JP2004160031A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技盤に対する美感が損なわれたり、表示部が孤立して見えて、遊技の興趣が削がれてしまったりすることなく、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技盤と表示部とを備えた遊技機であって、上記遊技盤は、絵柄の描かれた絵柄フィルムがその前面に配設された透明基板からなり、上記表示部は上記遊技盤の裏側に設けられ、少なくとも上記表示部の縁が、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われていることを特徴とする遊技機。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技装置等の弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊技盤上に遊技球を打ち出して遊技を行う弾球遊技機として、パチンコ遊技装置が知られている。このようなパチンコ遊技装置では、発射ハンドルが操作されることにより遊技球が遊技盤上に打ち出され、遊技球が遊技盤上に植設された障害釘に衝突しながら落下する。そして、この遊技球が上記遊技盤に設けられた入賞口に入ると、予め定められた数の遊技球が払い出される。
【0003】
また、遊技球が遊技盤に設けられた始動口に入ると、表示装置で表示されていた固定画面を、一定の物語性を有する動画等が表示される通常画面へと切り替え、いわゆる可変表示ゲームを開始する。この可変表示ゲームは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであり、複数の変動図柄を当該表示装置に表示し、その各々を変動表示させた後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示し、全ての図柄の停止表示が確定したときの図柄の組み合わせが大当たりとなる図柄の組み合わせとなったときに、大当たり状態が発生したとして、例えば、所定の数の遊技球を払い出す等、遊技者に所定の利益及び/又は有利な状態を提供するゲームである。
【0004】
最近では、可変表示ゲームを盛り上げる演出を行ったり、大当たり状態が発生したことを強く印象付けて興奮を高めたりするため、表示装置に表示される演出画像に、例えば、劇画の主人公やそれに関係する人物を登場させたり、プロレスや相撲の人物を登場させる等、この表示装置内で展開される物語やキャラクタ等も様々なものが出現している。また、臨場感のある大胆な演出を行うため、演出画像の表示領域を大きくしたり、演出画像が表示される表示装置自体を大きくしたりするということも行われており、演出画像の重要性は益々高まっているといえる。
【0005】
しかし、上述したように、表示装置で展開される演出画像が大胆で、臨場感があるものであるため、遊技盤の表示装置以外の部分に絵柄等が描かれていても、遊技者の注意はその部分には向けられず、表示装置のみに集中する傾向が強くなり、長時間遊技を行うと、遊技者が退屈してしまうという問題があった。
【0006】
このような問題を解消するためのパチンコ遊技装置として、遊技盤が透明基板によって形成されたパチンコ遊技装置であって、上記遊技盤の裏面に、絵柄が形成された演出シートが設けられているパチンコ遊技装置がある(例えば、特許文献1参照)。
また、遊技盤が透明基板によって形成されたパチンコ遊技装置であって、遊技者が上記遊技盤の背面側を視認可能とるように構成された領域と、遊技者が上記遊技盤の背面側を視認不可能とするように構成された領域とを設けることによって、遊技者がパチンコ遊技装置の遊技盤の裏面に配置された機構部材の一部を視認可能とすることができるパチンコ遊技装置もある(例えば、特許文献2参照)。特許文献1に記載のパチンコ遊技装置では、遊技者は、透明基板からなる遊技盤を介して、上記遊技盤の裏面に設けられた演出シートを見ることができ、また、特許文献2に記載のパチンコ遊技装置では、遊技者が遊技盤の裏側に配置された機構部材の一部を見ることができるため、従来にはない新しい遊技盤の見え方とすることができる。
【特許文献1】
特開2000−61047(第1−6頁)
【特許文献2】
特開2000−51464(第1−13頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかし、遊技盤の裏面に絵柄が描かれた演出シートが設けられているパチンコ遊技装置や、遊技盤の裏面に配置された機構部材の一部を視認可能とすることによって、新しい遊技盤の見え方としたパチンコ遊技装置であっても、やはり、表示装置以外の部分は、表示装置で展開される演出画像と比較して、躍動感がないため、遊技者の注意を向けることができず、長時間遊技を行うと遊技者が退屈してしまうという問題があった。
さらに、上記演出シートに描かれた絵柄が表示装置で展開される演出画像と比較して鮮明さに欠けるため、遊技盤の絵柄が描かれた部分に設けられた入賞口等が見え難くなってしまう問題もあった。
【0009】
このような問題を解消するため、近時、絵柄フィルムが前面に配設された透明基板からなる遊技盤を備え、該遊技盤の裏側に可変表示部が設けられた弾球遊技機であって、上記遊技盤の中央部に向けて光を照射する光源が設けられている弾球遊技機が検討されている。この弾球遊技機では、弾球遊技機に設けられた光源から光が照射されることにより、遊技盤の前面に配設された絵柄フィルムの絵柄が光って見えるため、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことが可能である。その結果、演出に対する興味や関心を高めることができ、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむことができる。
【0010】
しかしながら、上述した弾球遊技機では、透明基板の前面に配設された絵柄フィルムと、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部との間に間隔があるため、遊技者の姿勢が変化する等して視点が移動することにより、上記可変表示部を斜めから見ることになると、遊技盤の後方に設けられた機構部材等が透明基板を介して遊技者に透けて見えてしまい、遊技盤に対する美感が損なわれてしまうという問題がある。
また、遊技盤の後方が透けて見えてしまうことにより遊技盤の裏側に設けられた可変表示部が上記遊技盤の前面から奥まった位置にあることを遊技者に気付かせてしまうため、上記可変表示部が孤立して見えてしまい、遊技の興趣が削がれてしまうという問題がある。
【0011】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技盤に対する美感が損なわれたり、可変表示部が孤立して見えて、遊技の興趣が削がれてしまったりすることなく、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことが可能であり、演出に対する興味や関心を充分に高めることができ、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむことができる弾球遊技機を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、遊技盤と可変表示部とを備えた弾球遊技機であって、上記遊技盤は、絵柄の描かれた絵柄フィルムがその前面に配設された透明基板からなり、上記可変表示部は上記遊技盤の裏側に設けられ、少なくとも上記可変表示部の縁が、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われていることを特徴とする弾球遊技機を提供する。
