JP3610838B2 - 電源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電源装置に係り、より詳しくは、スナバ回路を備えた電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、入力電圧が印加されるトランスの1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子によりスイッチングし、上記トランスの2次巻線に出力を得るスイッチング電源装置があった。図6には、この種の電源装置50の一例が示されている。
【0003】
同図に示すように、この電源装置50には1次巻線52A、2次巻線52B、及び制御巻線52Cを有したトランス52が備えられており、該トランス52の1次巻線52Aには直流電源54が接続されている。また、トランス52の1次巻線52Aには直列にスイッチング素子56が接続されており、該スイッチング素子56のスイッチング動作によって1次巻線52Aへの直流電源54による直流電圧の印加/非印加が制御される。
【0004】
また、トランス52の制御巻線52Cにはダイオード58及びコンデンサ60を含んで構成された整流平滑回路が接続されており、該整流平滑回路の出力端、すなわちダイオード58のカソード、及びコンデンサ60のダイオード58に接続されていない側の端子は、上記スイッチング素子56の制御端子に接続されてPWM(パルス幅変調)信号によってスイッチング素子56のスイッチング動作の制御を行う、ICによって構成された制御回路62の電源端子Vcc及びグランド端子GNDに接続されている。このように、電源装置50は、ICによって構成された制御回路62の電源端子Vccとグランド端子GNDにトランス52の制御巻線52Cからの出力を整流・平滑する整流平滑回路の出力端を各々接続することによって、電源装置50が定常動作している際に制御回路62が作動するように構成されている。
【0005】
一方、トランス52の2次巻線52Bにはダイオード64及びコンデンサ66を含んで構成された整流平滑回路が接続されており、該整流平滑回路の出力端、すなわちコンデンサ66の両端子が負荷に接続される。
【0006】
以上のように構成された電源装置50では、スイッチング素子56によって直流電源54の1次巻線52Aへの断続を矩形波的に行うため、トランス52の漏れインダクタンス等の影響により、図7に示すように、電圧の立ち上がり時に過大なサージ電圧が発生する。このサージ電圧によりスイッチング素子56の破壊、損失の増大や、他の機器に影響を及ぼす有害なノイズが発生したりする。
【0007】
そこで従来は、トランス52の1次巻線52Aの両端に、コンデンサと抵抗等で構成されたスナバ回路68(snubber circuit)を設けて、上記サージ電圧を抑制していた。なお、該スナバ回路は、サージアブソーバ回路と呼ばれることもある。
【0008】
このようなスナバ回路には、図8(A)に示すような、トランスの1次巻線の両端子間に対して、ダイオード70とコンデンサ72及び抵抗74の並列回路との直列回路を接続したもの(以下、CRDスナバという。)や、図8(B)に示すような、トランスの1次巻線の両端子間に対してツェナーダイオード76とダイオード78との直列回路を接続したもの(以下、ZDスナバという。)等がある。
【0009】
CRDスナバは、スイッチング素子のターンオフ時におけるサージ電圧をコンデンサ72によって吸収し、抵抗74で消費することによってサージ電圧をクランプしている。
【0010】
しかしながら、このようなCRDスナバは、常時電力を消費しているので、損失が大きい。また、入出力条件に応じてクランプ電圧(図7も参照)が変化するので、スイッチング素子の耐圧マージンを大きくとる必要がある。
【0011】
一方、ZDスナバは、スイッチング素子のターンオフ時におけるサージ電圧がツェナーダイオード76のブレークアウト電圧に達したときに動作し、サージ電圧を吸収する。従って、ZDスナバはサージ電圧の発生時にのみ動作するので、損失が少なく効率が向上する。特に、軽負荷時にはサージエネルギーが小さいので、ツェナーダイオード76の損失が小さく、効率が悪化しにくい。
【0012】
しかしながら、ZDスナバでは、ZDスナバを構成するツェナーダイオードの許容損失が、現状の製品では3〜5W程度が上限とされており、該ZDスナバを定格が50W以上の電源装置のスナバ回路として採用することは極めて困難である。
【0013】
以上の従来のスナバ回路の問題点をまとめると、表1のようになる。
【0014】
【表1】
Figure 0003610838
【0015】
すなわち、CRDスナバでは損失電力が多く、軽負荷時の電源変換効率が悪い、という問題点があった。また、ZDスナバでは、該ZDスナバを構成しているツェナーダイオードの許容損失が小さいので、50W以下程度のスイッチング電源装置にしか適用できない、という問題点があった。
【0016】
ところで、負荷の状態等に応じて上記のようなスナバ回路を構成する部品を切替えることによってスナバ回路の構成を切り替える技術として、特開平2−254972号公報及び特開平8−182317号公報の各公報に記載の技術があった。
