JP5129208B2 - スイッチング電源装置 - Google Patents

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本発明は、スイッチング素子のスイッチング動作により電力伝送を行なうスイッチング電源装置に関する。
この種のスイッチング電源装置は、スイッチング素子やトランスなどを有する電力伝送用の主回路を備え、制御回路からのパルス駆動信号によりスイッチング素子をスイッチング動作させることで、トランスを介して負荷に所望の出力電圧を供給するようになっている。ところが、主回路の出力側に接続する負荷が短絡したり、大きな容量の出力コンデンサがトランスの出力側回路に設けられたりすると、装置の起動時に大きな電流が主回路に流れ、トランスのリーケージインダクタンスや、主回路の各素子を電気的に接続するパターン配線や、スイッチング素子のスイッチングスピードなどの影響によって、スイッチング素子の両端間に過大な電圧が発生する虞れがあり、スイッチング素子の最大定格を満足できない場合が生じてくる。
スイッチング素子の両端間に過大な電圧を発生させないためには、例えば特許文献1に示すような、ダイオードとコンデンサと抵抗とを含むスナバ回路を、スイッチング素子に接続することが従来から知られている。このスナバ回路は、ダイオードを通してスイッチング素子の両端間に印加されるトランスのフライバック電圧をコンデンサで充電し、スイッチング素子のオン期間中にコンデンサの蓄積電荷を抵抗で放電することで、スイッチング素子の両端間電圧を緩和するというものである。
特開2003−88119号公報
しかし、上述のようなスナバ回路を用いた構成では、コンデンサや抵抗などの部品を必要とするだけでなく、通常動作時にスイッチング素子がオン・オフする毎に抵抗でエネルギーが消費されるため、スイッチング電源装置としての効率が低下する。特許文献1では、スナバ回路のコンデンサに発生する両端電圧を別な目的で利用する提案がなされているが、そのようなコンデンサ電圧利用回路をスナバ回路に付加すること自体、装置の構成をさらに複雑化する要因となっていた。
本発明は上記問題点に着目してなされたもので、回路構成の複雑化を最小限に止めつつ、耐圧の低い素子を利用でき、通常動作時には高効率なスイッチング電源装置を提供することを、その目的とする。
本発明のスイッチング電源装置は、上記目的を達成するために、スイッチング素子のスイッチング動作により、入力電圧を出力電圧に変換して負荷に供給するコンバータ回路と、前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、前記出力電圧検出回路からの検出信号により、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記スイッチング素子のオン時間と前記スイッチング素子を流れる電流を制限する駆動信号を、前記スイッチング素子に供給する駆動信号生成回路と、を備え、前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧検出回路からの前記検出信号に基づいて、前記出力電圧に応じた導通幅を有するパルス制御信号を生成する発振回路と、このパルス制御信号がそれぞれの制御端子に印加され、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを有する駆動回路と、第3のスイッチ素子を有し、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記第3のスイッチ素子をオフにして、前記駆動回路への動作電圧の印加を遮断し、前記出力電圧が前記所定値以上の場合に、前記第3のスイッチ素子をオンにして、前記動作電圧をそのまま前記駆動回路に印加する開閉回路とからなり、前記第1のスイッチ素子はNPNバイポーラトランジスタであって、前記第3のスイッチ素子がオフの場合には、前記第1のスイッチ素子のベース・エミッタを電流が流れて前記スイッチング素子に駆動信号を供給し、前記第3のスイッチ素子がオンの場合には、前記第1のスイッチ素子のコレクタ・エミッタを電流が流れ、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する構成としている。
