JP2005094880A - 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム - Google Patents

電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005094880A
JP2005094880A JP2003322868A JP2003322868A JP2005094880A JP 2005094880 A JP2005094880 A JP 2005094880A JP 2003322868 A JP2003322868 A JP 2003322868A JP 2003322868 A JP2003322868 A JP 2003322868A JP 2005094880 A JP2005094880 A JP 2005094880A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
power supply
power
signal
voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003322868A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Sugimoto
智弘 杉本
Shiro Maeda
志朗 前田
Masafumi Nishinomiya
理文 西宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2003322868A priority Critical patent/JP2005094880A/ja
Publication of JP2005094880A publication Critical patent/JP2005094880A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Landscapes

  • Direct Current Feeding And Distribution (AREA)
  • Rectifiers (AREA)
  • Air Conditioning Control Device (AREA)

Abstract

【課題】 電気機器の待機電力を削減でき、かつ、安定した動作が可能な電気機器の電源回路、及びその電源回路を含む電源装置を提供する。
【解決手段】 本発明の電源装置は、電気機器2に電力を供給する装置であって、電源回路6と、電源回路6に制御信号を送信するリモートコントローラ(リモコン)8とを備える。また、電源回路6は、交流電源10、整流回路12、電源開閉制御回路(16、18、20、22、30)、電源開閉回路24、平滑コンデンサ26、主電源回路28、及び動作信号受信回路30を備える。電源開閉制御回路(16、18、20、22、28)は、リモコン8から電源回路6に送信する制御信号に応じて、電源開閉回路24を開閉(MOSFET68オン又はオフ)し、整流回路12から平滑コンデンサ26及び主電源回路28に流れる電流を制御する。
【選択図】図2

Description

本発明は、電気機器の電源、及びその電源を含むシステムに関する。
近年、あらゆる電気機器の省エネルギー化が一段と進んでいる。その動きは、電気機器の動作時の省エネルギー開発だけにとどまらず、電気機器が動作信号を待っている状態、いわゆる待機時の待機電力の省エネルギー開発にまで発展してきている。
例えば、電気機器に電力を供給する電源装置には、電源回路と、その電源回路に制御信号を送信する遠隔操作装置とを備え、遠隔操作装置から機器の停止を指示する制御信号が送信されるとき、すなわち、機器の待機時に、電源回路の消費電力が削減されるものがある(例えば、特許文献1参照。)。
以下に、従来の電源装置について説明する。図4は、従来の電源装置の構成を示す図である。この電源装置は、電気機器102の制御を行う機器制御部104に接続され、その機器制御部104を介して、電気機器102に電力を供給する。図4に示されるように、この電源装置は、電源回路106と、遠隔操作装置108とを備える。電源回路106は、交流電源110、ダイオードブリッジ112、平滑コンデンサ114、副電源部116、電源駆動部118、外部制御信号受信部120、電源停止部122、電源開閉部124、主電源部128、及び動作信号受信部130を備える。図4に示されるように、副電源部116は、少なくとも2以上の直列接続されたコンデンサ(図1では、コンデンサ140,142)から成る。電源駆動部118は、第1の金属酸化膜半導体電界効果型トランジスタ(以下、「MOSFET」という。)150、バイポーラトランジスタ152、第1の抵抗器156、及び第2の抵抗器160を備える。外部制御信号受信部120、電源停止部122、及び電源開閉部124は、それぞれ、フォトダイオード164、フォトカプラの受光素子166、及び第2のMOSFET168から成る。なお、上記フォトカプラの発光素子172は、機器制御部104に含まれる。
