JP4300018B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技装置等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊技盤上に遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機として、パチンコ遊技装置が知られている。このようなパチンコ遊技装置では、発射ハンドルが操作されることにより遊技球が遊技盤上に打ち出され、遊技球が遊技盤上に植設された障害釘に衝突しながら落下する。そして、この遊技球が上記遊技盤に設けられた入賞口に入ると、予め定められた数の遊技球が払い出される。
【0003】
また、遊技球が遊技盤に設けられた始動口に入ると、表示装置で表示されていた固定画面を、一定の物語性を有する動画等が表示される通常画面へと切り替え、いわゆる可変表示ゲームを開始する。この可変表示ゲームは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであり、複数の変動図柄を当該表示装置に表示し、その各々を変動表示させた後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示し、全ての図柄の停止表示が確定したときの図柄の組み合わせが大当たりとなる図柄の組み合わせとなったときに、大当たり状態が発生したとして、例えば、所定の数の遊技球を払い出す等、遊技者に所定の利益及び/又は有利な状態を提供するゲームである。
【0004】
最近では、可変表示ゲームを盛り上げる演出を行ったり、大当たり状態が発生したことを強く印象付けて興奮を高めたりするため、表示装置に表示される演出画像に、例えば、劇画の主人公やそれに関係する人物を登場させたり、プロレスや相撲の人物を登場させる等、この表示装置内で展開される物語やキャラクタ等も様々なものが出現している。また、臨場感のある大胆な演出を行うため、演出画像の表示領域を大きくしたり、演出画像が表示される表示装置自体を大きくしたりするということも行われており、演出画像の重要性は益々高まっているといえる。
【0005】
ところが、演出画像の表示領域を大きくするために、表示装置自体を大きくすると、遊技盤上において、障害釘が植設される領域が小さくなり、遊技球が落下する経路が限られてしまうことになるため、遊技球の動きが単調になり、パチンコ遊技自体の面白みが失われてしまうという問題があった。
【0006】
このように、遊技盤上に設けられた機器や装置によって、演出が制限されてしまうという問題を解消するためのパチンコ遊技装置として、透明基板からなる遊技盤を備えたパチンコ遊技装置であって、上記遊技盤の裏面に、絵柄が形成された演出シートが設けられているパチンコ遊技装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、透明基板からなる遊技盤を備えたパチンコ遊技装置であって、遊技盤に、遊技盤の背面側を視認可能とするように構成された領域と、当該遊技盤の背面側を視認不可能とするように構成された領域とを設けることによって、遊技盤の裏面に配置された機構部材の一部を視認可能とすることができるパチンコ遊技装置もある(例えば、特許文献2参照)。
これらのパチンコ遊技装置では、表示装置を遊技盤の裏面に配置することが可能となり、遊技球が落下する経路を広く確保することができる。また、遊技盤が、通常のパチンコ遊技装置に設けられた遊技盤とは異なって見えるため、遊技盤に対しても興味や関心を抱かせることもできる。
【特許文献1】
特開2000−61047(第1−6頁)
【特許文献2】
特開2000−51464(第1−13頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらのパチンコ遊技装置においても、従来のパチンコ遊技装置と同様に、表示装置で展開される演出画像が臨場感や躍動感に溢れたものであるのに対し、絵柄等が描かれた演出シートが設けられた遊技盤には、臨場感や躍動感がないため、遊技者は表示装置に注目しながら遊技を行う傾向にある。本来、パチンコ遊技は、遊技球が入賞口や始動口に入ることを期待しつつ、遊技球が障害釘等に衝突してその方向を変えて落下していく様子を見ながら行うものであり、遊技球の行方に興奮したり落胆したりすることが、パチンコ遊技の醍醐味の一つであるといえるため、このように遊技者が表示装置のみに注目して遊技を行ったのでは、パチンコ遊技自体の面白みが失われてしまうという問題がある。
【0008】
また、表示装置において演出画像等は非常に鮮やかに表示されるのに対し、遊技盤に設けられた演出シートに描かれる絵柄等は、当該演出画像等と比べると、鮮明さに欠けるものであるため、遊技盤に設けられる入賞口や始動口等の位置が遊技者にとって把握しにくいという問題もある。
【0009】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球が落下する経路を広く確保することにより、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができるとともに、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることなく、鮮明で臨場感や躍動感に溢れた演出を行うことができ、さらに、遊技盤に設けられる入賞口や始動口の位置を容易に把握することができ、長時間にわたって遊技を楽しむことが可能な弾球遊技機を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、遊技盤が透明基板からなるとともに、上記遊技盤の裏側には可変表示部が設けられ、上記遊技盤と上記可変表示部との間には、遊技球の径以上の厚さを有する板状体が設けられており、上記板状体には、貫通孔に入った遊技球を受け入れることが可能な中空部が形成されており、上記可変表示部は、上記遊技盤と上記貫通孔に入った遊技球を受け入れる上記中空部とを介して視認可能であり、上記遊技盤上に打ち出された遊技球は、上記貫通孔を通過して、上記遊技盤の裏側へ移動すると、上記板状体に形成された、上記遊技盤と上記可変表示部との間の上記可変表示部が視認可能な上記中空部に受け入れられ、上記中空部内を落下することを特徴とする弾球遊技機を提供する。
【0011】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)1以上の貫通孔が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機であって、
上記遊技盤は、透明基板からなるとともに、上記遊技盤の裏側には可変表示部が設けられ、上記遊技盤と上記可変表示部との間には、上記遊技球の径以上の厚さを有する板状体が設けられており、
上記板状体には、上記貫通孔に入った遊技球を受け入れることが可能な中空部が形成されており、
上記可変表示部は、上記遊技盤と上記貫通孔に入った遊技球を受け入れる上記中空部とを介して視認可能であり、
