JP2008029720A - ユニット役物及び該ユニット役物を備える遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】一定の態様を表現し得る同じ構造のものを量産化でき、同一の表示演出態様を複数の遊技機にて実現し得るようにしたユニット役物及び該ユニット役物を備える遊技機を提供する。
【解決手段】センター飾り23に備えた気泡表示演出装置48a,48bは、表面58a及び裏面58bに複数の凹部64a,64bを形成した透過性アクリル材からなる気泡模様表示プレート58を有している。このため、同じ位置に同じ形状の凹部64a,64bを形成した気泡模様表示プレート58を繰り返し製造できるので、実際の液体により泡を形成していた従来方法に比して、気泡の立ち昇る一定の態様を表現し得る同じ構造のものを量産化することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、ユニット役物、及びパチンコ機等の遊技機に係り、特に、気泡状の模様を表示する気泡表示演出装置を備えたユニット役物、及び該ユニット役物を備えた遊技機に関する。
一般に、遊技機、例えばパチンコ機として、球受け皿に滞留している遊技球が、発射ハンドルの操作に応じて遊技盤の遊技領域に打ち出された後、遊技領域の障害釘や風車等に導かれつつ盤面を流下して、各種入賞口に入球し、或いは入球せずに遊技盤下部のアウト口に流入するように構成されたものが知られている(特許文献1参照)。
このようなパチンコ機では、一般入賞口に入球した際にそれに対応した個数の遊技球が払い出され、また始動チャッカーに入球した際にはこれに基づいて大当たり抽選が行われると共に所定数の遊技球が払い出され、当該抽選の結果に応じて、遊技盤の中央部分に設けられた液晶等の画像表示装置の画面上で所定の演出表示が行われる。大当たりの発生時には、アタッカーと呼ばれる大入賞口が開放し、入球に対応して多量の遊技球が払い出される状態となる。
上述のような従来のパチンコ機において、遊技領域の中央部分にセンター飾りを備え、このセンター飾りの側部にワープ導入口を備え、このワープ導入口から入球した遊技球を始動チャッカー側に導くように転動させるステージを備えたものが存在する(特許文献2参照)。
近年、上記のようなセンター飾りを有するパチンコ機にあって、画像表示装置による演出効果を向上させて興趣を高めるようにした遊技機が案出されている(特許文献3及び4参照)。
上記特許文献3には、液晶表示パネルの前面に気泡模様を表示する方法として、液体を封入した収納空間を備えた回転盤を液晶前面に配置し、当該回転盤内に空気を放出して気泡を発生させるものが開示されている。すなわち、当該特許文献3には、遊技盤前面の遊技領域に、識別情報を可変表示可能な特別図柄表示装置を備え、この特別図柄表示画面の前面に、光透過性の液体が空気と共に封入されている正面視円形の収容空間を備える光透過性部材からなる回転盤が配置され、収容空間の内周壁の周方向に沿って同一方向に開口する袋状のフィンを、間隔をあけて複数配置し、回転盤を前後方向に向く軸線回りに回転させることで、フィンから放出される空気により液体に気泡を発生させる構成の遊技機が記載されている。
また、上記特許文献4には、表示装置の前面に液体入りの透明の水槽を設け、当該液体に小孔を介して泡を放出し、泡によって文字等を表示する技術が開示されている。すなわち、当該特許文献4には、泡を放出し得る小孔を多数配置した液体入り透明水槽を有し、この小孔からの泡の放出タイミングを制御して特定パターン又は文字等を透明水槽内に表示するようにした表示装置を備えた遊技機が記載されている。この表示装置では、背後に配置した液晶表示装置と一体化させて制御することで、透明水槽内の演出と液晶表示装置の演出とを連係させた演出を実行する。
特開2003−236210号公報 特開2001−327672号公報 特開2005−177324号公報 特開2005−143546号公報
しかし、上記特許文献3及び4に記載の技術は、いずれも液体中にて実際に気泡を発生させて表示するものであり、液体を用いずに気泡の態様を表示して演出することや、気泡による同じ表示態様を量産するようなことは不可能であった。つまり、液体と、液体内部で発生する実際の気泡で泡表現を実施するため、表示態様が機種ごとに異なり、同一の表示演出態様を複数の遊技機に適用することができず、同一仕様のものを大量生産するようなことは不可能であった。
そこで本発明は、一定の態様を表現し得る同じ構造のものを量産化でき、同一の表示演出態様を複数の遊技機にて実現し得るように構成し、もって上述した課題を解決したユニット役物及び該ユニット役物を備える遊技機を提供することを目的とするものである。
請求項1に係る本発明は(例えば図1ないし図5参照)、図柄表示画面(35)を露出させる開口部(36)を備えたユニット役物(23)において、
前記開口部(36)周囲の少なくとも一部(例えば左右上部)に、気泡模様を演出用に表示する気泡表示演出装置(48a,48b)を備え、
該気泡表示演出装置(48a,48b)は、表面(58a)及び裏面(58b)の双方に略半球状の複数の凹部(64a,64b)が形成された透過性アクリル材からなる気泡模様表示プレート(58)を有してなる、
ことを特徴とするユニット役物(23)にある。
請求項2に係る本発明は(例えば図4及び図5参照)、前記気泡表示演出装置(48a,48b)が、前記気泡模様表示プレート(58)の前記表面(58a)の前側に、レンズ状の透明プレート(59)を近接して配置してなる、
請求項1記載のユニット役物(23)にある。
請求項3に係る本発明は(例えば図4及び図5参照)、前記気泡表示演出装置(48a,48b)が、前記気泡模様表示プレート(58)の前記裏面(58b)をその斜め下方から光照射する光照射部(60)を有してなる、
