JP4297558B2 - 自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種類の商品の中から利用客によって選択される商品を投出する自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般的な自動販売機には、例えば、特開平4−217096号公報に記載されているように、商品の販売価格の設定、選択ボタンと商品コラムとの対応関係の設定、および売上の集計など管理操作(メンテナンス操作)ために、自動販売機内部に管理用端末機が配置されている。
【0003】
この管理用端末機は、テンキー(数字キー)を含む複数個の操作ボタンおよび表示部を備え、自動販売機の制御部に接続して使用される。価格設定や売上集計時などの使用時には、管理者が自動販売機の前扉を開放し、管理用端末機を取り出して操作する。
【0004】
ところで、近年、コストダウンや操作性の向上を目的として、商品(見本)毎に選択ボタンを配置しないタイプの自動販売機が増えつつある。この自動販売機は、例えば、特開昭64−7380号公報に記載されているように、販売する商品の種類毎に商品番号を予め付与しておき、自動販売機の前面に配置されるテンキーを含む操作ボタンを使って、利用客が商品番号を入力することにより商品を選択するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、利用客によって自動販売機の前面のテンキーを含む操作ボタンで商品番号を入力して商品を選択する自動販売機では、自動販売機の内外に、それぞれテンキーを含む同様の構成の操作ボタンと選択ボタンとを備えることになり、構成上無駄がある。
【0006】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、商品選択用と管理操作用とで操作部を共用して構成を簡略化できるとともに、共用しても利用客による不必要な操作は機能しないようにできる自動販売機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の自動販売機は、複数種類の商品の中から選択される商品を投出する自動販売機において、自動販売機の外面に配置され、テンキーを含む複数の商品選択操作用の操作ボタンおよび複数の管理操作用の操作ボタンを有する操作部と、この操作部のテンキーを含む商品選択操作用の操作ボタンが有効化されるとともに商品選択操作に不必要な管理操作用の操作ボタンが無効化される販売モードと、操作部の全ての操作ボタンが有効化される管理モードとを切り換えるモード切換手段とを備えるものである。
【0008】
そして、モード切換手段により、管理モードと販売モードを選択的に切り換え設定する。管理モードにおいては、管理者が操作部の全ての操作ボタンを操作可能とし、例えば販売価格の設定や売上集計などの管理操作をする。また、販売モードにおいては、利用客が操作部のテンキーを含む商品選択操作用の操作ボタンを操作して商品を選択する。このとき、商品選択操作に不必要な管理操作用の操作ボタンは無効化されており、押下されても機能しない。
【0009】
請求項2記載の自動販売機は、請求項1記載の自動販売機において、操作部は、販売モード時に商品選択操作に応じた表示をするとともに、管理モード時に管理操作に応じた表示をする表示手段を有しているものである。
【0010】
そして、操作部の表示手段では、販売モードにおいて商品選択操作に応じた表示をし、また、管理モードにおいて管理操作に応じた表示をする。
【0011】
請求項3記載の自動販売機は、請求項1または2記載の自動販売機において、モード切換キーと、このモード切換キーが挿脱されるとともに挿入状態で回動操作可能なモード切換部とを備え、モード切換手段は、前記モード切換キーによるモード切換部の回動位置に応じて管理モードと販売モードとに切り換えるものである。
【0012】
そして、モード切換キーをモード切換部に挿入して回動することにより、モード切換キーの回動位置に応じて管理モードと販売モードとを切り換える。
【0013】
請求項4記載の自動販売機は、請求項1または2記載の自動販売機において、販売機本体、この販売機本体に開閉可能に設けられる扉体、および扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段を備え、モード切換手段は、前記扉体開閉検知手段による扉体の開放の検知に基づいて管理モードに切り換えるとともに、扉体の閉鎖の検知に基づいて販売モードに切り換えるものである。
【0014】
そして、扉体開閉検知手段が扉体の開放を検知することに基づいて管理モードに自動的に切り換え、扉体の閉鎖を検知することに基づいて販売モードに自動的に切り換える。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の自動販売機の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0016】
