JP2004274824A - スイッチング電源装置 - Google Patents

スイッチング電源装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004274824A
JP2004274824A JP2003058990A JP2003058990A JP2004274824A JP 2004274824 A JP2004274824 A JP 2004274824A JP 2003058990 A JP2003058990 A JP 2003058990A JP 2003058990 A JP2003058990 A JP 2003058990A JP 2004274824 A JP2004274824 A JP 2004274824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
self
circuit
transformer
switch
rectifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003058990A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Yamamoto
純一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP2003058990A priority Critical patent/JP2004274824A/ja
Priority to US10/791,235 priority patent/US20040174721A1/en
Publication of JP2004274824A publication Critical patent/JP2004274824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • H02M1/36Means for starting or stopping converters
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M3/00Conversion of dc power input into dc power output
    • H02M3/22Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac
    • H02M3/24Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters
    • H02M3/28Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac
    • H02M3/325Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal
    • H02M3/335Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only
    • H02M3/33569Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements
    • H02M3/33576Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer
    • H02M3/33592Conversion of dc power input into dc power output with intermediate conversion into ac by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode to produce the intermediate ac using devices of a triode or a transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only having several active switching elements having at least one active switching element at the secondary side of an isolation transformer having a synchronous rectifier circuit or a synchronous freewheeling circuit at the secondary side of an isolation transformer
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/10Technologies improving the efficiency by using switched-mode power supplies [SMPS], i.e. efficient power electronics conversion e.g. power factor correction or reduction of losses in power supplies or efficient standby modes

Abstract

【課題】フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を速やかに停止させる。