請求項1又は2記載のユニット役物(23)にある。
請求項4に係る本発明は(例えば図1参照)、枠体状の筐体(6)と、該筐体(6)に開閉自在に支持される前扉(7)と、該前扉(7)に支持される遊技盤(3)と、を備え、該遊技盤(3)の遊技領域(3a)に遊技球(Ba)を打ち出して遊技する遊技機(1)であって、
請求項1ないし3の何れか1項記載のユニット役物(23)を前記遊技領域(3a)に備える、
ことを特徴とする遊技機(1)にある。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の記載に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、気泡表示演出装置が、表面及び裏面の双方に略半球状の複数の凹部が形成された透過性アクリル材からなる気泡模様表示プレートを有するので、射出成型等で同じ位置に同じ形状の凹部を形成した気泡模様表示プレートを繰り返し製造でき、量産化することができる。しかも、球状の穴ではなく略半球状の凹部を表面と裏面に形成すればよいので、球状の穴に比して奥行き寸法を小さくすることができ、また、気泡模様表示プレートを前側から見た際に、表面と裏面の複数の凹部を重ね合わせて視認でき、見る人に遠近感を味わわせることができる。このように、実際の液体により泡を形成していた従来の方法に比して、気泡の立ち昇る一定の態様を表現し得る同じ構造のものを量産化し、同一の表示演出態様を複数の遊技機にて実現することが可能になる。
請求項2に係る本発明によると、気泡表示演出装置が、気泡模様表示プレートの表面の前側にレンズ状の透明プレートを近接して有するので、気泡模様表示プレートを前側から見た際に、略半球状の複数の凹部を拡大して見ることができ、より一層の迫力で演出表示を行い、ユニット役物を遊技機に適用した際の興趣を向上させることができる。
請求項3に係る本発明によると、気泡表示演出装置が気泡模様表示プレートの裏面をその斜め下方から光照射する光照射部を有するので、気泡模様表示プレートの略半球状の複数の凹部を効果的に照明して、実際の気泡が水中を立ち昇るようにリアルに表現することが可能になる。
請求項4に係る本発明によると、気泡の立ち昇る一定の態様を表現し得る構造を複数の遊技機に適用して、同一構造の遊技機を量産化できるようになる。
以下、本発明に係る遊技機の実施形態として、遊技場等に設置されるパチンコ機を図面に沿って説明する。なお、後述する実施の形態では、本発明の遊技機を所謂1種1種のパチンコ機として述べるが、本発明はこれに限らず、他の種別のパチンコ機にも適用可能であることは勿論である。
図1は、本実施形態におけるパチンコ機1の外部構造を示す正面図である。本パチンコ機1は、同図に示すように、発射ハンドル2の操作による発射装置(図示せず)の作動で遊技球(所謂パチンコ玉)を遊技盤3の遊技領域3aに向かって打ち出しつつ遊技を行うもので、所謂確率変動等の大当たりが発生した状態でアタッカー5に入球した遊技球に対応する数の遊技球を払い出すように構成されている。上記確率変動当たり(「確変当たり」とも言う)とは、抽選の結果、確変モードの大当たりが当選したとき、少なくとも当該確変モードによる遊技状態において次なる大当たりを引くまでの間、遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態を意味する。これに対し、当該特殊状態にならない大当たりとして「通常当たり」がある。
図1に示すように、本実施形態におけるパチンコ機1は、開口を有する枠体状の筐体6と、この筐体6に開閉自在に装着された前扉7とを有しており、前扉7の前面には、透明ガラス9を有するガラス枠10が開閉自在に取り付けられている。透明ガラス9の奥側には、遊技盤3が配設されている。前扉7における遊技盤3の左右には演出用照明装置11が配設されており、前扉7における遊技盤3の上方及び下方左右にはスピーカー(図示せず)を有する放音装置12が配設されている。また、ガラス枠10における右側部には、前扉7を筐体6側に施錠又は解放するための施錠装置13が配設されている。なお、筐体6及び前扉7等から遊技機本体が構成されている。
前扉7における遊技盤3の下方には皿ユニット16が設けられており、皿ユニット16における右上部には、賞球及び貸球を含む遊技球が供給される球供給口17が設けられ、皿ユニット16における右上部壁面には、球貸ボタン19a及びプリペイドカード返却ボタン19bが設けられている。皿ユニット16には、該皿ユニット16上の遊技球を発射装置(図示せず)付近から皿ユニット下部の球排出口(図示せず)を通して下方に排出するための第1球抜きボタン20aと、皿ユニット16上の遊技球を球供給口17付近から上記球排出口を通して下方に排出するための第2球抜きボタン20bとが設けられている。
また、皿ユニット16の右部には、発射装置を操作して遊技球を遊技領域3aに向けて打ち出すための発射ハンドル2が配設されている。更に、皿ユニット16の左下方には灰皿21、及び遊技者参加ボタン(所謂チャンスボタン)22が配設されている。なお、図1中の符号14は、発射ハンドル2の操作で発射された遊技球Baを遊技領域3aに導くガイドレールを示している。
遊技領域3aには、ステージSを有するセンター飾り(ユニット役物)23が中央部分に配設されている。図1に示すように、センター飾り23の中央部分には開口部36が形成されている。遊技盤3には、画像表示装置35が、開口部36から画面(図柄表示画面)35aを露出させた状態で遊技盤裏面から装着されて配置されている。センター飾り23の下部左右には、大当たり抽選に寄与しない一般の入賞が行われる一般入賞口25a,25b,26a,26bが配設されており、センター飾り23の下方には、第1及び第2始動チャッカー27,28と、アタッカー5とが順次配設されている(図6も併せて参照)。図6は、センター飾り23の背面構造を示す背面図である。
