらに(3)Crを低減した11Cr系のフェライト鋼(特開平8−120417号公報参照)である。
【0006】
これら従来鋼の高温強度を得る基本的考え方は、Nbを添加してその固溶強化によって高温強度を得るというものである。さらに、単にNbを添加しただけでは、Nb6 C型の炭化物が析出して固溶NbがCに奪われてしまうので、Nb−Tiを複合添加することの有効性が開示されている(前述、特開平6−2036号公報)。
【0007】
これら従来鋼ではNb添加により確かに短時間加熱後の高温強度は要求レベルを満足するものになっている。しかし、高温で長時間使用すると、Nbが析出して高温強度が低下してしまう。この析出はいわゆる時効析出現象で、650℃から750℃で顕著になる。Nb−Ti複合添加を行えば、確かにNb6 C型の炭化物析出は抑制されるが、650℃〜750℃の時効による強度低下は後述するようにNbの金属間化合物の析出によるもので、これの析出を促進する逆の効果をTi添加がもたらす。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
TiはNb6C型の粗大炭化物析出を防止するので、高温強度を維持するのに添加したい元素である。そこで本発明では、Ti−Nb複合添加を前提に、Nbの時効析出による高温強度の低下を抑制することを課題とする。
すなわち本発明は、従来鋼が有している欠点であるところの高温長時間使用中に生じる高温強度の低下を解決することであり、特に650℃から750℃におけるNbの析出を有利に防止し、もって、長時間使用後も優れた高温強度を有するフェライト系ステンレス鋼を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは650℃から750℃におけるNbの析出が鋼中のTi・Pの析出物により促進されるという現象を突き止めた。そしてこのTi・Pの弊害を防止するためにMgの添加が有効であることをも知見し、本発明をなすに至った。 すなわち、本発明の要旨とするところは、
質量%で、
C :0.02%以下、 N :0.02%以下、
Si:0.1〜0.5%、 Mn:0.1〜2.0%、
Cr:10.0〜20.0%、 Al:0.20%以下、
P :0.04%以下、 S :0.002%以下、
Ti:0.01〜0.35%、 Nb:0.1〜0.8%、
Mg:0.0005〜0.010%
を含み、さらに必要に応じ、
Mo:0.05〜3.0%、 Cu:0.05〜2.0%、
W :0.01〜1.0%、 V :0.01〜1.0%、
B :0.0003〜0.0050%から選ばれた少なくとも1種
を含み、残部が鉄及び不可避的不純物からなる、FeTiPとして析出したP量が0.01%以下であることを特徴とする高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明者らはNbが時効析出する現象を解明するため、14Cr−0.3Nb鋼、14Cr−0.3Nb−0.15Ti鋼を実験室で溶製し、実機と同様の熱延・冷延・焼鈍を行い試験用鋼板を作製した。得られた鋼板から作製した熱処理用試験片を600℃,700℃で500時間まで加熱して時効析出処理を行った。これにより生成した析出物をレプリカに採取して電子顕微鏡で観察した。
【0011】
14Cr−0.3Nb鋼では、NbがNb6 C型の粗大な炭化物および微細な金属間化合物Laves(Fe2 Nb)として析出することを確認した。一方、Nb−Tiを複合添加した14Cr−0.3Nb−0.15Ti鋼では、Ti添加の効果によりNb6 C型の粗大炭化物は認められなかったが、Lavesは14Cr−0.3Nb鋼と同様に析出していた。
【0012】
本発明者らはさらに詳細な電子顕微鏡観察により、上記のLavesがそれに先行して析出していたFeTiPを核として析出することを解明した。すなわち、Ti添加は、Nb6 C型の炭化物は抑制するものの、FeTiPを形成して、LavesとしてNbが析出することをむしろ促進することを知見した。
本発明者らは、Nbの時効析出に際して核として機能するFeTiPは、冷延・焼鈍段階で既に鋼中に析出しており、さらに遡って、熱延段階で析出することを確認した。
【0013】
前述のようにTiは、Nb6 C型の粗大炭化物析出を防止するので、高温強度を維持するのに添加したい元素である。そこで本発明者らは、Tiが鋼中のPと結合してFeTiPを形成するのを防止する方策を検討した。種々の元素の添加効果を調査した結果、Mgを添加することによりFeTiPの形成が著しく低減することを知見した。以下に実験により説明する。
【0014】
供試鋼は、実験室溶製した14Cr−0.5Nb−0.15Ti鋼で、Pの添加量を0.015%,0.025%,0.035%(mass)と変化させ、またMgの添加量を0〜50ppm と変化させた。この供試鋼を各成分条件に対して2試料ずつ作成して、熱延・冷延・焼鈍を施した後、1試料についてJIS G 0567に準拠して高温引張試験を行った。同様にもう1試料に対して700℃×100hの時効処理を施した後、高温引張試験を行った。
【0015】