【解決手段】トランスT10と、トランスT10の1次側に設けられたスイッチング回路110と、トランスT10の2次側に設けられ、整流スイッチQ12を有する自己ドライブ型の同期整流回路と、トランスT10の2次側に設けられ、整流スイッチQ12のソース−ドレイン間電圧が所定値を超えたことに応答して、整流スイッチQ12をオフ状態とする自己発振停止回路140とを備える。これにより、フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、同期整流回路の自己発振を速やかに停止させることが可能となるので、従来のスイッチング電源装置に比べ、簡単な回路構成を採用することが可能となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はスイッチング電源装置に関し、特に、自己ドライブ型の同期整流回路を備えるスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、コンピュータに代表される電子機器・電気機器の電源装置としてスイッチング電源装置が広く用いられている。
【0003】
図3は従来のスイッチング電源装置の回路である。図3に示す従来のスイッチング電源装置は、直流入力電源5より一対の入力端子1,2間に供給される入力電圧Viを変圧して出力電圧Voを生成し、これを一対の出力端子3,4間に接続された負荷6に供給する装置であり、トランスT1と、トランスT1の1次側に設けられたスイッチング回路10と、トランスT1の2次側に設けられた出力回路20とを備えて構成されている。
【0004】
スイッチング回路10は、入力端子1,2間に接続された入力コンデンサCiと、トランスT1の1次巻線Lpの一端と入力端子2との間に接続されたメインスイッチQ1とを備えており、メインスイッチQ1は制御回路30によってPWM制御される。
【0005】
出力回路20は、トランスT1の2次巻線Lsの一端と出力端子4との間に接続された整流スイッチQ2と、トランスT1の2次巻線Lsの他端と出力端子4との間に接続された整流スイッチQ3と、整流スイッチQ2に並列接続された整流ダイオードCR2と、整流スイッチQ3に並列接続された整流ダイオードCR3と、トランスT1の2次巻線Lsの他端と出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。整流スイッチQ2のゲートはトランスT1の2次巻線Lsの他端に接続されている一方、整流スイッチQ3のゲートはトランスT1の2次巻線Lsの一端に接続されており、これによって、整流スイッチQ2及び整流ダイオードCR2と、整流スイッチQ3及び整流ダイオードCR3とは自己ドライブ型の同期整流回路を構成している。また、チョークコイルLoと平滑コンデンサCoとは平滑回路を構成している。
【0006】
負荷6は、図4に示すように抵抗成分RLoad、容量成分CLoad及びリアクトル成分LLoadによって表すことができる。
【0007】
制御回路30は出力電圧Voを監視しており、出力電圧Voが目標電圧と比べて高くなるほどメインスイッチQ1のオンデューティを低下させることによって負荷6に供給される電力を減らし、逆に、出力電圧Voが目標電圧と比べて低くなるほどメインスイッチQ1のオンデューティを上昇させることによって負荷6に供給される電力を増やす。このようにして、負荷6に与えられる出力電圧Voの値が常に上記目標電圧となるように制御される。
【0008】
ここで、メインスイッチQ1がオン状態である期間においては、トランスT1の2次側巻線Lsに生じる電圧により、整流スイッチQ2がオン、整流スイッチQ3がオフ状態となり、メインスイッチQ1がオフ状態である期間においては、トランスT1の2次側巻線Lsに生じる逆極性の電圧により、整流スイッチQ2がオフ、整流スイッチQ3がオン状態となる。つまり、整流スイッチQ2,Q3は、メインスイッチQ1のオン/オフに連動して交互にオン/オフすることになる。これによりトランスT1の2次側電圧が整流された後、チョークコイルLo及び平滑コンデンサCoからなる平滑回路によって平滑され、出力電圧Voとして出力端子3,4間に印加される。
【0009】
しかしながら、ユーザ等による指示によりメインスイッチQ1のスイッチングが停止すると、整流スイッチQ2及びQ3のいずれか一方がオン状態のままとなるので、これが引き金となって同期整流回路が自己発振を起こしてしまう。かかる自己発振は、出力コンデンサCo及び負荷6の容量成分CLoadがトランスT1の2次側回路や負荷6の抵抗成分RLoadによって消費されるまで行われ、これにより、出力電圧Voは通常のスイッチング周期よりも非常に長い周期で振動しながら低下する。このため、例えば、出力電圧Voが所定値以下まで低下すれば、スイッチング電源装置の動作が停止されたものと負荷6において判断し所定の動作を行うような場合、出力電圧Voが振動しながら低下すると、負荷6においてスイッチング電源装置の動作が停止したのか否かの判断が困難となってしまうという問題が生じる。
【0010】
さらに、自己発振が生じると、チョークコイルLo、トランスT1の2次巻線Ls、整流スイッチQ2、Q3に大きな電流が流れることから、チョークコイルLo、トランスの2次巻線Ls、整流スイッチQ2、Q3において大きな発熱を生じ、スイッチング電源装置の信頼性低下を招くおそれもある。
【0011】
このような自己発振に起因する問題は、負荷6が有する抵抗成分RLoadが大きいほど顕著となることから、例えば、軽負荷時にスイッチング電源装置の動作停止が指示された場合に特に問題となる。さらに、自己発振に起因する問題は、負荷6が有する容量成分CLoadが大きいほど問題となることから、容量成分CLoadが大きい負荷に電力を供給する場合に特に問題となる。
【0012】
同期整流回路の自己発振は、スイッチング動作の停止に応答して整流スイッチQ2、Q3の少なくとも一方を遮断状態とすることにより防止することができる。スイッチング動作の停止に応答して整流スイッチQ2、Q3の少なくとも一方を遮断状態とすることが可能なスイッチング電源装置としては、例えば、特許文献1に記載されている。
【0013】
図5は特許文献1の図1に記載されたスイッチング電源装置の回路図であり、図6は特許文献1の図2に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【0014】
