JP2004141263A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技球が落下する経路を広く確保することにより、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができるとともに、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることなく、質が高く大胆な演出を行うことができ、さらに、長時間にわたって遊技を楽しむことが可能な遊技機を提供すること。
【解決手段】遊技盤と表示部とを備えた遊技機であって、上記表示部は、プラスチック液晶又は液晶パネルからなるとともに上記遊技盤の裏側に設けられ、かつ、上記遊技盤の少なくとも上記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であることを特徴とする遊技機。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機やスロットマシン(パチスロ機を含む)等の遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、遊技盤上に遊技球を打ち出して遊技を行う遊技機として、パチンコ遊技装置が知られている。このようなパチンコ遊技装置では、発射ハンドルが操作されることにより遊技球が遊技盤上に打ち出され、遊技球が遊技盤上に植設された障害釘に衝突しながら落下する。そして、この遊技球が上記遊技盤に設けられた入賞口に入ると、予め定められた数の遊技球が払い出される。
【0003】
また、遊技球が遊技盤に設けられた始動口に入ると、表示装置で表示されていた固定画面を、一定の物語性を有する動画等が表示される通常画面へと切り替え、いわゆる可変表示ゲームを開始する。この可変表示ゲームは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであり、複数の変動図柄を当該表示装置に表示し、その各々を変動表示させた後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示し、全ての図柄の停止表示が確定したときの図柄の組み合わせが大当たりとなる図柄の組み合わせとなったときに、大当たり状態が発生したとして、例えば、所定の数の遊技球を払い出す等、遊技者に所定の利益及び/又は有利な状態を提供するゲームである。
【0004】
最近では、可変表示ゲームを盛り上げる演出を行ったり、大当たり状態が発生したことを強く印象付けて興奮を高めたりするため、表示装置に表示される演出画像に、例えば、劇画の主人公やそれに関係する人物を登場させたり、プロレスや相撲の人物を登場させる等、この表示装置内で展開される物語やキャラクタ等も様々なものが出現している。また、臨場感のある大胆な演出を行うため、演出画像の表示領域を大きくしたり、演出画像が表示される表示装置自体を大きくしたりするということも行われており、演出画像の重要性は益々高まっているといえる。
【0005】
ところが、演出画像の表示領域を大きくするために、表示装置自体を大きくすると、遊技盤上において、障害釘が植設される領域が小さくなり、遊技球が落下する経路が限られてしまうことになるため、遊技球の動きが単調になり、パチンコ遊技自体の面白みが失われてしまうという問題があった。
【0006】
このように、遊技盤上に設けられた機器や装置によって、演出が制限されてしまうという問題を解消するためのパチンコ遊技装置として、液晶シートを張り付けたガラス板が遊技盤の前面に設けられたパチンコ遊技装置であって、液晶シートに印加する電圧を制御することにより、当該液晶シートを透明又は不透明にするとともに、その背面から液晶シートに向けて、光ファイバやカラーフィルタ等を介して着色光を照射したり、遊技盤にマトリックス状に配置された発光ダイオード(以下、LEDという)により着色光を照射したりすることにより、液晶シートに演出画像を表示させるパチンコ遊技装置がある(例えば、特許文献1参照)。このようなパチンコ遊技装置によれば、遊技盤の前面に設けられたガラス板を充分に活用して演出を行うことができ、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されずに大胆な演出を行うことが可能である。
【特許文献1】
特開平5−84347号公報(第1−7頁)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、光ファイバやカラーフィルタを介して液晶シートに着色光を照射するパチンコ遊技装置では、着色光の色の種類を多くするためには、装置自体の構造を複雑にする必要があり、製造コストが増大するという問題があった。一方、着色光の色の種類を減らした場合には、演出自体が単調で稚拙なものにならざるを得ず、遊技盤の前面に設けられたガラス板を充分に活用して大胆な演出を行う意味が没却されてしまうという問題もあった。
【0008】
また、マトリックス状に配置されたLEDにより着色光を照射するパチンコ遊技装置についても、遊技盤上に多数のLEDを配置するため、その構造が複雑になり、製造コストが増大するという問題があった。また、遊技盤上のLEDを配置した箇所には障害釘を設けることができず、結局、障害釘が植設される領域が小さくなり、遊技球の動きが単調になってしまうという問題を充分に解決することができなかった。
【0009】
