JP2006129547A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、待機時における電力変換効率の向上を実現できるスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 スイッチング電源装置は、供給される電圧を平滑する入力平滑コンデンサC1と、入力平滑コンデンサC1の電圧をスイッチングする主スイッチング素子1と、入力平滑コンデンサC1への電圧の供給のオン/オフをスイッチングするスイッチ素子18と、出力電圧Voに応じて主スイッチング素子1を制御することにより、出力電圧Voを所定の電圧に安定化させる出力電圧制御回路2と、を備えている。通常動作時においては、スイッチ素子18を常時オンとする一方、負荷19の消費電力が小さくなる待機時においては、スイッチ素子のオン期間を制限して入力平滑コンデンサC1の電圧を小さくする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、AC−DCコンバータ等のスイッチング電源装置に関する。
複写機、プリンタ、ファックス等、待機時間の比較的長い電気機器に用いられるスイッチング電源装置において、商用交流電源を整流・平滑化して得られた直流電圧を、例えば100kHz(キロヘルツ)程度の高周波でスイッチングし、小型の変圧器を用いて所望の電圧に高効率で変換するようにしたスイッチング電源装置が広く用いられている。
このようなスイッチング電源装置の代表的な構成として、二次側出力電圧を電圧検出回路で検出し、その検出結果に応じて制御回路が主スイッチング素子のスイッチングパルス幅を制御することにより、所望の二次側出力電圧を得るようにしたパルス幅変調(PWM)方式のスイッチング電源装置がある。
また、スイッチング電源装置の他の代表的な構成として、リンギングチョークコンバータ(RCC)方式のスイッチング電源装置も広く用いられている。RCC方式のスイッチング電源装置においては、主スイッチング素子のオン期間中に変圧器内に蓄積された励磁エネルギを、オフ期間に二次側回路に出力し、その出力終了後に変圧器の制御巻線に発生するリンギングパルスを、直流カットコンデンサを介して上記主スイッチング素子の制御端子に帰還する。この帰還電圧によって再び上記主スイッチング素子がオン起動される。
図14は、従来の典型的なスイッチング電源装置の回路構成図である。このスイッチング電源装置は、フライバック方式のスイッチング電源装置であり、ブリッジダイオード104および入力平滑コンデンサC101から成る主電源回路によって、入力端子105a、105bを介して供給される商用交流電圧が整流される。この整流によって得られた直流電圧は、ハイレベル側の主電源ライン106とローレベル側の主電源ライン107との間に入力される。主電源ライン106、107間には、変圧器108の1次巻線N1と主スイッチング素子101との直列回路が接続されている。主スイッチング素子101は、たとえばバイポーラトランジスタや電界効果型トランジスタなどから成り、図14の例では、電界効果型トランジスタで示している。主スイッチング素子1は、出力電圧制御回路102によってオン/オフ制御される。
主スイッチング素子101がオンすると、一次巻線N1に励磁エネルギが蓄積される。この励磁エネルギは主スイッチング素子101のオフ時に二次巻線N2側に誘起され、ダイオード109および出力平滑コンデンサC102で平滑化された後、出力端子111a、111bを介して負荷(不図示)へ出力される。
出力端子111a、111b間の出力電圧は、分圧抵抗112、113によって分圧され、比較回路114の一方の入力に入力される。比較回路114の他方の入力には記載を省略しているが基準電圧が入力されおり、上記出力電圧の分圧値と基準電圧との比較結果が、出力電圧制御回路102にフィードバックされる。出力電圧制御回路102は、出力電圧情報を基に、主スイッチング素子101へ駆動信号を出力し、スイッチング電源装置の出力電圧が一定値になるよう主スイッチング素子101のスイッチングを制御する。
ここで、主スイッチング素子101のドレイン電圧を図15(a)の実線200に、主スイッチング素子101のドレイン電流を破線201に示す。主スイッチング素子101のゲート電圧がローレベルからハイレベルに切り換えられてから、完全に主スイッチング素子101がオンするまでの時間や、主スイッチング素子101のゲート電圧がハイレベルからローレベルに切り換えられてから、完全に主スイッチング素子101がオフするまでの時間はゼロではなく、オン/オフの切り換えは有限な時間をもって行われる。
従って、主スイッチング素子101がオン/オフ切り換えが行われる度にスイッチング損失が生じる。図15(b)の破線202は、主スイッチング素子101にて生じる電力損失の量を示している。
このようなスイッチング損失を低減して待機時の電力変換効率を改善するべく、図14のスイッチング電源装置には発振制御回路103が設けられている。発振制御回路103は、待機時に、主スイッチング素子101が間欠的に、又は低周波でスイッチングするように出力電圧制御回路102を制御する。これにより、単位時間当たりのスイッチングの回数が減少するため、待機時の電力変換効率が改善される。
また、下記特許文献1に開示されているスイッチング電源装置においては、商用交流電源を整流した脈流電圧を、軽負荷状態には平滑しないままコンバータに供給する一方、定格負荷状態には十分な容量のコンデンサにて平滑してからコンバータに供給している。
特開平7−284269号公報