図5に示すスイッチング電源装置は、スイッチング回路の動作停止を2次側に知らせるフォトカプラ7と、ベースにフォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタが接続され、受光側素子7bがオフ状態になると整流スイッチQ3のゲート−ソース間を短絡するトランジスタ8とを備えており、フォトカプラ7の発光側素子7aは、メインスイッチQ1にゲートパルスが供給されている期間において発光し、メインスイッチQ1へのゲートパルスが停止すると発光しなくなる。このため、スイッチング動作の停止に応答してフォトカプラ7の発光側素子7aがオフすると、整流スイッチQ3のゲート−ソース間が短絡されることから、同期整流回路の自己発振を防止することができる。
【0015】
また、図6に示すスイッチング電源装置は、整流スイッチQ3のゲートとゲートパルスの発生源であるチョークコイルLoとの間に接続されたトランジスタ9を備え、トランジスタ9のベースはフォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタが接続されている。これにより、スイッチング動作の停止に応答してフォトカプラ7の発光側素子7aがオフすると、整流スイッチQ3のゲートとゲートパルスの発生源であるチョークコイルLoとが遮断されることから、同期整流回路の自己発振を防止することができる。
【0016】
【特許文献1】特開2002−233144号公報
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図5及び図6に示すスイッチング電源装置においては、スイッチング動作の停止を1次側で検出していることから、フォトカプラ等の絶縁素子が必要となり、回路の複雑化やコスト増を招くおそれがあった。
【0017】
特に、図6に示すスイッチング電源装置においては、フォトカプラ7の受光側素子7bのコレクタがチョークコイルLoに接続されていることから、通常動作時においては、受光側素子7bのコレクタ−エミッタ間電圧は高い周波数で振動することになる。一般に、フォトカプラの受光側素子は高増幅率なトランジスタであり、発光側が停止していてもコレクタに急峻な電圧が印加されると、コレクタからベースに電流が供給されてオンしてしまう特性を有しており、特に高温時にはコレクタからベースへの供給電流が増加するのでかかる現象は一層顕著となる。このため、コレクタ−エミッタ間電圧が振動している状態においては発光が停止してもオフしないか、オフするのに長い時間がかかるという特性を有している。このため、図6に示すスイッチング電源装置においては、このような条件下においても確実にオフすることが可能なフォトカプラを用いなければならないことはもちろん、このようなフォトカプラを用いた場合であっても、スイッチング動作の停止からしばらくの期間は、自己発振を停止させることはできない。
【0018】
したがって、本発明の目的は、フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を速やかに停止させることが可能なスイッチング電源装置を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明によるスイッチング電源装置は、トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられ、少なくとも一つの整流スイッチを有する自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの2次側に設けられ、少なくとも一つの整流スイッチの両端間電圧が所定値を超えたことに応答して、少なくとも一つの整流スイッチをオフ状態とする自己発振停止回路とを備えることを特徴とする。
【0020】
本発明によれば、整流スイッチの両端間電圧に基づいて自己発振を検出し、これを停止させていることから、フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、自己発振を速やかに停止させることが可能となる。これにより、従来のスイッチング電源装置に比べ、簡単な回路構成によって自己発振を停止させることが可能となる。
【0021】
また、前記自己発振停止回路は、少なくとも一つの整流スイッチに並列接続されたツェナーダイオードを含んでいることが好ましく、そのツェナー電圧は、通常動作時において前記整流スイッチの両端間に印加される電圧よりも高いことがより好ましく、前記整流スイッチの耐圧よりも低いことがより好ましい。整流スイッチの両端間電圧の検出にツェナーダイオードを用いれば、簡単且つ確実に自己発振の発生を検出することが可能となる。
【0022】
また、前記自己発振停止回路は、少なくとも一つの整流スイッチのゲート−ソース間を実質的に短絡することによってこれをオフ状態とすることが好ましい。これによれば、確実に自己発振を停止させることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
【0024】
図1は、本発明の好ましい実施の形態にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。図1に示すように、本実施形態にかかるスイッチング電源装置100は、直流入力電源5より一対の入力端子1,2間に供給される入力電圧Viを変圧して出力電圧Voを生成し、これを一対の出力端子3,4間に接続された負荷6に供給する装置であり、トランスT10と、トランスT10の1次側に設けられたスイッチング回路110と、トランスT10の2次側に設けられた出力回路120と、スイッチング回路110の動作を制御する制御回路130と、出力回路120の動作を制御する自己発振停止回路140とを備えて構成されている。
【0025】