第1及び第2始動チャッカー27,28は、大当たり抽選実行の契機となり得る入賞が行われるものであり、第2始動チャッカー28は、始動チャッカー開閉ソレノイド70(図9参照)によって開放位置と閉止位置とに開閉動作させられる所謂チューリップ状に構成されている。第1始動チャッカー27の直上方には、所謂命釘としての一対の障害釘が打ち込まれている。第2始動チャッカー28は、直上方に配置された第1始動チャッカー27の底部により、図1に示す閉塞状態では遊技球を入賞しないように構成されている。
アタッカー5は、大当たり発生時に開放され、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する遊技球を入賞させるものであり、大当たり発生中、例えば、1回の開放で9個の入球を完了した時点で閉じ、当該開閉動作を15回繰り返すように構成される。なお、これらの入球数並びに開閉動作の回数は、9個や15回に限定されることはなく、必要に応じて適宜設定され得るものである。
遊技領域3aには、センター飾り23の左右に風車31が配設されており、ステージSの下方における第1及び第2始動チャッカー27,28の左右には、普通図柄抽選のための普通図柄作動ゲート32aと、普通図柄抽選に寄与しないスルーゲート32bとが配設されている。普通図柄作動ゲート32aは、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための抽選の契機となる遊技球通過が行われる役物である。
そして、遊技領域3aにおける普通図柄作動ゲート32a、一般入賞口25a,25b,26a,26b、第1及び第2始動チャッカー27,28等の周囲には、ステージSから零れた遊技球や、発射されてからステージSに関与せずに落下してくる遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための多数の障害釘が打ち込まれている。また、ワープ導入口37の周囲及びその上方側にも、遊技球を適宜散らし、或いは入球に導くようにするための障害釘39を含む多数の障害釘が打ち込まれている。遊技領域3aの最下部には、アウト口29が形成されている。
このような本パチンコ機1では、遊技領域3aに打ち出された遊技球Baを第1及び第2始動チャッカー27,28等に、ステージSを介して入球させ又はステージSを介さず直接入球させ得るように遊技が進められる。なお、本実施形態における「ワープ導入」という語句は、遊技領域3aに打ち出された遊技球を、当該遊技領域3aの比較的下側に位置する不図示の道釘等を経ることなく、第1始動チャッカー27の上に導くことを意味する概念である。また、上記「道釘」とは、遊技領域3aにおいて第1始動チャッカー27左右に打ち込まれた複数本の障害釘(図示せず)の列を意味するもので、上方から転動落下してきた遊技球を第1及び第2始動チャッカー27,28方向に導く役割を担っている。
次に、本パチンコ機1におけるセンター飾り23の構造について、図1とともに図2及び図3を併せて参照して詳細に説明する。なお、図2はセンター飾り23を遊技盤3から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図、図3はセンター飾り23の正面図である。なお、図2及び図3は、図1に示す花弁部42a,44aを取り外した状態で描いている。
すなわち、図1及び図2に示すように、センター飾り23は、開口部36を中央部に有する略筒状の前枠体23aと、該前枠体23aの裏面に対し遊技盤3を介して接合される後枠体23bとを備えている。前枠体23aの周囲には、その複数箇所から外方に張り出すようにブラケット部4が形成されている。各ブラケット部4には、前枠体23aを遊技盤3にネジ止めするための貫通孔4aが形成されている。
センター飾り23は、開口部36の上側に照明演出装置33を有すると共に、開口部36の左右上部に、気泡模様を演出用に表示する気泡表示演出装置48a,48bをそれぞれ有している。また、開口部36の下側には、海底景色状役物(図示せず)を内方に有するステージSと、該ステージSの左端部に形成され、ワープ導入口37から導入された遊技球をステージSに導く球放出口67とを有している。ステージSにおける画面35a寄りの中央部には、球放出口67から放出された遊技球を、第1始動チャッカー27の直上方に形成された球放出口56に導くための球落下口24が形成されている。この球落下口24に落下した遊技球は、通路24aを介して球放出口56からその下方の第1始動チャッカー27に向けて放出される。放放出口56は、放出落下させる遊技球が一対の命釘の間を通って第1始動チャッカー27にほぼ確実に(つまり、97〜99%の高確率で)入賞し得るように位置決め形成されている。
ステージSは、一面に気泡状の模様が形成された背景プレート49と、球放出口67から放出された遊技球を最初に転動させる第1転動部50aと、この第1転動部50aから一段低く形成され、第1転動部50aを転動して球落下口24に導入されなかった遊技球を受け入れた後に遊技領域3a側に落下させる第2転動部50bとを有している。これら第1及び第2転動部50a,50bは、いずれも透明樹脂プレートからなり、その内部に上記海底景色状役物が設けられ、外部から視認可能にされている。
この海底景色状役物は、第1及び第2転動部50a,50b内において通路24aの周囲に魚類(魚、貝、イルカ等)を模った不図示の海底パーツ(フィギア)を配置したものであり、通路24aは、これらフィギュアを内側から視認し得るような水族館の海底トンネルをイメージさせるように構成される。海底景色状役物の周囲は、海底パーツや背景パーツがジオラマ状に演出可能となるようにインクジェット等で印刷され、海中の雰囲気が醸し出されている。海底パーツは、光を透過するように半透明のポリ塩化ビニール(PVC)樹脂を用いて作製される。球落下口24から通路24aに遊技球が落下する部位には、落下の勢いを抑えて遊技球を比較的ゆっくり通路24a内に転動させるような緩衝材が設けられている。