上記のように、図14のスイッチング電源装置においては、単位時間当たりのスイッチングの回数を低減させることにより、待機時の電力変換効率が改善されている。しかしながら、スイッチング1回当たりの電力損失量は低減されていないため、待機時の電力変換効率の改善は十分とは言えない。
また、上記特許文献1に記載のスイッチング電源装置においては、待機時に上記コンバータへ印加される電圧が商用交流電圧を整流した脈流電圧であるため、コンバータへの印加電圧は部分的にしか低下しない。従って、待機時における電力変換効率の改善は十分とは言えない。
本発明は、上記の点に鑑み、簡単な構成で、待機時等の軽負荷時における電力変換効率の向上を実現するスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るスイッチング電源装置は、供給される電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、該入力平滑コンデンサの電圧をスイッチングする主スイッチング素子と、二次側の出力電圧に応じて前記主スイッチング素子を制御することにより、前記出力電圧を所定の電圧に安定化させる出力電圧制御手段と、を備え、第1の状態と該第1の状態よりも出力電力が小さい第2の状態とを含む複数の状態にて動作するスイッチング電源装置であって、前記第2の状態にて動作するとき、前記入力平滑コンデンサの電圧を前記第1の状態にて動作するときよりも小さくする入力制御を行う入力制御手段を備えたことを特徴とする。
スイッチング電源装置においては、主スイッチング素子のオン/オフ切り換えを行う度にスイッチング損失が発生するが、上記のように構成すれば、出力電力が比較的小さい第2の状態においては、入力平滑コンデンサの電圧が第1の状態におけるものより小さくなる。これにより、スイッチング毎に発生するスイッチング損失が低減され、待機時等の軽負荷時における電力変換効率が向上する。
また、上記構成において、「入力制御」とは、“当該装置が前記第2の状態にて動作するとき、前記入力平滑コンデンサの電圧を前記第1の状態にて動作するときよりも小さくする”制御を指す。
具体的には、例えば、前記入力平滑コンデンサへの電圧の供給のオン/オフをスイッチングするスイッチ素子を更に備え、前記入力制御手段は、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記スイッチ素子のオンする時間的割合を当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも小さくすることによって、前記入力制御を行うようにすればよい。
このように、スイッチ素子を設け、スイッチング電源装置の動作状態に応じてスイッチ素子のオンする時間的割合を調整するだけですむため、極めて簡単な構成で上記入力制御が可能である。
また、例えば、前記入力平滑コンデンサへの電圧の供給のオン/オフをスイッチングするスイッチ素子を更に備え、前記スイッチ素子の入力側には、交流電圧を整流した脈流電圧が与えられており、前記入力制御手段は、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記脈流電圧が所定の電圧より大きい時に前記スイッチ素子をオフとすることにより、前記スイッチ素子のオンする時間的割合を当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも小さくし、これによって前記入力制御を行うようにしてもよい。
このように、スイッチ素子を設け、スイッチング電源装置の動作状態に応じてスイッチ素子のオンする時間的割合を調整するだけですむため、極めて簡単な構成で上記入力制御が可能である。また、脈流電圧が所定の電圧より大きい時には、スイッチ素子はオンとならないため、スイッチ素子に加わるストレスが軽減される。
また、例えば、前記スイッチ素子と前記入力平滑コンデンサとの間に、チョークコイルと転流ダイオードとから成る平滑化回路を介在させ、前記スイッチ素子によりスイッチングされた電圧を該平滑化回路によって平滑するようにしてもよい。これにより、スイッチ素子に加わるストレスが軽減される。
また、例えば、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記主スイッチング素子が間欠発振するように、前記出力電圧制御手段を制御する発振制御手段を更に備えるようにしてもよい。
間欠発振動作においては、主スイッチング素子がスイッチング動作を行う発振期間と、該スイッチング動作が行なわれない停止期間とが交互に繰返される。停止期間ではスイッチング動作が行なわれないため、スイッチング損失が全く発生しない。このため、単位時間当りのスイッチング損失が更に低減され、待機時における電力変換効率が更に向上する。
また、例えば、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも前記主スイッチング素子の発振周波数が低くなるように、前記出力電圧制御手段を制御する発振制御手段を更に備えるようにしてもよい。
これにより、単位時間当たりのスイッチング回数が減少するため、単位時間当りのスイッチング損失が更に低減され、待機時における電力変換効率が更に向上する。
上述した通り、本発明に係るスイッチング電源装置によれば、簡単な構成で、待機時等の軽負荷時における電力変換効率を向上することができる。
<<第1実施形態>>
以下、本発明に係るスイッチング電源装置の第1実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図1は、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10の回路構成図である。
