JP2007029597A - スロットマシン - Google Patents
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Abstract
【解決手段】リールの視認領域と重複しない領域に設けられ、演出制御手段により出力された演出を画像表示可能な画像表示装置23と、画像表示装置23の前面側に重なって設けられ、画像表示装置23の視認領域を個々に開閉可能であり、全閉時には画像表示装置23の視認領域を隠蔽可能な複数の開閉装置24とを備え、演出パターンには、少なくとも1つの開閉装置24により画像表示装置23の少なくとも一部の視認領域を閉鎖し、かつ画像表示装置23の視認領域に演出を画像表示する特定演出パターンを有するようにした。
【選択図】図6
Description
例えば特許文献1では、画像表示装置の視認領域の前面側に、左右に開閉する2つのシャッターを設けることにより、遊技者の注意を画像表示装置に引きつけるようにしたものが開示されている。
例えば特許文献2では、ゲーム用リールと同数の演出用リールを設け、ゲーム用リールの停止と対応して演出用リールが停止するようにしたものが開示されている。
また、特許文献2のスロットマシンでは、ゲーム用リールよりも小さい演出用リールを使用するので、ゲーム用リールに対して外周の長さが短くなり、演出用リールに表示可能な図柄数がゲーム用リールの図柄数よりも少なくなる。そのため、演出用リールによって可能な演出が非常に限られたものとなってしまう。なお、この場合、演出用リールの各図柄を小さくして、より多くの図柄を表示させることも考えられるが、このようにすると、1つの図柄が小さくなって視認性が悪くなるという新たな問題が生ずる。
請求項1の発明は、複数種類の図柄を表示したリールが複数並設され、各前記リールの停止時の図柄の組合せによって遊技結果を表示するリールユニットと、前記リールの回転を開始するためのスタートスイッチと、前記スタートスイッチが操作されたときに、役の抽選を行う役抽選手段と、前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、遊技中における演出の内容を定めた演出パターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、いずれかの前記演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出制御手段と、前記リールの視認領域と重複しない領域に設けられ、前記演出制御手段により出力された演出を画像表示可能な画像表示装置と、前記画像表示装置の前面側に重なって設けられ、前記画像表示装置の視認領域を個々に開閉可能であり、全閉時には前記画像表示装置の視認領域を隠蔽可能な複数の開閉装置とを備え、前記演出パターンには、少なくとも1つの前記開閉装置により前記画像表示装置の少なくとも一部の視認領域を閉鎖し、かつ前記画像表示装置の視認領域に演出を画像表示する特定演出パターンを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域の左側を開閉する左部シャッターと、前記画像表示装置の視認領域の右側を開閉する右部シャッターとを備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域を部分的に開閉するように一部がくり抜かれたシャッターを備えることを特徴とする。
上記発明においては、リールの視認領域と重複しない領域に設けられ、演出制御手段により出力された演出を画像表示可能な画像表示装置と、画像表示装置の前面側に重なって設けられ、画像表示装置の視認領域を個々に開閉可能であり、全閉時には画像表示装置の視認領域を隠蔽可能な複数の開閉装置とを備える。
そして、遊技中における演出の内容を定めた演出パターンのうち、特定演出パターンが選択されると、少なくとも1つの開閉装置により画像表示装置の少なくとも一部の視認領域が閉鎖され、かつ画像表示装置の視認領域に演出の画像表示が行われる。
したがって、画像表示装置と複数の開閉装置とを様々に連動させることができるので、従来にない多彩な演出が実現可能となる。
図1は、本実施形態のスロットマシン10の全体を示す前面の正面図である。また、図2は、図1中、スロットマシン10のフロントマスク部12を開放し、基体部11の内部が見えるように図示した正面図である。
図1及び図2に示すように、スロットマシン10の筐体は、基体部11と、基体部11の前面に取り付けられた開閉自在のフロントマスク部12とから構成されている。
