JP4290501B2 - エアバッグ装置、エアバッグ装置付オートバイ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートバイに搭載されるエアバッグ装置の構築技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、オートバイにエアバッグ装置を装着することによって乗員の保護を図る種々の技術が知られている。例えば、自動二輪車において、前方衝突を起こした際に、車体フレームに取り付けられたケース内に収容されたエアバッグが膨張ガスによって展開膨張し、これにより乗員を拘束するという技術が公知である(例えば、特許文献1参照。)。この技術では、エアバッグの保護エリアを広く確保する可能性が提示されているが、オートバイのように四方が開放された構成の車体にエアバッグ装置を搭載する場合には、乗員をエアバッグによって確実に拘束するのに有効な更なる技術を構築する要請が高い。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−137777号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、オートバイにおいて、事故の際に乗員の保護徹底に資するエアバッグ構成技術、およびその関連技術を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を達成するため、各請求項記載の発明が構成される。これら各請求項に記載の発明は、各種のオートバイに搭載されるエアバッグ装置の構成に適用され得る。なお、本明細書において、「オートバイ」は、鞍乗車両、すなわち乗員がシートに跨って着座する形態の車両を広く含むものとし、例えば乗員シートの前方に燃料タンクが併設されたタイプの自動二輪車、乗員シートとハンドル支持用ヘッドパイプとの間に空間部が形成されたスクータータイプの自動二輪車のいずれも包含する。さらに自動二輪車以外に、三つ以上の走行輪を有しつつ乗員が鞍乗して着座する車両(例えばピザ宅配等に用いられる三輪式バイク、悪路走破用の三輪ないし四輪バギー式バイク)、さらにはスノーモービル等のように橇ないし無限軌道帯によって走行しつつ乗員が鞍乗して着座する車両についても上記「オートバイ」に広く包含されるものとする。
【0006】
(請求項1に記載の発明)
請求項1に記載の発明では、オートバイに装着されるエアバッグ装置は、少なくともエアバッグ、膨張ガス供給手段および調整手段を備えている。
本発明のエアバッグは、オートバイの前方衝突の際、乗員の前方側に形成される乗員保護領域に展開膨張するようになっている。当該エアバッグの内部には、膨張ガス供給手段を介して膨張ガスが供給される。典型的には、この膨張ガス供給手段として、いわゆるインフレータと称呼されるものを用いる。このインフレータが作動することでエアバッグの内部に膨張ガスが供給され、エアバッグは乗員の前方側に形成される乗員保護領域に向かって突出しつつ展開膨張することとなる。
【0007】
本発明の調整手段は、膨張ガス供給手段から供給されてエアバッグの内部において流れる膨張ガスの流動態様を調整可能な機能を有する。なお、本明細書でいう「流動態様」とは、膨張ガスの流れる方向、流量、圧力等、膨張ガスの流動に関する状態量を広く含む主旨である。例えば、エアバッグの内部に当該エアバッグの内部を区画する織布片や、織布によって形成された筒状や袋状の部材を設けることによって、本発明の調整手段を構成することができる。典型的には、エアバッグの内部を流れる膨張ガスの流れに対し調整手段によって指向性を付与することで、エアバッグの内部を流れる膨張ガスの流れを所望の流動態様に調整することができる。これにより、エアバッグが展開膨張する方向を制御することが可能となる。
【0008】
エアバッグの内部に膨張ガスを供給することでエアバッグを確実に展開膨張させることのみを主眼とした構成では、エアバッグが展開膨張する方向を制御するのは難しいが、本発明のように調整手段を介してエアバッグの内部における膨張ガスの流動態様を調整する構成を用いれば、最終的にエアバッグを確実に展開膨張させることはもちろん、その過程において当該エアバッグが如何なる手順で展開膨張するかについても制御可能である。例えば、エアバッグが展開膨張する方向を制御することで、オートバイの前方衝突の際の乗員の挙動に対応してエアバッグが展開膨張する態様を設定することが可能となる。