(接続関係)
一対の入力端子5a、5bの間には、商用交流電圧(例えば、AC100V。商用交流電圧源は不図示)が印加される。入力端子5aは、ダイオード4aのカソードとダイオード4bのアノードに共通接続されており、入力端子5bは、ダイオード4cのカソードとダイオード4dのアノードに共通接続されている。
ダイオード4aのアノードとダイオード4cのアノードは、ローレベル側の主電源ライン(負の主電源ライン)7に共通接続され、ダイオード4bのカソードとダイオード4dのカソードは、Pチャンネル(P形半導体)の絶縁ゲート形電界効果トランジスタから成るスイッチ素子18のソースに共通接続されている。ダイオード4a、4b、4c及び4dは、商用交流電圧を全波整流して、ローレベル側の主電源ライン7とスイッチ素子18のソースとの間に脈流電圧を出力するブリッジダイオード(ブリッジ整流回路)4を構成する。
スイッチ素子18のドレインは、ハイレベル側の主電源ライン(正の負電源ライン)6に接続されており、ハイレベル側の主電源ライン6とローレベル側の主電源ライン7は、分圧抵抗15及び16から成る直列回路を介して接続されていると共に、入力平滑コンデンサC1を介しても接続されている。また、ハイレベル側の主電源ライン6は、変圧器(変圧トランス)8の一次巻線n1を介して、Nチャンネル(N形半導体)の絶縁ゲート形電界効果トランジスタから成る主スイッチング素子1のドレインに接続されている。主スイッチング素子1のソースは、ローレベル側の主電源ライン7に接続されており、ゲートは出力電圧制御回路2に接続されている。主スイッチング素子1として、絶縁ゲート形電界効果トランジスタを採用したものを例示しているが、これに代えて接合形電界効果トランジスタやバイポーラトランジスタを採用しても構わない。スイッチ素子18についても、同様である。
変圧器8の二次巻線n2の一端は、ダイオード9のアノードに接続されており、ダイオード9のカソードは、出力平滑コンデンサC2を介して二次巻線n2の他端に接続されていると共に、分圧抵抗12と13とから成る直列回路を介して二次巻線n2の他端に接続されている。また、ダイオード9のカソードは、出力端子11aに接続されており、二次巻線n2の他端は、出力端子11bに接続されている。負荷19は、スイッチング電源装置10の外部に配置され、出力端子11a、11bに接続される。
(動作説明)
図1のスイッチング電源装置10は、フライバック方式のスイッチング電源装置である。ブリッジダイオード4と入力平滑コンデンサC1とから成る主電源回路によって商用交流電圧が整流され、その整流により得られた直流電圧が、ハイレベル側の主電源ライン6とローレベル側の主電源ライン7との間に入力される。
主スイッチング素子1は、出力電圧制御回路2によってオン/オフ制御され、出力電圧制御回路2が出力するハイレベルのゲート電圧(例えば、5V)を受けることにより、主スイッチング素子1がオンとなると、一次巻線n1に励磁エネルギが蓄積される。この励磁エネルギは、主スイッチング素子1のオフ時に(即ち、ゲート電圧が0V等のローレベルの時に)二次巻線n2側に誘起される。この誘起による電圧(誘起電圧)は、ダイオード9及び出力平滑コンデンサC2で平滑化された後、一対の出力端子11a、11bを介して負荷19に出力される。出力端子11a、11b間の電圧は、図1のスイッチング電源装置10の出力電圧Voに相当する。
この出力端子11a、11b間の出力電圧Voは、分圧抵抗12、13によって分圧され、コンパレータ等からなる比較回路14の一方の入力に与えられる。比較回路14の他方の入力(不図示)には、予め定められた基準電圧Vref1(不図示)が与えられており、比較回路14は、その基準電圧Vref1と出力電圧Voの分圧値との比較結果を出力電圧制御回路(出力電圧制御手段)2にフィードバックする。そして、出力電圧制御回路2は、そのフィードバックされた比較結果を基に、スイッチング電源装置10の出力電圧Voが一定値で安定化されるように、主スイッチング素子1のゲートに対してゲート電圧(駆動信号)を出力する。つまり、出力電圧Voが一定値で安定化されるように、主スイッチング素子1のスイッチングパルス幅を制御するのである。尚、分圧抵抗12、13の抵抗値を、夫々R12、R13とすれば、出力電圧Voは、例えば、Vref1×(R12+R13)/R13に安定化されることになる。
ハイレベル側の主電源ライン6とローレベル側の主電源ライン7との間の電圧、即ち入力平滑コンデンサC1の電圧(両極間電圧)は、分圧抵抗15、16によって分圧され、入力制御回路17の入力に与えられる。入力制御回路17は、その分圧された電圧Vaと予め定められた基準電圧Vref2(図1において不図示)との比較結果に応じてスイッチ素子18のゲートにゲート電圧を供給する。スイッチ素子18をオンとする場合には、ローレベルのゲート電圧を、オフとする場合にはハイレベルのゲート電圧を、スイッチ素子18のゲートに供給する。分圧抵抗15及び16、並びに入力制御回路17は、入力平滑コンデンサC1の電圧を検出する電圧検出回路としての機能をも有している。
(通常動作時と待機時)
ところで、出力端子11a、11bに接続される負荷19の消費電力は負荷19の動作状態に応じて変動する。説明の簡略化上、負荷19が、CPU(Central Processing Unit)とヒータ(双方不図示)とから成るものとして、説明をする。
負荷19のCPUとヒータの双方が動作する場合、消費電力が比較的大きくなるため(例えば、数10ワット)、これに伴ってスイッチング電源装置10の出力電力も比較的大きくする必要がある(例えば、数10ワット)。この出力電力が比較的大きくなるスイッチング電源装置10の動作状態を、通常動作状態(第1の状態)と呼び、通常動作状態にて動作するタイミングを通常動作時という。