スイッチング回路110は、入力端子1,2間に接続された入力コンデンサCiと、トランスT10の1次巻線Lp11の一端Lp11bと入力端子2との間に接続されたメインスイッチQ11とを備えており、メインスイッチQ11は制御回路130によってPWM制御される。また、1次巻線Lp11の他端Lp11aは入力端子1に接続されている。
【0026】
出力回路120は、トランスT10の2次巻線Ls11の一端Ls11bと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ12と、トランスT10の2次巻線Ls11の他端Ls11aと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ13と、整流スイッチQ12に並列接続された整流ダイオードCR12と、整流スイッチQ13に並列接続された整流ダイオードCR13と、トランスT10の2次巻線Ls11の他端Ls11aと出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。整流スイッチQ12のゲート(制御端子)は、コンデンサC11を介して2次巻線Ls11の他端Ls11aに接続されているとともに、ダイオードCR14及び抵抗R11からなる並列回路を介して出力端子4に接続されている。一方、整流スイッチQ13のゲート(制御端子)は、コンデンサC12を介して2次巻線Ls11の一端Ls11bに接続されているとともに、ダイオードCR15及び抵抗R12からなる並列回路を介して出力端子4に接続されている。つまり、2次巻線Ls11は、整流スイッチQ12,Q13のゲートに供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能する。これにより、整流スイッチQ12及び整流ダイオードCR12と、整流スイッチQ13及び整流ダイオードCR13とは自己ドライブ型の同期整流回路を構成している。
【0027】
また、チョークコイルLoと平滑コンデンサCoとは、平滑回路を構成している。
【0028】
本実施形態においては、メインスイッチQ11及び整流スイッチQ12,Q13としてNチャンネル型の電界効果トランジスタを用いているが、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いることも可能である。
【0029】
制御回路130は、トランスT10の1次巻線Lp12、ダイオードCR16、ダイオードCR17、チョークコイルLb及び平滑コンデンサCbからなる補助電源によって生成される電圧をVcc端子及びGND端子間に受けて動作する回路であり、制御端子131よりON/OFF端子に供給されるON/OFF信号に基づいて動作状態/非動作状態となる。制御回路130は、出力電圧Voを検出する絶縁フィードバック回路132の検出電圧をフィードバック端子FBを受け、制御回路130が動作状態である場合には、フィードバック端子FBに供給される検出電圧に基づき、出力端子outよりPWM制御されたゲートパルスSを出力する。制御回路130は、出力電圧Voが目標電圧と比べて高くなるほどゲートパルスSのデューティを低下させることによって負荷6に供給される電力を減らし、逆に、出力電圧Voが目標電圧と比べて低くなるほどゲートパルスSのデューティを上昇させることによって負荷6に供給される電力を増やす。このようにして、負荷6に与えられる出力電圧Voの値が常に上記目標電圧となるように制御される。
【0030】
自己発振停止回路140は、整流スイッチQ12のソース−ドレイン間に直列に接続されたツェナーダイオードZ11及び抵抗R13と、ツェナーダイオードZ11と抵抗R13との接続点aと出力端子4との間に直列に接続されたダイオードCR18及びコンデンサC13と、ゲートがダイオードCR18とコンデンサC13との接続点bに接続され、ソースが出力端子4に接続されたNチャンネル型の電界効果トランジスタQ14と、整流スイッチQ12のゲートと電界効果トランジスタQ14のドレインとの間に接続されたダイオードCR19と、整流スイッチQ13のゲートと電界効果トランジスタQ14のドレインとの間に接続されたダイオードCR20と、電界効果トランジスタQ14のゲート−ソース間に接続された抵抗R14とを備えて構成されている。抵抗R14は、電界効果トランジスタQ14のゲートがフローティング状態となるのを防止するために設けられている。
【0031】
ツェナーダイオードZ11としては、そのツェナー電圧が通常動作時において整流スイッチQ12がオフ状態である場合のソース−ドレイン間電圧よりも高く、且つ、整流スイッチQ12のソース−ドレイン間耐圧よりも低く設定されている。このため、通常動作時においてツェナーダイオードZ11がオンすることはなく、整流スイッチQ12のソース−ドレイン間に過大な電圧(但し、耐圧未満の電圧)が印加された場合に初めてオンすることになる。
【0032】
以上が本実施形態にかかるスイッチング電源装置100の構成であり、次にその動作について説明する。
【0033】
まず、制御端子131に供給されるON/OFF信号により制御回路130が動作状態である場合には、出力端子outよりゲートパルスSがメインスイッチQ11に供給され、メインスイッチQ11はオン/オフを繰り返す。メインスイッチQ11がオン状態である期間においては、2次側巻線Ls11に生じる電圧により、整流スイッチQ12がオン、整流スイッチQ13がオフ状態となり、メインスイッチQ11がオフ状態である期間においては、2次側巻線Ls11に生じる逆極性の電圧により、整流スイッチQ12がオフ、整流スイッチQ13がオン状態となる。つまり、整流スイッチQ12,Q13は、メインスイッチQ11のオン/オフに連動して交互にオン/オフすることになる。これによりトランスT10の2次側電圧は整流された後、チョークコイルLo及び平滑コンデンサCoからなる平滑回路によって平滑され、出力電圧Voとして出力端子3,4間に印加される。
【0034】