以下に、図4の電源装置の動作を簡単に説明する。遠隔操作装置108から電源回路106に電気機器の起動を指示する起動信号が送信されると、フォトダイオード164が、その起動信号を受信し、フォトダイオード164が電流Iaを出力する。この電流Iaにより、第2の抵抗器160の両端に、第1のMOSFET150が駆動(オン)するのに必要な電圧が生じる。第1のMOSFET150がオンすると電流Ibが流れて、その結果、バイポーラトランジスタ152がオンする。次に、バイポーラトランジスタ152がオンすると電流Icが流れて、第2の抵抗器160の両端に第2のMOSFET168が駆動(オン)するのに必要な電圧が生じ、第2のMOSFET168がオンする。結果として、ダイオードブリッジ112と主電源部128とを接続する電源ラインに電流が流れて、電源110から主電源部128に電力が供給される。
一方、遠隔操作装置108から電源回路106に機器の停止を指示する信号が送信されると、動作信号受信部130が、その信号を受信する。動作信号受信部130は、機器制御部104に信号を出力する。この信号は、機器制御部104におけるフォトカプラの発光素子172を発光させる。この発光によって、電源停止部122におけるフォトカプラの受光素子166がオンすると、これまで第2の抵抗器160に流れていた電流が、受光素子166に流れるようになり、第2の抵抗器160の両端の電圧がゼロとなる。結果として、第2のMOSFET168がオフし、上記電源ラインを流れる電流が遮断されて、電源110から主電源部128への電力供給が停止される。
従来の電源装置によれば、遠隔操作装置108から送信される制御信号に応じて、整流部と主電源部とを接続する電源ラインが開閉する。よって、機器を使用しない、いわゆる待機時には、電源ラインが開いて(第2のMOSFET168がオフして)、主電源部128への電力供給が停止される。これにより、機器の待機時には、不要な待機電力の消費を削減することができる。
特開2001−268918号公報
しかしながら、特許文献1などに開示される電源装置は、電源回路において、起動信号を受信するフォトダイオードの出力電流が小さいため、電源開閉回路を充分に駆動させることができない場合がある。また、副電源回路の複数の負荷(コンデンサ)のバランスにより、所望の分圧比が得られない場合がある。その結果、電源回路の動作が不安定になるという課題があった。
本発明の目的は、電気機器の待機電力を削減でき、かつ、安定した動作が可能な電気機器の電源回路、及びその電源回路を含む電源装置を提供することである。
本発明による電源回路は、電気機器に電力を供給する電源回路である。この電源回路は、交流電源から出力される交流信号を整流して直流信号にする整流回路と、前記の整流回路から出力される直流信号を平滑する平滑コンデンサと、前記の平滑コンデンサが充電されると、前記の平滑コンデンサの電圧を入力し、所定の電圧を出力する主電源回路と、前記の整流回路と前記の平滑コンデンサとを接続する2つの電源ラインの一方を開閉する電源開閉回路と、外部から送信される制御信号に応じて前記の電源開閉回路を制御する電源開閉制御回路とを備える。前記の電源開閉制御回路は、前記の整流回路の出力電圧を分圧して所定の電圧を出力する副電源回路と、前記の副電源回路から前記の所定の電圧が入力され、かつ、外部から前記の電気機器の起動を指示する起動制御信号を受信すると、第1の信号を出力する外部制御信号受信回路と、外部から前記の電気機器の停止を指示する停止制御信号を受信すると、第2の信号を出力する動作信号受信回路と、前記の第1の信号を入力すると、前記の電源ラインを閉じるように前記の電源開閉回路を制御する電源起動回路と、前記の第2の信号を入力すると、前記の電源ラインを開くように前記の電源開閉回路を制御する電源停止回路とを備える。
好ましくは、前記の電源回路において、前記の外部制御信号受信回路は、フォトトランジスタを備える。
好ましくは、前記の電源回路において、前記の副電源回路は、互いに直列に接続された第1の抵抗及び第2の抵抗を備える。前記の第1の抵抗及び第2の抵抗は、前記の整流回路の出力電圧を分圧するように、前記の整流回路に並列に接続される。
