JP2006246565A - スイッチング電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 軽負荷時の効率が低くならないアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置を提供する。
【解決手段】 トランスT1と、トランスT1の1次巻線N1に直列接続される主スイッチQ1と、副スイッチQ2とコンデンサC3からなり主スイッチQ1に並列に接続される直列回路と、主スイッチQ1と副スイッチが略相補的に動作するように主スイッチQ1及び副スイッチQ2をオン/オフ制御する1次側制御部3と、スイッチング電源装置の出力電流を検出し、スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、1次側制御部3の制御にかかわらず副スイッチQ2の動作を停止させる2次側制御部5とを備えるスイッチング電源装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチング電源装置に関するものであり、特にアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置に関するものである。
従来のスイッチング電源装置において、高効率、低ノイズ化を図るため、アクティブクランプ方式が用いられている(例えば、特許文献1を参照)。アクティブクランプ方式が用いられている従来のスイッチング電源装置として、ここでは図12に示すフライバック型スイッチング電源装置を例に挙げて説明を行う。
図12に示すフライバック型スイッチング電源装置は、NチャネルMOSFET(以下、「NMOSトランジスタ」ともいう)である主スイッチQ1と、NMOSトランジスタである副スイッチQ2と、コンデンサC3及びC4と、トランスT1と、ダイオードD3と、コンデンサD5と、電圧検出部1と、1次−2次伝達部2と、1次側制御部3とを備えている。
主スイッチQ1がトランスT1の1次巻線N1に直列に接続される。両端に入力電圧Eが印加されるコンデンサC4が、トランスT1の1次巻線N1と主スイッチQ1からなる直列回路に並列に接続される。そして、コンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路が主スイッチQ1に並列に接続される。
トランスT1の2次巻線N2の一端とコンデンサC5の一端とが直接接続され、トランスT1の2次巻線N2の他端とコンデンサC5の他端とがダイオードD3を介して接続される。コンデンサC5の両端電圧が図12に示すフライバック型スイッチング電源装置の出力電圧となる。
電圧検出部1は、スイッチング電源装置の出力電圧を検出し、その検出結果を1次−2次伝達部2を通じて1次側制御部3に伝達する。1次−2次伝達部2は、1次側と2次側との絶縁を確保するために設けられるものであって、例えばフォトカプラを用いるとよい。1次側制御部3は、電圧検出部1から伝達された検出結果に応じてPWMデューティを決定し主スイッチQ1及び副スイッチQ2をPWM制御する。1次側制御部3の制御により、主スイッチQ1と副スイッチQ2は略相補的に動作する。なお、主スイッチQ1と副スイッチQ2がともにオフする期間が設けられている。
上記構成の図12に示すフライバック型スイッチング電源装置の動作について、図12に示すフライバック型スイッチング電源装置の各部電圧・電流波形図である図13を参照して説明する。なお、図13(a)は通常負荷時の波形図であり、図13(b)は軽負荷時の波形図である。また、図13のVG1、VG2、VQ1、IQ1、IQ2、VD3、ID3はそれぞれ主スイッチQ1のゲート電圧、副スイッチQ2のゲート電圧、主スイッチQ1の両端電圧、主スイッチQ1を流れる電流、副スイッチQ2を流れる電流、ダイオードD3の両端電圧、ダイオードD3を流れる電流を示している。
t1〜t2の期間は、主スイッチQ1がオン、副スイッチQ2がオフとなり、トランスT1に励磁エネルギーが蓄えられる。そして、主スイッチQ1がオフのとき(t2〜t5の期間)に、前記励磁エネルギーがダイオードD3を通じて負荷12に供給される。また、t5〜t6の期間は、t1〜t2の期間と同様に、主スイッチQ1がオン、副スイッチQ2がオフとなり、トランスT1に励磁エネルギーが蓄えられる。
主スイッチQ1がオンからオフに切り替わった時点(t2)から主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧がスイッチング電源装置の入力電圧Eに達する時点(t3)まで、トランスT1の1次巻線N1と主スイッチQ1の寄生コンデンサC1とが共振して主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧VQ1)が増加する。そして、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧VQ1)がスイッチング電源装置の入力電圧Eに達した時点(t3)から副スイッチQ2がオンからオフに切り替わる時点(t4)まで、トランスT1の1次巻線N1とコンデンサC3が共振する。コンデンサC3の容量は主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の容量に比べて2桁以上大きくなるように設定されているので、トランスT1の1次巻線N1とコンデンサC3による共振の周期が長くなり、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧VQ1)はあたかもクランプされたように平坦になる。
ここで、主スイッチQ1がオンからオフに切り替わった時点(t2)の直後は、トランスN1の1次巻線N1→コンデンサC3→副スイッチQ2の方向(以下、「順方向」ともいう)に電流が流れているが、この間に副スイッチQ2がオフからオンに切り替われば副スイッチQ2の寄生コンデンサの両端電圧がピークに達した後に副スイッチQ2→コンデンサC3→トランスN1の1次巻線N1の方向(以下、「逆方向」ともいう)に電流が流れることが可能となる。なお、ここではt3時点において副スイッチQ2がオフからオンに切り替わっている。
