JP4291598B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスイッチング電源装置に関し、特に、自己ドライブ型の同期整流回路を備えるスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータに代表される電子機器・電気機器の電源装置としてスイッチング電源装置が広く用いられている。
【0003】
図8は従来のスイッチング電源装置の回路である。図8に示す従来のスイッチング電源装置は、直流入力電源5より一対の入力端子1,2間に供給される入力電圧Viを変圧して出力電圧Voを生成し、これを一対の出力端子3,4間に接続された負荷6に供給する装置であり、トランスT1と、トランスT1の1次側に設けられたスイッチング回路10と、トランスT1の2次側に設けられた出力回路20とを備えて構成されている。
【0004】
スイッチング回路10は、入力端子1,2間に接続された入力コンデンサCiと、トランスT1の1次巻線Lpの一端と入力端子2との間に接続されたメインスイッチQ1とを備えており、メインスイッチQ1は制御回路30によってPWM制御される。
【0005】
出力回路20は、トランスT1の2次巻線Lsの一端と出力端子4との間に接続された整流スイッチQ2と、トランスT1の2次巻線Lsの他端と出力端子4との間に接続された整流スイッチQ3と、整流スイッチQ2に並列接続された整流ダイオードCR2と、整流スイッチQ3に並列接続された整流ダイオードCR3と、トランスT1の2次巻線Lsの他端と出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。整流スイッチQ2のゲートはトランスT1の2次巻線Lsの他端に接続されている一方、整流スイッチQ3のゲートはトランスT1の2次巻線Lsの一端に接続されており、これによって、整流スイッチQ2及び整流ダイオードCR2と、整流スイッチQ3及び整流ダイオードCR3とは自己ドライブ型の同期整流回路を構成している。また、チョークコイルLoと平滑コンデンサCoとは平滑回路を構成している。
【0006】
負荷6は、図9に示すように抵抗成分RLoad、容量成分CLoad及びリアクトル成分LLoadによって表すことができる。
【0007】
制御回路30は出力電圧Voを監視しており、出力電圧Voが目標電圧と比べて高くなるほどメインスイッチQ1のオンデューティを低下させることによって負荷6に供給される電力を減らし、逆に、出力電圧Voが目標電圧と比べて低くなるほどメインスイッチQ1のオンデューティを上昇させることによって負荷6に供給される電力を増やす。このようにして、負荷6に与えられる出力電圧Voの値が常に上記目標電圧となるように制御される。
【0008】
ここで、メインスイッチQ1がオン状態である期間においては、トランスT1の2次側巻線Lsに生じる電圧により、整流スイッチQ2がオン、整流スイッチQ3がオフ状態となり、メインスイッチQ1がオフ状態である期間においては、トランスT1の2次側巻線Lsに生じる逆極性の電圧により、整流スイッチQ2がオフ、整流スイッチQ3がオン状態となる。つまり、整流スイッチQ2,Q3は、メインスイッチQ1のオン/オフに連動して交互にオン/オフすることになる。これによりトランスT1の2次側電圧が整流された後、チョークコイルLo及び平滑コンデンサCoからなる平滑回路によって平滑され、出力電圧Voとして出力端子3,4間に印加される。
【0009】
しかしながら、ユーザ等による指示によりメインスイッチQ1のスイッチングが停止すると、整流スイッチQ2及びQ3のいずれか一方がオン状態のままとなるので、これが引き金となって同期整流回路が自己発振を起こしてしまう。かかる自己発振は、出力コンデンサCo及び負荷6の容量成分CLoadがトランスT1の2次側回路や負荷6の抵抗成分RLoadによって消費されるまで行われ、これにより、出力電圧Voは通常のスイッチング周期よりも非常に長い周期で振動しながら低下する。このため、例えば、出力電圧Voが所定値以下まで低下すれば、スイッチング電源装置の動作が停止されたものと負荷6において判断し所定の動作を行うような場合、出力電圧Voが振動しながら低下すると、負荷6においてスイッチング電源装置の動作が停止したのか否かの判断が困難となってしまうという問題が生じる。
【0010】
さらに、自己発振が生じると、チョークコイルLo、トランスT1の2次巻線Ls、整流スイッチQ2、Q3に大きな電流が流れることから、チョークコイルLo、トランスの2次巻線Ls、整流スイッチQ2、Q3において大きな発熱を生じ、スイッチング電源装置の信頼性低下を招くおそれもある。
【0011】
このような自己発振に起因する問題は、負荷6が有する抵抗成分RLoadが大きいほど顕著となることから、例えば、軽負荷時にスイッチング電源装置の動作停止が指示された場合に特に問題となる。さらに、自己発振に起因する問題は、負荷6が有する容量成分CLoadが大きいほど問題となることから、容量成分CLoadが大きい負荷に電力を供給する場合に特に問題となる。
【0012】
同期整流回路の自己発振は、スイッチング動作の停止に応答して整流スイッチQ2、Q3の少なくとも一方を遮断状態とすることにより防止することができる。スイッチング動作の停止に応答して整流スイッチQ2、Q3の少なくとも一方を遮断状態とすることが可能なスイッチング電源装置としては、例えば、特許文献1に記載されている。
【0013】
図10は特許文献1の図1に記載されたスイッチング電源装置の回路図であり、図11は特許文献1の図2に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【0014】
図10に示すスイッチング電源装置は、スイッチング回路の動作停止を2次側に知らせるフォトカプラ7と、ベースにフォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタが接続され、受光側素子7bがオフ状態になると整流スイッチQ3のゲート−ソース間を短絡するトランジスタ8とを備えており、フォトカプラ7の発光側素子7aは、メインスイッチQ1にゲートパルスが供給されている期間において発光し、メインスイッチQ1へのゲートパルスが停止すると発光しなくなる。このため、スイッチング動作の停止に応答してフォトカプラ7の発光側素子7aがオフすると、整流スイッチQ3のゲート−ソース間が短絡されることから、同期整流回路の自己発振を防止することができる。
【0015】