特に、オートバイのように四方が開放された構成の車体にエアバッグ装置を搭載する場合には、エアバッグが展開膨張する方向を制御し、乗員へ向かう方向へ展開膨張するのを規制することによって、事故の際の乗員の保護徹底が図られる。
【0009】
また本発明では、調整手段が袋状部材を用いて構成される。この袋状部材は、エアバッグの内部に収容される袋状の部材であり、流入部、流出部を有する。本発明では、膨張ガス供給手段から供給された膨張ガスは、流入部を通じて袋状部材の内部へ流入し、当該袋状部材の内部の空間を流れたのち、流出部を通じて袋状部材の外部へ流出するようになっている。このため、流出部の位置、数、形状、大きさ(内径)等を適宜調節することによって、流出部を通じて袋状部材の外部へ流出する膨張ガスの流出方向(噴出し方向)を所望の方向に設定することができる。袋状部材から流出する膨張ガスの流出方向を変えることで、袋状部材の外部において形成される膨張ガスの流動態様を調整することが可能となる。例えば、エアバッグが展開膨張する過程で、当該エアバッグを最初に展開膨張させたい向きに流出部が配置されるように構成することによって、エアバッグが所望の展開膨張過程を経て展開膨張することとなる。また、袋状部材に流出部を複数設ける構成や、流出部の大きさ(内径)を種々変更する構成によって、エアバッグが展開膨張する方向、タイミング、膨張完了までに要する時間などを好適に制御することができる。
このような構成によれば、袋状部材を用いることによって、当該袋状部材からエアバッグの内部へ供給される膨張ガスの流れ方向を調節することができる。また、このような袋状部材は、構造が簡単であり取り付けを簡便に行うことができるため合理的である。
【0010】
また本発明のエアバッグ装置は、ハンドルの車体後方に配置される。このハンドルは、オートバイの車体の左右方向に延在し、当該左右方向と交差する方向に凹んだ凹部を有する。そして、袋状部材の流出部は、エアバッグが展開膨張するときに当該エアバッグの内部において凹部に向かうように配置されている。これにより、エアバッグは、車体の左右方向への広がりが抑えられた細長い状態で車体前方へ向けて膨張し、ハンドルの凹部を通って膨張することとなる。そして、エアバッグが展開膨張する過程において、当該エアバッグは、例えば車体前方、車体上方、乗員側の順で膨張するように制御される。これにより、エアバッグの展開膨張過程における乗員側への膨張を規制するとともに、エアバッグの展開膨張完了時には、当該エアバッグが乗員を拘束するのに十分な抗力を作用させて、乗員の保護徹底を図ることができる。
このような構成によれば、袋状部材の流出口をハンドルの凹部の位置に対応させて配置することによって、乗員の保護徹底を図るのに有効な膨張ガスの流れをエアバッグの内部において形成させることができる。
【0011】
(請求項2に記載の発明)
請求項2に記載のエアバッグ装置は、請求項1に記載の構成において、エアバッグおよび袋状部材は、これらが互いに接合された状態でエアバッグ装置本体に取付けられるようになっている。例えば、エアバッグに対し袋状部材を縫製によって接合したうえで、当該エアバッグをエアバッグ装置本体に取付けられる。これにより、エアバッグと袋状部材の各々を個別にエアバッグ装置本体に取付ける場合に比して、エアバッグの補強布等、部品点数を削減することができ、またエアバッグの組み付けを簡略化することができる。
【0012】
(請求項3に記載の発明)
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載のエアバッグ装置が装着されたオートバイとして特定される。従って、本発明によれば、エアバッグ装置においてエアバッグの内部において流れる膨張ガスの流動態様を調整手段によって調整することで、オートバイの前方衝突の際の乗員の挙動に対応してエアバッグの展開膨張態様を設定することが可能となり、これにより、事故の際の乗員の保護徹底が図られる。