そして、コンデンサC3を流れる電流が逆方向に流れている期間(IQ2<0の期間)に、副スイッチQ2がオンからオフに切り替わると、このコンデンサC3を流れる電流が、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1を放電し、主スイッチQ1の寄生ダイオードD2を通じてトランスT1の1次巻線N1に流れ、トランスT1の1次巻線N1を逆励磁する。したがって、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1は放電され、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)は零になる。そして、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)が零になってから、主スイッチQ1がオフからオンに切り替わるようにする。なお、ここでは主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)が零になった時点(t5)において、主スイッチQ1がオフからオンに切り替わっている。
このように主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)が零であるときに主スイッチQ1がオフからオンに切り替わるので、主スイッチQ1がオフからオンに切り替わっても主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の放電電流が流れない。これにより、スイッチング損失をほとんどなくすことができる。
特許第3387456号公報(第26図)
図12に示すフライバック型スイッチング電源装置は、上述したようにスイッチング損失がほとんどないため、負荷が大きい場合には低ノイズかつ高効率になる。ところが、負荷が軽くなった場合にはコンデンサC3を流れて回生される電流が大きくなるため効率が低くなってしまう。
このため、アクティブクランプ方式のスイッチング電源装置の他に小型のサブ電源装置を別途設け、軽負荷時にはメイン電源であるアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置を遮断し、サブ電源装置のみを動作させる手法が良く採られている。しかしながら、かかる手法にはコストや実装面積の増大という不都合があった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、軽負荷時の効率が低くならないアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るスイッチング電源装置においては、トランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続される主スイッチング素子と、副スイッチング素子とコンデンサからなる直列回路と、前記主スイッチング素子と前記副スイッチング素子が略相補的に動作するように前記主スイッチング素子及び前記副スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを備え、前記直列回路が前記トランスの1次巻線又は前記主スイッチング素子に並列に接続されるスイッチング電源装置であって、前記スイッチング電源装置の出力電流を検出し、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記制御部の制御にかかわらず前記副スイッチング素子の動作を停止させる動作停止手段を備える構成(以下、第1の構成という)としている。
このような構成によると、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下でない通常負荷時では、前記主スイッチング素子の寄生コンデンサの両端電圧が零であるときに前記主スイッチング素子がオフからオンに切り替わるので、前記主スイッチング素子がオフからオンに切り替わっても前記主スイッチング素子の寄生コンデンサの放電電流が流れない。これにより、スイッチング損失をほとんどなくすことができる。また、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下である軽負荷時では、前記副スイッチング素子の動作が停止するので、トランスの1次巻線に直列接続されるスイッチング素子をPWM制御するアクティブクランプ方式でない通常のスイッチング電源装置と同一の動作になる。したがって、軽負荷時の効率が低くなることを防止することができる。
また、上記目的を達成するために本発明に係るスイッチング電源装置においては、トランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続される主スイッチング素子と、副スイッチング素子とコンデンサからなる直列回路と、前記主スイッチング素子と前記副スイッチング素子が略相補的に動作するように前記主スイッチング素子及び前記副スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを備え、前記直列回路が前記トランスの1次巻線又は前記主スイッチング素子に並列に接続されるスイッチング電源装置であって、前記直列回路を流れる電流を検出し、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記制御部の制御にかかわらず前記副スイッチング素子の動作を停止させる動作停止手段を備える構成(以下、第2の構成という)としている。なお、前記動作停止手段が、前記副スイッチング素子の動作を停止させた後前記制御部の制御により前記主スイッチング素子がオフからオンに切り替わると、前記副スイッチング素子の動作停止を解除することが望ましい。