【0013】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技球が入ることにより所定数の遊技球の払い出しが行われる入賞口が少なくとも1個設けられた遊技盤と、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される可変表示部とを備えた弾球遊技機であって、上記遊技盤は、絵柄の描かれた絵柄フィルムがその前面に配設された透明基板からなり、上記可変表示部は上記遊技盤の裏側に設けられ、少なくとも上記可変表示部の縁が、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われていることを特徴とする。
【0014】
(1)の発明によれば、可変表示部の縁が上記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われているため、上記可変表示部の略正面にある視点が、遊技者の姿勢が変化する等して移動することにより、上記可変表示部を斜めから見ることになっても、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部以外の部分が上記透明基板を介して見えてしまうことを防止することができる。そのため、遊技盤の後方に設けられた機構部材等が遊技者に透けて見えてしまい、遊技盤に対する美感が損なわれてしまうことを防止することかできる。
また、遊技盤の後方が透けて見えてしまうことにより、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部が上記遊技盤の前面から奥まった位置にあることを、遊技者に気付かせてしまうことを防止することができるため、上記可変表示部が孤立して見えず、遊技の興趣が削がれてしまうことを防止することかできる。
さらに、絵柄フィルムに描かれた地模様を上記可変表示部に表示させることにより、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域と上記可変表示部との境目を目立たなくすることができるため、上記可変表示部を含む遊技盤全体が一体となって見える弾球遊技機を提供することができる。
その結果、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことにより、演出に対する興味や関心を充分に高めることができ、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむこと可能になる。
【0015】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2)上記(1)に記載の弾球遊技機であって、上記遊技盤上には、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁の一部又は全部を覆う透過性の装飾部材が設けられており、上記装飾部材は、遊技球を入れるための入球口と、当該入球口に入った遊技球がその内部を通ることができる球通路と、当該球通路を通った遊技球を外部へ出すための出球口とが形成されていることを特徴とする。
【0016】
(2)の発明によれば、透過性の装飾部材が、可変表示部と重なった絵柄フィルムの絵柄描画領域の縁の一部又は全部を覆っているため、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域と上記可変表示部との境目をぼやかせて、目立たなくすることができる。さらに、絵柄フィルムに描かれた地模様を上記可変表示部に表示させることにより、上記境目をより一層目立たなくすることができ、遊技盤を広く見せることができるとともに、遊技盤と可変表示部とが一体化した従来にはない斬新な演出を行うことが可能となる。
【0017】
また、上記装飾部材には、遊技球を入れるための入球口と、当該入球口に入った遊技球がその内部を通ることができる球通路と、当該球通路を通った遊技球を外部へ出すための出球口とが形成されているため、遊技者が、上記入球口から入り、上記球通路を通って上記出球口から出る遊技球の動きを、上記装飾部材を介して見ることができるようになり、遊技者の注意を引き付け、遊技者を楽しませる演出を行うことが可能となる。
【0018】
なお、可変表示部を含む表示装置が遊技盤の前面に設けられた従来の弾球遊技機では、遊技球が通過するための所謂ワープルートや、当該ワープルートから出た遊技球を所定の位置に誘導するための所謂ステージ等が、上記表示装置に設けられているものがあり、上記ワープルートや上記ステージを通過する遊技球の動きに遊技者の注意を引き付け、遊技者を楽しませる演出が行われていたが、遊技盤の裏側に可変表示部を含む表示装置が設けられると、ワープルートやステージ等による演出を行うことが不可能となってしまう。
しかし、(2)の発明では、装飾部材が遊技盤上に設けられているため、表示装置が遊技盤の裏側に設けられていても、上記装飾部材により、遊技球の動きに遊技者の注意を引き付け、遊技者を楽しませる演出を行うことが可能となる。
【0019】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(3)上記(2)に記載の弾球遊技機であって、上記装飾部材は、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁の上部及び左右の側部を覆うことを特徴とする。
【0020】
(3)の発明によれば、上記装飾部材は可変表示部と重なった絵柄フィルムの絵柄描画領域の縁の上部及び左右の側部を覆っているため、落下してくる遊技球が、上方から上記可変表示部の前方を通過することを防止することができるとともに、遊技盤に植設された障害釘によりその進行方向が変えられた遊技球が、左右から上記可変表示部の前方を通過することも防止することができる。そのため、上記可変表示部の前方を通過する遊技球が邪魔になって、上記可変表示部に表示される演出画像等が見え難くなってしまうことを防止することかでき、遊技者が不快感や苛立ちを覚えてしまうことを防止することができる。
【0021】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(4)上記(2)又は(3)に記載の弾球遊技機であって、上記入賞口は、出球口より下側に設けられ、出球口から出た遊技球が入ることができるように構成されていることを特徴とする。
【0022】
