JP2010000260A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技中における遊技者の視界を拡大し、演出効果を高めることが可能な遊技機の提供を目的とした。
【解決手段】遊技機10は、リールを視認可能なように設けられた表示窓24bと、この側方に設けられた移動表示部30と、を有する。移動表示部30は、表示状態を変更可能な可変表示部34を有し、これを移動空間32内において上下方向に移動させることが可能であることを特徴としている。本発明の遊技機において可変表示部34は、表示窓24bの表示領域に対して上方向および下方向に越えた領域まで移動させることができる
【選択図】図1

Description

本発明は、遊技機に関するものであり、特に表示窓の左右に配され上下方向に移動可能な移動表示部を設けたものに関する。
従来より、下記特許文献1に開示されているような遊技機が提供されている。従来の遊技機では、リールを視認可能なように設けられた表示窓の側方にサイドランプを設けたり、表示窓の上方に液晶パネルなどからなる演出表示部を設けた構成とされている。従来の遊技機では、遊技状態に応じてサイドランプを適宜発光させたり、演出表示部を構成する液晶パネルに表示を行うことにより演出を行っていた。
特開2001−286608号公報
上記したように、従来技術の遊技機では、サイドランプを発光させたり、演出表示部に画像などを表示することにより演出を行っていた。しかし、遊技中において遊技者は、表示窓を介して見えるリールに集中するため、遊技者の視界は狭く、サイドランプや演出表示部による演出だけでは十分な演出効果が得られないという問題があった。
そこで、本発明では、遊技中における遊技者の視界を拡大し、演出効果を高めることが可能な遊技機の提供を目的とした。
そこで、上記した課題を解決すべく提供される本発明の遊技機は、リールを視認可能に設けられた表示窓と、当該表示窓の側方に設けられた移動表示部と、を有し、当該移動表示部が、表示状態を変更可能な可変表示部を有し、当該可変表示部を上下方向に移動させることが可能であることを特徴としている。また、本発明の遊技機は、可変表示部を、表示窓の表示領域に対して上方向および/または下方向に越えた領域まで移動可能であることが望ましい。
上述した本発明の遊技機は、表示窓に対して上下方向に外れた位置に、演出表示部が設けられており、可変表示部が、表示窓の表示領域を越え、演出表示部に隣接する位置まで移動可能なものであってもよい。また、当該遊技機は、演出表示部に隣接する位置まで移動表示部が移動した状態において、当該移動表示部と前記演出表示部とにわたって表示状態が変化するものであってもよい。
上述した本発明の遊技機は、可変表示部が、表示体と、遮蔽体と、を有し、当該遮蔽体によって表示体が遮蔽された遮蔽状態と、表示体を視認可能な可視状態と、に表示状態を切り替え可能なものであってもよい。また、可変表示部は、遊技状態に応じて決定される所定の位置まで移動し、表示を行うものであってもよい。
本発明の遊技機は、表示窓の側方に移動表示部が設けられており、これを構成する可変表示部が上下方向に移動可能とされている。また、本発明では、移動表示部が、可変表示部における表示内容を変更可能とされているため、表示内容の変化に伴い、表示窓やこの近傍だけでなく、可変表示部にも遊技者の注意を引きつけることができる。そのため、本発明の遊技機では、可変表示部の上下動や表示内容の変更に伴い、表示窓近傍の領域に視野が絞られている遊技者の視界を拡大させることが可能であり、演出効果を向上させることができる。
また、上記したように、可変表示部を、表示窓の表示領域に対して上方向および/または下方下方向に越えた領域まで移動可能とすれば、遊技者の視野を確実に表示窓の表示領域に対して上下方向に拡大させることができる。従って、かかる構成によれば、演出効果をより一層確実に向上させることができる。
上述したように、本発明の遊技機において、表示窓に対して上下方向に外れた位置に、演出表示部を設け、表示窓の表示領域を越え、演出表示部に隣接する位置まで可変表示部を移動可能とした場合は、演出表示部が設けられた位置まで遊技者の視野を拡げることができる。また、かかる構成によれば、可変表示部における表示内容の変化と、演出表示部において実施される演出と、の関連性を持たせるなどして、さらに優れた演出効果を得ることも可能である。
上述したように、本発明の遊技機は、演出表示部に隣接する位置まで移動表示部の可変表示部が移動した状態において、当該移動表示部と前記演出表示部とにわたって表示状態が変化する構成とすれば、表示による演出が行われる領域がより一層拡大する。従って、本発明の遊技機は、表示窓の表示領域あるいはこの近傍に固定されがちである遊技者の視界を広範囲に拡大することができ、演出をより一層優れた演出効果を得ることができる。
