JP4283284B2 - 補助装置、及び、建具 - Google Patents

補助装置、及び、建具 Download PDF

Info

Publication number
JP4283284B2
JP4283284B2 JP2006133432A JP2006133432A JP4283284B2 JP 4283284 B2 JP4283284 B2 JP 4283284B2 JP 2006133432 A JP2006133432 A JP 2006133432A JP 2006133432 A JP2006133432 A JP 2006133432A JP 4283284 B2 JP4283284 B2 JP 4283284B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
handle
shoji
arm
auxiliary device
lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006133432A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007303186A (ja
Inventor
史智 日高
修一 宮下
Original Assignee
Ykk Ap株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ykk Ap株式会社 filed Critical Ykk Ap株式会社
Priority to JP2006133432A priority Critical patent/JP4283284B2/ja
Priority to CN 200710104978 priority patent/CN101070742A/zh
Publication of JP2007303186A publication Critical patent/JP2007303186A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4283284B2 publication Critical patent/JP4283284B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、引き戸を構成する障子を開くための補助装置、及び、この補助装置を備えた障子を有する建具に関する。
従来の引き戸は、密閉性を向上させるために窓枠と障子との間に設けられたシール材による摩擦力や、特に高層階等の窓にかかる風圧等により、障子を開くために多大な力を必要とする場合がある。このため、従来から障子を開く際に、障子が窓枠から離れる方向に作用する力を付勢するための補助装置を設けることが知られている。このような補助装置としては、例えば、障子の面と直交する軸を中心に回動するレバーの一端を使用者が把持してレバーを回動させると、この一端と軸を挟んで反対側に位置する他端部が窓枠を押圧することにより、障子を窓枠から離す方向に力を作用させているものがある(例えば、特許文献1参照)。
また、引き戸の障子に設けられた引手を障子の開閉方向にスライド可能な構成とし、引手を、障子を開く方向にスライドさせることにより、引手とリンク機構を介して連結された回動部が窓枠方向に突出して窓枠を押圧することにより、障子を窓枠から離す方向に力を作用させる補助装置も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許第3512877号明細書 特開2005―97933号公報
しかしながら、上記のような障子の面と直交する軸を中心に回動するレバーを有する補助装置は、レバーを回動させる方向と障子を開くために障子を移動させる方向とが相違するため、障子を開くために操作した力が効率よく作用されない。また、引手を開閉方向にスライドさせる補助装置は、引手が設けられている戸先框の見付け方向における幅が狭いためスライド幅を大きく設けられないという制約を有しつつ障子を窓枠から離す方向に力を作用させる機構を構成しなければならないという課題があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、障子を開くために操作した力を効率よく作用させることが可能な補助装置及び建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の補助装置は、引き戸の障子を開くための補助装置であって、前記障子を開閉する際に把持される棒状のハンドルと、 