JP2002136121A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置

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JP2002136121A
JP2002136121A JP2000326140A JP2000326140A JP2002136121A JP 2002136121 A JP2002136121 A JP 2002136121A JP 2000326140 A JP2000326140 A JP 2000326140A JP 2000326140 A JP2000326140 A JP 2000326140A JP 2002136121 A JP2002136121 A JP 2002136121A
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winding
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capacitor
switching element
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Masami Takahashi
正己 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な回路で構成できる自励ハーフブリッジ方
式スイッチング電源装置を提供する。 【解決手段】入力巻線31は第一のスイッチング素子2
1と第二のスイッチング素子22のオン・オフによって
両方向に駆動され、出力巻線32と第一の駆動巻線33
1と第二の駆動巻線332とに電圧を誘起する。第一の
駆動回路41は、スイッチング素子2のオン期間に、第
一の時定数回路411のコンデンサC1が所定値まで充
電されたときに、前記スイッチング素子2を遮断する。
第二の駆動回路42は、スイッチング素子2のオン期間
に、駆動巻線331に誘起される電圧で、第一の時定数
回路411のコンデンサC1が所定値まで充電されたと
きに、前記スイッチング素子2を遮断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
装置に関し、電力変換用変圧器の出力巻線とは別に設け
られた駆動巻線に生じる電圧を利用して、スイッチング
素子にオン、オフ信号を与え、IC等の発振器を備えな
い簡単な回路構成で自励式のスイッチング動作をさせ得
る、ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源装置は、メインのスイ
ッチング素子にスイッチング動作をさせる発振回路の構
成方法によって、自励式と他励式とに分けることができ
る。他励式をとるスイッチング電源では、メインのスイ
ッチング素子を、IC等で構成される別に設けられた発
振器によって駆動するため、多くの回路部品を必要と
し、小形で低コストのものを実現することが困難であ
る。また、自励式としてよく知られているリンギング.
チョーク.コンバータ方式のスイッチング電源は、スイ
ッチング素子の利用効率が低く、小電力用にしか使用で
きないという問題点を有している。
【0003】このような問題点の解決を目的とした従来
技術としては、本発明者により提案された実公平6−1
9328号公報に記載されたものが知られている。この
従来技術では、電力変換用変圧器に、メインのスイッチ
ング素子のオン期間にその制御電極を正方向にバイアス
する第3の巻線を備えさせると共に、前記スイッチング
素子の入力側を短絡して該スイッチング素子をオフさせ
る第1の駆動回路及び前記スイッチング素子をオンさせ
る第2の駆動回路を備えることにより、発振回路を備え
ることなく、自励式でスイッチング動作を継続するよう
にし、フォワード方式や直流重畳型フライバック方式ス
イッチング電源装置に適用できるよう構成してある。
【0004】しかしながら、一石フォワード方式や直流
重畳型フライバック方式スイッチング電源装置は、電力
変換用変圧器の励磁を片側でしか行わないため、変圧器
の利用効率が低いという欠点を有している。
【0005】これに対し、ハーフブリッジ方式のスイッ
チング電源装置は、変圧器の励磁を両側で行うため、変
圧器の利用効率が高く、変圧器の小型化が容易である。
また、スイッチング素子に印加される電圧も入力電圧で
クランプされるので、スイッチング素子の小型化も容易
である等の利点を有しているが、以下の問題も有してい
る。
【0006】ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置
は、従来からよく知られた方式であり、一般的には他励
式が多用されている。他励ハーフブリッジ方式スイッチ
ング電源装置は、2個のスイッチング素子が同時にオン
しないように、休止期間を設けて2個のスイッチング素
子を駆動する。休止期間は、電力変換用変圧器やスイッ
チング素子の利用効率を低下させる。休止期間は、スイ
ッチング電源装置の動作周波数が高くなるほど、その値
を大きくする必要があり、昨今のスイッチング電源装置
の高周波化に伴い、電力変換用変圧器やスイッチング素
子の利用効率を更に低下させている。