上述した本発明の遊技機は、可変表示部が、表示体と、遮蔽体と、を有し、当該遮蔽体によって表示体が遮蔽された遮蔽状態と、表示体を視認可能な可視状態と、に表示状態を切り替え可能なものとすることにより、可視状態あるいは遮蔽状態に表示状態を適宜切り替え、当該切り替わりによる変化に遊技者の目を向けさせることができる。
また、本発明の遊技機は、遊技状態に応じて決定される所定の位置まで可変表示部を移動させ、表示を行うこととすれば、上述したような優れた演出効果に加え、可変表示部の表示内容を遊技状態について遊技者に対して告知を行ったり、遊技方法を遊技者に示唆するために活用することが可能である。
続いて、本発明の一実施形態に係る遊技機10について、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る遊技機10の正面図である。図2は、遊技機10の内部構造を示す正面図である。また、図3は、可変表示装置34を示す斜視図である。図4は、図1のA−A断面図であり、(a)はシャッター40が開いた状態、(b)はシャッター40が閉じた状態を示す。図5は、遊技機10において採用されているメイン制御基板14およびサブ制御基板15を中心とする制御構成を示すブロック図であり、図6は、遊技機10の動作を示すフローチャートである。
図1に示す遊技機10は、いわゆるスロットマシンである。図2に示すように、遊技機10は、筐体12aと、これに対して開閉自在に取り付けられた前面扉12bとを有する。筐体12aの内部には、メイン制御基板14や、回胴16、メダル払出装置18に加え、各種センサ類やスイッチ類等、様々な機器類が収容されている。また、前面扉12bの裏面側、すなわち遊技機10の使用状態において内側となる面には、サブ制御基板15をはじめとする機器類が設けられている。
一方、図1に示すように、前面扉12bの表面側(外側)、すなわち遊技機10の正面をなし、使用状態において遊技者側に向く面には、メダル投入用の投入口20aやメダル払出用の払出口20bに加え、遊技機10の操作用のボタン類が設けられている。具体的には、回胴16を停止させるためのストップボタン22aやメダル返却ボタン22bをはじめとする様々なボタン類や、回胴16の回転始動用のスタートレバー22c等が設けられている。さらに、前面扉12bの表面側には、遊技機10の演出効果を高めるための構成として、画像等を表示するための演出表示部24aや、回胴16を視認可能とするための表示窓24b、放音部24cに加え、移動表示部30が設けられている。
図1に示すように、移動表示部30は、移動空間32と、可変表示装置34と、移動機構36と、を備えている。移動空間32は、表示窓24bの両脇に上下方向に伸びるように設けられた溝状の空間であり、内部に可変表示装置34と、移動機構36と、を収容している。移動空間32は、前面扉12bの表示窓24bが設けられた位置よりも下方側の位置から、表示窓24bの上方に位置する演出表示部24aの両脇の位置まで伸びている。
図3や図4に示すように、可変表示装置34は、本体ケース37と、表示装置38と、シャッター40と、を備えている。本体ケース37は、直径が移動空間32の内側の幅よりも僅かに小さい程度で、高さ(上下方向の長さ)が移動空間32の高さのほぼ1/n(n=自然数)の大きさで樹脂製の円筒体である。本体ケース37は、外周面の一部を切り欠くことにより、正面視した状態においてほぼ矩形状に開口した窓部42を有する。本体ケース37は、その径方向が移動空間32の幅方向に向き、母線方向が移動空間32の上下方向に向く姿勢として嵌め込まれている。本体ケース37は、窓部42が正面、すなわち遊技者側に向く姿勢で、移動空間32内に上下方向に自由に移動可能とされている。
表示装置38は、液晶パネルなどによって構成されており、サブ制御基板15に対して電気的に接続されている。表示装置38は、表示面44を有し、サブ制御基板15から発信される信号に基づき、模様や文字、記号などを適宜表示可能とされている。表示装置38は、上述した本体ケース37内に収容可能な大きさとされており、窓部42を介して表示面44を視認可能な状態として立設されている。図4に示すように、シャッター40は、遮蔽体46を有する。また、図5に示すように、シャッター40は、シャッター駆動源48を備えている。
