JP4349377B2 - 負荷駆動装置用二電源型電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電気負荷への給電を断続する負荷駆動装置用二電源型電源装置に関する。
直流電源から給電された負荷駆動トランジスタにより電気負荷に給電する負荷電流を断続駆動するトランジスタ駆動装置(負荷駆動装置)において、この負荷駆動トランジスタを制御する制御系の電源電圧(制御回路用電源電圧)を負荷駆動トランジスタの電源電圧(負荷駆動回路用電源電圧)とは別に作成することが、しばしば行われている。この場合には、負荷駆動装置に電源電圧を給電する電源装置は、二電源をもつ必要がある。以下、このような電源装置を負荷駆動装置用二電源型電源装置と称する。負荷駆動装置用二電源型電源装置において、制御回路用電源電圧はしばしば負荷駆動回路用電源電圧と独立に形成される。これにより、制御回路系を簡素に構成することができる。このように負荷駆動装置用二電源型電源装置を制御系電気絶縁方式の負荷駆動装置用二電源型電源装置と称する。
信号及び制御電力(絶縁電源電力)をフォトカプラ回路を通じて負荷駆動トランジスタの制御電極に出力する制御系電気絶縁方式の負荷駆動装置用二電源型電源装置が特許文献1に提案されている。
たとえば、直流電源から給電された負荷駆動トランジスタにより電気負荷に給電する負荷電流を断続駆動するトランジスタ駆動装置(負荷駆動装置)において、この負荷駆動トランジスタを制御する制御信号及び制御電力(絶縁電源電力)をフォトカプラ回路を通じてこの負荷駆動トランジスタの制御電極に出力する絶縁制御式トランジスタ駆動装置が特許文献1に提案されている。また、この特許文献1は、フォトカプラ回路の二次側に生じる絶縁電源電力としての制御電力をコンデンサに蓄電することにより、電源投入時の誤動作を防止することも記載している。
更に詳しく説明すると、負荷駆動トランジスタを駆動制御するための制御回路が起動されてフォトカプラ回路を通じてトランジスタ(負荷駆動スイッチ)へ制御信号を出力し始めても、フォトカプラ回路の二次側に接続されたコンデンサにはまだ充電が不十分であるため、負荷駆動トランジスタへ出力される制御電圧は小さく、トランジスタは断続されない。つまり、上記した特許文献1の絶縁制御系を有するトランジスタ駆動装置では、制御回路から給電される電力を蓄電するコンデンサに負荷駆動トランジスタの制御電力を蓄電するため、負荷駆動トランジスタのオンを制御回路の起動よりも遅延させることができる。更に、また、特許文献1は、フォトカプラ回路の一次側の発光ダイオードと直列に制御トランジスタをオフすることにより、制御回路オフ時に制御回路から出力される不安定電圧がフォトカプラ回路の二次側に出力されることを防止することも記載している。
特開平2−285968号公報
しかしながら、上記した従来の電気絶縁型負荷駆動装置は、フォトカプラが光学的に伝送する電力をコンデンサに蓄えて用いることにより制御電力を発生しているため、負荷駆動トランジスタの最初のターンオン時においてコンデンサの蓄電電圧が小さくなる。その結果、負荷駆動トランジスタのターンオン時のゲート電圧が小さくなり、負荷駆動トランジスタのターンオン完了までに長時間を要し、負荷駆動トランジスタの遷移時電力損失や発熱が大きいという問題が生じた。また、負荷駆動トランジスタのオン抵抗が大きいことにより負荷駆動電流が減少して負荷駆動へ悪影響が生じるという問題があった。更に、フォトカプラを通じて送電する電力は、発光ダイオードの発光量に限界があるうえフォトカプラの受光素子の光電変換効率が小さいため大きくすることができず、その結果として負荷駆動トランジスタを制御する制御回路として複雑で消費電力が大きなものを採用できない欠点や、制御電力消費が大きくなる負荷駆動トランジスタの頻繁な断続ができない欠点もあった。また、更に、大容量のコンデンサは体格が大きくなり、その劣化不安もあった。