【0007】また、ハーフブリッジ方式スイッチング電
源装置の出力整流平滑回路に電界効果トランジスタで構
成された同期整流素子を用い、そのゲート駆動電圧に出
力巻線電圧を利用する場合、前記休止期間において、前
記ゲート駆動電圧がなくなるため、同期整流素子の内臓
ダイオードがオンし、同期整流素子の損失を増大させ
る。
【0008】前記休止期間においても、同期整流素子に
駆動電圧を印加し、同期整流素子をオン状態に維持する
技術も提案されているが(例えば特公昭63−3623
0号公報)、部品点数が多くなり、回路構成も複雑とな
る問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
な回路で構成できる自励ハーフブリッジ方式スイッチン
グ電源装置を提供することである。
【0010】本発明のもう一つの課題は、電力変換用変
圧器に休止期間がなく、効率の高い自励ハーフブリッジ
方式スイッチング電源装置を提供することである。
【0011】本発明の更にもう一つの課題は、簡単な回
路構成で、損失の少ない同期整流回路を備えた自励ハー
フブリッジ方式スイッチング電源装置を提供することで
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ため、本発明に係るスイッチング電源装置は、入力電圧
分圧回路と、スイッチング回路と、変圧器と、第1の駆
動回路と、第2の駆動回路と、出力整流平滑回路とを含
む。
【0013】前記入力電圧分圧回路は、少なくとも2個
のコンデンサを直列に接続したコンデンサ直列回路を含
み、コンデンサ接続点に、直流入力電圧の分圧電圧を出
力する。
【0014】前記スイッチング回路は、第1のスイッチ
ング素子と第2のスイッチング素子との直列回路を含
み、前記2個のコンデンサの直列回路と並列に接続され
る。第1のスイッチング素子及び第2のスイッチング素
子は交互にオン、オフする。
【0015】前記変圧器は、入力巻線と、出力巻線と、
第1の駆動巻線と、第2の駆動巻線とを含む。前記入力
巻線は、前記コンデンサ接続点と、前記第1のスイッチ
ング素子及び前記第2のスイッチング素子の接続点との
間に接続され、前記第1のスイッチング素子及び前記第
2のスイッチング素子のオン、オフによって両方向に駆
動される。前記出力巻線、前記第1の駆動巻線及び前記
第2の駆動巻線は電圧を誘起する。
【0016】前記出力巻線はセンタータップを含む。前
記第1の駆動巻線は、前記第1のスイッチング素子がオ
ンとなったとき、前記第1の駆動巻線に誘起する電圧
で、前記第1のスイッチング素子の制御電極を導通方向
にバイアスする。
【0017】前記第2の駆動巻線は、前記第2のスイッ
チング素子がオンとなったとき、前記第2の駆動巻線に
誘起する電圧で、前記第2のスイッチング素子の制御電
極を導通方向にバイアスする。
【0018】前記第1の駆動回路は、抵抗とコンデンサ
との直列回路を含む第1の時定数回路と、前記第1の時
定数回路に並列接続された第1のオフ駆動スイッチとを
含み、前記第1の駆動巻線の両端間に接続され、前記第
1のスイッチング素子のオン期間に、前記第1の時定数
回路のコンデンサを充電し、前記第1の時定数回路のコ
ンデンサが所定値まで充電されたときに前記第1のオフ
駆動スイッチをオンし、前記第1のスイッチング素子の
入力側を短絡して、前記第1のスイッチング素子を遮断
する。
【0019】前記第2の駆動回路は、抵抗とコンデンサ
との直列回路を含む第2の時定数回路と、前記第2の時
定数回路に並列接続された第2のオフ駆動スイッチとを
含み、前記第2の駆動巻線の両端間に接続され、前記第
2のスイッチング素子のオン期間に、前記第2の時定数
回路のコンデンサを充電し、前記第2の時定数回路のコ
ンデンサが所定値まで充電されたときに前記第2のオフ
駆動スイッチをオンし、前記第2のスイッチング素子の
入力側を短絡して、前記第2のスイッチング素子を遮断
する。
【0020】前記出力整流平滑回路は、前記出力巻線の
両端と、センタータップとの間に接続され、前記出力巻
線に誘起した電圧を整流、平滑して出力する。
【0021】上述したスイッチング電源装置において、
入力電圧分圧回路は、少なくとも2個のコンデンサを直
列に接続したコンデンサ直列回路を含み、コンデンサ接
続点に、直流入力電圧の分圧電圧を出力する。前記スイ
ッチング回路は、交互にオン、オフする第1のスイッチ
ング素子と第2のスイッチング素子との直列回路を含
み、前記コンデンサ直列回路と並列に接続される。前記
変圧器は、入力巻線と、出力巻線と、第1の駆動巻線
と、第2の駆動巻線とを含む。前記入力巻線は、前記コ
ンデンサ接続点と、前記第1のスイッチング素子及び前
記第2のスイッチング素子との接続点との間に接続され
ている。このため、前記第1のスイッチング素子及び前
記第2のスイッチング素子のいずれか一方、例えば、前
記第1のスイッチング素子がオンとなると、前記第1の
スイッチング素子を介して、前記入力巻線に直流入力電
圧の分圧電圧が印加され、入力電流が流れる。この入力
電流によって、前記出力巻線と前記第1の駆動巻線と前
記第2の駆動巻線とに電圧が誘起する。
【0022】前記第1の駆動巻線は、前記第1のスイッ
チング素子がオンとなったとき、前記第1の駆動巻線に
誘起する電圧で、前記第1のスイッチング素子の制御電