ここで、ツェナーダイオードZ11のツェナー電圧は、通常動作時において整流スイッチQ12がオフ状態である場合のソース−ドレイン間電圧よりも高く設定されていることから、通常動作時においてツェナーダイオードZ11がオンすることはなく、したがって、接続点a,bの電圧は実質的にゼロである。このため、通常動作時においては電界効果トランジスタQ14がオンすることはない。
【0035】
一方、制御端子131に供給されるON/OFF信号によって制御回路130が非動作状態となるか、あるいは何らかの原因によって出力電圧Voが目標電圧よりも極端に高くなると、メインスイッチQ11のスイッチングが停止する。このため、整流スイッチQ12及びQ13のいずれか一方がオン状態のままとなり、これが引き金となって同期整流回路が自己発振を開始する。自己発振している期間においては、整流スイッチQ12及びQ13のオン期間が増大し、出力コンデンサCoまたは負荷6より電流を吸い込む。そして、その吸い込む電流が増加し、スイッチQ12またはQ13が飽和してOFFとなった際に整流スイッチのソース−ドレイン間に通常時よりも高い電圧が印加されることになる。かかる電圧は自己発振を繰り返すことによって徐々に高くなる。
【0036】
その結果、整流スイッチQ12のソース−ドレイン間に印加される電圧がツェナーダイオードZ11のツェナー電圧を超えると、ツェナーダイオードZ11がオンし、抵抗R13に電流が流れ始める。このため接続点a,bの電圧は上昇し、接続点bの電圧が電界効果トランジスタQ14のしきい値電圧を超えると、電界効果トランジスタQ14はオン状態となる。電界効果トランジスタQ14がオン状態となると、整流スイッチQ12のゲートがダイオードCR19及び電界効果トランジスタQ14を介してソースに接続されるとともに、整流スイッチQ13のゲートがダイオードCR20及び電界効果トランジスタQ14を介してソースに接続される。つまり、整流スイッチQ12,Q13のゲート−ソース間は実質的に短絡されてしまう。これにより、整流スイッチQ12,Q13はいずれもオフ状態となるので、この時点で自己発振は停止する。
【0037】
このように、本実施態様においては、トランスT10の2次側に設けられた自己発振停止回路140を用いて整流スイッチQ12のソース−ドレイン間電圧を検出し、これが通常時よりも高くなったことに応答して整流スイッチQ12,Q13をオフさせていることから、フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、自己発振を速やかに停止させることが可能となる。これにより、従来のスイッチング電源装置に比べ、簡単な回路構成によって自己発振を停止させることが可能となる。
【0038】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0039】
例えば、上記実施態様では、本発明をフォワードコンバータ型のスイッチング電源装置に適用した場合を例に説明したが、トランスの2次側に自己ドライブ型の同期整流回路を備えるタイプのスイッチング電源装置である限り、種々のタイプのスイッチング電源装置に適用することが可能である。
【0040】
図2は、トランスの2次側がセンタータップ型であるスイッチング電源装置に本発明を適用した例を示す回路であり、簡単のため、1次側に属する回路(スイッチング回路や制御回路等)及び絶縁フィードバック回路については図示を省略し、2次側に属する部分のみを示している。
【0041】
図2に示す出力回路220は、トランスT20の2次巻線Ls21の一端Ls21aと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ21と、トランスT20の2次巻線Ls21の他端Ls21bと出力端子4との間に接続された整流スイッチQ22と、整流スイッチQ21に並列接続された整流ダイオードCR21と、整流スイッチQ22に並列接続された整流ダイオードCR22と、2次巻線Ls21のセンタータップLs21cと出力端子3との間に接続されたチョークコイルLoと、出力端子3,4間に接続された平滑コンデンサCoとを備えている。整流スイッチQ21のゲート(制御端子)は、コンデンサC21を介して2次巻線Ls21の他端Ls21bに接続されているとともに、ダイオードCR23及び抵抗R21からなる並列回路を介して出力端子4に接続されている。一方、整流スイッチQ22のゲート(制御端子)は、コンデンサC22を介して2次巻線Ls21の一端Ls21aに接続されているとともに、ダイオードCR24及び抵抗R22からなる並列回路を介して出力端子4に接続されている。つまり、2次巻線Ls21は、整流スイッチQ21,Q22のゲートに供給されるゲートパルス(制御パルス)の発生源として機能し、整流スイッチQ21及び整流ダイオードCR21と、整流スイッチQ22及び整流ダイオードCR22とは自己ドライブ型の同期整流回路を構成している。
【0042】
本実施形態においても、整流スイッチQ21,Q22としてNチャンネル型の電界効果トランジスタを用いているが、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いることも可能である。
【0043】
このような出力回路220を用いた場合であっても、図2に示すように自己発振停止回路140を設け、自己発振により整流スイッチQ21のソース−ドレイン間電圧がツェナーダイオードZ11のツェナー電圧を超えた場合に整流スイッチQ21,Q22のゲート−ソース間を実質的に短絡すれば、自己発振を速やかに停止させることが可能となる。
【0044】
尚、上記各実施形態においては、自己発振を検出した場合、同期整流回路を構成する2つの整流スイッチを両方ともオフ状態としているが、これらの一方のみをオフ状態としても構わない。
【0045】
また、上記各実施形態においては、同期整流回路を構成する2つの整流スイッチのうち、一方の整流スイッチのソース−ドレイン間電圧に基づいて自己発振を検出しているが、両方の整流スイッチのソース−ドレイン間電圧を検出し、その一方が所定の電圧を超えた場合に一方又は両方の整流スイッチをオフ状態としても構わない。