照明演出装置33は、図1に示すように、画面35aの上部左側に配置された花弁部42aと、上部右側に配置された花弁部44aとを有している。花弁部42a,44aは、それぞれ赤いハイビスカスを模った半透明状のポリ塩化ビニール樹脂から構成されている。図1ないし図3に示すように、花弁部42aの中央部には、前後方向(遊技盤3の奥−手前方向)に比較的長尺で大径のアクリル樹脂製の光ファイバ42bが設けられている。この光ファイバ42bはハイビスカスの雄しべを模ったもので、その背面側には、発光ダイオード(LED)65が配置されている。花弁部44aの中央部にも同様の光ファイバ44bが設けられ、この光ファイバ44bの背面側にもLED65が配置されている。これらの構成により、花弁部42a,44aは、背面側のLED65の照射光で自身が赤く発光し、光ファイバ42b,44bの先端から白色光が発散される。なお、図中の符号66は、照明演出装置33の上部に配置された装飾部を示している。
ここで、本発明の特徴である気泡表示演出装置48a,48bについて図4及び図5を参照して説明する。なお、図4は気泡表示演出装置の構成を示す側面図、図5は気泡表示演出装置の構成を示す分解斜視図である。
両図に示すように、気泡表示演出装置48a,48bは、気泡模様表示プレート58、レンズ状の透明プレート59、及び気泡照明装置(光照射部)60を有している。
気泡模様表示プレート58は、表面58a及び裏面58bの双方に略半球状の複数の凹部64a,64bが形成された透過性アクリル材からなる。気泡模様表示プレート58は、表面58a及び裏面58bの複数の凹部64a,64bが垂直方向で重ならないように形成されることが好ましい。気泡模様表示プレート58は、そのような金型を用いて、例えば3〜4[mm]の厚み(図4の矢印A)に作製される。
透明プレート59は、気泡模様表示プレート58の表面58aの前側に近接(殆ど隙間の無い状態)して配置されている。この透明プレート59は、略シリンドリカルレンズ(円筒面レンズ)状に形成されており、入射光に対してレンズの幅方向(曲率方向)に変化を与え、図5の上下方向には変化を与えずに線状のビームとしてLED光を照射する。透明プレート59の厚み(図4の矢印B)は、気泡模様表示プレート58の厚みAに比して充分に薄く形成することが、気泡表示演出装置48a,48bのコンパクト化の上で好ましい。
なお、図4及び図5に示す気泡模様表示プレート58及び透明プレート59は、図1ないし図3に示す気泡表示演出装置48a,48bの曲線的な形状とはやや異なるように記載されているが、これは、気泡模様表示原理の理解を容易にするためである。また、図5では、気泡模様表示プレート58を、表面58a及び裏面58bの双方を平坦に形成した略直方体状のものとして記載したが、形状はこれに限らず、全体的に表面58aから裏面58b側に反った湾曲形状のものとして構成することもできる。その場合、透明プレート59も、気泡模様表示プレート58の湾曲形状に沿って後方にやや反るような形状となるため、シリンドリカルレンズとしての機能は若干変化する。
気泡照明装置60は、気泡模様表示プレート58の背面側にて、後縁部が該背面に向かって立ち上がり斜め上方を向く状態に傾斜配置された長方形状の基板61と、この基板61の長手方向に沿って複数の列状(本実施形態では3列状)に配置された複数(本実施形態では36個)のLED62とを有している。
これらLED62には、例えば、前列のものに赤色LED、中列のものに緑色LED、後列のものに青色LEDを用いることができる。その場合、図4に示すように、前列の赤色LEDから中列の緑色LED、後列の青色LEDというように順番に発光(点滅及び/又は点灯)を繰り返すように演出制御手段91によって制御する。これにより、気泡模様表示プレート58を下側から上側に向けて指向性のあるLED光の異なる色で繰り返し照らし、表面58aと裏面58bの複数の凹部64a,64bがあたかも次々に立ち昇るように演出(第1の演出パターン)することができる。
また、より好ましくは、LED62に、赤、緑、青(RGB)の光3原色を単一のパッケージ内に収容したもの、即ちRGBを組み合わせた赤、緑、青に加えて赤紫、白、水色、黄色を有し且つこれらに階調を加えたタイプのフルカラーLEDを用いる。その場合、例えば、少なくとも裏面58bの複数の凹部64bを、下段の領域D1、中段の領域D2、上段の領域D3として定め、下段の領域D1に赤色(R)の半透明性塗料を、中段の領域D2に緑色(G)の半透明性塗料を、上段の領域D3に青色(B)の半透明性塗料を塗布しておく。そして、基板61上の全てのLED62を一斉に赤色に切り換えて照射(点滅及び/又は点灯)した後、一斉に緑色に切り換えて照射し、引き続き、一斉に青色に切り換えて照射し、この色変化を次々に繰り返すように、演出制御手段91によって制御する。
これにより、気泡模様表示プレート58の下側から上側に向けて赤色光、緑色光、青色光が順次切り換わりながら照射されることで、赤色光の照射時には下段領域D1の赤色凹部64bがその赤色を強調され、緑色光の照射時には中段領域D2の緑色凹部64bが強調され、青光の照射時には上段領域D3の青色凹部64bが強調される。そして、赤色凹部64bの強調時には、他の中段領域D2及び上段領域D3は緑色や青色とは異なる色に変化し、緑色凹部64bの強調時には、他の上段領域D3及び下段領域D1は青色や赤色とは異なる色に変化し、青色凹部64bの強調時には、他の下段領域D1及び中段領域D2は赤色や緑色とは異なる色に変化するため、それぞれに強調される赤色凹部64b、緑色凹部64b、青色凹部64bがその都度に強く浮かび上がるようになる。これらの変化は、彩色していない表面58aの凹部64aにも反映して同様の変化を醸し出すので、表面58aと裏面58bの複数の凹部64a,64bがあたかも次々に立ち昇るような演出(第2の演出パターン)を実現できる。