また、フロントマスク部12の上方部には、画像表示装置23が設けられており、その前面側に、複数の開閉装置24が設けられ、さらにその前面側に、透明な表示窓25が設けられている。そして、この表示窓25から、各開閉装置24や画像表示装置23が透視できるようになっている。
さらにまた、フロントマスク部12の中央部には、透明窓13が設けられている。そして、この透明窓13から、基体部11の内部のリール31群が透視できるようになっている。
そして、リール31の停止時における図柄の組合せラインとなる有効ラインは、従来の5ラインのスロットマシンと同様に、水平方向上段、中段及び下段と、右下がり及び右上がりの斜め方向の各ラインの合計5本である。
ここで、ベットスイッチ40は、メダル投入口43からのメダルの投入と同様に、遊技者が貯留メダルを投入するときに操作するスイッチである。
また、スタートスイッチ41は、リールユニット30の各リール31を始動させるときに遊技者が操作するスイッチである。
さらにまた、ストップスイッチ42は、3つのリール31に対応して3つ設けられ、対応する各リール31を個別に停止させるときに遊技者が操作するスイッチである。
そして、全てのリール31の停止時に、各リール31における有効ライン上の図柄の組合せが予め定められた何らかの役の図柄の組合せと一致し、その役の入賞となったときに、成立役に応じたメダルの払出し等が行われることとなる。
ランプ21は、スロットマシン10の演出用のランプであり、所定の条件を満たしたときに、それぞれ所定のパターンで点灯する。なお、ランプ21には、各リール31の内周側に配置されたバックランプ21a(図1参照)や、スロットマシン10の筐体前面に配置され、役の入賞時等に点滅する上部ランプ21b及びサイドランプ21c等が含まれる。図1では、バックランプ21aを点線の円によって図示しており、このバックランプ21aの前方側に位置する図柄がそれぞれ透明窓13から透視できる図柄となる。
さらにまた、画像表示装置23は、本実施形態では液晶を用いた画像表示装置である。画像表示装置23は、表示窓25内の視認領域に画像を表示可能に形成されており、遊技中に各種の演出画像や所定の情報等を表示するものである。
遊技者側から見て、最も近い側には、(フロントマスク部12に)表示窓25が配置されている。そして、表示窓25の後方に画像表示装置23が配置されている。さらに、図4に示すように、表示窓25と画像表示装置23との間に、開閉装置24が配置されている。
これに対し、開閉装置24のモータ24gが駆動してねじ軸24iが回転し、シャッター24aが右方向に移動すると、図4(a)に示すように、画像表示装置23の視認領域が徐々に隠蔽され、全閉位置になると、図4(b)に示すように、完全に隠蔽される。
BB(ビックボーナス)は、本発明における特別役に相当する役であって、本発明における特別遊技に相当するBB遊技に移行させる役である。また、RB(レギュラーボーナス)もBBと同様に本発明における特別役に相当する役であって、本発明における特別遊技に相当するRB遊技に移行させる役である。なお、これらのBB遊技及びRB遊技については後述する。
さらにまた、小役とは、予め定められた数の遊技媒体(本実施形態ではメダル)が払い出される役である。
また、所定役とは、特別遊技(BB遊技及びRB遊技)で抽選される(通常遊技では抽選されない)役であり、小役と同様に、予め定められた数の遊技媒体が払い出される役である。
乱数抽出手段は、乱数発生手段によって発生した乱数を、所定の時、本実施形態では遊技者によりスタートスイッチ41がオン(操作)された時に抽出する。そして、判定手段は、乱数抽出手段により抽出された乱数値が属する範囲に対応する役を当選役に決定する。
各役抽選テーブル62は、それぞれ所定の範囲の抽選領域を有し、この抽選領域は、各役の当選領域及び非当選領域に分けられているとともに、抽選される役が、予め設定された当選確率となるように所定の割合に設定されている。
なお、図示しないが、各役の当選領域及び非当選領域は、出玉率の設定値(設定1〜設定6の6段階)ごとに定められている。
そして、持ち越される役としては、特別役(BB及びRB)が挙げられる。特別役に当選したときは、その特別役に対応する図柄の組合せが有効ラインに停止し、特別役の入賞となるまでの遊技において、特別役フラグがオンにされ、特別役の当選を次遊技以降に持ち越すように制御される。そして、特別役フラグのオンの状態は、特別役が入賞するまで維持され、特別役が入賞した時点で、オンからオフに戻される。
停止位置決定テーブル65は、BBの当選時に用いられるBBテーブル、RBの当選時に用いられるRBテーブル、小役の当選時に用いられる小役テーブル、リプレイの当選時に用いられるリプレイテーブル、非内部中において非当選時に用いられる非当選テーブル、及び所定役の当選時に用いられる所定役テーブルを備える。