また、図11に示すスイッチング電源装置は、整流スイッチQ3のゲートとゲートパルスの発生源であるチョークコイルLoとの間に接続されたトランジスタ9を備え、トランジスタ9のベースはフォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタが接続されている。これにより、スイッチング動作の停止に応答してフォトカプラ7の発光側素子7aがオフすると、整流スイッチQ3のゲートとゲートパルスの発生源であるチョークコイルLoとが遮断されることから、同期整流回路の自己発振を防止することができる。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−233144号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図10に示すスイッチング電源装置のように整流スイッチQ3のゲート−ソース間を短絡するためには、これに用いるトランジスタ8に大きな電流駆動能力が要求されることから、装置全体の小型化が困難となってしまう。また、トランジスタ8において大きな発熱が生じることから、信頼性を低下させるおそれもある。
【0017】
一方、図11に示すスイッチング電源装置においては、フォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタがチョークコイルLoに接続されていることから、通常動作時においては、受光側素子7bのコレクタ−エミッタ間電圧は高い周波数で振動することになる。一般に、フォトカプラの受光側素子は高増幅率なトランジスタであり、発光側が停止していてもコレクタに急峻な電圧が印加されると、コレクタからベースに電流が供給されてオンしてしまう特性を有しており、特に高温時にはコレクタからベースへの供給電流が増加するのでかかる現象は一層顕著となる。このため、コレクタ−エミッタ間電圧が振動している状態においては発光が停止してもオフしないか、オフするのに長い時間がかかるという特性を有している。このため、図11に示すスイッチング電源装置においては、このような条件下においても確実にオフすることが可能なフォトカプラを用いなければならないことはもちろん、このようなフォトカプラを用いた場合であっても、スイッチング動作の停止からしばらくの期間は、自己発振を停止させることはできない。
【0018】
したがって、本発明の目的は、電流駆動能力の大きなトランジスタを用いることなく、自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を防止することが可能なスイッチング電源装置を提供することである。
【0019】
また、本発明の他の目的は、スイッチング動作が停止した場合に、自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能なスイッチング電源装置を提供することである。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
前記検出回路、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答してオン又はオフする発光側素子を有し、
前記自己発振防止回路、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有し、
前記直流電圧を供給する手段が、前記トランスの2次巻線間にこの順に直列接続された第1のコンデンサ、ダイオード及び第2のコンデンサと、前記ダイオードと前記第2のコンデンサとの接続点を前記受光側素子のコレクタに接続する手段を含んでいることを特徴とするスイッチング電源装置によって達成されるここに、発光側素子は、スイッチング回路に含まれるメインスイッチのデューティが所定値未満となった場合にオン又はオフするものであっても構わない。
【0021】
本発明によれば、スイッチ素子をオフすることにより整流スイッチへの制御パルスの供給ルートを遮断し、これによって自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を防止していることから、本スイッチ素子には大きな電流駆動能力が要求されない。このため、本スイッチ素子として比較的小型のトランジスタを用いることができるばかりでなく、本スイッチ素子に大きな発熱も生じないことから信頼性を低下させるおそれもない。さらに、フォトカプラの受光側素子のコレクタには、直流電圧が印加されていることから、整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0022】
本発明において、前記直流電圧を供給する手段前記スイッチング電源装置の出力端子を前記受光側素子のコレクタに接続する手段を含んでいること好ましい。
【0023】
本発明の前記目的はまた、トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作を制御する制御回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
前記検出回路が、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答してオン又はオフする発光側素子を有し、前記スイッチング回路の動作停止が指示された後、前記制御回路の動作停止により前記スイッチング回路の動作が停止する前に、前記発光側素子をオン又はオフさせ、
前記自己発振防止回路が、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置によって達成される。
本発明の前記目的はまた、トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作を制御する制御回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
前記検出回路が、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答してオン又はオフする発光側素子を有し、
前記自己発振防止回路が、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有し、
前記スイッチング回路には少なくとも一つのメインスイッチが含まれており、
制御回路が、前記メインスイッチのデューティが所定値未満となった場合に、前記所定値未満となったことを通知する検出信号を出力する手段を有し、
前記発光側素子が、前記検出信号に応答してオン又はオフすることを特徴とするスイッチング電源装置によって達成される。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明の好ましい実施の形態にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。図1に示すように、本実施形態にかかるスイッチング電源装置100は、直流入力電源5より一対の入力端子1,2間に供給される入力電圧Viを変圧して出力電圧Voを生成し、これを一対の出力端子3,4間に接続された負荷6に供給する装置であり、トランスT10と、トランスT10の1次側に設けられたスイッチング回路110と、トランスT10の2次側に設けられた出力回路120と、スイッチング回路110の動作を制御する制御回路130と、スイッチング回路110の動作停止を検出する検出回路140と、検出回路140による検出結果に応じて出力回路120の動作を制御する自己発振防止回路150とを備えて構成されている。