上記遊技盤上に打ち出された遊技球は、上記貫通孔を通過して、上記遊技盤の裏側へ移動すると、上記板状体に形成された、上記遊技盤と上記可変表示部との間の上記可変表示部が視認可能な上記中空部に受け入れられ、上記中空部内を落下することを特徴とする弾球遊技機。
【0012】
(1)の発明によれば、遊技盤上に打ち出された遊技球が通過し得る領域(以下、遊技球通過領域ともいう)と略同じ大きさの可変表示部を当該遊技盤の裏側に設けて、当該可変表示部において演出画像等を表示することができるため、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることがなく、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することにより、鮮明で臨場感や躍動感に溢れた演出を行うことができる。
また、遊技球通過領域と略同じ大きさの可変表示部を設けて、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を模した画像を表示することも可能になるため、遊技盤等に描かれる絵柄等に躍動感を与えることができる。また、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を、画像により鮮明に表示することができるため、例えば、遊技盤に設けられる始動口や入賞口が明るく照らし出されるように画像を表示するということも可能である。その結果、遊技者は、遊技盤に設けられる入賞口や始動口の位置を容易に把握することができる。
【0013】
また、可変表示部が遊技盤の裏側に設けられることになるため、遊技球が落下する経路を広く確保することができ、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。また、遊技球通過領域の裏側において、可変表示部により演出画像が表示されることにより、遊技球通過領域と演出画像とが重なることになるため、演出画像のみに注目するということができず、自然に遊技球の行方にも興味や関心を抱くことになる。このように、(1)の発明によれば、パチンコ遊技自体の面白みを堪能しながら、演出画像等にものめり込むことができ、遊技者は、飽きや疲れを感じることなく、長時間にわたって遊技を楽しむことができる。
【0014】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)に記載の弾球遊技機であって、
上記板状体には、上記中空部内を落下する遊技球を検出するための発光素子及び受光素子が対向するように設けられていることを特徴とする。
【0015】
(2)の発明によれば、遊技球の検出に係る機器や装置(例えば、磁気近接式センサ、機械式センサ等)が遊技盤に設けられることがなく、また、そのような機器や装置に接続される配線が、遊技盤の裏側に設けられるということもない。従って、可変表示部に表示される画像が、これらの機器や装置、配線等によって隠れてしまうということがなく、明確に可変表示部に表示される画像を見ることができるので、遊技者は演出画像にのめり込んで遊技を楽しむことができる。
【0016】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3) 上記(2)に記載の弾球遊技機であって、
上記板状体の上記中空部に隣接する面には、上記発光素子及び上記受光素子が対向するように設けられており、上記発光素子から発せられる赤外線が、上記受光素子によって受光されるように構成されていることを特徴とする。
【0017】
(3)の発明によれば、上記発光素子から出力されて上記受光素子に至る赤外線が、上記可変表示部の前方を通過するため、中空部内において可変表示部の前方を通過する遊技球を上記発光素子及び上記受光素子によって検出することが可能である。
【0018】
(4) 上記(2)又は(3)に記載の弾球遊技機であって、
上記板状体には、複数の上記発光素子が設けられ、
一の上記発光素子から発せられる赤外線と、他の上記発光素子から発せられる赤外線との交点が存在し、
上記貫通孔に遊技球が入ったときには、上記交点を形成する2本の赤外線が当該遊技球によって遮断されることを特徴とする。
【0019】
(4)の発明によれば、一の発光素子及び他の発光素子の夫々から出力される赤外線が交差するので、2本の赤外線によって遊技球を検出することができる。
【0022】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
)1以上の貫通孔が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機であって、
上記遊技盤は、透明基板からなるとともに、上記遊技盤の裏側には可変表示部が設けられ、上記遊技盤と上記可変表示部との間には、上記遊技球の径以上の間隔があけられて、空間が設けられており、貫通孔に入った遊技球が、上記遊技盤と上記可変表示部との間の上記可変表示部が視認可能な上記空間内を落下することを特徴とする弾球遊技機。
【0023】
(6)の発明によれば、上記(1)の発明と同様に、遊技球通過領域と略同じ大きさの可変表示部を当該遊技盤の裏側に設けて、当該可変表示部において演出画像等を表示することができるため、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることがなく、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することにより、鮮明で臨場感や躍動感に溢れた演出を行うことができる。
また、遊技球通過領域と略同じ大きさの可変表示部を設けて、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を模した画像を表示したりすることも可能になるため、遊技盤等に描かれる絵柄等に躍動感を与えることができる。また、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を、画像により鮮明に表示することができるため、例えば、遊技盤に設けられる始動口や入賞口が明るく照らし出されるように画像を表示するということも可能である。その結果、遊技者は、遊技盤に設けられる入賞口や始動口の位置を容易に把握することができる。
【0024】
また、可変表示部が遊技盤の裏側に設けられることになるため、遊技球が落下する経路を広く確保することができ、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。また、遊技球通過領域の裏側において、可変表示部により演出画像が表示されることにより、遊技球通過領域と演出画像とが重なることになるため、演出画像のみに注目するということができず、自然に遊技球の行方にも興味や関心を抱くことになる。このように、(6)の発明によれば、パチンコ遊技自体の面白みを堪能しながら、演出画像等にものめり込むことができ、遊技者は、飽きや疲れを感じることなく、長時間にわたって遊技を楽しむことができる。