前記ハンドルの両端部にそれぞれねじにより前記ハンドルと結合され、前記障子の縦框に沿う回動軸を中心に前記ハンドルを回動させるためのアームと、前記障子を開くために前記ハンドルを回動させた際に、前記アームの前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位により、前記障子が開く方向と反対の方向に、見付け方向に沿って前記障子より突出される突出部と、見込み方向に沿って設けられた揺動軸と、前記揺動軸に揺動自在に設けられたレバーと、を備え、前記突出部は、前記レバーにおける前記揺動軸より上方または下方のいずれか一方の腕部に設けられており、回動された前記ハンドルの一方の端部に結合された前記アームにおける前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位にて、前記レバーの他方の腕部が移動されることにより、前記レバーが揺動されて前記突出部が突出することを特徴とする。
このような補助装置によれば、障子を開く際に把持されるハンドルの回動軸が縦框に沿う方向に設けられているので、障子を開くためにハンドルを回動させる際にハンドルを操作する方向と、障子が移動される方向とがほぼ同じである。このため、障子を開けるためにハンドルを操作した力を効率よく作用させることが可能である。また、障子を開けるためにハンドルを回動させると、障子が開く方向と反対の方向に、突出部が見付け方向に沿って突出されるので、障子より突出された突出部は、閉止された障子が当接されている枠体を押圧する。このため、突出部が枠体を押圧する押圧力が障子を開ける方向に作用するため、障子を小さな力で開くことが可能である。例えば、大きな障子であっても容易に開くことが可能である。
また、ハンドルを操作することにより、ハンドルに固定されたアームがレバーの第1腕部を移動させ、第1腕部と揺動軸を挟んで反対側の第2腕部に設けられた突出部が障子より外側に突出される構造なので、縦框に沿った回動軸を中心とした回動動作を障子面(縦框)と交差する方向に設けられた揺動軸回りの揺動動作に変換して、突出部を枠体側に突出させることが可能である。また、レバーを用いた梃子により突出部が突出されるので、障子を開くために操作した力を効率よく作用させることが可能である。
かかる補助装置であって、引き戸の障子を開くための補助装置であって、前記障子を開閉する際に把持される棒状のハンドルと、前記ハンドルの両端部にそれぞれねじにより前記ハンドルと結合され、前記障子の縦框に沿う回動軸を中心に前記ハンドルを回動させるためのアームと、前記障子を開くために前記ハンドルを回動させた際に、前記アームの前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位により、前記障子が開く方向と反対の方向に、見付け方向に沿って前記障子より突出される突出部と、前記ハンドルの両端部にそれぞれ結合された前記アームの、前記回動軸を挟んで前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位と係合し、前記アーム毎に設けられて見付け方向に移動する移動部材と、を備え、前記突出部は前記移動部材に設けられており、前記ハンドルの回動により前記移動部材が移動されることにより、前記突出部が見付け方向に突出することが望ましい。
このような補助装置によれば、障子を開く際に把持されるハンドルの回動軸が縦框に沿う方向に設けられているので、障子を開くためにハンドルを回動させる際にハンドルを操作する方向と、障子が移動される方向とがほぼ同じである。このため、障子を開けるためにハンドルを操作した力を効率よく作用させることが可能である。また、障子を開けるためにハンドルを回動させると、障子が開く方向と反対の方向に、突出部が見付け方向に沿って突出されるので、障子より突出された突出部は、閉止された障子が当接されている枠体を押圧する。このため、突出部が枠体を押圧する押圧力が障子を開ける方向に作用するため、障子を小さな力で開くことが可能である。例えば、大きな障子であっても容易に開くことが可能である。
また、アームの、回動軸を挟んで前記ハンドルと反対側の部位により、突出部が設けられた移動部材を直接移動させるので、アームと移動部材との間に何ら部材を介在させることなく、障子を開けるためにハンドルを操作した方向とは反対の方向に移動部材を移動させることが可能である。このため、障子を開ける際に突出部により枠体を押圧させる補助装置を、更に簡単な機構にて実現させることが可能である。
かかる補助装置であって、前記ハンドルは、前記アームに固定されたハンドル本体と、前記ハンドル本体に回動自在に設けられた把持部と、を有することが望ましい。