(4)の発明によれば、入賞口が出球口より下側に設けられ、出球口から出た遊技球が入ることができるように構成されているため、上記出球口から出た遊技球が上記入賞口に入ることにより、所定の数の遊技球が払い出される等の利益が得られる期待感を遊技者に付与することができるとともに、遊技者の注意が、装飾部材に形成された入球口に入り、球通路を通って出球口から排出され、上記入賞口に入る遊技球の動きにより一層引き付けられ、遊技者をより楽しませることができるようになる。
【0023】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(5)上記(1)〜(4)のいずれか1に記載の弾球遊技機であって、上記遊技盤の側部から当該遊技盤の中央部に向けて光を照射する光源が設けられていることを特徴とする。
【0024】
(5)の発明によれば、遊技盤の側部から当該遊技盤の中央部に向けて光を照射する光源が設けられているため、遊技盤正面から見ると、遊技盤に配設された絵柄フィルムに描かれた絵柄や、装飾部材等が光って見える。その結果、例えば、複数の着色光を照射可能な光源を用いることにより、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことができるため、遊技者の注意を遊技盤全体に向けることができ、遊技者を楽しませることができる。
【0025】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(6)上記(5)に記載の弾球遊技機であって、上記遊技盤の裏面には、光を反射する反射フィルムが設けられていることを特徴とする。
【0026】
(6)の発明によれば、光源から照射され、遊技盤の裏面に向かって進行する光は、遊技盤の裏面に設けられた反射フィルムによって反射し、遊技盤前面に向かって進行するため、遊技盤に配設された絵柄フィルムに描かれた絵柄や、装飾部材等がより明るく光って見える。その結果、遊技者がより気付き易く、且つ、より大胆な演出を行うことができる。
また、絵柄フィルムの絵柄描画領域の一部が透明であっても、遊技盤の裏面に反射フィルムが設けられることにより、遊技盤の後方に設けられた機構部材等が遊技者に見えてしまうことを防止することができ、遊技盤に対する美感が損なわれ、遊技の興趣が削がれてしまうことを防止することができる。
【0027】
[用語の定義等]
「識別情報」とは、文字、記号、絵柄又は模様(図柄)等の視覚によって識別可能な情報をいい、後述する可変表示部に表示される。また、識別情報には後述する変動図柄が含まれる。なお、変動図柄とは、変動表示され得る図柄をいう。
「変動表示」とは、識別情報が順次変化する場合、例えば、1つの識別情報である図柄「7」から他の識別情報である図柄「8」へ変化する場合や、図柄「9」から他の図柄「☆」へ変化する場合のほか、識別情報を表示し得る表示領域において1つの識別情報が表示されたままその識別情報が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合等を含む概念である。
「変動表示結果」とは、上述したように識別情報が変動表示された後、停止表示されたものをいい、この変動表示結果が、特定表示態様となった場合、所定の遊技価値が付与されることになる。また、遊技価値としては、例えば、遊技球を挙げることができるが、上記遊技価値は、例えば、遊技球の数と等価なデータが制御部のRAM(Random Access Memory)等に記憶されることにより付与されることとしてもよい。
「特定表示態様」とは、予め定められた変動表示結果をいい、上記特定表示態様としては、例えば「7」−「7」−「7」等を挙げることができる。変動表示結果が特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与されることになる。
【0028】
「可変表示部」とは、複数種類の識別情報を変動表示可能なものをいう。可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与される。
具体的に、上記可変表示部には、例えば、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される。また、上記画面画像には、可変表示ゲームを示す画像以外に、静画像や動画像等からなる演出画像が表示されることとしてもよい。上記可変表示部としては、特に限定されるものではないが、例えば、プラスチック液晶や液晶パネル等からなるものを挙げることができる。
【0029】
「液晶パネル」とは、液晶層、その両面に設けられた配向膜、透明電極、カラーフィルタ等(以下、液晶層等ともいう)が2枚のガラス基板により挟持されるとともに、2枚のガラス基板の外面に偏光板等が設けられたものであって、画像を表示することが可能であるものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられる液晶パネルとしては、特に限定されるものではなく、従来公知の液晶パネルを用いることが可能である。
【0030】
また、「プラスチック液晶」とは、上述した液晶パネルにおいて、液晶層等がガラス基板ではなく、プラスチック基板により挟持されたものをいう。
本発明の弾球遊技機において用いられるプラスチック液晶としては、特に限定されるものではなく、従来公知のプラスチック液晶を用いることが可能である。
なお、本発明において、液晶パネル及びプラスチック液晶のうち、どちらを用いるかについては、特に限定されるものではなく、例えば、製造コスト、耐衝撃性等を考慮して、適宜選択することが可能である。
なお、以下においては、可変表示部として、液晶パネル又はプラスチック液晶が設けられている場合について説明することとする。また、本発明では、液晶パネルとプラスチック液晶とを併せて、液晶パネル等ともいうこととする。
【0031】
本発明の弾球遊技機に設けられる液晶パネル等の大きさは、遊技盤の裏側に設けられる範囲内であれば、特に限定されるものではなく、また、液晶パネル等が設けられる位置についても、遊技盤の裏側であれば、特に限定されるものではない。液晶パネル等の位置及び大きさについては、例えば、演出画像や可変表示ゲームを示す画面画像の大きさや、製造コスト等を考慮して、適宜設定することが可能である。また、本発明の弾球遊技機に設けられる液晶パネル等の数は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚の液晶パネル等が設けられることとしてもよい。
本発明に係る液晶パネル等の駆動方式としては、特に限定されるものではなく、例えば、アクティブマトリックス駆動方式、パッシブマトリックス駆動方式、ダイナミック駆動方式等、従来公知の種々の駆動方式を用いることができる。
また、本発明に係る液晶パネル等に光を照射するバックライトは、特に限定されるものではなく、その方式としては、例えば、反射板方式、導光体方式、面状光源方式等、従来公知の方式のバックライトを用いることができる。
【0032】
本明細書において、「絵柄」とは、模様と色彩との結合をいい、「絵柄フィルム」とは、その表面及び/又は裏面に上記絵柄が描かれたフィルムをいう。
なお、上記絵柄フィルムには、上記模様のみが描かれていてもよいし、上記色彩のみが描かれていてもよい。また、上記絵柄フィルムには、文字、数字、記号等が描かれていてもよい。さらに、絵柄フィルムに描かれた絵柄は、光を一部透過してもよく、光を全て遮断してもよい。