【0017】
特開平2−254972号公報に記載の技術は、一例として図9(A)に示すように、軽負荷時及び定格負荷時の各々でCRDスナバを構成するコンデンサ72の容量を切り替えることによって、軽負荷時の損失を抑制するものである。
【0018】
また、特開平8−182317号公報に記載の技術は、一例として図9(B)に示すように、軽負荷時及び定格負荷時の各々でCRDスナバを構成する抵抗74の抵抗値を切り替えることによって、抵抗温度の上昇を抑制するものである。これによって低い部品定格の抵抗を使用することができるようになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平2−254972号公報に記載の技術では、軽負荷時にコンデンサ容量を変更しても、スイッチング素子の寄生容量等により損失が発生するので効率の改善度合いが少ない、CRDスナバを採用している限り損失が発生し、定格負荷時においても効率が悪い、クランプ電圧を正確に規定することができない、といった問題点があった。
【0020】
また、上記特開平8−182317号公報に記載の技術は、カーテンレールの駆動用電源装置を想定した発明であり、動作が瞬間的に行われるものを負荷とした特殊用途向け電源装置に関する発明であるので、効率改善に対する効果は期待できない、クランプ電圧が規定できない、といった問題点があった。
【0021】
すなわち、クランプ電圧が規定できると共に、軽負荷から定常負荷に至る全ての負荷領域に対して損失を抑制することができるスナバ回路については現状提案されていない。
【0022】
本発明は上記問題点を解消するために成されたものであり、あらゆる負荷領域においてスナバ回路による損失が少ない電源装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の電源装置は、入力電圧が印加されるトランスの1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子によりスイッチングし、前記トランスの2次巻線に出力を得る電源装置であって、前記トランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路と、前記スナバ回路の温度を検出する温度検出手段と、前記温度検出手段によって検出された温度が所定範囲であるか否かに応じて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択して前記トランスの1次巻線と並列に接続する負荷選択手段と、を備えたことを特徴としている。
【0024】
請求項1に記載の電源装置には、入力電圧が印加されるトランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路が備えられており、温度検出手段によってスナバ回路の温度が検出され、負荷選択手段によって、検出された温度が所定範囲であるか否かに応じて上記スナバ回路の1つ又は複数個が選択されて、上記トランスの1次巻線と並列に接続される。スナバ回路の温度は負荷の状態に応じて変化するので、スナバ回路の温度に応じてスナバ回路を選択することによって、間接的に負荷の状態に応じたスナバ回路の設定を可能とすることができる。
【0025】
このように、請求項1に記載の電源装置によれば、予め備えられた1以上のスナバ回路を負荷に応じて選択してトランスの1次巻線と並列に接続しているので、負荷の状態に応じた最適なスナバ回路を構成することができ、この結果として各負荷領域におけるスナバ回路による損失を抑制することができる。
また、請求項2に記載の電源装置は、入力電圧が印加されるトランスの1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子によりスイッチングし、前記トランスの2次巻線に出力を得る電源装置であって、前記トランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路と、負荷に応じて外部から入力された信号に基づいて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択して前記トランスの1次巻線と並列に接続する選択手段と、を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の電源装置には、入力電圧が印加されるトランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路が備えられており、選択手段によって負荷に応じて外部から入力された信号に基づいて前記スナバ回路の1つ又は複数個が選択されて、上記トランスの1次巻線と並列に接続される。
このように、請求項2に記載の電源装置によれば、予め備えられた1以上のスナバ回路を負荷に応じて選択してトランスの1次巻線と並列に接続しているので、負荷の状態に応じた最適なスナバ回路を構成することができ、この結果として各負荷領域におけるスナバ回路による損失を抑制することができる。