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、簡素な構成にて、安定な動作が可能な負荷駆動装置用二電源型電源装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決する本発明は、電気負荷への給電を断続する負荷駆動回路へ負荷駆動回路用電源電圧を印加する負荷駆動回路用電源回路と、所定のしきい値電圧値以上の電源電圧が印加される場合に前記負荷駆動回路の作動を制御する制御回路へ制御回路用電源電圧を印加する制御回路用電源回路とを備え、前記負荷駆動回路電源回路が、前記制御回路用電源回路が前記制御回路用電源電圧を前記制御回路へ印加するよりも遅く前記負荷駆動回路用電源回路へ前記負荷駆動回路用電源電圧を印加し、かつ、前記制御回路用電源回路が前記制御回路用電源電圧を遮断するよりも早く前記負荷駆動回路用電源電圧を遮断する負荷駆動装置用二電源型電源装置であって、前記負荷駆動回路用電源回路が、前記負荷駆動回路用電源電圧を断続するスイッチング素子である負荷電源スイッチと、前記負荷電源スイッチを制御する制御部と、所定のしきい値電圧を有するとともに外部電源電圧を降圧して前記制御部に電源電圧として印加する定電圧回路とを備えることを特徴としている。
すなわち、この発明は、負荷駆動回路用電源電圧断続のための負荷電源スイッチを制御する制御部へ、所定のしきい値電圧を有する定電圧回路を通じて外部電源電圧を印加する回路構成を採用したため、極めて簡素な回路構成により負荷駆動回路用電源電圧を制御回路用電源電圧より遅く立ち上げ、かつ、負荷駆動回路用電源電圧を制御回路用電源電圧より早く立ち下げることができる。
なお、制御回路用電源回路は、所定のしきい値電圧値以上の電源電圧が印加される場合に外部電源電圧よりこのしきい値電圧だけ低い直流定電圧を出力することが好適である。たとえば制御回路用電源回路として、スイッチングレギュレータやDCDCコンバータを採用することができる。同じく、負荷駆動回路用電源回路の定電圧回路も、外部電源電圧より所定しきい値電圧だけ低い直流定電圧を出力することが好適である。
好適な態様において、前記負荷駆動回路用電源回路は、前記外部電源電圧が前記負荷電源スイッチを通じて印加される一次コイルをもつトランスと、前記トランスの二次コイル電圧を整流して前記負荷駆動回路へ前記負荷駆動回路用電源電圧として出力する整流回路とを有し、前記制御部は、所定周波数にて前記負荷電源スイッチを断続させて前記トランスの一次コイルに交流電流を通電させる。
このようにすれば、本発明の負荷駆動回路用電源回路を構成する負荷電源スイッチ及び制御部として、トランスの一次コイルに交流電流成分を給電するためのスイッチ及びそれを断続する制御部を利用することができるため、負荷電源スイッチ制御用の制御部への電源電圧を形成する定電圧回路のみを追設すればよく、回路構成を大幅に簡素化することができるとともに、負荷駆動回路用電源電圧を外部電源電圧や制御回路用電源電圧から電気絶縁することができるため、この電気絶縁が必要な用途に好適に採用可能となる。
好適な態様において、前記定電圧回路は、前記外部電源電圧を降圧して前記制御部に電源電圧として印加する定電圧ダイオードにより構成されるため、更なる回路構成の簡素化を実現することができる。
本発明の好適な実施形態を以下に説明する。ただし、本発明は下記の実施形態に限定解釈されるべきではなく、他の技術の組み合わせを採用して本発明を実施しても良いことは当然である。
(全体回路構成)
この実施例の負荷駆動装置用二電源型電源装置を電源として採用した回路装置を図1を参照して説明する。
この回路装置は、電気負荷1と、この電気負荷1への給電電力を断続制御する負荷駆動回路2と、この負荷駆動回路2を制御する制御回路3と、電源4とを有している。なお、制御回路3は図示省略したフォトカプラ回路のごとき電気絶縁型信号伝達回路を通じて負荷駆動回路に制御電圧を出力しているが、この種の電気絶縁型信号伝達回路の採用は必須ではない。