【0025】
[用語の定義等]
「識別情報」とは、文字、記号、絵柄又は模様(図柄)等の視覚によって識別可能な情報をいい、後述する可変表示部に表示される。また、識別情報には後述する変動図柄が含まれる。なお、変動図柄とは、変動表示され得る図柄をいう。
「変動表示」とは、識別情報が順次変化する場合、例えば、1つの識別情報である図柄「7」から他の識別情報である図柄「8」へ変化する場合や、図柄「9」から他の図柄「☆」へ変化する場合のほか、識別情報を表示し得る表示領域において1つの識別情報が表示されたままその識別情報が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合等を含む概念である。
「変動表示結果」とは、上述したように識別情報が変動表示された後、停止表示されたものをいい、この変動表示結果が、特定表示態様となった場合、所定の遊技価値が付与されることになる。また、遊技価値としては、例えば、遊技球を挙げることができるが、上記遊技価値は、例えば、遊技球の数と等価なデータが制御部のRAM(Random Access Memory)等に記憶されることにより付与されることとしてもよい。
「特定表示態様」とは、予め定められた変動表示結果をいい、上記特定表示態様としては、例えば「7」−「7」−「7」等を挙げることができる。変動表示結果が特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与されることになる。
【0026】
「可変表示部」とは、複数種類の識別情報を変動表示可能なものをいう。可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与される。
具体的に、上記可変表示部には、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される。また、上記画面画像には、可変表示ゲームを示す画像以外に、静画像や動画像等からなる演出画像が表示されることとしてもよい。上記可変表示部としては、特に限定されるものではないが、例えば、プラスチック液晶や液晶パネル等からなるものを挙げることができる。
【0027】
「液晶パネル」とは、液晶層、その両面に設けられた配向膜、透明電極、カラーフィルタ等(以下、液晶層等ともいう)が2枚のガラス基板により挟持されるとともに、2枚のガラス基板の外面に偏光板等が設けられたものであって、画像を表示することが可能であるものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられる液晶パネルとしては、特に限定されるものではなく、従来公知の液晶パネルを用いることが可能である。
【0028】
また、「プラスチック液晶」とは、上述した液晶パネルにおいて、液晶層等がガラス基板ではなく、プラスチック基板により挟持されたものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられるプラスチック液晶としては、特に限定されるものではなく、従来公知のプラスチック液晶を用いることが可能である。
なお、本発明において、液晶パネル及びプラスチック液晶のうち、どちらを用いるかについては、特に限定されるものではなく、例えば、製造コスト、耐衝撃性等を考慮して、適宜選択することが可能である。
なお、以下においては、可変表示部として、液晶パネル又はプラスチック液晶が設けられている場合について説明することとする。また、本発明では、液晶パネルとプラスチック液晶とを併せて、液晶パネル等ともいうこととする。
【0029】
本発明の弾球遊技機の遊技盤を構成する透明基板の材質としては、特に限定されるものではないが、樹脂からなるものが望ましい。比較的容易にその表面に障害釘を植設することが可能であるからであり、また、障害釘同士の間隔が狭くなるように障害釘を植設したとしても、遊技盤に割れ等が発生しにくいため、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができるからである。
なお、上記透明基板の厚さは、4〜6mmが望ましい。4mm未満では、薄すぎて強度に乏しく、障害釘を遊技盤に植設する際、遊技盤が割れるおそれがあり、6mmを超えると、必要な強度を得ることができる遊技盤の厚さに比べて厚すぎて、経済性に劣るものとなる。上記透明基板の厚さは5mmがより望ましい。また、上記障害釘を植設する際、上記障害釘の上記透明基板の内部に埋設された部分の長さを2〜4mmとすることが望ましい。2mm未満では、遊技球との衝突に起因して植設された障害釘の角度が変化してしまうおそれがあり、4mmを超えると、深すぎて上記透明基板に割れが発生するおそれがあるからである。上記障害釘の上記透明基板の内部に埋設された部分の長さは、3mmがより望ましい。
【0030】
上述したような遊技盤に障害釘を植設する方法としては、特に限定されるものではないが、例えば、遊技盤となる透明基板に、釘打ち機(例えば、エア釘打ち機等)により障害釘を植設する方法を用いることが可能である。なお、この方法により透明基板に障害釘を植設する場合には、予め障害釘を植設する位置に下孔を形成しておくことが望ましい。透明基板に割れ等が発生することを防止して、不良品発生率を低減することができるからである。
【0031】
また、遊技盤に障害釘を植設する方法としては、例えば、図7(a)、(b)に示すように、障害釘を比較的容易に植設可能な樹脂素材(例えば、ポリ塩化ビニル樹脂等の軟質樹脂素材等)からなる基材に、障害釘66を植設して釘部材65、67とし、一方、遊技盤となる透明基板64に取付孔を形成しておき、釘部材65、67を取付孔に嵌め込む方法を用いることが可能である。
【0032】
なお、図7(a)は、3本の障害釘66が植設された釘部材65と、1本の障害釘66が植設された釘部材67とが、遊技盤となる透明基板64に嵌め込まれた様子を模式的に示す斜投影図であり、図7(b)は、釘部材67が透明基板64に嵌め込まれた様子を模式的に示す部分拡大断面図である。
図7に示したような方法によれば、透明基板に割れ等が発生することをより確実に防止することが可能であり、不良品発生率のさらなる低減を図ることができる。
【0033】
「板状体」とは、遊技球の径以上の厚さを有する板状のものであって、入賞口に入った遊技球を受け入れることが可能な中空部が形成されているものをいう。上記板状体は、遊技盤と可変表示部との間に設けられる。
【0034】
板状体が遊技球の径以上の厚さを有する必要があるのは、中空部に遊技球を受け入れることができるようにするためである。通常、遊技球の径は11mmであるので、板状体の厚さは11mm以上である必要がある。なお、板状体の厚さは15〜50mmであることが望ましい。15mm未満であると、中空部に受け入れられた遊技球が遊技盤や可変表示部に衝突しやすく、遊技盤や可変表示部に傷が付きやすくなるおそれがあるからである。一方、50mmを超えると、遊技盤自体が厚くなりすぎるおそれがある。