上述した第1及び第2の演出パターンは、機種ごとに異ならせて予め設定しておくことができる。また、これらの演出パターンは、遊技中に発生したリーチの大当たりの当落の信頼度(又は期待度)報知のために遊技制御装置80によって決定される信頼度に応じて変化させることができる。例えば、信頼度が高くなるに従って、照射する発光色の切り換えピッチを早くするように制御するのである。
このような気泡照明装置60の制御により、気泡模様表示プレート58の裏面58bをその斜め下方から光照射することで、気泡模様表示プレート58の略半球状の複数の凹部64a,64bを効果的に照明し、実際の気泡が水中を立ち昇るようにリアルに表現することができる。また、気泡表示演出装置48a,48bは、上述したように、気泡模様表示プレート58の表面58aの前側にレンズ状の透明プレート59を近接して有しているので、遊技中の遊技者が気泡模様表示プレート58を前側から見た際に、複数の凹部64a,64bを拡大して見ることができ、より一層の迫力で演出表示を行い、センター飾り23をパチンコ機1に適用した際の興趣を向上できる。
ここで、図3及び図7を参照して、移動発光役物68に係る構成について説明する。なお、図7は、移動発光役物68に係る構成を概略的に示す側面断面図であるが、センター飾り23の奥行き寸法を実際より大きくとって構成の理解を容易にしている。
図3に示すように、開口部36内方における画面35aの手前側には、センター飾り23の左右幅方向の右側のホームポジションHpから所定の契機で画面35a前に進出して一定の発光駆動をした後にホームポジションHpに戻るように制御される移動発光役物68が設けられている。このホームポジションHpは、気泡表示演出装置48bの背面側に設けられている。
図7に示すように、開口部36の上面36a及び下面36bは、奥側に位置する画面35aから手前側(図7の右側)に5〜8[゜]の角度で広がるように形成されている。同様に、開口部36の左右の側面(図7には不図示)も画面35aから手前側に広がるように形成されている。これにより、開口部36が遊技者側に向かって上下左右に広げられ、画面35a上の演出表示が視認し易くされ、演出効果がより高められている。また、上面36aには、センター飾り23の左右方向(図7では紙面奥−手前方向)に延びる直線状の案内スリット72が形成されており、この案内スリット72から垂下し且つ該スリット72に沿って移動し得るように支持部材69が取り付けられ、この支持部材69に移動発光役物68が装着されている。上面36aでは、画面35aに近接する側の面36a’が、傾斜した平坦面として形成されており、案内スリット72から開口部36外側に向かう側の面73が、面36a’の延長線73aより下方にやや湾曲して膨出するように形成されている。
このような構成を有するセンター飾り23によると、手前側から矢印C方向に画面35aを見ながら遊技している遊技者に、案内スリット72の切欠き部分36cを視認できないようにすることができ、従って、外観を向上させることができる。
ついで、本パチンコ機1の背面構造について図8を参照して説明する。同図は、本パチンコ機1の背面構造を示す背面図である。
すなわち、図8に示すように、パチンコ機1の前扉背面における上部左方には、賞球タンク43が取り付けられており、この賞球タンク43の下方に、サブ制御基板38、主制御基板40、及び払出し制御基板51がこの順に配設されている。また、前扉背面における上部右方には、外部端子板52が取り付けられており、この外部端子板52の下方に、整列待機通路45、賞球装置46、賞球排出通路47、電源ユニット41、及び発射装置(図示せず)用の発射制御基板53がこの順に配設されている。パチンコ機1の前扉背面における左側部には、施錠装置13が配設されている。
次に、本実施形態におけるパチンコ機1の制御系を図9に沿って説明する。なお、同図は本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。
すなわち、本制御系は、遊技制御装置80と、該遊技制御装置80に電気的に接続された、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71、放音装置12、演出用照明装置8,11、画像表示装置35、及び気泡照明装置60と、を備えている。
遊技制御装置80は、図8に示した主制御基板40やサブ制御基板38等から構成されている。主制御基板40は、本パチンコ機1の動作全体を統括的に管理するものであり、当該パチンコ機1の動作全体を管理するシステムプログラム及び遊技用の実行プログラムが予め記憶された半導体メモリ等からなる記憶部(図示せず)と、これらのプログラムを実行する不図示のマイクロプロセッサ(MPU)とを備えている。また、サブ制御基板38は、主に画像表示、効果音等の演出、効果光等の表示制御を行うように構成されている。
遊技制御装置80は、入賞判定手段81、入賞信号出力手段82、第1抽選手段83、第2抽選手段84、普通図柄抽選手段94、遊技制御手段86、保留手段87、作動制御手段88、作動判定手段89、作動決定手段90、演出制御手段91、及び表示制御手段92を備えている。
入賞判定手段81は、発射ハンドル2の操作で作動する発射装置(図示せず)によって遊技領域3aに打ち出された遊技球が第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等の何れかに入賞したとき、当該入賞があった旨を判定する。