極を導通方向にバイアスする。このため、前記第1のス
イッチング素子は完全にオンとなる。
【0023】前記第1の駆動回路は、抵抗とコンデンサ
との直列回路を含む第1の時定数回路と、前記第1の時
定数回路に並列接続された第1のオフ駆動スイッチとを
含み、前記第1の駆動巻線の両端間に接続され、前記第
1のスイッチング素子のオン期間に、前記第1の時定数
回路のコンデンサを充電し、前記第1の時定数回路のコ
ンデンサが所定値まで充電されたときに前記第1のオフ
駆動スイッチをオンし、前記第1のスイッチング素子の
入力側を短絡して、前記第1のスイッチング素子を遮断
する。
【0024】このため、前記第1のスイッチング素子が
オンとなった後、前記第1の時定数回路のコンデンサの
電位はしだいに上昇する。前記第1の時定数回路のコン
デンサが所定値まで充電されると、前記第1のオフ駆動
スイッチがオンし、前記第1のスイッチング素子の入力
側を短絡して、前記第1のスイッチング素子を遮断す
る。
【0025】前記第1のスイッチング素子が遮断する
と、前記変圧器に逆方向電圧が発生する。この逆方向電
圧は前記第2のスイッチング素子をオンにする。前記第
2のスイッチング素子がオンとなると、前記第2のスイ
ッチング素子を介して、直流入力電圧の分圧電圧が前と
は逆方向に前記入力巻線に印加される。
【0026】前記第2の駆動巻線は、前記第2のスイッ
チング素子がオンとなったとき、前記第2の駆動巻線に
誘起する電圧で、前記第2のスイッチング素子の制御電
極を導通方向にバイアスする。このため、前記第2のス
イッチング素子は完全にオンとなる。
【0027】前記第2の駆動回路は、抵抗とコンデンサ
との直列回路を含む第2の時定数回路と、前記第2の時
定数回路に並列接続された第2のオフ駆動スイッチとを
含み、前記第2の駆動巻線の両端間に接続され、前記第
2のスイッチング素子のオン期間に、前記第2の時定数
回路のコンデンサを充電し、前記第2の時定数回路のコ
ンデンサが所定値まで充電されたときに前記第2のオフ
駆動スイッチをオンし、前記第2のスイッチング素子の
入力側を短絡して、前記第2のスイッチング素子を遮断
する。
【0028】このため、前記第2のスイッチング素子が
オンとなった後、前記第2の時定数回路のコンデンサの
電位はしだいに上昇する。前記第2の時定数回路のコン
デンサが所定値まで充電されると、前記第2のオフ駆動
スイッチがオンし、前記第2のスイッチング素子の入力
側を短絡して、前記第2のスイッチング素子を遮断す
る。
【0029】前記第1、第2のスイッチング素子は、こ
の繰り返しにより、自励的にオン、オフ駆動され、前記
入力巻線を両方向に駆動し、前記出力巻線と、前記駆動
巻線とに継続的に高周波電圧を誘起する。
【0030】前記出力整流平滑回路は、前記出力巻線に
誘起された電圧を整流、平滑して出力するから、前記出
力整流平滑回路の出力端子に任意の直流出力電圧を発生
する。
【0031】このように、上述の構成によれば、簡単な
回路で自励ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置を
提供することができる。
【0032】また、上述のスイッチング電源装置は、電
力変換用変圧器に休止期間がなく、効率の高いスイッチ
ング電源装置とすることができる。
【0033】前記スイッチング電源装置は、出力安定化
回路を含む構成とすることができる。前記出力安定化回
路は、出力電圧検出回路と、時定数制御回路とを含み、
前記出力電圧検出回路は、前記出力整流平滑回路の出力
を検出し、前記時定数制御回路は、前記出力整流平滑回
路の出力に応じて、前記第1の時定数回路の時定数を制
御する構成とすれば、入力電圧の変動や、負荷の変動に
対しても安定した電圧を出力するスイッチング電源装置
とすることができる。
【0034】前記出力電圧検出回路と、前記時定数制御
回路を、発光素子と受光素子とを含む光結合素子で構成
することができる。このようにすれば、入力側と出力側
との電気的な絶縁も確実に行え、簡単な回路で出力安定
化回路が構成できる。
【0035】本発明は、更に、同期整流回路を備えたス
イッチング電源装置についても開示する。自励式スイッ
チング電源装置では、変圧器の休止期間を無くすことが
できるため、変圧器の出力巻線に発生する電圧を同期整
流素子の駆動電圧に用いても、損失の発生を抑制できる
利点がある。
【0036】このため、簡単な回路構成で、損失の少な
い同期整流回路を備えたスイッチング電源装置を提供す
ることができる。
【0037】本発明の他の目的、構成および利点につい
ては、添付図面を参照して、更に詳しく説明する。図面
は単なる例示に過ぎない。
【0038】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るスイッチン
グ電源装置の一実施例を示す電気回路図である。図示さ
れたスイッチング電源装置は、入力電圧分圧回路1と、
スイッチング回路2と、変圧器3と、第1の駆動回路4
1と、第2の駆動回路42と、出力整流平滑回路5とを
含んでいる。
【0039】Eは直流入力電圧源、Lは負荷である。直
流入力電圧源Eは、本発明の内部要素であっても、外部
要素であってもよく、バッテリや、その他の直流電圧