なお、この実施の形態では、自動販売機が取り扱う商品は、例えばたばこなどの矩形商品であって、最大で41種類販売できるものとする。
【0017】
図1において、自動販売機は、前面が開放される箱状の販売機本体11と、この販売機本体11の前面の開放面に開閉可能に取り付けられる扉体12とを備えている。
【0018】
扉体12の前面の上部域(上部域中の右下の一部を除く)には、取り扱う商品の見本である商品見本Tなどを展示する商品見本展示窓部13が形成されている。この商品見本展示窓部13は例えばアクリル板などの透明なカバー14で覆われ、商品見本展示窓部13の内部には複数の商品見本展示部15が複数段および複数列(例えば9個用×2段、7個用×3段)ずつ配置されている。
【0019】
商品見本展示部15は、図3に示すように、商品見本展示窓部13の背面に配設される背面板16の表面に取り付けられる商品見本展示部材17を有し、この商品見本展示部材17で背面板16との間に商品見本Tが保持される。商品見本展示部材17は、商品見本Tの下面を保持する下面保持部18および前面を保持する前面保持部19を有し、前面保持部19と背面板16との間で商品見本Tを挟んで保持するようになっている。前面保持部19の前面には表示部20が形成され、この表示部20には、例えばシールなどによって商品番号を表示する商品番号表示部21と販売価格を表示する販売価格表示部22が配設され、例えばLED表示器などによって販売可否を示す「○」「×」および「売切」を表示する販売可否表示部23が配設されている。
【0020】
商品番号は、本実施の形態では、例えば、「1」から連続する自然数とされ、41種類の商品について「1」〜「41」が設定される。したがって、図1に示すように、商品番号表示部21には、商品の種類毎に対応して「1」〜「41」の商品番号が示される。
【0021】
図1において、商品見本展示窓部13の右下位置には、利用客および係員によって操作される操作部24が配置されている。この操作部24には、後述する管理モードおよび販売モードに対応した表示をする表示手段としての表示部25、0〜9の数値を入力するテンキー(数字キー)26を含む複数個の操作ボタン27を有する操作ボタン部28、警告音を発するスピーカ29、紙幣を挿入する紙幣挿入口30および硬貨を投入する硬貨投入口31、貨幣の返却を指示するとともに入力した数字の取り消しを指示する返却レバー32が配置されている。
【0022】
表示部25は、図2に示すように、後述する販売モードにおいて投入金額などを表示する第1の表示部33、商品番号を表示する第2の表示部34、および「売切」が表示される売切表示部35を備えている。第1の表示部33では例えば液晶表示器によって数字や文字が表示され、第2の表示部34では例えば7セグメント×2桁のデジタル表示器で商品番号がデジタル表示され、売切表示部35では例えばLED表示器などによって「売切」が点灯表示される。
【0023】
操作ボタン部28は、図2に示すように、操作ボタン27として、テンキー26の他に、入力した数字を確定させる決定ボタン36、故障の解除を指示する故障解除ボタン37、前回の取引内容の表示を指示する前回取引ボタン38、売上の集計を確認する売上集計ボタン39、価格の設定を指示する価格設定ボタン40、モード番号やデータ内容の呼出しに使用するプラスボタン41およびマイナスボタン42、データのクリアを指示するクリアボタン43、データの設定および確認を指示するセットボタン44を備えている。
【0024】
図1において、扉体12の前面の操作部24の下方位置には、扉体12を開閉操作するための開閉操作部45が配置されている。開閉操作部45は、開閉ハンドル46が出没可能および一端の軸部を中心として回動可能に取り付けられ、その開閉ハンドル46の軸部に開閉キー部47が形成されている。そして、開閉キー部47のキー孔に図示しない開閉キー(鍵)を挿入して回動すると、開閉ハンドル46が扉体12の前方に突出し、この開閉ハンドル46を回動することにより扉体12の開閉が可能となる。
【0025】
図1において、扉体12の前面の下部域右寄り位置には、釣り硬貨や返却硬貨が投出される硬貨返却口48、販売される商品が払い出される商品払出口49が配置されている。
【0026】
扉体12の前面の下部域左側には、広告表示窓部50が形成されている。この広告表示窓部50は、内部にポスターなどの広告媒体を貼り付けることが可能になっており、前面が例えばアクリル板などの透明なカバー51で覆われている。
【0027】
また、図1に図示していないが、扉体12の裏面側であって、紙幣挿入口30の後方位置には紙幣処理装置が配置され、硬貨投入口31の後方から硬貨返却口48の後方にかけては硬貨処理装置が配置され、さらに、販売動作を制御する制御部が配置されている。
