JPH0732713A - 回転体の逆転防止機構 - Google Patents

回転体の逆転防止機構

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JPH0732713A
JPH0732713A JP18288293A JP18288293A JPH0732713A JP H0732713 A JPH0732713 A JP H0732713A JP 18288293 A JP18288293 A JP 18288293A JP 18288293 A JP18288293 A JP 18288293A JP H0732713 A JPH0732713 A JP H0732713A
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JP
Japan
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rotating body
case
ratchet
reverse rotation
engaging member
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Pending
Application number
JP18288293A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Moriyama
浩昭 森山
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Fujicopian Co Ltd
Original Assignee
Fuji Kagakushi Kogyo Co Ltd
Fujicopian Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペース化を図ることができ、係合部材の
設定が簡単な回転体の逆転防止機構を提供する。 【構成】 ケースに回転自在に軸支されて一方向に回転
し、帯状体を走行させる回転体の逆転を防止する回転体
の逆転防止機構。前記ケースの、前記回転体のケース側
端面と対向する面にラチェットを設けるとともに、前記
回転体のケース側端面に、前記ラチェットと係合する係
合端を備えた係合部材を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回転体の逆転防止機構に
関する。さらに詳しくは、省スペース化を図ることがで
きる回転体の逆転防止機構に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、帯状体であるインクリボン
を、一方向に走行させるインクリボンカセットなどに
は、リボンが所定の走行方向とは逆方向に不測に繰り出
されることによる不都合、つまり、リボンが緩んだり、
転写に使用した後のリボン部分が転写部に引き出されて
再度使用されたりすることによる転写印字不良の発生
や、逆方向に繰り出されたリボンがカセットケース内に
詰まってしまい、走行不能になるなどの不都合を防止す
るために、走行用回転体の逆回転を防止する逆転防止機
構が設けられている。
【0003】従来の逆転防止機構は、図7に示されるよ
うに、回転体61の両端部(または一方の端部)の軸外
周に形成された逆転防止歯62と、該逆転防止歯62と
係合しうる係合部材63とからなっている。図7に示さ
れる実施例では、係合部材63は、コイルバネからな
り、ケース64に設けられた突起65に巻部63aを挿
入することによって固定している(特公平4−3917
号参照)。なお、逆転防止歯62はケース64の底面お
よび図示されない蓋体に設けられた軸孔に挿入され回転
自在に軸支される。
【0004】また、図8に示されるように、図7のコイ
ルバネ状の係合部材63の代わりに直線状の係合部材7
4を設けたものもある。このカセットケース76は供給
コア71から巻取コア72にインクリボンを巻き取るも
ので巻取コア72の軸外周73に逆転防止歯75が設け
られている。そして、直線状の係合部材74の先端74
aが、逆転防止歯75と係合するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
示される従来の逆転防止機構における係合部材63は、
コイルバネを使用しており、その設置用のスペースが必
要であるとともに逆転防止歯62に係合部材63の先端
63bを確実に係合させるための設定が難しいという問
題がある。
【0006】また、本出願人が先に提案した特願平5−
176553号にかかわるリボンカセット(図8参照)
によれば、係合部材74の先端74aが逆転防止歯75
に確実に係合するように、ケース底面にコア軸を挿入す
る円環を設け、この円環の側面に設けられた窓状の作動
部から係合部材74の先端を突出させており、この窓状
の作動部のためのスペースが必要である。
【0007】本発明は、叙上の事情に鑑み、省スペース
化を図ることができ、係合部材の設定が簡単な回転体の
逆転防止機構を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の回転体の逆転防
止機構は、ケースに回転自在に軸支されて一方向に回転
し、帯状体を走行させる回転体の逆転を防止する回転体
の逆転防止機構であって、(a)前記ケースの、前記回
転体のケース側端面と対向する面にラチェットを設ける
とともに、(b)前記回転体のケース側端面に、前記ラ
チェットと係合する係合端を備えた係合部材を設けてな
ることを特徴とする。
【0009】また、前記係合部材が、略円形または螺旋
形に形成された線条体または板体からなり、その先端が
ラチェットに向けて突出し、他端が前記回転体のケース
側端面に形成された環状溝内の係止部と係合するように
当該環状溝内に遊嵌されてなることが好ましい。
【0010】
【作用】本発明の回転体の逆転防止機構は、カセットケ
ース本体又は蓋体ケースの何れかの、回転体のケース側
端面と対向する内側面にラチェットを設け、回転体のケ
ース側端面に前記ラチェットと係合する係合端を備えた
係合部材を設けているので、係合部材を設置するための
特別なスペースや窓状の作動部のスペースを必要としな
い。また、回転体のケース側端面に形成した環状溝内に
係合部材を挿入するだけで簡単に係合端がラチェットに
係合するように設定することができる。さらに、係合部
材は、回転体を軸方向に付勢するので安定した回転がえ
られる。
【0011】
【実施例】以下、添付図面に基づき本発明の逆転防止機