さらに、不透明となった液晶シートの背面から着色光を照射して演出画像を表示する方法では、演出画像を鮮明に表示することが困難であるため、遊技者が見にくさを感じて疲れてしまい、長時間にわたって遊技を楽しむことが困難になるおそれがあった。また、不透明になった液晶シートによって、遊技盤上を落下する遊技球を見ることができなくなり、パチンコ遊技が行いにくくなるという新たな問題も生じてしまうこととなった。
【0010】
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技球が落下する経路を広く確保することにより、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができるとともに、遊技盤上に設けられた機器や装置によって表示領域が制限されることなく、質が高く大胆な演出を行うことができ、さらに、長時間にわたって遊技を楽しむことが可能な遊技機を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上のような目的を達成するために、本発明は、遊技盤と表示部とを備えた遊技機であって、上記表示部は、上記遊技盤の裏側に設けられ、かつ、上記遊技盤の少なくとも上記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であることを特徴とする遊技機を提供する。
【0012】
より具体的には、本発明は、以下のようなものを提供する。
(1)遊技球が入ることにより所定数の遊技球の払い出しが行われる入賞口が少なくとも1個設けられた遊技盤と、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される表示部とを備えた遊技機であって、
上記表示部は、上記遊技盤の裏側に設けられ、かつ、
上記遊技盤の少なくとも上記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であることを特徴とする。
【0013】
(1)の発明によれば、遊技盤の裏側には、例えば、プラスチック液晶や液晶パネル等からなる表示部が設けられており、上記遊技盤の少なくとも上記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であるため、遊技盤自体を用いて演出画像等を表示することが可能であり、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することができる。その結果、臨場感のある大胆な演出を行うことが可能となる。また、不透明となった液晶シートの背面から着色光を照射して演出画像を表示するような従来のパチンコ遊技装置と比べると、鮮明で質の高い演出画像等を表示することができるため、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむことができる。また、表示装置を遊技盤上に設ける必要がなく、遊技球が落下する経路を広く確保することができるため、表示装置が遊技盤上に設けられた従来の遊技機と比べて、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、より面白みがあるパチンコ遊技を提供することができる。
【0014】
さらに、本発明は、以下のようなものを提供する。
(2) 上記(1)に記載の遊技機であって、
上記表示部は、全体がほぼ透明な遊技盤の裏側の全面に設けられていることを特徴とする。
【0015】
(2)の発明によれば、遊技盤全面を用いて演出画像等を表示させることもできるため、単に、臨場感のある大胆な演出を行い得るだけではなく、例えば、遊技盤全面を活用して変動図柄を変動表示させるというように、従来の遊技機では行うことができなかった新たな演出を行うことも可能になる。その結果、より遊技者を演出画像や変動図柄等に注目させることができ、パチンコ遊技に熱中させることができる。
また、従来の遊技機では、遊技盤に描かれたデザインを変更するためには、遊技盤自体を交換しなければならないが、(2)の発明の遊技機によれば、表示部に表示される画像を変化させることにより、遊技盤のデザインを変更することができるため、機種変更を比較的に容易に行うことが可能である。さらに、表示部に動画像を表示させることにより、遊技盤のデザインに動きを持たせるという従来にはない演出を行うことも可能になる。
【0016】
なお、遊技盤には、入賞口や始動口となる開口が形成される必要があるので、遊技盤の裏側の全面に表示部を設けるためには、遊技盤と表示部との間に中空部を設け、遊技盤側に上記開口を形成する必要がある。このようにした場合、入賞口や始動口に入った遊技球は、遊技球が通過した際、赤外線等の光線が遮断されたり、光線の反射状態が異なること等を利用して遊技球の通過を検出する光電式センサを設けておくことにより、検出することが可能である。
【0017】
[用語の定義等]
「変動表示」とは、識別情報が順次変化する場合、例えば、1つの識別情報である図柄「7」から他の識別情報である図柄「8」へ変化する場合や、図柄「9」から他の図柄「☆」へ変化する場合のほか、識別情報を表示し得る表示領域において1つの識別情報が表示されたままその識別情報が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合等を含む概念である。
なお、上記識別情報とは、文字、記号、絵柄又は模様等の視覚によって識別可能な情報をいう。
【0018】