障子を開ける際に把持されるハンドルの回動軸が縦框に沿う方向に設けられているので、障子を開ける方向とハンドルを回動させる方向とはほぼ同じ方向となるが、障子の移動方向が直線的であるのに対しハンドルは回動するため、ハンドルを回動させるにつれて障子を開く方向とハンドルを回動させる方向とに少しずつずれが生じる。このとき、操作する者が把持するハンドルが、アームに固定されたハンドル本体とは別に、ハンドル本体に回動自在に設けられた把持部を有するように構成されていると、ハンドルを回動させるにつれて生じる方向のずれを把持部の回動によって吸収させることが可能である。このため、操作する者は、障子を開ける方向とハンドルを回動させる方向とのずれを意識することなく障子を開くことが可能である。
かかる補助装置であって、前記障子を開く際には、前記ハンドルは当該障子に近づく方向に回動されることが望ましい。
このような補助装置によれば、ハンドルが障子に近づく方向は、ハンドルが障子から離れる方向と比較して、障子が開く方向に近いため、障子を開こうとして操作した力を効率よく作用させることが可能である。
また、前記補助装置を備えた障子と、前記障子が移動可能に取り付けられる枠体と、を有することを特徴とする建具である。
このような建具によれば、障子を開くために操作した力を効率よく作用させることが可能な建具を提供することが可能である。
本発明によれば、障子を開くために操作した力を効率よく作用させることが可能な補助装置及び建具を提供することができるという効果がある。
以下、本発明の実施形態に係る、引き違いタイプや片引きタイプなどの引き戸を開く力を補助する補助装置を備えた建具について図面を参照して説明する。以下の説明においては、建具を室内側から見たときに上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向または見付け方向、奥行き方向を見込み方向として示す。
図1は、本実施形態に係る補助装置が設けられた建具の外観図である。
図示するように、本実施形態の建具10は、建物の開口に取り付けられる枠体11と、枠体11に設けられ見付け方向に移動自在な内障子12及び外障子14とを有している。そして、内障子12及び外障子14の縦框としての戸先框12a、14aに障子12、14を開閉する際に把持するハンドル31を備えた補助装置20が設けられている。
内障子12に設けられた補助装置20と外障子14に設けられた補助装置20とは、左右が反転した構造なので、ここでは図1の左側に示した外障子14に設けられた補助装置20を例に挙げて説明する。
<第1実施例>
図2は、本実施形態の補助装置の第1実施例を示す斜視図である。図3は、第1実施例の補助装置の構成を示す分解図である。
第1実施例の補助装置20は、縦框としての戸先框14aに固定されるケース21と、ケース21に固定された揺動軸としての第1ピン22を軸として揺動自在に設けられたレバーユニット25と、ケース21に固定された回動軸としての第2ピン23を軸として所定角度の範囲で回動自在に設けられたハンドルユニット30と、ハンドルユニット30を回動範囲の一方の端にハンドル31を移動させるべく付勢する捻りコイルバネ24と、を有している。
ハンドルユニット30は、鉛直方向に沿って配置され、障子を移動させようとする者が把持する棒状のハンドル31と、ハンドル31の上端部に一端が固定され、他端がケース21内に挿入されて第2ピン23にてケース21に取り付けられる上アーム35と、ハンドル31の下端部に一端が固定され、他端がケース21内に挿入されて第2ピン23にてケース21に取り付けられる下アーム36と、を有している。
ハンドル31は、ほぼ円柱状のハンドル本体32と、ハンドル本体32の外周に沿って回動自在に設けられた把持部としての外筒部33とを有している。ハンドル本体32の上端部、及び下端部には直方体状の突部32aが設けられている。外筒部33の内径は、ハンドル本体32の水平断面の外形形状がなす円形の外径より僅かに大きく形成されており、外筒部33は内側にハンドル本体32が挿入されると、ハンドル本体32の外周面に沿って滑らかに回動可能である。
上アーム35と下アーム36とは、互いに上下が反転した形状をしているので、ここでは上アーム35について説明し、下アーム36の説明を省略する。
上アーム35は、ケース21に設けられた挿入口21aから挿入される一方の端部に、第2ピン23が鉛直方向に貫通される貫通穴35aが形成された被支持部35bを有し、他端部にハンドル本体32の上部に被せられるキャップ部35cを有している。
被支持部35bとキャップ部35cとの間には、上アーム35がケース21に取り付けられた際に、ケース21の外周面に沿って摺動される摺動部35dが、被支持部35b側に偏らせて設けられている。また、被支持部35bと摺動部35dとの間には、後述するレバーの一端側を移動させるための作用突部35e(図5参照)が設けられている。
キャップ部35cの下面には上方に向かって凹設された角穴35fが設けられている。角穴35fにはハンドル本体32の上端部に設けられた突部32aが挿入されて水平方向に締め込まれるねじ39によりキャップ部35cとハンドル本体32とが結合されている。