また、エアバッグの内部に収容される袋状部材を用いて調整手段を構成する場合には、袋状部材からエアバッグの内部へ供給される膨張ガスの流れ方向を調節することができる。また、このような袋状部材は、構造が簡単であり取り付けを簡便に行うことができるため合理的である。
また、袋状部材の流出部をハンドルの凹部に対応させて配置する場合には、乗員の保護徹底を図るのに有効な膨張ガスの流れをエアバッグの内部において形成させるのに有効である。
また、エアバッグおよび袋状部材を互いに接合した状態でエアバッグ装置本体に取付ける場合には、エアバッグと袋状部材の各々を個別にエアバッグ装置本体に取付ける場合に比して、エアバッグの補強布等、部品点数を削減することができ、またエアバッグの組み付けを簡略化することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照しつつ詳細に説明する。まず、図1〜図4を参照しながら、本実施の形態に係るスクータータイプの自動二輪車100の構成を説明する。ここで、図1は、本実施の形態に係るスクータータイプの自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置120を搭載した様子を示す。図2は、図1中のエアバッグ装置120の構造を示す図であって、展開膨張完了時のエアバッグ121を乗員側から視た図である。図3は、図2中のA−A線断面矢視図である。図4は、整流布130の構造を説明する図である。なお、本実施の形態の自動二輪車100は、本発明における「オートバイ」の一例に相当する。
【0014】
図1に示すように、自動二輪車100は、エンジンやメインフレーム等により構成される車体構成部101、乗員Rが跨って着座可能なシート103、車体の左右方向に延在する舵取り操作用のハンドル104、前輪111および後輪112等を主体とするスクータとして構成される。
【0015】
自動二輪車100の車体構成部101上方であって、乗員Rの前方側領域は、自動二輪車100が前方衝突を起こした際の乗員保護領域140として規定される。本実施の形態において「前方衝突」には、自動二輪車100が前方側の衝突対象物(便宜上得に図示しない)に衝突する形態を広く包含する。また、本実施の形態における「乗員保護領域140」は、前方衝突時の運動エネルギーによって乗員Rが自動二輪車100前方に向かって移動しようとする場合に、乗員Rの前方移動方向(図1中の矢印10で示す方向)上に延在し、自動二輪車100の前方に投げ飛ばされようとする乗員Rを拘束し保護するための空間として定義される。
【0016】
車体構成部101のうち車体の前方側のフロント部102には、エアバッグ装置120、および各種のメーター類、スイッチ類等が設けられている。特に、エアバッグ装置120は、ハンドル104の近傍において上記の乗員保護領域140に臨むように配置されている。すなわち、本実施の形態では、エアバッグ装置120は、後述するエアバッグ121の突出(展開膨張)方向が、乗員Rの前方上方側へ向かうように配置されている。このエアバッグ装置120が本発明における「エアバッグ装置」に対応している。
【0017】
図2および図3に示すように、エアバッグ装置120は、エアバッグ収容体としてのリテーナー124と、当該リテーナー124内に予め折り畳まれた状態で収容されるエアバッグ121および整流布130と、膨張ガスを発生するインフレータ125を主体として構成される。このインフレータ125が、本発明における「膨張ガス供給手段」に対応している。
【0018】
本実施の形態では、エアバッグ121および整流布130は、エアバッグ121の内部に整流布130を配した状態で、インフレータ125とともにリテーナー124に取り付けられる(固定される)。エアバッグ121および整流布130は、バッグリング126を介して各々個別にリテーナー124に取り付けられるようになっている。このようにエアバッグ121および整流布130を個別にリテーナー124に取り付ける場合には、特に図示しないものの、エアバッグ121を補強する補強布を用いる。ここでいうリテーナー124が、本発明における「エアバッグ装置本体」に対応している。