また前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧検出回路からの前記検出信号に基づいて、前記出力電圧に応じた導通幅を有するパルス制御信号を生成する発振回路と、このパルス制御信号がそれぞれの制御端子に印加され、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを有する駆動回路と、第3のスイッチ素子と抵抗との並列回路を有し、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記第3のスイッチ素子をオフにして、前記抵抗を通じて動作電圧を前記駆動回路に印加し、前記出力電圧が前記所定値以上の場合に、前記第3のスイッチ素子をオンにして、前記動作電圧をそのまま前記駆動回路に印加する開閉回路とからなり、前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子との接続点から、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する構成としてもよい。
れらの場合の前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記駆動信号の立ち上がりを緩やかにし、且つ電圧レベルの最大値を低くする構成を有するのが好ましい
本発明のスイッチング電源装置によれば、負荷が短絡したり、出力側に大きなコンデンサを接続して起動させたりしても、出力電圧が所定値よりも低ければ、駆動信号生成回路から供給される駆動信号によって、スイッチング素子のオン時間とスイッチング素子を流れる電流がそれぞれ制限される。したがって、スイッチング素子のサージ電圧を抑制して、耐圧の低い素子を利用できると共に、従来のようなサージ電圧をコンデンサで充電するスナバ回路は不要となり、出力電圧が所定値よりも高い通常動作時には、高効率なスイッチング電源装置を提供できる。
また、出力電圧検出回路は本来、出力電圧を安定化させるために、出力電圧の検出信号を発振回路にフィードバックするものであるが、ここでは発振回路のみならず、第3のスイッチ素子にも検出信号をフィードバックする。すなわち、出力電圧検出回路からの検出信号により、発振回路は出力電圧に応じた導通幅を有するパルス制御信号を生成できると共に、出力電圧が所定値よりも低い場合には第3のスイッチ素子をオフにし、出力電圧が所定値以上であれば第3のスイッチ素子をオンにすることができる。
らに、ここでの駆動信号生成回路は、スイッチング素子に駆動信号を供給する既存の発振回路と駆動回路に、スイッチ素子と抵抗または、スイッチ素子のみにより構成される開閉回路を付加するだけでよく、回路構成の複雑化を最小限に止めることができる
また、出力電圧が所定値よりも低い場合は、通常動作時に比べて駆動信号の立ち上がりを緩やかにすることで、スイッチング素子のオン時間を制限でき、併せて通常動作時に比べて電圧レベルの最大値を低くすることで、スイッチング素子を流れる電流も制限され、スイッチング素子のサージ電圧を効果的に抑制できる。
本発明の第1実施例を示すスイッチング電源装置の回路図である。 出力電圧検出回路の接続形態を示す概略の回路図である。 出力電圧検出回路の別な接続形態を示す概略の回路図である。 出力電圧検出回路のさらに別な接続形態を示す概略の回路図である。 スイッチ素子をオンしたときのスイッチング素子の動作状態を示す波形図である。 スイッチ素子をオフしたときのスイッチング素子の動作状態を示す波形図である。 スイッチング素子の特性を示すグラフである。 負荷短絡時にスイッチ素子をオンしたときの各部の波形図である。 負荷短絡時にスイッチ素子をオフしたときの各部の波形図である。 本発明の第2実施例を示すスイッチング電源装置の回路図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な各実施例について説明する。なお、各実施例で同一箇所には同一符号を付し、共通する部分の説明は重複を避けるために極力省略する。
図1は、本発明で提案するスイッチング電源装置の回路例を示すもので、1は装置外部から入力端子+Vin,−Vin間に直流入力電圧Viを印加する入力電源、2は装置内部で精度の高い動作電圧Vccを生成する基準電源である。3は一次側と二次側とを絶縁するトランス、4はスイッチング素子としてのMOS型FET(電界効果トランジスタ)で、トランス3の一次巻線3AとFET4との直列回路が、前記入力端子+Vin,−Vin間に接続される。また、この入力端子+Vin,−Vin間には、入力電圧Viを平滑化する入力コンデンサ5が接続される。
トランス3の一次側において、FET4の制御端子であるゲートにパルス制御信号Vpを供給する発振回路7が設けられる。またここでは、発振回路7からのパルス制御信号Vpを、FET4がオンできるような駆動信号に変換して、FET4のゲートに供給する駆動回路8が設けられる。駆動回路8は、PNP型トランジスタ9とNPN型トランジスタ10とを備え、トランジスタ9,10のベースが互いに接続されてパルス制御信号Vpが供給され、トランジスタ9,10のエミッタが互いに接続されてFET4のゲートに導かれる構成を有している。