ケース21は、ほぼ直方体状をなし、戸先框14aに当接される側が開放された中空の箱状に形成され、長手方向が戸先框14aの長手方向に沿わされて固定される。ケース21の上端側と下端側とには、室内側に張り出した張出部21bが設けられている。張出部21bの室内側の面は湾曲し、湾曲した周面21cを上アーム35及び下アーム36の摺動部35d、36dが摺動する。この周面21cには、上アーム35と下アーム36との端部が挿入される挿入口21aがそれぞれ形成されている。
張出部21bの内側には、上アーム35及び下アーム36の貫通穴35a,36aを貫通する第2ピン23が固定される第2ピン固定部(不図示)が形成されている。また、ケース21には、枠体11側に向かって開放される切欠部21eが上下方向のほぼ中央に位置させて形成されている。
上側張出部21bの下と下側張出部21bの上にはそれぞれ戸先框14a側に凹設された凹部21gが形成されており、この凹部21gには見込み方向に貫通された固定穴21hが形成されている。ケース21は固定穴21hに貫通されたねじにより戸先框14aに固定されている。また、凹部21gには、ねじを隠すための化粧ピース19が嵌め込まれる。
レバーユニット25は、細長い板状のレバー26と、レバー26の一方の端部にレバー26の面と直交する方向に嵌合される係合ピン27と、レバー26の他端側にレバー26の面と直交する方向に回動ピン28を軸として回動する突出部としてのローラ29とを有している。レバー26には、係合ピン27が嵌合されている側の端から、例えば全長に対する約1/5の距離に第1ピン22が貫通される貫通穴26aが形成されている。貫通穴26aを貫通した第1ピン22は、ケース21の上側の凹部21gの下でケース21の内面に螺合される。レバーユニット25がケース21に取り付けられると、ローラ29が設けられている第2腕部26cが第1ピン22より下方に位置し、係合ピン27が嵌合されている第1腕部26bが第1ピン22より上方に位置し、係合ピン27と上アーム35の作用突部35eとが係合する。
本第1実施例では、第1ピン22より上方に係合ピン27を設け、第1ピン22より下方にローラ29を設けた例について説明したが、第1ピン22より下方に係合ピン27を設け、第1ピン22より上方にローラ29を設けてもよい。この場合には、下アーム36の作用突部と係合ピン27とが係合する。また、レバー26を2つ用いて一方のレバー26の第1腕部26bを上アーム35にて移動させ、他方のレバー26の第1腕部26bを下アーム36にて移動させる構成としてもよい。
次に第1実施例の補助装置におけるハンドル操作によるレバーユニット25の動作について説明する。
図4は、第1実施例におけるハンドル操作によるレバーユニットの動作を示す図であり、補助装置を戸先框側から見た図である。図4(a)は、ハンドルが操作されていない状態を示し、図4(b)は、ハンドル操作によりローラがケースから突出し始めた状態を示し、図4(c)は、ローラがケースから最も突出した状態を示している。図5は、第1実施例におけるハンドル操作によるレバーユニットの動作を示す平断面図である。図5(a)は、ハンドルが操作されていない状態を示し、図5(b)は、ハンドル操作によりローラがケースから突出し始めた状態を示し、図5(c)は、ローラがケースから最も突出した状態を示している。
図4(a)、図5(a)に示すように、ハンドル31に力が作用していない状態では、捻りコイルバネ24によりハンドル31は室内側から見て最も左側に位置するように付勢されている。図5(a)では、外障子14は閉められた状態であり、枠体11に設けられた突起11aにより外障子14は室内側に案内され、戸先框14aの室内側の面が枠体11に設けられたシール材11bに押圧されている。
外障子14が閉められた状態から、外障子14を開けるために操作者がハンドル31を把持して右方向に移動させると、ハンドルユニット30は、第2ピン23を中心に回動する。このとき、ハンドルユニット30の回動により、上下のアーム35、36の摺動部35d、36dがケース21の周面21cに沿って摺動するとともに、上アーム35の作用突部35eが係合ピン27と係合してレバー26の第1腕部26bを枠体11から離れる方向に移動させる。レバー26の第1腕部26bが枠体11から離れる方向に移動することにより、図4(b)、図5(b)に示すように、レバーユニット25は、第2ピン23を中心に揺動し始め、レバー26の第2腕部26cに設けられたローラ29がケース21の切欠部21eから見付け方向に沿って突出し始める。また、ハンドル31を右方向に移動させるべく操作することにより外障子14は見付け方向に沿って右方向に移動し開き始める。このとき、上述したようにローラ29が切欠部21eから見付け方向に沿って突出して枠体11を左方向に押圧する。この押圧力により、外障子14には右方向に移動するための力が付勢される。