源、あるいは交流電圧を整流回路を介して直流に変換し
た電圧の何れでも利用できる。直流入力電圧源Eは、直
流入力端子Tiに接続される。
【0040】入力電圧分圧回路1は、少なくとも2個の
コンデンサ11、12の直列回路を含む。コンデンサ1
1、12によるコンデンサ直列回路は、直流入力端子T
iを介して直流入力電圧源Eに接続され、コンデンサ1
1、12の接続点に、直流入力電圧Vinの分圧電圧を
出力する。
【0041】スイッチング回路2は、交互にオン、オフ
する第1のスイッチング素子21と第2のスイッチング
素子22との直列回路を含み、コンデンサ11、12に
よるコンデンサ直列回路と並列に接続される。第1、第
2のスイッチング素子21、22は、供給された直流入
力電圧Vinの分圧電圧を高周波でスイッチングできれ
ばよく、典型的にはバイポーラトランジスタや電界効果
トランジスタ等の半導体素子が用いられる。本実施例で
は電界効果トランジスタで構成される。
【0042】電力変換用の変圧器3は、入力巻線31
と、出力巻線32と、第1の駆動巻線331と、第2の
駆動巻線332とを含んでいる。
【0043】入力巻線31は、コンデンサ11、12の
接続点と、第1のスイッチング素子21及び第2のスイ
ッチング素子22の接続点との間に接続され、第1のス
イッチング素子21及び第2のスイッチング素子22の
オン、オフによって両方向に駆動され、出力巻線32と
第1の駆動巻線331と第2の駆動巻線332とに電圧
を誘起する。出力巻線32はセンタータップを含んでい
る。
【0044】第1の駆動巻線331は、第1のスイッチ
ング素子21がオンとなったとき、第1の駆動巻線33
1に誘起する電圧で、第1のスイッチング素子21のゲ
ートG(制御電極)を正方向にバイアスするよう極性付
けられて、第1のスイッチング素子21のゲートG、ソ
ースS間に接続される。
【0045】第2の駆動巻線332は、第2のスイッチ
ング素子22がオンとなったとき、第2の駆動巻線33
2に誘起する電圧で、第2のスイッチング素子22のゲ
ートG(制御電極)を正方向にバイアスするよう極性付
けられて、第2のスイッチング素子22のゲートG、ソ
ースS間に接続される。
【0046】第1の駆動回路41は、抵抗R1とコンデ
ンサC1との直列回路を含む第1の時定数回路411
と、第1の時定数回路411に並列接続された第1のオ
フ駆動スイッチQ1とを含んでいる。第1のオフ駆動ス
イッチQ1はNPNトランジスタで構成され、そのベー
スが抵抗R1とコンデンサC1との接続点に接続され
る。第1の駆動回路41は、第1の駆動巻線331の両
端間に接続され、第1のスイッチング素子21のオン期
間に、第1の時定数回路411のコンデンサC1を充電
する。第1の時定数回路411のコンデンサC1が、第
1のオフ駆動スイッチQ1のVBEまで充電されると、
第1のオフ駆動スイッチQ1がオンし、第1のスイッチ
ング素子21の入力側を短絡して、第1のスイッチング
素子21をオフにする。
【0047】第2の駆動回路42は、抵抗R2とコンデ
ンサC2との直列回路を含む第2の時定数回路422
と、第1の時定数回路422に並列接続された第2のオ
フ駆動スイッチQ2とを含んでいる。第2のオフ駆動ス
イッチQ2はNPNトランジスタで構成され、そのベー
スが抵抗R2とコンデンサC2との接続点に接続され
る。第2の駆動回路42は、第2の駆動巻線332の両
端間に接続され、第2のスイッチング素子22のオン期
間に、第2の時定数回路422のコンデンサC2を充電
する。第2の時定数回路422のコンデンサC2が、第
2のオフ駆動スイッチQ2のVBEまで充電されると、
第2のオフ駆動スイッチQ2がオンし、第2のスイッチ
ング素子22の入力側を短絡して、第2のスイッチング
素子22をオフにする。
【0048】直流入力端子Tiと第1、第2のスイッチ
ング素子21、22のゲートG(制御電極)との間にそ
れぞれ接続された抵抗R0は起動用の抵抗である。
【0049】出力整流平滑回路5は、出力巻線32の両
端とセンタータップとの間に接続され、前記出力巻線に
誘起した電圧を整流、平滑して出力する。本実施例で
は、出力巻線32の両端は、それぞれ整流ダイオード5
1、52を介して接続され、その接続点がチョークコイ
ル53と平滑コンデンサ54とを介してセンタータップ
に接続される。平滑コンデンサ54の両端は出力端子T
oに接続される。
【0050】次に、図2を参照して図1に図示した実施
例のスイッチング電源装置の動作を説明する。図2は図
1に図示した実施例のスイッチング電源装置の各部の波
形図である。
【0051】入力直流電圧Vinが印加されると、入力
電圧分圧回路1は、2個のコンデンサ11、12の接続
点に、入力直流電圧Vinの分圧電圧を出力する。同時
に、起動抵抗R0を介して第1、第2のスイッチング素
子21、22のゲートGが付勢され、いずれか一方、例
えば、第1のスイッチング素子21が時刻t1でオンと
なる。入力巻線31には、黒丸で示す極性マークの付さ
れた側を正極性とした入力直流電圧Vinの分圧電圧が
印加され、図2(A)に示す電圧Vnpが発生する。出
力巻線32には図示しない誘起電圧が発生し、第1、第
2の駆動巻線331、332にはそれぞれ図2(B)、
(C)に示す誘起電圧Vnfb1、Vnfb2が発生す
る。