好ましくは、前記の電源回路において、前記の電源起動回路は、前記のフォトトランジスタに直列に接続された第3の抵抗と、前記の第3の抵抗によって生成される電圧を入力とする第1の電圧駆動型スイッチング素子と、その制御端子に流れる電流によって駆動する電流駆動型トランジスタとを備える。前記の第3の抵抗は、前記のフォトトランジスタが出力する電流によって第1の電圧を生成し、前記の第1の電圧駆動型スイッチング素子は、前記の第1の電圧が生成されるとオンして、前記の電流駆動型トランジスタの前記の制御端子に電流を流し、前記の電流駆動型トランジスタは、前記の制御端子に電流が流れると、前記の第3の抵抗にさらなる電流を出力し、前記の第3の抵抗は、前記の電流駆動型トランジスタが出力する電流によって、前記の第1の電圧よりも大きい第2の電圧を生成する。
好ましくは、前記の電源回路において、前記の電源停止回路は、フォトカプラを備える。前記のフォトカプラの受光素子は、前記の第3の抵抗に並列に接続され、前記の受光素子は、前記のフォトカプラの発光素子が前記の第2の信号によって発光すると通電して、前記の第3の抵抗に代わって電流を流す。
好ましくは、前記の電源回路において、前記の電源開閉回路は、第2の電圧駆動型スイッチング素子を備える。前記の第2の電圧駆動型スイッチング素子は、前記の第3の抵抗によって生成された電圧を入力し、その入力した電圧に応じて、オン又はオフする。
好ましくは、前記の制御信号は、前記の外部制御信号受信回路によって受信され、前記の電源回路を起動するために用いられるヘッダー信号部と、前記の動作信号受信回路によって受信され、前記の電気機器を制御するために用いられる主信号部とから成る。
本発明による電源装置は、前記の電源回路と、前記の電源回路に前記の制御信号として光信号を送信する外部制御信号発信手段とを備える。
本発明による電源システムは、前記の電源装置と、前記の電源装置における前記の主電源回路から出力される電圧を用いて、前記の電気機器を制御する機器制御回路と、前記の機器制御回路に接続された前記の電気機器とを備える。
本発明によれば、電気機器の待機電力を削減でき、かつ、安定した動作が可能な電気機器の電源回路、及びその電源回路を含む電源装置を実現できる。
以下に、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施の形態による電源装置の構成を示すブロック図である。この電源装置は、電気機器2の制御を行う機器制御回路4に接続され、その機器制御回路4を介して、電気機器2に電力を供給する。図1に示されるように、本実施の形態による電源装置は、電源回路6と、その電源回路6に対して制御信号を発信する外部制御信号発信手段8とを備える。電源回路6は、交流電源10、整流回路12、副電源回路16、電源起動回路18、外部制御信号受信回路20、電源停止回路22、電源開閉回路24、平滑コンデンサ26、主電源回路28、及び動作信号受信回路30を備える。外部制御信号発信手段8は、例えば、赤外線リモートコントローラ(以下、略して「リモコン」という。)である。
整流回路12は、例えば、交流電源10を入力とするダイオードブリッジである。図1において、整流回路12は、4つのダイオード32,34,36,38を備える。平滑コンデンサ26、及び主電源回路28は、それぞれ、整流回路12に並列に接続される。
副電源回路16、及び電源起動回路18は、整流回路12と平滑コンデンサ26との間で、整流回路12に並列に接続される。電源開閉回路24は、整流回路12と平滑コンデンサ26とを接続する2つの電源ラインの一方において、副電源回路16と平滑コンデンサ26との間に設けられる。動作信号受信回路30及び機器制御回路4は、主電源回路28に接続される。
以下に、図1の電源装置の動作を説明する。
整流回路12は、交流電源10が出力する交流電圧を整流する。平滑コンデンサ26は、整流回路12から出力される直流電圧を平滑する。主電源回路28は、平滑コンデンサ7が充電されると、その平滑コンデンサ7の電圧を入力とし、その入力電圧に基づいて、動作信号受信回路30及び機器制御回路4に、それぞれ、電圧(電力)を供給する。動作信号受信回路30、及び機器制御回路4は、主電源回路28から電圧が供給されると駆動する。
副電源回路16は、整流回路12から出力される直流電圧を分圧して、外部制御信号受信回路20に所定の電圧を出力する。外部制御信号受信回路20は、副電源回路16から所定の電圧が供給され、外部制御信号発信手段26から電気機器2の起動を指示する制御信号を受信すると、電源起動回路18に所定の信号を出力する。電源起動回路18は、外部制御信号受信回路20から信号が入力されると、電源ラインを閉じるように電源開閉回路24に信号を出力する。