前記基準電源2の一端からトランジスタ10のコレクタに至る動作電圧Vccラインには、スイッチ素子11と抵抗12との並列回路による開閉回路13が挿入接続される。ここで用いるスイッチ素子11は、例えばFETやトランジスタの他に、必要に応じて抵抗12の両端間を短絡または開放できる各種半導体素子とすることができる。基準電源2の他端とトランジスタ9のコレクタは、FET4のソースと共に何れも接地ラインに接続され、開閉回路13とトランジスタ9,10との直列回路が、基準電源2の両端間に接続される。
トランス3の二次側では、前記一次巻線3Aと電磁気的に結合する二次巻線3Bに、出力回路に相当する整流平滑回路21が接続される。この整流平滑回路21は、FET4のスイッチング動作に伴い二次巻線3Bに誘起した電圧を整流平滑して、出力端子+Vo,−Vo間に出力電圧Voを生成するものである。装置外部において、出力端子+Vo,−Vo間には必要な負荷22が接続される。こうして、一次巻線3Aと二次巻線3Bとを有するトランス3と、トランス3の一次巻線3Aに入力電圧Viを断続的に印加するスイッチング素子4と、トランス3の二次巻線3Bに誘起した電圧を整流平滑する整流平滑回路21とによって、入力電圧Viを所望の出力電圧Voに変換して負荷22に供給する主回路としてのコンバータ回路23が構成される。
24は、出力電圧Voの状態を監視し、この出力電圧Voに応じた検出信号を生成する出力電圧検出回路である。出力電圧検出回路24は本来、出力電圧Voを安定化させるために、出力電圧Voの検出信号を発振回路7にフィードバックするものであるが、ここでは発振回路7のみならず、スイッチ素子11にも検出信号をフィードバックする。すなわち、出力電圧検出回路24からの検出信号により、出力電圧Voが所定値よりも低い場合にはスイッチ素子11をオフにし、出力電圧Voが所定値以上であればスイッチ素子11をオンにする構成を有している。これにより駆動回路8は、スイッチ素子11がオンのときに、基準電源2からの動作電圧Vccで高速にFET4のゲート容量を充電し、スイッチング素子11がオフのときに、基準電源2からの動作電圧Vccで抵抗12を通して緩やかにFET4のゲート容量を充電するようになっている。
前記発振回路7は、出力電圧検出回路24からの検出信号を受けて、出力電圧Voに応じた導通幅を有するパルス制御信号Vpを駆動回路8に出力する。そのため、スイッチ素子11がオンする通常動作時には、出力電圧Voが高くなるほどFET4のオン期間が短くなり、出力電圧Voが低くなるほどFET4のオン期間が長くなって、結果的に整流平滑回路21から負荷22に安定した出力電圧Voが供給される。
なお、図1には示していないが、負荷22への出力電流を電流検出器により監視し、この出力電流が所定値を超えたら、パルス制御信号Vpの導通幅を最小にするような過電流保護機能を、発振回路7に持たせてもよい。
前述した出力電圧検出回路24は、図2〜図4に示すように様々な接続形態とすることができる。図2に示す回路例では、トランス3に一次巻線3Aや二次巻線3Bと電磁気的に結合する三次巻線3Cを設け、この三次巻線3Cに発生する電圧を用いて、出力電圧検出回路24が出力電圧Voに応じた検出信号を生成するものである。この場合の出力電圧検出回路24は、整流平滑回路21と同じ回路構成とするのが好ましい。そうすることで、二次巻線3Bと三次巻線3Cとの巻数比を適宜調整するだけで、出力電圧Voに比例した電圧レベルの検出信号を簡単に得ることができる。また、出力電圧Voの検出信号をフィードバックする際に、部品の追加を何等伴わずに、トランス3を検出信号の電気的な絶縁素子として利用できる。
図3に示す回路例では、整流平滑回路21が、整流ダイオード31,転流ダイオード32,チョークコイル33および平滑コンデンサ34とを備え、FET4のオン時に二次巻線3Bのドット側端子に正極性の電圧が誘起されると、整流ダイオード31がオンしてチョークコイル33にエネルギーが蓄えられ、FET4のオフ時に二次巻線3Bの非ドット側端子に正極性の電圧が誘起されると、転流ダイオード32がオンして、それまでチョークコイル33に蓄えられたエネルギーが平滑コンデンサ34や負荷22に放出される構成を有している。またこのような構成において、チョークコイル33は上記エネルギーのやり取りを行なう主巻線33Aと、この主巻線33Aに電磁気的に結合する補助巻線33Bとを備え、補助巻線33Bに発生する電圧を用いて、出力電圧検出回路24が出力電圧Voに応じた検出信号を生成するものである。
図4に示す回路例では、整流平滑回路21の出力側に発生する出力電圧Voを直接用いて、出力電圧検出回路24がこの出力電圧Voに応じた検出信号を生成するものである。出力電圧検出回路24からの検出信号は、発光素子36Aをトランス3の二次側に配置し、受光素子36Bをトランス3の一次側に配置したホトカプラ36により、電気的に絶縁して発振回路7や開閉回路13に伝送される。
