JP2002153054A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP2002153054A
JP2002153054A JP2000344145A JP2000344145A JP2002153054A JP 2002153054 A JP2002153054 A JP 2002153054A JP 2000344145 A JP2000344145 A JP 2000344145A JP 2000344145 A JP2000344145 A JP 2000344145A JP 2002153054 A JP2002153054 A JP 2002153054A
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switching
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Naoki Takahashi
直樹 高橋
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Fujitsu Ltd
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    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
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    • H02M3/33592Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer having a synchronous rectifier circuit or a synchronous freewheeling circuit at the secondary side of an isolation transformer
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    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はスイッチング電源回路に関し、同期
整流の不安定な動作や破壊の問題点を解決し、低電圧電
源にも共通に使用できる簡単な回路構成のスイッチング
電源を提供することを目的としている。 【解決手段】 スイッチング電源で、トランスの2次側
の同期整流動作を行なう整流用FETと、転流用FET
とを含んで構成される制御回路からなる同期整流型電源
回路において、トランスに設けた3次巻線と接続され、
前記整流用FETと転流用FETのオン/オフ動作を確
実に行なうためのスイッチング制御回路10を設けて構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は同期整流型スイッチ
ング電源回路に関する。LSIの低電圧化と大容量化に
より、電源がオンボード化され高効率を求められてい
る。スイッチング電源の効率改善として2次側整流回路
を同期整流回路にすることが一般的になっているが、同
期整流は並列運転や多種電源の使用により電源の回り込
みや吸い込み等で2次側から1次側へ電力変換する逆コ
ンバータになることがある。本発明は、低電圧化の多種
出力電源でも共通に使用可能な回路構成で、同期整流回
路の問題を解決する。
【0002】
【従来の技術】同期整流方式の電源回路には、以下のよ
うな方式が用いられる。(第1の方式)図18は従来回
路の第1の構成例を示す図である。フォワード式スイッ
チング電源で、トランスTの2次側の正極側にフォワー
ド側(整流用)FETQ1のゲートと転流側FETQ2
のドレインと転流用FETQ2のゲートを制御する制御
用FETQ3のゲートが接続されている。FETQ3の
ドレインと転流用FETQ2のゲートが接続されてい
る。
【0003】トランスTの2次側の負荷側には、制御用
FETQ3のソースとフォワード側FETQ1のドレイ
ンが接続され、FETQ1とFETQ2のソースが接続
されて出力の負荷端子に接続されている。Lはチョーク
コイル、Cは平滑コンデンサである。トランスTの1次
側に接続されたD9、D10は、冗長用ダイオードで、
複数の電圧が印加される。Q0はトランスTの1次側に
接続された1次側スイッチング用FET(メインスイッ
チ)である。なお、トランスTに付された記号●は巻線
の方向(極性)を示している(以下、同じ)。
【0004】図19に示すタイムチャートの期間t3−
t4間でトランスTの2次巻線電圧は0Vとなり、転流
用FETQ2のゲート電圧が低下し損失が大きくなるた
め(点線部)、FETQ3の内部ダイオードで放電を阻
止し、期間t2−t4はFETQ2のゲート電圧を保持
する。期間t1−t2はFETQ3の短絡動作により転
流FETQ2をオフする。図19において、(a)はト
ランスTの2次側電圧、(b)は整流用FETQ1のゲ
ート−ソース間電圧Vgs、(c)は転流用FETQ2
のゲート−ソース間電圧Vgsである。
【0005】この回路方式は、出力側に電圧が印加され
ると、フォワード側FETQ1のゲートにバイアスがか
かり、FETQ1動作オンと、トランスTの飽和による
FETQ1動作オフが交互に起こり、スイッチング動作
を繰り返す一般的な自励発振回路として、2次側から1
次側に電力変換を開始する逆コンバータになる。自励発
振を停止させるには、外部印加電圧を停止させるしかな
い。
【0006】この回路では、出力電圧が低電圧電源にな
ると、トランスTの両端電圧も低い電圧になり、FET
を駆動させる電圧がないため、別巻線からの供給が必要
である。
【0007】(第2の方式)図20は従来回路の第2の
構成例を示す図である。図18と同一のものは、同一の
符号を付して示す。図に示す構成例は、フォワード式ス
イッチング電源であり、トランスTに2次巻線n2とと
3次巻線n3を設けている。3次巻線n3の両端に同期
整流用のFETQ1、Q2のゲートと、ダイオードD1
とD2のカソードが接続されている。
【0008】一方、FETQ1、Q2のソースとダイオ
ードD1、D2のアノードが接続され、負極側出力端子
に接続される。2次巻線n2の正極側にFETQ2のド
レインを接続し、平滑回路のLCを通り、正極側出力端
子につながる。2次巻線n2の片側はFETQ1のドレ
インに接続されている。
【0009】スイッチングにより、3次巻線n3の正極
側のFETゲート電圧は、内部FETゲート容量を充電
してFETQ1をオンさせ、巻線負極側に接続されてい
るダイオードD2を順方向に電流を流し、正極側の電流
ルートとなる。また、ダイオードD2の順電圧でFET
Q2のゲート−ソース電圧をリセットさせ、停止する。
1次側スイッチングによりトランスTの端子電圧が交互
に変わり、前記の動作を交互に行なう。
【0010】この回路方式は、2次巻線の電圧波形で
は、期間t2−t3で転流側FETQ2が制御できない
ので、帰還t2−t1間はフラットなトランス電圧波形
が必要となり、更なる外付け回路が必要で、損失が大き
くなる。
【0011】しかしながら、この回路は、ダイオードで