特に、請求項2に記載の発明では、前記選択手段が、外部から入力された信号に基づいて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択しているので、より的確に前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択することができる。
【0026】
また、請求項3記載の電源装置は、請求項1又は請求項2記載の発明において、前記1以上のスナバ回路が、ツェナーダイオードとフォトトランジスタとの直列回路を含んで構成されることを特徴としたものである。
【0027】
このように、請求項3に記載の電源装置によれば、スナバ回路をツェナーダイオードとフォトトランジスタとの直列回路を含んで構成しているので、サージ電圧が発生したときのみに動作する、損失が少なく高効率なスナバ回路、すなわちZDスナバを、簡易な回路で構成することができる。
【0028】
なお、上記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記選択手段が前記スナバ回路に接続されたフォトトランジスタを含むフォトカプラを含んで構成されると共に、負荷に応じて前記フォトトランジスタを断続することによって前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択して前記トランスの1次巻線と並列に接続する形態とすることができる。
【0029】
この電源装置によれば、請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、負荷に応じて上記選択手段に含まれるフォトカプラに含まれたフォトトランジスタが断続されることによって上記スナバ回路の1つ又は複数個が選択されて上記トランスの1次巻線と並列に接続される。
【0030】
このように、この電源装置によれば、スナバ回路の選択にフォトカプラを適用しているので、ノイズ等の影響によるスナバ回路の誤選択を防止することができる。
【0031】
また、上記請求項1乃至請求項3の何れか1項記載の発明において、前記選択手段が、負荷電流を検出する負荷検出手段と、該負荷検出手段によって検出された負荷電流の電流値が所定範囲であるか否かに応じて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択する負荷選択手段と、を備える形態とすることができる。
【0032】
この場合は、負荷検出手段によって当該電源装置の負荷電流が検出され、負荷選択手段によって、検出された負荷電流の電流値が所定範囲であるか否かに応じて上記スナバ回路の1つ又は複数個が選択される。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の電源装置の実施の形態について詳細に説明する。
【0038】
〔第1実施形態〕
まず、図1を参照して、本第1実施形態に係る電源装置10Aの構成について説明する。同図に示すように、本第1実施形態に係る電源装置10Aには、1次巻線12A、2次巻線12B、及び制御巻線12Cを有したトランス12が備えられており、該トランス12の1次巻線12Aには直流電源14が接続されている。また、トランス12の1次巻線12Aには直列にスイッチング素子としてのトランジスタ16が接続されており、該トランジスタ16のスイッチング動作によって1次巻線12Aへの直流電源14による直流電圧の印加/非印加が制御される。
【0039】
また、トランス12の制御巻線12Cにはダイオード18及びコンデンサ20を含んで構成された整流平滑回路が接続されており、該整流平滑回路の出力端、すなわちダイオード18のカソード、及びコンデンサ20のダイオード18に接続されていない側の端子は、上記トランジスタ16のベース(制御端子)に抵抗24を介して接続されてPWM信号によってトランジスタ16のスイッチング動作の制御を行う、ICによって構成された制御回路22の電源端子Vcc及びグランド端子GNDに接続されている。このように、電源装置10Aは、ICによて構成されている制御回路22の電源端子Vccとグランド端子GNDにトランス12の制御巻線12Cからの出力を整流・平滑する整流平滑回路の出力端を各々接続することによって、電源装置10Aが定常動作している際に制御回路22が作動するように構成されている。
【0040】
一方、上記トランジスタ16のエミッタと直流電源14との間にはカレントトランス26の1次巻線が接続されており、該カレントトランス26の2次巻線にはダイオード28及びコンデンサ30を含んで構成された整流平滑回路が接続されている。
【0041】
また、ダイオード28のカソードは制御回路22の過電流検出端子OCP及びツェナーダイオード32のカソードに接続されており、ツェナーダイオード32のアノードは抵抗34を介してフォトカプラ36を構成する発光ダイオード36Aのアノードに接続されており、更に発光ダイオード36Aのカソードは制御回路22のグランド端子GNDに接続されて接地されている。
【0042】
また、トランス12の1次巻線12Aには、アノード同士がフォトカプラ36を構成するフォトトランジスタ36Bを介して接続されたツェナーダイオード40及びダイオード42の直列回路が並列に接続されている。従って、フォトカプラ36における発光ダイオード36Aの発光光量に応じてツェナーダイオード40及びダイオード42の各アノード間の接続・切断が切り替えられる。