「表示部」とは、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示されるものをいう。また、上記画面画像には、可変表示ゲームを示す画像以外に、静画像や動画像等からなる演出画像が表示されることとしてもよい。上記表示部としては、特に限定されるものではないが、例えば、プラスチック液晶や液晶パネル等からなるものを挙げることができる。
【0019】
「液晶パネル」とは、液晶層、その両面に設けられた配向膜、透明電極、カラーフィルタ等(以下、液晶層等ともいう)が2枚のガラス基板により挟持されるとともに、2枚のガラス基板の外面に偏光板等が設けられたものであって、画像を表示することが可能であるものをいう。
本発明の遊技機において用いられる液晶パネルとしては、特に限定されるものではなく、従来公知の液晶パネルを用いることが可能である。
【0020】
また、「プラスチック液晶」とは、上述した液晶パネルにおいて、液晶層等がガラス基板ではなく、プラスチック基板により挟持されたものをいう。
本発明の遊技機において用いられるプラスチック液晶としては、特に限定されるものではなく、従来公知のプラスチック液晶を用いることが可能である。
なお、本発明において、液晶パネル及びプラスチック液晶のうち、どちらを用いるかについては、特に限定されるものではなく、例えば、製造コスト、耐衝撃性等を考慮して、適宜選択することが可能である。
なお、以下においては、表示部として、液晶パネル又はプラスチック液晶が設けられている場合について説明することとする。また、本発明では、液晶パネルとプラスチック液晶とを併せて、液晶パネル等ともいうこととする。
【0021】
本発明の遊技機に設けられる液晶パネル等の大きさは、遊技盤の裏側に設けられる範囲内であれば、特に限定されるものではなく、また、液晶パネル等が設けられる位置についても、遊技盤の裏側であれば、特に限定されるものではない。液晶パネル等の位置及び大きさについては、例えば、演出画像や可変表示ゲームを示す画面画像の大きさや、製造コスト等を考慮して、適宜設定することが可能である。また、本発明の遊技機に設けられる液晶パネル等の数は、必ずしも1枚である必要はなく、複数枚の液晶パネル等が設けられることとしてもよい。
本発明に係る液晶パネル等の駆動方式としては、特に限定されるものではなく、例えば、アクティブマトリックス駆動方式、パッシブマトリックス駆動方式、ダイナミック駆動方式等、従来公知の種々の駆動方式を用いることができる。
また、本発明に係る液晶パネル等に光を照射するバックライトは、特に限定されるものではなく、その方式としては、例えば、反射板方式、導光体方式、面状光源方式等、従来公知の方式のバックライトを用いることができる。
【0022】
本発明において「ほぼ透明」とは、遊技盤の裏面に設けられた表示部に表示される画像を、遊技盤を介して視認することが可能な程度に、遊技盤が透明であることをいう。なお、必ずしも無色透明である必要はなく、色彩や模様等を有していてもよい。また、表示部に表示される画像を明確に視認することが可能なように、遊技盤の透明な箇所の可視光線透過率は30%以上であることが望ましく、50%以上であることがより望ましい。
【0023】
このような遊技盤の材質としては、特に限定されるものではないが、樹脂からなるものが望ましい。比較的容易にその表面に障害釘を植設することが可能であるからであり、表示部が設けられた箇所にも障害釘を植設することにより、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、面白みが倍化されたパチンコ遊技を提供することができるからである。なかでも、障害釘を植設することが容易である点から、遊技盤の材質は軟質樹脂であることが望ましい。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の遊技機を模式的に示す正面図である。
なお、以下において説明する実施例においては、本発明の遊技機の好適な実施例として、本発明をパチンコ遊技装置に適用した場合を示す。
【0025】
パチンコ遊技装置10には、本体枠12と、本体枠12に組み込まれた遊技盤14と、遊技盤14の前面に設けられた本体枠12の窓枠16と、窓枠16の下側で本体枠12の前面に設けられた上皿20及び下皿22と、下皿22の右側に設けられた発射ハンドル26と、が配置されている。
【0026】
遊技盤14は、アクリル樹脂等の透明な樹脂からなるものであり、遊技盤14の裏面には、その一部が刳り貫かれるとともに、絵柄や模様等が描かれたシートが張付されている。従って、全体として、遊技盤14は、その一部が透明となっている。
その遊技盤14の透明である部分(透明部14a)の裏面には、アクティブマトリックス駆動方式の液晶パネル32と、液晶パネル32に対して光を照射するバックライト80(図示せず)とを備えた表示装置(図示せず)が設けられている。
なお、この液晶パネル32が、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される表示部である。
【0027】
透明部14aを含む遊技盤14の前面には、複数の障害釘が、遊技盤14の前方向に突出するように植設されている。なお、本明細書において、パチンコ遊技装置10とは、パチコン機をも含む概念である。