このような構成によると、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になることがない通常負荷時では、前記主スイッチング素子の寄生コンデンサの両端電圧が零であるときに前記主スイッチング素子がオフからオンに切り替わるので、前記主スイッチング素子がオフからオンに切り替わっても前記主スイッチング素子の寄生コンデンサの放電電流が流れない。これにより、スイッチング損失をほとんどなくすことができる。また、軽負荷時に前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記副スイッチング素子の動作が停止するので、アクティブクランプ動作は行われるが、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流を従来のアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置に比べて小さくすることができる。したがって、軽負荷時の効率が低くなることを防止することができる。
また、第1の構成のスイッチング電源装置において、前記トランスの2次側に整流手段である第1のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させるようにしてもよい。さらに、フォワード型スイッチング電源装置であって、前記トランスの2次側に転流手段である第2のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させるようにしてもよい。
このような構成によると、整流損失を低減できる。また、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下である場合に、同期整流用スイッチング素子の駆動電流を低減でき、省エネに対して有利になる。
また、第2の構成のスイッチング電源装置において、前記トランスの2次側に整流手段である第1のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させるようにしてもよい。さらに、フォワード型スイッチング電源装置であって、前記トランスの2次側に転流手段である第2のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させるようにしてもよい。
このような構成によると、整流損失を低減できる。また、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になった場合に、同期整流用スイッチング素子の駆動電流を低減でき、省エネに対して有利になる。
本発明によると、軽負荷時の効率が低くならないアクティブクランプ方式のスイッチング電源装置を実現することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して以下に説明する。まず、本発明の第一実施形態について説明する。本発明の第一実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図1に示す。図1に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図1において図12と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図1に示すスイッチング電源装置は、図12に示すスイッチング電源装置に駆動部4、2次側制御部5、1次−2次伝達部6、駆動部7を新たに設けるとともに、整流損失の低減を図るためにダイオードD3を同期整流用のNMOSトランジスタQ3に置換した構成である。1次−2次伝達部6は、1次側と2次側との絶縁を確保するために設けられるものであって、例えばフォトカプラを用いるとよい。
2次側制御部5は、スイッチング電源装置の出力電流を検出し、スイッチング電源装置の出力電流が所定値以下であるか否かによって異なる制御を行う。
スイッチング電源装置の出力電流が所定値以下でない場合、2次側制御部5の制御により、駆動部7は1次側制御部3の制御信号に応じて副スイッチQ2を駆動し、駆動部4はスイッチング電源装置の出力電圧が所定の電圧閾値以上であればNMOSトランジスタQ3をオンにしスイッチング電源装置の出力電圧が所定の電圧閾値以上でなければNMOSトランジスタQ3をオフにする。この場合、主スイッチQ1のゲート電圧VG1、副スイッチQ2のゲート電圧VG2、主スイッチQ1の両端電圧VQ1、主スイッチQ1を流れる電流IQ1、副スイッチQ2を流れる電流IQ2、NMOSトランジスタQ3のソース−ドレイン間電圧VQ3、NMOSトランジスタQ3のドレイン電流IQ3の波形は図2(a)に示すようになる。図2(a)から明らかなように、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)が零であるときに主スイッチQ1がオフからオンに切り替わるので、主スイッチQ1がオフからオンに切り替わっても主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の放電電流が流れない。これにより、スイッチング損失をほとんどなくすことができる。
一方、スイッチング電源装置の出力電流が所定値以下である場合、2次側制御部5の制御により、駆動部7は1次側制御部3の制御信号にかかわらず副スイッチQ2の動作を停止させ、駆動部4はスイッチング電源装置の出力電圧の値にかかわらずNMOSトランジスタQ3の動作を停止させる。これにより、副スイッチQ2及びNMOSトランジスタQ3はオフになる。この場合、主スイッチQ1のゲート電圧VG1、副スイッチQ2のゲート電圧VG2、主スイッチQ1の両端電圧VQ1、主スイッチQ1を流れる電流IQ1、副スイッチQ2を流れる電流IQ2、NMOSトランジスタQ3のソース−ドレイン間電圧VQ3、NMOSトランジスタQ3のドレイン電流IQ3の波形は図2(b)に示すようになる。図2(b)から明らかなように、トランスの1次巻線に直列接続されるスイッチング素子をPWM制御するアクティブクランプ方式でない通常のスイッチング電源装置と同一の動作になる。したがって、軽負荷時の効率が低くなることを防止することができる。
