JP2007252586A - 遊技機 - Google Patents
遊技機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2007252586A JP2007252586A JP2006080475A JP2006080475A JP2007252586A JP 2007252586 A JP2007252586 A JP 2007252586A JP 2006080475 A JP2006080475 A JP 2006080475A JP 2006080475 A JP2006080475 A JP 2006080475A JP 2007252586 A JP2007252586 A JP 2007252586A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- display
- display device
- game board
- control means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Pinball Game Machines (AREA)
- Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)
Abstract
【解決手段】遊技球の軌道を変化させる電動式可動部材5が配置される遊技盤と、遊技盤を被覆する透光板と、機器全体を制御する制御装置とを備えた遊技機であって、遊技盤には、当該遊技盤に形成された開口31Bから露出し、視差により立体視可能な画像を表示する表示装置4が設けられ、電動式可動部材5は、少なくとも一部が透明部材で構成され、かつ、表示装置4が設けられた遊技盤の位置における遊技者側に設けられ、制御装置は、電動式可動部材5の動作を制御する動作制御手段と、表示装置に、電動式可動部材5の動作に応じて、当該動作する電動式可動部材5の透明部材で構成された部分と重なるように立体視可能な画像を表示させる表示制御手段を備える。
【選択図】図7
Description
このような問題に対して、遊技機に設けられる表示装置を、立体視可能な画像を表示する表示装置とし、当該表示装置の近傍に立体構造物である可動演出部材を配置した遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、表示装置により表示される画像は、可動演出部材に関連した関連画像とされているため、表示画像に制限が加わり、多彩な演出を行うことが難しいという問題がある。一方、可動演出部材に関連しない画像を表示するとした場合、遊技者に可動演出部材と表示画像との間に生じた違和感が強まるという問題がある。
また、電動式可動部材は、電動して遊技球の軌道を変化させ、当該遊技球を遊技盤上に設けられた始動入賞口等の入賞口に導く部材とすることができ、例えば、鉛直方向に対して傾斜するように可動する羽根部材や、遊技盤から起立し、所定時間遊技球を貯留する貯留部材を挙げることができる。
さらに、表示装置により表示される画像を変えることにより、遊技機自体は変更せずに、複数種類の遊技機を構成することができる。従って、遊技機の汎用性を高めることができるとともに、遊技機のリサイクル性を向上することができる。
本発明によれば、始動入賞口等に遊技球が入賞した場合などに、動作制御手段が電動式可動部材の動作回数を変更した際に、当該電動式可動部材の動作回数に応じて、表示制御手段の表示画像切替部が、当該電動式可動部材における透明部材で構成された部分と重なるように表示する画像の種類を切り替える。これによれば、表示装置により表示される画像の違いから、電動式可動部材によって遊技盤上を移動する遊技球の軌道が変わりやすくなるという遊技者の期待感を高めさせることができる。従って、遊技機の演出効果を一層高めることができる。
本発明によれば、始動入賞口等に遊技球が入賞した場合などに、動作制御手段が電動式可動部材の動作回数を変更した際に、当該電動式可動部材の動作回数に応じて、表示制御手段の表示状態切替部が、電動式可動部材における透明部材で構成された部分と重なるように表示する画像の飛び出し具合を切り替える。
ここで、このような画像の飛び出し具合としては、例えば、電動式可動部材の動作回数が増すごとに、より遊技者側に画像が飛び出すようにすることができる。
これによれば、電動式可動部材の動作回数に応じて、当該電動式可動部材における透明部材で構成された部分と重なるように表示される画像の飛び出し具合が切り替えられるので、遊技者に遊技球の軌道が変更されて入賞口等に入りやすくなるという期待感を高めさせることができる。従って、遊技機の遊技性および演出効果をより一層高めることができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