ハンドル31をさらに右方向に移動させると、図4(c)、図5(c)に示すように、レバーユニット25のローラ29はケース21の切欠部21eから見付け方向に沿って最も突出した状態となる。このとき、外障子14はさらに右方向に移動するとともに、ローラ29が枠体11を左方向にさらに押圧する。この押圧力により、外障子14には右方向に移動するための力がさらに付勢される。その結果、外障子14は枠体11のシール材11bから離れ、小さな力でも移動可能となる。その後、ハンドル31を離すと捻りコイルバネ24によりハンドル31は図4(a)、図5(a)に示す最も左側に位置するように付勢され、ローラ29はケース21内に収容される。
<第2実施例>
図6は、本実施形態の補助装置の第実施例を示す斜視図である。図は、第実施例の補助装置の構成を示す分解図である。以下の説明においては、上記実施例と同様の部材については同一の符号を付し説明を省略する。
実施例の補助装置20は、戸先框14aに固定され、上ケース81と下ケース82とが対をなすケース80と、ケース80に固定された第2ピン23を軸として所定角度の範囲で回動自在に設けられたハンドルユニット30と、ハンドルユニット30と係合して見付け方向に移動する移動部材87と、ハンドルユニット30を回動範囲の一方の端に移動させるべく付勢するコイルバネ69と、を有している。
ハンドルユニット30の上アーム64と下アーム65とは、ハンドル31の上下端部に一端が固定され、他端側がケース80内に挿入されて第2ピン23にてケース80に取り付けられる。上アーム64のハンドル本体32が固定されていない端部は、上ケース81に設けられた挿入口21aから内部に挿入され、下アーム65のハンドル本体32が固定されていない端部は、下ケース82に設けられた挿入口21aから内部に挿入されている。上アーム64の上ケース81に挿入された端部、及び下アーム65の下ケース82に挿入された端部、すなわち、上下のアーム64、65の第2ピン23を挟んでハンドル31と反対側の部位には、それぞれ上下のケース81、82内に収容された移動部材87と係合し移動部材87を押圧する押圧部64a、65aが形成されている。
上ケース81は、上部がほぼ直方体状をなし、戸先框14aに当接される側が開放された中空部81aと、中空部81aから繋がって設けられ上ケース81を戸先框14aに固定するためのねじ穴を有する固定部81bと、中空部81a及び固定部81bとは別体に形成され、中空部81aを戸先框14a側から覆う蓋部81cと、固定部81bを貫通するねじを隠すための化粧ピース19とを有している。中空部81aにおける戸先框14aと反対側の部位には、上アーム64が挿入される挿入口21aが形成され、枠体11側の面には、移動部材87が有するローラ29が突出するための切欠部21eが設けられている。下ケース82は、上ケース81と互いに上下が反転した形状を成しており、中空部82a、固定部82b、蓋部82c、化粧ピース19を有している。また、中空部82aには、挿入口21a及び切欠部21eも設けられている。
移動部材87は、基材86と、基材86に固定された回動ピン28を軸として取り付けられたローラ29とを有している。
基材86は、戸先框14aと直交する方向の鉛直面を有する板状本体86aと、板状本体86aの上端及び下端から水平方向に延出された上水平部86b及び下水平部86cと、板状本体86aと間隔を隔てて上水平部86bから垂下された垂下片86dと、板状本体86aの戸先框14aと反対側の縁部から枠体11方向に向かって突出されてローラ29が取り付けられるローラ取付部86eとを有している。この移動部材87は、上ケース81の中空部81a及び下ケース82の中空部82aと蓋部81c、82cとで囲まれた空間内に収容される。また、上ケース81に収容された移動部材87の板状本体86aと垂下片86dとの間に、上アーム64の押圧部64aが挿入されて係合され、下ケース82に収容された移動部材87の板状本体86aと垂下片86dとの間に、下アーム65の押圧部65aが挿入されて係合される。
そして、ハンドル31が回動されることにより、上アーム64により上ケース81内の移動部材87が移動され、下アーム65により下ケース82内の移動部材87が移動されてローラ29が切欠部21eから見付け方向に沿って枠体11側に突出される。
次に第実施例の補助装置におけるハンドル操作による動作について説明する。
は、第実施例におけるハンドル操作による動作を示す断面図である。図(a)は、ハンドルが操作されていない状態を示し、図(b)は、ハンドル操作によりローラがケースから突出し始めた状態を示し、図(c)は、ローラがケースから最も突出した状態を示している。