動作信号受信回路30は、主電源回路28から電圧が供給されると駆動して、外部制御信号発信手段8からの制御信号を受信する。動作信号受信回路30は、その制御信号に応じて、機器制御回路4に信号を出力する。動作信号受信回路30は、電気機器2の停止を指示する制御信号を受信すると、機器制御回路4に所定の信号を出力する。機器制御回路4は、その信号入力によって、電源停止回路22に所定の信号を出力する。電源停止回路22は、機器制御回路4から信号が入力されると、電源ラインを開くように電源開閉回路24に信号を出力する。
電源開閉回路24は、電源起動回路18から信号が入力されると、電源ラインを閉じて、電源ラインに電流を流し、電源停止回路22から信号が入力されると、電源ラインを開けて、電源ラインに流れる電流を遮断する。
以下に、図1の電源装置の構成をより詳細に説明する。図2は、図1に示された電源装置の構成をより詳細に示す回路図である。図2を参照して、副電源回路16、電源起動回路18、外部制御信号受信回路20、電源停止回路22、電源開閉回路24、及び機器制御回路4の構成を順に説明する。副電源回路16は、第1の抵抗器44、第2の抵抗器46、及びコンデンサ48を備える。ここで、第1の抵抗器44、及び第2の抵抗器46は、直列に接続される。つまり、第1の抵抗器44の一端と第2の抵抗器46の一端は、互いに接続される。第1の抵抗器44の他端は、ダイオードブリッジ10の出力端子Aと平滑コンデンサの端子Cとを結ぶ電源ライン(以下、「第1の電源ライン」という。)に接続される。一方、第2の抵抗器46の他端は、ダイオードブリッジ10の出力端子Bと平滑コンデンサ26の端子Dとを結ぶ電源ライン(以下、「第2の電源ライン」という。)に接続される。コンデンサ48は、第2の抵抗器46に並列に接続される。
電源起動回路18は、第1のMOSFET50、バイポーラトランジスタ52、第3の抵抗器54、第4の抵抗器56、第5の抵抗器58、及び第6の抵抗器60を備える。また、それらはラッチ回路を構成する。図2において、第1のMOSFET50は、nチャネルMOSFETであり、バイポーラトランジスタ52は、PNP型トランジスタである。図2に示されるように、バイポーラトランジスタ52のコレクタ(C)端子は、第6の抵抗器60の一端に接続される。このバイポーラトランジスタ52と抵抗器60との接続点は、第1のMOSFET50のゲート(G)端子に接続される。第1のMOSFET50のドレイン(D)端子は、第4の抵抗器56を介して、バイポーラトランジスタ52のベース(B)端子に接続される。バイポーラトランジスタ52のエミッタ(E)端子は、第5の抵抗器58を介して、第1の電源ラインに接続される。第1のMOSFET50のソース(S)端子、及び第6の抵抗器60の他端は、共に、第2の電源ラインに接続される。また、バイポーラトランジスタ52のベース端子とエミッタ端子の間には、バイアス用の第3の抵抗器54が接続される。さらに、電源起動回路18が安定して動作するように、図2に示されるように、第1のMOSFET50に逆並列に還流ダイオード62が接続されてもよい。
外部制御信号受信回路20は、フォトトランジスタ64から成る。フォトトランジスタ64のコレクタ(C)端子は、副電源回路16における第1の抵抗器44と第2の抵抗器46との接続点に接続される。また、フォトトランジスタ64のエミッタ(E)端子は、第6の抵抗器60に接続される。ここで、フォトトランジスタ64と抵抗器60は、直列に接続される。
電源停止回路22は、フォトカプラの受光素子(フォトトランジスタ)66から成る。この受光素子66は、第6の抵抗器60に並列に接続される。つまり、受光素子66のコレクタ(C)端子は、フォトトランジスタ64のエミッタ端子に接続され、受光素子66のエミッタ(E)端子は、第2の電源ラインに接続される。
電源開閉回路24は、第2のMOSFET68から成る。図2において、このMOSFET68は、nチャネルMOSFETである。第2のMOSFET68のゲート(G)端子は、電源起動回路18におけるバイポーラトランジスタ52のコレクタ端子と第6の抵抗器60との接続点、及びフォトトランジスタ64のエミッタ端子と受光素子66との接続点に接続される。第2のMOSFET68のソース(S)端子、及びドレイン(D)端子は、それぞれ、ダイオードブリッジ10の一方の出力端子B、及び平滑コンデンサ26の端子Dに接続される。すなわち、第2のMOSFET68は、第2の電源ラインに設けられる。さらに、第2のMOSFET68に逆並列に還流ダイオード70が接続されてもよい。
機器制御回路4は、発光素子(発光ダイオード)72を含む。発光素子72は、電源停止回路22に含まれる受光素子66と対になって、1つのフォトカプラを構成する。