(1)パチンコ機1の構成
図1は、本実施形態のパチンコ機1を示す概要斜視図である。
パチンコ機1は、本発明の遊技機に相当し、遊技者の操作により、遊技球を遊技盤上に射出して、当該遊技球が遊技盤に設けられた入賞口等に入賞した場合に、所定数の遊技球を払い出すものである。このパチンコ機1は、図1に示すように、枠体2と、当該枠体2内に収納される遊技機本体3とを備えて構成されている。
遊技機本体3は、前面側に取り付けられる遊技盤31と、遊技盤31の前面を覆う透光板を有する前扉32と、遊技球を発射するためのハンドル33と、払出装置(図1では図示省略)から払い出された遊技球を貯める上皿34および下皿35とを備えて構成されている。また、遊技機本体3には、当該パチンコ機1全体を制御する制御装置6(図1では図示省略)が設けられている。
図2は、遊技盤31の裏側に取り付けられる表示装置4を示す概要斜視図である。
表示装置4は、視差により立体視可能な画像を表示する裸眼視立体画像表示装置である。この表示装置4は、図2に示すように、遊技盤31の略中央に形成された開口31Bに画像形成領域が露出するように、遊技盤31の背面側から取り付けられている。
表示装置4は、図3に示すように、バックライトユニット41、液晶パネル42、視差バリア43およびシールドケース44を積層一体化した構成を具備している。
このうち、バックライトユニット41は、図示を略したが、略W字状に曲折された冷陰極管と、この冷陰極管の背面側に設けられるリフレクタから構成され、冷陰極管に電圧印加して生じた放電光を、リフレクタで反射して液晶パネル42側に射出する。
また、シールドケース44は、視差バリア43を保護する透光性の基板として構成されている。
液晶パネル42は、固定画素型の画像形成デバイスであり、矩形状の画像形成領域上に平面状に配置される複数の固定画素から構成されている。これら固定画素は、図示を略したが、一対の透明基板間に密閉封入された液晶に電圧を印加するTFT(Thin Filmed Transistor)をスイッチング素子とし、TFTのスイッチングにより各画素に印加される電圧が変化して液晶の配向状態が変化することにより、入射光束を後述する制御装置6から入力する画像データに応じて変調することが可能となる。
液晶パネル42を構成する各固定画素の光射出側には、図4に示すように、R(赤)、G(緑)、B(青)をストライプ状に配列したカラーフィルタが設けられ、立体視可能な画像(三次元画像)を表示する場合には、斜めに配置されるR1、G1、B1で1つの表示画素を構成する。
視差バリア43は、正面から見ると、液晶パネル42から射出された光束を遮光するマスク43Aがストライプ状に配置されたグリッドアレイとして構成されている。このマスク43Aは、図5に示すように、各マスク43Aが液晶パネル42の隣接する画素42L、42Rの境界部分に跨って配置されており、各マスク43Aの間はスリットSLとされ、各画素42L,42Rから射出された光が透過するように構成されている。ここで、画素42Lは、液晶パネル42が立体視可能な画像を表示する際に、遊技者に左目に入射する画像を形成する画素であり、また、画素42Rは、遊技者に右目に入射する画像を形成する画素である。
また、この視差バリア43の一対の透明基板の液晶パネル42側の面には、隣接する画素42L、42R間に上下方向に延びる複数の楔状の溝が形成され、各溝に遮光材料が充填されて楔状の遮光体43Bを構成している。
また、遮光体43Bは、右目用の画像を形成する画素42Rから射出された光が右側に進行して遊技者の左目に入射するのを規制し、液晶パネル42の面の法線方向に対して左側に傾斜した方向に光を進行させる。これにより、画素42Rから射出された右目用の画像としての光は、遊技者の右目ERに入射する。
これにより、隣接する画素42L、42Rから射出された光が相互に干渉することを防止して、左目用の画像と右目用の画像とを確実に分離して、遊技者に両画像を個別に視認させることができる。
図6および図7は、表示装置4の前面側に設けられた羽根部材5を示す図である。このうち、図6は、羽根部材5が動作していない状態(通常状態)を示す図であり、図7は、羽根部材5が動作している状態(傾斜状態)を示す図である。