続いて、本発明の第二実施形態について説明する。本発明の第二実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図3に示す。図3に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図3において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図3に示すスイッチング電源装置が図1に示すスイッチング電源装置と異なる点は、コンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路がトランスT1の1次巻線N1に並列に接続されている点である。このため、図3に示すスイッチング電源装置の動作は図1に示すスイッチング電源装置の動作と同一である。
ここで、図3のスイッチング電源装置の具体的構成例を図4に示す。図4のスイッチング電源装置の制御回路8及び遅延回路9が図3のスイッチング電源装置の1次側制御部3に該当し、図4のスイッチング電源装置の抵抗R2及びR3が図3のスイッチング電源装置の駆動部4に該当し、図4のスイッチング電源装置の抵抗R1、比較器10、及び定電圧源11が図3のスイッチング電源装置の2次側制御部5に該当し、図4のスイッチング電源装置のフォトカプラの発光部12及び受光部13が図3のスイッチング電源装置の1次−2次伝達部6に該当し、図4のスイッチング電源装置のハイサイドドライバー14及び反転器15が図3のスイッチング電源装置の駆動部7に該当する。
図4のスイッチング電源装置では、スイッチング電源装置の出力電流が抵抗R1の電圧によって検知され、比較器10によって抵抗R1の電圧と定電圧源11から出力される基準電圧とが比較される。負荷が小さくなって抵抗R1の電圧が前記基準電圧より小さくなると、比較器10の出力がLowレベルとなり、NMOSトランジスタQ3がオフになるとともにフォトカプラの発光部(フォトダイオード)12に電流が流れない。そして、フォトカプラの発光部(フォトダイオード)12に電流が流れないと、フォトカプラの受光部(フォトトランジスタ)13もオフとなり、副スイッチQ2に駆動信号が伝達されずに副スイッチQ2がオフになり、トランスの1次巻線に直列接続されるスイッチング素子をPWM制御するアクティブクランプ方式でない通常のスイッチング電源装置と同一の動作になる。
続いて、本発明の第三実施形態について説明する。本発明の第三実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図5に示す。図5に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図5において図1と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図5に示すスイッチング電源装置は、図1に示すスイッチング電源装置から1次側制御部3、2次側制御部5、1次−2次伝達部6、及び駆動部7を取り除き、1次側制御部3’、1次−2次伝達部6’、及び電流検出部16を新たに設けた構成である。1次−2次伝達部6’は、1次側と2次側との絶縁を確保するために設けられるものであって、例えばフォトカプラを用いるとよい。
電流検出部16は、コンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路を流れる電流を検出し、その検出結果を1次側制御部3’に送出する。
コンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路を流れる電流が逆方向(副スイッチQ2→コンデンサC3→トランスN1の1次巻線N1の方向)に所定の電流閾値Ith以上流れていない場合、1次側制御部3’は、主スイッチQ1及び副スイッチのオン/オフ制御に関して図1のスイッチング電源装置が具備する1次側制御部3と同一の制御を行うとともに、NMOSトランジスタQ3と主スイッチQ1が略相補的に動作するように1次−2次伝達部6’を通じて駆動部4を制御する。この場合、主スイッチQ1のゲート電圧VG1、副スイッチQ2のゲート電圧VG2、主スイッチQ1の両端電圧VQ1、主スイッチQ1を流れる電流IQ1、副スイッチQ2を流れる電流IQ2、NMOSトランジスタQ3のソース−ドレイン間電圧VQ3、NMOSトランジスタQ3のドレイン電流IQ3の波形は図6(a)に示すようになる。図6(a)から明らかなように、主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の両端電圧(=主スイッチQ1の両端電圧)が零であるときに主スイッチQ1がオフからオンに切り替わるので、主スイッチQ1がオフからオンに切り替わっても主スイッチQ1の寄生コンデンサC1の放電電流が流れない。これにより、スイッチング損失をほとんどなくすことができる。
一方、コンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路を流れる電流が逆方向(副スイッチQ2→コンデンサC3→トランスN1の1次巻線N1の方向)に所定の電流閾値Ith以上流れると、1次側制御部3’は、電圧検出部1から伝達された検出結果にかかわらず、副スイッチQ2の動作を停止させるとともに、スイッチング電源装置の出力電圧の値にかかわらずNMOSトランジスタQ3の動作を停止させるように駆動部4を制御して副スイッチQ2及びNMOSトランジスタQ3をオフにし、その後電圧検出部1から伝達された検出結果に応じて主スイッチQ1をオフからオンに切り替える制御を行うと、副スイッチQ2及びNMOSQ3の動作停止を解除する。この場合、主スイッチQ1のゲート電圧VG1、副スイッチQ2のゲート電圧VG2、主スイッチQ1の両端電圧VQ1、主スイッチQ1を流れる電流IQ1、副スイッチQ2を流れる電流IQ2、NMOSトランジスタQ3のソース−ドレイン間電圧VQ3、NMOSトランジスタQ3のドレイン電流IQ3の波形は図6(b)に示すようになる。図6(b)から明らかなように、アクティブクランプ動作は行われるが、図12のスイッチング電源装置に比べてコンデンサC3を流れて回生される電流を小さくすることができる。したがって、軽負荷時の効率が低くなることを防止することができる。