制御回路3は、図示しない外部からの入力信号に基づいて制御信号電圧を形成して負荷駆動回路2に出力する。負荷駆動回路2は、入力された制御信号電圧に基づいて断続される図略の負荷駆動トランジスタを内蔵しており、この負荷駆動トランジスタと接続された電気負荷1への給電を断続制御している。
(電源4の回路構成)
電源4は、本発明で言う負荷駆動装置用二電源型電源装置であって、負荷駆動回路用電源回路5と、制御回路用電源回路6とからなる。負荷駆動回路用電源回路5は、トランス回路51、負荷電源スイッチ52、負荷駆動用電源制御回路53(本発明で言う制御部)及び定電圧ダイオード(本発明で言う定電圧回路)54により構成されている。
トランス回路51は、所定変圧比のトランスと、このトランスの二次コイル電圧を整流する整流回路と、整流された直流電圧を平滑する平滑回路とを内蔵するが、この種の回路自体は周知構造であるため、詳細な回路図示及び説明は省略する。
負荷電源スイッチ52は、トランス回路51の一次コイルの低電位端と接地端とを接続するNチャンネルMOSトランジスタにより構成されている。トランス回路51の一次コイルの高電位端には外部電源電圧Vddが印加されている。
負荷駆動用電源制御回路53は、所定周波数で断続するパルス電圧を負荷電源スイッチ52のゲート電極に印加することにより、負荷電源スイッチ52を断続駆動し、トランス回路51のトランスの一次コイル電流を断続する。更に説明すると、この負荷駆動用電源制御回路53は、電源電圧入力端子Vccに入力される電源電圧が所定のしきい値電圧Vth’を超えると作動を開始し、負荷電源スイッチ52を断続してトランス回路51から負荷駆動回路用電源電圧Vlを出力させる。ただし、急激な電圧上昇を避けるために、及び回路特性などにより、負荷駆動用電源制御回路53は、トランス回路51が所定の電圧上昇率にて負荷駆動回路用電源電圧Vlの電圧値を定格電圧値まで上昇させる。
ツェナダイオードと通称される定電圧ダイオード54は、外部電源電圧Vddを所定のしきい値電圧Vzdだけ降圧して負荷駆動用電源制御回路53に電源電圧として印加する。
制御回路用電源回路6は、たとえばスイッチングレギュレータなどにより構成されており、外部電源電圧Vddが所定のしきい値電圧Vthより高くなると所定の電源電圧を制御回路3に制御回路用電源電圧Vcとして出力する。
(通常動作)
上記回路の通常動作において、制御回路3は、制御回路用電源回路6から印加される制御回路用電源電圧Vcが所定レベルを超えた状態にて作動状態となり、入力信号に基づいて負荷駆動回路2に制御信号を出力する。負荷駆動回路2は負荷駆動回路用電源回路5から印加される負荷駆動回路用電源電圧Vlが所定レベルを超えた状態にて作動状態となり、入力される制御信号に基づいて電気負荷1を断続制御する。
(起動動作)
次に、外部電源電圧Vddが立ち上がる際の電源4の起動動作を図2に示すタイミングチャートを参照して具体的に説明する。ただし、図2において、外部電源電圧Vdd、制御回路用電源電圧Vc及び負荷駆動回路用電源電圧Vlの電圧上昇率は通常は同じではない。
時点t0から外部電源電圧Vddが所定の電圧上昇率にて増加して時点t1にて制御回路用電源回路6のしきい値電圧Vthに達すると、制御回路用電源回路6の作動が開始され、制御回路用電源回路6の出力電圧すなわち制御回路用電源電圧Vcは所定の電圧上昇率にて増加する。この制御回路用電源電圧Vcは制御回路用電源回路6に電源電圧として印加され、制御回路用電源回路6の作動が開始される。なお、この電圧上昇率は、外部電源電圧Vddの電圧上昇率に加えて、たとえばスイッチングレギュレータである制御回路用電源回路6に内蔵される平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて充電される際の時間遅れなどにより決定されるが、制御回路用電源回路6にこの電圧上昇率を設定する回路機能を付与して実現してもよい。