遮蔽体46は、本体ケース37の周面とほぼ同一の曲率で湾曲した樹脂板によって構成されている。また、シャッター駆動源48は、従来公知のモーターなどにより構成されており、遮蔽体46に対して動力を伝達し、遮蔽体46を作動させることができる。図5に示すように、シャッター駆動源48は、サブ制御基板15に対して電気的に接続されており、サブ制御基板15から発信される信号に基づいて作動する。シャッター駆動源48を作動させることにより、遮蔽体46が本体ケース37の周面に沿って摺動し、窓部42を開閉することができる。シャッター40が開くと本体ケース37内に設けられた表示装置38の表示面44が視認可能となり、シャッター40が閉じると表示面44が遮蔽された状態になる。
移動機構36は、可変表示装置34を移動空間32内において上下方向に移動させるための移動機構である。移動機構36には、ラック50と、ピニオン52と、移動用駆動源54と、を備えている。図1や図4に示すように、ラック50は、移動空間32内に上下方向に伸びるように配されている。また、ピニオン52は、可変表示装置34を構成する本体ケース37の外周面であって、本体ケース37を移動空間32内に嵌め込んだ状態において背面側となる位置、すなわち窓部42に対して本体ケース37の径方向反対側の位置に設けられている。ピニオン52は、本体ケース37を移動空間32内にセットした状態において、ラック52と噛合している。移動用駆動源54は、モータなどによって構成されており、ラック52を回転させることが可能とされている。図5に示すように、移動用駆動源54は、サブ制御基板15に対して電気的に接続されており、サブ制御基板15からの信号に基づいて所定量、回転軸(図示せず)を正方向および逆方向に回転させることができる。
本実施形態の遊技機10では、移動表示部30において、上下方向に伸びる移動空間32が可変表示装置34の高さ(上下方向の長さ)毎にn個の領域に分割されている。本実施形態において、移動空間32において上下に並ぶ各領域は、建物のフロア(階)に見立てられている。また、可変表示装置34を構成する本体ケース37は、従来公知のエレベータのゴンドラに見立てられており、シャッター40は前記ゴンドラの扉に見立てられている。
遊技機10は、上述したような構成の移動表示部30を、前面扉12bの左右にそれぞれ一つずつ有する。また、遊技機10は、左右に設けられた移動表示部30(以下、必要に応じて左移動表示部30L、右移動表示部30Rとも称す)を、サブ制御基板15から発信される制御信号に基づき、それぞれ独立的に動作させることができる。
遊技機10は、メイン制御基板14による制御により、遊技を実施することができる。また、遊技機10は、メイン制御基板14により制御される遊技状態に応じてサブ制御基板15により、上述した移動表示部30や、演出表示部24a、放音部24cなどを作動させ、遊技状態に応じた演出を行うことができる。
メイン制御基板14は、役抽選手段70や特別遊技制御手段72を有する。役抽選手段70は、役の抽選を行うものである。役抽選手段70は、役抽選用の乱数発生手段70aと、この乱数発生手段70aが発生する乱数を抽出する乱数抽出手段70bと、乱数抽出手段70bが抽出した乱数値に基づいて、役の当選の有無及び当選役を判定する判定手段70cとを備えている。
ここで、本実施形態では、役として、複数種類の特別役と、複数種類の小役と、リプレイと称する役とが設けられている。遊技機10は、役抽選手段70による抽選の結果、特別役に入賞すると、通常遊技を実施可能な状態から、通常遊技以上にメダルの獲得が期待できる特別遊技を実施可能な状態に切り替わる。また、遊技機10は、小役に入賞すると、払出口20bから予め定められた枚数のメダルが払い出される。小役に入賞することにより払い出されるメダルの払出枚数は、特別役に入賞することにより払い出されるメダルの数よりも少ない。また、遊技機10は、リプレイと称する役に入賞すると、当該遊技で投入したメダル枚数を維持したまま再度遊技を実施可能となる。
役抽選手段70の乱数発生手段70aは、所定の領域の乱数を発生させる。乱数抽出手段70bは、乱数発生手段70aによって発生した乱数を、遊技者によりスタートレバー22cがオンされた時に抽出する。判定手段70cは、乱数抽出手段70bにより抽出された乱数値に基づき、これに対応する役を決定する。役抽選手段70は、通常遊技中において、乱数抽出手段70bによって抽出された乱数値に基づいて、上記した特別役、小役、リプレイおよび非当選の中から当選の有無及び当選役を判定する。
特別遊技制御手段72は、特別遊技の開始、特別遊技中の遊技の進行および特別遊技の終了等を制御するものである。例えば、役抽選手段70により、特別役が内部的に当選し、遊技者によりストップボタン22aが操作されて特別役が入賞すると、特別遊技制御手段72は特別遊技を開始させる。そして、規定枚数のメダルの払い出しや規定回数の遊技回数になるまで特別遊技を制御する。