FETのゲート−ソース電圧をリセットする方式である
が、実際ダイオードの動作は完全にゲート電圧をリセッ
トできないので、同期整流の両FETQ1、Q2が同時
オンや不安定な動作を繰り返すという問題がある。
【0012】図21は第2の従来回路の各部の動作波形
を示すタイムチャートである。(A)は理想動作を、
(B)は実際の動作をそれぞれ示す。それぞれのタイム
チャートにおいて、(a)はトランスTの2次電圧、
(b)はFETQ1のゲート・ソース間電圧Vgsを、
(c)はFETQ2のVgsをそれぞれ示す。(A)に
示す理想動作の場合、Q1とQ2は交互にオン/オフを
繰り返し、同期整流を正しく行なっている。これに対し
て、(B)に示す実際の動作の場合、Q1、Q2のVg
sが一種のフローティング状態になり、ゲート電位が定
まらず、正確にQ1、Q2のオン/オフを行なうことが
できない。
【0013】(第3の方式)図22は従来回路の第3の
構成例を示す図である。この例では、フライバック式電
源で、トランスの2次巻線n2と3次巻線n3を直列に
接続して、3次巻線でFETQ1を駆動するようにした
ものである。フライバック式では、スイッチングオフ時
間に3次巻線電圧でQ1をオンさせて、2次巻線の励磁
エネルギーを出力する。スイッチングオン期間は、3次
巻線n3の電極反転によりFETQ1のゲートを引き抜
き、オフにする。この回路は、出力端子から外部電圧を
印加するとFETQ1が動作し、自励発振を行なう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】同期整流方式は、整流
にFETを使用した整流方式であり、従来のダイオード
整流方式より高効率化と小型化が可能であるため、電源
にはFETを使用した同期整流回路が主流になってい
る。FETはゲートに電圧を印加すると、整流方向に電
流が流れるが、逆方向にも流れるため、以下の問題で電
源破損になることがある。
【0015】図23は外部電圧による逆コンバート動作
の説明図で、図18と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。この回路方式では、出力端子から外部電圧V1
が印加されている。従来の回路方式では、出力端子にF
ETのゲート電圧を接続しており、同期整流FETQ
1、Q2が印加電圧V1で駆動をはじめると、同期整流
部は、トランスTのインダクタンスの飽和動作でRCC
電源回路に同様なため自励発振を継続する。
【0016】自励発振になると、スイッチング制御回路
やメインFETを停止してもFET内部ダイオードD3
0で回路が接続され、2次側から1次側へ逆コンバータ
として動作を継続する。逆流電流は、トランスTを励磁
して2次側から1次側へ電力変換され、1次側に冗長ダ
イオードD10が接続された構成だとD10で流れが阻
止されるので、逆コンバートしたエネルギーは、1次側
の電圧を上昇させ、1次側の回路部品を破壊する。
【0017】この破壊を起こす原因として考えられる条
件は、電源出力の並列接続である。図24は電源並列時
の動作説明図である。40は電源装置であり、この例で
は#0から#2までの3台の電源装置が接続されてい
る。複数台の電源装置40の内のある1台(図では#2
の電源装置)が不良になり、異常検出を行なって正常電
源の出力端子から電圧が回り込み、逆コンバート状態と
なる。そして、異常な電源装置は、停止することなく逆
コンバート動作を継続させ、出力が大容量の電源を接続
していると、吸い込み電流も大きくなり、回路部品の破
壊に至る。また、不良電源装置が出力電圧を上昇させる
動作をすると、正常電源装置へ流れ込むことになる。出
力電圧のバラツキでも吸い込みは発生する。
【0018】また、LSIのバスは、保護用に保護ダイ
オードが接続されているものもあり、電源の電圧差があ
ると、高い方の電圧から低い方の電圧へ保護ダイオード
を介して順方向に電流が流れる。図25は回り込みの説
明図である。LSIは電圧Aと電圧Bで動作しているも
のとすると、高い方の電圧Bから低い方の電圧Aへ保護
ダイオードを介して電流が流れる。
【0019】電圧A、Bの電圧差がある状態は、電圧A
又はBが出力制御異常になり、電圧差が発生したり、電
源起動や停止時に電圧A、Bのどちらかが起動していな
い期間がある場合等、電圧差が発生する状態が多く、同
期整流回路は逆流する環境が多い。
【0020】以上のように、同期整流回路は、逆流可能
な回路であるが、逆流を検出して抑制する回路がないた
め、電源を破壊することになる。この回路の動作上の問
題点は、同期整流回路がスイッチング制御回路の停止で
も動作を継続する他励発振回路であることと、逆流を抑
制できない回路である点である。
【0021】LSIの低電圧化で多種の出力電圧電源が
必要ななってくると、同期整流回路は、低電圧でFET
を駆動できず、駆動用電源回路を作ることになる。出力
電圧毎に異なる回路構成の開発も問題であり、出力電圧
に関係なく共通回路で構成できる同期整流回路が必要と
なってきている。
【0022】本発明はこのような課題に鑑みてなされた
ものであって、同期整流の不安定な動作や破壊の問題点
を解決し、低電圧電源にも共通に使用できる簡単な回路
構成のスイッチング電源回路を提供することを目的とし
ている。
【0023】
【課題を解決するための手段】(1)図1は本発明の原
理回路図である。図16と同一のものは、同一の符号を
付して示す。図において、Q0は1次側のオン/オフス
イッチ(メインスイッチ)として動作するFET(1次
側スイッチングFET)、Tはトランスである。トラン
スTには、1次巻線n1と、2次巻線n2と、3次巻線
n3とが設けられている。Q1は整流用FETで、2次
巻線n2に直列に接続されている。そのゲートには、3
次巻線から制御信号が与えられるようになっている。Q
3は3次巻線と接続された制御用FETで、そのゲート
には3次巻線n3の正極性電圧が印加されるようになっ
ている。
【0024】Q2は転流用FETであり、2次巻線の正
極性側にドレインが、負極性側にソースが接続されてい
る。制御用FETQ3のドレインは、転流用FETQ2
のゲートに接続されている。Lはチョークコイル、Cは
コンデンサであり、チョークコイルLとコンデンサCと
で平滑回路を構成している。10は、3次巻線n3の正
極性側及び各FETとそれぞれ接続され、整流用FET
Q1と転流用FETQ2のオン/オフ動作を確実に行な
うためのスイッチング制御回路で、本発明の特徴となる
部分である。
【0025】このように構成された回路によれば、スイ
ッチング制御回路10が、整流用FETQ1と転流用F
ETQ2のオン/オフ動作を確実に行なうことで、同期
整流の不安定な動作や破壊の問題点を解決し、低電圧電
源にも共通に使用できる簡単な回路構成のスイッチング
電源を提供することができる。
【0026】(2)請求項2記載の発明は、前記スイッ
チング制御回路10は、整流用FETQ1のゲート・ソ
ース間に接続されたFETと、転流用FETのゲート・
ソース間に接続されたFETと、これらFETを駆動す
る駆動回路より構成されることを特徴とする。
【0027】このように構成すれば、スイッチング制御