【0028】
さらに、図1に図示していないが、販売機本体11内には、商品を上下方向に集積収納し、最下位商品から順に投出する機能を有する商品コラムが商品種類に対応して41個配置されている。各商品コラムには、商品を集積状態で収納する商品収納部の下方に、最下位商品から順に投出する商品投出ユニットが配置されている。商品投出ユニットには、商品の売切れを検知する売切検知手段、商品の詰まりを検知する詰まり検知手段、および投出駆動モータの駆動によって商品を投出する投出機構が設けられる。そして、商品投出ユニットは、制御部からの指令に基づいて投出駆動モータが駆動されるとともに、売切検知信号や詰まり検知信号を制御部へ出力する機能を有している。なお、各商品コラムから投出された商品は、扉体12の裏面側に配設された商品シュートなどを介して商品払出口49に案内される。
【0029】
さらに、図1に図示していないが、販売機本体11内の上部には、扉体12の開閉を検知する扉体開閉検知手段が配置される。この扉体開閉検知手段は、扉体12の閉鎖によって扉体12側の検知突起が扉体開閉検知手段の検知レバーを押さえている状態では閉鎖状態と判断され、扉体12の開放によって扉体開閉検知手段の検知レバーが開放されると開放状態と判断される。
【0030】
なお、図1において、販売機本体11の底面には、販売機本体11を設置するとともに転倒を防止する転倒防止脚52が配設されている。
【0031】
また、図4において、自動販売機の構成のブロック図を示し、上述した販売動作を制御する制御部61には、複数の商品見本展示部15の販売可否表示部23が接続され、操作部24の操作ボタン27(テンキー26、決定ボタン36、プラスボタン41、マイナスボタン42、売上集計ボタン39、価格設定ボタン40、セットボタン44など)、第1の表示部33、第2の表示部34、売切表示部35、スピーカ29などが接続され、さらに、上述した、扉体開閉検知手段62、複数の商品コラム63(売切検知センサ64、詰まり検知センサ65、投出駆動モータ66)、貨幣処理部としての紙幣処理装置67および硬貨処理装置68が接続され、さらに、計時を行なうタイマ手段69、各種データを記憶読出可能とする記憶部70、商品見本展示窓部13内や広告表示窓部50内を照明する照明装置71、電源を供給する電源装置72が接続されている。
【0032】
記憶部70は、例えばテンキー26によって入力される商品番号などの入力データが記憶される入力データ記憶部73、例えば商品番号や販売価格などの設定データが設定記憶される設定データ記憶部74、売上集計を記憶する集計データ記憶部75を有している。設定データ記憶部74は、商品番号を記憶する商品番号メモリを有している。
【0033】
そして、制御部51は、テンキー26による商品番号の入力に基づいて対応する商品を投出する制御手段の機能を備え、すなわち、この制御手段は、テンキー26で商品番号が入力されると、入力された商品番号の適否を設定データ記憶部74の設定記憶内容から判断する商品番号判断手段の機能、入力された商品番号が適正であると判断されると、該当する商品を収納する商品コラム63(投出ユニット)に対して該当する商品の投出を指示する商品投出指示手段の機能を備えている。
【0034】
さらに、制御部61は、操作部24のテンキー26が商品選択操作用に有効化されるとともに商品選択操作に不必要な操作ボタン27が無効化される販売モードを設定する販売モード設定手段の機能、操作部24のテンキー26を含む複数の操作ボタン27が管理操作用に有効化される管理モードを設定する管理モード設定手段の機能、扉体開閉検知手段62による扉体12の開放の検知に基づいて管理モードに切り換えるとともに扉体12の閉鎖の検知に基づいて販売モードに切り換えるモード切換手段(モード切換制御手段)の機能を有している。
【0035】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0036】
まず、管理者(係員)による自動販売機の設定操作について、図5のフローチャートを参照して説明する。
【0037】
自動販売機の電源をオンすると(ステップ1)、自動販売機が販売待機状態(販売モード)となる(ステップ2)。
【0038】
管理者が開閉キーを使って開閉操作部45を操作して扉体12を開放すると、扉体開閉検知手段62によって扉体12の開放が検知され(ステップ3)、自動販売機が管理モードに切り換えられる(ステップ4)。管理モードは、操作部24に配置される全ての操作ボタン27が操作可能な状態であり、管理操作(メンテナンス操作)ができる(ステップ5)。
【0039】