【0043】
一方、トランス12の2次巻線12Bにはダイオード46及びコンデンサ48を含んで構成された整流平滑回路が接続されており、該整流平滑回路の出力端、すなわちコンデンサ48の両端子が負荷に接続される。なお、フォトカプラ36が本発明の選択手段に、ツェナーダイオード40及びダイオード42が本発明のスナバ回路に、各々相当する。
【0044】
次に、本第1実施形態に係る電源装置10Aの作用について、各負荷領域毎に説明する。
【0045】
軽負荷時の負荷領域では、トランジスタ16に流れる電流量が少ないことから負荷検出手段を構成しているカレントトランス26の2次巻線に誘起される電圧が低く、ツェナーダイオード32がブレークしないので、選択手段を構成しているフォトカプラ36におけるフォトトランジスタ36Bはオフ状態とされている。
【0046】
従って、トランス12の1次巻線12Aに接続されているツェナーダイオード40及びダイオード42によって構成されるスナバ回路が切り離された状態となる。
【0047】
一方、軽負荷時以外の負荷領域では、トランジスタ16に流れる電流量が増加して負荷検出手段を構成しているカレントトランス26の2次巻線に誘起される電圧がツェナーダイオード32のブレーク電圧を超えるので、選択手段を構成するフォトカプラ36におけるフォトトランジスタ36Bはオン状態となる。
【0048】
従って、トランス12の1次巻線12Aに接続されているツェナーダイオード40及びダイオード42によって構成されるスナバ回路が1次巻線12Aに接続された状態とされ、該スナバ回路が機能する状態とされる。
【0049】
以上の動作をまとめると、次の表2に示すようになる。
【0050】
【表2】
Figure 0003610838
【0051】
すなわち、本第1実施形態に係る電源装置では、軽負荷時にはスナバ回路が無い状態とされ、軽負荷時以外のときはZDスナバが接続された状態とされる。
【0052】
図2には、本第1実施形態に係る電源装置10Aにおける負荷電力に対する効率の変化を示すグラフが示されている。同図に示すように、電源装置10Aによれば、軽負荷時、中負荷時、及び重負荷時の各負荷領域とも、効率を改善することができる。
【0053】
以上詳細に説明したように、本第1実施形態に係る電源装置では、軽負荷時にはスナバレスとしてスナバ回路による損失をなくし、中容量負荷時にはZDスナバによってスナバ回路を構成しているので、各負荷領域においてスナバ回路による損失を抑制することができると共に、負荷検出手段を過電流検出回路と共用することができる。
【0054】
なお、本第1実施形態では、負荷を検出する手段として、カレントトランス26の1次巻線をトランス12の1次巻線12Aに直列に接続し、カレントトランス26の2次巻線に誘起される電圧に基づいて検出する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、負荷を検出することができる形態であれば、如何なる形態とすることもでき、例えば、出力電流の直接検出、制御回路22の電源端子Vccに印加される電圧の変化の検出、制御回路にシャントレギュレータによって電源出力をフィードバックする際のシャントレギュレータ電流の検出等の各種形態を採ることができる。
【0055】
また、本第1実施形態では、本発明のスナバ回路をツェナーダイオード40とダイオード42とを含んで構成した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、ツェナーダイオード40と耐圧のあるフォトトランジスタ36BとによってZDスナバを構成することにより、ダイオード42を削減する形態とすることもできる。この場合は、本第1実施形態に比較して、回路構成を簡略化することができる。
【0056】
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。まず、図3を参照して、本第2実施形態に係る電源装置10Bの構成について説明する。なお、図3における図1と同様の機能を有する部分には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0057】
図3に示すように本第2実施形態に係る電源装置10Bは、上記第1実施形態に係る電源装置10Aに比較して、負荷を検出するために設けられていたカレントトランス26、ツェナーダイオード32等が削除されている点、温度検出手段が設けられている点、及びスナバ回路の構成が異なっている。
【0058】
すなわち、本第2実施形態に係る電源装置10Bでは、ダイオード18のカソードに温度検出手段を構成するサーミスタ80の一方の端子が接続されており、サーミスタ80の他方の端子は発光ダイオード36Aのアノード及び抵抗82の一方の端子に接続されており、更に、発光ダイオード36Aのカソードは抵抗82の他方の端子及び制御回路22のグランド端子GNDに接続されている。なお、上記サーミスタ80はスナバ回路を構成するツェナーダイオード40の近傍に配置されており、ツェナーダイオード40の温度を検出する役割を有している。