【0019】
エアバッグ121は、メインパネル122と、当該メインパネル122の両側部に組み合わされる左右一対のサイドパネル123とを有する。また、メインパネル122は、展開膨張完了時に乗員Rに向かう位置に配置される乗員側パネル構成布122aと、展開膨張完了時に車体前方側に配置される前面側パネル構成布122bとによって構成される。このエアバッグ121は、例えばメインパネル122の両側部に各サイドパネル123を縫着することで形成される。このエアバッグ121が、本発明における「エアバッグ」に対応している。
【0020】
整流布130は、エアバッグ121よりも小さいサイズのミニバッグであり、当該エアバッグ121の内部に収容される。この整流布130は、図4に示すように、例えば長尺状の織布130aを折り返し線Lに沿って折り返し、縫製部133に沿って袋状に縫製することによって構成される。この整流布130が、本発明における「袋状部材」ないし「調整手段」に対応している。
【0021】
整流布130には流入口131が設けられており、この流入口131はインフレータ125の膨張ガス供給部に接続されている。この流入口131は、計2つの円形状の孔によって構成されており、本発明における「流入部」に対応している。本実施の形態では、整流布130の内部に形成される第1の空間部137にこの流入口131を通じて膨張ガスが流入可能となっている。また、整流布130の車体前方側の壁部に流出口132が設けられている。この流出口132は、1つの円形状の孔によって構成されており、本発明における「流出部」に対応している。この流出口132は、エアバッグ121が展開膨張した状態において、当該エアバッグ121の前面側パネル構成布122bに向かう位置に設けられている。
【0022】
また、整流布130の流出口132は、図2に示すように、車体の左右方向に延在するハンドル104の中央部分に設けられた凹部105に向かう位置に配置されている。この凹部105は、ハンドル104のフレーム部分を車体下方側へ向けて凹ませることによって形成される部位である。このような構成では、整流布130の第1の空間部137を流れる膨張ガスは、流出口132を通じて整流布130の外部の第2の空間部127へ流出可能となっている。この第2の空間部127は、整流布130とエアバッグ121との間に形成される空間である。
このように、本実施の形態では、インフレータ125において発生した膨張ガスは、流入口131を通じて整流布130の第1の空間部137へ供給されたのち、第1の空間部137から流出口132を通じてエアバッグ121側の第2の空間部127へと流れるようになっている。
【0023】
次に、上記のように構成され製造される本実施の形態に係る自動二輪車100およびエアバッグ装置120の作用を、図1、図3に加えさらに図5を参照しながら説明する。ここで図5は、自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ121の展開膨張が完了した様子を示す。
【0024】
図1に示すような状態で乗員Rが乗車する自動二輪車100が、その進行方向側にて衝突事故を起こした場合、乗員Rは自動二輪車100の前方に向かって例えば図1中の矢印10方向へ移動し(投げ飛ばされ)ようとする。本実施の形態では、前方衝突の検知によりエアバッグ装置120が作動し、エアバッグ121は、乗員保護領域140に向かって図1中の矢印20方向へ突出(展開)を開始する。
【0025】
エアバッグ121の突出(展開)が開始されると、当該エアバッグ121の折り畳み部分が突出し、この折り畳み部分は折り畳みが解除されつつ突出方向へ展開されていくことになる。そして、このエアバッグ121の展開が開始されるとともに、リテーナー124内のインフレータ125を介して整流布130の空間部(図3中の第1の空間部137)に膨張ガスが送り込まれる。すなわち、インフレータ125において発生した膨張ガスは、その膨張ガス供給部から流入口131を通って第1の空間部137へと流れ込む。これにより、整流布130が膨張し、第1の空間部137へ流入した膨張ガスは、流出口132へ向けて例えば図3中の矢印の方向へと流れたのち、当該流出口132からエアバッグ121側の空間部(図3中の第2の空間部127)へ向けて流出する(噴出する)。第2の空間部127へ膨張ガスが流出するにつれて、エアバッグ121の展開膨張が進行し、当該エアバッグ121の膨張部分が順次拡大されていく。
