JP4283696B2 - 塗膜転写具におけるテープ供給リールの逆転防止機構 - Google Patents

塗膜転写具におけるテープ供給リールの逆転防止機構 Download PDF

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本発明は、塗膜転写具におけるテープ供給リールの逆転防止機構に関し、さらに詳細に言えば、使用時の音の発生を防止する逆転防止機構に関する。
従来、例えば書いた文字の修正を行う修正用塗膜等を塗付する塗膜転写具が使用されている。一般に使用されている塗膜転写具は、塗膜転写後のテープの緩みを防ぐために逆転防止機構を備えている。その逆転防止機構としては、塗膜転写具のケース内側面に円環状形成した複数の歯からなるラチェットと、供給リールに一体に形成された係止爪とで構成され、使用時すなわち順方向回転時には係止爪がラチェット歯を乗り越え供給リールを回転可能とし、反対方向にはラチェット歯に係止爪が引っ掛かり回転をさせないようになっている。しかし、この係止爪がラチェット歯を乗り越える際に発生する音が以前より問題となっていた。
そこで本願出願人は音の発生を防止するため、特開2002−144789で示される逆転防止機構を提案した。以下図1を参照しながらそれについて説明する。
符号6はラチェットであり、ケース内側面2に垂直に形成された円柱状の支持軸4を中心に円状に形成されている。ラチェット6は、ケース内側面2上に円周方向所定の間隔で配置された複数のラチェット歯8で構成され、ラチェット歯8はケース内側面2と同一面である底面部7に垂直に伸びた垂直面9と、その垂直面9の端部からほぼ45度をなす角度に形成された斜面10とを有している。
符号12は供給リールであり、その円筒状の軸部14において支持軸4に回転可能に嵌合し、支持軸4の肩部5上に乗っている。この軸部14の基部から、径方向外方へ広がる円形の平板部18が形成されている。この平板部18は同一平面内に形成された中央の内側円環部20と、内側円環部20の外側に内側円環部20と同芯に形成された外側円環部22とを備え、外側円環部22の外周にはギア部16が形成されている。内側円環部20と外側円環部22は、内側円環部20の外周から板状で径方向に伸びた円周方向等間隔に設けられた複数のスポーク24により結合されている。このうちの1つのスポーク24にはスポーク24の長手方向略中央より、図におけるU字方向へ伸びる円弧状で板状の係止爪26が形成されている。
係止爪26は図1(ハ)に示されるようにケース内側面2に平行に伸びたアーム28を有し、その先端に爪部30が形成されている。爪部30はケース内側面2に垂直な方向に伸びた端面31と、端面31の先端部32からケース内側面にほぼ45度をなす角度に形成された斜面33を有している。アーム28は適度な弾力を持ち、自由端となっている爪部30は図1(ハ)における上下方向に変位可能である。静止状態においては図示の如く爪部30の先端部32と底面部7との間には隙間hが設けられている。
図におけるU字方向に供給リール12が回転すると、先端部32はラチェット歯8を乗り越え、その後に元の位置に戻ろうとする。しかし、アーム28には弾性があるためこの復帰時に図(ハ)に示す位置を越えて先端部32が底面部7に接触して音を発生することがあった。ここで発生する音は従来のものに比して僅かなものであるが、例えば図書館などのような静寂な場所では小さな音でも気に掛かるため都合が悪い。ここで距離hをさらに大きくするために単に先端部32を短くした場合、端面31と垂直面9とが接する面積が減り、引っ掛かりが悪くなりラチェットの機能を損なう恐れがある。従って先端部32とラチェット歯8との相対的な位置関係は変えずに距離hを離さなければならないが、この方法は塗膜転写具1の厚みが増えてしまう結果となり使い勝手が悪くなってしまう。
特開2002−144789
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、使用時の音の発生を防止できる塗膜転写具の逆転防止機構を提供する。
上記課題を解決するために、ケース内側面に形成したラチェットにおいて円周方向で隣り合うラチェット歯の間に開口を形成した。
係止爪の先端部はラチェット歯を乗り越えて復帰するときに、アームの弾性により静止位置を越えた位置まで移動してもラチェットの底面に衝突することはなく、音の発生を防止できる。
以下図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。図2(イ)は本発明の逆転防止機構で使用されるラチェット、図2(ロ)そのラチェットに係止爪を備えた供給リールを配置した周方向での垂直断面図である。ここでの供給リールは従来例と同じものが使用されているので、同じ部材には同じ番号を付してその説明は省略する。
図2(イ)において符号34はラチェットである。従来例のラチェット6と殆ど同じ構造となるが、本発明のラチェット34が従来例と異なる特徴は、円周上に隣り合って配置されたラチェット歯36の間に貫通した開口38が形成されている点である。図2(ロ)は本発明による塗膜転写具の使用時において、係止爪26が左方向に移動し先端部32がラチェット歯36を乗り越えた直後の様子を示す。図示のように先端部32が静止位置を越えて移動しても、爪の先端部32は開口38に入ってしますので衝突が起こらず、音の発生が防止される。
従来の逆転防止機構における供給リールとラチェットの関係図で(イ)は平面図、(ロ)はA−A断面図、(ハ)は周方向に伸びるB−B断面図となる。 本発明の実施の形態に係る逆転防止機構のラチェット歯の(イ)は平面図、(ロ)はC−C断面図に係止爪を配置し、係止爪がラチェット歯を乗り越えた後、アームが撓んだ状態における周方向の垂直断面図となる。
符号の説明
1 逆転防止機構
2 ケース内側面
12 供給リール
26 係止爪
34 ラチェット
36 ラチェット歯
38 開口

Claims (1)

  1. 塗膜転写具のケースの一側側壁の内側面上に円環状に配置され、前記内側面からケース内側へ突出した複数のラチェット歯からなるラチェットと、前記ケース内において前記円環と同心の軸心回りに回動可能に配置された供給リールに一体回転可能に設けられ、前記ラチェットに係合する係止爪からなり、前記供給リールを供給する方向のみ回転可能とし、反対方向の回転を阻止する供給リールの逆転防止機構において、円周方向で隣り合う前記ラチェット歯の間には開口が形成されている、塗膜転写具におけるテープ供給リールの逆転防止機構。








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