その他、出力電圧検出回路24の接続形態は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変形が考えられる。いずれにせよ、開閉回路13のスイッチ素子11が、出力電圧Voの値に応じてオンまたはオフする構成を有していればよい。
次に、上記構成についてその作用を、図5および図6の波形図や、図7のグラフを参照しながら説明する。なお、図5はスイッチ素子11をオンした通常動作時におけるFET4のゲート・ソース間電圧VGS4を示し、また図6は、スイッチ素子11をオフした低出力電圧時におけるFET4のゲート・ソース間電圧VGS4を示している。さらに図7では、FET4のゲート・ソース間電圧VGS4と、ドレイン・ソース間のオン抵抗RDS4との関係を示している。
発振回路7が動作すると、出力電圧検出回路24からの検出信号に基づいて、出力電圧Voに応じた導通幅を有するパルス制御信号Vpが駆動回路8に供給され、駆動回路8からFET4のゲートに出力される駆動信号によって、FET4がオンまたはオフにスイッチング動作される。これにより、入力電源2からの入力電圧Viがトランス3の一次巻線3Aに断続的に印加され、二次巻線3Bに誘起された電圧を整流平滑回路21が整流平滑することで、出力端子+Vo,−Voから負荷22に所望の出力電圧Voが供給される。
ここで通常の動作において、出力電圧Voが所定値以上である場合は、出力電圧検出回路24からの検出信号によって、開閉回路13を構成するスイッチ素子11はオン状態となり、抵抗12の両端間を短絡して、基準電源2からの動作電圧Vccがそのまま駆動回路8を構成するトランジスタ10のコレクタに印加される。そして、発振回路7から出力されるパルス制御信号VpがH(高)レベルになると、NPN型のトランジスタ10はオン,PNP型のトランジスタ9はオフし、基準電源2からの動作電圧Vccがトランジスタ10を通してFET4のゲート・ソース間に印加される。また、発振回路7から出力されるパルス制御信号VpがL(低)レベルになると、PNP型のトランジスタ9はオン,NPN型のトランジスタ10はオフし、それまでFET4のゲートに蓄えられた電荷が、トランジスタ9を通して速やかに放電される。発振回路7からはパルス制御信号Vpとして、出力電圧Voの変動に見合うHレベルの導通幅を有するオンパルスが繰り返し出力され、それにより出力電圧Voの安定化が図られる。
上記一連の動作で、FET4に供給される駆動信号は、図5に示すFET4のゲート・ソース間電圧VGS4の波形からも明らかなように、駆動回路8に高い電圧(動作電圧Vcc)が印加されている関係で、その立ち上がりが急峻になり、パルス制御信号VpがHレベルに転じてから、FET4がターンオンするしきい値Vthに達するまでの時間も短くなって、FET4が速やかにオンする。また図7に示すように、FET4のゲート・ソース間電圧が高くなると、その分FET4のオン抵抗は小さくなって、FET4のドレイン・ソース間に十分な一次側電流を流すことができる。
これに対して、例えば負荷22が短絡したり、あるいは出力端子+Vo,−Vo間に大きなコンデンサを接続して、装置ひいては発振回路7を起動させたりすると、コンバータ回路23に大きな電流が流れることに起因して、過電流保護動作により出力電圧Voが低下する。出力電圧検出回路24はその状態を検出し、出力電圧Voが所定値よりも低い場合には、スイッチ素子11をオフ状態にして、抵抗12の両端間を開放し、その抵抗12を通して基準電源2からの動作電圧Vccをトランジスタ10のコレクタに印加する。
このときFET4に供給される駆動信号は、図6に示すFET4のゲート・ソース間電圧VGS4の波形からも明らかなように、通常動作時よりも低い電圧が駆動回路8に印加されている関係で、その立ち上がりが緩慢になり、パルス制御信号VpがHレベルに転じてから、FET4がターンオンするしきい値Vthに達するまでの時間も長くなって、FET4が緩やかにオンし、結果的にFET4のオン時間が制限される。また図7に示すように、FET4のゲート・ソース間電圧の最大値が通常動作時よりも低いため、その分FET4のオン抵抗は大きくなって、FET4のドレイン・ソース間に流れる一次側電流も抑制される。したがって、出力電圧Voの低下時にスイッチ素子11をオフ状態にすることで、トランス3を介して出力側に伝送されるエネルギー量が制限され、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を効果的に抑制することができる。