前述のように、遊技盤31における表示装置4が配置された位置の前方側(遊技者側)には、本発明の電動式可動部材としての羽根部材5が設けられている。この羽根部材5は、図6および図7に示すように、板状体51と、当該板状体51を鉛直方向に沿った状態から、当該鉛直方向に対して傾斜した状態に可動させる互いに略平行なリンク52,53とを備えて構成されている。これら板状体51およびリンク52,53は、透明部材で構成されており、遊技者からはその存在が認識しづらくなるように構成されている。また、リンク52,53は、図示しないソレノイドにより、互いに異なる方向(対向方向および離間方向)に移動するように構成されている。
図8〜図11は、表示装置4により表示される立体視可能な画像を示す図である。詳述すると、図8および図9は、羽根部材5が1回目に動作する際に表示される画像を示す図であり、このうち、図8は、羽根部材5の板状体51が傾斜していない状態で表示される画像であり、図9は、当該板状体51が傾斜した状態で表示される画像である。また、図10および図11は、板状体51が傾斜していない状態で表示される他の画像を示しており、それぞれ、羽根部材5が2回目および3回目に動作する際に表示される画像を示す図である。なお、図8〜図11においては、板状体51に対応する位置を点線で示している。
表示装置4は、前述のように、制御装置6による制御下で、羽根部材5の動作に応じて、当該羽根部材5の板状体51と重なるようにして立体視可能な画像を表示する。
なお、このような傾斜状態にある板状体51と重なるように立体視可能な画像を表示する際には、当該板状体51と重なる画像が、他の物(例えば、チェスにおける他の駒)によって動作されているような印象を遊技者に与える画像を合わせて表示させるようにしてもよい。
具体的に、始動入賞口314〜316に遊技球が入賞した場合に、羽根部材5の板状体51の動作1回目には、図8および図9に示したポーンの立体視可能な画像を板状体51と重なるように表示する。また、板状体51の動作2回目および3回目には、図10に示すようなナイトの立体視可能な画像、および、図11に示すようなキングの立体視可能な画像をそれぞれ表示する。さらに、この際、詳しい図示を省略したが、板状体51の動作回数が増すにしたがって、表示装置4は、表示する画像の飛び出し具合を変更し、より遊技者側に飛び出すように画像を表示する。
図12は、制御装置6の構成を示すブロック図である。
制御装置6は、前述のように、遊技機本体3の動作を制御するものであり、CPU(Central Processing Unit)等が実装された回路基板として構成されている。この制御装置6は、図12に示すように、動作制御手段61、表示制御手段62、カウンタ63および記憶手段64を備えて構成されている。
このうち、カウンタ63は、動作制御手段61により動作制御される電動式可動部材としての羽根部材5の動作回数(n)を計数する。また、カウンタ63は、動作制御手段61により設定される羽根部材5の動作可能回数(m)を減数する。
また、記憶手段64は、フラッシュメモリ等で構成され、遊技機本体3の動作制御に必要な各種データを記憶している。例えば、記憶手段64は、図8〜図11で示したような表示装置4にて表示される立体視可能な画像の画像データを複数種類記憶しており、当該画像データは、必要に応じて表示制御手段62により読み込まれ、表示装置4に出力される。
具体的に、この動作制御手段61は、入賞口313〜316,318のそれぞれに設けられ、遊技球の入賞を検出する入賞センサ71〜76からの制御信号に基づいて、払出装置77に遊技球の払い出しを実行させ、必要に応じて羽根部材5を動作させる。また、動作制御手段61は、当該制御信号に基づいて、羽根部材5の動作可能回数(m)を設定し、当該動作可能回数(m)をカウンタ63に減数させるとともに、羽根部材5の動作回数(n)をカウンタ63に計数させる。
表示画像切替部621は、カウンタ63によって計数される羽根部材5の動作回数(n)に応じて、表示装置4で表示される画像の種類を切り替える。例えば、表示画像切替部621は、羽根部材5の動作回数(n)が1回目を示す「0」である場合には、記憶手段64に記憶された画像データから、1回目の画像(本実施形態では、ポーンの画像)に係る画像データを取得し、当該画像データに基づく画像を表示装置4に表示させる。また、羽根部材5の動作回数(n)が2回目を示す「1」および3回目を示す「2」である場合には、2回目の画像(本実施形態では、ナイトの画像)および3回目の画像(本実施形態では、キングの画像)に係る画像データをそれぞれ取得し、当該画像データに基づく画像を表示装置4に表示させる。
図13は、制御装置6によって実行される始動処理の処理過程を示す図である。