【0052】第1の駆動巻線331の誘起電圧Vnfb
1は、コンデンサおよびバイアス抵抗を介して第1のス
イッチング素子21のゲートGを正方向にバイアスし、
第1のスイッチング素子21を完全にオンにするととも
に、第1の時定数回路411のコンデンサC1を充電す
る。第1の時定数回路411のコンデンサC1は、図2
(D)に示すごとく、その時定数にしたがい上昇を開始
する。他方、第2の時定数回路422のコンデンサC2
は図2(E)に示すごとく放電を開始する。時刻t2に
至り、第1の時定数回路411のコンデンサC1の電圧
VC1がオフ駆動スイッチQ1のVBE(0.6V)ま
で充電されると、オフ駆動スイッチQ1がオンとなっ
て、第1のスイッチング素子21のゲート、ソース間を
短絡し、第1のスイッチング素子21がオフとなる。
【0053】第1のスイッチング素子21がオフとなる
と変圧器3に逆方向電圧が発生する。この逆方向電圧
は、図2(C)に示すごとく第2の駆動巻線332にも
発生し、第2のスイッチング素子22をオンにする。第
2のスイッチング素子22がオンとなると、第2のスイ
ッチング素子22を介して、直流入力電圧Vinの分圧
電圧が時刻t2以前とは逆方向に入力巻線31に印加さ
れる。出力巻線32にも、時刻t2以前とは逆方向の誘
起電圧が発生し、第1、第2の駆動巻線331、332
にも、図2(B)、(C)に示すごとく、それぞれ時刻
t2以前とは逆方向の誘起電圧Vnfb1、Vnfb2
が発生する。
【0054】第2の駆動巻線332の誘起電圧Vnfb
2は、コンデンサおよびバイアス抵抗を介して第2のス
イッチング素子22のゲートGを正方向にバイアスし、
第2のスイッチング素子22を完全にオンにするととも
に、第2の時定数回路422のコンデンサC2を充電す
る。第2の時定数回路422のコンデンサC2は、図2
(E)に示すごとく、その時定数にしたがい上昇を開始
する。他方、第1の時定数回路411のコンデンサC1
は図2(D)に示すごとく放電を開始する。時刻t3に
至り、第2の時定数回路422のコンデンサC2の電圧
VC2がオフ駆動スイッチQ2のVBE(0.6V)ま
で充電されると、オフ駆動スイッチQ2がオンとなっ
て、第2のスイッチング素子22のゲート、ソース間を
短絡し、第2のスイッチング素子22がオフとなる。
【0055】第1、第2のスイッチング素子21、22
は、この繰り返しにより自励的にオン、オフ駆動され、
入力巻線31を両方向に駆動し、出力巻線32に継続的
に高周波電圧を誘起する。
【0056】第1のスイッチング素子21のオン期間に
出力巻線32に誘起された電圧は、整流ダイオード51
を介して整流される。第2のスイッチング素子22のオ
ン期間に出力巻線32に誘起された電圧は、整流ダイオ
ード52を介して整流される。整流された電圧は、チョ
ークコイル53と平滑コンデンサ54とで平滑され、出
力端子Toを介して負荷Lに供給される。
【0057】出力整流平滑回路5は、出力巻線31に誘
起された電圧を整流、平滑して出力するから、出力整流
平滑回路5の出力端子Toに任意の直流出力電圧を発生
する。
【0058】このように、上述の構成によれば、簡単な
回路で自励ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置を
構成することができる。また、上述のスイッチング電源
装置は、電力変換用の変圧器3に休止期間がないため、
効率の高いスイッチング電源装置とすることができる。
【0059】本発明に係るスイッチング電源装置は出力
安定化回路を備えることができる。次に、出力安定化回
路を備えた本発明に係るスイッチング電源装置について
説明する。
【0060】図3は、出力安定化回路を備えた本発明に
係るスイッチング電源装置の一実施例を示す電気回路図
である。図において、図1に現れた構成部分と同一の構
成部分については、同一の参照符号を付してある。
【0061】図示されたスイッチング電源装置は、入力
電圧分圧回路1と、スイッチング回路2と、変圧器3
と、第1の駆動回路41と、第2の駆動回路42と、出
力整流平滑回路5と、出力安定化回路6とを含んでい
る。図示されたスイッチング電源装置において、入力電
圧分圧回路1と、スイッチング回路2と、変圧器3と、
第1の駆動回路41と、第2の駆動回路42と、出力整
流平滑回路5とは図1に図示した実施例と同様に構成さ
れているため説明を省略する。以下、出力安定化回路6
について説明する。
【0062】出力安定化回路6は、出力電圧検出回路6
1と、時定数制御回路62とを含んでいる。出力電圧検
出回路61は、出力端子To間に接続された抵抗分圧回
路611と、同じく出力端子To間に接続された抵抗6
12とフォトダイオード613とシャントレギュレータ
614との直列回路を含んでいる。抵抗分圧回路611
の分圧点はシャントレギュレータ614の制御電極に接
続される。時定数制御回路62は抵抗621とフォトト
ランジスタ622とを含んでいる。フォトトランジスタ
622はフォトダイオード613と光結合し、一方の電
極が抵抗621を介して直流入力ラインaに接続され、
他方の電極が、第1の時定数回路411の抵抗R1とコ
ンデンサC1との接続点に接続される。
【0063】このように構成された出力安定化回路6に
おいて、出力端子Toの出力電圧が設定値より高いと、