管理操作(メンテナンス操作)では、例えば、操作部24の価格設定ボタン40を押下すると、第1の表示部33に「カカクセッテイ 250円」と表示される。次に、プラスボタン41を1回押下するごとに価格部分(250円)が10円ずつアップし、マイナスボタン42を1回押下するごとに10円ずつダウンする。希望する価格(例えば280円)に合わせられると、セットボタン44を押下した後に、テンキー26を使って設定しようとするコラム番号(例えば15)を入力すると、その番号が第2の表示部34に表示される。最後に決定ボタン36を押下すると、入力内容が記憶部70の設定データ記憶部74に記録され、この商品コラム63の価格設定が終了する。このとき、第1の表示部33には「カカクセッテイ 280円」が、第2の表示部34には「15」が表示されたままになっている。
【0040】
続けて、プラスボタン41やマイナスボタン42が押下されると、第1の表示部33に表示された価格が増減され、セットボタン44を押下した後にテンキー26を操作することによって第2の表示部34の表示(コラム番号)を変更することができる。この操作を繰り返すことにより各商品コラム63の価格設定を順次行ない、全ての商品の価格設定が完了すると、セットボタン44を続けて2回押下する。これにより第1の表示部33および第2の表示部34の表示が消える。
【0041】
そして、設定した内容に対応するように、各商品見本展示部15に各商品見本Tを取り付け、各表示部20に販売価格表示部22の価格シールを貼り付ける。また、設定した内容に対応するように、商品コラム63の商品収納部に商品を集積状態で収納する。
【0042】
管理操作(メンテナンス操作)の終了時点で、決定ボタン36を押下すると(ステップ6)、管理モードから販売モードに切り換えられ(ステップ7)、販売待機状態となる。
【0043】
決定ボタン36を押下し忘れたまま扉体12が閉じられても、扉体開閉検知手段62が扉体12の閉鎖を検知し(ステップ8)、その閉鎖状態をタイマ手段69による計時によって所定時間以上継続して検知し、タイムアップすると(ステップ9)、自動的に販売モードに切り換えられる。
【0044】
なお、管理操作(メンテナンス操作)では、例えば、続け買い設定の設定を行なうことも可能である。扉体12を開放した状態で、操作部24のテンキー26を操作して続け買い設定を示す番号の例えば30を入力すると、第1の表示部33に「No30 ツヅケガイセッテイ」と表示され、続け買い設定が可能となる。次に、セットボタン44を押下すると、第1の表示部33の表示が「No30 ツヅケガイセッテイ 4コ」に切り換えられる(続け買いが可能な個数設定の初期値は例えば4個)。もう一度、セットボタン44を押下すると、第1の表示部33の「4」のみが点滅し、プラスボタン41およびマイナスボタン42を操作して設定数を増減できる。セットボタン44を押下すると、続け買い設定が設定される。この他、自動精算時間などの設定についても、同様に操作部24を操作して行なうことも可能である。
【0045】
次に、自動販売機の待機状態(販売モード)について説明する。
【0046】
販売モードの待機時においては、テンキー26を含む全ての操作ボタン27が無効化された状態にあり、押下しても何も起こらない。利用客によって硬貨あるいは紙幣などの貨幣が投入されると、テンキー26および決定ボタン36のみが操作可能となる。すなわち、テンキー26および決定ボタン36以外の操作ボタン27は無効化されたままである。
【0047】
商品が収納されていない商品コラム63がある場合は、売切検知手段が売切状態を検知し、対応する商品見本展示部15の販売可否表示部23に「×」および「売切」が点灯表示される。販売によって商品が売り切れた商品コラム63や、商品の集積不良などによって商品の投出が不可能となっている商品コラム63についても同様である。
【0048】
次に、自動販売機の販売動作について説明する。
【0049】
利用客によって、硬貨が硬貨投入口31に投入されると(ステップ10)、この硬貨の真偽および金種が硬貨処理装置68において判別され、正常硬貨は一時保留され、異常硬貨(偽造硬貨、判別不能硬貨)は硬貨返却口48へ返却される。紙幣が紙幣挿入口30に挿入されると、この紙幣の真偽および金種が紙幣処理装置67において判別され、正常紙幣は一時保留され、異常紙幣(偽造紙幣、判別不能紙幣)は紙幣挿入口30から返却される。
【0050】
一時保留された硬貨や紙幣の合計金額が、操作部24の第1の表示部33に表示される。あわせて、この金額によって購入可能な価格の商品について、対応する商品見本展示部15の販売可否表示部23に「○」が点灯表示される。このとき、テンキー26および決定ボタン36のみが動作可能状態となる。
【0051】