一方、負荷19に含まれるヒータが停止し、CPUのみが動作する場合は、消費電力が比較的小さくなるため(例えば、数100ミリワット)、これに伴ってスイッチング電源装置10の出力電力も比較的小さくなる(例えば、数100ミリワット)。この出力電力が比較的小さくなるスイッチング電源装置10の動作状態を、待機状態(第2の状態;軽負荷状態)と呼び、待機状態にて動作するタイミングを待機時という。
説明の簡略化上、スイッチング電源装置10が、通常動作状態又は待機状態で動作するものとして説明を行うが、スイッチング電源装置10が他の状態でも動作し得ることは言うまでもない。
入力制御回路17には、負荷19の動作を制御する主制御回路20から負荷19の状態を表す信号が与えられている。例えば、通常動作時にはハイレベルの信号が、待機時にはローレベルの信号が、主制御回路20から入力制御回路17に与えられる。この主制御回路20は、図1中では、負荷19と別個に示されているが、主制御回路20を負荷19に含まれる上記のCPUそのものとしても構わない。この場合、負荷19自身から負荷19の状態を表す信号が入力制御回路17に与えられることになる。尚、主制御回路20は、スイッチング電源装置10の外部に設けられているものである。
スイッチング電源装置10の一次側の各部の電圧波形及びスイッチ素子18のオン期間を示す図9を参照して、通常動作時と、待機時におけるスイッチング電源装置10の動作を説明する。図9において、一点鎖線41は、スイッチ素子18をオフとした場合におけるスイッチ素子18のソースの電圧であり、図示の如く、該電圧は商用交流電圧を全波整流した脈流電圧となっている。
通常動作時において、入力制御回路17は、電圧Vaと基準電圧Vref2との比較結果に依らず、常にスイッチ素子18をオン状態に保つ。従って、通常動作時の入力平滑コンデンサC1の電圧は、破線42のようになる。
一方、待機時において、入力制御回路17は、スイッチ素子18がオンする時間的割合を制限する。具体的には、待機時における入力制御回路17は、スイッチ素子18がオフの状態において、電圧Vaが基準電圧Vref2から電圧αを差し引いた電圧(即ち、Vref2−α)を下回ろうとした時点でスイッチ素子18をオンとし、電圧Vaが基準電圧Vref2に達した時点でスイッチ素子18をオフとする。そして、次回、電圧Vaが電圧(Vref2−α)を下回ろうとするまで、スイッチ素子18をオフに維持する。
このような入力制御回路17の動作によって、スイッチ素子18のオン期間を表す実線43に示される如く、スイッチ素子18のオン期間が一部の期間に制限され、入力平滑コンデンサC1の充電期間が制限される。これにより、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧は実線44のようになる。即ち、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)は、通常動作時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)よりも小さくなる(低くなる)。
ここで、主スイッチング素子1のドレイン電圧を図13(a)の実線80に、主スイッチング素子1のドレイン電流を破線81に示す。主スイッチング素子1のゲート電圧がローレベルからハイレベルに切り換えられてから、完全に主スイッチング素子1がオンするまでの時間や、主スイッチング素子1のゲート電圧がハイレベルからローレベルに切り換えられてから、完全に主スイッチング素子1がオフするまでの時間はゼロではなく、オン/オフの切り換えは有限な時間をもって行われる。
従って、主スイッチング素子1のオン/オフ切り換えが行われる度にスイッチング損失が生じる。しかしながら、待機時においては、上述のように入力平滑コンデンサC1の電圧が通常動作時におけるものよりも小さくなっているため、主スイッチング素子1にて生じる電力損失量を示す実線82(図13(b))と、図14の主スイッチング素子101にて生じる電力損失量を示す破線202との関係で表されるように、1回当たりのスイッチング損失は、主スイッチング素子1の方が図14の主スイッチング素子101よりも小さい。
つまり、主スイッチング素子1のオンからオフへの切り換え時(オフ切り換え時)のピーク電流値が低下することにより、オフ切り換え時のスイッチング損失が低減されると共に、主スイッチング素子1のオフからオンへの切り換え時(オン切り換え時)の主スイッチング素子1のドレイン電圧が小さくなることにより、オン切り換え時のスイッチング損失が低減されるため、待機時の電力変換効率が向上する。
尚、待機時においても、負荷19の必要とする電力を問題なく出力できるように、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧が設定されるのは勿論である。
<<第2実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第2実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図2は、第2実施形態に係るスイッチング電源装置10aの回路構成図である。図2において、図1と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10aが、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と相違する点は、転流ダイオード21とチョークコイル22とが、一次側の回路に追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と共通している。