そして、リール停止制御手段64は、いずれかの停止位置決定テーブル65を用いて、リール31の停止制御の範囲内において、いずれかの図柄を有効ラインに停止させるように制御する。
先ず、通常遊技中に、BBに対応する図柄の組合せが有効ラインに停止したときは、BBの入賞となり、次遊技からBB遊技が開始される。
さらにまた、特別遊技制御手段68は、特別遊技状態の終了条件を満たすか否かを判別し続ける。本実施形態において、特別遊技状態の終了条件は、役(所定役)の入賞回数が8回に到達したこと、又は遊技回数が12回に到達したことの少なくとも一方を満たしたときである。
すなわち、BB遊技に移行すると、先ず、通常遊技と同様に所定枚数(例えば3枚)以内のメダルを投入して遊技を行う一般遊技を行い、この一般遊技でボーナスゲームに移行するための移行役の抽選を行う。一般遊技中に移行役が当選、入賞したときは、次遊技からボーナスゲームに移行させる。
そこで、本実施形態では、特別遊技制御手段68は、BB遊技中に払い出されたメダル枚数をカウントし、毎遊技、払い出された枚数を更新し続ける。
そして、特別遊技制御手段68は、カウントされた払出し枚数が上限値を超えた(465枚を超えた)と判別したときは、BB遊技の終了条件を満たすと判別する。
サブ制御手段60b側では、受信した情報に基づいて、ランプ21、スピーカ22、画像表示装置23の出力、及び開閉装置24の動作を制御する。
また、演出パターンは、当選役ごとに複数設けられており、当選役に対応する複数の演出パターンの中から、いずれか1つを選択する。
さらにまた、演出制御手段84は、選択された演出パターンに従い、所定のタイミングで、演出の出力を制御するものである。
先ず、通常は、開閉装置24は、図4(a)に示すように、画像表示装置23が表示窓25から透視可能なように、すなわち開閉装置24により画像表示装置23の視界を遮らないように配置されている。
なお、画像表示装置23は、図1に示すように、リール31の視認領域と重複しない領域に設けられているので、画像表示装置23の画像表示により、リール31の視認性が妨げられることはなく、各リール31上の図柄を透明窓13から目視することができる。
特定演出パターンが選択されると、演出制御手段84(図3参照)は、全てのリール31が停止した旨の情報を受信したか否かを検知し続ける。そして、演出制御手段84は、全てのリール31が停止した旨の情報を受信すると、図4に示す開閉装置24のモータ24gを駆動してシャッター24aを移動し、画像表示装置23の視認領域がシャッター24aにより閉鎖されるように制御する。なお、本実施形態のスロットマシン10では、開閉装置24が5個設けられており、画像表示装置23の視認領域を個々に開閉可能となっている。
シャッター24a〜24eにはそれぞれ、リール31(図1参照)に描かれた図柄と対応する色や図柄が描かれており、シャッター24aはリプレイに対応して全面が青色、シャッター24bはリール31のスイカの図柄に対応して全面が緑色、シャッター24cはリール31のチェリーの図柄に対応して全面が赤色となっている。また、シャッター24dには「×」の文字が描かれ、シャッター24eには「7」の文字が描かれている。
したがって、特定演出パターンに基づく上記演出を行うことで、遊技者に対し、特別役に当選したかも知れないという期待感を与えることができる。
この演出例では、開閉装置24によって画像表示装置23の視認領域を一気に全閉させるのではなく、画像表示装置23に画像表示される演出と連動して、開閉装置24を開閉するようにしている。
画像表示装置23の右側半分には、キャラクター23aが表示されている。そして、図6(a)では、画像表示装置23の左側からキャラクター23aに向かって青色のシャッター24aが移動している。このように、画像表示装置23に表示されたキャラクター23aに青色のシャッター24aが向かってくるような演出は、リプレイが成立したことの告知になる。
図7に示すスロットマシン10では、画像表示装置23の視認領域の両側にそれぞれ開閉装置24が配置されている。そして、向かって右側の開閉装置24は青色のシャッター24a等を開閉し、向かって左側の開閉装置24は赤色のシャッター24c等を開閉する。
(1)本実施形態では遊技媒体としてメダルを用いたが、例えば遊技球等、メダル以外の遊技媒体を用いるスロットマシンであっても本発明を適用することができる。
(2)本実施形態では、開閉装置24が画像表示装置23の視認領域を左右方向に開閉する。しかし、これに限らず、上下方向に開閉するようにしても良い。また、シャッター以外の構造によって開閉しても良い。