また、板状体は、透明なものであってもよく、不透明なものであってもよい。板状体の材質は、その裏面に設けられる可変表示部の表示領域の大きさ等に応じて適宜設定することが可能である。
【0035】
また、中空部の形状としては、特に限定されるものではなく、例えば、矩形状や略円形状等を挙げることができる。なかでも、中空部の形状は、略円形状であることが望ましい。中空部に受け入れられた遊技球は自然に当該中空部の下側に集まることになるため、複雑な装置や機器を用いることなく、中空部に受け入れられた遊技球を効率的に回収することができるからである。
【0036】
また、中空部の大きさは、遊技盤に設けられた入賞口のうち、少なくとも1の入賞口に入った遊技球を受け入れることが可能な大きさを有していれば、特に限定されるものではないが、遊技球通過領域に相当する大きさを有していることが望ましい。遊技盤上に多数の入賞口や始動口等が設けられている場合であっても、それらの多数の入賞口や始動口等に入った全ての遊技球を当該中空部によって受け入れることが可能であるため、従来の弾球遊技機において各入賞口や始動口等に設けられる球通路が不要となり、可変表示部に表示される演出画像等がより見やすくなるからである。
【0037】
一方、上記板状体は、透明基板からなり、該板状体に形成された中空部は、溝形状の球通路を含んで構成されるとともに、上記球通路は、その内部に受け入れられた遊技球を当該板状体の下部まで導くことが可能なように構成されていることも望ましい。板状体が透明基板からなるため、中空部が溝形状の球通路を含んで構成されていても、画面画像等が表示される可変表示部を広く確保することができるからであり、また、中空部に受け入れられた遊技球を、球通路の経路に沿うように板状体の下部へ導くことができるため、予期しない経路を通って遊技球が落下し、可変表示部に表示される変動図柄等が該遊技球によって見にくくなってしまうという事態の発生を防止することができるからである。
また、中空部に受け入れられた遊技球が、球通路内を緩やかに流下するようにして、遊技球が板状体の壁面に衝突する際の衝撃を緩和することにより、遊技球と板状体の壁面との衝突に起因して生じる騒音を小さくすることも可能であるため、遊技に集中してのめり込ませることが可能になる。
なお、板状体の形状については、後で図面を用いて詳述することにする。
【0038】
なお、上記板状体は、上述した遊技盤と必ずしも別体である必要はなく、例えば、接着剤等により両者が接着されていてもよい。また、上記遊技盤と上記板状体とが樹脂からなる場合等には、熱融着により両者が固定されていてもよく、一体成形により、両者が一体的に形成されていてもよい。
【0039】
本発明の弾球遊技機は、中空部が形成された板状体が遊技盤と可変表示部との間に設けられるのであるが、遊技盤と可変表示部との間に遊技球の径以上の間隔があけられ、板状体以外の部材等により、遊技盤と可変表示部との間に、上述した中空部に相当する空間が設けられた弾球遊技機も、本発明の弾球遊技機である。
【0040】
次に、遊技盤と可変表示部との間に、中空部に相当する空間が設けられた弾球遊技機の一例について、図面を用いて説明する。
図8(a)は、本発明の弾球遊技機に係る遊技盤及び可変表示部の構成の一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、そのB−B線断面図である。
【0041】
図8(a)に示すように、遊技盤214には、その中央部分の左右の両側に、入賞口254a及び254bが設けられている。また、入賞口254a、254bの下側には、それぞれ入賞口254c及び254dが設けられている。
さらに、入賞口254c及び254dの間には、始動口242が設けられており、その下側には、大入賞口238が設けられ、さらに、その下側には、アウト口238が設けられている。
なお、図中、始動口242と大入賞口238とについては、遊技盤214に形成される開口のみを示している。また、遊技盤214上に設けられるガイドレールや障害釘等は図示していない。
【0042】
遊技盤214の裏面には、この遊技盤214に対向するように、液晶パネル232が設けられており(図8(b)参照)、液晶パネル232の両側には、板状部材220が固定されている。
また、遊技盤214と板状部材220との間には、遊技盤214の裏面の右側に、上下方向に並ぶように、4本のスペーサ215が固定配置され、遊技盤214の裏面の左側にも同様に、上下方向に並ぶように、4本のスペーサ215が固定配置されている。スペーサ215は四角柱形状を有しており、遊技球の径より長いものである(図8(b)参照)。
【0043】
このように、遊技盤214と液晶パネル232との間には、スペーサ215により、遊技球の径以上の間隔があけられて、中空部に相当する空間が設けられており、図8(b)に示すように、入賞口254a、254c等に入った遊技球が、当該空間内を落下するのである。
【0044】
なお、本発明においては、図8に示した液晶パネル232の裏面に、アクリル樹脂等の透明な樹脂製の支持基板237を設けるとともに、支持基板237の側方に光源(図中、冷陰極蛍光管234a及び234b)を設置して、支持基板237の側面から中央部分へ向けて光を照射し得る構造とすることができる(図9参照)。このようにすることにより、バックライトを有さない液晶表示装置を使用することが可能となる。
このとき、支持基板237の裏面(液晶パネル232が設けられていない側の面)には、図9に示すように、光を反射することが可能な反射層237が設けられていることが望ましい。光源から照射される光を効率よく液晶パネル232へ供給することができるため、液晶パネル232において画像を明るく表示させることができるからである。
【0045】
なお、中空部に相当する空間を形成する方法は、図8に示した方法に限定されるものではなく、例えば、略円環形状の枠となる部材を遊技盤と可変表示部との間に設けることにより、中空部に相当する空間を形成する方法や、複数の棒状体を遊技盤と可変表示部との間に設けることにより、中空部に相当する空間を形成する方法等を用いることも可能である。
【0046】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の弾球遊技機を模式的に示す正面図である。
なお、以下において説明する実施例においては、本発明の弾球遊技機の好適な実施例として、本発明をパチンコ遊技装置に適用した場合を示す。
【0047】
パチンコ遊技装置10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26と、が配置されている。
【0048】
遊技盤14は、厚さ5mm程度のアクリル樹脂製の透明基板からなり、その前面には、略円環形状のガイドレール30が、遊技盤14の前方へ突出するように植設されている。遊技盤14において、このガイドレール30によって囲まれている領域が、遊技盤14上に打ち出された遊技球が通過し得る領域、すなわち、遊技球通過領域である。