更に、外部電源電圧Vddが所定の電圧上昇率にて増加して時点t2にて外部電源電圧VddがVzd+Vth’に達すると、負荷駆動用電源制御回路53の作動が開始し、負荷駆動用電源制御回路53による負荷電源スイッチ52の断続制御が開始される。Vzdは定電圧ダイオード54のしきい値電圧値、Vth’は負荷駆動用電源制御回路53の作動が開始される最低電源電圧値である。その結果、負荷駆動回路用電源回路5のトランス回路51から負荷駆動回路2へ印加される負荷駆動回路用電源電圧Vlは、所定の電圧上昇率にて増大しはじめる。なお、この電圧上昇率は、外部電源電圧Vddの電圧上昇率に加えて、トランス回路51の平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて充電される際の時間遅れなどにより決定されるが、負荷駆動用電源制御回路53が負荷電源スイッチ52のデューティ比を調整することによりこの電圧上昇率を設定してもよい。その後、負荷駆動用電源制御回路53は、負荷駆動回路用電源電圧Vlが所定値に達するとこの電圧値を維持するよう負荷電源スイッチ52のデューティ比をフィードバック制御する。
つまり、この実施形態によれば、負荷駆動回路用電源回路5は、負荷駆動用電源制御回路53の電源電圧入力端子Vccに印加される電圧を外部電源電圧Vddより定電圧ダイオード54のしきい値電圧Vzdだけ減少させることにより、負荷駆動用電源制御回路53の作動開始時点を、定電圧ダイオード54が無い場合に比べて外部電源電圧Vddがしきい値電圧Vzdだけ増加するのに要する時間だけ遅延させる。これにより、制御回路用電源回路6が制御回路3に制御回路用電源電圧Vcを出力した後、負荷駆動回路用電源回路5が負荷駆動回路2に負荷駆動回路用電源電圧Vlを出力することができる。その結果として、起動に際して制御回路3を負荷駆動回路2よりも早く起動させることができるので、負荷駆動回路2が制御回路3よりも早く起動して誤動作が発生するのを防止することができる。
(停止動作)
次に、外部電源電圧Vddが立ち下がる際の電源4の停止動作を図3に示すタイミングチャートを参照して具体的に説明する。ただし、図3において、外部電源電圧Vdd、制御回路用電源電圧Vc及び負荷駆動回路用電源電圧Vlの電圧減少率は通常は同じではない。
外部電源電圧Vddが時点t3から所定の電圧下降率にて減少しはじめ、時点t4にて外部電源電圧VddがVzd+Vth’に達すると、負荷駆動用電源制御回路53は、その電源電圧入力端子Vccに入力される電源電圧の低下を検出して負荷駆動回路2への負荷駆動回路用電源電圧Vlの出力停止動作を開始する。ただし、この出力停止動作において急激な停止は好ましくないため、負荷駆動用電源制御回路53は、負荷電源スイッチ52のデューティ比を所定減少率で減少させることにより、トランス回路51が出力する負荷駆動回路用電源電圧Vlを所定の電圧減少率で低下させる。この電圧減少率は、外部電源電圧Vddの電圧減少率に加えて、トランス回路51の平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて放電される際の時間遅れなどにより決定されるが、負荷駆動用電源制御回路53が負荷電源スイッチ52のデューティ比を調整することによりこの電圧減少率を設定してもよい。
これに対して、たとえばスイッチングレギュレータのごとき定電圧電源回路からなる制御回路用電源回路6は、外部電源電圧Vddの低下に抗して定電源電圧値としての制御回路用電源電圧Vcを出力するが、外部電源電圧Vddが更に低下して時点t5に達するともはや定電圧を出力ができなくなり、制御回路用電源電圧Vcは低下する。更に、外部電源電圧Vddが低下して制御回路用電源回路6のしきい値電圧Vthに達すると、制御回路用電源回路6は制御回路用電源電圧Vcを減少させて停止する。なお、この停止時の制御回路用電源電圧Vcの電圧減少率は、外部電源電圧Vddの電圧減少率に加えて、たとえばスイッチングレギュレータである制御回路用電源回路6に内蔵される平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて放電される際の時間遅れなどにより決定されるが、制御回路用電源回路6にこの電圧減少率を設定する回路機能を付与して実現してもよい。