(3)本実施形態では、開閉装置24のシャッターが平板状であり、閉まると画像表示装置23の視認領域を隠蔽する。しかし、一部がくり抜かれたシャッター等を使用し、閉まっても、くり抜き部分から画像表示装置23の視認領域が見えるようにすることもできる。また、平板状に限らず、例えば門を模したシャッター形状としても良い。
11 基体部
12 フロントマスク部
13 透明窓
21 ランプ
21a バックランプ
21b 上部ランプ
21c サイドランプ
22 スピーカ
23 画像表示装置
23a キャラクター
24 開閉装置
24a,24b,24c,24d,24e シャッター
24g モータ
24h 支持軸
24i ねじ軸
25 表示窓
30 リールユニット
31 リール
32 モータ
40 ベットスイッチ
41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ
43 メダル投入口
44 メダル受け皿
60 遊技制御手段
60a メイン制御手段
60b サブ制御手段
61 役抽選手段
62 役抽選テーブル
63 抽選結果記憶手段
64 リール停止制御手段
65 停止位置決定テーブル
66 停止図柄判別手段
67 払出し手段
68 特別遊技制御手段
68a 特別遊技状態フラグ
69 情報送信手段
81 情報受信手段
82 演出パターン記憶手段
83 演出パターン選択手段
84 演出制御手段
101 電源ユニット
102 メダル払出し装置
103 支持板
104 メイン制御基板
105 ケース
106 サブ制御基板
Claims (6)
- 複数種類の図柄を表示したリールが複数並設され、各前記リールの停止時の図柄の組合せによって遊技結果を表示するリールユニットと、
前記リールの回転を開始するためのスタートスイッチと、
前記スタートスイッチが操作されたときに、役の抽選を行う役抽選手段と、
前記リールの回転を停止させるためのストップスイッチと、
遊技中における演出の内容を定めた演出パターンを複数種類記憶した演出パターン記憶手段と、
前記役抽選手段による役の抽選結果に基づいて、いずれかの前記演出パターンを選択する演出パターン選択手段と、
前記演出パターン選択手段で選択された演出パターンに従い、演出の出力を制御する演出制御手段と、
前記リールの視認領域と重複しない領域に設けられ、前記演出制御手段により出力された演出を画像表示可能な画像表示装置と、
前記画像表示装置の前面側に重なって設けられ、前記画像表示装置の視認領域を個々に開閉可能であり、全閉時には前記画像表示装置の視認領域を隠蔽可能な複数の開閉装置と
を備え、
前記演出パターンには、少なくとも1つの前記開閉装置により前記画像表示装置の少なくとも一部の視認領域を閉鎖し、かつ前記画像表示装置の視認領域に演出を画像表示する特定演出パターンを有する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1に記載のスロットマシンにおいて、
前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域を左右方向に開閉する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1又は請求項2に記載のスロットマシンにおいて、
前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域の左側を開閉する左部シャッターと、前記画像表示装置の視認領域の右側を開閉する右部シャッターとを備える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域に画像表示される演出と連動して、前記画像表示装置の視認領域を開閉する
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記開閉装置は、前記画像表示装置の視認領域を部分的に開閉するように一部がくり抜かれたシャッターを備える
ことを特徴とするスロットマシン。 - 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のスロットマシンにおいて、
前記役抽選手段で抽選される役として、遊技者にとって有利となる特別遊技に移行するための特別役を有し、
前記演出パターン選択手段は、前記役抽選手段で前記特別役に当選したときに、前記特定演出パターンを選択する
ことを特徴とするスロットマシン。
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