一方、サブ制御基板15は、演出制御手段82を備えている。演出制御手段82は、上記した演出表示部24aや、放音部24cなどの動作に加え、移動表示部30の動作を制御することにより、遊技機10の演出効果をさらに向上させることができる。演出制御手段82は、上記した役抽選手段70における抽選結果等に基づいて、演出に適した画像や音声を演出表示部24aや放音部24cを介して発生させる。また、演出制御手段82は、役抽選手段70における抽選結果等に基づいて左右移動表示部30L,30Rを構成する表示装置38の表示内容や表示状態を変更したり、シャッター40の開閉や、可変表示装置34の位置調整を行うことも可能である。
続いて、本実施形態の遊技機10の動作について、図6に示すフローチャートを参照しつつ、遊技の進行と、左右移動表示部30L,30Rを用いた演出との関連を中心にして説明する。
遊技機10は、遊技の開始に当たり、先ずステップ1において、メイン制御基板14によりメダルが投入されたか否かを検知する。そして、メダルの投入が検知されると、制御フローがステップ2に移行する。ステップ2においてスタートレバー22cが操作されると、遊技が開始される。これに伴い、3つの回胴16が回転を開始すると共に、メイン制御基板14に設けられた役抽選手段70により、役の抽選処理が実行される(ステップ3)。その後、制御フローはステップ4に移行する。
上述の抽選処理の結果、特別役に当選している場合、あるいは、これ以前の遊技において当選を持越し可能な特別役に当選している場合であって、未だ入賞していない遊技中(以下、この状態を「内部中」とも称す)である場合は、制御フローがステップ5に進み、遊技機10がボーナス演出モードでの動作が選択される。具体的には、ステップ5では、左移動表示部30Lおよび右移動表示部30Rのうち、いずれか一方または双方の可変表示装置34が遊技状態に応じて移動空間32内を上下方向に移動する。この際の可変表示装置34の移動速度や、移動距離、可変表示装置34が到達する位置(階)については、遊技状態に応じて適宜設定されたものとされる。具体的には、特別役の種類に応じて可変表示装置34の移動距離や到達する位置(階)が異なり、メダルの払出枚数の多い役に当選している場合はより多くの移動距離を移動し、高い位置(階)に到達する。また、可変表示装置34の移動中や、可変表示装置34が所定の位置に到達した時点など適宜のタイミングにおいて、放音部24cから効果音が放出される。
ステップ6でストップボタン22aが押圧されると、ステップ7において各回胴16が停止する。また、各回胴16が停止するタイミングを基準として所定のタイミングでサブ制御基板15から制御信号が可変表示装置34に伝達され、シャッター40が開く。またこの際、本体ケース37内に設置されている表示装置38には、所定のキャラクターの図柄や、文字、模様などが表示される。前記したシャッター34が開くタイミングや、表示装置38に所定の図柄等が表示されたり表示内容が変化する場合など、適宜のタイミングで、放音部24cから効果音が放出され、可変表示装置34による演出効果が音声によりさらに補足される。
また、エレベータのゴンドラに見立てられた可変表示装置34が移動空間32を最も上方(最上階)まで移動した場合は、演出表示部24aに隣接する位置に到達する。可変表示装置34が最上部に到達した状態でシャッター40が開くと、可変表示装置34の表示装置38と、演出表示部24aを構成する液晶パネルとの間で、表示されたキャラクターなどの図柄などが移動するように表示される。これにより、表示装置38と演出表示部24aとの間で一連の表示がなされ、あたかも左右移動表示部30L,30Rのうちいずれか一方のゴンドラに乗って最上階まで上ってきたキャラクターなどがゴンドラから、演出表示部24aに表示された領域内に移ったかのような演出が可能である。その後、制御フローがステップ8に移ると、入賞した役に応じた数のメダルが遊技機10から払い出される。これにより、一連のボーナス演出モードでの動作が終了し、制御フローがステップ1に戻される。
一方、ステップ3での抽選処理の結果、特別役に当選していない場合(以下、この状態を「非内部中」とも称す)場合は、制御フローがステップ9に進み、遊技機10が疑似演出モードでの動作が選択される。具体的には、ステップ9では、上述のステップ5と同様に、いずれか一方または双方の可変表示装置34が、移動空間32内を、遊技状態に応じて設定された移動速度や移動距離で上下方向に移動する。また、この際に可変表示装置34が最終的に到達する位置(階)についても、遊技状態に応じて適宜設定されたものとされる。可変表示装置34の動作にあわせ、適宜のタイミングで放音部24cから効果音が放出される。これにより、遊技者は、特別役に当選しているのではないかといった期待感を抱く事となる。