転流ダイオード21のアノード、カソードは、夫々ローレベル側の主電源ライン7、スイッチ素子18のドレインに接続されている。チョークコイル22は、ハイレベル側の主電源ライン6上に介在している。チョークコイル22の一端は、スイッチ素子18のドレインに接続され、他端は、分圧抵抗15と入力平滑コンデンサC1と変圧器8との接続点に接続されている。チョークコイル22と転流ダイオード21は、スイッチ素子18によりスイッチングされた電圧を平滑する平滑化回路23を構成しており、この平滑化回路23により平滑された電圧が、入力平滑コンデンサC1に供給されることになる。
スイッチング電源装置10aの一次側の各部の電圧波形及びスイッチ素子18のオン期間を示す図10を参照して、通常動作時と、待機時におけるスイッチング電源装置10aの動作を説明する。図10において、一点鎖線41及び破線42は、図9におけるものと同一のものであり、通常動作時におけるスイッチング電源装置10aの動作は、スイッチング電源装置10(図1)と同様である。
待機時においては、第1実施形態のスイッチング電源装置10と同様に、スイッチ素子18がオンする時間的割合が制限される。これにより、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧は実線54のようになる。このように、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)は、通常動作時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)よりも小さくなる(低くなる)ため、第1実施形態と同様、待機時の電力変換効率が向上する。
但し、スイッチ素子18がオンする期間を表す実線53に示されるように、スイッチ素子18がオンする期間が、平滑化回路23の機能により、第1実施形態におけるものよりも長くなっている。これに伴って、スイッチ素子18に流れる電流のピーク値が比較的小さくなり、スイッチ素子18に加わるストレスが軽減される。
<<第3実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第3実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図3は、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bの回路構成図である。図3において、図1と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10bが、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と相違する点は、分圧抵抗24及び25、ツェナーダイオード26、抵抗27、並びにNPNトランジスタ28が、一次側の回路に追加された点と、入力制御回路17が入力制御回路30に置換された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と共通している。
分圧抵抗24の一端は、スイッチ素子18のソースとダイオード4bのカソードとの接続点(以下、ノードNaという)に接続され、他端は分圧抵抗25の一端とツェナーダイオード26のカソードに共通接続されている。分圧抵抗25の他端は、ローレベル側の主電源ライン7に接続されている。トランジスタ28において、ベースはツェナーダイオード26のアノードは接続され、コレクタは抵抗27を介してノードNaに接続され、エミッタはローレベル側の主電源ライン7に接続されている。
また、トランジスタ28のコレクタは、入力制御回路30にも接続され、トランジスタ28のコレクタ電圧が入力制御回路30に与えられている。尚、ツェナーダイオード26のアノードとトランジスタ28のベースとの間、トランジスタ28のベース−エミッタ間には、夫々抵抗が介在している。また、分圧抵抗15と16との接続点は入力制御回路30に接続され、その接続点の電圧Vaは入力制御回路30に与えられている。
ローレベル側の主電源ライン7の電位を基準としたノードNaの電圧が、予め定められた閾値電圧(例えば、20V)より小さい場合、トランジスタ28はオフとなって、トランジスタ28のコレクタ電圧はハイレベルとなる。このハイレベルのコレクタ電圧は、ノードNaの電圧と等しい。一方、ノードNaの電圧が上記閾値電圧以上の場合、トランジスタ28がオンとなって、トランジスタ28のコレクタ電圧はローレベル(例えば、0.2V)となる。
このように、分圧抵抗24及び25、ツェナーダイオード26、抵抗27、並びにトランジスタ28は、ノードNaに印加される脈流電圧の電圧値を検出して、その検出結果をトランジスタ28のコレクタから出力する脈流電圧検出回路29として機能する。脈流電圧検出回路29を構成する各抵抗の抵抗値や、ツェナーダイオード26のツェナー電圧は、上記の動作が達成されるように、適宜定められる。
スイッチング電源装置10bの一次側の各部の電圧波形及びスイッチ素子18のオン期間を示す図11を参照して、通常動作時と、待機時におけるスイッチング電源装置10bの動作を説明する。図11において、一点鎖線41及び破線42は、図9におけるものと同一のものであり、通常動作時におけるスイッチング電源装置10bの動作は、スイッチング電源装置10(図1)と同様である。即ち、通常動作時において、入力制御回路30は、常にスイッチ素子18をオン状態に保つ。