本発明において、絵柄フィルムに絵柄を形成する方法としては、特に限定されず、グラビア印刷等により透明なフィルムに印刷層を形成してもよいし、上記絵柄の描かれたシール等をフィルムに張付してもよい。
【0033】
「絵柄描画領域」とは、絵柄フィルムの、絵柄が描かれた領域をいう。
本発明の弾球遊技機では、少なくとも可変表示部の縁が、上記絵柄描画領域により覆われているため、遊技盤の正面に座って遊技を行っている遊技者の、上記可変表示部の略正面にある視点が、遊技者の姿勢の変化等により移動して、上記可変表示部を斜めから見ることになっても、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部以外の部分が上記透明基板を介して見えてしまうことを防止することができる。また、本発明において、「非絵柄描画領域」とは、絵柄フィルムの、絵柄が描かれていない領域をいう。
以下、可変表示部と重なった絵柄描画領域のことを、絵柄重覆領域ともいうこととし、本発明の弾球遊技機を、図面を用いて更に詳しく説明する。
【0034】
図1は、本発明の弾球遊技機を模式的に示す側面断面図である。なお、図中、2点鎖線は、遊技者からの視線を示す。
図1に示すように、本発明の弾球遊技機を構成する遊技盤94は、透明基板97と、透明基板97の前面に配設された絵柄フィルム95からなり、また、遊技盤94の裏側には、可変表示部92が設けられている。絵柄フィルム95は、絵柄が描かれた絵柄描画領域95aと、絵柄が描かれていない非絵柄描画領域95bとからなる。
上述したように、本発明の弾球遊技機では、少なくとも可変表示部92の縁が絵柄描画領域95aにより覆われており、絵柄描画領域95aの可変表示部92と重なった部分が、絵柄重覆領域95a′である。
【0035】
ここで、遊技者の視点が、可変表示部92の中央の前方にあった視点1から、遊技者の姿勢の変化等により、可変表示部92の上端の高さの視点2まで移動して、可変表示部92の下端に視線を向けた場合、遊技盤94の厚さをW(mm)、遊技盤94の裏面から遊技者の視点までの距離をL(mm)、可変表示部92の高さをH(mm)とすると、絵柄重覆領域95a′の幅Xが、下記(1)の関係を満たすことにより、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が遊技者に視認されることを防止することができる。
X≧(H×W)/L・・・(1)
遊技盤94の裏面から遊技者の視点までの距離Lは、遊技盤の正面に座った遊技者の位置によるものであり、遊技店によって多少差異があるものの、通常、300〜500mm程度である。
例えば、遊技盤の裏面から遊技者の視点までの距離Lを400mmとした場合、可変表示部92の高さHを150mm、遊技盤94の厚さWを5mmとすると、絵柄重覆領域95a′の幅Xが2mm以上であれば、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が遊技者に視認されることを防止することができる。
【0036】
なお、遊技者の視点が前後方向に移動した場合でも、上記(1)式において、遊技盤94の裏面から遊技者の視点までの距離Lの大きさを変更することにより、絵柄重覆領域95a′の幅Xの大きさを、適宜選択することが可能である。
例えば、上述した例において、遊技盤94の裏面から遊技者の視点までの距離Lを100mmとすると、絵柄描画領域95a′の幅Xが8mm以上であれば、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が遊技者に視認されることを防止することができる。
【0037】
また、遊技者の視点が、可変表示部92の下端の高さの視点3まで移動して、可変表示部92の上端に視線を向けた場合も、絵柄重覆領域95a′の幅Xが、上記(1)式を満たすことにより、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が遊技者に視認されることを防止することができる。
即ち、遊技者の視点が、視点2から視点3までの範囲を移動しても、上記(1)式を満たすことにより、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が遊技者に視認されることを防止することができる。
【0038】
さらに、例えば、遊技者が立って遊技盤94の上部から遊技盤94の裏側を覗き込んだりすることを防止等する場合、絵柄重覆領域95a′の幅Xを大きくすることにより、視点2の上方又は視点3の下方に視点が移動した遊技者に、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が視認されることを防止することができる。
【0039】
本発明の弾球遊技機では、絵柄重覆領域95a′は、遊技盤94の裏側の可変表示部92以外の部分が、絵柄重覆領域95a′を介して視認することができない程度に不透明であることが望ましい。
【0040】
また、本発明の弾球遊技機では、非絵柄描画領域95bが、光透過性であることが望ましい。遊技者が、可変表示部に表示される演出画像等をはっきりと視認することができるからである。ここで、上記光透過性とは、遊技盤の裏面に設けられた可変表示部に表示される画像を、遊技盤を介してはっきりと視認することが可能な程度に、非絵柄描画領域95bが光を透過する性質を持つことをいい、可視光線透過率が30%以上であることが望ましく、50%以上であることがより望ましい。
【0041】
なお、本発明の弾球遊技機では、非絵柄描画領域95bに相当する部分に、遊技者が可変表示部に表示される画像を視認し難くならない程度に、可変表示部に表示される変動図柄同士を仕切る枠等が描かれていてもよい。
【0042】
また、本発明において、上記絵柄フィルムは、可変表示部の前方に位置する部分に開口部が形成されていることも望ましい。遊技者が、可変表示部に表示される演出画像等をはっきりと視認することができるからである。
【0043】
本発明の弾球遊技機の遊技盤を構成する透明基板の材質としては、特に限定されるものではないが、樹脂からなるものが望ましい。比較的容易にその表面に障害釘を植設することが可能であるからである。なお、上記透明基板の厚さは、4〜6mmが望ましい。4mm未満では、薄すぎて強度に乏しく、障害釘を遊技盤に植設する際、遊技盤が割れるおそれがあり、6mmを超えると、必要な強度を得ることができる遊技盤の厚さに比べて厚すぎて、経済性に劣るものとなる。上記透明基板の厚さは5mmがより望ましい。また、上記障害釘を植設する際、上記障害釘の上記透明基板の内部に埋設された部分の長さを2〜4mmとすることが望ましい。2mm未満では、遊技球との衝突に起因して植設された障害釘の角度が変化してしまうおそれがあり、4mmを超えると、深すぎて上記透明基板に割れが発生するおそれがあるからである。上記障害釘の上記透明基板の内部に埋設された部分の長さは、3mmがより望ましい。
【0044】
上記障害釘を遊技盤に植設する方法としては特に限定されるものではなく、釘打ち機等を用いて遊技盤に直接障害釘を打ち込む方法でもよく、後述する図2