【0046】
さらに、上記各実施形態においては、整流スイッチにツェナーダイオードを並列接続することによってソース−ドレイン間電圧を検出し、これに基づいて自己発振の発生を検出しているが、ソース−ドレイン間電圧の検出方法としてはこれに限定されず、他の方法を用いても構わない。但し、ツェナーダイオードを用いれば、簡単且つ確実に自己発振の発生を検出することが可能となる。
【0047】
また、上記各実施形態においては、各整流スイッチのゲート−ソース間にダイオードが接続されているがこれを削除しても構わない。
【0048】
さらに、上記各実施形態において用いたトランジスタや電界効果トランジスタはスイッチ素子の一例であり、これ以外のスイッチ素子又はスイッチ回路を用いても構わない。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、フォトカプラ等の絶縁素子を用いることなく、自己ドライブ型の同期整流回路の自己発振を速やかに停止させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施の形態にかかるスイッチング電源装置100の回路図である。
【図2】トランスの2次側がセンタータップ型であるスイッチング電源装置に本発明を適用した例を示す回路図(2次側のみ)である。
【図3】従来のスイッチング電源装置の回路である。
【図4】負荷6の等価回路図である。
【図5】特許文献1の図1に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【図6】特許文献1の図2に記載されたスイッチング電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1,2 入力端子
3,4 出力端子
5 直流入力電源
6 負荷
100 スイッチング電源装置
110 スイッチング回路
120,220 出力回路
130 制御回路
131 制御端子
132 絶縁フィードバック回路
140 自己発振停止回路
T10,T20 トランス
Lp11,Lp12 1次巻線
Ls11,Ls21 2次巻線
CR12〜CR24 ダイオード
R11〜R14,R21,R22 抵抗
C11〜C13,C21,C22 コンデンサ
Q11 メインスイッチ
Q12,Q13,Q21,Q22 整流スイッチ
Q14 電界効果トランジスタ
Z11 ツェナーダイオード
Ci 入力コンデンサ
Co,Cb 平滑コンデンサ
Lo,Lb チョークコイル

Claims (5)

  1. トランスと、前記トランスの1次側に設けられたスイッチング回路と、前記トランスの2次側に設けられ、少なくとも一つの整流スイッチを有する自己ドライブ型の同期整流回路と、前記トランスの2次側に設けられ、少なくとも一つの整流スイッチの両端間電圧が所定値を超えたことに応答して、少なくとも一つの整流スイッチをオフ状態とする自己発振停止回路とを備えることを特徴とするスイッチング電源装置。
  2. 前記自己発振停止回路は、少なくとも一つの整流スイッチに並列接続されたツェナーダイオードを含んでいることを特徴とする請求項1に記載のスイッチング電源装置。
  3. 前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、通常動作時において前記整流スイッチの両端間に印加される電圧よりも高いことを特徴とする請求項2に記載のスイッチング電源装置。
  4. 前記ツェナーダイオードのツェナー電圧は、前記整流スイッチの耐圧よりも低いことを特徴とする請求項2又は3に記載のスイッチング電源装置。
  5. 前記自己発振停止回路は、少なくとも一つの整流スイッチのゲート−ソース間を実質的に短絡することによってこれをオフ状態とすることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスイッチング電源装置。
JP2003058990A 2003-03-05 2003-03-05 スイッチング電源装置 Pending JP2004274824A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003058990A JP2004274824A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 スイッチング電源装置
US10/791,235 US20040174721A1 (en) 2003-03-05 2004-03-02 Switching power supply unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003058990A JP2004274824A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 スイッチング電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004274824A true JP2004274824A (ja) 2004-09-30

Family

ID=32923576

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003058990A Pending JP2004274824A (ja) 2003-03-05 2003-03-05 スイッチング電源装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US20040174721A1 (ja)