図2に示される電源装置において、ユーザが、電気機器を駆動させるとき、つまり、赤外線リモコン8が電源回路6に対して電気機器2の起動を指示する信号を発信する場合について説明する。赤外線リモコン8によって、電気機器2の起動を指示する信号が送信されると、電源回路6におけるフォトトランジスタ64がこの信号を受信する。そして、フォトトランジスタ64が電流Iaを出力する。この電流Iaは、第6の抵抗器60に流れて、第6の抵抗器60の両端に電圧が生じる。第6の抵抗器60の両端に生じる電圧は、第1のMOSFET50のゲート端子とソース端子の間(ゲート−ソース間)に印加され、第1のMOSFET50がオンする。次に、第1のMOSFET50がオンすると、第1のMOSFET50に電流Ibが流れる。この電流Ibは、バイポーラトランジスタ52のベース端子に作用し、バイポーラトランジスタ52のコレクタ端子に電流Icが流れる。バイポーラトランジスタ52に電流Icが流れると、第6の抵抗器60に電流Iaと電流Icとを足し合わせた電流が流れ、第6の抵抗器60の両端に第2のMOSFET68がオンするのに必要な電圧が生じる(この電圧は、第1のMOSFET50がオンするのに必要な電圧よりも大きい。)。第6の抵抗器60の両端に生じる電圧は、第2のMOSFET68のゲート−ソース間に印加され、第2のMOSFET68がオンする。第2のMOSFET68がオンすると、第2の電源ラインに電流が流れ、ダイオードブリッジ10と平滑コンデンサ26が電気的に接続される。これにより、平滑コンデンサ26が充電され、結果として、主電源回路26に電力が供給される。
次に、ユーザが、電気機器の動作を停止させるとき、つまり、赤外線リモコン8が電源回路6に対して電気機器2の停止を指示する信号を発信する場合について説明する。赤外線リモコン8によって、電気機器2の停止を指示する信号が送信されると、電源回路6における動作信号受信回路30が、この信号を受信する。動作信号受信回路30は、機器制御回路4に信号を出力する。この信号は、機器制御回路4におけるフォトカプラの発光素子72を発光させる。この発光により、電源停止回路22におけるフォトカプラの受光素子66はオンし、通電する。受光素子66がオンすると、これまで第2の抵抗器60に流れていた電流が、受光素子66に流れるようになるため、抵抗器60の両端の電圧がゼロとなる。抵抗器60の両端の電圧がゼロになると、第2のMOSFET68のゲート−ソース間に印加される電圧がゼロとなり、第2のMOSFET68がオフする。結果として、第2の電源ラインに電流が流れなくなり、ダイオードブリッジ10と平滑コンデンサ26が電気的に分離されるため、主電源回路28への電力供給が停止される。
上述の電源回路6において、第6の抵抗60に電流Icが流れた場合、電源起動回路18におけるラッチ回路のラッチが作動し、第2のMOSFET68がオンする。第2のMOSFET6は、オンしたまま維持される。その後、電源停止回路22におけるフォトカプラの受光素子66がオンすると、ラッチ回路のラッチが解除され、第2のMOSFET68がオフする。つまり、ラッチ回路の出力により、第2のMOSFET68がオンオフし、電源ラインが開閉する。
本実施の形態による電源装置によれば、電気機器の待機時には、副電源回路にのみ電力を供給し、平滑コンデンサ及び主電源回路へは電力を供給しないので、待機時における不要な電力の消費を抑えることができる。従って、電気機器の待機電力を削減することができる。
また、本実施の形態による電源装置によれば、外部制御信号受信回路としてフォトトランジスタを用いるので、フォトダイオードを用いた場合と比較して、外部制御信号受信回路の出力電流が十分に大きくなる。さらに、副電源回路における抵抗器の抵抗値の比を変化させることにより、電源起動回路に供給する電圧を任意に、かつ、確実に設定することができる。従って、本実施の形態による電源装置によれば、電源開閉回路を安定して駆動させることができ、結果として、電源回路を安定に駆動させることが可能になる。
なお、電源起動回路の構成は、上述したものに限られない。電源起動回路が、少なくとも、抵抗器、第1のMOSFET、及びバイポーラトランジスタを含み、それぞれが、上述したように動作すれば、他の構成要素を追加等することも可能である。
なお、本実施の形態による電源装置においては、第1及び第2の電圧駆動型スイッチング素子として、MOSFETを用いたが、例えば、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)等の他のスイッチング素子を用いても同様の効果が得られる。また、電流駆動型スイッチング素子として、PNP型トランジスタの代わりにNPN型トランジスタを用いても同様の効果が得られる。
さらに、本実施の形態による電源装置においては、フォトカプラの発光素子を、電源装置の主電源回路から安定して電圧が供給されるという理由等から、機器制御回路に設けたが、実際は、電源停止回路における受光素子と対になって、電気機器を停止するために用いられる。よって、フォトカプラの発光素子は、電源停止回路の一部とみなすこともできる。さらに、その発光素子は、動作信号受信回路から確実に信号を取得できれば、電源回路における任意の箇所に配置されてよい。