回路10が、整流用FETQ1と転流用FETQ2のオ
ン/オフ動作を確実に行なうことで、同期整流の不安定
な動作や破壊の問題点を解決することができる。
【0028】(3)請求項3記載の発明は、トランスの
1次側に逆流を検出する電流検出手段を設け、該電流検
出手段が電流の逆流を検出したら1次側スイッチングF
ETをオフにすることを特徴としている。
【0029】このように構成すれば、電流検出手段が逆
コンバート動作を始めたことを検出すると、1次側メイ
ンスイッチ(1次側スイッチングFET)の動作を停止
させ、回路破壊を防止することができる。
【0030】この発明において、前記スイッチング制御
回路は、整流用FETのゲート・ソース間に接続された
FETと、転流用FETのゲート・ソース間に接続され
たFETと、これらFETを駆動する駆動回路と、整流
用FETのソースと制御用FETのソース間に接続され
たダイオードより構成されるようにすれば、前記ダイオ
ードで、転流用FETのゲート電圧をクランプし、高速
動作を行なうことが可能となる。
【0031】また、この発明において、フライバック方
式スイッチング電源で、トランスの2次側の同期整流動
作を行なう整流用FETと、該整流用FETを制御する
2個の制御用FETとこれら制御用FETを駆動する駆
動回路からなるスイッチング回路を設けた電源回路にお
いて、前記制御用FETはトランスに設けた3次巻線と
接続され、第1の制御用FETは整流用FETのゲート
・ソース間に接続され、第2の制御用FETは、整流用
FETのソースと第1の制御用FETのゲートに接続さ
れ、該第2の制御用FETのドレイン・ソース間にはコ
ンデンサを接続するようにすれば、スイッチング毎に整
流用FETのゲートの放電とコンデンサへの充放電ルー
トを制御し、高速に動作させることができる。
【0032】また、この発明において、前記電流検出手
段の両端の電圧がしきい値以上になったらオンにするト
ランジスタを設け、該トランジスタがオンすることによ
り、1次側スイッチングFETををオフにするようにす
れば、1次側のスイッチングFETをオフにして動作を
停止させ、回路破壊を防止することができる。
【0033】また、この発明において、前記電流検出手
段としてカレントトランスを用い、該カレントトランス
の2次側の出力電流を電圧に変換し、トランス1次側を
流れる順方向電流と逆方向電流の値がしきい値を超えた
時には、1次側スイッチングFETのオンになる間隔を
絞り込むようにすれば、トランス1次側を流れる電流が
しきい値を超えたときに、1次側スイッチングFETの
オンになる間隔を絞って出力が小さくなるように制御す
ることで回路動作を安定化させることができる。
【0034】また、この発明において、前記電流検出手
段としてカレントトランスを用い、該カレントトランス
の2次側の順方向電流と逆方向電流を電圧に変換する抵
抗を有し、これら抵抗の両端に発生する電圧の差分で1
次側スイッチングFETを制御するようにすれば、過電
流検出又は逆電流検出の場合において、1次側スイッチ
ングFETのオン時間を制御して回路動作を安定化させ
ることができる。
【0035】また、この発明において、前記電流検出手
段としてカレントトランスを用い、外部印加電圧による
逆流を検出すると、自己電圧を増加させて、逆電流を阻
止する回路手段を設けるようにすれば、逆流を検出した
ら自己電圧を増加させて逆電流を阻止することができ
る。
【0036】また、この発明において、トランスに補助
巻線を追加することで、補助巻線電圧で擬似的に出力電
圧をモニタできるため、過電圧検出等の保護回路により
スイッチングFETを停止させることができる。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例を詳細に説明する。図2は本発明の全体回路
の一実施の形態例を示す図である。図において、Q0は
メインスイッチ(1次側スイッチングFET)、RはF
ETQ0に直列に接続された電流検出用の抵抗、20は
出力電圧を受けて、出力電圧値が一定となるように一時
側スイッチングFETQ0の導通時間を制御するPWM
制御回路である。
【0038】トランスTの2次側において、n2は2次
巻線、n3は3次巻線である。Q1は2次巻線n2の負
極側と直列に接続された整流用FET、Q4は該FET
Q1のゲート−ソース間に接続される制御用FET、Q
3は3次巻線n3の負極側と接続される制御用FET、
Q2はトランス2次巻線n2の両端に接続される転流用
FET、Q5はFETQ2のゲート−ソース間に接続さ
れる制御用FETである。
【0039】整流用FETQ1のゲートには3次巻線n
3の正極側が接続され、制御用FETQ3のゲートには
同じく3次巻線n3の正極側が接続され、制御用FET
Q5のゲートには、同じく3次巻線n3の正極側が接続
されている。ここで、制御用FETQ4とQ5とで構成
される回路が図1のスイッチング制御回路10に相当し
ている。PWM制御回路20には出力電圧がフィードバ
ックされ、また過電流検出信号が入力され、PWM制御
回路20は、1次側スイッチングFETのゲートに制御
信号として与えられる。このように構成された回路の動
作を説明すれば、以下の通りである。
【0040】この回路が逆コンバータにならないために
は、以下の条件が必要である。 出力端子から同期整流用FETのゲートにバイアスを
かけるルートがないこと。 外部電圧印加状態で、同期整流側が自励発振ではな
く、1次側のスイッチングに同期する他励発振であるこ
と。 吸い込み電流(逆電流)を検出すると、発振を停止さ
せること。
【0041】次に、同期整流の不安定動作改善のために
以下の条件が必要である。 スイッチングオフからオンになる瞬間(時刻t1)に
転流用FETQ2の動作が遅く短絡状態であると、トラ
ンスTの2次巻線の発生電圧が短絡され、スイッチング
動作が不安定になる。また、短絡電流により効率が低下
する。 同期整流のFET(整流用FETQ1と転流用FET
Q2)が同時にオンしないように交互の動作を確実に制
御する。 出力電圧に拘らず、共通な回路を使用することができ
ること。
【0042】図2に示す回路は、上記欠点を全て解決し
ている。先ず、整流用FETQ1のゲート電圧は、3次
巻線n3により駆動されるため、バイアスがかからず、
自励発振することはない(,)。逆コンバータにな
ると、PWM制御による他励発振でもPWM制御回路2
0が動作可能な電圧が発生しているため、逆コンバート
動作を継続する。そこで、電流検出抵抗Rで電流方向を
監視し、逆流を検出するとPWM制御を停止させる
()。
【0043】同期整流FETQ1,Q2のオン/オフ動
作を確実にするため、FETQ4、Q5を追加し、FE
TQ1,Q2のゲート電圧を制御する。t1−t2間
は、トランス3次巻線n3からの電圧で、FETQ3と
整流用FETQ1と制御用FETQ5が動作する。FE
TQ5は、内部ダイオードと短絡動作により転流用FE
TQ2のゲート電圧を高速にリセットし、かつリセット
を維持し、FETQ1の充電ルートを確保する。
【0044】整流用FETQ1は、FETQ4により急
速に動作オフにされ、Q4の内部ダイオードと短絡によ