遊技盤14は、遊技球通過領域に相当する部分が透明であるが、遊技球通過領域以外の領域に相当する部分は、着色が施されて不透明となっている。
また、遊技球通過領域に相当する部分の一部(後述する大入賞口38が設けられている周辺部分等)にも、大入賞口38の近傍に設けられるシャッタ40の駆動に必要な電力を供給するための配線を隠すために、着色が施されて不透明となっている部分が存在する。
【0049】
遊技盤14の前面には、複数の障害釘が、遊技盤14の前方向へ突出するように植設されている。また、これらの複数の障害釘は、その先端が遊技盤14に3mm程度埋め込まれるように植設されている。なお、本明細書において、パチンコ遊技装置10とは、パチコン機をも含む概念である。
【0050】
また、遊技盤14の裏側には、アクティブマトリックス駆動方式の液晶パネル32と、液晶パネル32に対して光を照射するバックライト80とを備えた表示装置(図示せず)が設けられている。
なお、この液晶パネル32が、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される可変表示部である。
【0051】
遊技盤14と液晶パネル32との間には、厚さ30mmの板状体100(図示せず)が設けられている。通常、遊技球の径は11mmであるので、板状体100は、遊技球の径以上の厚さを有する。また、板状体100には、中空部101(図示せず)と排出部102(図示せず)とが形成されている。
なお、板状体100については、後で図面を用いて詳述することにする。
【0052】
さらに、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができるのである。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28が設けられている。
発射ハンドル26が遊技者によって時計回り方向へ回動操作されたときには、発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
【0053】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0054】
なお、従来のパチンコ遊技装置では、遊技盤の中央部に表示装置が設けられているため、遊技盤の中央部分を遊技球が通過することがないのであるが、上述したように、本発明に係るパチンコ遊技装置10では、遊技盤14の裏側に液晶パネル32(可変表示部)が設けられているため、遊技球が落下する経路を広く確保することができ、遊技球の落下方向に多様性を持たせることができる。その結果、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。また、液晶パネル32が遊技盤14上に設けられていないため、遊技盤14上に設けられる入賞口や始動口等によって液晶パネル32(可変表示部)の表示領域が制限されることなく、例えば、液晶パネル32の表示領域を、遊技球通過領域と同程度まで広げるということも可能であり、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することにより、鮮明で臨場感や躍動感に溢れた演出を行うことができる。
【0055】
図2は、遊技盤14を模式的に示す拡大正面図である。なお、上述した図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。また、図2は、上述した障害釘について省略したものを示した。
【0056】
遊技盤14の裏側には、板状体100と、液晶パネル32を備えた表示装置とが設けられている。この液晶パネル32には、通常であれば遊技盤に描かれる絵柄を模した画像や、演出画像や、可変表示ゲームを示す変動図柄等の画像が表示される。また、例えば、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)や、保留された可変表示ゲームの回数を示す画像等も、液晶パネル32に表示される。
【0057】
なお、図中では、液晶パネル32に、複数の六角形を規則的に配置した地模様からなる背景画像と、4匹の豚を示すキャラクタ画像と、「7」−「6」−「7」の3つの変動図柄画像と、保留された可変表示ゲームの回数に対応した4つのハートを示す画像とが表示されている様子が示されている。
このように、本発明では、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等に代えて、絵柄等を模した画像を表示することができるため、遊技盤等に描かれる絵柄等に躍動感を与えることができる。また、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を、画像により鮮明に表示することができるため、例えば、遊技盤に設けられる始動口や入賞口が明るく照らし出されるように画像を表示するということも可能である。その結果、遊技者は、遊技盤に設けられる入賞口や始動口の位置を容易に把握することができる。
【0058】
また、遊技盤14の下部には、大入賞口38が設けられている。この大入賞口38の近傍には、シャッタ40が開閉自在に設けられている。シャッタ40は大当たり状態が発生したときには、断続的に開放状態となるようにソレノイド48(図示せず)により駆動される。また、遊技盤14の大入賞口38が設けられた部分の近傍は、着色が施されて不透明となっており、ソレノイド48へ電力を供給するための配線(図示せず)が遊技者から見えないように構成されている。
また、大入賞口38の下側には、アウト口39が設けられており、入賞口等に入らなかった遊技球は、アウト口39から排出されることになる。
【0059】
遊技盤14の左中央部分と右中央部分とには、一般入賞口54a及び54bが設けられている。また、遊技盤14の右下部分と左下部分とには、一般入賞口54c及び54dが設けられている。
これらの大入賞口38及び一般入賞口54a〜54dのいずれか1に遊技球が入ったときには、予め設定されている数の遊技球が下皿22に払い出されるようになっている。
また、一般入賞口54a〜54dのうち、特定の入賞口に遊技球が入ったときには、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)が、液晶パネル32において変動表示され、当該識別情報画像が所定の画像で停止表示されたときには、始動口44の左右の両側に設けられた可動片58a及び58bがソレノイド57により動作して、始動口44が所定の期間、開放状態となり、始動口44に遊技球が入りやすくなる。
【0060】
また、透明部14aの下方には、可変表示ゲームが開始されて、液晶パネル32に表示される複数、例えば、3つの識別情報である変動図柄を変動表示状態に移行する契機となる始動口44が設けられている。
始動口44に遊技球が入ったときには、所定数の遊技球が払い出されるとともに、液晶パネル32においては、複数の変動図柄が変動表示されて、可変表示ゲームが開始される。
【0061】