制御装置6は、各機能手段61〜64により、以下に示す始動処理を実行する。この始動処理は、ハンドル33により遊技球が打ち出された際に開始され、遊技球が入賞口313〜316,318に入賞した場合に、遊技球を払い出すとともに、必要に応じて電動式可動部材としての羽根部材5を可動させるとともに、当該羽根部材5の板状体51と重なるように、表示装置4により立体視可能な画像を表示させる処理である。
この後、制御装置6の表示制御手段62が、羽根部材5の配置位置、すなわち、通常状態にある羽根部材5の板状51と重なるようにして、図8において示した鉛直方向に沿ったポーンの立体視可能な画像を表示装置4に表示させる(ステップS02)。
そして、動作制御手段61は、入力した制御信号から、羽根部材5を可動させるか否かを判定する(ステップS04)。具体的に、動作制御手段61は、入力した制御信号が、どの入賞口に設けられた入賞センサから入力したのかを判定する。これは、入賞口313に遊技球が入賞した場合には、払出装置77による遊技球の払出しのみを行い、羽根部材5の可動を行わないためである。
具体的に、始動入賞口314に遊技球が入賞したと判定した場合には、動作制御手段61は、羽根部材5の動作可能回数(m)を「1」に設定する(ステップS06)。
また、始動入賞口315に遊技球が入賞したと判定した場合には、動作制御手段61は、羽根部材5の動作可能回数(m)を「2」に設定する(ステップS07)。
さらに、始動入賞口316に遊技球が入賞したと判定した場合には、動作制御手段61は、羽根部材5の動作可能回数(m)を「3」に設定する(ステップS08)。
具体的に、表示制御手段62は、羽根部材5が通常状態から傾斜状態に変更された場合に、当該羽根部材5の板状体51と重なるように、図9において示した1回目の画像である傾斜したポーンの立体視可能な画像を表示させる。また、表示制御手段62は、板状体51が傾斜状態から通常状態に変更されると、当該板状体51と重なるように、図8において示した鉛直方向に沿ったポーンの立体視可能な画像を表示させる。
ここで、動作制御手段61が、動作可能回数(m)が0以下であると判定した場合、制御装置6は、始動処理を終了する。
具体的に、表示画像切替部621は、ステップS11により加算された羽根部材5の動作回数(n)が「1」である場合には、図10において示したナイトの画像データを取得し、また、当該動作回数(n)が「2」である場合には、図11において示したキングの画像データを取得する。
この後、制御装置6は、始動処理におけるステップS09から再び処理を実行し、羽根部材5の動作可能回数(m)が「0」になると、当該始動処理を終了する。
すなわち、本実施形態のパチンコ機1では、遊技球の軌道を変更する電動式可動部材としての羽根部材5の板状体51およびリンク52,53が透明部材で構成されていることにより、当該羽根部材5の存在を遊技者に認識しづらくなるように構成されている。また、当該羽根部材5の遊技者とは反対側に位置する表示装置4は、制御装置6を構成する表示制御手段62の制御下で、羽根部材5の板状体51の動作、すなわち、板状体51の鉛直方向に沿う状態と鉛直方向に対して傾斜する状態とが変化する動作に応じて、当該板状体51と重なるように、立体視可能な画像(チェスの駒の画像)を表示する。
さらに、表示装置4により表示される立体視可能な画像(チェスの駒の画像)が、遊技球の軌道を変化させるように遊技者に見せることができるので、表示される画像を他の画像(例えば、将棋の駒の画像等)に変更することで、別の種類のパチンコ機を構成することができる。従って、複数種類のパチンコ機を構成することができるので、パチンコ機1の汎用性を向上することができるとともに、パチンコ機1のリサイクル性を向上することができる。
ここで、本実施形態のパチンコ機1では、羽根部材5の1回目の動作、2回目の動作および3回目の動作のそれぞれで、チェスにおいて序々に強い駒が表示されることとなるので、遊技者により強い期待感および高揚感を抱かせることができる。従って、パチンコ機1の演出効果をより一層高めることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係るパチンコ機1Aについて説明する。
本実施形態のパチンコ機1Aは、前述のパチンコ機1と同様の構成を備えるが、電動式可動部材としての羽根部材の構成および動作において、パチンコ機1と相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