シャントレギュレータ614のインピーダンスが低下
し、フォトダイオード613の発光量が増大する。この
ため、フォトトランジスタ622のインピーダンスが低
下し、第1の時定数回路411の時定数が小さくなり、
オフ駆動スイッチQ1のオンタイミングが早くなる。こ
の結果、第1のスイッチング素子21のオン期間が短く
なる方向に制御され、出力電圧が低くなる方向に制御さ
れる。
【0064】他方、出力電圧が設定値より低い場合は、
シャントレギュレータ614のインピーダンスが高くな
り、フォトダイオード613の発光量が少なくなる。こ
のため、フォトトランジスタ622のインピーダンスが
高くなり、第1の時定数回路611の時定数が大きくな
って、オフ駆動スイッチQ1のオンタイミングが遅くな
る。この結果、第1のスイッチング素子22のオン期間
が長くなる方向に制御され、出力電圧が高くなる方向に
制御され出力電圧が安定化する。本実施例のスイッチン
グ電源装置は、スイッチング素子2のオン期間を制御し
て出力電圧を安定化する方式のため、特別な回路を付加
することなく、軽負荷時あるいは無負荷時の出力電圧の
はね上がりを防ぐことも可能となる。このため、本実施
例のスイッチング電源装置は負荷Lの変動および入力直
流電圧Vinの変動に対しても出力電圧を安定に制御で
きる。
【0065】次に、同期整流回路を備えた本発明に係る
スイッチング電源装置について説明する。
【0066】図4は、同期整流回路を備えた本発明に係
るスイッチング電源装置の一実施例を示す電気回路図で
ある。図において、図1ないし図3に現れた構成部分と
同一の構成部分については、同一の参照符号を付してあ
る。
【0067】図示されたスイッチング電源装置は、入力
電圧分圧回路1と、スイッチング回路2と、変圧器3
と、第1の駆動回路41と、第2の駆動回路42と、出
力整流平滑回路5と、出力安定化回路6とを含んでい
る。図示されたスイッチング電源装置において、入力電
圧分圧回路1と、スイッチング回路2と、変圧器3と、
第1の駆動回路41と、第2の駆動回路42と、出力安
定化回路6とは図3に図示した実施例と同様に構成され
ているため説明を省略する。以下、出力整流平滑回路5
について説明する。
【0068】出力整流平滑回路5は、電界効果トランジ
スタで構成された同期整流素子55、56と、チョーク
コイル53と、平滑コンデンサ54とを含んで構成され
る。出力巻線32の一端および他端が、それぞれ同期整
流素子55、56を介して接続され、その接続点と出力
巻線32のセンタータップとの間に、チョークコイル5
3と、平滑コンデンサ54とが接続される。出力巻線3
2の一端に接続された同期整流素子55はその制御電極
が、出力巻線の他端に接続される。出力巻線32の他端
に接続された同期整流素子56はその制御電極が、出力
巻線32の一端に接続される。
【0069】次に、図5を参照して図4に図示した本実
施例のスイッチング電源装置の動作を説明する。図5は
図4に図示した本実施例のスイッチング電源装置の各部
の波形図である。
【0070】本実施例のスイッチング電源装置におい
て、入力電圧分圧回路1と、スイッチング回路2と、変
圧器3と、第1の駆動回路41と、第2の駆動回路42
と、出力安定化回路6とは、図3に図示した実施例と略
同様に動作する。
【0071】入力直流電圧Vinが印加されると、入力
電圧分圧回路1は、2個のコンデンサ11、12の接続
点に、入力直流電圧Vinの分圧電圧を出力する。同時
に、起動抵抗R0を介して第1、第2のスイッチング素
子21、22のゲートGが付勢され、いずれか一方、例
えば、第1のスイッチング素子21が時刻t1でオンと
なる。入力巻線31には、黒丸で示す極性マークの付さ
れた側を正極性とした入力直流電圧Vinの分圧電圧が
印加され、図5(A)に示す電圧Vnpが発生する。出
力巻線32には図示しない誘起電圧が発生し、第1、第
2の駆動巻線331、332にはそれぞれ図5(B)、
(C)に示す誘起電圧Vnfb1、Vnfb2が発生す
る。
【0072】第1の駆動巻線331の誘起電圧Vnfb
1は、コンデンサおよびバイアス抵抗を介して第1のス
イッチング素子21のゲートGを正方向にバイアスし、
第1のスイッチング素子21を完全にオンにするととも
に、第1の時定数回路411のコンデンサC1を充電す
る。第1の時定数回路411のコンデンサC1は、図5
(D)に示すごとく、その時定数にしたがい上昇を開始
する。他方、第2の時定数回路422のコンデンサC2
は図5(E)に示すごとく放電を開始する。時刻t2に
至り、第1の時定数回路411のコンデンサC1の電圧
VC1がオフ駆動スイッチQ1のVBE(0.6V)ま
で充電されると、オフ駆動スイッチQ1がオンとなっ
て、第1のスイッチング素子21のゲート、ソース間を
短絡し、第1のスイッチング素子21がオフとなる。
【0073】第1のスイッチング素子21がオフとなる
と変圧器3に逆方向電圧が発生する。この逆方向電圧
は、図5(C)に示すごとく第2の駆動巻線332にも
発生し、第2のスイッチング素子22をオンにする。第
2のスイッチング素子22がオンとなると、第2のスイ
ッチング素子22を介して、直流入力電圧Vinの分圧
電圧が時刻t2以前とは逆方向に入力巻線31に印加さ