図8は、負荷22の短絡時において、スイッチ素子11をオンにした場合の各部の波形図を示し、また図9は、同じく負荷22の短絡時において、スイッチ素子11をオフにした場合の各部の波形図を示している。これらの各図において、VDS4はFET4のドレイン・ソース間電圧を示し、IDS4はFET4のドレイン・ソース間電流を示し、VGS4はFET4のゲート・ソース間電圧を示している。
一般的に、発振回路7を含むスイッチング電源装置用の制御用ICは、その最小オン時間が100ns程度であることから、仮にコンバータ回路23での過電流を検出して、発振回路7がパルス制御回路Vpのオンデューティを最小に絞ったとしても、最小オン時間が経過するまでは過大な電流がコンバータ回路23内に流れてしまう。特に、負荷22が短絡して出力電圧Voが極端に低い状態が続くと、過電流によって整流平滑回路21を構成するチョークコイル33が飽和に至ると、このチョークコイル33が短絡状態となって、さらに大きな電流がコンバータ回路23内に流れ、FET4がオフした瞬間に過大な電圧が発生する。図8は、FET4がオフした瞬間に、FET4のドレイン・ソース間に大きな電圧VDS4が表れている。
そこで本実施例では、負荷22の短絡により出力電圧Voが極端に低下すると、スイッチ素子11をオフにして、FET4のオン時間とドレイン・ソース間に流れる電流IDS4を制限する。これにより図9に示すように、FET4がオフした瞬間に発生するFET4のドレイン・ソース間電圧VDS4は、スイッチ素子11がオンした状態よりも小さくなり、上述した過大な電圧の発生を効果的に抑制できる。
以上のように本実施例では、スイッチング素子であるFET4のスイッチング動作により、入力電圧Viを出力電圧Voに変換して負荷22に供給するコンバータ回路23と、出力電圧Voを検出する出力電圧検出回路24と、出力電圧検出回路24からの検出信号により、出力電圧Voが所定値よりも低い場合に、FET4のオン時間とFET4を流れる電流を制限する駆動信号を、FET4に供給する駆動信号生成回路としての発振回路7,駆動回路8および開閉回路13を備えている。
このような構成を採用することで、負荷22が短絡したり、出力側の出力端子+Vo,−Vo間に容量の大きなコンデンサを接続して起動させたりしても、出力電圧Voが所定値よりも低ければ、駆動回路8から供給される駆動信号によって、FET4のオン時間とFET4を流れる電流がそれぞれ制限される。したがって、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を抑制して、耐圧の低い素子を利用できると共に、従来のようなサージ電圧をコンデンサで充電するスナバ回路は不要となり、出力電圧Voが所定値よりも高い通常動作時には、高効率なスイッチング電源装置を提供できる。
また前記駆動信号生成回路は、出力電圧Voが所定値よりも低い場合に、FET4への駆動信号の立ち上がりを緩やかにし、且つその駆動信号の電圧レベルの最大値を低くする構成を有している。
こうすると、出力電圧Voが所定値よりも低い場合は、通常動作時に比べて駆動信号の立ち上がりを緩やかにすることで、FET4のオン時間を制限でき、併せて通常動作時に比べて駆動信号の電圧レベルの最大値を低くすることで、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子を流れる電流も制限され、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を効果的に抑制できる。
さらに、ここでの駆動信号生成回路は、パルス制御信号Vpを生成する発振回路7と、このパルス制御信号Vpがそれぞれの制御端子であるベースに印加され、第1のスイッチ素子であるPNP型トランジスタ9と第2のスイッチ素子であるNPN型トランジスタ10との直列回路を有する駆動回路8と、第3のスイッチ素子であるスイッチ素子11と抵抗12との並列回路を有し、出力電圧Voが所定値よりも低い場合にスイッチ素子11をオフにして、抵抗12を通じて安定した動作電圧Vccをトランジスタ9,10の直列回路に印加し、出力電圧Voが所定値以上の場合にスイッチ素子11をオンにして、動作電圧Vccをそのままトランジスタ9,10の直列回路に印加する開閉回路13とからなり、トランジスタ9,10の接続点からFET4に駆動信号を供給する構成を有している。
このような構成における駆動信号生成回路は、トランジスタ9,10に駆動信号を供給する既存の発振回路7と駆動回路8に、スイッチ素子11と抵抗12とにより構成される開閉回路13を付加するだけでよく、回路構成の複雑化を最小限に止めることができる。
図10は、上記第1実施例を改変した回路例で、ここでは開閉回路13をスイッチ素子11だけで構成し、また発振回路7からトランジスタ9,10に至るパルス制御信号Vpの供給ラインに、ダイオード31と抵抗32との並列回路を挿入した点が、第1実施例とは異なる。なお、本実施例における開閉回路13の構成、またはダイオード31と抵抗32との並列回路だけを、第1実施例に組み入れてもよい。