ここで、遮蔽板319Aは、図14および図15に示すように、開口31Bの上方1/3を覆うように設けられ、遊技盤31を正面から見た際に、略逆U字状に形成されている。このような遮蔽板319Aは、遊技盤31から面外方向に起立し、開口31Bの垂直方向の端部に沿って設けられる互いに対向する一対の起立部319A1と、開口31Bの上端縁に沿うとともに一対の起立部319A1の上端を接続する接続部319A2とから構成されている。このため、遮蔽板319Aの上部端面に沿って移動する遊技球Bは、開口31Bの外側を落下することとなる。
この羽根部材5Aは、入賞口318の左上方に鉛直方向に沿って配置され、開口31Bの垂直方向における寸法の1/3程度の寸法を有する板状体5A1と、当該板状体5A1の上端に回動自在に軸支された板状体5A2と、当該板状体5A2を回動させるリンク5A3とを備えて構成されている。これら板状体5A1,5A2およびリンク5A3は、合成樹脂等の透明部材によって構成されている。なお、リンク5A3は、制御装置6の動作制御手段61による制御下で、図示しないソレノイドにより押引され、板状体5A2を回動させるように構成されている。
ここで、板状体5A2が、リンク5A3により引かれて回動し、当該板状体5A2が水平方向に沿うように配置される水平状態となった場合には、図15に示すように、板状体5A2の板状体5A1と接続された側とは反対側の端部が、開口31Bの外側に位置するようになり、当該端部が遮蔽板319Aにより開口31Bの外側を落下する遊技球Bを受け止める。そして、板状体5A2が再度通常状態に戻る際に、当該板状体5A2が傾斜して、受け止めた遊技球Bを入賞口318に導く。
表示装置4は、制御装置6による制御下で、可動する羽根部材5Aの動作状態に応じて、当該羽根部材5Aと重なるように立体視可能な画像を表示する。この表示装置4にて表示される立体視可能な画像として、本実施形態では、図16および図17に示すアザラシの画像が、制御装置6の記憶手段64に記憶されている。
また、表示装置4は、板状体5A2が水平状態にある場合には、図17に示すように、背中をそらさないアザラシの画像を表示する。この際、表示装置4は、板状体5A2が通常状態にある場合と同様に、アザラシの背中の部分が、板状体5A2と重なるように、当該アザラシの画像を表示する。
すなわち、制御装置6の動作制御手段61による制御下で、表示装置4の前方側(遊技者側)に設けられ、透明部材で構成された羽根部材5Aの板状体5A2は、板状体5A1の上端を軸として回動し、通常状態と水平状態とに状態が変更される。そして、板状体5A2は、鉛直方向に対して傾斜した状態である通常状態から、水平方向に沿った状態である水平状態に可動した際に遊技球を受け止め、当該遊技球を板状体5A2に沿うように軌道を変化させることで、入賞口318に導く。この際、表示装置4は、制御装置6の表示制御手段62の制御下で、板状体5A1,5A2と重なるように、立体視可能なアザラシの画像を表示する。そして、表示装置4は、板状体5A2が通常状態にある場合には、背中をそらしたアザラシの画像を表示し、板状体5A2が水平状態にある場合には、背中をそらしていないアザラシの画像を表示する。
また、表示装置4がアザラシの画像とは異なる他の画像を表示することにより、パチンコ機1Aを他の機種に容易に変更することができる。従って、パチンコ機1Aの汎用性を向上することができる。
次に、本発明の第3実施形態に係るパチンコ機1Bについて説明する。
本実施形態のパチンコ機1Bは、前述のパチンコ機1,1Aと同様の構成を備えるが、当該パチンコ機1,1Aは、電動式可動部材として羽根部材5,5Aを備える構成としたが、本実施形態のパチンコ機1Bは、電動式可動部材として貯留部材を備える点において相違する。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一または略同一である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
このパチンコ機1Bは、詳しい図示を省略するが、前述のパチンコ機1,1Aと同様に、枠体2と、遊技盤31、前扉32、ハンドル33、上皿34および下皿35を有する遊技機本体3と、制御装置6とを備えて構成されている。
遊技盤31には、略中央に矩形状の開口31Bが形成され、レール311、複数の釘312、2つの入賞口313が設けられているほか、遊技球が入賞すると制御装置6による抽選を行うとともに、抽選画面を表示させる始動入賞口314が適所に設けられている。