に示すような方法でもよい。なお、障害釘を遊技盤に直接打ち込む場合、障害釘を打ち込む位置に予め障害釘を嵌め込むことができる有底孔を形成し、障害釘を当該有底孔に嵌め込むことが望ましい。上記有底孔が形成されていない遊技盤に直接釘を打ち込むと、遊技盤にひびや割れ等が発生するおそれがあるからである。
【0045】
図2(a)は、障害釘が植設された遊技盤を模式的に示す正面図であり、(b)は、(a)に示した遊技盤の拡大側面断面図である。
図2(a)及び(b)に示すように障害釘66は、軟質樹脂等からなる釘ベース67に植設されているとともに、障害釘66が植設された釘ベース67が遊技盤64に嵌め込まれて固定されている。このようにすることにより、遊技盤64にひびや割れが発生することを防止することができる。
また、図2(a)に示すように、複数の障害釘66を近接して植設する場合は、集合釘ベース65の所定の位置に複数の障害釘66を植設するとともに、障害釘66が複数植設された集合釘ベース65を遊技盤64に嵌め込んで固定することにより、障害釘66を遊技盤64に植設することができる。
【0046】
本発明では、可変表示部と重なった絵柄フィルムの絵柄描画領域の縁の一部又は全部を覆う、透過性の装飾部材が設けられていることが望ましい。上記絵柄フィルムの絵柄描画領域と上記可変表示部との境目を目立たなくすることができるからである。
「透過性」とは、絵柄重覆領域と可変表示部との境目をぼやかせて、目立たなくすることができる程度に、上記装飾部材が光を透過する性質を持つことをいい、可視光線透過率が30%以上であることが望ましく、50%以上であることがより望ましい。
以下、上記装飾部材について、図面を用いて説明する。
【0047】
図3(a)〜(c)は、本発明の弾球遊技機の遊技盤に設けられた装飾部材を模式的に示す部分拡大正面図である。
図3(a)〜(c)において、絵柄フィルムの絵柄描画領域115a(図中、網掛けで示す)と非絵柄描画領域115bとの境界線が絵柄描画領域115aの縁115dであり、絵柄描画領域115aの縁115dの一部又は全部を覆う透過性の装飾部材119、219、319がそれぞれ設けられている。
【0048】
図3(a)では、遊技盤の裏面に設けられた可変表示部132と重なった絵柄描画領域115aの縁115dの上部及び左右の側部を覆う略逆U字形状の装飾部材119が遊技盤上に設けられている。この装飾部材119には、遊技球を入れるための入球口119aと、入球口119aに入った遊技球が内部を通ることができる球通路119b、119b′と、球通路119b、119b′を通った遊技球を外部へ出すための出球口119c、119c′とが形成されている。入球口119aは、装飾部材119aの中央の上側に形成されており、また、球通路119b、119b′は、入球口119aからそれぞれ左右に分岐して、装飾部材119の内部に、外周縁近傍を沿うように装飾部材119の下端にまで形成され、装飾部材119の左右の下端に形成された出球口119c、119c′にそれぞれ連通されている。
入球口119aに入った遊技球は、球通路119bを通って出球口119cから真下に落下するか、又は、球通路119b′を通って出球口119c′から真下に落下する。
【0049】
また、図3(b)では、遊技盤の裏面に設けられた可変表示部132と重なった絵柄描画領域115aの縁115dの上部の左半分と左側の側部とを覆う略逆L字形状の装飾部材219が遊技盤上に設けられている。この装飾部材219には、遊技球を入れるための入球口219aと、入球口219aに入った遊技球が内部を通ることができる球通路219bと、球通路219bを通った遊技球を外部へ出すための出球口219cとが形成されている。入球口219aは、装飾部材219の中央の上側に形成されており、また、球通路219bは、入球口219aから装飾部材219の内部に、装飾部材219の外側近傍を沿うように下端にまで形成され、装飾部材219の下端に形成された出球口219cに連通されている。
入球口219aに入った遊技球は、球通路119bを通って出球口119cから真下に落下する。
また、可変表示部132の右半分の上方と、可変表示部132の右側とには障害釘90が植設されており、遊技球が可変表示部132の前方を通過することができないようになっている。
【0050】
さらに、図3(c)では、遊技盤の裏面に設けられた可変表示部132と重なった絵柄描画領域115aの縁115dの全部を覆う矩形枠形状の装飾部材319が遊技盤上に設けられている。この装飾部材319には、図3(a)及び(b)に示したような、入球口、球通路及び出球口が形成されていない。
【0051】
上述した装飾部材としては、図3(a)に示したような、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁の上部及び左右の側部を覆う装飾部材であることが望ましい。落下してくる遊技球が、上方から上記可変表示部の前方を通過することを防止することができるとともに、遊技盤に植設された障害釘によりその進行方向を変えられた遊技球が、左右から上記可変表示部の前方を通過することも防止することができ、且つ、遊技者が、入球口から入り、球通路を通って出球口から出る遊技球の動きを見ることができ、遊技者の注意を引き付け、遊技者を楽しませる演出を行うことができるからである。
【0052】
なお、上記装飾部材は、可変表示部の形状に応じて、遊技球が当該可変表示部の前方を通過することを防止することかできるように設けられていることが望ましい。
例えば、上記可変表示部が正面視四角形状ではなく、円形状である場合は、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁は円形状であり、装飾部材は、上記縁の上半分を覆うように設けられることにより、遊技球が上記可変表示部の前方を通過することを防止することができる。
【0053】
また、本発明においては、図3(b)に示したような装飾部材であって、遊技球が可変表示部の前方を通過することを防止するための障害釘が植設されていてもよく、また、図3(c)に示したような、入球口、球通路及び出球口が形成されていない装飾部材であってもよい。図3(b)及び図3(c)に示したような装飾部材であっても、絵柄フィルムの絵柄描画領域と可変表示部との境目をぼやかせて目立たなくする効果が得られるからである。
【0054】
「入賞口」とは、遊技球が入ることができるように遊技盤上に設けられた部材であり、この部材には、遊技球が入ることのできる開口が設けられている。上記開口に遊技球が入ると、遊技球が所定の払出数(例えば、5球)で払い出される。
【0055】
本発明の弾球遊技機では、装飾部材に形成された出球口より下側に入賞口が設けられ、上記入賞口は、上記出球口から出た遊技球が入ることができるように構成されていることが望ましい。出球口から出た遊技球が入賞口に入ることにより、所定の数の遊技球が払い出される等の利益が得られる期待感を遊技者に付与することができるとともに、遊技者の注意が、装飾部材に形成された入球口に入り、球通路を通って出球口から排出され、上記入賞口に入る遊技球の動きにより一層引き付けられ、遊技者をより楽しませることができるようになるからである。
【0056】