さらにまた、一般入賞口54a及び54bの下側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材60a及び60bを設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36a及び36bが設けられている。
【0062】
次に、本発明の弾球遊技機に設けられる板状体について、図6を用いて説明する。
図6(a)は、図1に示したパチンコ遊技装置に設けられた板状体を模式的に示す正面図である。
【0063】
図6(a)に示すように、板状体100は、遊技球の径以上の厚さを有しており、その中央部分には、略円形状の中空部101が形成されている。また、中空部101の下側には排出部102が形成されている。従って、遊技球が中空部101内に受け入れられると、中空部102内を下方へ落下していき、排出部102を介して、中空部102外へ排出される。
【0064】
本発明の弾球遊技機に設けられる板状体は、必ずしも、図6(a)に示した形状とする必要はない。本発明の弾球遊技機に設けられる板状体の形状は、中空部が形成されていれば、特に限定されるものではないが、例えば、以下に示すような形状とすることも望ましい。
図6(b)は、図1に示したパチンコ遊技装置に設けられる板状体の他の一例を模式的に示す正面図である。
図6(b)に示す板状体110は、透明基板からなるとともに、遊技球の径以上の厚さを有しており、溝形状の球通路114a〜114d及び115を含む中空部111が形成されている。球通路114aは、その上端が遊技盤14の一般入賞口54aの裏面に位置するように形成されており、一般入賞口54aに入った遊技球を球通路114a内に受け入れることができるようになっている。従って、遊技球が一般入賞口54aに入ると、該遊技球は球通路114aに受け入れられて、球通路114a内を流下していき、中空部111の下側に形成された排出部112を介して、中空部111外へ排出される。
【0065】
球通路114b〜114dも、各上端がそれぞれ一般入賞口54b〜54dの裏面に位置するように形成されており、一般入賞口54b〜54dに入った遊技球を球通路114b〜114d内に受け入れることができるようになっている。
球通路115についても同様であり、その上端が始動口44の裏面に位置するように形成されている。
【0066】
次に、パチンコ遊技装置10に設けられる遊技盤14、その裏側に設けられる液晶パネル32、及び、遊技盤14と液晶パネル32との間に設けられる板状体100について、図面を用いて説明する。
【0067】
図3は、遊技盤14、液晶パネル32及び板状体100を模式的に示す分解斜視図である。
遊技盤14は、アクリル樹脂製の透明基板からなるものであり、その厚さは5mm程度である。上述したように、遊技盤14の前面には、ガイドレール30が設けられるとともに、複数の障害釘が設けられている。
この遊技盤14の左右の中央部分と左右の下側とには、計4つの円形状の貫通孔が形成されているが、これらの貫通孔が、上述した一般入賞口54a〜54dである。
また、一般入賞口54aには、図中に示すように、アクリル樹脂製の透明な球受け154aが設けられ、遊技盤14上を落下する遊技球が一般入賞口54aに入り得るようになっている。一般入賞口54b〜54dについても同様であり、一般入賞口54b〜54dには、アクリル樹脂製の透明な球受け154b〜154dが設けられる。
【0068】
遊技盤14の中央部分には、上から順に、始動口44、大入賞口38、アウト口39が形成されている。始動口44には、可動片58a及び58bと、ソレノイド57(図示せず)とを備えた球受け144が設けられ、大入賞口38には、シャッタ40とソレノイド48(図示せず)とを備えた入賞装置138が設けられる。
また、図3では示していないが、ソレノイド48及び57に電力を供給する配線(図示せず)を、遊技者から見えないように隠すため、透明基板からなる遊技盤14はその一部が着色されて不透明となっている。
【0069】
遊技盤14上に打ち出された遊技球は、一般入賞口54a〜54d、大入賞口38、始動口44及びアウト口39のいずれか1を通過して、遊技盤14の裏側へ移動すると、板状体100に形成された中空部101に受け入れられ、中空部101内を落下する。中空部101は、遊技盤14の遊技球通過領域と略同じ大きさを有するので、一般入賞口54a〜54d、大入賞口38、始動口44及びアウト口39を通過した遊技球の全てを受け入れることができる。また、中空部101は、略円形状であるため、その内部に受け入れられた遊技球は自然に中空部101の下側に集まる。
また、板状体100には、上述したような中空部の下側に、排出部102が設けられており、中空部101の下側に集まった遊技球を、排出部102を介して、中空部101外へ排出することができる。
【0070】
なお、中空部101内を落下した遊技球が板状体100に衝突すると、大きな衝突音が生じてしまい、遊技の妨げとなるおそれがあるので、板状体100の中空部101に接する面には、例えば、衝撃吸収材等が設けられていることが望ましい。
【0071】
また、板状体100の裏側には、液晶パネル32を備えた表示装置が設けられており、この液晶パネル32には、上述したように、通常であれば遊技盤に描かれる絵柄を模した画像や、演出画像や、可変表示ゲームを示す変動図柄等の画像が表示されるのである。
【0072】
このように、パチンコ遊技装置10では、透明基板からなる遊技盤14の裏側に、中空部101と排出部102とが形成された板状体100が設けられ、さらに、板状体100の裏側に液晶パネル32が設けられるため、液晶パネル32に表示される各種の画像が、遊技盤14と中空部101とを介して視認可能となるのである。
【0073】
なお、液晶パネル32の表面には、略透明な保護層が設けられていることが望ましい。遊技球が衝突することにより、液晶パネル32が損傷を受けたり、液晶パネル32の表面に傷が発生して、表示される画像が見にくくなってしまったりすることを防止することができるからである。上記保護層としては、例えば、略透明な樹脂製の保護フィルムや保護板等を挙げることができ、また、これらのものとしては、従来公知のものを用いることができる。
【0074】
次に、上述した入賞口や始動口に入った遊技球を検出する方法について、図面を用いて説明する。
図4は、遊技盤14と板状体100とを模式的に示した正面図である。
なお、説明の便宜上、板状体100の裏側に設けられた液晶パネル32は図示しておらず、遊技盤14上に設けられた複数の障害釘、球受け144及び154a〜154d、並びに、入賞装置138等についても、図示していない。
【0075】
遊技盤14には、上述したように、一般入賞口54a〜54d、始動口44、大入賞口38及びアウト口39が形成されており、これらに入った遊技球は、遊技盤14の裏側に設けられた板状体100の中空部101に受け入れられることになる。
【0076】