構を詳細に説明する。
【0012】図1は本発明の回転体の逆転防止機構の斜
視図である。
【0013】図1において、1はケース側端面1aに環
状溝5を有する回転体、2は係合端2aを備えた係合部
材、3はケース、4はラチェットで、回転体1はケース
3に回転自在に軸支され、外部の駆動手段(図示せず)
に接続され、一定の方向(図1における矢印方向)に回
転して帯状体を巻き取る。
【0014】回転体1は、図2に示されるように、胴部
11と、胴部11の上下に突出した軸部12とからな
り、ケース3の上下に設けられた軸孔31に軸部12を
挿入して回転自在に軸支する。胴部11の上面であるケ
ース側端面1aの軸部12の周りには環状溝5が形成さ
れており、該環状溝5内には係合部材2が遊嵌される。
図1に示されるように、環状溝5の一部は埋められて係
止部6を形成しており、係合部材2の回転を防止する。
【0015】係合部材2は、その先端の係合端2aがラ
チェット4方向に付勢され、ラチェット4に係合して逆
転を防止するものである。また他端2bは係止部6に係
止して、係合部材2が回転体1に対して相対的に移動し
ないように固定される。図1に示される実施例では、係
合部材2は、ステンレス、リン青銅、バネ鋼、プラスチ
ックなどからなり、図3に示されるように略C字状を呈
し、回転体1のケース側端面1aに形成された環状溝5
内に挿入される。係合部材2の係合端2aは、図2に示
されるように、上方に反り上がるように形成され、ラチ
ェット4に向けて付勢される。また、平面形状が完全な
円弧を描くようにしてもよいが、図3に示されるよう
に、ラチェット4に接触する係合端2aを、円弧の外側
に向けて反らせておくと、ラチェット4と接触する面積
が大きくなるのでラチェット4の磨耗を少なくし、耐久
性を上げることができる。
【0016】なお、係合部材2は、断面形状が方形の板
体(図4参照)や、断面形状が略円形の線条体(図5参
照)などを用いることができ、略C字状を呈するものの
ほかに、2、3巻またはそれ以上の多数巻の螺旋形状の
ものを用い、その先端を前述のように、ラチェットと係
合させるように反り上がらせて係合端を形成するように
してもよい。
【0017】さらに、係合部材2は、その弾性で回転中
の回転体1と軸方向に付勢することになるので、回転体
1が回転中に踊ったりせず、安定して回転することがで
き、巻き取る帯状体などに巻乱れを起こさせることな
く、正確な巻き取りが可能となる。
【0018】前述のように、図示例では係合部材2は、
回転体1を別部材で形成されている。しかし、本発明は
係合部材を回転体と一体に形成するようにしても同様の
効果を奏しうる。
【0019】ケース3は、図1に示されるように箱型形
状の本体33に蓋体32を装着してなる。このケース3
は、帯状体として、熱転写プリンタ、ドットプリンタや
印字装置、塗膜転写具などに用いられるインクリボン
(ワンタイムリボン、マルチタイムリボン、エンドレス
リボンなど)や印字テープ、修正テープ、粘着テープな
どを保持するものであり、回転体1が巻き取り側の巻取
コアとなるばあいには、インクリボンなどを供給する供
給コア(図示せず)が併設されるばあいもある。
【0020】ラチェット4は、図6に示されるように、
ケース3の回転体1の軸部12が挿入される円孔31の
周りに形成される。ラチェット4は、蓋体32の面に対
し、緩やかな傾斜を有する摺動面4aと、険しい傾斜を
有する係止面4bとからなり、係合部材2の係合端2a
が矢印方向から摺動面4aに当たるときは、係合端2a
を摺動面4aが徐々に押し退けて、係合端2aがラチェ
ット4に係合しないようにをするので、回転体を回転さ
せることができるが、逆方向に回転させようとすると、
係合端2aがラチェット4の係止面4bに係合し、逆転
が防止される。本実施例では、ラチェット4が突起状に
形成されているが、穿設して摺動面4aと係止面4bを
形成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の回転体の
逆転防止機構によれば、ケースにラチェットを設け、回
転体に係合部材を設けたことで、従来のように係合部材
を設置するスペースを必要としない。また、略C字型の
線条体を、回転体のケース側端面に形成した環状溝内に
挿入して係合部材とすることにより、簡単に係合部材の
係合端がラチェットに係合するように設定することがで
きる。さらに、係合部材は、回転体を軸方向に付勢し、
回転を安定させ、正確な巻き取りを可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体の逆転防止機構の一実施例の斜
視図である。
【図2】図1に示される回転体の逆転防止機構の側断面
図である。
【図3】図1に示される回転体の平面図である。
【図4】本発明の回転体の逆転防止機構の係合部材の一
例の斜視図である。
【図5】本発明の回転体の逆転防止機構の係合部材の他
の例の斜視図である。
【図6】本発明の回転体の逆転防止機構のラチェットの
斜視図である。
【図7】従来の回転体の逆転防止機構の斜視図である。
【図8】従来の回転体の逆転防止機構の平面図である。
【符号の説明】
1 回転体 1a ケース側端面 2 係合部材 2a 係合端 2b 他端 3 ケース 4 ラチェット 5 環状溝 6 係止部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに回転自在に軸支されて一方向に
    回転し、帯状体を走行させる回転体の逆転を防止する回
    転体の逆転防止機構であって、(a)前記ケースの、前
    記回転体のケース側端面と対向する面にラチェットを設
    けるとともに、(b)前記回転体のケース側端面に、前
    記ラチェットと係合する係合端を備えた係合部材を設け
    てなることを特徴とする回転体の逆転防止機構。
  2. 【請求項2】 前記係合部材が、略円形または螺旋形に
    形成された線条体または板体からなり、その先端が前記
    ケースのラチェットに向けて突出し、他端が前記回転体
    のケース側端面に形成された環状溝内の係止部と係合す
    るように当該環状溝内に遊嵌されてなる請求項1記載の
    回転体の逆転防止機構。
JP18288293A 1993-07-23 1993-07-23 回転体の逆転防止機構 Pending JPH0732713A (ja)

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