【0026】
スイッチング回路110は、入力端子1,2間に接続された入力コンデンサCiと、トランスT10の1次巻線Lp11の一端Lp11bと入力端子2との間に接続されたメインスイッチQ11とを備えており、メインスイッチQ11は制御回路130によってPWM制御される。また、1次巻線Lp11の他端Lp11aは入力端子1に接続されている。
【0027】
出力回路120は、トランスT10の2次巻線Ls11の一端Ls11bと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ12と、トランスT10の2次巻線Ls11の他端Ls11aと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ13と、整流スイッチQ12に並列接続された整流ダイオードCR12と、整流スイッチQ13に並列接続された整流ダイオードCR13と、トランスT10の2次巻線Ls11の他端Ls11aと出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。整流スイッチQ12のゲート(制御端子)は、コンデンサC11を介して2次巻線Ls11の他端Ls11aに接続されているとともに、ダイオードCR14及び抵抗R11からなる並列回路を介して出力端子4に接続されている。一方、整流スイッチQ13のゲート(制御端子)は、自己発振防止回路150を介して2次巻線Ls11の一端Ls11bに接続されている。つまり、2次巻線Ls11は、整流スイッチQ12,Q13のゲートに供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能する。これにより、整流スイッチQ12及び整流ダイオードCR12と、整流スイッチQ13及び整流ダイオードCR13とは自己ドライブ型の同期整流回路を構成している。
【0028】
また、チョークコイルLoと平滑コンデンサCoとは、平滑回路を構成している。
【0029】
本実施形態においては、メインスイッチQ11及び整流スイッチQ12,Q13としてNチャンネル型の電界効果トランジスタを用いているが、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いることも可能である。
【0030】
制御回路130は、トランスT10の1次巻線Lp12、ダイオードCR15、ダイオードCR16及びチョークコイルLbからなる補助電源によって生成される電圧をVcc端子及びGND端子間に受けて動作する回路であり、制御端子131よりON/OFF端子に供給されるON/OFF信号に基づいて動作状態/非動作状態となる。制御回路130は、出力電圧Voを検出する絶縁フィードバック回路132の検出電圧をフィードバック端子FBに受け、制御回路130が動作状態である場合には、フィードバック端子FBに供給される検出電圧に基づき、出力端子outよりPWM制御されたゲートパルスSを出力する。制御回路130は、出力電圧Voが目標電圧と比べて高くなるほどゲートパルスSのデューティを低下させることによって負荷6に供給される電力を減らし、逆に、出力電圧Voが目標電圧と比べて低くなるほどゲートパルスSのデューティを上昇させることによって負荷6に供給される電力を増やす。このようにして、負荷6に与えられる出力電圧Voの値が常に上記目標電圧となるように制御される。
【0031】
また、制御回路130は、現在ゲートパルスSがあるデューティ以上であるか否かを示すPG端子を備えており、ゲートパルスSがあるデューティ以上である場合にはPG端子をハイレベルとし、ゲートパルスSがあるデューティ以下である場合にはPG端子をローレベルとする。図1に示すように、制御回路130のPG端子は検出回路140に接続されている。
【0032】
検出回路140は、補助電源の高位側出力端a(制御回路130のVcc端子)と補助電源の低位側出力端b(制御回路130のGND端子)との間に直列接続された抵抗R12、発光素子PC1a及びNPN型のトランジスタQ14と、PG端子と補助電源の低位側出力端bとの間に接続され、トランジスタQ14のベースにバイアス電流を供給するバイアス回路とを備えている。バイアス回路は、PG端子と補助電源の低位側出力端bとの間に直列接続された抵抗R13,R14と、抵抗R13に並列に接続されたダイオードCR17と、抵抗R14に並列に接続されたコンデンサC12とを備え、抵抗R13と抵抗R14の接続点がトランジスタQ14のベースに接続されている。検出回路140に含まれるバイアス回路は、制御回路130のPG端子がハイレベルである場合にはトランジスタQ14のベースにバイアス電流を供給するため発光側素子PC1aは発光する一方、制御回路130のPG端子がローレベルである場合にはトランジスタQ14のベースにバイアス電流を供給できなくなるため発光側素子PC1aは発光しなくなる。
【0033】
自己発振防止回路150は、整流スイッチQ13のゲートと2次巻線Ls11の一端Ls11bとの間に接続されたPチャンネル型の電界効果トランジスタQ15と、電界効果トランジスタQ15のゲート電圧を生成するゲート電圧生成回路とを備えている。ゲート電圧生成回路は、2次巻線Ls11の他端Ls11aと出力端子4との間に直列に接続されたコンデンサC13、ダイオードCR18及びコンデンサC14と、ダイオードCR18とコンデンサC14の接続点cと出力端子4との間に直列に接続された抵抗R15及び受光側素子PC1bと、2次巻線Ls11の一端Ls11bと出力端子4との間に直列に接続された抵抗R16、ダイオードCR19、抵抗R17及びPNP型のトランジスタQ16と、整流スイッチQ13のゲートと出力端子4との間に接続された抵抗R18と、コンデンサC13とダイオードCR18の接続点dと2次巻線Ls11の一端Ls11bとの間に接続されたダイオードCR20とを備えて構成されており、トランジスタQ16のベースは抵抗R15と受光側素子PC1bとの接続点eに接続されており、電界効果トランジスタQ15のゲートはダイオードCR19と抵抗R17との接続点fに接続されている。
【0034】
検出回路140に含まれる発光側素子PC1aと自己発振防止回路150に含まれる受光側素子PC1bとはフォトカプラを構成しており、発光側素子PC1aが発光すれば受光側素子PC1bがオン状態となる。また、ゲート電圧生成回路に含まれるコンデンサC13、ダイオードCR18及びコンデンサC14は、接続点cに実質的に直流電圧を供給する「直流電圧源」を構成している。このため、受光側素子PC1bのコレクタには直流電圧が印加されることになる。