図1にMg添加量と700℃耐力差(時効処理を行った試料と行わなかった試料の耐力の差)との関係を、P添加量別に示す。Pが0.015および0.025%の場合は、10ppm までのMg添加の効果が著しく、添加量に応じて耐力差が小さくなる。そしてMgが10ppm 以上ではその効果は飽和している。これに対してPが0.035%の場合は、耐力差を小さくするのに必要なMg添加量が増え、また耐力差は0.015Pや0.025Pの場合ほどには小さくなっていない。
【0016】
また、図2は上記の供試材で時効処理を施していない試料の、FeTiPとして析出しているP量を示す。このP量はFeTiPの析出量の多さに対応するものである。この図から、図1の時効に伴う耐力差の低下は、FeTiPの析出量の低下に対応していることが分かる。そしてこの結果から、時効に伴う耐力差を小さくするためには、PeTiPとして析出したP量が、0.010%以下、好ましくは0.005%以下となるようにすれば良いことを知見した。
【0017】
Mg添加の直接の効果は、FeTiPの析出量を減じることである。MgがFeTiPの析出を抑制する機構は明確ではないが、鋼中でMgがFeTiPに優先してP化物を形成することによると考えている。こうしてMg添加によりFeTiPの析出が減じる結果、これを核としたNbの時効析出が抑制され、時効に伴う耐力差が小さくなると理解できる。
そして、Pが増大すると、必要なMg添加量が増えるのみならず、得られる耐力差が小さくならない理由は、Pの増加のためにMgが捕捉しきれなくなるためと考えられる。
【0018】
以上のように本発明者らは、時効後耐力低下防止に対するMg添加効果を知見するに至り、本発明を完成することができた。
【0019】
次に、本発明における成分の限定理由を説明する。
Cは加工性と耐食性を確保する目的で制限される。特に、深絞り加工性向上には低い方が望ましいが、製鋼工程での脱炭時間を増長しコストの上昇を招く。伸びに優れ、高r値を維持する条件としてその上限を0.02%とする。
【0020】
NはCと同様、加工性と耐食性を確保する目的で制限される。深絞り加工性向上には低い方が望ましいが、コストの上昇を招くのでその上限を0.02%以下に制限する。
【0021】
Siは耐酸化性を高めるために有効な元素であり、0.1%以上の添加が効果的であるが、過度に添加すると靱性を低下するので、上限を0.5%とする。
【0022】
Mnは脱酸元素として用いるだけでなく、耐酸化性を高めるために0.1%以上添加するが、多量に添加すると加工性を損なうために、上限を2.0%とする。
【0023】
Crは必要量添加される。Crは本発明品に耐食性を付与する基本元素である。その量が10.0%未満では耐食性が不足し、20.0%を超えると冷間加工性が低下し製造性が劣化する。従って、Crは10.0〜20.0%の範囲で添加する。
【0024】
Alは脱酸生成物が残存したものであるが、過剰に添加すると、鋼の清浄度を低下し、加工性に悪影響をもたらすので上限を0.20%とする。
【0025】
Pは本発明鋼の加工性、耐食性を低下するうえ、熱間圧延中にFeTiPを析出し、時効過程においてNbの析出を促進するので、その含有量は少ないほど好ましい。しかし、Pの低減は工業的な精錬過程では限界があり、P含有量の少ない原料を用いる必要がある。従って、必要以上の低P化は著しい製造コスト増をもたらす。そこで、Pの上限は、汎用フェライト系ステンレス鋼の上限と同じ0.04%とした。ただし、本発明では図1で説明したように、Pが0.030未満ならば、Mg添加の効果が顕著に発揮されるのに対して、Pが0.035%になるとMgの必要量が増し、その効果も低減する。また、このようなPの影響はZrやCaを添加してNbの時効析出を抑制する場合にも認められる。従って、本発明の目的をよりよく達成するためには、Pは0.03%以下であることが望ましい。
【0026】
Sの量は制限される。Sは結晶粒界に偏析し、高温での粒界脆化を促進する有害な元素であるため、その上限を0.002%とした。
【0027】
Tiは溶接熱影響部の耐食性低下を防止する目的で、安定化元素として添加する。また、Tiは中高温域での強度確保を目的として添加するNbの効果を有効に得るためにも添加する。Nb添加による中高温域での強化は固溶Nbの作用で得られるが、この温度域ではNbの炭窒化物が析出しやすい。そこでNbよりも炭窒化物を形成しやすいTiをNbとともに複合添加して固溶Nbが低下するのを防止する。以上の効果を発現せしめるために本発明では、Tiを0.01%以上添加する。しかし、多量に添加すると、Nbの析出核として機能するFeTiPの生成抑制が困難になるので上限を0.35%とする。
【0028】
Nbは高温強度を得るために0.1%以上添加する。高温強度を安定して確保するためには望ましくは0.3%以上の添加が好ましい。しかし過剰な添加は延性を損なったり、鋼板の再結晶温度を上昇して製造性を低下させるので上限を0.8%に制限する。
【0029】