【0059】
また、コンデンサ84及び抵抗86の並列回路によって構成されたスナバ回路(以下、CRスナバという。)がフォトカプラ36におけるフォトトランジスタ36Bを介してZDスナバを構成するツェナーダイオード40に並列に接続されている。
【0060】
次に、本第2実施形態に係る電源装置10Bの作用について、各負荷領域毎に説明する。
【0061】
軽負荷から30W程度の中容量負荷領域までは、ZDスナバを構成するツェナーダイオード40の温度を検出しているサーミスタ80の配置部位における温度が低く、該サーミスタ80のインピーダンスが高いので、選択手段を構成しているフォトカプラ36におけるフォトトランジスタ36Bはオフ状態とされている。
【0062】
従って、ZDスナバに並列に接続され、かつコンデンサ84及び抵抗86によって構成されているCRスナバは切り離された状態とされている。
【0063】
一方、中容量以上の重負荷領域では、ZDスナバを構成しているツェナーダイオード40の温度を検出しているサーミスタ80の配置部位における温度が高くなり、該サーミスタ80のインピーダンスが低くなるので、選択手段を構成しているフォトカプラ36におけるフォトトランジスタ36Bはオン状態となる。
【0064】
従って、CRスナバがZDスナバと並列に接続された状態となる。
【0065】
以上の動作をまとめると、次の表3に示すようになる。
【0066】
【表3】
Figure 0003610838
【0067】
すなわち、本第2実施形態に係る電源装置では、軽負荷時にはZDスナバが適用された状態とされ、中容量負荷から大容量負荷までの領域ではZDスナバとCRスナバの並列回路で構成されたスナバ回路が適用された状態とされる。
【0068】
以上詳細に説明したように、本第2実施形態に係る電源装置では、中容量負荷領域以下ではZDスナバによりサージ電圧を効率よく吸収させることで損失を抑制し、重負荷領域ではZDスナバとCRスナバの両方でサージ電圧を吸収することで、CRスナバのC定数を小さく、R定数を大きくすることができるため、損失が少なく、発熱も少ないので、装置の小型化も可能となる。また、ZDスナバによりクランプ電圧を入出力条件に影響されず正確に規定することができる。
【0069】
なお、上記第1実施形態では、負荷に応じてスナバ回路を選択する場合について説明し、上記第2実施形態では、スナバ回路の温度に応じてスナバ回路を選択する場合について説明したが、これらの実施形態を組み合わせることも可能である。すなわち、例えば、負荷と温度が両方とも所定閾値より高い場合にのみスナバ回路を接続する、負荷と温度の少なくとも一方が所定閾値より高い場合にのみスナバ回路を接続する、といった形態とすることもできる。
【0070】
〔第3実施形態〕
次に、本発明の第3実施形態について説明する。まず、図4を参照して、本第3実施形態に係る電源装置10Cの構成について説明する。なお、図4における図3と同様の機能を有する部分には図3と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0071】
図4に示すように本第3実施形態に係る電源装置10Cは、上記第2実施形態に係る電源装置10Bに比較して、温度検出手段を構成するサーミスタ80が備えられていない点、出力電圧Vout1及び出力電圧Vout2の2つの出力電圧を出力するための2つの出力端子を備えている点、負荷側がスタンバイ状態のときに不要な出力を遮断するための外部オン/オフ信号の入力部を備えている点、及び該外部オン/オフ信号に応じてスナバ回路を切り替えるように構成されている点が異なっている。
【0072】
すなわち、本第3実施形態に係る電源装置10Cのトランス12’には第2の2次巻線12B’が備えられており、該2次巻線12B’にはダイオード88及びコンデンサ90を含んで構成された整流平滑回路が接続されている。また、ダイオード88のカソードは3端子レギュレータ92の電圧入力端Vinに接続されており、該3端子レギュレータ92のグランド端子GNDはコンデンサ90のダイオード88が接続されていない側の端子に接続されており、更に3端子レギュレータ92の電圧出力端Vout及びグランド端子GNDはコンデンサ94を並列に介して出力電圧Vout2の出力端子とされている。
【0073】
一方、上記外部オン/オフ信号の入力端子のうちのハイレベル側の端子は上記3端子レギュレータ92のオン/オフ端子(on/off端子)に接続されており、更に上記外部オン/オフ信号の入力端子は抵抗96及び抵抗98を介して選択手段としてのフォトカプラ36を構成する発光ダイオード36Aに接続されている。
【0074】
すなわち、本第3実施形態に係る電源装置10Cは、2つの出力を有しており、負荷側がスタンバイ状態のときに外部から入力された外部オン/オフ信号によって不要な出力(出力電圧Vout2の出力)を遮断しているものであり、該外部オン/オフ信号を共用して、スタンバイ時に適したスナバ回路を選択するものである。
【0075】
次に、本第3実施形態に係る電源装置10Cの作用について、各負荷領域毎に説明する。
【0076】