【0035】
以上が本実施形態にかかるスイッチング電源装置100の構成であり、次にその動作について説明する。
【0036】
まず、制御端子131に供給されるON/OFF信号により制御回路130が動作状態である場合には、出力端子outよりゲートパルスSがメインスイッチQ11に供給される。この場合、PG端子はハイレベルとなるので検出回路140に含まれる発光側素子PC1aは発光し、自己発振防止回路150に含まれる受光側素子PC1bはオン状態となる。これにより、トランジスタQ16のベースにはバイアス電流が流れるのでトランジスタQ16はオン状態となり、電界効果トランジスタQ15のゲートはローレベルとなる。したがって、電界効果トランジスタQ15はオン状態となる。電界効果トランジスタQ15がオン状態であると、整流スイッチQ13のゲートは2次巻線Ls11の一端Ls11bに接続された状態となる。
【0037】
このような状態において、スイッチング回路110に含まれるメインスイッチQ11がオン/オフを繰り返すと、メインスイッチQ11がオン状態である期間においては、2次側巻線Ls11に生じる電圧により、整流スイッチQ12がオン、整流スイッチQ13がオフ状態となり、メインスイッチQ11がオフ状態である期間においては、2次側巻線Ls11に生じる逆極性の電圧により、整流スイッチQ12がオフ、整流スイッチQ13がオン状態となる。つまり、整流スイッチQ12,Q13は、メインスイッチQ11のオン/オフに連動して交互にオン/オフすることになる。これによりトランスT10の2次側電圧は整流され、チョークコイルLo及び平滑コンデンサCoからなる平滑回路によって平滑され、出力電圧Voとして出力端子3,4間に印加される。
【0038】
次に、制御端子131に供給されるON/OFF信号により制御回路130が非動作状態となるか、あるいは何らかの原因によって出力電圧Voが目標電圧よりも極端に高くなった場合に、ゲートパルスSのデューティ幅が所定値未満に減少またはゼロとなり、これに応答してPG端子はローレベルとなる。このため、検出回路140に含まれる発光側素子PC1aの発光は停止し、自己発振防止回路150に含まれる受光側素子PC1bはオフ状態となる。これにより、トランジスタQ16のベースにはバイアス電流が供給されなくなるのでトランジスタQ16はオフ状態となり、電界効果トランジスタQ15のゲートはハイレベルとなる。したがって、電界効果トランジスタQ15はオフ状態となる。電界効果トランジスタQ15がオフ状態であると、整流スイッチQ13のゲートと2次巻線Ls11の一端Ls11bとは遮断された状態となる。
【0039】
これにより、整流スイッチQ13はオンできなくなるので、スイッチング回路110のスイッチング動作が停止したことによる自己発振は直ちに停止することになる。
【0040】
しかも、電界効果トランジスタQ15は整流スイッチQ13のゲート−ソース間を短絡するものではなく、整流スイッチQ13へのゲートパルスの供給ルートを遮断するものであるから、大きな電流駆動能力を必要としない。このため、電界効果トランジスタQ15としては比較的小型のトランジスタを用いることができるばかりでなく、大きな発熱も生じないことから信頼性を低下させるおそれもない。
【0041】
さらに、フォトカプラの受光側素子PC1bのコレクタには、直流電圧源からの直流電圧が印加されていることから、発光側素子PC1aの発光が停止すると受光側素子PC1bは直ちにオフ状態となる。これにより、整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0042】
以上説明したように、本実施形態によるスイッチング電源装置100は、整流スイッチQ13へのゲートパルスの供給ルートを遮断する電界効果トランジスタQ15と、電界効果トランジスタQ15のオン/オフを制御する受光側素子PC1bとを備え、受光側素子PC1bのコレクタには直流電圧源からの直流電圧が印加されていることから、電流駆動能力の大きなトランジスタを用いることなく自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0043】
また、本実施形態においては、電界効果トランジスタQ15のゲート電圧を抵抗R16と抵抗R17によって調整することができるので、電界効果トランジスタQ13の特性に応じた最適なゲート電圧を与えることができる。
【0044】
次に、本発明の好ましい他の実施形態によるスイッチング電源装置について説明する。
【0045】
図2は、本発明の好ましい他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置200の回路図である。本実施形態にかかるスイッチング電源装置200は、上述したスイッチング電源装置100に含まれるトランスT10の代わりに2次巻線Ls22を備えるトランスT20を用い、自己発振防止回路150の代わりに2次巻線Ls22に生じる電圧を用いて整流スイッチQ13を駆動するとともに自己発振を防止する自己発振防止回路250を用いている点において上述したスイッチング電源装置100と異なる。2次巻線Ls22は、整流スイッチQ13のゲートに供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能する。その他の要素についてはスイッチング電源装置100と同様であるので、同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【0046】
自己発振防止回路250は、図1に示した自己発振防止回路150とは異なり、コンデンサC13、ダイオードCR18及びコンデンサC14からなる直列回路が2次巻線Ls22の一端Ls22aと他端Ls22b(出力端子4)との間に接続されており、また、電界効果トランジスタQ15のソースがダイオードCR21を介して2次巻線Ls22の一端Ls22aに接続されている。2次巻線Ls22の一端Ls22aとダイオードCR21の接続点gと整流スイッチQ13のゲートとの間には、Nチャンネル型の電界効果トランジスタQ17、ダイオードCR22及び抵抗R19が直列に接続されており、電界効果トランジスタQ17のゲートは抵抗R20を介して2次巻線Ls22の他端Ls22b(出力端子4)に接続されている。
【0047】
このような構成を有する本実施態様のスイッチング電源装置200の動作は、基本的に上述したスイッチング電源装置100と同様である。
【0048】
つまり、制御端子131に供給されるON/OFF信号により制御回路130が動作状態である場合には、PG端子がハイレベルとなるので検出回路140に含まれる発光側素子PC1aは発光し、自己発振防止回路250に含まれる受光側素子PC1bはオン状態となる。これにより、トランジスタQ16のベースにはバイアス電流が流れるのでトランジスタQ16はオン状態となり、電界効果トランジスタQ15もオン状態となる。電界効果トランジスタQ15がオン状態であると、整流スイッチQ13のゲートはダイオードCR21を介して2次巻線Ls22の一端Ls22aに接続された状態となるので、整流スイッチQ13はメインスイッチQ11のオン/オフに連動してオフ/オンすることになる。