【0026】
なお、本実施の形態では、エアバッグ121が展開膨張する過程において、第1の空間部137の膨張ガスは流出口132を通じてハンドル104の凹部105に向かう方向に指向性をもって流出し、この膨張ガスは第2の空間部127においてエアバッグ121の内壁面に沿って流れる。膨張ガスのこの流れによって、エアバッグ121は、車体の左右方向への広がりが抑えられた細長い状態で車体前方(図3中の矢印12方向)へ向けて膨張し、ハンドル104の中央部分の凹部105を通って膨張する。そして、このエアバッグ121は、車体前方(図3中の矢印12方向)→車体上方(図3中の矢印14方向)→乗員側(図3中の矢印16方向)の順で展開膨張するように制御される。これにより、エアバッグ121が展開膨張する過程において、当該エアバッグ121の乗員へ向かう方向の展開膨張が規制されるとともに、エアバッグ121の展開膨張完了時には、当該エアバッグ121が乗員を拘束するのに十分な抗力を作用させて、乗員の保護徹底を図ることができる。
【0027】
このように、本実施の形態によれば、整流布130の流出口132の位置を好適に設定することによって、展開膨張過程におけるエアバッグ121において、第1の空間部137から第2の空間部127へ流れる膨張ガスの方向を制御し、これにより、エアバッグ121の内部を流れる膨張ガスの流動態様(流れ方向)を調整することができる。従って、本実施の形態の整流布130が取り付けられたエアバッグ121を用いれば、最終的にエアバッグ121を確実に展開膨張させることはもちろん、その過程において当該エアバッグ121が如何なる手順で展開膨張するかについても制御可能である。例えば、エアバッグが展開膨張する方向を制御することで、自動二輪車100の前方衝突の際の乗員の挙動に対応してエアバッグが展開膨張する態様を設定することが可能となる。
【0028】
かくして、エアバッグ121は展開膨張を完了し、乗員保護領域140に図5に示すようなエアバッグ121の膨張部分を形成する。エアバッグ121が完全に展開膨張したこの状態では、エアバッグ121の膨張部分は乗員保護領域140に充溢し、衝突時の運動エネルギーによって矢印10方向へ移動しようとする乗員Rを当該乗員保護領域140において確実に保持拘束し、自動二輪車100前方へ投げ飛ばされるのを未然に防止する。特に、自動二輪車100のように四方が開放された構成の車体にエアバッグ装置120を搭載する場合には、エアバッグ121が展開膨張する方向を制御し、乗員へ向かう方向へ展開膨張するのを規制することによって、事故の際の乗員の保護徹底が図られる。
【0029】
(他の実施の形態)
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
【0030】
上記実施の形態では、エアバッグ121および整流布130が、各々個別にリテーナー124に取り付けられる場合について記載したが、例えば図6および図7に示すような取り付け方法を用いることもできる。ここで、図6は、エアバッグ121の断面図であって、整流布130の取付け態様に関する別の実施の形態を示す図である。図7は、図6中のB−B線断面矢視図である。
図6および図7に示す実施の形態では、エアバッグ121および袋状部材130が互いに縫製によって一体的に接合されたうえで、エアバッグ装置本体であるリテーナー124に取り付けられるようになっている。このような構成によれば、エアバッグ121を補強する補強布を省略することができるため、部品点数を削減するのに有効である。また、エアバッグ121の組み付けを簡略化することができる。
【0031】