スタンバイ時(軽負荷時)には、外部オン/オフ信号がローレベルとされているため、3端子レギュレータ92が停止されて出力電圧Vout2は遮断されると共に、選択手段を構成しているフォトカプラ36のフォトトランジスタ36Bはオフとなり、よってツェナーダイオード40及びダイオード42によって構成されたZDスナバのみがスナバ回路として1次巻線12Aに接続された状態となる。
【0077】
一方、スタンバイ時以外(RUN中)では、外部オン/オフ信号がハイレベルとなり、3端子レギュレータ92が動作することによって出力電圧Vout2が出力されると共に、フォトカプラ36を構成しているフォトトランジスタ36Bがオン状態となり、よってスナバ回路はZDスナバに対してコンデンサ84及び抵抗86によって構成されたCRスナバが並列に接続されたものとされる。
【0078】
以上の動作をまとめると、次の表4に示すようになる。
【0079】
【表4】
Figure 0003610838
【0080】
すなわち、本第3実施形態に係る電源装置では、軽負荷時にはZDスナバが適用された状態とされ、中容量負荷から大容量負荷までの領域ではZDスナバとCRスナバの並列回路で構成されたスナバ回路が適用された状態とされる。
【0081】
以上詳細に説明したように、本第3実施形態に係る電源装置では、上記第2実施形態と同様の効果を奏することができると共に、外部オン/オフ信号をスナバ回路の切り替え信号として共用することによって、より確実に各負荷領域に適したスナバ回路を構成することができる。
【0082】
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態について説明する。まず、図5を参照して、本第4実施形態に係る電源装置10Dの構成について説明する。なお、図5における図1と同様の機能を有する部分には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。
【0083】
図5に示すように本第4実施形態に係る電源装置10Dは、上記第1実施形態に係る電源装置10Aに比較して、トランジスタ16に流れる電流を検出するためのカレントトランス26、ツェナーダイオード32等が備えられていない点、出力電圧Vout1を検出して該出力電圧Vout1に応じてスナバ回路を選択する点、及び制御回路22によって上記出力電圧Vout1に応じてトランジスタ16に入力するPWM信号のパルス幅を制御する点が異なっている。
【0084】
すなわち、本第4実施形態に係る電源装置10Dの電圧出力Vout1を出力する出力端子間には、分圧抵抗100A及び分圧抵抗100Bによる直列回路が接続されていると共に、抵抗102と、フォトカプラ104を構成する発光ダイオード104Aと、カレントトランス106の1次巻線と、シャントレギュレータ108とによる直列回路が接続されている。また、シャントレギュレータ108の制御端子には分圧抵抗100Aと分圧抵抗100Bの接続点が接続されており、該接続点とシャントレギュレータ108のカソードとはコンデンサ110を介して接続されている。
【0085】
一方、カレントトランス106の2次巻線はダイオード110、抵抗112、コンデンサ114、抵抗116、及び抵抗118を介してトランジスタ120のベースに接続されており、該トランジスタ120のコレクタは抵抗122を介して制御回路22の電源端子Vccに接続されると共に、フォトカプラ36を構成する発光ダイオード36Aを介して接地されている。なお、トランジスタ120のエミッタは接地されている。
【0086】
また、制御回路22のフィードバック端子FBとグランド端子GNDとの間には上記発光ダイオード104Aと対をなすフォトトランジスタ104Bが接続されている。従って、制御回路22のフィードバック端子FBとグランド端子GNDとの間には発光ダイオード104Aの発光光量に応じた電圧が印加されるため、制御回路22は出力電圧Vout1のレベルを認知することができ、これに応じてトランジスタ16に出力しているPWM信号のパルス幅を制御する。
【0087】
次に、本第4実施形態に係る電源装置10Dの作用について、各負荷領域毎に説明する。
【0088】
軽負荷時には、出力電圧Vout1が上昇傾向となるので、シャントレギュレータ108に流れる電流量が増加する。該シャントレギュレータ108へ流れる電流が負荷検出手段としてのカレントトランス106によって検出され、検出された電流に応じた電圧によってトランジスタ120がオン状態とされ、これによって選択手段を構成しているフォトカプラ36のフォトトランジスタ36Bはオフ状態とされる。よって、トランス12の1次巻線12Aに接続されているスナバ回路は切り離された状態とされる。
【0089】
一方、軽負荷時以外の負荷領域では、シャントレギュレータ108に流れる電流量は軽負荷時に比較して少ないので、トランジスタ120はオフされる。よって、選択手段を構成しているフォトカプラ36のフォトトランジスタ36Bはオン状態とされ、トランス12の1次巻線12Aに接続されているツェナーダイオード40及びダイオード42によって構成されたスナバ回路が動作する状態となる。
【0090】