【0049】
一方、制御端子131に供給されるON/OFF信号により制御回路130が非動作状態となるか、あるいは何らかの原因によって出力電圧Voが目標電圧よりも極端に高くなった場合に、PG端子はローレベルとなるので、検出回路140に含まれる発光側素子PC1aの発光は停止し、自己発振防止回路250に含まれる受光側素子PC1bはオフ状態となる。これにより、トランジスタQ16のベースにはバイアス電流が供給されなくなるのでトランジスタQ16はオフ状態となり、電界効果トランジスタQ15もオフ状態となる。電界効果トランジスタQ15がオフ状態であると、整流スイッチQ13のゲートと2次巻線Ls22の一端Ls22aとは遮断された状態となるので、自己発振は直ちに停止することになる。
【0050】
本実施形態においても、電界効果トランジスタQ15は整流スイッチQ13へのゲートパルスの供給ルートを遮断するものであるから、大きな電流駆動能力を必要とせず、したがって比較的小型のトランジスタを用いることができる。しかも、フォトカプラの受光側素子PC1bのコレクタには、直流電圧源からの直流電圧が印加されていることから、整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0051】
次に、本発明の好ましいさらに他の実施形態によるスイッチング電源装置について説明する。
【0052】
図3は、本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置300の回路図である。本実施形態にかかるスイッチング電源装置300は、上述したスイッチング電源装置200に含まれる制御回路130の代わりに、ゲートパルスSが発生している場合にはPG端子をローレベルとし、ゲートパルスSが発生していない場合にはPG端子をハイレベルとする制御回路330が用いられている点、並びに、検出回路140の代わりにこれに含まれるダイオードCR17の極性を逆とした検出回路340が用いられている点において上述したスイッチング電源装置200と異なる。さらに、上述したスイッチング電源装置200に含まれる自己発振防止回路250の代わりに、出力電圧を直流電圧源とする自己発振防止回路350を用いている点において上述したスイッチング電源装置200と異なる。その他の要素についてはスイッチング電源装置200と同様であるので、同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【0053】
自己発振防止回路350においては、図2に示した自己発振防止回路250に含まれるPNP型のトランジスタQ16の代わりにNPN型のトランジスタQ18が用られ、出力端子3とトランジスタQ18のベースとの間に抵抗R21及びダイオードCR23が直列に接続されているともに、トランジスタQ18のベース−エミッタ間に抵抗R22が接続されている。受光側素子PC1bのコレクタは、抵抗R21とダイオードCR23との接続点hに接続されており、これによって、受光側素子PC1bのコレクタには直流電圧が印加されている。
【0054】
このような構成を有するスイッチング電源装置300において、制御端子331に供給されるON/OFF信号により制御回路330が動作状態である場合には、PG端子がローレベルとなるので検出回路340に含まれる発光側素子PC1aは発光せず、自己発振防止回路350に含まれる受光側素子PC1bはオフ状態となる。これにより、トランジスタQ18のベースにはバイアス電流が流れるのでトランジスタQ18はオン状態となり、電界効果トランジスタQ15もオン状態となる。電界効果トランジスタQ15がオン状態であると、整流スイッチQ13のゲートはダイオードCR21を介して2次巻線Ls22の一端Ls22aに接続された状態となるので、整流スイッチQ13はメインスイッチQ11のオン/オフに連動してオフ/オンすることになる。
【0055】
一方、制御端子331に供給されるON/OFF信号により制御回路330が非動作状態となるか、あるいは何らかの原因によって出力電圧Voが目標電圧よりも極端に高くなった場合に、PG端子はハイレベルとなるので、検出回路340に含まれる発光側素子PC1aは発光し、自己発振防止回路350に含まれる受光側素子PC1bはオン状態となる。これにより、トランジスタQ18のベースにはバイアス電流が供給されなくなるのでトランジスタQ18はオフ状態となり、電界効果トランジスタQ15もオフ状態となる。電界効果トランジスタQ15がオフ状態であると、整流スイッチQ13のゲートと2次巻線Ls22の一端Ls22aとは遮断された状態となるので、自己発振は直ちに停止することになる。
【0056】
本実施形態においても、電界効果トランジスタQ15は整流スイッチQ13へのゲートパルスの供給ルートを遮断するものであるから、大きな電流駆動能力を必要とせず、したがって比較的小型のトランジスタを用いることができる。しかも、フォトカプラの受光側素子PC1bのコレクタには、出力端子3からの直流電圧が印加されていることから、整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0057】
次に、本発明の好ましいさらに他の実施形態によるスイッチング電源装置について説明する。
【0058】
図4は、本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置400の回路図である。本実施形態にかかるスイッチング電源装置400は、入出力間を絶縁するための非安定化コンバータ回路であり、出力安定化機能を有する他のコンバータ回路の出力端子が入力端子1,2に接続され、及び/又は、出力安定化機能を有する他のコンバータ回路の入力端子が出力端子3,4に接続されることによって、全体として絶縁型のスイッチング電源装置が構成される。
【0059】
本実施態様にかかるスイッチング電源装置400は、いわゆるハーフブリッジ型のDC/DCコンバータ回路であり、トランスT40と、トランスT40の1次側に設けられたスイッチング回路410と、トランスT40の2次側に設けられた出力回路420と、スイッチング回路410の動作を制御する制御回路430と、制御回路430に動作電圧Vccを供給する補助電源回路440とを備えて構成されている。補助電源回路440には、スイッチング回路410の動作停止を検出する検出回路が含まれており、出力回路420には、自己発振を防止する自己発振防止部が含まれている。
【0060】