り電流ルートができる。FETQ3は、動作オフになり
内部ダイオードの方向に電流を流し、転流用FETQ2
のゲート電圧が発生し、Q2はオンになる。FETQ5
は、時刻t1に変化した瞬間に転流用FETQ2の遅れ
をなくすことにより、FETQ1の内部ダイオードを経
由した貫通電流が流れるのを防止する(,)。
【0045】図2に示す回路の全体の動作の流れは、以
下の通りである。1次側スイッチングFETQ0がオン
になると、トランス3次巻線n3に電圧が発生する。こ
の結果、FETQ1、Q3、Q5が同期してオンにな
り、転流用FETQ2のリセット、整流用FETQ1の
ゲート充電パスを作り、FETQ4がオフになる。
【0046】1次側スイッチングFETQ0がオフにな
ると、FETQ3の内部ダイオードを経由して転流用F
ETQ2をオンにし、FETQ4が整流用FETQ1を
リセットする。
【0047】また、FETQ2のゲートの充電パスをつ
くり、FETQ5はオフし、高速に転流用FETQ2を
オンにするため、FETQ2からFETQ1へ流れる貫
通電流は阻止されることで、不安定な動作を抑制できる
回路である。同期整流用FETQ1、Q2のゲート・ソ
ース間に接続したFETQ4,Q5の動作で同期整流F
ETQ1、Q2を確実に交互に動作することができる。
【0048】図3は本発明の第1の実施の形態例を示す
回路図である。図2と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。この回路の動作を、図15の動作波形を用いて
説明すれば、以下の通りである。
【0049】期間t1−t2 図13はトランス2次側のスイッチング波形を示す図で
ある。1次側スイッチングFETQ0がスイッチングオ
ン時(t1−t2)に、3次巻線電圧は、FETQ5の
ゲート−ソース間にバイアスをかけるが、3次巻線電圧
が変化した瞬間(t1)にFETQ3がオンし、FET
Q1のゲートの充電電流は、FETQ5の内部ダイオー
ドを経由するために、内部ダイオードの順電圧でクラン
プされ、3次巻線電圧はFETQ5のゲート・ソース間
に印加されたことになり、FETQ5がオンとなり、F
ETQ1のゲートを効率よく急速に充電する。これによ
り、整流用FETQ1はオンになる。
【0050】FETQ5のソース−ドレイン間は短絡状
態のため、転流用FETQ2はオフとなり、FETQ
1,Q2は交互に動作する。2次巻線はFETQ1オン
により出力端子に電流を流し、平滑コイルLとコンデン
サCを通り出力電圧を供給する。
【0051】この期間に出力端子に外部より電圧が印加
されると、電流は平滑コイルLを経由してトランスTの
正極側から負極側へ通り、整流用FETQ1を流れる。
2次巻線の極性は変化しないので、3次巻線は正常動作
と同様に電圧が発生し、FETQ3,Q5の動作は上記
動作を継続する。
【0052】入力端子側に冗長ダイオードがある場合
は、入力電圧の有無に関係なく、印加電圧により1次側
電力変換され、PWM制御回路にも電流を供給する。ダ
イオードがない場合には、入力電圧でクランプされ、逆
流はなく、入力断で動作も停止する。
【0053】期間t2−t4 3次巻線n3の電圧が反転し、FETQ4のゲート−ド
レイン間に電圧が発生するが、t2の瞬間に転流用FE
TQ2のゲートを充電する電流が流れると、FETQ4
内部ダイオードに順電流が流れ、ソース−ドレイン間電
圧がダイオード順方向電圧でクランプされ、FETQ4
のゲート−ソース間に3次巻線電圧が印加されたことに
なり、転流用FETQ2ゲート電圧を効率よく急速に充
電する。この結果、転流用FETQ2はオンになる。
【0054】FETQ4のソース−ドレイン間は短絡状
態のため、整流用FETQ1はオフとなり、FETQ
1,Q2の動作は反転する。t2−t3間は、FETQ
3の内部ダイオードでFETQ2の放電を阻止するた
め、FETQ2のゲート電圧を低下させることなく、従
ってt2−t4間で転流用FETQ2をオンすることが
可能である。
【0055】t2−t4間の電流は、チョークコイルL
の励磁エネルギーを正極出力端子に流し、転流用FET
Q2を経由してコイルに戻る。この期間で、出力端子に
外部電圧が印加されると、電流は転流用FETQ2に流
れ続ける。
【0056】スイッチング継続 PWM制御によりメインFETQ0をオン/オフさせる
ことで、、を相互に繰り返し、動作を継続する。本
発明の同期整流回路のスイッチング周期は、同期整流回
路の自励発振ではないので、PWM制御回路20を停止
させることで、全体の動作は停止する。
【0057】制御FETの動作 同期整流用FETQ1,Q2のゲート−ソース間に接続
した制御用FETQ4,Q5の動作により、同期整流用
FETQ1,Q2の交互の動作を高速で安定な動作で駆
動させることができる。図26はスイッチングオン/オ
フ時の電流方向を示す図であり、(a)はスイッチング
する時の電流方向を、(b)はスイッチングオフ時の電
流方向をそれぞれ示す。図15のスイッチングオンのt
1ポイントでは、3次巻線n3の巻線電圧により整流用
FETQ1のゲート−ソースを充電する方向に電流が流
れる。
【0058】転流用FETQ2のゲート容量(Cis
s)は、FETQ5の内部ダイオードの順電圧でクラン
プされ、充電容量を整流するFETQ1のゲートに充電
する。そして、FETQ5のゲート電圧が上昇し動作す
るため、転流用FETQ2のゲートを短絡し停止させる
動作となる。
【0059】スイッチングオフ時のt2ポイントでは、
3次巻線n3の電圧が反転し、FETQ3の内部ダイオ
ードを経由して転流用FETQ2のゲート−ソースを充
電する電流が流れる。整流用FETQ1のゲート容量C
issは、FETQ4の内部ダイオードの順電圧でクラ
ンプされ充電容量を転流用FETQ1のゲートに充電す
る。そして、FETQ4のゲート電圧が上昇し、動作す
るための整流用FETQ1のゲートを短絡し停止させる
動作となる。
【0060】従って、FETQ4,Q5は下記動作を行
なう。 (a)内部ダイオードで瞬間的な電流ルートを作る。 (b)同期整流用FETのゲート電圧をクランプする。 (c)同期整流用FETを確実に停止させる。
【0061】以上の動作により、高速に同期制御を行な
うことができる。以上、詳細に説明したように、この実
施の形態例によれば、スイッチング制御回路(FETQ
3〜Q5及びその駆動回路より構成)10が、整流用F
ETQ1と転流用FETQ2のオン/オフ動作を確実に
行なうことで、同期整流の不安定な動作や破壊の問題点
を解決することができる。
【0062】図4は本発明の第2の実施の形態例を示す
回路図である。図2と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、Q0はトランスTの1次巻線をス
イッチングする1次側スイッチングFET(メインスイ
ッチ)、RはトランスTの1次側と直列に接続され、逆
コンバート動作時の逆電流を検出する検出手段としての
抵抗、31は抵抗Rに流れる電流を検出する電流検出回
路、32は該電流検出回路31の出力を受けて、1次側
スイッチングFETQ0のゲートを制御するPWM制御
停止回路である。D15はダイオード、F1はフェーズ