図3は、赤外線リモコン8から電源回路6に送信される制御信号を示すタイミングチャートである。図3に示されるように、制御信号は、ヘッダー信号部80と主信号部82とから成る。さらに、ヘッダー信号部80は、ヘッダーHi部84とヘッダーLo部86とから成る。ここで、ヘッダー信号部80は、電源回路6を起動させる信号であり、主信号部82は、電気機器2を駆動させる信号である。図3に示されるように、赤外線リモコン8は、まず、ヘッダーHi部84の信号を出力し、次に、ヘッダーLo部86の信号を出力し、その後、主信号部82の信号を出力する。
まず、リモコン8がヘッダーHi部84の信号を出力した場合、図1及び図2に示した外部制御信号受信回路20は、それを、電源開閉回路24をオンさせるオン信号と認識し、電源起動回路18を駆動させる。次に、リモコン8は、主電源回路28が機器を駆動するのに必要な電圧を出力するまでの間、ヘッダーLo部86の信号を出力する。その後、機器制御回路4が安定な動作を行えるようになると、リモコン8は、主信号部82の信号を出力する。動作信号受信回路20は、主信号部82の信号を受信すると、機器制御回路4に、その主信号部82の信号に応じた信号を出力する。機器制御回路4は、動作信号受信回路20から出力される信号に応じて、電気機器2を制御する。ヘッダーHi部84、ヘッダーLo部86、及び主信号部82の信号のタイミングは、あらかじめ設定される。
図3に示した信号は、テレビやエアコンなど、遠隔操作するためのリモコンを用いることが一般的な機器に使用される信号である。上記の信号を用いることにより、図1及び図2に示される電源回路に接続された、リモコンを用いる機器を制御する際に、制御信号が、機器の動作に必要な信号が欠けることなく、リモコンから電気機器に送信される。
以下に、本実施の形態に記載の電源回路を用いた機器として、空気調和機を説明する。一般に、テレビやビデオなどのように利用者の手の届くところに設置される機器では、利用者が電源スイッチを入り切りすることにより、待機電力の削減に努めることが可能である。一方、空気調和機では、空気調和機本体に設けられる電源スイッチは、居室上部に設置されている室内機内にあり、利用者の手の届きにくいところで、容易に入り切りできないことがある。そのため、待機時の消費電力が削減できる本実施の形態による電源回路を空気調和機に用いた場合、特に効果的である。
本実施の形態による電源装置においては、制御信号が、電源回路を動作させるヘッダー信号部と、電気機器を駆動させる主信号部とから構成されるので、機器の制御に必要な信号を過不足なくリモートコントローラから電気機器に送信することができる。
本発明にかかる電源回路、電源装置、及び電源システムは、電気機器の待機電力を削減でき、かつ、安定した動作が可能であり、電気機器の電源、及びその電源を含むシステムとして有用である。
本発明による電源装置の構成を示すブロック図。 図1の電源装置の構成をより詳細に示す回路図。 外部制御信号発信手段が発信する制御信号を示すタイムチャート。 従来の電源装置の構成を示す回路図。
符号の説明
2 電気機器
4 機器制御回路
6 電源回路
8 赤外線リモコン
10 交流電源
12 整流回路
14 副電源回路
18 電源起動回路
20 外部制御信号受信回路
22 電源停止回路
24 電源開閉回路
26 平滑コンデンサ
28 主電源回路
30 動作信号受信回路
44,46,54,56,58,60 抵抗器
50,68 電圧駆動型スイッチング素子
52 電流駆動型トランジスタ
64 フォトトランジスタ
66 フォトカプラの受光素子
72 フォトカプラの発光素子

Claims (9)

  1. 電気機器に電力を供給する電源回路であって、
    交流電源から出力される交流信号を整流して直流信号にする整流回路と、
    前記整流回路から出力される直流信号を平滑する平滑コンデンサと、
    前記平滑コンデンサが充電されると、前記平滑コンデンサの電圧を入力し、所定の電圧を出力する主電源回路と、
    前記整流回路と前記平滑コンデンサとを接続する2つの電源ラインの一方を開閉する電源開閉回路と、
    外部から送信される制御信号に応じて前記電源開閉回路を制御する電源開閉制御回路と
    を備え、
    前記電源開閉制御回路は、
    前記整流回路の出力電圧を分圧して所定の電圧を出力する副電源回路と、
    前記副電源回路から前記所定の電圧が入力され、かつ、外部から前記電気機器の起動を指示する起動制御信号を受信すると、第1の信号を出力する外部制御信号受信回路と、