つまり、この実施形態によれば、負荷駆動回路用電源回路5は、負荷駆動用電源制御回路53の電源電圧入力端子Vccに印加される電圧を外部電源電圧Vddより定電圧ダイオード54のしきい値電圧Vzdだけ減少させることにより、負荷駆動用電源制御回路53の作動停止時点を、定電圧ダイオード54が無い場合に比べて外部電源電圧Vddがしきい値電圧Vzdだけ減少するのに要する時間だけ早める。これにより、負荷駆動回路用電源回路5が負荷駆動回路2に出力する負荷駆動回路用電源電圧Vlが十分に減衰した後、制御回路用電源回路6が制御回路3に出力する制御回路用電源電圧Vcを減衰させることができる。その結果として、停止に際して負荷駆動回路2を制御回路3よりも早く停止させることができるので、負荷駆動回路2が制御回路3よりも遅く停止して誤動作が発生するのを防止することができる。
(比較例の説明)
次に、図1に示す装置構成において、負荷駆動回路用電源回路5の定電圧ダイオード54を省略した場合の起動停止動作を以下に説明する。
(定電圧ダイオード54が無い場合の起動動作)
外部電源電圧Vddが立ち上がる際の電源4の起動動作を図4に示すタイミングチャートを参照して具体的に説明する。ただし、図4において、外部電源電圧Vdd、制御回路用電源電圧Vc及び負荷駆動回路用電源電圧Vlの電圧上昇率は通常は同じではない。なお、図4における制御回路用電源電圧Vcの立ち上がり波形は図2に示すそれと同じであるので、負荷駆動回路用電源電圧Vlの立ち上がり波形についてのみ説明する。
時点t0から外部電源電圧Vddが所定の電圧上昇率にて増加し、時点t6にて外部電源電圧VddがVth’に達すると、負荷駆動用電源制御回路53の作動が開始し、負荷駆動用電源制御回路53による負荷電源スイッチ52の断続制御が開始される。Vth’は負荷駆動用電源制御回路53の作動が開始される最低電源電圧値である。その結果、負荷駆動回路用電源回路5のトランス回路51から負荷駆動回路2へ印加される負荷駆動回路用電源電圧Vlは、所定の電圧上昇率にて増大しはじめる。なお、この電圧上昇率は、外部電源電圧Vddの電圧上昇率に加えて、トランス回路51の平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて充電される際の時間遅れなどにより決定されるが、負荷駆動用電源制御回路53が負荷電源スイッチ52のデューティ比を調整することによりこの電圧上昇率を設定してもよい。その後、負荷駆動用電源制御回路53は、負荷駆動回路用電源電圧Vlが所定値に達するとこの電圧値を維持するよう負荷電源スイッチ52のデューティ比をフィードバック制御する。
(定電圧ダイオード54が無い場合の停止動作)
外部電源電圧Vddが立ち下がる際の電源4の起動動作を図5に示すタイミングチャートを参照して具体的に説明する。ただし、図5において、外部電源電圧Vdd、制御回路用電源電圧Vc及び負荷駆動回路用電源電圧Vlの電圧減少率は通常は同じではない。なお、図5における制御回路用電源電圧Vcの立ち下がり波形は図3に示すそれと同じであるので、負荷駆動回路用電源電圧Vlの立ち下がり波形についてのみ説明する。
外部電源電圧Vddが時点t3から所定の電圧下降率にて減少しはじめ、時点t8にて外部電源電圧VddがVth’に達すると、負荷駆動用電源制御回路53は、その電源電圧入力端子Vccに入力される電源電圧の低下を検出して負荷駆動回路2への負荷駆動回路用電源電圧Vlの出力停止動作を開始する。ただし、この出力停止動作において急激な停止は好ましくないため、負荷駆動用電源制御回路53は、負荷電源スイッチ52のデューティ比を所定減少率で減少させることにより、トランス回路51が出力する負荷駆動回路用電源電圧Vlを所定の電圧減少率で低下させる。この電圧減少率は、外部電源電圧Vddの電圧減少率に加えて、トランス回路51の平滑コンデンサなどのキャパシタ成分が所定の電気抵抗を通じて放電される際の時間遅れなどにより決定されるが、負荷駆動用電源制御回路53が負荷電源スイッチ52のデューティ比を調整することによりこの電圧減少率を設定してもよい。なお、負荷駆動用電源制御回路53としてはたとえばNEC社製のμPC1150を用いることができる。