で、トランスTの1次巻線に直列に接続されている。こ
のように構成された回路の動作を説明すれば、以下の通
りである。
【0063】前述したような、外部印加電圧により自励
発振しない同期整流回路を使用したスイッチング電源回
路において、通常動作時には、抵抗RはトランスTの1
次側に流れる過電流を検出する回路として働き、過電流
が発生した時には、電流検出回路31でこの過電流を検
出し、PWM制御停止回路32から1次側スイッチング
FETQ0の動作を停止させる。
【0064】この回路で、2次側から電圧が印加された
場合、トランスTの1次側には逆電流が発生する。この
逆電流を電流検出回路31で検出してPWM制御停止回
路32に与える。PWM制御停止回路32は、1次側ス
イッチングFETQ0のゲートを制御してそのスイッチ
ング動作を停止させる。
【0065】この実施の形態例によれば、電流検出回路
31が逆コンバート動作を始めたことを検出すると、1
次側メインスイッチ(1次側スイッチングFET)Q0
の動作を停止させ、回路破壊を防止することができる。
【0066】図5は本発明の第3の実施の形態例を示す
回路図である。図3と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。トランスTの2次巻線n2は、1次側スイッチ
ングFETQ0がスイッチングオン時に、正極となる端
子に転流側FETQ2のドレインとコイルLを経由して
正極出力端子に接続される。3次巻線n3の片側は、F
ETQ4のゲートとダイオードD1のカソードを接続す
る。
【0067】FETQ1のゲートは、3次側巻線n3の
正極側端子に、FETQ3のゲートと、FETQ4のド
レインと、FETQ5のゲートも3次巻線n3の正極側
に接続されている。転流用FETQ2のゲートは、FE
TQ3のドレインとFETQ5のドレインに接続されて
いる。
【0068】FETQ5とFETQ4とFETQ1とF
ETQ2のソースと、ダイオードD1アノードは負極出
力端子に接続されている。このように構成された回路の
動作を説明すれば、以下の通りである。
【0069】図27はスイッチオン/オフ時の電流方向
を示す図である。(a)はスイッチングオン時の電流方
向を、(b)はスイッチングオフ時の電流方向を示す。
FETQ3のゲート動作電圧が高い特性のFETだとス
イッチングオンのt1ポイント(図13参照)では動作
しないため、FETQ1の充電を阻止してしまう。ダイ
オードD1を3次巻線側に接続することでスイッチング
オン時の充電ルートにする。
【0070】図15のスイッチングオンt1ポイントで
は、ダイオードD1に順方向に流れる3次巻線を経由し
て整流用FETQ1のゲートを充電する。その後、FE
TQ3,Q5が動作し、転流用FETQ2のゲート容量
CissをFETQ1に流すルートとなり、転流FET
Q2が停止する。
【0071】スイッチングオフ時のt2ポイントでは、
3次巻線電圧が反転し、FETQ3の内部ダイオードを
経由して転流用FETQ2のゲート−ソースを充電する
電流が流れる。整流用FETQ1のゲート容量は、FE
TQ4の内部ダイオードの順電圧でクランプされ、充電
容量を転流用FETQ2のゲートに充電する。
【0072】そして、トランスリセット期間中(t2−
t3)は、FETQ4のゲート電圧の上昇で整流用FE
TQ1のゲートを短絡し、停止させる動作となる。期間
t3−t4での発生電圧はないが、転流用FETQ2の
ゲート電圧はFETQ3で阻止されるため、FETQ2
はオンを継続し、出力電流を流すことが可能になる。従
って、ダイオードD1によって、同期整流の動作を高速
に制御することが可能となる。
【0073】図6は本発明の第4の実施の形態例を示す
回路図である。図3と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。この回路は、フライバック式のスイッチング電
源回路を示している。図において、Q1は整流用FE
T、Q4は該FETQ1のゲート−ソース間に接続され
た制御用FET、Q5はFETQ4のゲート−ソース間
に接続された制御用FETである。トランスTの3次巻
線n3の一端はFETQ5のドレインに接続され、他端
はFETQ1のゲートに接続されている。
【0074】C1はFETQ5のドレイン−ソース間に
接続されたコンデンサ、Cは出力ラインに接続された平
滑用コンデンサである。この回路はフライバック方式の
電源であるため、チョークコイルは必要がない。このよ
うに構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りで
ある。
【0075】1次側スイッチングFETQ0がオフの
時、3次巻線n3の正極側には、整流用FETQ1、制
御用FETQ4のドレイン、制御用FETQ5のゲート
が接続される。この結果、整流用FETQ1はオンな
り、Q5もオンになりコンデンサC1に蓄積されていた
電荷を放電させる。この時、Q4はオフである。
【0076】次に、1次側スイッチングFETQ0がオ
ンの時、FETQ1、Q5はオフになる。この時、コン
デンサC1に充電された電圧は、FETQ4のゲートの
電位を一定値に維持しFETQ4はオフになる。
【0077】このように構成された回路において、FE
TQ4,Q5はスイッチング毎にFETQ1のゲートの
放電とコンデンサC1に蓄積された電荷の充放電ルート
を制御し、高速に動作させることができる。また、同期
整流用FETのゲート−ソース間に接続したFETQ4
と交互に動作するFETQ5により、同期整流FETQ
1を確実に動作させることができる。
【0078】図7は本発明の第5の実施の形態例を示す
回路図である。図4と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図において、Q0は1次側スイッチングFE
T、Q10は電流検出抵抗Rの両端にベース−エミッタ
が接続されたトランジスタである。33は該トランジス
タQ10のコレクタと接続されるIC回路で、該IC回
路33は1次側スイッチングFETQ0のゲートに与え
られている。このように構成された回路の動作を説明す
れば、以下の通りである。
【0079】通常の動作時には、抵抗Rの両端の発生電
圧で過電流検出を行なうが、トランジスタQ10は動作
しない。ここで、同期整流回路からの逆コンバート動作
により、逆電流が流れた場合、トランジスタQ10はオ
ンになる。IC回路33は、このトランジスタQ10の
オン動作を検出すると、1次側スイッチングFETQ0
の動作を停止させる。
【0080】この実施の形態例によれば、電流検出抵抗
Rの両端の電圧がしきい値以上になったら、1次側スイ
ッチングFETQ0をオフにして動作を停止させ、回路
破壊を防止することができる。
【0081】図8は本発明の第6の実施の形態例を示す
回路図である。図において、Q0は1次側スイッチング
FETである。CTはトランスTの1次側と直列に接続
されるカレントトランスである。D11とD12はカレ
ントトランス2次側に接続された整流用ダイオードであ
る。R1、R2はこれらダイオードD11、D12と直
列に接続される抵抗である。