続いて、本発明の第四実施形態について説明する。本発明の第四実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図7に示す。図7に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図7において図5と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図7に示すスイッチング電源装置が図5に示すスイッチング電源装置と異なる点は、コンデンサC3と副スイッチQ2と電流検出部16からなる直列回路がトランスT1の1次巻線N1に並列に接続されている点である。このため、図7に示すスイッチング電源装置の動作は図5に示すスイッチング電源装置の動作と同一である。
続いて、本発明の第五実施形態について説明する。本発明の第五実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図8に示す。図8に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図8において図5と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図8に示すスイッチング電源装置は、図5に示すスイッチング電源装置のNMOSトランジスタQ3及び1次側制御部3’をそれぞれダイオードD3及び1次側制御部3’’に置換するとともに、駆動部4及び1次−2次伝達部6’を取り除いた構成である。1次側制御部3’’は主スイッチQ1及び副スイッチQ2のオン/オフ制御のみを行う。
図8に示すスイッチング電源装置は、整流手段としてダイオードD3を用いているため、同期整流用のスイッチング素子を制御する必要がなくなり、図5に示すスイッチング電源装置に比べて回路構成を簡素化することができる。
なお、図1に示すスイッチング電源装置についてもNMOSトランジスタQ3及び2次側制御部5をそれぞれダイオードD3及び駆動部7のみを制御する2次側制御部に置換するとともに駆動部4を取り除くことによって、回路構成を簡素化することができる。
続いて、本発明の第六実施形態について説明する。本発明の第六実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を図9に示す。図9に示すスイッチング電源装置は、アクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置である。なお、図9において図7と同一の部分には同一の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図9に示すスイッチング電源装置は、図7に示すスイッチング電源装置のNMOSトランジスタQ3及び1次側制御部3’をそれぞれダイオードD3及び1次側制御部3’’に置換するとともに、駆動部4及び1次−2次伝達部6’を取り除いた構成である。1次側制御部3’’は主スイッチQ1及び副スイッチQ2のオン/オフ制御のみを行う。
図9に示すスイッチング電源装置は、整流手段としてダイオードD3を用いているため、同期整流用のスイッチング素子を制御する必要がなくなり、図7に示すスイッチング電源装置に比べて回路構成を簡素化することができる。
なお、図3に示すスイッチング電源装置についてもNMOSトランジスタQ3及び2次側制御部5をそれぞれダイオードD3及び駆動部7のみを制御する2次側制御部に置換するとともに駆動部4を取り除くことによって、回路構成を簡素化することができる。
続いて、本発明の第七及び第八実施形態について説明する。図10に示す本発明に係る第七実施形態のスイッチング電源装置は、図8のスイッチング電源装置の2次側にコイルL1と転流手段であるダイオードD4を新たに設けた構成であって、アクティブクランプ方式のフォワード型スイッチング電源装置である。また、図11に示す本発明に係る第八実施形態のスイッチング電源装置は、図9のスイッチング電源装置の2次側にコイルL1と転流手段であるダイオードD4を新たに設けた構成であって、アクティブクランプ方式のフォワード型スイッチング電源装置である。第七及び第八実施形態のスイッチング電源装置は、第一〜第六実施形態のスイッチング電源装置と同様に、軽負荷時の効率が低くなることを防止することができる。
また、図8及び図9のスイッチング電源装置以外の上述した本発明に係るアクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置においても、2次側にコイルL1と転流手段であるダイオードD4を新たに設けることによって、アクティブクランプ方式のフォワード型スイッチング電源装置にすることができる。なお、図8及び図9のスイッチング電源装置以外の上述した本発明に係るアクティブクランプ方式のフライバック型スイッチング電源装置が駆動部4を具備する構成である場合には、駆動部4を主スイッチQ1と略同一動作でNMOSトランジスタQ3を駆動する駆動部に置換する。
なお、上述した本発明に係るアクティブクランプ方式のフォワード型スイッチング電源装置の2次側に設けられる転流手段であるダイオードD4を転流用NMOSトランジスタに置換してもよい。この場合、転流用NMOSトランジスタと主スイッチQ1が略相補的に動作するように転流用NMOSトランジスタを駆動する駆動部(以下、「転流用NMOSトランジスタ駆動部」という)を設け、さらに、スイッチング電源装置の出力電流が所定値以下である場合に、転流用NMOSトランジスタ駆動部が転流用NMOSトランジスタの動作を停止させるように転流用NMOSトランジスタ駆動部を制御する制御部或いはコンデンサC3と副スイッチQ2からなる直列回路を流れる電流が逆方向(副スイッチQ2→コンデンサC3→トランスN1の1次巻線N1の方向)に所定の電流閾値以上流れると、転流用NMOSトランジスタの動作を停止させるように転流用NMOSトランジスタ駆動部を制御して転流用NMOSトランジスタをオフにし、その後主スイッチQ1がオフからオンに切り替わると、転流用NMOSトランジスタの動作停止を解除する制御部を設けるようにするとよい。このような構成によると、転流動作時の整流損失を低減することができる。