さらに、発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けられており、遊技者は発射ハンドル26を操作することによりパチンコ遊技を進めることができるのである。発射ハンドル26の裏側には、発射モータ28が設けられている。発射ハンドル26が遊技者によって時計回り方向へ回動操作されたときには、発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球が遊技盤14に順次発射される。
【0028】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。
【0029】
なお、従来のパチンコ遊技装置では、遊技盤の中央部に表示装置が設けられているため、遊技盤の中央部分を遊技球が通過することがないのであるが、上述したように、本発明に係るパチンコ遊技装置10では、遊技盤14の中央部分が透明部14aであり、その裏面に液晶パネル32が設けられるとともに、その表面には、複数の障害釘が設けられているため、遊技球が落下する経路を広く確保することができ、遊技球の落下方向に多様性を持たせることができる。その結果、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。
【0030】
図2は、遊技盤14を模式的に示す拡大正面図である。なお、上述した図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。また、図2は、上述した障害釘について省略したものを示した。
【0031】
遊技盤14の略中央にある透明部14aの裏側には、液晶パネル32を備えた表示装置が設けられている。この液晶パネル32には、遊技盤に相当する画像や、演出画像や、可変表示ゲームを示す変動図柄等の画像等が表示されることになる。また、例えば、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)や、保留された可変表示ゲームの回数を示す画像等も、液晶パネル32に表示される。
【0032】
なお、図中では、液晶パネル32に、遊技盤14と同じ地模様からなる背景画像と、4匹の豚を示すキャラクタ画像と、「7」−「6」−「7」の3つの変動図柄画像と、保留された可変表示ゲームの回数に対応した4つのハートを示す画像とが表示されている様子が示されている。
このように、本発明では、遊技盤14の透明部14a以外の箇所に描かれた地模様と同じ地模様を、液晶パネルに表示することが可能であり、このようにすることにより、遊技盤と表示部に表示される画像との融合を図ることが可能である。その結果、遊技盤を広く見せることができるとともに、遊技盤と一体化した従来にはない新たな演出を行うことができる。
【0033】
また、遊技盤14の下部には、遊技球の大入賞口38が設けられている。この大入賞口38の近傍には、シャッタ40が開閉自在に設けられている。シャッタ40は大当たり状態が発生したときには、断続的に開放状態となるようにソレノイド48(図示せず)により駆動される。
また、大入賞口38の下側には、アウト口(図示せず)が設けられており、入賞口等に入らなかった遊技球は、アウト口から排出されることになる。
【0034】
上述した透明部14aの左右の両側には一般入賞口54a及び54bが設けられている。さらに、透明部14a下部の左右の両側には一般入賞口54c及び54dが設けられている。また、遊技盤14の左右の端部には、特別入賞口56a及び56bが設けられ、大入賞口38の左右の両側には、特別入賞口56c及び56dが設けられている。
【0035】
これらの大入賞口38、一般入賞口54a〜54d、並びに、特別入賞口56a〜56dのいずれか1に遊技球が入ったときには、予め設定されている数の遊技球が下皿22に払い出されるようになっている。
また、一般入賞口54a〜54d及び特別入賞口56a〜56dのうち、特定の入賞口に遊技球が入ったときには、所謂サブデジタルにおいて表示される識別情報画像(例えば、数字や記号を示す画像)が、液晶パネル32において変動表示され、当該識別情報画像が所定の画像で停止表示されたときには、始動口44の左右の両側に設けられた可動片58a及び58bが動作して、始動口44が所定の期間、開放状態となり、始動口44に遊技球が入りやすくなる。
【0036】
また、透明部14aの下方には、可変表示ゲームが開始されて、液晶パネル32に表示される複数、例えば、3つの識別情報である変動図柄を変動表示状態に移行する契機となる球検知センサ42を有する始動口44が設けられている。
遊技球が通過したことを球検知センサ42が検知したときには、所定数の遊技球が払い出されるとともに、液晶パネル32においては、複数の変動図柄が変動表示されて、可変表示ゲームが開始される。
【0037】
さらにまた、液晶パネル32の左右の両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための転動誘導部材60a及び60bを設けられている。また、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36a及び36bが設けられている。
【0038】
次に、液晶パネル32について図面を用いて説明する。
図3は、液晶パネル32と、遊技盤14の透明部14aとを模式的に示す斜視図である。
上述したように、アクリル製の樹脂からなる透明な遊技盤14の透明部14aには、その前面に複数の有底孔91が設けられており、これらの有底孔91には障害釘90が嵌合され、全体として、遊技盤14は、その前面に障害釘90が植設されているように構成されている。