板状体100の中空部101に隣接する面(以下、隣接面ともいう)には、図3に示すように、10個の発光素子120〜129と、10個の受光素子130〜139とがそれぞれ対向するように設けられており、各発光素子から発せられる赤外線が、対応する受光素子によって受光されるように構成されている。また、発光素子120〜129と、受光素子130〜139とは、パチンコ遊技装置10内に備えられた制御回路(図示せず)と接続されており、受光素子130〜139は、発光素子120〜129から発せられる赤外線の受光が中断されたとき、検出信号を上記制御回路に送信する。
図中、発光素子120〜129から発せられる赤外線は、2点鎖線の矢印により示している。また、説明の便宜上、発光素子120〜129と発光素子130〜139とが隣接面上に露出して設けられているように示しているが、遊技球との衝突を防止するため、板状体100内の埋設されるように設けられることが望ましい。
【0077】
発光素子120〜129及び受光素子130〜139の配置について、中空部101の左上に位置する隣接面には、発光素子120〜124が設けられるのに対して、中空部101の右下に位置する隣接面には、受光素子130〜134が設けられている。各発光素子120〜124から右下方向へ発される赤外線は、受光素子130〜134によって受光される。
一方、中空部101の右上に位置する隣接面には、発光素子125〜129が設けられるのに対して、中空部101の左下に位置する隣接面には、受光素子135〜139が設けられている。各発光素子125〜129から左下方向へ発せられる赤外線は、受光素子135〜139によって受光されるのである。
【0078】
また、発光素子120〜124及び受光素子130〜134と、発光素子125〜129及び受光素子135〜139とは、上記隣接面に設けられているが、両者は同一平面上に設けられておらず、発光素子120〜124及び受光素子130〜134は、発光素子125〜129及び受光素子135〜139より手前側に設けられている。従って、図中において、発光素子120〜124から発せられる赤外線と、発光素子125〜129から発せられる赤外線とは直交するように示されているが、厳密には交差せず、発光素子120〜124から発せられる赤外線は、発光素子125〜129から発せられる赤外線の手前側を通過するのである。
ただし、説明の便宜上、図中において、発光素子120〜124から発せられる赤外線と、発光素子125〜129から発せられる赤外線とが直交するように示されている箇所を、交点ともいうことにする。
【0079】
上述した発光素子120〜129と、受光素子130〜139とは、一般入賞口54a〜54d、始動口44及び大入賞口38の裏側に上記交点が生じるように配置されている。従って、一般入賞口54a〜54d、始動口44及び大入賞口38に遊技球が入ったときには、交点を形成する2本の赤外線が当該遊技球によって遮断されることになる。
各受光素子130〜139は、赤外線の受光が中断されたことを受けて、制御回路(図示せず)に検出信号を送信する。上記制御回路は、交点を形成する2本の赤外線が遮断された旨を示す検出信号を受信したとき、当該交点の前面に位置する入賞口又は始動口に遊技球が入ったと判断し、遊技球が入った入賞口又は始動口の種類に応じて、例えば、所定数の遊技球を払い出す処理を行ったり、可変表示ゲームを開始させる処理を行ったりするのである。
【0080】
例えば、一般入賞口54aの裏側には、発光素子122から発せられる赤外線と、発光素子125から発せられる赤外線との交点が存在することになる。一般入賞口54aに遊技球が入る際、手前側を通過している赤外線、すなわち、発光素子122から発せられる赤外線が、当該遊技球によって遮断される。その直後に、奥側を通過している赤外線、すなわち、発光素子125から発せられる赤外線が遮断される。
【0081】
従って、上記制御回路には、まず、受光素子132から検出信号が供給され、その直後に、受光素子135から検出信号が供給されることになる。
このように、制御回路は、受光素子132から検出信号を受信し、一定期間経過後、受光素子135から検出信号を受信したとき、一般入賞口54aに遊技球が入ったと判断し、所定数の遊技球を払い出す処理を実行するのである。
【0082】
このように、パチンコ遊技装置10では、発光素子120〜129と受光素子130〜139とにより、一般入賞口54a〜54d、始動口44及び大入賞口38に入った遊技球を検出するため、遊技球の検出に係る機器や装置(例えば、磁気近接式センサ、機械式センサ等)が遊技盤に設けられることがなく、また、そのような機器や装置に接続される配線が、遊技盤の裏側に設けられるということもない。従って、液晶パネル32に表示される画像が、これらの機器や装置、配線等によって隠れてしまうということがなく、明確に液晶パネル32に表示される画像を見ることができるので、遊技者は演出画像にのめり込んで遊技を楽しむことができる。
【0083】
なお、図6(b)に示した板状体110においても、板状体110が透明基板からなり、光を透過させることが可能であるため、上述したように、受光素子と発光素子とからなる光センサを板状体110の周面に設置して、当該光センサにより、入賞口等に入った遊技球を検知することが可能である。また、板状体110内を光が通過する経路に相当する孔を、板状体110に形成することにより、より正確に遊技球を検知することが可能である。なお、遊技球の検出に係る機器や装置が見えないように、板状体110や遊技盤の一部のみを不透明として、磁気近接センサや機械式センサ等を設置することとしてもよい。
【0084】
次に、液晶パネル32について図面を用いて説明する。
図5は、液晶パネル32を模式的に示す斜視図である。
液晶パネル32は、図5に示すように、液晶73とスペーサ74とからなる液晶層75を中央部分に備え、その前面には、鉛直方向に多数の溝を有する配向膜72aと、透明電極77と、赤色、緑色及び青色(RGB)の3色のカラーフィルタ78a〜78cと、ガラス基板70aと、偏光板71aとが順に積層されている。この偏光板71aの前面には、樹脂製の透明な保護フィルム90が張付されている。
一方、液晶層75の背面には、水平方向に多数の溝を有する配向膜72bと、透明画素電極76とスイッチング素子79とを備えた層と、ガラス基板70bと、偏光板71bとが順に積層されている。
図中には示していないが、液晶層75の周面には、液晶73及びスペーサ74を、配向膜72aと72bとの間に保持するように、シール剤と封止剤とが設けられている。
【0085】
また、上述した透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79は、パチンコ遊技装置10内に設けられた表示装置(図示せず)と接続されており、該表示装置は、同じくパチンコ遊技装置10内に設けられた制御回路(図示せず)と接続されている。上記表示装置は、制御回路からの命令信号に基づいて動作し、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力を供給する。