ステップ9で画像や動画、音声の組み合わせによる演出が開始された後、ステップ10でストップボタン22aが押圧されると、ステップ11において回胴16が停止する。その後、各回胴16が停止するタイミングを基準として所定のタイミングでサブ制御基板15から制御信号が可変表示装置34に伝達され、シャッター40が開く。しかし、この際、本体ケース37内に設置されている表示装置38における表示状態は、上述したステップ7の場合とは異なる。具体的には、表示装置38に、ステップ7で表示されたのとは相違するキャラクターの図柄や、文字、模様などが表示されたり、表示装置38に何も表示されないなどのように、ステップ7の表示状態は相違した表示状態とされる。また。シャッター40が開くタイミングなど、適宜のタイミングで、放音部24cから所定の効果音が放出される。これにより、ステップ11において行われた演出が擬似的なものであったことが遊技者に伝達され、特別役に当選していないことが示唆される。ステップ9が完了すると、一連の遊技が終わり、制御フローがステップ1に戻される。
上記したように、本実施形態の遊技機10は、表示窓24bの側方に移動表示部30が設けられており、これを構成する可変表示装置34が上下方向に移動可能とされている。また、本実施形態では、移動表示部30が、可変表示装置34に設けられた表示装置38を用いて表示内容を変更可能とされている。そのため、遊技機10は、表示窓24bやこの近傍だけでなく、可変表示装置34の上下動や表示状態の変化に遊技者の注意を引きつけ、表示窓24b近傍の領域に狭められている遊技者の視野を拡大させ、前面扉12bにおいて広範囲の領域を利用して演出を行うことが可能である。
また、上記した遊技機10では、可変表示装置34が移動可能な移動空間32が表示窓24bの表示領域を上方および下方に越えた領域まで伸びている。そのため、可変表示装置34の上下動により、遊技機10の高さ方向のほぼ全域にわたる領域を演出に活用することができ、より一層演出効果を高めることができる。
なお、上記実施形態では、移動空間32が遊技機10の高さ方向のほぼ全域にわたって設けられていたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば表示窓24bが設けられた位置から上方あるいは下方のいずれか一方にのみ伸びるものであってもよい。かかる構成とした場合についても、遊技中である遊技者の視野を表示窓24bが設けられた領域よりも上方あるいは下方に外れた位置まで拡大することができる。また、移動空間32は、表示窓24bが設けられた範囲内の高さにのみ設けられたものであってもよい。かかる構成とした場合は、前述のように表示窓24bが設けられた領域に対して左右に外れた位置において可変表示装置34が動作することとなるため、これにより遊技者の視界を表示窓24bが設けられた領域から左右方向に拡げ、演出の多様化を図ることができる。
上述した遊技機10では、可変表示装置34を構成する表示装置38が本体ケース37内に収容されており、シャッター40が開いて表示装置38の表示面44を視認可能な可視状態と、シャッター40が閉じて表示面を視認不可能な遮蔽状態とに表示状態を切り替え可能である。そのため、遊技機10は、表示面44における表示内容の変化だけでなく、シャッター40の開閉による表示状態の変化にも遊技者の目を向けさせることができ、演出効果をより一層高めることができる。
上記実施形態では、シャッター40を設けることにより、表示装置38を遮蔽状態としたり、可視状態とするものであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば表示装置38の表示面44が背面側(遊技者側とは反対側)に向くように反転させることで遮蔽状態にすることが可能なものであってもよい。また、シャッター40を設けたり、表示装置38を反転させるなどして遮蔽状態と可視状態とに物理的に変化させることが可能なものに限らず、表示面44の表示を変化させたり、表示を消すことにより図柄やキャラクターなどを視認可能な可視状態と、視認不可能な遮蔽状態とに切り替え可能としてもよい。
上述したように、遊技機10は、表示窓24bに対して上方に外れた位置に設けられた演出表示部24aに隣接する位置まで可変表示装置34を移動可能とされており、可変表示装置34と、演出表示部24aと、で演出の関連性を持たせることができる。そのため、遊技機10は、可変表示装置34だけで演出を行う場合に比べ、演出表示部24aによる演出が加わることによる相乗効果により、より一層優れた演出効果を得ることができる。