一方、待機時において、入力制御回路30は、トランジスタ28のコレクタ電圧に応じてスイッチ素子18をオン/オフ制御する。具体的には、トランジスタ28のコレクタ電圧がハイレベルの場合、即ち、ノードNaの電圧が上記閾値電圧未満となっている場合には、スイッチ素子18をオンとし、トランジスタ28のコレクタ電圧がローレベルの場合、即ち、ノードNaの電圧が上記閾値電圧以上となっている場合には、スイッチ素子18をオフとする。つまり、待機時においては、ノードNaに印加されている脈流電圧が上記閾値電圧より小さいときに時に限って、スイッチ素子18がオンとするのである。これにより、スイッチ素子18に加わるストレスが軽減される。
そうすると、スイッチ素子18のオン期間を表す実線63に示される如く、スイッチ素子18のオン期間が一部の期間に制限されることになるので、入力平滑コンデンサC1の充電期間が制限される。
これにより、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧は実線64のようになり、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)は、通常動作時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)よりも小さくなる(低くなる)ため、第1実施形態と同様、待機時の電力変換効率が向上する。
尚、トランジスタ28のコレクタ電圧がローレベルの場合であっても、電圧Vaが基準電圧Vref2から電圧αを差し引いた電圧を下回ろうとしたときは、入力制御回路30はスイッチ素子18をオンとする。そして、電圧Vaが基準電圧Vref2に達した時点でスイッチ素子18をオフとする。これにより、主電源ライン7、6間の電圧は、(Vref2−α)×R16/(R15+R16)を下回ることはない(但し、R15、R16は、それぞれ分圧抵抗15、16の抵抗値)。
<<第4実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第4実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図4は、第4実施形態に係るスイッチング電源装置10cの回路構成図である。図4において、図2及び図3と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10cは、第2実施形態に係るスイッチング電源装置10aと第2実施形態に係るスイッチング電源装置10bとを組み合わせたものに相当している。本実施形態に係るスイッチング電源装置10cが、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bと相違する点は、転流ダイオード21とチョークコイル22とが、一次側の回路に追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bと共通している。
スイッチング電源装置10cの一次側の各部の電圧波形及びスイッチ素子18のオン期間を示す図12を参照して、通常動作時と、待機時におけるスイッチング電源装置10cの動作を説明する。図12において、一点鎖線41及び破線42は、図9におけるものと同一のものであり、通常動作時におけるスイッチング電源装置10cの動作は、スイッチング電源装置10(図1)と同様である。
待機時においては、第3実施形態のスイッチング電源装置10bと同様に、スイッチ素子18がオンする時間的割合が制限される。これにより、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧は実線74のようになる。このように、待機時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)は、通常動作時における入力平滑コンデンサC1の電圧(実効電圧)よりも小さくなる(低くなる)ため、第1実施形態と同様、待機時の電力変換効率が向上する。
但し、スイッチ素子18がオンする期間を表す実線73に示されるように、スイッチ素子18がオンする期間が、平滑化回路23の機能により、第3実施形態におけるものよりも長くなっている。
<<第5実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第5実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図5は、第5実施形態に係るスイッチング電源装置10dの回路構成図である。図5において、図1と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10dは、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10に類似している。本実施形態に係るスイッチング電源装置10dが、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と相違する点は、発振制御回路(発振制御手段)3が追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と共通している。
発振制御回路3には、負荷19の動作を制御する主制御回路20から負荷19の状態を表す信号が与えられている。例えば、通常動作時にはハイレベルの信号が、待機時にはローレベルの信号が、主制御回路20から発振制御回路3に与えられる。通常動作時におけるスイッチング電源装置10dの動作は、第1実施形態に係るスイッチング電源装置10と同じである。