入賞口に出球口から出た遊技球が入ることができる構成としては特に限定されるものではなく、出球口から真下に落下する遊技球が入ることができる位置に上記入賞口の開口が設けられていてもよく、横方向に向けられた出球口から出た遊技球が落下する軌道上に上記入賞口が設けられ、遊技球が入ることができる方向に上記入賞口の開口が向けられていてもよく、また、障害釘等により、出球口から出た遊技球の落下経路が形成され、上記落下経路を通った遊技球が入ることができる位置に上記入賞口の開口が設けられていてもよい。
【0057】
本発明において、上記入賞口は、光透過性の樹脂製の部材を含んで構成されることが望ましい。上記入賞口に光源からの光が照射されることにより、入賞口が光って見える。さらに、上記入賞口の縁は他の部分よりも強く光るため、遊技者が入賞口の位置をはっきりと視認することができる。
なお、上記光透過性とは、遊技者が、入賞口に照射された光源からの光を、はっきりと視認することが可能な程度に、上記入賞口を構成する部材が光を透過する性質を持つことをいう。
【0058】
本発明では、遊技盤の側部から当該遊技盤の中央部に向けて光を照射する光源が設けられていることが望ましい。絵柄フィルムや装飾部材等を光らせることができるため、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことができ、遊技者の注意を遊技盤全体に向けることができ、遊技者を楽しませることができるからである。
なお、「光源」とは、光を発するもととなるものをいい、例えば、冷陰極蛍光管、熱陰極蛍光管、エレクトロルミネセンス(EL)、発光ダイオード(以下、LEDという)等を挙げることができる。この場合、上記光源の数としては、特に限定されるものではない。
【0059】
また、本発明では、遊技盤の裏側には、光を反射する反射フィルムが設けられていることが望ましい。光源から照射された光が、上記反射フィルムによって反射するため、絵柄フィルムや装飾部材等がより明るく光って見え、遊技者がより気付き易く、且つ、より大胆な演出を行うことができ、また、遊技盤の反射フィルムの前方部分が一部透明であっても、遊技盤の後方に設けられた機構部材等が遊技者に見えてしまうことを防止することができ、遊技盤に対する美感が損なわれてしまうことを防止することができるからである。
【0060】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図4は、本発明の弾球遊技機を模式的に示す正面図である。
なお、以下において説明する実施例においては、本発明の弾球遊技機の好適な実施例として、本発明をパチンコ遊技装置に適用した場合を示す。
【0061】
図4に示すように、パチンコ遊技装置10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26とが配置されている。
【0062】
遊技盤14の裏面の略中央には、アクティブマトリックス駆動方式の液晶パネル32と、液晶パネル32に対して光を照射するバックライト80(図示せず)とを備えた表示装置(図示せず)が設けられている。
なお、この液晶パネル32が、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される可変表示部である。
【0063】
遊技盤14の前面には、複数の障害釘が、遊技盤14の前方向に突出するように植設されている。なお、本明細書において、パチンコ遊技装置10とは、パチコン機をも含む概念である。
さらに、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができるのである。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28が設けられている。発射ハンドル26が遊技者によって時計回り方向へ回動操作されたときには、発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
【0064】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0065】
図5は、遊技盤14を模式的に示す拡大正面図であり、図6は、図5に示した遊技盤のA−A線断面図である。なお、上述した図4に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。また、図5は、上述した障害釘について省略したものを示した。
【0066】
図5に示すように、遊技盤14の裏側の略中央には、液晶パネル32が設けられている。この液晶パネル32には、遊技盤に相当する画像や、演出画像や、可変表示ゲームを示す変動図柄等の画像等が表示されることになる。また、例えば、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)や、保留された可変表示ゲームの回数を示す画像等も、液晶パネル32に表示される。
【0067】
なお、図中では、液晶パネル32に、遊技盤14と同じ地模様からなる背景画像と、「7」−「6」−「7」の3つの変動図柄画像と、保留された可変表示ゲームの回数に対応した4つのハートを示す画像とが表示されている様子が示されている。
このように、本発明では、絵柄フィルムに描かれた地模様と同じ地模様を、液晶パネルに表示することが可能であり、このようにすることにより、遊技盤と可変表示部に表示される画像との融合を図ることが可能である。その結果、遊技盤を広く見せることができるとともに、遊技盤と一体化した演出を行うことができる。
【0068】
また、遊技盤14の下部には、大入賞口38を含むアタッカ50が設けられている。このアタッカ50には、シャッタ40が開閉自在に設けられており、シャッタ40が開くと、大入賞口38は開放状態となり、遊技球が入ることができるようになる。さらに、アタッカ50の下側には、アウト口(図示せず)が設けられており、入賞口等に入らなかった遊技球は、アウト口から排出されることになる。
【0069】
遊技盤14の液晶パネル32の前方部の左右の両側には一般入賞口54a及び54bが設けられている。さらに、後に説明する装飾部材19の出球口19c、19c′の直下には一般入賞口54c及び54dが設けられている。また、遊技盤14の左右の端部には、特別入賞口56a及び56bが設けられ、大入賞口38の左右の両側には、特別入賞口56c及び56dが設けられている。
なお、上述した一般入賞口54a〜54d、並びに、特別入賞口56a〜56dは、光透過性の樹脂製の部材を含んで構成されており、上述した光源34a及び34bから光が照射されると、一般入賞口54a〜54d、並びに、特別入賞口56a〜56dは、それぞれ光って見えるため、遊技者がその位置をはっきりと視認することができる。
【0070】
また、遊技盤14の液晶パネル32の前方部の下方には、可変表示ゲームが開始されて、液晶パネル32に表示される複数、例えば、3つの識別情報である変動図柄を変動表示状態に移行する契機となる球検知センサ42を有する始動口44が設けられている。
遊技球が通過したことを球検知センサ42が検知したときには、所定数の遊技球が払い出されるとともに、液晶パネル32においては、複数の変動図柄が変動表示されて、可変表示ゲームが開始される。
【0071】
これらの大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d、並びに、特別入賞口56a〜56dのいずれか1に遊技球が入ったときには、予め設定されている数の遊技球が下皿22に払い出されるようになっている。