【0082】Vref1、Vref2は基準電圧、34
は抵抗R1に発生した電圧と基準電圧Vref1とを比
較する第1のコンパレータ(comp1)、35は抵抗
R2に発生した電圧と基準電圧Vref2とを比較する
第2のコンパレータ(comp2)である。36はこれ
らコンパレータ34、35の出力をリセット入力に受け
るラッチである。コンパレータ34、35はワイアドオ
ア接続となっている。該ラッチ36の出力で1次側スイ
ッチングFETQ0を制御するようになっている。この
ように構成された回路の動作を説明すれば、以下のとお
りである。
【0083】図9は図8の回路の動作波形を示す図であ
る。(a)は通常運転時、(b)は逆流動作時である。
通常運転時において、過電流が流れた場合、CMP1は
ダイオードD11がオンになり、抵抗R1に発生する電
圧VR1と基準電圧Vref1とを比較する。電圧VR
1が基準電圧Vref1より大きい場合には、コンパレ
ータcomp1の出力によりPWM−OCラッチ回路3
6スイッチング幅を狭くし、出力電流を抑制する。
【0084】また、CTに逆流電流が流れた時には、ダ
イオードD12がオンになり、comp2は、抵抗R2
に発生する電圧VR2と基準電圧Vref2とを比較す
る。抵抗R2に発生する電圧VR2が基準電圧Vref
2より大きい場合には、コンパレータcomp2の出力
によりPWM−OCラッチ回路36でスイッチングを停
止する。
【0085】スイッチングオフ期間での検出は、既にP
WMが“L”レベルのため動作しない。その結果、同期
整流回路も動作を停止し、逆流を防止させることにな
る。波形のVR1は通常運転時の1次側に流れる電流波
形を示し、VR2の波形はスイッチングオフ時に発生す
るカレントトランスCTのリセット電圧である。
【0086】逆電流動作の場合は、スイッチングオン期
間にVR2にマイナス電位が現れ、スイッチングオフ期
間にVR1にリセット電圧が発生する。この実施の形態
例によれば、トランス1次側を流れる電流がしきい値を
超えたときに、1次側スイッチングFETのオンになる
間隔を絞って出力が小さくなるように制御することで回
路動作を安定化させることができる。
【0087】図10は本発明の第7の実施の形態例を示
す回路図である。図8と同一のものは、同一の符号を付
して示す。コンパレータ(comp)37の正入力端子
には、抵抗R1に発生する電圧が接続され、負入力端子
には、抵抗R2に発生する電圧が接続されている。但
し、負入力端子には、抵抗R2に発生する電圧に基準電
圧Vref1を加えたものが接続されている。36は、
comp37の出力をリセット入力に受けて1次側スイ
ッチングFETQ0を駆動するラッチである。このよう
に構成された回路の動作を説明すれば、以下の通りであ
る。
【0088】カレントトランスCTの交流波形を、ダイ
オードD11,D12で正電位と負電位に整流し、電流
検出抵抗R1,R2でそれぞれ検出電圧を設定する。過
電流検出抵抗R1の電圧と、逆電流検出抵抗R2の電圧
差が開き、基準電圧Vref1を超えると、ラッチ36
がcomp37の出力をラッチする。そして、ラッチ3
6の出力は、1次側スイッチングFETQ0のオン時間
を制御する。この結果、ラッチ36は、1次側スイッチ
ングFETQ0のスイッチング幅を絞り込む動作とな
り、過電流又は逆電流を抑制することができる。
【0089】この実施の形態例によれば、過電流検出又
は逆電流検出の場合において、1次側スイッチングFE
TQ0のオン時間を制御して回路動作を安定化させるこ
とができる。
【0090】図11は、本発明の第8の実施の形態例を
示す図である。図8と同一のものは、同一の符号を付し
て示す。図に示す回路は、1次側電流検出にカレントト
ランスCTを使用し、交流波形をダイオードD11,D
12でそれぞれ正極側と負極側の波形に整流し、各々の
電流値を電圧値に変換する検出抵抗R1,R2が接続さ
れている。38は、検出抵抗R2に発生する負極電圧V
R2と、基準電圧Vref2との差を増幅するアンプ
(amp)、39は検出抵抗R1に発生する正極電圧V
R1と基準電圧Vref1とを比較するコンパレータ
(comp)である。
【0091】D13はアンプ38の出力と接続されるダ
イオード、R3は該ダイオードD13と接続される抵
抗、R4,R5は出力電圧を分圧する分圧抵抗である。
40は抵抗R3から入力される信号と出力の分圧信号と
の差分と、基準電圧Vref3との差を増幅するアンプ
(EA)である。41は、一方の入力にアンプ40の出
力を、他方の入力に三角波を入力するPWM信号発生
器、36は該PWM信号発生器41の出力を受けるラッ
チで、該ラッチ36の出力は1次側スイッチングFET
Q0を制御する。該ラッチ36のリセット入力には、コ
ンパレータ39の出力が接続されている。アンプ40、
PWM信号発生器41及び該PWM信号発生器41の出
力を受けるラッチ36でPWM制御回路50を構成して
いる。このように構成された回路の動作を説明すれば、
以下の通りである。
【0092】図12は第8の実施の形態例の動作説明
図、図13は第8の実施の形態例の各部の動作波形を示
す図である。通常動作において、1次側電流が増加する
と、検出抵抗R1にかかる電圧VR1が増加する。コン
パレータ39は、この電圧と基準電圧Vref1とを比
較し、その出力でPWM−OCラッチ回路36でスイッ
チング幅を絞り込み出力電流を抑制する。
【0093】カレントトランスCTの交流波形電圧を、
ダイオードD11、D12で正電位と負電位に整流し、
検出抵抗R1,R2でそれぞれの検出電圧を設定する。
ここで、逆電流検出抵抗R2の電圧VR2が基準電圧V
ref2より高くなると(図12参照)、アンプ38の
出力が“L”レベルになり、ダイオードD13を経由し
て出力電圧からのフィードバック電圧VFBの電圧が低
下するように補正する。
【0094】その結果、PWM制御回路50内のエラー
アンプ40で誤差増幅した出力VPと三角波がPWMコ
ンパレータ41で比較され、スイッチング幅が広がるこ
とになる。定格出力電圧のデューティよりデューティが
広がるため、出力電圧は高く出力される。
【0095】逆電流動作になると、逆電流がなくなるま
で出力電圧を上昇させることで、出力側に印加された電
圧と同電位まで出力電圧を上昇させたことになり、出力
電圧がバランスすることになる。
【0096】この実施の形態例によれば、逆流を検出し
たら自己電圧を増加させて逆電流を阻止することがで
き、並列運転が可能となる。図14は本発明の第9の実
施の形態例を示す回路図である。トランス1次側は、ダ
イオードD15とフューズF1の直列回路と接続され、
ループを形成している。45は1次側電圧の異常を検出
する電圧検出回路、46は該電圧検出回路45の出力を
受けて、1次側スイッチングFETQ0の導通を制御す
るPWM制御回路である。
【0097】このように構成された回路において、電圧
検出回路45が1次側電圧の異常を検出すると、PWM
制御回路46は1次側スイッチングFETQ0をオフに
する。
【0098】この実施の形態例によれば、1次側電圧が
異常電圧(定格値を超えた場合)を検出すると1次側ス
イッチングFETQ0をオフにして電源回路を保護する