入賞信号出力手段82は、入賞判定手段81によって入賞が判定されたとき、対応する第1及び第2始動チャッカー27,28、一般入賞口25a,25b,26a,26b、アタッカー5等に入賞した旨の入賞信号を出力する。
第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、入賞信号出力手段82から第1及び第2始動チャッカー27,28に対応する入賞信号の入力時、合計の最大保留球数(例えば4個)未満での入賞を契機として、次なる大当たりを当選させるまで遊技者に有利な付加価値を付与し得る特殊状態となる確率変動当たり、及び上記特殊状態とならない通常当たりのうちの何れか一方に当選するように、不図示の抽選用メモリから当たり当選乱数値を取得して、大当たり抽選を実行する。
そして第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で確変当たりに当選した場合、不図示の演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、確変当たりに対応する「111」等の図柄が画像表示装置35の大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。なお、上記「大当たり有効ライン」は、大当たりを得るため図柄が一列に並ぶべき位置(ライン)を意味する。
また第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で通常当たりが当選した場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、通常当たりに対応する「222」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。更に第1及び第2抽選手段83,84は、それぞれ、大当たり抽選で外れた場合に、演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する「252」等の図柄が大当たり有効ライン上で最終的に揃う旨の変動パターンを決定し、その旨の変動パターン信号を出力する。
普通図柄抽選手段94は、第2始動チャッカー28を開閉動作させるための普通図柄抽選を、普通図柄作動ゲート32aへの遊技球通過を契機として行う。
遊技制御手段86は、放音装置12、演出用照明装置8,11、気泡照明装置60に放音、発光の演出をさせる契機となる指令を、演出制御手段91に送る。また、遊技制御手段86は、予め設定された演出データや、第1及び第2抽選手段83,84での抽選結果に応じて、画像表示装置35に表示すべき大当たり抽選に関連する演出内容に関する信号を表示制御手段92に送る。
保留手段87は、第1、第2抽選手段83,84のいずれかから出力された変動パターン信号を入力し、変動パターンを、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞の都度に行われた抽選の結果となる保留球として順次記憶する。当該記憶状況は、画面35a内の適宜の位置に、始動チャッカー27,28双方での合計が最大4個の保留球となるように点灯表示される。保留手段87は、合計の保留球数が4個になっているか否かを常時判定し、保留球数が4個表示されている間は、第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に拘わらず大当たり抽選は行わない。なお、保留球として点灯表示される保留球数は上記「最大4個」に限らず、例えば3個以下、又は5個以上として適宜設定することも可能である。
そして保留手段87は、保留(記憶)している変動パターンに係る信号を順次出力し、その変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を出力しないようにするための図柄変動禁止フラグを立てる(オンする)と共に、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマ(図示せず)をセットし、変動パターン信号の出力に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、保留球の消費に応じて保留球数が4個未満となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応答した大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、始動チャッカー開閉ソレノイド70に駆動信号を送って該ソレノイド70を作動させ、第2始動チャッカー28を開放又は閉塞動作させる。更に作動制御手段88は、アタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送って該ソレノイド71を作動させ、第1、第2抽選手段83,84での抽選による大当たり発生時にアタッカー5を開放して所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返すように制御する。
作動判定手段89は、始動チャッカー開閉ソレノイド70及びアタッカー開閉ソレノイド71を作動させるための条件を満たすか否かを判定する。つまり、始動チャッカー開閉ソレノイド70にあって、第2始動チャッカー28の開閉の「条件を満たす」時とは、普通図柄抽選手段94にて行われる普通図柄抽選で当選した場合である。アタッカー開閉ソレノイド71にあって、アタッカー5の開放の「条件を満たす」時とは、所謂リーチ(所謂スーパーリーチ、ノーマルリーチを含む)の状態から3つの同じ図柄が大当たり有効ライン上で揃って大当たりが発生した場合であり、アタッカー5の閉塞の「条件を満たす」時とは、大当たり発生時の全てのラウンドにおける入賞を完了した場合である。