また、一般入賞口54a〜54d及び特別入賞口56a〜56dのうち、特定の入賞口に遊技球が入ったときには、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)が、液晶パネル32において変動表示され、当該識別情報画像が所定の画像で停止表示されたときには、始動口44の左右の両側に設けられた可動片58a及び58bが動作して、始動口44が所定の期間、開放状態となり、始動口44に遊技球が入りやすくなる。
【0072】
さらに、大入賞口38、始動口44、一般入賞口54a〜54d、並びに、特別入賞口56a〜56dのいずれか1に入った遊技球は、遊技盤14の内部を通って遊技盤14の裏面に設けられた開口から落下する。このとき、これらの遊技球は、遊技球が通過した際、赤外線等の光線が遮断されたり、光線の反射状態が異なること等を利用して遊技球の通過を検出する光電式センサ等を設けておくことにより、検出することが可能である。
なお、遊技盤14の裏面下部には、上記開口から遊技球が落下した衝撃を吸収するための弾性シート等を配設しておくことが望ましい。
【0073】
また、表示装置32の左右の両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材60a及び60bを設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36a及び36bが設けられている。
【0074】
遊技盤14は、図6に示すように、アクリル樹脂等の透明な樹脂からなる透明基板17と、透明基板17の前面に張付された絵柄フィルム15とからなり、また、遊技盤14の裏面には、反射フィルム18が設けられている。絵柄フィルム15は、絵柄が描かれた絵柄描画領域15aと、液晶パネル32の前方にある絵柄が描かれていない光透過性の非絵柄描画領域15bとからなる。従って、遊技者は、絵柄フィルム15の非絵柄描画領域15bと、透明基板17とを介して可変表示部32に表示される画面画像を視認することができる。
【0075】
遊技盤14の上部と下部には、冷陰極蛍光管からなる光源34a及び34bがそれぞれ設けられており、光源34a及び34bから遊技盤14の中央部に向かって光が照射される。その光の一部は反射フィルム18により反射して、遊技盤14の前方に供給される。
このようにすることにより、遊技盤を正面から見ると、遊技盤に描かれた絵柄や装飾部材19等が光って見えるため、遊技盤全体を用いた大胆な演出を行うことができる。
【0076】
本発明に係るパチンコ遊技装置10では、可変表示部32の縁32aが絵柄描画領域15aにより覆われており、絵柄描画領域15aの可変表示部32と重なった部分が、絵柄重覆領域15a′(図中、網掛けで示す)である。これにより、パチンコ遊技装置10の正面に座って遊技を行っている遊技者が、視点の移動により可変表示部32を斜めから見ることになっても、絵柄重覆領域15a′が遊技者に視認されることにより、遊技盤14の裏面に設けられた可変表示部32以外の部分が透明基板17を介して見えてしまうことを防止することができる。
【0077】
また、遊技盤14には、略逆U字形状の装飾部材19が、可変表示部32と重なった絵柄フィルム15の絵柄描画領域15aの縁15dの上部及び左右の側部を覆うとともに、遊技盤14の前方に突出するように、透明接着剤等により取り付けられている。装飾部材19には、遊技球を入れるための入球口19aと、入球口19aと、入球口19aに入った遊技球が内部を通ることができる球通路19b、19b′と、球通路19b、19b′を通った遊技球を外部へ出すための出球口19c、19c′とが形成されている。
また、出球口19c、19c′の直下には、一般入賞口54c、54dがそれぞれ設けられており、出球口19c、19c′から出た遊技球は、真下に落下して一般入賞口54c、54dにそれぞれ入ることかできる(図5参照)。
なお、図6には、出球口19cと、一般入賞口54cとが示されており、上述したように、出球口19cから落下して一般入賞口54cに入った遊技球は、遊技盤14の内部を通って、遊技盤14の裏面に形成された開口から落下する。
【0078】
次に、アタッカ50について図面を用いて説明する。
図7(a)は、本発明に係るパチンコ遊技装置を構成するアタッカ50のシャッタ40の開放状態を模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)に示したアタッカ50の正面図である。
上述したように、アタッカ50に設けられたシャッタ40が開くことにより、大入賞口38が開放状態となり、遊技球が大入賞口38に入ることができるようになる。このシャッタ40は、大当たり状態が発生したときには、断続的に開放状態となるようにソレノイド48により駆動される。
【0079】
開放状態となった大入賞口38から、アタッカ50の内部に入った遊技球は、誘導ソレノイド49により、特定領域43に誘導される。特定領域43に誘導された遊技球が、特定領域43に設けられたカウントスイッチ(図示せず)を通過すると、球検知センサ(図示せず)により検知され、所定数の遊技球が払い出される。
【0080】
また、アタッカ50のシャッタ40が開放状態となったときに、遊技盤14の正面から視認することができる位置に、アタッカ50の内部にLEDランプ41が設けられている。大当たり状態が発生して、アタッカ50のシャッタ40が開放状態となると、主基板(図示せず)からLEDランプ制御基板(図示せず)へ、LEDランプ41の動作を決定するランプ制御信号が送信され、上記ランプ制御信号を受信したLEDランプ制御基板からLEDランプ41へ、LEDランプ41を点灯又は点滅させるための点灯信号が送信されることにより、LEDランプ41を点滅又は点灯させることができる。LEDランプ41が点滅又は点灯することにより、遊技者は、LEDランプ41が点灯又は点滅していることを視認することができ、大入賞口が開放状態であることを容易に認識することができる。
【0081】
次に、液晶パネル32について図面を用いて説明する。
図8は、液晶パネル32と、液晶パネル32の前方の遊技盤14とを模式的に示す斜視図である。
遊技盤14の裏面に設けられた液晶パネル32は、図8に示すように、液晶73とスペーサ74とからなる液晶層75が中央部分に備え、その前面には、鉛直方向に多数の溝を有する配向膜72aと、透明電極77と、赤色、緑色及び青色(RGB)の3色のカラーフィルタ78a〜78cと、ガラス基板70aと、偏光板71aとが順に積層されている。この偏光板71aの前面が、遊技盤14の裏基板18に接着されている。
一方、液晶層75の背面には、水平方向に多数の溝を有する配向膜72bと、透明画素電極76とスイッチング素子79とを備えた層と、ガラス基板70bと、偏光板71bとが順に積層されている。
図中には示していないが、液晶層75の周面には、液晶73及びスペーサ74を、配向膜72aと72bとの間に保持するように、シール剤と封止剤とが設けられている。
【0082】