【0086】
また、偏光板71bの背面と所定の間隔をあけた状態で、偏光板71bと対向するように、バックライト80が設けられている。
このバックライト80は、その前面に拡散シート83が設けられるとともに、その背面に反射シート82が設けられた導光体81と、白色光を導光体81に対して照射し得る2つの冷陰極蛍光管84a及び84bとからなるものである。
冷陰極蛍光管84a及び84bから、導光体81の側面へ入射された白色光は、導光体81の表面に設けられた反射シート82と拡散シート83とにより、均一な面状の光となって、液晶パネル32へ供給される。
なお、図中、冷陰極蛍光管84a及び84bから照射される光は、破線の矢印により示した。
【0087】
このように、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力が供給されるとともに、バックライト80から均一な面状の白色光が供給されることにより、液晶パネル32には、図1に示したような画像が表示されることになるのである。
【0088】
【発明の効果】
本発明の弾球遊技機によれば、遊技球通過領域と略同じ大きさの可変表示部を当該遊技盤の裏側に設けて、当該可変表示部において演出画像等を表示することができるため、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることがなく、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することにより、鮮明で臨場感や躍動感に溢れた演出を行うことができる。
また、遊技球通過領域と略同じ大きさの可変表示部を設けて、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を模した画像を表示することも可能になるため、遊技盤等に描かれる絵柄等に躍動感を与えることができる。また、通常であれば遊技盤等に描かれる絵柄等を、画像により鮮明に表示することができるため、例えば、遊技盤に設けられる始動口や入賞口が明るく照らし出されるように画像を表示するということも可能である。その結果、遊技者は、遊技盤に設けられる入賞口や始動口の位置を容易に把握することができる。
【0089】
また、可変表示部が遊技盤の裏側に設けられることになるため、遊技球が落下する経路を広く確保することができ、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。また、遊技球通過領域の裏側において、可変表示部により演出画像が表示されることにより、遊技球通過領域と演出画像とが重なることになるため、演出画像のみに注目するということができず、自然に遊技球の行方にも興味や関心を抱くことになる。このように、本発明によれば、パチンコ遊技自体の面白みを堪能しながら、演出画像等にものめり込むことができ、遊技者は、飽きや疲れを感じることなく、長時間にわたって遊技を楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。
【図2】 本発明に係るパチンコ遊技装置の遊技盤面を模式的に示す拡大正面図である。
【図3】 本発明に係るパチンコ遊技装置の遊技盤、可変表示部(液晶パネル)及び板状体を模式的に示す分解斜視図である。
【図4】 本発明に係るパチンコ遊技装置の遊技盤及び板状体を模式的に示す正面図である。
【図5】 本発明に係る液晶パネルを模式的に示す斜視図である。
【図6】 (a)は、図1に示すパチンコ遊技装置に設けられた板状体の一例を模式的に示す正面図であり、(b)は、図1に示すパチンコ遊技装置に設けられる板状体の他の一例を模式的に示す正面図である。
【図7】 (a)は、本発明に係る遊技盤となる透明基板に釘部材が嵌め込まれた様子を模式的に示す斜投影図であり、(b)は、透明基板に釘部材が嵌め込まれた様子を模式的に示す部分拡大断面図である。
【図8】 (a)は、本発明の弾球遊技機に係る遊技盤及び可変表示部の構成の一例を模式的に示した正面図であり、(b)は、そのB−B線断面図である。
【図9】 本発明の弾球遊技機に係る遊技盤及び可変表示部の構成の他の一例を模式的に示した縦断面図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技装置
14、214 遊技盤
32、232 液晶パネル(可変表示部)
38 大入賞口
39 アウト口
44 始動口
54a〜54d 一般入賞口
64 透明基板
65、67 釘部材
66、90 障害釘
70a、70b ガラス基板
71a、71b 偏光板
72a、72b 配向膜
73 液晶
74 スペーサ(液晶内)
75 液晶層
80 バックライト
81 導光体
82 反射シート
83 拡散シート
91 有底孔
100、110 板状体
101、111 中空部
102、112 排出部
114a〜114d、115 球通路
120〜129 発光素子
130〜139 受光素子
215 スペーサ
254a〜254d 入賞口

Claims (1)

  1. 1以上の貫通孔が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
    該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機であって、
    前記遊技盤は、透明基板からなるとともに、前記遊技盤の裏側には可変表示部が設けられ、前記遊技盤と前記可変表示部との間には、前記遊技球の径以上の厚さを有する板状体が設けられており、
    前記板状体には、前記貫通孔に入った遊技球を受け入れることが可能な中空部が形成されており、
    前記可変表示部は、前記遊技盤と前記貫通孔に入った遊技球を受け入れる前記中空部とを介して視認可能であり、
    前記遊技盤上に打ち出された遊技球は、前記貫通孔を通過して、前記遊技盤の裏側へ移動すると、前記板状体に形成された、前記遊技盤と前記可変表示部との間の前記可変表示部が視認可能な前記中空部に受け入れられ、前記中空部内を落下し、
    前記板状体には、複数の発光素子及び受光素子が対向するように設けられ、
    一の発光素子から発せられる赤外線と、他の発光素子から発せられる赤外線とが、前記貫通孔の裏側を通過し、
    前記貫通孔に遊技球が入ったときには、該遊技球によって、前記貫通孔の裏側において、先ず前記一の発光素子から発せられる赤外線が遮断され、その後に前記他の発光素子から発せられる赤外線が遮断され、
    前記一の発光素子から発せられる赤外線の進行方向及び前記他の発光素子から発せられる赤外線の進行方向は、いずれも前記中空部における遊技球の落下方向と異なる方向であり、
    前記一の発光素子から発せられる赤外線が遮断され、その後に前記他の発光素子から発せられる赤外線が遮断されたときに、前記貫通孔に遊技球が入ったと判断する制御回路を備えた
    ことを特徴とする弾球遊技機。
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