また、上記実施の形態では、エアバッグ121の内部を流れる膨張ガスの流動態様(流れ方向)を調整する調整手段を、袋状に形成された整流布130を用いて構成する場合について記載したが、当該整流布130にかえて他の手段を用いて調整手段を構成することもできる。例えば、織布によって形成された筒状の部材を用いる構成や、エアバッグ121の内部を流れる膨張ガスの経路が所望の形状となるように織布片を縫着する構成等を用いることができる。このような構成によっても、エアバッグ121の内部を流れる膨張ガスの流れる方向、流量、圧力等、膨張ガスの流動に関する状態量を適宜調整することが可能となる。
【0032】
また、上記実施の形態では、整流布130に設ける流出口132を、1つの円形状の孔によって構成する場合について記載したが、流出口132の形状、数、大きさ(内径)等は必要に応じて種々変更可能である。例えば、整流布130に流出部を複数設ける構成や、流出部の大きさ(内径)を種々変更する構成によって、エアバッグ121が展開膨張する方向、タイミング、膨張完了までに要する時間などを好適に制御することができる。
【0033】
また、上記実施の形態ではスクータータイプの自動二輪車100について記載したが、他の種類のオートバイに本発明を適用することもできる。
【0034】
【発明の効果】
本発明によれば、オートバイにおいて、事故の際に乗員の保護徹底に資するエアバッグ構成技術、およびその関連技術が提供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態に係るスクータータイプの自動二輪車100を側面から視た図であって、自動二輪車100にエアバッグ装置120を搭載した様子を示す。
【図2】 図1中のエアバッグ装置120の構造を示す図であって、展開膨張完了時のエアバッグ121を乗員側から視た図である。
【図3】 図2中のA−A線断面矢視図である。
【図4】 整流布130の構造を説明する図である。
【図5】 自動二輪車100を側面から視た図であって、エアバッグ121の展開膨張が完了した様子を示す。
【図6】 エアバッグ121の断面図であって、整流布130の取付け態様に関する別の実施の形態を示す図である。
【図7】 図6中のB−B線断面矢視図である。
【符号の説明】
100…自動二輪車
101…車体構成部
102…フロント部
103…シート
104…ハンドル
105…凹部
120…エアバッグ装置
121…エアバッグ
122…メインパネル
122a…乗員側パネル構成布
122b…前面側パネル構成布
123…サイドパネル
124…リテーナー
125…インフレータ
126…バッグリング
127…第2の空間部
130…整流布
131…流入口
132…流出口
137…第1の空間部
140…乗員保護領域
R…乗員
Claims (3)
- オートバイに装着されるエアバッグ装置であって、
前記オートバイの車体の左右方向に延在し、当該左右方向と交差する方向に凹んだ凹部を有するハンドルの車体後方側に配置され、
前記オートバイの前方衝突の際、乗員の前方側に形成される乗員保護領域に展開膨張するエアバッグと、前記エアバッグの内部に膨張ガスを供給可能な膨張ガス供給手段と、前記膨張ガス供給手段から供給されて前記エアバッグの内部において流れる膨張ガスの流動態様を調整可能な調整手段とを備え、
前記調整手段は、前記エアバッグの内部に収容される袋状部材を用いて構成され、前記袋状部材には、前記膨張ガス供給手段から供給された膨張ガスが当該袋状部材の内部へ流入可能な流入部と、膨張ガスが当該袋状部材の内部から外部へと流出可能な流出部が設けられており、
前記流出部は、前記エアバッグが展開膨張するときに当該エアバッグの内部において前記凹部に向かうように配置されていることを特徴とするエアバッグ装置。 - 請求項1に記載のエアバッグ装置であって、
前記エアバッグおよび袋状部材は、互いに接合された状態でエアバッグ装置本体に取り付けられる構成であることを特徴とするエアバッグ装置。 - 車両の前方衝突の際、エアバッグが乗員の前方側に形成される乗員保護領域に展開膨張する構成のエアバッグ装置が装着されたエアバッグ装置付オートバイであって、
前記エアバッグ装置として請求項1または2に記載のエアバッグ装置が用いられていることを特徴とするエアバッグ装置付オートバイ。
Priority Applications (3)
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