スイッチング回路410は、入力端子1,2間に直列接続されたメインスイッチQ41及びQ42と、入力端子1,2間に直列接続された入力コンデンサC41及びC42とを備えており、トランスT40の1次巻線Lp41の一端Lp41aは入力コンデンサC41及びC42の接続点に接続されており、トランスT40の1次巻線Lp41の他端Lp41bはメインスイッチQ41及びQ42の接続点に接続されている。
【0061】
出力回路420は、トランスT40の2次巻線Ls41の一端Ls41aと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ43と、トランスT40の2次巻線Ls41の他端Ls41bと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ44と、2次巻線Ls41のセンタータップLs41cと出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。
【0062】
また、トランスT40には2次巻線Ls42及びLs43が設けられており、2次巻線Ls42及びLs43の一端Ls42a及びLs43aはいずれも出力端子4に接続されている。2次巻線Ls42の他端Ls42bは、ダイオードCR41及びPチャンネル型の電界効果トランジスタQ45を介して整流スイッチQ43のゲートに接続されており、2次巻線Ls43の他端Ls43bは、ダイオードCR42及びPチャンネル型の電界効果トランジスタQ46を介して整流スイッチQ44のゲートに接続されている。つまり、2次巻線Ls42は、整流スイッチQ43のゲート(制御端子)に供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能し、2次巻線Ls43は、整流スイッチQ44のゲート(制御端子)に供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能する。
【0063】
さらに、整流スイッチQ43のゲートと2次巻線Ls42の一端Ls42aとの間には、そのゲートが抵抗R41を介して2次巻線Ls42の他端Ls42bに接続されたPチャンネル型の電界効果トランジスタQ47が接続されており、整流スイッチQ44のゲートと2次巻線Ls43の一端Ls43aとの間には、そのゲートが抵抗R42を介して2次巻線Ls43の他端Ls43bに接続されたPチャンネル型の電界効果トランジスタQ48が接続されている。これにより、電界効果トランジスタQ45,Q46がオン状態である場合には、整流スイッチQ43,Q44は、自己ドライブ型の同期整流回路として機能することになる。尚、ダイオードCR41,CR42は、それぞれ整流スイッチQ43,Q44のゲート電圧がマイナスとなるのを防止する目的で設けられている。
【0064】
また、整流スイッチQ43,Q44及び電界効果トランジスタQ44,Q45のゲート−ソース間には抵抗R43〜R46がそれぞれ接続されており、これによりゲートがフローティング状態となるのを防止している。
【0065】
本実施形態においても、メインスイッチQ41,Q42及び整流スイッチQ43,Q44としてNチャンネル型の電界効果トランジスタを用いているが、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いることも可能である。
【0066】
さらに、出力回路420には、NPNのトランジスタQ49が設けられており、そのコレクタはダイオードCR43を介して電界効果トランジスタQ45のゲートに接続されているとともに、ダイオードCR44を介して電界効果トランジスタQ46のゲートに接続されている。また、出力端子3,4間には、抵抗R47、ダイオードCR45及び抵抗R48からなる直列回路が設けられており、ダイオードCR45と抵抗R48の接続点iは、トランジスタQ49のベースに接続されている。さらに、抵抗R45とダイオードCR45の接続点jと出力端子4との間には、フォトカプラの受光側素子PC2bが接続されている。
【0067】
以上の構成を有する出力回路420のうち、電界効果トランジスタQ45,Q46、トランジスタQ49、受光側素子PC2b、抵抗R45〜R48、ダイオードCR43〜CR45は、自己発振を防止する自己発振防止回路を構成している。
【0068】
制御回路430は、補助電源回路440により生成される動作電圧VccをVcc端子及びGND端子間に受けて動作する回路であり、ある決まったデューティでメインスイッチQ41及びQ42を交互にオン/オフする。つまり、制御回路430はスイッチング回路410をPWM制御しない。
【0069】
補助電源回路440は、トランスT40の1次巻線Lp42に接続されたダイオードブリッジ回路Bと、入力端子1,2間に直列接続された抵抗R49及びツェナーダイオードZ41と、入力端子1,2間に直列接続された抵抗R50、NPN型のトランジスタQ50と、抵抗R51,52及びNPN型のトランジスタQ51と、アノードがトランジスタQ50のエミッタに接続され、カソードがダイオードブリッジ回路Bの出力配線kに接続されたダイオードCR46と、出力配線kと制御回路430のVcc端子との間に接続されたNPN型のトランジスタQ52と、Q50のエミッタとトランジスタQ52のベースとの間に接続されたPNP型のトランジスタQ53と、出力配線kと入力端子2との間に直列接続された抵抗R53、ダイオードCR47及びフォトカプラの発光側素子PC2aと、抵抗R53とダイオードCR47の接続点mとトランジスタQ51のコレクタとの間に接続されたダイオードCR48と、トランジスタQ52のエミッタ及び出力配線kと入力端子2との間にそれぞれ接続されたコンデンサC43,C44とを備えている。トランジスタQ50のベースは、抵抗R49とツェナーダイオードZ41との接続点nに接続されており、トランジスタQ53のベースは、抵抗R51と抵抗R52との接続点pに接続されている。また、トランジスタQ51のベースにはON/OFF信号が供給される。
【0070】
以上の構成を有する補助電源回路440のうち、抵抗R53、ダイオードCR47,CR48及び発光側素子PC2aは、スイッチング回路410の動作停止を検出する検出回路を構成している。
【0071】
以上が本実施形態にかかるスイッチング電源装置400の構成であり、次にその動作について説明する。
【0072】
図5は、スイッチング電源装置400の起動時における動作を説明するための波形図であり、(a)はトランジスタQ51のベース−エミッタ間電圧(ON/OFF信号)の波形を示し、(b)は制御回路430のVcc端子に供給される電圧(Vcc)の波形を示し、(c)はメインスイッチQ41のゲート−ソース間電圧(Q41−Vgs)の波形を示し、(d)は出力電圧Vo及びトランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧(Q49−Vgs)の波形を示し、(e)は整流スイッチQ44のベース−エミッタ間電圧(Q44−Vgs)の波形を示している。
【0073】