作動決定手段90は、作動判定手段89からの判定信号を受けて、始動チャッカー開閉ソレノイド70、アタッカー開閉ソレノイド71の作動開始をそれぞれに決定する。
演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、放音装置12を放音駆動し、演出用照明装置8,11を発光駆動し、遊技者の聴覚や視覚に訴える演出を行う。また演出制御手段91は、遊技制御手段86からの指令に応答して、気泡照明装置60を発光駆動して、遊技者の視覚に訴える演出を行う。
表示制御手段92は、遊技制御手段86からの信号に従って、画像表示装置35を駆動し、大当たり抽選結果を中心とした内容等の演出を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示する。その際、表示制御手段92は、第1及び第2抽選手段83,84それぞれによる各抽選結果を、遊技制御手段86からの信号に従い、例えば、画像表示装置35の画面35aを左右2分割した形で左右の表示領域にそれぞれ時系列的に演出表示し、或いは、左右の表示領域を一体に使用した形で時系列的に演出表示する。
また、始動チャッカー開閉ソレノイド70は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、第2始動チャッカー28を開閉動作させる。アタッカー開閉ソレノイド71は、作動制御手段88から送信された駆動信号に応答してプランジャ(図示せず)を進退動作させて、アタッカー5を開閉動作させる。
放音装置12は、演出制御手段91の制御に従ってスピーカー(図示せず)を駆動させ、演出に応じた効果音を発する。演出用照明装置8,11は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する電飾ランプ(図示せず)を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。画像表示装置35は、表示制御手段92の制御に従って作動し、演出データや第1、第2抽選手段83,84での抽選結果に応じた演出表示を行う。気泡照明装置60は、演出制御手段91の制御に従ってその内蔵する複数のLED62を発光駆動(点灯、点滅)させ、演出に応じた照明を行う。
次に、本パチンコ機1による作用について、図10のフローチャートを参照しつつ説明する。
すなわち、本パチンコ機1に対面して着座した遊技者が発射ハンドル2を握り、適宜の角度に回動操作すると(ステップS1)、発射装置の作動で遊技球が所定の時間間隔で遊技領域3aに向けて連続的に発射される。すると、遊技領域3aに打ち出されて転動落下する多数の遊技球は、第1、第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bに適時入賞し、或いは、これらに関与せずに転動落下して、遊技領域3a最下部のアウト口29から遊技盤3背面側に排出される。
遊技領域3aに打ち出された遊技球の一部がワープ導入口37に入球すると、その遊技球は、ステージS上を左右に転動し、タイミングよく球落下口24に導入されて落下したものは、通路24aを経由して球放出口56から放出される。この遊技球は、球放出口56から放出されて高い入賞確率(略100%)で第1始動チャッカー27に入賞する。当該遊技球は、殆どの場合、第1始動チャッカー27に入賞することになるが、障害釘(所謂命釘)への当接状況によっては入賞できないこともある。一方、球落下口24に導入されず第2転動部50bから遊技領域3a側に落下する遊技球は、第1始動チャッカー27とは異なる方向に落下するが、場合によっては、上記命釘の左右に打ち込まれた所謂ジャンプ釘(図示せず)や、このジャンプ釘から左右方向に配列された道釘(図示せず)で弾き返されることで、命釘に絡んでその間を落下して第1始動チャッカー27に入賞することもある。
ところで、第1及び第2始動チャッカー27,28や一般入賞口25a,25b,26a,26bの何れかに遊技球が入賞した場合には、入賞判定手段81が当該入賞を判定し、且つ入賞信号出力手段82が入賞信号を出力する(ステップS2)。この際、保留手段87は、保留球Hが0<H<5であるか否かを常時判定しており、0<H<5を満たすと判定したときには、保留している変動パターンに係る信号を、遊技制御手段86を介して表示制御手段92に順次送信し、図柄変動禁止フラグをオンすると共に、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。また保留手段87は、当該保留球の消費に応じて保留球数HがH<4となった場合、第1、第2抽選手段83,84で行われる第1、第2始動チャッカー27,28への入賞に応じた大当たり抽選の結果を保留球として記憶し、保留球数を1インクリメントする。
そして、大当たり抽選で当選した場合(ステップS3)、第1、第2抽選手段83,84のうち該当する側が当たりフラグをオンすると、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、大当たりの種別、つまり確変当たり又は通常当たりに対応する変動パターンが決定される。
これにより、ステップS4において、画像表示装置35に表示されるべき当たり図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、当該変動パターン信号に基づく演出表示が終了するまでは次の変動パターン信号を送信しないようにするために図柄変動禁止フラグをオンし、当該オンした図柄変動禁止フラグを解除する時間を計測するための図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。一方、大当たり抽選で外れた場合には、演出用メモリに格納された演出乱数値に基づく抽選で、変動の結果、外れに対応する図柄が最終的に揃う旨の変動パターンが決定される。これにより、画像表示装置35に表示される外れ図柄がセットされ、第1抽選手段83又は第2抽選手段84は、その旨の変動パターン信号を出力すると共に、図柄変動禁止フラグをオンし、図柄変動タイマをセットし、変動パターン信号の送信に応じて保留球数を1デクリメントする。