しかしながら、待機時を示す信号が主制御回路20から発振制御回路3に与えられている場合、すなわち待機時において、発振制御回路3は、出力電圧制御回路2を制御することにより、以下の2つの発振制御(第1の発振制御、第2の発振制御)の内、少なくとも一方の発振制御を行う。
第1の発振制御は、主スイッチング素子1がスイッチング動作を行う発振期間と、該スイッチング動作が行なわれない停止期間とが交互に繰返される間欠発振動作を、主スイッチング素子1に行わせる制御である。間欠発振動作における停止期間ではスイッチング動作が行なわれないため、スイッチング損失が全く発生しない。このため、単位時間当りのスイッチング損失が更に低減され、待機時における電力変換効率が更に向上する。
第2の発振制御は、主スイッチング素子1のスイッチングの発振周波数を、通常動作時におけるものより低くする制御である。例えば、通常動作時のおける発振周波数が100キロヘルツの場合、待機時における発振周波数を50キロヘルツとするのである。これにより、単位時間当たりのスイッチング回数が減少するため、単位時間当りのスイッチング損失が更に低減され、待機時における電力変換効率が更に向上する。
尚、待機時において、負荷19の必要とする電力を問題なく出力できるように、主スイッチング素子1の間欠発振の状態や、発振周波数が定められるのは勿論である。
<<第6実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第6実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図6は、第6実施形態に係るスイッチング電源装置10eの回路構成図である。図6において、図2と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10eは、第2実施形態に係るスイッチング電源装置10aに類似している。本実施形態に係るスイッチング電源装置10eが、第2実施形態に係るスイッチング電源装置10aと相違する点は、発振制御回路(発振制御手段)3が追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第2実施形態に係るスイッチング電源装置10aと共通している。
また、発振制御回路3は、第5実施形態(図5)におけるものと同一のものである。従って、第5実施形態と同様、待機時において、上記第1の発振制御または第2の発振制御が行われ、待機時における電力変換効率が更に向上することとなる。
<<第7実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第7実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図7は、第7実施形態に係るスイッチング電源装置10fの回路構成図である。図7において、図3と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10fは、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bに類似している。本実施形態に係るスイッチング電源装置10fが、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bと相違する点は、発振制御回路(発振制御手段)3が追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第3実施形態に係るスイッチング電源装置10bと共通している。
また、発振制御回路3は、第5実施形態(図5)におけるものと同一のものである。従って、第5実施形態と同様、待機時において、上記第1の発振制御または第2の発振制御が行われ、待機時における電力変換効率が更に向上することとなる。
<<第8実施形態>>
次に、本発明に係るスイッチング電源装置の第8実施形態につき、図面を参照して詳細に説明する。図8は、第8実施形態に係るスイッチング電源装置10gの回路構成図である。図8において、図4と同一の部分には同一の符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態に係るスイッチング電源装置10gは、第4実施形態に係るスイッチング電源装置10cに類似している。本実施形態に係るスイッチング電源装置10gが、第4実施形態に係るスイッチング電源装置10cと相違する点は、発振制御回路(発振制御手段)3が追加された点であり、その他の点における接続関係及び動作は、第4実施形態に係るスイッチング電源装置10cと共通している。
また、発振制御回路3は、第5実施形態(図5)におけるものと同一のものである。従って、第5実施形態と同様、待機時において、上記第1の発振制御または第2の発振制御が行われ、待機時における電力変換効率が更に向上することとなる。
<<変形例>>
第1実施形態及び第5実施形態の、待機時における入力制御回路17の動作は、以下のようにしてもよい。待機時における入力制御回路17は、スイッチ素子18がオフの状態において、電圧Vaが基準電圧Vref2から電圧αを差し引いた電圧(即ち、Vref2−α)を下回ろうとした時点でスイッチ素子18をオンとし、予め定められた時間(例えば、100マイクロ秒)経過した時点で、スイッチ素子18をオフとする。そして、次回、電圧Vaが電圧(Vref2−α)を下回ろうとするまで、スイッチ素子18をオフに維持する。これによっても、スイッチ素子18のオンする時間的割合が制限される。