(効果)
図2と図4との比較、並びに、図3と図5との比較から明らかなように、負荷駆動回路用電源回路5の負荷駆動用電源制御回路53の電源電圧入力端子Vccへ入力する外部電源電圧Vddを定電圧ダイオード54により低減するという極めて簡単な手段により、負荷駆動回路用電源電圧Vlの立ち上がりを制御回路用電源電圧Vcの立ち上がりより遅らせ、負荷駆動回路用電源電圧Vlの立ち下がりを制御回路用電源電圧Vcの立ち下がりより早めることができ、二電源型電源装置の起動停止時の動作安定性を大幅に改善することができる。
また、上記動作安定性を得るためにフォトカプラ回路の光電力を制御電力として用いる必要がないため、制御回路の高速化や大容量のコンデンサの省略を実現することもできた。
実施例の二電源型電源装置を示すブロック回路図である。 図1に示す二電源型電源装置の起動時の各部波形を示すタイミングチャートである。 図1に示す二電源型電源装置の停止時の各部波形を示すタイミングチャートである。 従来の二電源型電源装置の起動時の各部波形を示すタイミングチャートである。 従来の二電源型電源装置の停止時の各部波形を示すタイミングチャートである。
符号の説明
Vc 制御回路用電源電圧
Vcc 電源電圧入力端子
Vdd 外部電源電圧
Vl 負荷駆動回路用電源電圧
1 電気負荷
2 負荷駆動回路
3 制御回路
4 電源
5 負荷駆動回路用電源回路
6 制御回路用電源回路
51 トランス回路
52 負荷電源スイッチ
53 負荷駆動用電源制御回路
54 定電圧ダイオード

Claims (3)

  1. 電気負荷への給電を断続する負荷駆動回路へ負荷駆動回路用電源電圧を印加する負荷駆動回路用電源回路と、
    所定のしきい値電圧値以上の電源電圧が印加される場合に前記負荷駆動回路の作動を制御する制御回路へ制御回路用電源電圧を印加する制御回路用電源回路と、
    を備え、
    前記負荷駆動回路電源回路は、
    前記制御回路用電源回路が前記制御回路用電源電圧を前記制御回路へ印加するよりも遅く前記負荷駆動回路用電源回路へ前記負荷駆動回路用電源電圧を印加し、かつ、前記制御回路用電源回路が前記制御回路用電源電圧を遮断するよりも早く前記負荷駆動回路用電源電圧を遮断する負荷駆動装置用二電源型電源装置であって、
    前記負荷駆動回路用電源回路は、
    前記負荷駆動回路用電源電圧を断続するスイッチング素子である負荷電源スイッチと、
    前記負荷電源スイッチを制御する制御部と、
    所定のしきい値電圧を有するとともに外部電源電圧を降圧して前記制御部に電源電圧として印加する定電圧回路と、
    を備えることを特徴とする負荷駆動装置用二電源型電源装置。
  2. 請求項1記載の負荷駆動装置用二電源型電源装置において、
    前記負荷駆動回路用電源回路は、
    前記外部電源電圧が前記負荷電源スイッチを通じて印加される一次コイルをもつトランスと、
    前記トランスの二次コイル電圧を整流して前記負荷駆動回路へ前記負荷駆動回路用電源電圧として出力する整流回路と、を有し前記制御部は、
    所定周波数にて前記負荷電源スイッチを断続させて前記トランスの一次コイルに交流電流を通電させる負荷駆動装置用二電源型電源装置。
  3. 請求項1又は2記載の負荷駆動装置用二電源型電源装置において、
    前記定電圧回路は、
    前記外部電源電圧を降圧して前記制御部に電源電圧として印加する定電圧ダイオードからなる負荷駆動装置用二電源型電源装置。
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