以上のようにして、遊技制御手段86が、画像表示装置35の画面35aに表示すべき演出内容に関する信号を、表示制御手段92に送信することに基づき、表示制御手段92は、画像表示装置35を適時駆動し、大当たり抽選結果に関する内容等を、遊技者の視覚に訴えるように演出表示することとなる(ステップS5)。
そして、画面35a上に表れた抽選結果が大当たり決定である場合、作動制御手段88は、作動決定手段90の作動開始決定の旨の信号に基づき、所定のタイミングでアタッカー開閉ソレノイド71に駆動信号を送り、当該ソレノイド71を作動させてアタッカー5を開放し、所定数入賞が終了する(又は所定時間が経過する)毎に閉塞する動作を所定回数(所定ラウンド)だけ繰り返させる。これにより、アタッカー5に入賞した遊技球に対応する多量の遊技球が球供給口17から皿ユニット16に払い出されることとなる(ステップS6)。
ところで、画面35a上で大当たりが発生するまでの間、気泡表示演出装置48a,48bは、決定された演出内容に対応して発光駆動される。すなわち、LED62に赤色LED、緑色LED、青色LEDを用いた第1の演出パターンを採用している場合、演出制御手段91は、前列の赤色LED、中列の緑色LED、後列の青色LEDを順番に発光させるように制御して、気泡模様表示プレート58を下側から上側に向けて繰り返し異なる色で照らし、表面58aと裏面58bの凹部64a,64bが次々と立ち昇るように演出する。一方、LED62にフルカラーLEDを用いた第2の演出パターンを採用している場合、演出制御手段91は、基板61上の全LED62を一斉に赤色に切り換えて照射した後、一斉に緑色に切り換えて照射し、更に、一斉に青色に切り換えて照射し、この色変化を繰り返すように制御する。
このように、気泡表示演出装置48a,48bは、表面58a及び裏面58bに複数の凹部64a,64bを形成した透過性アクリル材からなる気泡模様表示プレート58を有している。このため、射出成型等で同じ位置に同じ形状の凹部64a,64bを形成した気泡模様表示プレート58を繰り返し製造でき、量産化することができるようになる。
しかも、球状の穴ではなく略半球状の凹部64a,64bを表面58aと裏面58bに形成すればよいので、球状の穴に比して奥行き寸法を小さくすることができ、また、気泡模様表示プレート58を前側から見た際に、表面58aと裏面58bの複数の凹部64a,64bを重ね合わせて視認でき、見る人に遠近感を味わわせることができる。このように、実際の液体により泡を形成していた従来の方法に比して、気泡の立ち昇る一定の態様を表現し得る同じ構造のものを量産化し、同一の表示演出態様を複数のパチンコ機1にて実現することができる。つまり、気泡の立ち昇る一定の態様を表現し得る構造を複数のパチンコ機1に適用して、同一構造のパチンコ機1を量産化することができる。
以上、本発明をその好適な実施の形態に基づいて説明したが、本発明のユニット役物及び遊技機は、上記実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、上記実施形態の構成から種々の修正及び変更を施したユニット役物及び遊技機も、本発明の範囲に含まれる。
本発明に係る実施の形態におけるパチンコ機の外部構造を示す正面図である。 センター飾りを遊技盤から取り外して斜め上方から見下ろす状態で示す斜視図である。 センター飾りの正面図である。 気泡表示演出装置の構成を示す側面図である。 気泡表示演出装置の構成を示す分解斜視図である。 センター飾りの背面図である。 移動発光役物に係る構成を概略的に示す側面断面図である。 本実施形態のパチンコ機の背面構造を示す背面図である。 本パチンコ機の制御系を示すブロック図である。 本パチンコ機による作用を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1 遊技機(パチンコ機)
3 遊技盤
3a 遊技領域
6 筐体
7 前扉
23 ユニット役物(センター飾り)
35 画像表示装置
35a 図柄表示画面(画面)
36 開口部
48a,48b 気泡表示演出装置
58 気泡模様表示プレート
58a 表面
58b 裏面
59 レンズ状の透明プレート
60 光照射部(気泡照明装置)
64a,64b 凹部
Ba 遊技球

Claims (4)

  1. 図柄表示画面を露出させる開口部を備えたユニット役物において、
    前記開口部周囲の少なくとも一部に、気泡模様を演出用に表示する気泡表示演出装置を備え、
    該気泡表示演出装置は、表面及び裏面の双方に略半球状の複数の凹部が形成された透過性アクリル材からなる気泡模様表示プレートを有してなる、
    ことを特徴とするユニット役物。
  2. 前記気泡表示演出装置は、前記気泡模様表示プレートの前記表面の前側に、レンズ状の透明プレートを近接して配置してなる、
    請求項1記載のユニット役物。
  3. 前記気泡表示演出装置は、前記気泡模様表示プレートの前記裏面をその斜め下方から光照射する光照射部を有してなる、
    請求項1又は2記載のユニット役物。
  4. 枠体状の筐体と、該筐体に開閉自在に支持される前扉と、該前扉に支持される遊技盤と、を備え、該遊技盤の遊技領域に遊技球を打ち出して遊技する遊技機であって、
    請求項1ないし3の何れか1項記載のユニット役物を前記遊技領域に備える、
    ことを特徴とする遊技機。
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