また、上述した透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79は、パチンコ遊技装置10内に設けられた表示装置(図示せず)と接続されており、該表示装置は、同じくパチンコ遊技装置10内に設けられた制御回路(図示せず)と接続されている。上記表示装置は、制御回路からの命令信号に基づいて動作し、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力を供給する。
【0083】
また、偏光板71bの背面と所定の間隔をあけた状態で、偏光板71bと対向するように、バックライト80が設けられている。
このバックライト80は、その前面に拡散シート83が設けられるとともに、その背面に反射シート82が設けられた導光体81と、白色光を導光体81に対して照射し得る2つの冷陰極蛍光管84a及び84bとからなるものである。
冷陰極蛍光管84a及び84bから、導光体81の側面へ入射された白色光は、導光体81の表面に設けられた反射シート82と拡散シート83とにより、均一な面状の光となって、液晶パネル32へ供給される。
なお、図中、冷陰極蛍光管84a及び84bから照射される光は、破線の矢印により示した。
【0084】
このように、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力が供給されるとともに、バックライト80から均一な面状の白色光が供給されることにより、液晶パネル32には、図4に示したような画像が表示されることになるのである。
【0085】
【発明の効果】
本発明の弾球遊技機によれば、可変表示部の縁が上記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われているため、上記可変表示部の略正面にある視点が、遊技者の姿勢が変化する等して移動することにより、上記可変表示部を斜めから見ることになっても、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部以外の部分が上記透明基板を介して見えてしまうことを防止することができる。そのため、遊技盤の後方に設けられた機構部材等が遊技者に透けて見えてしまい、遊技盤に対する美感が損なわれてしまうことを防止することかできる。
また、遊技盤の後方が透けて見えてしまうことにより、遊技盤の裏側に設けられた可変表示部が上記遊技盤の前面から奥まった位置にあることを、遊技者に気付かせてしまうことを防止することができるため、上記可変表示部が孤立して見えず、遊技の興趣が削がれてしまうことを防止することかできる。
さらに、絵柄フィルムに描かれた地模様を上記可変表示部に表示させることにより、上記絵柄フィルムの絵柄描画領域と上記可変表示部との境目を目立たなくすることができるため、上記可変表示部を含む遊技盤全体が一体となって見える弾球遊技機を提供することができる。
その結果、遊技盤全体を用いた大胆で、多様性を持った演出を行うことにより、演出に対する興味や関心を充分に高めることができ、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむこと可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の弾球遊技機の遊技盤を模式的に示す側面断面図である。
【図2】(a)は、本発明の弾球遊技機の表基板に障害釘が植設された状態を示す拡大正面図であり、(b)は、(a)に示した表基板の側面断面図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の弾球遊技機の遊技盤に設けられた装飾部材を模式的に示す部分拡大正面図である。
【図4】本発明に係るパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。
【図5】本発明に係るパチンコ遊技装置の遊技盤面を模式的に示す拡大正面図である。
【図6】図5に示した遊技盤のA−A断面矢視図である。
【図7】(a)は、本発明に係るアタッカを模式的に示す平面図であり、(b)は、(a)に示したアタッカの正面図である。
【図8】本発明に係る遊技盤の透明部と、液晶パネルとを模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1、2、3 視点
10 パチンコ遊技装置
14 遊技盤
15、95 絵柄フィルム
15a、95a、115a 絵柄描画領域
15a′、95a′ 絵柄重覆領域
15b、95b、115b 非絵柄描画領域
15d、115d 縁
17 透明基板
18 反射フィルム
19、119、219、319 装飾部材
19a、119a、219a 入球口
19b、19b′、119b、119b′、219b 球通路
19c、19c′、119c、119c′、219c 出球口
32、92 液晶パネル(可変表示部)
32a 縁
34a、34b 光源
50 アタッカ
54a〜54d 一般入賞口
56a〜56d 特別入賞口
65 釘ベース
66、90 植設釘
67 集合釘ベース
70a、70b ガラス基板
71a、71b 偏光板
72a、72b 配向膜
73 液晶
74 スペーサ
75 液晶層
80 バックライト
81 導光体
82 反射シート
83 拡散シート

Claims (6)

  1. 1以上の入賞口が設けられた遊技盤と、複数種類の識別情報を変動表示可能な可変表示部とを有し、
    該可変表示部における変動表示結果が、予め定められた特定表示態様となった場合に、所定の遊技価値が付与可能な弾球遊技機であって、
    前記遊技盤は、絵柄の描かれた絵柄フィルムがその前面に配設された透明基板からなり、
    前記可変表示部は前記遊技盤の裏側に設けられ、
    少なくとも前記可変表示部の縁が、前記絵柄フィルムの絵柄描画領域により覆われていることを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記遊技盤上には、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁の一部又は全部を覆う透過性の装飾部材が設けられており、
    前記装飾部材は、遊技球を入れるための入球口と、当該入球口に入った遊技球がその内部を通ることができる球通路と、当該球通路を通った遊技球を外部へ出すための出球口とが形成されている請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記装飾部材は、可変表示部と重なった絵柄描画領域の縁の上部及び左右の側部を覆うように設けられている請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記入賞口は、出球口より下側に設けられ、前記出球口から出た遊技球が入ることができるように構成されている請求項2又は3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記遊技盤の側部から当該遊技盤の中央部に向けて光を照射する光源が設けられている請求項1〜4のいずれか1に記載の弾球遊技機。
  6. 前記遊技盤の裏側には、光を反射する反射フィルムが設けられている請求項5に記載の弾球遊技機。
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