利用客によって、テンキー26を操作して商品番号(1〜41)を入力すると、その数字が第2の表示部34に表示され、入力データ記憶部73に記憶される。入力された商品番号が、41より大きな数字であったり、販売不可能な商品の番号である場合には、不適切な数字と判断され、記憶も表示も行なわれずにスピーカ29から警告音が発せられ、再入力に待機される。適切な商品番号が入力された後、決定ボタン36を押下すると、対応する商品コラム63の投出ユニットが駆動されて、最下位商品が投出される(ステップ11)。投出された商品はシュートなどを経由して商品払出口49に案内され、利用客に取り出される。
【0052】
残額の有無が確認され、残額が無い場合はそのまま販売動作が終了する(ステップ12)。残額が有る場合はその金額を釣り硬貨として返却して終了する。
【0053】
次に、自動販売機の売上の確認について説明する。
【0054】
管理者が開閉キーを使って開閉操作部45を操作して扉体12を開放すると、扉体開閉検知手段62によって扉体12の開放が検知され、自動販売機が管理モードに切り換えられる。
【0055】
操作部24の売上集計ボタン39を押下すると、記憶部70の集計データ記憶部75に記憶されている前回の売上集計処理以降の総売上個数と総売上金額が第1の表示部33に例えば「トータル 100個 25000円」と表示される。
【0056】
続けて、プラスボタン41を押下すると、商品番号「1」の商品の売上個数と売上金額が第1の表示部33に、例えば「01コラム 10個 2300円」と表示される。さらに、プラスボタン41を押下すると、商品番号「2」の商品の売上個数と売上金額が表示され、もう一度プラスボタン41を押下すると、商品番号「3」の商品の売上個数と売上金額が表示され、このようにプラスボタン41を押下する毎に、順次切り換えられる。また、マイナスボタン42を押下すると、商品番号「41」の商品の売上個数と売上金額が表示され、もう一度マイナスボタン42を押下すると、商品番号「40」の商品の売上個数と売上金額が表示され、このようにマイナスボタン42を押下する毎に、順次切り換えられる。
【0057】
売上の確認が全て終了すると、操作部24のクリアボタン43を押下する。記憶部70の集計データ記憶部75に記憶された売上の集計データが消去される。
【0058】
管理者が決定ボタン36を押下すると、管理モードから販売モードに切り換えられ、販売待機状態となる。なお、決定ボタン36を押下し忘れても、扉体12が閉じられ、扉体開閉検知手段62が扉体12の閉鎖を検知し、その閉鎖状態をタイマ手段69による計時によって所定時間以上継続して検知すると、自動的に販売モードに切り換えられる。
【0059】
なお、上述した売上の確認・消去以外に、収納貨幣の枚数確認・消去についても、同様に操作部24を操作して行なうことができる。
【0060】
以上のように、テンキー26を含む複数の操作ボタン27を有する操作部24を自動販売機の前面に配置し、販売モードに切り換えたときには、操作部24のテンキー26を商品選択操作用に有効化するとともに商品選択操作に不必要な他の操作ボタン27を無効化し、また、管理モードに切り換えたときには、操作部24のテンキーを26含む複数の操作ボタン27を管理操作用に有効化するので、商品選択用と管理操作用とで操作部24を共用して構成を簡略化できるとともに、共用しても販売モードでの利用客による不必要な操作は機能しないようにできる。
【0061】
さらに、操作部24の表示部25で、販売モード時に商品選択操作に応じた表示をするとともに、管理モード時に管理操作に応じた表示をするので、商品選択用と管理操作用とで表示部25を共用して構成を簡略化できる。
【0062】
しかも、扉体開閉検知手段62による扉体12の開放の検知に基づいて管理モードに切り換えるとともに、扉体12の閉鎖の検知に基づいて販売モードに切り換えることができるので、扉体12の開閉によって管理モードと販売モードとを自動的に切り換えることができるとともに、販売モードへの戻し忘れなどの操作ミスの発生を防ぐことができる。
【0063】
なお、制御部61のモード切換手段の機能では、扉体開閉検知手段62による扉体12の開閉と同時にモードを切り換える他、例えば、扉体12が閉じられてから所定時間(10秒)経過すると、販売モードに切り換えることもできる。
【0064】
次に、図6において、他の実施の形態を説明する。
【0065】
例えば扉体12の前面など自動販売機側に管理モードと販売モードとを切り換えるモード切換部81を設け、このモード切換部81をモード切換キー82によって切換操作するようにしてもよい。モード切換部81は環状のキー孔83およびこのキー孔83から外径方向に延設されるキー溝84を有し、モード切換キー82にはキー孔83に挿入される筒部85、およびこの筒部85の外面から外形方向に突出してキー溝84に挿入される突起86を有している。
【0066】