Mgは本発明において重要な添加元素である。Mgは熱延中のFeTiPの析出を抑制して、それを核としたNbの時効析出を防止するので、Nb−Tiを含有する耐熱フェライト系ステンレス鋼の高温強度を高温長時間使用後も維持するという従来鋼では実現し得なかった有利な効果をもたらす。このようなMgの効果を得るために少なくとも0.0005%以上のMgを添加する必要がある(図1)。Mgは製鋼段階で添加するが、その歩留が一定し難く、0.0005から0.005%程度まで容易に変化する。しかし、この範囲内で本発明のMg添加効果は安定して得られるので、歩留の変化が高温強度低下防止に影響しないという利点がある。しかし、過度の添加は多量の介在物を生成して鋼を汚染し、圧延ヘゲ疵の原因となるので、上限を0.010%とする。
【0030】
さらに本発明では、その好適使用形態に応じてMo,Cu,W,V,Bを選択的に添加する。
Moは耐食性向上のために必要に応じて0.05%以上添加する。Moはステンレス鋼板特有の孔食の進展を抑制する効果がある。しかし3.0%を超える添加は効果が飽和し、かつ、コストの上昇を招くので上限を3.0%とする。
Cuは少量添加で多くの腐食環境における全面腐食を抑制する効果がある。しかし、2.0%を超えるとその効果が飽和するうえ、熱間加工性を低下するので、添加量を0.05〜2.0%とする。
WおよびVは高温強度を高めるために必要に応じて0.01%以上添加する。WおよびVは鋼の固溶強化に寄与する。しかし、過度に添加すると加工性を低下させるので1.0%を上限とする。
Bは厳しいプレス加工などの加工後に行う2次加工で生じる割れを防止する目的で必要に応じて0.0003%以上添加する。しかし、0.0050%を超えて添加してもその効果が飽和する上、伸びを減じて加工性を低下させるので0.0050%を上限とする。
【0031】
【実施例】
表1において、本発明1から本発明6および比較例1,2の成分の鋼を実験室の50kg真空溶解炉で溶製した。いずれも実験室で熱間圧延後、冷間圧延、焼鈍を行った。本発明7から本発明16および比較例3から比較例6の鋼は実機で転炉溶製後連続鋳造でスラブを製造した。スラブを通常の方法で熱間圧延後、本発明10,11,12,15および比較例4は熱延鋼帯の焼鈍を行い、その他は熱延のまま酸洗を行って冷間圧延に供した。冷間圧延後焼鈍を行った。
冷延・焼鈍後、JIS G 0567に準拠して高温引張試験を行った。同様に冷延・焼鈍板を700℃×100h時効処理した後、高温引張試験を行った。表1には、700℃の耐力、700℃×100時間時効後の700℃の耐力、時効による700℃の耐力低下を列記する。
【0032】
【表1】
【0033】
表1を見て明らかなように、本発明に関わる成分組成を有する鋼は、時効後の高温強度低下が比較例に比べて著しく小さく、本発明の効果は明瞭である。
【0034】
【発明の効果】
本発明により、高温強度に優れるのみならず、従来鋼では達成できなかった、使用中のNbの時効析出による強度低下が小さいという優れた特性を併せ持つ高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼が提供できるため工業的効果は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステンレス鋼の時効前後の高温強度差(700℃の耐力差)に及ぼすMg添加の効果をP添加量別に示したものである。
【図2】Mg添加量に対するFeTiP析出量を示したものである。
Claims (5)
- 質量%で、
C :0.02%以下、
N :0.02%以下、
Si:0.1〜0.5%、
Mn:0.1〜2.0%、
Cr:10.0〜20.0%、
Al:0.20%以下、
P :0.04%以下、
S :0.002%以下、
Ti:0.01〜0.35%、
Nb:0.1〜0.8%、
Mg:0.0005〜0.010%
を含み、残部が鉄及び不可避的不純物からなり、FeTiPとして析出したP量が0.01%以下であることを特徴とする高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼。 - 質量%でさらに、
Mo:0.05〜3.0%
を含むことを特徴とする請求項1記載の高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼。 - 質量%でさらに、
Cu:0.05〜2.0%
を含むことを特徴とする請求項1または2記載の高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼。 - 質量%でさらに、
W :0.01〜1.0%、
V :0.01〜1.0%
の1種または2種を含むことを特徴とする請求項1,2または3記載の高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼。 - 質量%でさらに、
B :0.0003〜0.0050%
を含むことを特徴とする請求項1,2,3もしくは4記載の高温強度に優れた高純度フェライト系ステンレス鋼。
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