上記実施形態では、左右移動表示部30L,30Rのいずれか一方と、演出表示部24aとの間で画像などが一連で変化するように表示することにより演出効果を高める例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、左右移動表示部30L,30Rの双方と演出表示部24aとを用いて一連の演出を行わせることも可能である。さらに具体的には、例えば上記したように可変表示装置34をエレベータのゴンドラに見立てた場合は、左右移動表示部30L,30Rのいずれか一方に乗って演出表示部24aが設けられた位置(階)まで上ってきたキャラクターが、前記した左右移動表示部30L,30Rのうちの一方から演出表示部24a内の領域に移動し、その後、左右移動表示部30L,30Rの他方側の可変表示装置34によって表現されたエレベータのゴンドラに搭乗するような演出を行うことが可能である。このように、左右移動表示部30L,30Rの双方を演出表示部24aと組み合わせて一連の演出を行うこととすれば、演出が行われる領域が遊技機10の前面扉12bの大部分に拡がり、より一層ダイナミックな演出を行うことができる。
上記実施形態では、移動表示部30を演出表示部24aと組み合わせて一連の演出を行う構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、移動表示部30と演出表示部24aとの間で一連の演出を行わないものであってもよい。
上記実施形態では、特別役の当選した状態(内部中)である場合にボーナス演出モードにより演出するのに加え、特別役に当選していない状態(非内部中)であっても疑似演出モードでの演出を行うこととしているため、遊技者に対して特別役に当選しているのではないかといった期待感を抱かせる演出を行うことができる。なお、上記実施形態では、疑似演出モードを設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、疑似演出モードを設けない構成としてもよい。
遊技機10は、移動表示部30によって実施される演出の実施態様を、可変表示装置34の移動速度や移動距離、最終到達位置(階)、シャッター40の動作、表示装置38における表示内容や表示態様などを変更することにより、多種多様な演出を行うことができる。また、左右移動表示部30L,30Rの動作を同期させたり、それぞれ別々に動作させることによっても演出のバリエーションを増加させることができる。そのため、遊技機10は、移動表示部30による演出を行うことにより、バリエーションに富んだ幅広い演出を行うことができる。なお、移動表示部30による演出の種類は、当選した役の種類などに応じて適宜変更してもよく、当選した役の種類などよらず同一としてもよい。
上記したように、遊技機10は、移動表示部30を用いて多種多様な演出を行うことができるため、この演出の種類によって内部中であるか否かなどのような遊技状態についての情報を遊技者に対して告知したり、遊技方法を遊技者に示唆する等、情報の告知や示唆に移動表示部30を活用することも可能である。さらに具体的には、表示窓24bの両脇において、左右移動表示部30L,30Rの可動表示装置34を移動させ、入賞ラインを告知等することも可能である。
また、上記した左右移動表示部30L,30Rのいずれか一方または双方を表示窓24bの側方に移動させた状態で、可動表示装置34に画像等を表示することにより、表示窓24b内に複数列(本実施形態では3列)並んで配されている回胴16に加え、表示窓24bの側方に擬似的な回胴16が存在するような演出を行うことも可能である。また、遊技機10は、回胴16に表示される図柄に加え、可動表示装置34により表示される画像や、擬似的な回胴の表示内容を含めて上述した特別役や小役を設定したり、3つの回胴16の図柄の組み合わせにより設定された役に加えて別途の役を設定したものであってもよい。かかる構成によれば、演出効果の向上に加え、遊技のバリエーションを増加させることも可能となる。
上記実施形態では、表示窓24aに対して左右に隣接する位置に移動表示部30(左右移動表示部30L,30R)を設けた構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一方のみを設けた構成としてもよい。また、上記実施形態では、表示窓24aの左右に1列ずつ移動表示部30を設けた構成を例示したが、複数列にわたって移動表示部30が設けられていてもよい。かかる構成とした場合は、移動表示部30を用いた演出の幅がより一層拡がることとなる。