    外部から前記電気機器の停止を指示する停止制御信号を受信すると、第2の信号を出力する動作信号受信回路と、
    前記第1の信号を入力すると、前記電源ラインを閉じるように前記電源開閉回路を制御する電源起動回路と、
    前記第2の信号を入力すると、前記電源ラインを開くように前記電源開閉回路を制御する電源停止回路と
    を備える回路。
  2. 前記外部制御信号受信回路がフォトトランジスタを備える請求項1に記載の電源回路。
  3. 前記副電源回路が、互いに直列に接続された第1の抵抗及び第2の抵抗を備え、
    前記第1の抵抗及び第2の抵抗が、前記整流回路の出力電圧を分圧するように、前記整流回路に並列に接続される請求項1又は2に記載の電源回路。
  4. 前記電源起動回路が、
    前記フォトトランジスタに直列に接続された第3の抵抗と、
    前記第3の抵抗によって生成される電圧を入力とする第1の電圧駆動型スイッチング素子と、
    その制御端子に流れる電流によって駆動する電流駆動型トランジスタと
    を備え、
    前記第3の抵抗は、前記フォトトランジスタが出力する電流によって第1の電圧を生成し、
    前記第1の電圧駆動型スイッチング素子は、前記第1の電圧が生成されるとオンして、前記電流駆動型トランジスタの前記制御端子に電流を流し、
    前記電流駆動型トランジスタは、前記制御端子に電流が流れると、前記第3の抵抗にさらなる電流を出力し、
    前記第3の抵抗は、前記電流駆動型トランジスタが出力する電流によって、前記第1の電圧よりも大きい第2の電圧を生成する請求項2又は3に記載の電源回路。
  5. 前記電源停止回路が、フォトカプラを備え、
    前記フォトカプラの受光素子が、前記第3の抵抗に並列に接続され、
    前記受光素子は、前記フォトカプラの発光素子が前記第2の信号によって発光すると通電して、前記第3の抵抗に代わって電流を流す請求項4に記載の電源回路。
  6. 前記電源開閉回路が、第2の電圧駆動型スイッチング素子を備え、
    前記第2の電圧駆動型スイッチング素子は、前記第3の抵抗によって生成された電圧を入力し、その入力した電圧に応じて、オン又はオフする請求項4又は5に記載の電源回路。
  7. 前記制御信号が、
    前記外部制御信号受信回路によって受信され、前記電源回路を起動するために用いられるヘッダー信号部と、
    前記動作信号受信回路によって受信され、前記電気機器を制御するために用いられる主信号部と
    から成る請求項1から6のいずれかに記載の電源回路。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の電源回路と、前記電源回路に前記制御信号として光信号を送信する外部制御信号発信手段とを備える電源装置。
  9. 請求項8に記載の電源装置と、
    前記電源装置における前記主電源回路から出力される電圧を用いて、前記電気機器を制御する機器制御回路と、
    前記機器制御回路に接続された前記電気機器と
    を備える電源システム。
JP2003322868A 2003-09-16 2003-09-16 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム Pending JP2005094880A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003322868A JP2005094880A (ja) 2003-09-16 2003-09-16 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003322868A JP2005094880A (ja) 2003-09-16 2003-09-16 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005094880A true JP2005094880A (ja) 2005-04-07

Family

ID=34454100

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003322868A Pending JP2005094880A (ja) 2003-09-16 2003-09-16 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005094880A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101084540B1 (ko) * 2009-09-10 2011-11-17 중앙대학교 산학협력단 에너지 스캐밴징을 이용한 대기전력 저감 시스템 및 전기전자장치