また、遊技盤31における開口31Bの下方には、図18および図19に示すように、当該開口31Bの水平方向の長さ寸法と略同じ寸法を有する大入賞口320が設けられ、さらに、開口31Bの垂直方向における端縁下方には、大入賞口320に外側から遊技球が入賞しないようにする一対の側壁321が設けられている。また、開口31Bの上方には、遊技盤31の盤面から起立し、当該開口31Bの水平方向の寸法と略同じ寸法を有する遮蔽板319Bが設けられており、開口31Bの上方から遊技球が大入賞口320に入賞するのを防いでいる。
このような遊技盤31の裏側には、開口31Bに応じた位置に表示装置4が設けられている。
一方、始動入賞口314に遊技球が入賞し、制御装置6による抽選の結果、大当り状態となって貯留部材5Bが貯留状態とされた場合には、図19に示すように、当該貯留部材5Bの水平方向の端部が、開口31Bの外側に張り出しているため、遮蔽板319Bの水平方向の端部から落下した遊技球Bは、貯留部材5Bによって受け止められる。これら受け止められた遊技球Bは、貯留部材5B上を揺動しつつ貯留される。
ここで、表示装置4は、前述のように、電動式可動部材としての貯留部材5Bの動作に応じて、当該貯留部材5Bと重なるように、立体視可能な画像を表示する。この際、表示装置4は、表示制御手段62の表示画像切替部621により、貯留部材5Bの動作回数に応じて異なる画像を表示する。
また、表示装置4は、貯留部材5Bが複数回目に動作する場合には、図21に示す火山の画像を表示する。この火山の画像は、噴火している火山を示す画像であり、火山から噴き出される噴煙が、貯留状態にある貯留部材5Bと重なるように表示される。また、この際、表示制御手段62の表示状態切替部622により、当該画像における噴煙が、鯨の画像を表示した際の潮よりも、遊技者に近い側に飛び出すように表示される。
これにより、貯留部材5Bの動作回数に応じて、鯨の画像から火山の画像になるなどして、イメージの規模が大きくなった画像が表示装置4上に表示されることとなるので、パチンコ機1Bによる演出効果を高めることができる。
すなわち、制御装置6を構成する表示制御手段62の制御下で、電動式可動部材としての貯留部材5Bの通常状態と貯留状態との状態変更の動作に応じて、当該貯留部材5Bと重なるように、表示装置4が鯨や火山等の立体視可能な画像を表示する。これによれば、表示装置4により立体視可能に表示された鯨の潮や火山の噴煙が、あたかも遊技球を貯留しているように遊技者に見せることができる。従って、貯留部材5Bと表示画像との一体感を持たせることができ、パチンコ機1Bの演出効果を高めることができる。
また、この際、貯留部材5Bが透明部材により構成されているので、より貯留部材5Bの存在を遊技者に認識しづらくすることができるとともに、視差により立体視可能な画像の焦点位置が、貯留部材5Bの位置に対応することとなるので、当該立体視可能な画像が遊技球を操作しているように、より強く遊技者に印象付けることができる。
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、上記に開示した形状などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (3)
- 遊技球の軌道を変化させる電動式可動部材が配置される遊技盤と、当該遊技盤の遊技者側に配置され、当該遊技盤を被覆する透光板と、機器全体を制御する制御装置とを備えた遊技機であって、
前記遊技盤には、当該遊技盤に形成された開口から露出し、視差により立体視可能な画像を表示する表示装置が設けられ、
前記電動式可動部材は、少なくとも一部が透明部材で構成され、かつ、前記表示装置が設けられた前記遊技盤の位置における前記遊技者側に設けられ、
前記制御装置は、
前記電動式可動部材の動作を制御する動作制御手段と、
前記表示装置に、前記電動式可動部材の動作に応じて、当該動作する前記電動式可動部材の前記透明部材で構成された部分と重なるように前記立体視可能な画像を表示させる表示制御手段を備えることを特徴とする遊技機。 - 請求項1に記載の遊技機において、
前記表示制御手段は、
前記電動式可動部材の動作回数に応じて、前記表示装置に表示させる画像の種類を切り替える表示画像切替部を有することを特徴とする遊技機。 - 請求項1または請求項2に記載の遊技機において、
前記表示制御手段は、
前記電動式可動部材の動作回数に応じて、前記表示装置に表示させる画像の飛び出し具合を切り替える表示状態切替部を備えることを特徴とする遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080475A JP2007252586A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006080475A JP2007252586A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 遊技機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007252586A true JP2007252586A (ja) | 2007-10-04 |