このような構造とすることにより、その裏側に液晶パネル32が設けられた遊技盤14の透明部14aの前面にも障害釘90を設けることが可能になるため、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、より面白みのあるパチンコ遊技を提供することができる。
【0039】
遊技盤14の透明部14aの裏面に設けられた液晶パネル32は、図3に示すように、液晶73とスペーサ74とからなる液晶層75が中央部分に備え、その前面には、鉛直方向に多数の溝を有する配向膜72aと、透明電極77と、赤色、緑色及び青色(RGB)の3色のカラーフィルタ78a〜78cと、ガラス基板70aと、偏光板71aとが順に積層されている。この偏光板71aの前面が、遊技盤14の透明部14aに接着されている。
一方、液晶層75の背面には、水平方向に多数の溝を有する配向膜72bと、透明画素電極76とスイッチング素子79とを備えた層と、ガラス基板70bと、偏光板71bとが順に積層されている。
図中には示していないが、液晶層75の周面には、液晶73及びスペーサ74を、配向膜72aと72bとの間に保持するように、シール剤と封止剤とが設けられている。
【0040】
また、上述した透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79は、パチンコ遊技装置10内に設けられた表示装置(図示せず)と接続されており、該表示装置は、同じくパチンコ遊技装置10内に設けられた制御回路(図示せず)と接続されている。上記表示装置は、制御回路からの命令信号に基づいて動作し、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力を供給する。
【0041】
また、偏光板71bの背面と所定の間隔をあけた状態で、偏光板71bと対向するように、バックライト80が設けられている。
このバックライト80は、その前面に拡散シート83が設けられるとともに、その背面に反射シート82が設けられた導光体81と、白色光を導光体81に対して照射し得る2つの冷陰極蛍光管84a及び84bとからなるものである。
冷陰極蛍光管84a及び84bから、導光体81の側面へ入射された白色光は、導光体81の表面に設けられた反射シート82と拡散シート83とにより、均一な面状の光となって、液晶パネル32へ供給される。
なお、図中、冷陰極蛍光管84a及び84bから照射される光は、破線の矢印により示した。
【0042】
このように、透明電極77、透明画素電極76及びスイッチング素子79に対して電力が供給されるとともに、バックライト80から均一な面状の白色光が供給されることにより、液晶パネル32には、図1に示したような画像が表示されることになるのである。
【0043】
なお、上述した例では、遊技盤14の略中央の透明部14aの裏側に、液晶パネル32が設けられている場合について説明したが、本発明では、例えば、遊技盤内の遊技球が通過しない領域の裏側に、例えば、液晶パネル等の表示部が設けられることとしてもよい。
【0044】
【発明の効果】
本発明の遊技機によれば、遊技盤の裏側には、表示部が設けられており、上記遊技盤の少なくとも上記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であるため、遊技盤自体を用いて演出画像等を表示することが可能であり、従来の表示装置の表示領域より広い領域で演出画像等を表示することができる。その結果、臨場感のある大胆な演出を行うことが可能となる。また、鮮明で質の高い演出画像等を表示することができるため、遊技者は飽きを感じることなく長時間にわたって遊技を楽しむことができる。また、表示装置を遊技盤上に設ける必要がなく、遊技球が落下する経路を広く確保することができるため、表示装置が遊技盤上に設けられた従来の遊技機と比べて、遊技球の落下経路に多様性を持たせることができ、より面白みがあるパチンコ遊技を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパチンコ遊技装置を模式的に示す正面図である。
【図2】本発明によるパチンコ遊技装置の遊技盤面を模式的に示す拡大正面図である。
【図3】本発明に係る遊技盤の透明部と、液晶パネルとを模式的に示す斜視図である。
【符号の説明】
10 パチンコ遊技装置
14 遊技盤
14a 透明部
32 液晶パネル(表示部)
54a〜54d 一般入賞口
56a〜56d 特別入賞口
70a、70b ガラス基板
71a、71b 偏光板
72a、72b 配向膜
73 液晶
74 スペーサ
75 液晶層
80 バックライト
81 導光体
82 反射シート
83 拡散シート
90 障害釘
91 有底孔

Claims (2)

  1. 遊技球が入ることにより所定数の遊技球の払い出しが行われる入賞口が少なくとも1個設けられた遊技盤と、少なくとも複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回のゲームとする可変表示ゲームを示す画面画像が表示される表示部とを備えた遊技機であって、
    前記表示部は、前記遊技盤の裏側に設けられ、かつ、
    前記遊技盤の少なくとも前記表示部が設けられた部分は、ほぼ透明であることを特徴とする遊技機。
  2. 前記表示部は、全体がほぼ透明な遊技盤の裏側の全面に設けられている請求項1記載の遊技機。
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