JP2012083090A (ja) * 2010-10-15 2012-04-26 Hitachi Appliances Inc 電子機器
JP2012083091A (ja) * 2010-10-15 2012-04-26 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2014153000A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Daikin Ind Ltd 消費電力削減装置
KR20190119834A (ko) * 2018-04-13 2019-10-23 엘지전자 주식회사 공기조화기

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101084540B1 (ko) * 2009-09-10 2011-11-17 중앙대학교 산학협력단 에너지 스캐밴징을 이용한 대기전력 저감 시스템 및 전기전자장치
JP2012083090A (ja) * 2010-10-15 2012-04-26 Hitachi Appliances Inc 電子機器
JP2012083091A (ja) * 2010-10-15 2012-04-26 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2014153000A (ja) * 2013-02-08 2014-08-25 Daikin Ind Ltd 消費電力削減装置
KR20190119834A (ko) * 2018-04-13 2019-10-23 엘지전자 주식회사 공기조화기
KR102145895B1 (ko) * 2018-04-13 2020-08-19 엘지전자 주식회사 공기조화기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2006033723A (ja) 電力制御用光結合素子およびこの電力制御用光結合素子を用いた電子機器
JP6421047B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2007174409A (ja) 2線式電子スイッチ
KR20160021507A (ko) 전원장치 및 그의 구동방법
US7375990B2 (en) Switching power device
US20160126850A1 (en) Integrated primary startup bias and mosfet driver
WO2018107779A1 (zh) Led驱动电路
JP2005094880A (ja) 電気機器の電源回路、及びその電源回路を備える電源装置、並びに、その電源装置を含む電源システム
WO2017164029A1 (ja) 電子スイッチ装置及び電子スイッチシステム
JP2006246565A (ja) スイッチング電源装置
JP2017175566A (ja) 電子スイッチ装置及び電子スイッチシステム
JP2016158387A (ja) 絶縁同期整流型dc/dcコンバータ、同期整流コントローラ、それを用いた電源装置、電源アダプタおよび電子機器
JP6563648B2 (ja) 絶縁型のdc/dcコンバータ、1次側コントローラ、同期整流コントローラ、それを用いた電源装置、電源アダプタおよび電子機器
JP2007329996A (ja) スイッチング電源装置
JP2001275347A (ja) 電源装置
US9681524B2 (en) Start up circuit for digital addressable lighting interface stand by compatible driver
JP4291598B2 (ja) スイッチング電源装置
WO2014116100A1 (en) Constant current led driver for ssl device using hv-dmos
JP6101744B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4442559B2 (ja) 2線式電子スイッチ
JP2007236111A (ja) 負荷駆動装置用二電源型電源装置
JP2008206274A (ja) スイッチング制御回路及びスイッチング電源回路
JP4348493B2 (ja) 電源回路
JP2000270544A (ja) スイッチング電源装置
JP2002136121A (ja) スイッチング電源装置