JP (1) JP2004274824A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068327A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Murata Mfg Co Ltd 同期整流型フォワードコンバータ
JP2016063733A (ja) * 2014-09-15 2016-04-25 Tdk株式会社 スイッチング電源装置

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7203041B2 (en) * 2004-04-30 2007-04-10 Power-One, Inc Primary side turn-off of self-driven synchronous rectifiers
CN100459391C (zh) * 2004-07-14 2009-02-04 伊博电源(杭州)有限公司 一种开关电源的自驱动电路
US7362598B2 (en) * 2004-12-17 2008-04-22 Artesyn Technologies, Inc. Synchronous rectifier gate drive shutdown circuit
US20070229123A1 (en) * 2006-03-30 2007-10-04 Chien-Chin Hsiao Semiconductor device for microphone applications
CN102723884B (zh) * 2012-05-24 2014-08-13 华为技术有限公司 电源输出高端防反灌开关管的供电系统及冗余电源系统
US9960706B1 (en) * 2017-05-24 2018-05-01 Mean Well (Guangzhou) Electronics Co., Ltd. Synchronization rectification device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6181578B1 (en) * 2000-04-06 2001-01-30 Astec International Limited Synchronous rectifier drive mechanism for resonant reset forward converters
JP4088756B2 (ja) * 2001-03-13 2008-05-21 デンセイ・ラムダ株式会社 スイッチング電源装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007068327A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Murata Mfg Co Ltd 同期整流型フォワードコンバータ
JP4678263B2 (ja) * 2005-08-31 2011-04-27 株式会社村田製作所 同期整流型フォワードコンバータ
JP2016063733A (ja) * 2014-09-15 2016-04-25 Tdk株式会社 スイッチング電源装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20040174721A1 (en) 2004-09-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7778048B2 (en) Switching power supply apparatus
JP6481407B2 (ja) 電源制御用半導体装置
JP2004260977A (ja) Ac−dcコンバータ
JP4853182B2 (ja) 非安定絶縁型dc−dcコンバータおよび電源装置
JP2004173480A (ja) Dc−dcコンバータ
JP6464794B2 (ja) スイッチング電源装置
JP5444896B2 (ja) 絶縁型スイッチング電源
JP5137121B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2004274824A (ja) スイッチング電源装置
JP2001161062A (ja) Dc−dcコンバータ装置
JP6514910B2 (ja) 絶縁同期整流型dc/dcコンバータ、同期整流コントローラ、それを用いた電源装置、電源アダプタおよび電子機器
JP6459599B2 (ja) スイッチング電源装置
US7746674B2 (en) Self-oscillating power converter
JP2001298860A (ja) 電子機器の電源装置
JP2011030379A (ja) スイッチング電源装置
JP6660699B2 (ja) 同期整流fet駆動回路
JP4291598B2 (ja) スイッチング電源装置
JP4680453B2 (ja) スイッチング電源
JP2015126638A (ja) スイッチング電源装置
US20220069697A1 (en) Converter including active clamp switch and secondary side rectifier and controlling method thereof
JP2008193803A (ja) スイッチング電源装置
JP2600224Y2 (ja) スイッチング電源装置
JP2020150695A (ja) 電圧レギュレータ装置
JP2002153057A (ja) スイッチング電源回路
JP2002199709A (ja) スイッチング電源回路

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050516

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050607

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20051101