以上詳細に説明したように、本第4実施形態に係る電源装置では、軽負荷時にはスナバレスとしてスナバ回路による損失をなくし、中容量負荷時にはZDスナバによってスナバ回路を構成しているので、上記第1実施形態に係る電源装置と同様に、スナバ回路による損失を抑制することができる。
【0091】
なお、本発明は上記各実施形態で示したスナバ回路の組み合せに限定されるものではなく、スナバレス、ZDスナバ、CRスナバ、コンデンサのみのスナバ回路等の各種スナバ回路の組み合わせを採ることができる。
【0092】
また、上記各実施形態では、本発明をフライバック回路方式を用いた電源装置に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、スナバ(巻き線クランプ)回路を採用している電源回路であれば如何なる電源装置にも適用することができることは言うまでもない。
【0093】
また、上記各実施形態では、本発明をトランスの1次巻線にスナバ回路を設ける回路に適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、トランスの2次巻線や制御巻線等の巻線部のサージ電圧の抑制が必要となる回路では、該2次巻線側や制御巻線側の回路に対して本発明を適用することもできる。この場合も、上記各実施形態と同様の効果を奏することができる。
【0094】
また、上記各実施形態では、本発明の選択手段としてフォトカプラを適用した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、リレーやトランジスタ等の半導体素子を用いる等、スイッチ切り替えを行うことができるものであれば如何なるものでも適用することができる。
【0095】
【発明の効果】
本発明によれば、予め備えられた1以上のスナバ回路を負荷に応じて選択してトランスの1次巻線と並列に接続しているので、負荷の状態に応じた最適なスナバ回路を構成することができ、この結果として各負荷領域におけるスナバ回路による損失を抑制することができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図2】第1実施形態に係る電源装置の効果の説明に供するグラフである。
【図3】第2実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図4】第3実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図5】第4実施形態に係る電源装置の構成を示す回路図である。
【図6】従来の電源装置の構成例を示す回路図である。
【図7】従来技術の問題点の説明に供する図であり、サージ電圧及びクランプ電圧の状態を示す波形図である。
【図8】従来技術の説明に供する図であり、従来のスナバ回路の構成例を示す回路図である。
【図9】負荷の状態等に応じてスナバ回路を構成する部品を切替える従来の技術の説明に供する回路図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C、10D 電源装置
12 トランス
16 トランジスタ(スイッチング素子)
32 ツェナーダイオード
36 フォトカプラ(選択手段)
40 ツェナーダイオード(スナバ回路)
42 ダイオード(スナバ回路)
80 サーミスタ
84 コンデンサ(スナバ回路)
86 抵抗(スナバ回路)
92 3端子レギュレータ
108 シャントレギュレータ

Claims (3)

  1. 入力電圧が印加されるトランスの1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子によりスイッチングし、前記トランスの2次巻線に出力を得る電源装置であって、
    前記トランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路と、
    前記スナバ回路の温度を検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段によって検出された温度が所定範囲であるか否かに応じて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択して前記トランスの1次巻線と並列に接続する負荷選択手段と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  2. 入力電圧が印加されるトランスの1次巻線に直列に接続されたスイッチング素子によりスイッチングし、前記トランスの2次巻線に出力を得る電源装置であって、
    前記トランスの1次巻線と並列に接続される1以上のスナバ回路と、
    負荷に応じて外部から入力された信号に基づいて前記スナバ回路の1つ又は複数個を選択して前記トランスの1次巻線と並列に接続する選択手段と、
    を備えたことを特徴とする電源装置。
  3. 前記1以上のスナバ回路が、ツェナーダイオードとフォトトランジスタとの直列回路を含んで構成される
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の電源装置。
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