上記実施形態では、可変表示装置34を構成する本体ケース37をエレベータのゴンドラに見立てて演出を行うものであったが、本発明は、これに限定されるものではなく、例えば可変表示装置34をレベルメータに見立てて演出を行う等、様々な形態で可変表示装置34の表示や動作を演出に活用することができる。
上記実施形態では、液晶パネルなどからなる表示装置38を本体ケース37内に収容した構成を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本体ケース37やシャッター40を備えず、表示装置38単体で移動空間32内で上下動等する構成としてもよい。また、上記実施形態では、可動表示装置34を物理的に上下動可能な本体ケース37やこれに収容された表示装置38などによって構成した例を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば移動空間32と同様に上下方向に長い液晶パネルなどを用意し、これに表示装置38に相当する領域を擬似的に設けたり、本体ケース37やシャッター40に相当するものを擬似的に表示するなどし、本体ケース37や表示装置38に相当する表示部分を表示領域32内で上下動させる構成としてもよい。
上記実施形態で示した遊技機50は、いわゆるスロットマシンであったが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばパチンコ機に代表されるような他の種類の遊技機であってもよい。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図である。 図1に示す遊技機の内部構造を示す正面図である。 可変表示装置を示す斜視図である。 図1のA−A断面図であり、(a)はシャッターが開いた状態、(b)はシャッターが閉じた状態を示す。 図1に示す遊技機において採用されているメイン制御基板およびサブ制御基板を中心とする制御構成を示すブロック図である。 図1に示す遊技機の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
10 遊技機
15 サブ制御基板
24a 演出表示部
24b 表示窓
30 移動表示部
30L 左移動表示部
30R 右移動表示部
32 移動空間
34 可変表示装置
38 表示装置
40 シャッター
54 移動用駆動源

Claims (6)

  1. リールを視認可能に設けられた表示窓と、
    当該表示窓の側方に設けられた移動表示部と、を有し、
    当該移動表示部が、表示状態を変更可能な可変表示部を有し、当該可変表示部を上下方向に移動させることが可能であることを特徴とする遊技機。
  2. 可変表示部を、表示窓の表示領域に対して上方向および/または下方向に越えた領域まで移動可能であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 表示窓に対して上下方向に外れた位置に、演出表示部が設けられており、
    可変表示部が、表示窓の表示領域を越え、演出表示部に隣接する位置まで移動可能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 演出表示部に隣接する位置まで移動表示部が移動した状態において、当該移動表示部と前記演出表示部とにわたって表示状態が変化することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 可変表示部は、表示体と、遮蔽体と、を有し、
    当該遮蔽体によって表示体が遮蔽された遮蔽状態と、表示体を視認可能な可視状態と、に表示状態を切り替え可能であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の遊技機。
  6. 可変表示部は、遊技状態に応じて決定される所定の位置まで移動し、表示を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014138835A (ja) * 2013-12-24 2014-07-31 Copcom Co Ltd 遊技機
JP2014217593A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 株式会社三共 遊技機
JP2018082818A (ja) * 2016-11-22 2018-05-31 株式会社カプコン 遊技機

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