そして、モード切換キー82の筒部85および突起86をモード切換部81のキー孔83およびキー溝84に合わせて挿入し、モード切換キー82を回動させて、キー溝84の位置を管理モード位置または販売モード位置に回動させることによって管理モードと販売モードと切り換えることができる。
【0067】
なお、モード切換部81を開閉操作部45と兼用とすることもできる。すなわち、モード切換キーを兼用する開閉キーの回動位置、つまり開放位置と閉鎖位置を検知する検知手段を設け、開閉キーが閉鎖位置にあると販売モードをとり、開放位置にあると管理モードをとるように構成する。
【0068】
【発明の効果】
請求項1記載の自動販売機によれば、テンキーを含む複数の商品選択操作用の操作ボタンおよび複数の管理操作用の操作ボタンを有する操作部を自動販売機の外面に配置し、販売モードに切り換えたときには、操作部のテンキーを含む商品選択操作用の操作ボタンを有効化するとともに管理操作用の商品選択操作に不必要な操作ボタンを無効化し、また、管理モードに切り換えたときには、操作部の全ての操作ボタンを有効化するので、商品選択用と管理操作用とで操作部を共用して構成を簡略化できるとともに、共用しても販売モードでの利用客による不必要な操作は機能しないようにできる。
【0069】
請求項2記載の自動販売機によれば、請求項1記載の自動販売機の効果に加えて、操作部の表示手段で、販売モード時に商品選択操作に応じた表示をするとともに、管理モード時に管理操作に応じた表示をするので、商品選択用と管理操作用とで表示手段を共用して構成を簡略化できる。
【0070】
請求項3記載の自動販売機によれば、請求項1または2記載の自動販売機の効果に加えて、モード切換キーによるモード切換部の回動位置に応じて管理モードと販売モードとに切り換えることができる。
【0071】
請求項4記載の自動販売機によれば、請求項1または2記載の自動販売機の効果に加えて、扉体開閉検知手段による扉体の開放の検知に基づいて管理モードに切り換えるとともに、扉体の閉鎖の検知に基づいて販売モードに切り換えるので、扉体の開閉によって管理モードと販売モードとを自動的に切り換えることができるとともに、販売モードへの戻し忘れなどの操作ミスの発生を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す自動販売機の正面図である。
【図2】同上自動販売機の表示部および操作部の正面図である。
【図3】同上自動販売機の商品見本展示部を示し、(a) は商品見本展示部の正面図、(b) は商品見本展示部の側面図である。
【図4】同上自動販売機の構成を示すブロック図である。
【図5】同上自動販売機による販売動作の流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の他の実施の形態を示し、(a) はモード切換キーの側面図、(b) はモード切換部の正面図である。
【符号の説明】
11 販売機本体
12 扉体
24 操作部
25 表示手段としての表示部
26 テンキー
27 操作ボタン
61 モード切換手段の機能を有する制御部
62 扉体開閉検知手段
81 モード切換部
82 モード切換キー

Claims (4)

  1. 複数種類の商品の中から選択される商品を投出する自動販売機において、
    自動販売機の外面に配置され、テンキーを含む複数の商品選択操作用の操作ボタンおよび複数の管理操作用の操作ボタンを有する操作部と、
    この操作部のテンキーを含む商品選択操作用の操作ボタンが有効化されるとともに商品選択操作に不必要な管理操作用の操作ボタンが無効化される販売モードと、操作部の全ての操作ボタンが有効化される管理モードとを切り換えるモード切換手段と
    を備えることを特徴とする自動販売機。
  2. 操作部は、販売モード時に商品選択操作に応じた表示をするとともに、管理モード時に管理操作に応じた表示をする表示手段を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の自動販売機。
  3. モード切換キーと、
    このモード切換キーが挿脱されるとともに挿入状態で回動操作可能なモード切換部とを備え、
    モード切換手段は、前記モード切換キーによるモード切換部の回動位置に応じて管理モードと販売モードとに切り換える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
  4. 販売機本体、この販売機本体に開閉可能に設けられる扉体、および扉体の開閉を検知する扉体開閉検知手段を備え、
    モード切換手段は、前記扉体開閉検知手段による扉体の開放の検知に基づいて管理モードに切り換えるとともに、扉体の閉鎖の検知に基づいて販売モードに切り換える
    ことを特徴とする請求項1または2記載の自動販売機。
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