本発明に係るスイッチング電源装置によれば、待機時等の軽負荷時における電力変換効率の向上が実現できる。従って、消費電力の異なる複数の動作状態にて動作する負荷を駆動するスイッチング電源として好適である。特に、複写機、プリンタ、ファックス、携帯電話、コンピュータ等、待機時間の比較的長い電気機器を駆動するスイッチング電源として好適である。
本発明の第1実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第2実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第3実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第4実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第5実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第6実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第7実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 本発明の第8実施形態に係るスイッチング電源装置の回路構成図である。 図1のスイッチング電源装置の動作を説明するための図である。 図2のスイッチング電源装置の動作を説明するための図である。 図3のスイッチング電源装置の動作を説明するための図である。 図4のスイッチング電源装置の動作を説明するための図である。 図1の主スイッチング素子のスイッチング損失を説明するための図である。 従来のスイッチング電源装置の回路構成図である。 図14の主スイッチング素子のスイッチング損失を説明するための図である。
符号の説明
10、10a、10b、10c、10d、10e、10f、10g スイッチング電源装置
1 主スイッチング素子
2 出力電圧制御回路
3 発振制御回路
4 ブリッジダイオード
5a、5b 入力端子
6 ハイレベル側の主電源ライン
7 ローレベル側の主電源ライン
8 変圧器
9 ダイオード
11a、11b 出力端子
12、13、15、16 分圧抵抗
14 比較回路
17、30 入力制御回路
18 スイッチ素子
19 負荷
20 主制御回路
21 転流ダイオード
22 チョークコイル
23 平滑化回路
29 脈流電圧検出回路
C1 入力平滑コンデンサ
C2 出力平滑コンデンサ
n1 一次巻線
n2 二次巻線

Claims (6)

  1. 供給される電圧を平滑する入力平滑コンデンサと、
    該入力平滑コンデンサの電圧をスイッチングする主スイッチング素子と、
    二次側の出力電圧に応じて前記主スイッチング素子を制御することにより、前記出力電圧を所定の電圧に安定化させる出力電圧制御手段と、を備え、
    第1の状態と該第1の状態よりも出力電力が小さい第2の状態とを含む複数の状態にて動作するスイッチング電源装置であって、
    前記第2の状態にて動作するとき、前記入力平滑コンデンサの電圧を前記第1の状態にて動作するときよりも小さくする入力制御を行う入力制御手段を備えた
    ことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記入力平滑コンデンサへの電圧の供給のオン/オフをスイッチングするスイッチ素子を更に備え、
    前記入力制御手段は、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記スイッチ素子のオンする時間的割合を当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも小さくすることによって、前記入力制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記入力平滑コンデンサへの電圧の供給のオン/オフをスイッチングするスイッチ素子を更に備え、
    前記スイッチ素子の入力側には、交流電圧を整流した脈流電圧が与えられており、
    前記入力制御手段は、当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記脈流電圧が所定の電圧より大きい時に前記スイッチ素子をオフとすることにより、前記スイッチ素子のオンする時間的割合を当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも小さくし、これによって前記入力制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記スイッチ素子と前記入力平滑コンデンサとの間に、チョークコイルと転流ダイオードとから成る平滑化回路を介在させ、
    前記スイッチ素子によりスイッチングされた電圧を該平滑化回路によって平滑する
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、前記主スイッチング素子が間欠発振するように、前記出力電圧制御手段を制御する発振制御手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のスイッチング電源装置。
  6. 当該装置が前記第2の状態にて動作する場合、当該装置が前記第1の状態にて動作する場合よりも前記主スイッチング素子の発振周波数が低くなるように、前記出力電圧制御手段を制御する発振制御手段を更に備えた
    ことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のスイッチング電源装置。
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