Family
ID=38627426
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006080475A Withdrawn JP2007252586A (ja) | 2006-03-23 | 2006-03-23 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2007252586A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018078966A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2021151535A (ja) * | 2017-03-31 | 2021-09-30 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2006
- 2006-03-23 JP JP2006080475A patent/JP2007252586A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018078966A (ja) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 株式会社サンセイアールアンドディ | 遊技機 |
JP2021151535A (ja) * | 2017-03-31 | 2021-09-30 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP7104286B2 (ja) | 2017-03-31 | 2022-07-21 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7758415B2 (en) | Slot machine | |
JP2005312515A (ja) | 弾球遊技機 | |
EP1455315A2 (en) | Gaming machine with transparent displays | |
JP2004024328A (ja) | 遊技機 | |
JP2004008705A (ja) | 遊技機及び遊技機用表示装置 | |
JP5307786B2 (ja) | 遊技機 | |
JP5285053B2 (ja) | 遊技機 | |
JP2001178912A (ja) | 遊技機および遊技方法 | |
JP2007252586A (ja) | 遊技機 | |
JP2007125137A (ja) | 遊技機 | |
JP6889633B2 (ja) | 遊技機 | |
JPH11290520A (ja) | 遊技機 | |
JP2015042197A (ja) | パチンコ遊技機 | |
JP2004141263A (ja) | 遊技機 | |
JP2002248237A (ja) | 遊技機 | |
JP2007159701A (ja) | 遊技機 | |
JP2002200223A (ja) | 遊技機 | |
JP2010000260A (ja) | 遊技機 | |
JP2009183517A (ja) | 画像表示装置および遊技機 | |
JP2007260050A (ja) | 画像表示装置および遊技機 | |
JP2004135792A (ja) | 遊技機 | |
JP2005040149A (ja) | 遊技機 | |
JP2019030477A (ja) | 遊技機 | |
JP2010162287A (ja) | 画像表示装置及び遊技機 | |
JP2008119083A (ja) | パチンコ機 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070704 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070813 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110628 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20110727 |