まず、時刻t1においてトランジスタQ51のベースに供給されるON/OFF信号をローレベルからハイレベルに変化させると、トランジスタQ51はオン状態となるので接続点pの電圧は低下し、トランジスタQ53及びトランジスタQ52はオン状態となる。これにより、トランジスタQ50を介して供給される入力電圧が制御回路430のVcc端子に供給されるので、スイッチング回路410に含まれるメインスイッチQ41,Q42は、ある決まったデューティで交互にオン/オフを繰り返す。ここで、ツェナーダイオードZ41のツェナー電圧をVz、ダイオードの順方向電圧をVfとした場合、かかるスイッチング動作により出力配線kの電圧が上昇し、その結果、出力配線kの電圧がVz+Vf以上となると、トランジスタQ50のベース−エミッタ間電圧がしきい値電圧未満となることから、トランジスタQ50はオフ状態となり、以降は、ダイオードブリッジ回路Bより動作電圧Vccが供給されることになる。
【0074】
また、トランジスタQ51がオンしている場合、接続点mの電圧は約Vfとなることから、フォトカプラの発光側素子PC2aはオンすることができず、非発光状態となる。したがって、フォトカプラの受光側素子PC2bもオフ状態となり、トランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧は出力電圧Voに連動して上昇する。トランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧がしきい値以下である期間(時刻t1〜時刻t2)は電界効果トランジスタQ45,Q46はオフ状態であり、整流スイッチQ43,Q44は各々が備えるボディダイオードによって整流動作を行う。
【0075】
その後、時刻t2においてトランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧がしきい値電圧を超えると、電界効果トランジスタQ45,Q46はオン状態となり、整流スイッチQ43,Q44を用いた自己ドライブ型の同期整流動作が行われることになる。
【0076】
これにより、出力端子3,4間には、入力電圧Vi、トランスT40の巻数比及びメインスイッチQ41,Q42のオンデューティで決まる出力電圧Voが現れることになる。但し、上述の通り、メインスイッチQ41,Q42はデューティ一定で駆動されることから、出力電圧Voを安定化することはできない。
【0077】
図6は、スイッチング電源装置400の停止時における動作を説明するための波形図であり、(a)〜(e)は図5におけるこれらと同じ波形を示している。
【0078】
まず、時刻t3において、トランジスタQ51のベースに供給されるON/OFF信号をハイレベルからローレベルに変化させると、トランジスタQ51はオフ状態となるので接続点pの電圧は上昇し、直ちにフォトカプラの発光側素子PC2aは発光を始める。これに応答してフォトカプラの受光側素子PC2bもオン状態となるので、トランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧は直ちにしきい値以下となり、電界効果トランジスタQ45,Q46はオフ状態となる。これにより、出力回路420は、整流スイッチQ43,Q44は各々が備えるボディダイオードによって整流動作を行う。
【0079】
一方、トランジスタQ51がオフ状態となると、制御回路430のVcc端子に供給される電圧は緩やかに低下を始め、これが制御回路の最低動作電圧を下回るとスイッチング動作は完全に停止する(時刻t4)。スイッチング動作が完全に停止した時点においては、上述の通り、電界効果トランジスタQ45,Q46が既にオフ状態となっていることから、出力回路420に含まれる整流回路は、自己ドライブ型の同期整流回路として機能せず、したがって、自己発振を起こすことはない。
【0080】
このように、本実施形態においても、電界効果トランジスタQ45,Q46は整流スイッチQ43,Q44へのゲートパルスの供給ルートを遮断するものであるから、大きな電流駆動能力を必要とせず、したがって比較的小型のトランジスタを用いることができる。しかも、フォトカプラの受光側素子PC2bのコレクタには、出力端子3からの直流電圧が印加されていることから、整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【0081】
次に、本発明の好ましいさらに他の実施形態によるスイッチング電源装置について説明する。
【0082】
図7は、本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置500の回路図である。本実施形態にかかるスイッチング電源装置500は、上述したスイッチング電源装置400に含まれる出力回路420の代わりに、直接駆動型の出力回路520を用いている点において上述したスイッチング電源装置400と異なる。その他の要素についてはスイッチング電源装置400と同様であるので、同じ要素には同じ符号を付し、重複する説明は省略する。
【0083】
出力回路520は、電界効果トランジスタQ45のソースが2次巻線Ls41の他端Ls41bに直接接続され、電界効果トランジスタQ46のソースが2次巻線Ls41の一端Ls41aに直接接続されている点において、上述した出力回路420と異なっている。つまり、本実施態様において2次巻線Ls41は、整流スイッチQ43,Q44のゲート(制御端子)に供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能する。
【0084】
このような構成を有する本実施態様のスイッチング電源装置500の動作は、基本的に上述したスイッチング電源装置400と同様であり、トランジスタQ51がオフ状態となると、トランジスタQ49のベース−エミッタ間電圧は直ちにしきい値以下となり、電界効果トランジスタQ45,Q46はオフ状態となる。その後、制御回路430のVcc端子に供給される電圧が最低動作電圧を下回るとスイッチング動作は停止するが、この時点においては、電界効果トランジスタQ45,Q46が既にオフ状態となっていることから、出力回路520に含まれる整流回路は、自己ドライブ型の同期整流回路として機能せず、したがって、自己発振を起こすことはない。
【0085】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0086】
例えば、スイッチング電源装置100,200,300においては、整流スイッチQ12のゲート−ソース間にダイオードCR14が接続されているがこれを削除しても構わないし、逆に、整流スイッチQ13のゲート−ソース間にダイオードを接続しても構わない。
【0087】
また、スイッチング電源装置200,300においては、電界効果トランジスタQ17のゲートが抵抗R20を介して2次巻線Ls22の他端Ls22bに接続されているが、電界効果トランジスタQ17のゲートを2次巻線Ls21の他端Ls21aに接続し、ソースを出力端子4に接続しても構わない。