は、本発明の第一実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、図1のスイッチング電源装置の各部電圧・電流波形を示す図である。 は、本発明の第二実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、図3のスイッチング電源装置の具体的構成例を示す図である。 は、本発明の第三実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、図5のスイッチング電源装置の各部電圧・電流波形を示す図である。 は、本発明の第四実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、本発明の第五実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、本発明の第六実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、本発明の第七実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、本発明の第八実施形態に係るスイッチング電源装置の構成を示す図である。 は、アクティブクランプ方式が用いられている従来のスイッチング電源装置の一構成例を示す図である。 は、図12のスイッチング電源装置の各部電圧・電流波形を示す図である。
符号の説明
1 電圧検出部
2、6、6’ 1次−2次伝達部
3、3’、3’’ 1次側制御部
4、7 駆動部
5 2次側制御部
8 制御回路
9 遅延回路
10 比較器
11 定電圧源
12 フォトカプラの発光部
13 フォトカプラの受光部
14 ハイサイドドライバー
15 反転器
16 電流検出部
C1、C2 寄生コンデンサ
C3〜C5 コンデンサ
D1、D2 寄生ダイオード
D3 ダイオード
N1 1次巻線
N2 2次巻線
Q1〜Q3 NチャネルMOSFET
T1 トランス
R1〜R3 抵抗

Claims (6)

  1. トランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続される主スイッチング素子と、副スイッチング素子とコンデンサからなる直列回路と、前記主スイッチング素子と前記副スイッチング素子が略相補的に動作するように前記主スイッチング素子及び前記副スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを備え、前記直列回路が前記トランスの1次巻線又は前記主スイッチング素子に並列に接続されるスイッチング電源装置において、
    前記スイッチング電源装置の出力電流を検出し、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記制御部の制御にかかわらず前記副スイッチング素子の動作を停止させる動作停止手段を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. トランスと、前記トランスの1次巻線に直列接続される主スイッチング素子と、副スイッチング素子とコンデンサからなる直列回路と、前記主スイッチング素子と前記副スイッチング素子が略相補的に動作するように前記主スイッチング素子及び前記副スイッチング素子をオン/オフ制御する制御部とを備え、前記直列回路が前記トランスの1次巻線又は前記主スイッチング素子に並列に接続されるスイッチング電源装置において、
    前記直列回路を流れる電流を検出し、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記制御部の制御にかかわらず前記副スイッチング素子の動作を停止させる動作停止手段を備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記トランスの2次側に整流手段である第1のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させる請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記トランスの2次側に整流手段である第1のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記第1のスイッチング素子の動作を停止させる請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  5. フォワード型スイッチング電源装置であって、
    前記トランスの2次側に転流手段である第2のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記スイッチング電源装置の出力電流が所定の閾値以下であれば、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させる請求項3に記載のスイッチング電源装置。
  6. フォワード型スイッチング電源装置であって、
    前記トランスの2次側に転流手段である第2のスイッチング素子を備え、前記動作停止手段が、前記直列回路から前記トランスの1次巻線に回生される電流が所定の電流閾値以上になると、前記第2のスイッチング素子の動作を停止させる請求項4に記載のスイッチング電源装置。
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