通常の動作において、出力電圧Voが所定値以上である場合は、出力電圧検出回路24からの検出信号によって、開閉回路13を構成するスイッチ素子11はオン状態となり、基準電源2からの動作電圧Vccがそのまま駆動回路8を構成するトランジスタ10のコレクタに印加される。そして、発振回路7から出力されるパルス制御信号VpがH(高)レベルになると、そのパルス制御信号Vpが電流制限用の抵抗32を通してトランジスタ9,10に印加され、NPN型のトランジスタ10はオン,PNP型のトランジスタ9はオフし、基準電源2からの動作電圧Vccがトランジスタ10を通してFET4のゲート・ソース間に印加される。また、発振回路7から出力されるパルス制御信号VpがL(低)レベルになると、ダイオード31が導通してトランジスタ9,10の蓄積電荷を高速に引き抜き、PNP型のトランジスタ9は急速にオン,NPN型のトランジスタ10は急速にオフし、それまでFET4のゲートに蓄えられた電荷が、トランジスタ9を通してさらに速やかに放電される。発振回路7からはパルス制御信号Vpとして、出力電圧Voの変動に見合うHレベルの導通幅を有するオンパルスが繰り返し出力され、それにより出力電圧Voの安定化が図られる。この一連の動作で、FET4に供給される駆動信号は、図5に示すFET4のゲート・ソース間電圧VGS4の波形に一致する。
一方、例えば負荷22が短絡したり、あるいは出力端子+Vo,−Voに大きなコンデンサを接続して、装置ひいては発振回路7を起動させたりして、出力電圧Voが所定値よりも低くなると、出力電圧検出回路24がスイッチ素子11をオフ状態にして、基準電源2からトランジスタ10のコレクタへの動作電圧Vccを遮断する。すると、トランジスタ10のコレクタ・エミッタ間電圧が低下して、パルス制御信号Vpから抵抗32を通してベース・エミッタ間のみによりFET4のゲート容量を充電する。この充電経路によってFET4のゲート容量は緩やかに充電され、FET4に流れる電流が制限されて、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を効果的に抑制することができる。
以上のように本実施例では、FET4のスイッチング動作により、入力電圧Viを出力電圧Voに変換して負荷22に供給するコンバータ回路23と、出力電圧Voを検出する出力電圧検出回路24と、出力電圧検出回路24からの検出信号により、出力電圧Voが所定値よりも低い場合に、FET4のオン時間とFET4を流れる電流を制限する駆動信号を、FET4に供給する駆動信号生成回路としての発振回路7,駆動回路8および開閉回路13を備え、特にここでの駆動信号生成回路は、出力電圧Voが所定値よりも低い場合に、FET4がオンしないような駆動信号を供給する構成を有している。
こうすれば、負荷22が短絡したり、出力側の出力端子+Vo,−Vo間に容量の大きなコンデンサを接続して起動させたりしても、出力電圧Voが所定値よりも低ければ、駆動回路8から供給される駆動信号によって、FET4のオン時間とFET4及び整流平滑回路21を構成する素子を流れる電流がそれぞれ制限される。したがって、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を抑制して、耐圧の低い素子を利用できると共に、従来のようなサージ電圧をコンデンサで充電するスナバ回路は不要となり、出力電圧Voが所定値よりも高い通常動作時には、高効率なスイッチング電源装置を提供できる。また、出力電圧Voが所定値よりも低い場合は、通常動作時とは異なりFET4に流れる電流を制限することで、FET4及び整流平滑回路21を構成する素子のサージ電圧を確実に抑制できる。
さらに、上記駆動信号生成回路は、パルス制御信号Vpを生成する発振回路7と、このパルス制御信号Vpがそれぞれのベースに印加され、トランジスタ9,10の直列回路を有する駆動回路8と、スイッチ素子11を有し、出力電圧Voが所定値よりも低い場合に、このスイッチ素子11をオフにして、トランジスタ9,10の直列回路への動作電圧Vccの印加を遮断し、出力電圧Voが所定値以上の場合に、スイッチ素子11をオンにして、動作電圧Vccをそのままトランジスタ9,10の直列回路に印加する開閉回路13とからなり、トランジスタ9,10の接続点からFET4に駆動信号を供給する構成を有している。
このようにすると、駆動信号生成回路は、FET4に駆動信号を供給する既存の発振回路7と駆動回路8に、スイッチ素子11からなる開閉回路13を付加するだけでよく、回路構成の複雑化を最小限に止めることができる。