ことができる。
【0099】図16は本発明の第10の実施の形態例を
示す回路図である。図3、図4と同一のものは、同一の
符号を付して示す。R10は転流用FETQ2のゲート
に接続された抵抗、D20は該抵抗R10の両端に接続
されるダイオードである。抵抗R10とダイオードD2
0より構成される回路の他端は制御用FETQ3のドレ
インに接続されている。R11は制御用FETQ3のゲ
ートに接続された抵抗である。R12は整流用FETQ
1のゲートに接続される抵抗、D21は抵抗R12の両
端に接続されるダイオードである。抵抗R12とダイオ
ードD21より構成される回路の他端は3次巻線n3の
一端に接続されている。
【0100】n4はトランスTの4次巻線(補助巻
線)、D14は4次巻線n4とトランジスタQ12間に
接続されるダイオード、R20はトランスの1次巻線n
1と直列に接続される抵抗、Q11は該抵抗R20の一
端にそのエミッタが接続されるトランジスタである。該
トランジスタQ11のベースは共通電位に接続されてい
る。Q12はそのベースがトランジスタQ11のコレク
タに接続されるトランジスタである。R21は、トラン
ジスタQ11のコレクタとトランスTの1次巻線の一端
に接続された抵抗である。ZD1はトランジスタQ12
のベースと共通電位間に接続されたツェナーダイオード
で、その一端はトランジスタQ11のコレクタに接続さ
れている。トランジスタQ12のエミッタは、PWM用
ICに接続されている。
【0101】このように構成された回路において、同期
整流用FETQ1とQ2のゲートには、ゲート電流抑制
抵抗R10とR12、ゲート引き抜きダイオードD20
とD21を追加し、同期整流用FETQ1、Q2の動作
速度を高速化している。ゲート電流抑制抵抗R10、R
12は、FETQ1、Q2のリンギング動作を抑制し、
FETQ1、Q2のスイッチングノイズを低減すること
ができる。ゲート引き抜きダイオードD20、D21
は、ゲート抵抗R10、R12をバイパスして同期整流
用FETQ1、Q2のゲート電流を引き抜くことで、高
速にFETQ1、Q2をオフにすることができる。
【0102】次に、トランスTの1次側における逆電流
検出は、抵抗R20を1次側巻線に直列に接続し、抵抗
R20の両端にかかる電圧をトランジスタQ11のベー
ス−エミッタ間電圧Vbeで検出する。この結果、トラ
ンジスタQ11はオンになり、トランジスタQ12はオ
フになる。この結果、トランスTの補助巻線n4からド
ロッパ電源(トランジスタQ12とツェナーダイオード
ZD1で構成される回路)の動作を停止させ、PWM用
IC40は、動作を停止する。
【0103】ここで、2次側に接続された外部電源を外
すと正常動作に戻り、PWM動作を開始する。図17は
本発明の第11の実施の形態例を示す回路図である。図
16と同一のものは、同一の符号を付して示す。この回
路は、トランス2次側の回路は、図16に示す回路と同
じである。一次側巻線の両端には、ツェナーダイオード
ZD1と抵抗R22、R23の直列回路が構成され、抵
抗R22、R23による分圧電圧は、トランジスタQ1
3のベースに与えられている。トランジスタQ13のエ
ミッタは共通電位に接続されている。トランジスタQ1
2のエミッタはPWM用IC40に接続されている。
【0104】また、トランスTの補助巻線n4はトラン
ジスタQ12のコレクタに接続されている。トランジス
タQ12とツェナーダイオードZD1によりドロッパ電
源を構成している。
【0105】逆流コンバータでは、入力電圧が上昇する
ので、入力側電圧検出回路をツェナーダイオードZD2
と抵抗R22、R23で構成し、分圧電圧がある値以上
になると、トランジスタQ13はオンとなり、トランジ
スタQ12のベースを引き抜く。この結果、トランジス
タQ12はオフになり、PWM用IC40に電圧を供給
しなくなりPWM用IC40の動作が停止する。
【0106】PWM用IC40を停止させる手段として
は、PWM用IC40のソフトスタート回路の停止や、
リモート制御端子等、ICによって制御方法が異なるの
で、ICにあった停止を行なうことができる。
【0107】このように、本発明によれば、簡単な回路
構成で実現でき、同期整流の不安定な動作や破壊の問題
点を解決し、更に低電圧電源にも共通に使用できる。ま
た、LSIの高速化により低電圧電源や、大電流電源が
必須となっており、低電圧出力を制御する同期整流制御
が困難になっているが、本発明の同期整流回路は、出力
電圧に影響されない。近年は、1チップに高速FETが
2個搭載された部品が多く製品化されて、同期整流の実
装面積も小スペースで構成することが可能である。ま
た、電源開発を標準回路で開発できることで、開発工数
の削減にも効果がある。
【0108】(付記1) スイッチング電源で、トラン
スの2次側の同期整流動作を行なう整流用FETと、転
流用FETとを含んで構成される制御回路からなる同期
整流型電源回路において、トランスに設けた3次巻線と
接続され、前記整流用FETと転流用FETのオン/オ
フ動作を確実に行なうためのスイッチング制御回路を設
けたことを特徴とするスイッチング電源回路。 (付記2) 前記スイッチング制御回路は、整流用FE
Tのゲート・ソース間に接続されたFETと、転流用F
ETのゲート・ソース間に接続されたFETと、これら
FETを駆動する駆動回路より構成されることを特徴と
する付記1記載のスイッチング電源回路。 (付記3) トランスの1次側に逆流を検出する電流検
出手段を設け、該電流検出手段が電流の逆流を検出した
ら1次側スイッチングFETをオフにすることを特徴と
する付記1記載のスイッチング電源回路。 (付記4) 前記スイッチング制御回路は、整流用FE
Tのゲート・ソース間に接続されたFETと、転流用F
ETのゲート・ソース間に接続されたFETと、これら
FETを駆動する駆動回路と、整流用FETのソースと
制御用FETのソース間に接続されたダイオードより構
成されることを特徴とする付記1記載のスイッチング電
源回路。
【0109】(付記5) フライバック方式スイッチン
グ電源で、トランスの2次側の同期整流動作を行なう整
流用FETと、該整流用FETを制御する2個の制御用
FETとこれら制御用FETを駆動する駆動回路からな
るスイッチング回路を設けた電源回路において、前記制
御用FETはトランスに設けた3次巻線と接続され、第
1の制御用FETは整流用FETのゲート・ソース間に
接続され、第2の制御用FETは、整流用FETのソー
スと第1の制御用FETのゲートに接続され、該第2の
制御用FETのドレイン・ソース間にはコンデンサを接
続することを特徴とするスイッチング電源回路。
【0110】(付記6) 前記電流検出手段の両端の電
圧がしきい値以上になったらオンにするトランジスタを
設け、該トランジスタがオンすることにより、1次側ス
イッチングFETををオフにすることを特徴とする付記
3記載のスイッチング電源回路。
【0111】(付記7) 前記電流検出手段としてカレ
ントトランスを用い、該カレントトランスの2次側の出
力電流を電圧に変換し、トランス1次側を流れる順方向
電流と逆方向電流の値がしきい値を超えた時には、1次