れ、出力巻線32および図5(B)、(C)に示すごと
く第1、第2の駆動巻線331、332に、それぞれ時
刻t2以前とは逆方向の誘起電圧Vnfb1、Vnfb
2を発生させる。
【0074】第2の駆動巻線332の誘起電圧Vnfb
2は、コンデンサおよびバイアス抵抗を介して第2のス
イッチング素子22のゲートGを正方向にバイアスし、
第2のスイッチング素子22を完全にオンにするととも
に、第2の時定数回路422のコンデンサC2を充電す
る。第2の時定数回路422のコンデンサC2は、図5
(E)に示すごとく、その時定数にしたがい上昇を開始
する。他方、第1の時定数回路411のコンデンサC1
は、図5(D)に示すごとく放電を開始する。時刻t3
に至り、第2の時定数回路422のコンデンサC2の電
圧VC2がオフ駆動スイッチQ2のVBE(0.6V)
まで充電されると、オフ駆動スイッチQ2がオンとなっ
て、第2のスイッチング素子22のゲート、ソース間を
短絡し、第2のスイッチング素子22がオフとなる。
【0075】第1、第2のスイッチング素子21、22
は、この繰り返しにより自励的にオン、オフ駆動され、
入力巻線31を両方向に駆動し、出力巻線32に継続的
に高周波電圧を誘起する。
【0076】第1のスイッチング素子21のオン期間の
時刻t1から時刻t2の間に出力巻線32に誘起された
電圧は、図5(F)に示すごとく、同期整流素子55の
ゲートを正方向にバイアスし、同期整流素子55をオン
にする。このため、出力電流は、チョークコイル53、
平滑コンデンサ54および負荷L、同期整流素子55を
介して流れる。第2のスイッチング素子22のオン期間
の時刻t2から時刻t3の間に出力巻線32に誘起され
た電圧は、図5(G)に示すごとく、同期整流素子56
のゲートを正方向にバイアスし、同期整流素子56をオ
ンにする。このため、出力電流は、チョークコイル5
3、平滑コンデンサ54および負荷L、同期整流素子5
6を介して流れ、整流、平滑された直流電圧が負荷Lに
供給される。
【0077】このように、本実施例のスイッチング電源
装置は、第1のスイッチング素子21がオフすると同時
に第2のスイッチング素子22がオンし、第2のスイッ
チング素子22がオフすると同時に第1のスイッチング
素子21がオンするため、変圧器3に休止期間が発生し
ない。また、その間、同期整流素子55、56のオン、
オフが交互に継続して行われるため、同期整流素子5
5、56の内臓ダイオードを介して流れる電流を低減で
きるので、同期整流回路の損失を低く抑えることができ
る。
【0078】本実施例のスイッチング電源装置の出力安
定化回路6は、図3に図示した実施例と同様、第1のス
イッチング素子21のオン期間を制御して出力電圧を安
定化する方式である。このため、特別な回路を付加する
ことなく、軽負荷時あるいは無負荷時の出力電圧のはね
上がりを防ぐことも可能となる。このため、本実施例の
スイッチング電源装置は負荷Lの変動および入力直流電
圧Vinの変動に対しても出力電圧を安定に制御でき
る。
【0079】以上、好ましい実施例を参照して本発明の
内容を詳細に説明したが、本発明はこれらに限定される
ものではなく、当業者であれば、その基本的技術思想お
よび教示にもとづき、種々の変形例を想到できることは
自明である。
【0080】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば次の
ような効果を得ることができる。 (A)簡単な回路で構成できる自励ハーフブリッジ方式
スイッチング電源装置を提供することができる。 (B)電力変換用変圧器に休止期間がなく、効率の高い
自励ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置を提供す
ることができる。 (C)簡単な回路構成で、損失の少ない同期整流回路を
備えた自励ハーフブリッジ方式スイッチング電源装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスイッチング電源装置の一実施例
を示す電気回路図である。
【図2】図1に図示した本実施例のスイッチング電源装
置の各部の波形図である。
【図3】出力安定化回路を備えた本発明に係るスイッチ
ング電源装置の一実施例を示す電気回路図である。
【図4】同期整流回路を備えた本発明に係るスイッチン
グ電源装置の一実施例を示す電気回路図である。
【図5】図4に図示した本実施例のスイッチング電源装
置の各部の波形図である。
【符号の説明】
1 入力電圧分圧回路 2 スイッチング回路 21、22 スイッチング素子 3 変圧器 31 入力巻線 32 出力巻線 331 第1の駆動巻線 332 第2の駆動巻線 41 第1の駆動回路 411 第1の時定数回路 42 第2の駆動回路 422 第2の時定数回路 5 出力整流平滑回路 6 出力安定化回路 61 出力電圧検出回路 62 時定数制御回路 C1、C2 コンデンサ R1、R2 抵抗

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力電圧分圧回路と、スイッチング回路
    と、変圧器と、第1の駆動回路と、第2の駆動回路と、
    出力整流平滑回路とを含むスイッチング電源装置であっ
    て、 前記入力電圧分圧回路は、少なくとも2個のコンデンサ