なお本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば上記各実施例に共通して、トランジスタ9,10に代わって、Pチャネル型とNチャネル型のFETを用いたり、他の制御端子付き半導体素子を用いたりしてもよい。ただし、第2実施例のトランジスタ10については、制御端子に電流を流すことができる素子を選択する必要がある。また、コンバータ回路23についても、実施例に示すフォワード型のものに限らず、その他の種々の構成が可能である。
4 FET(スイッチング素子)
7 発振回路(駆動信号生成回路)
8 駆動回路(駆動信号生成回路)
9 PNP型トランジスタ(第1のスイッチ素子)
10 NPN型トランジスタ(第2のスイッチ素子)
11 スイッチ素子(第3のスイッチ素子)
12 抵抗
13 開閉回路(駆動信号生成回路)
22 負荷
23 コンバータ回路
24 出力電圧検出回路

Claims (3)

  1. スイッチング素子のスイッチング動作により、入力電圧を出力電圧に変換して負荷に供給するコンバータ回路と、
    前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記出力電圧検出回路からの検出信号により、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記スイッチング素子のオン時間と前記スイッチング素子を流れる電流を制限する駆動信号を、前記スイッチング素子に供給する駆動信号生成回路と、を備え、
    前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧検出回路からの前記検出信号に基づいて、前記出力電圧に応じた導通幅を有するパルス制御信号を生成する発振回路と、
    このパルス制御信号がそれぞれの制御端子に印加され、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを有する駆動回路と、
    第3のスイッチ素子と抵抗との並列回路を有し、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記第3のスイッチ素子をオフにして、前記抵抗を通じて動作電圧を前記駆動回路に印加し、前記出力電圧が前記所定値以上の場合に、前記第3のスイッチ素子をオンにして、前記動作電圧をそのまま前記駆動回路に印加する開閉回路とからなり、
    前記第1のスイッチ素子と前記第2のスイッチ素子との接続点から、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する構成としたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. スイッチング素子のスイッチング動作により、入力電圧を出力電圧に変換して負荷に供給するコンバータ回路と、
    前記出力電圧を検出する出力電圧検出回路と、
    前記出力電圧検出回路からの検出信号により、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記スイッチング素子のオン時間と前記スイッチング素子を流れる電流を制限する駆動信号を、前記スイッチング素子に供給する駆動信号生成回路と、を備え、
    前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧検出回路からの前記検出信号に基づいて、前記出力電圧に応じた導通幅を有するパルス制御信号を生成する発振回路と、
    このパルス制御信号がそれぞれの制御端子に印加され、第1のスイッチ素子と第2のスイッチ素子とを有する駆動回路と、
    第3のスイッチ素子を有し、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記第3のスイッチ素子をオフにして、前記駆動回路への動作電圧の印加を遮断し、前記出力電圧が前記所定値以上の場合に、前記第3のスイッチ素子をオンにして、前記動作電圧をそのまま前記駆動回路に印加する開閉回路とからなり、
    前記第1のスイッチ素子はNPNバイポーラトランジスタであって、前記第3のスイッチ素子がオフの場合には、前記第1のスイッチ素子のベース・エミッタを電流が流れて前記スイッチング素子に駆動信号を供給し、前記第3のスイッチ素子がオンの場合には、前記第1のスイッチ素子のコレクタ・エミッタを電流が流れ、前記スイッチング素子に駆動信号を供給する構成としたことを特徴とするスイッチング電源装置。
  3. 前記駆動信号生成回路は、前記出力電圧が所定値よりも低い場合に、前記駆動信号の立ち上がりを緩やかにし、且つ電圧レベルの最大値を低くするものであることを特徴とする請求項1または2記載のスイッチング電源装置。
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