側スイッチングFETのオンになる間隔を絞り込むこと
を特徴とする付記3記載のスイッチング電源回路。
【0112】(付記8) 前記電流検出手段としてカレ
ントトランスを用い、該カレントトランスの2次側の順
方向電流と逆方向電流を電圧に変換する抵抗を有し、こ
れら抵抗の両端に発生する電圧の差分で1次側スイッチ
ングFETを制御することを特徴とする付記3記載のス
イッチング電源回路。
【0113】(付記9) 前記電流検出手段としてカレ
ントトランスを用い、外部印加電圧による逆流を検出す
ると、自己電圧を増加させて、逆電流を阻止する回路手
段を設けたことを特徴とする付記3記載のスイッチング
電源回路。
【0114】(付記10) トランスに補助巻線を追加
し、該補助巻線電圧で擬似的に出力電圧をモニタし、過
電圧検出の保護回路によりスイッチングFETを停止さ
せることを特徴とする付記1記載のスイッチング電源回
路。
【0115】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の効果が得られる。 (1)請求項1記載の発明によれば、スイッチング制御
回路が、整流用FETと転流用FETのオン/オフ動作
を確実に行なうことで、同期整流の不安定な動作や破壊
の問題点を解決し、低電圧電源にも共通に使用できる簡
単な回路構成のスイッチング電源を提供することができ
る。
【0116】(2)請求項2記載の発明によれば、スイ
ッチング制御回路が、整流用FETと転流用FETのオ
ン/オフ動作を確実に行なうことで、同期整流の不安定
な動作や破壊の問題点を解決することができる。
【0117】(3)請求項3記載の発明によれば、電流
検出手段が逆コンバート動作を始めたことを検出する
と、1次側メインスイッチの動作を停止させ、回路破壊
を防止することができる。
【0118】また、この発明によれば、ダイオードで、
転流用FETのゲート電圧をクランプし、高速動作を行
なうことが可能となる。また、この発明によれば、スイ
ッチング毎に整流用FETのゲートの放電とコンデンサ
への充放電ルートを制御し、高速に動作させることがで
きる。
【0119】また、この発明によれば、電流検出手段の
両端の電圧がしきい値以上になったら、1次側のスイッ
チングFETをオフにして動作を停止させ、回路破壊を
防止することができる。
【0120】また、この発明によれば、トランス1次側
を流れる電流がしきい値を超えたときに、1次側スイッ
チングFETのオンになる間隔を絞って出力が小さくな
るように制御することで回路動作を安定化させることが
できる。
【0121】また、この発明によれば、過電流検出又は
逆電流検出の場合において、1次側スイッチングFET
のオン時間を制御して回路動作を安定化させることがで
きる。
【0122】また、この発明によれば、逆流を検出した
ら自己電圧を増加させて逆電流を阻止することができ
る。また、この発明によれば、過電圧を検出して保護回
路によりスイッチングFETを停止することができる。
【0123】このように、本発明によれば、同期整流の
不安定な動作や破壊の問題点を解決し、低電圧電源にも
共通に使用できる簡単な回路構成のスイッチング電源を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理回路図である。
【図2】本発明の全体回路の一実施の形態例を示す図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図5】本発明の第3の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図6】本発明の第4の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図7】本発明の第5の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図8】本発明の第6の実施の形態例を示す回路図であ
る。
【図9】図8の回路の動作波形を示す図である。
【図10】本発明の第7の実施の形態例を示す回路図で
ある。
【図11】本発明の第8の実施の形態例を示す回路図で
ある。
【図12】第8の実施の形態例の動作説明図である。
【図13】第8の実施の形態例の動作波形を示す図であ
る。
【図14】本発明の第9の実施の形態例を示す回路図で
ある。
【図15】トランス2次巻線の動作波形を示す図であ
る。
【図16】本発明の第10の実施の形態例を示す回路図
である。
【図17】本発明の第11の実施の形態例を示す回路図
である。
【図18】従来回路の第1の構成例を示す図である。
【図19】第1の従来回路の各部の動作波形を示すタイ
ムチャートである。
【図20】従来回路の第2の構成例を示す図である。
【図21】第2の従来回路の各部の動作波形を示すタイ
ムチャートである。
【図22】従来回路の第3の構成例を示す図である。
【図23】外部電圧による逆コンバート動作の説明図で
ある。
【図24】電源並列時の動作説明図である。
【図25】回り込みの説明図である。
【図26】スイッチングオン/オフ時の電流方向を示す
図である。
【図27】スイッチングオン/オフ時の電流方向を示す
図である。
【符号の説明】
10 スイッチング制御回路 Q0〜Q3 FET T トランス L チョークコイル C コンデンサ
フロントページの続き Fターム(参考) 5H006 AA04 AA05 CA02 CA12 CA13 CB03 CB07 CC02 DB01 FA02 5H730 AA14 AA20 BB23 BB43 BB57 DD04 DD26 DD32 EE02 EE07 EE08 EE13 EE39 EE72 FD01 FD11 FG05 XX04 XX15 XX16 XX24

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング電源で、トランスの2次側
    の同期整流動作を行なう整流用FETと、転流用FET
    とを含んで構成される制御回路からなる同期整流型電源
    回路において、 トランスに設けた3次巻線と接続され、前記整流用FE
    Tと転流用FETのオン/オフ動作を確実に行なうため
    のスイッチング制御回路を設けたことを特徴とするスイ
    ッチング電源回路。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング制御回路は、整流用F
    ETのゲート・ソース間に接続されたFETと、転流用
    FETのゲート・ソース間に接続されたFETと、これ
    らFETを駆動する駆動回路より構成されることを特徴
    とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
  3. 【請求項3】 トランスの1次側に逆流を検出する電流
    検出手段を設け、該電流検出手段が電流の逆流を検出し
    たら1次側スイッチングFETをオフにすることを特徴
    とする請求項1記載のスイッチング電源回路。
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