    を直列に接続したコンデンサ直列回路を含み、前記コン
    デンサ直列回路のコンデンサ接続点に、直流入力電圧の
    分圧電圧を出力し、 前記スイッチング回路は、第1及び第2のスイッチング
    素子を直列に接続した回路を含み、前記コンデンサ直列
    回路と並列に接続され、前記第1及び第2のスイッチン
    グ素子は交互にオン、オフし、 前記変圧器は、入力巻線と、出力巻線と、第1の駆動巻
    線と、第2の駆動巻線とを含み、 前記入力巻線は、前記コンデンサ接続点と、前記第1の
    スイッチング素子及び前記第2のスイッチング素子の接
    続点との間に接続され、前記第1及び前記第2のスイッ
    チング素子のオン、オフによって両方向に駆動され、前
    記出力巻線、前記第1の駆動巻線及び前記第2の駆動巻
    線に電圧を誘起し、 前記出力巻線はセンタータップを含み、 前記第1の駆動巻線は、前記第1のスイッチング素子が
    オンとなったとき、前記第1の駆動巻線に誘起する電圧
    で、前記第1のスイッチング素子の制御電極を導通方向
    にバイアスし、 前記第2の駆動巻線は、前記第2のスイッチング素子が
    オンとなったとき、前記第2の駆動巻線に誘起する電圧
    で、前記第2のスイッチング素子の制御電極を導通方向
    にバイアスし、 前記第1の駆動回路は、抵抗とコンデンサとの直列回路
    を含む第1の時定数回路と、前記第1の時定数回路に並
    列接続された第1のオフ駆動スイッチとを含み、前記第
    1の駆動巻線の両端間に接続され、前記第1のスイッチ
    ング素子のオン期間に、前記第1の時定数回路のコンデ
    ンサを充電し、前記第1の時定数回路のコンデンサが所
    定値まで充電されたときに前記第1のオフ駆動スイッチ
    をオンし、前記第1のスイッチング素子の入力側を短絡
    して、前記第1のスイッチング素子を遮断し、 前記第2の駆動回路は、抵抗とコンデンサとの直列回路
    を含む第2の時定数回路と、前記第2の時定数回路に並
    列接続された第2のオフ駆動スイッチとを含み、前記第
    2の駆動巻線の両端間に接続され、前記第2のスイッチ
    ング素子のオン期間に、前記第2の時定数回路のコンデ
    ンサを充電し、前記第2の時定数回路のコンデンサが所
    定値まで充電されたときに前記第2のオフ駆動スイッチ
    をオンし、前記第2のスイッチング素子の入力側を短絡
    して、前記第2のスイッチング素子を遮断し、 前記出力整流平滑回路は、前記出力巻線の両端と、セン
    タータップとの間に接続され、前記出力巻線に誘起した
    電圧を整流し、平滑して出力するスイッチング電源装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載されたスイッチング電源
    装置であって、 出力安定化回路を含み、 前記出力安定化回路は、出力電圧検出回路と、時定数制
    御回路とを含み、 前記出力電圧検出回路は、前記出力整流平滑回路の出力
    を検出し、 前記時定数制御回路は、前記出力整流平滑回路の出力に
    応じて、前記第1の時定数回路の時定数を制御するスイ
    ッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載されたスイッチング電源
    装置であって、 前記出力電圧検出回路は、出力電圧によって制御される
    発光素子を含み、 前記時定数制御回路は、前記発光素子に光結合され、イ
    ンピーダンスを制御される受光素子を含むスイッチング
    電源装置
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3の何れかに記載された
    スイッチング電源装置であって、 前記出力整流平滑回路は、電界効果トランジスタで構成
    された同期整流素子と、チョークコイルと、平滑コンデ
    ンサとを含み、 前記出力巻線の一端および他端が、それぞれ前記同期整
    流素子を介して接続され、その接続点と、前記出力巻線
    のセンタータップとの間に、前記チョークコイルと、前
    記平滑コンデンサとが接続され、 前記出力巻線の一端に接続された前記同期整流素子の制
    御電極が、前記出力巻線の他端に接続され、 前記出力巻線の他端に接続された前記同期整流素子の制
    御電極が、前記出力巻線の一端に接続されているスイッ
    チング電源装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006109566A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd Dc−dcコンバータ
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CN110350802A (zh) * 2019-07-31 2019-10-18 福州福光百特自动化设备有限公司 一种双变压器自激振荡式半桥驱动倍压变换电路

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