【0088】
さらに、スイッチング電源装置100,200,300においては、トランジスタQ14のベースにバイアス電流を供給するバイアス回路が設けられているが、PG端子より出力される信号のレベルによっては、PG端子をトランジスタQ14のベースに直接接続しても構わない。
【0089】
また、スイッチング電源装置100,200,300においては、制御回路130に備えられたPG端子を用いているが、メインスイッチQ11に対して直列に抵抗を接続し、その両端間の電圧をPG端子のレベルとして代用することも可能である。
【0090】
また、上記各実施態様において用いたトランジスタや電界効果トランジスタはスイッチ素子の一例であり、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いても構わない。
【0091】
さらに、本発明は上記各実施態様に示したタイプ以外のスイッチング電源装置に対しても適用することが可能である。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電流駆動能力の大きなトランジスタを用いることなく、自己ドライブ型整流回路の自己発振を確実且つ直ちに防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。
【図2】本発明の好ましい他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置200の回路図である。
【図3】本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置300の回路図である。
【図4】本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置400の回路図である。
【図5】スイッチング電源装置400の起動時における動作を説明するための波形図である。
【図6】スイッチング電源装置400の停止時における動作を説明するための波形図である。
【図7】本発明の好ましいさらに他の実施の形態にかかるスイッチング電源装置500の回路図である。
【図8】従来のスイッチング電源装置の回路である。
【図9】負荷6の等価回路図である。
【図10】特許文献1の図1に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【図11】特許文献1の図2に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子
3,4 出力端子
5 直流入力電源
6 負荷
100,200,300,400,500 スイッチング電源装置
110,410 スイッチング回路
120,420,520 出力回路
130,330,430 制御回路
131,331 制御端子
132 絶縁フィードバック回路
140,340 検出回路
150,250,350 自己発振防止回路
440 補助電源回路
T10,T20,T40 トランス
Lp11,Lp12,Lp21,Lp22,Lp41,Lp42 1次巻線
Ls11,Ls21,Ls22,Ls41,Ls42,Ls43 2次巻線
CR12〜CR23,CR41〜CR48 ダイオード
R11〜R22,R41〜R53 抵抗
C11〜C15 コンデンサ
Q11,Q41,Q42 メインスイッチ
Q12,Q13,Q43,Q44 整流スイッチ
Q15〜Q18、Q45〜Q53 トランジスタ
PC1a,PC2a 発光側素子
PC1b,PC2b 受光側素子
Z41 ツェナーダイオード
B ダイオードブリッジ回路
Ci,C41,C42 入力コンデンサ
Co 平滑コンデンサ
Lo,Lb チョークコイル

Claims (3)

  1. トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
    前記検出回路、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答してオン又はオフする発光側素子を有し、
    前記自己発振防止回路、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有し、
    前記直流電圧を供給する手段が、前記トランスの2次巻線間にこの順に直列接続された第1のコンデンサ、ダイオード及び第2のコンデンサと、前記ダイオードと前記第2のコンデンサとの接続点を前記受光側素子のコレクタに接続する手段を含んでいることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作を制御する制御回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
    前記検出回路が、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答して、オン又はオフする発光側素子を有し、前記スイッチング回路の動作停止が指示された後、前記制御回路の動作停止により前記スイッチング回路の動作が停止する前に、前記発光側素子をオン又はオフさせ、
    前記自己発振防止回路が、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有することを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記スイッチング回路の動作を制御する制御回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの1次側に設けられた検出回路と、前記トランスの2次側に設けられた自己発振防止回路とを備え、
    前記検出回路が、前記スイッチング回路の動作又は動作停止の指示に応答してオン又はオフする発光側素子を有し、
    前記自己発振防止回路が、前記発光側素子とともにフォトカプラを構成する受光側素子と、前記同期整流回路に含まれる少なくとも一つの整流スイッチの制御端子と前記制御端子に供給されるべき制御パルスの発生源との間に設けられたスイッチ素子と、前記受光側素子のオン又はオフに応答して前記スイッチ素子をオフ状態とする手段と、前記受光側素子のコレクタに実質的に直流電圧を供給する手段とを有し、
    前記スイッチング回路には少なくとも一つのメインスイッチが含まれており、
    制御回路が、前記メインスイッチのデューティが所定値未満となった場合に、前記所定値未満となったことを通知する検出信号を出力する手段を有し、
    前記発光側素子が、前記検出信号に応答してオン又はオフするように構成されたことを特徴とすスイッチング電源装置。
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