(a)に示すように、ハンドル31に力が作用していない状態では、コイルバネ69によりハンドル31は室内側から見て最も左側に位置するように付勢されている。図(a)では、外障子14は閉められた状態であり、枠体11に設けられた突起11aにより外障子14は室内側に案内され、戸先框14aの室内側の面が枠体11に設けられたシール材11bに押圧されている。
外障子14が閉められた状態から、外障子14を開けるために操作者がハンドル31を把持して右方向に移動させると、ハンドルユニット30は、第2ピン23を中心に回動する。このとき、ハンドルユニット30の回動により、上アーム64と下アーム65との押圧部64a、65aが第2ピン23を中心に回動する。押圧部64a、65aが回動することにより図(b)に示すように、押圧部64a、65aと係合している移動部材87の板状本体86aが押されて、ケース80の中空部81a内を移動部材87が移動し始める。移動部材87が移動し始めることにより移動部材87に設けられた突出部としてのローラ29がケース80の切欠部21eから見付け方向に沿って突出し始める。また、ハンドル31を右方向に移動させるべく操作することにより外障子14は見付け方向に沿って右方向に移動し開き始める。このとき、上述したようにローラ29が切欠部21eから見付け方向に沿って突出して枠体11を左方向に押圧する。この押圧力により、外障子14には右方向に移動するための力が付勢される。
ハンドル31をさらに右方向に移動させると、図(c)に示すように、押圧部64a、65aがさらに回動し、ローラ29が切欠部21eから見付け方向に沿って最も突出した状態となる。このとき、外障子14はさらに右方向に移動するとともに、ローラ29が枠体11を左方向にさらに押圧する。この押圧力により、外障子14には右方向に移動するための力がさらに付勢される。その結果、外障子14は枠体11のシール材11bから離れ、小さな力でも移動可能となる。その後、ハンドル31を離すとコイルバネ69によりハンドル31は図(a)に示す最も左側に位置するように付勢される。このとき、上アーム64及び下アーム65が、障子を開く際と反対方向に回動し、移動部材87は垂下片86dが押圧部64a、65aに押されローラ29はケース80内に収容される。
本実施形態の建具10及び補助装置20によれば、障子12、14を開くためにハンドル31を回動させると、障子12、14が開く方向と反対の方向にローラ29が突出される。このとき、障子12、14より突出されたローラ29は、閉止された障子12、14が当接されている枠体11を押圧するように突出される。このため、ローラ29が枠体11を押圧する押圧力が障子12、14を開く方向に作用するので、障子12、14を小さな力で開くことが可能である。例えば、サイズが大きな障子であっても小さな力で容易に開くことが可能である。
また、障子12、14を開く際に把持されるハンドル31の回動軸としての第2ピン23が戸先框12a、14aに沿う方向に設けられているので、障子12、14を開く方向とハンドル31を回動させる方向がほぼ同じになるため、障子12、14を開くために操作した力を効率よく作用させることが可能である。
また、障子12、14の開閉操作を戸先框12a、14aに沿う方向に設けられ回動軸を中心とするハンドル31の操作としたので、障子12、14の手前の空間をハンドル31の移動空間として使用することが可能であり、操作によるハンドル31の移動範囲が制約を受けにくい。このため、ハンドル31を大きく移動させることが可能であり、操作者が障子12、14を開く方向に体重を移動させつつハンドル31を操作することができるため、高い操作性を維持しつつ障子12、14が開く方向に補助力を作用させる機構を実現させることが可能である。
第1実施例の補助装置によれば、ハンドル31を操作することにより、ハンドル31に固定されたアーム35、36がレバー26の第1腕部26bを移動させ、第1腕部26bと第1ピン22を挟んで反対側の第2腕部26cに設けられたローラ29が障子12、14より外側に突出される構造なので、戸先框12a、14aに沿った第2ピン23を中心とした回動動作を障子12、14面(戸先框12a、14a)と交差する方向に設けられた第1ピン22回りの揺動動作に変換して、ローラ29を枠体11側に突出させることが可能である。そして、第1実施例では、第1腕部26bの長さに対する第2腕部26cの長さの比が約4倍となるレバー26を用いた梃子と、操作する際に把持されるハンドル31が固定されるアーム35、36を用いた梃子とが構成されているので、障子12、14を開くために操作した力を効率よく作用させ、小さな力で障子12,14を容易に開かせることが可能である。
上記第1実施例では、第1腕部26bを上方に配置して上アーム35にて第1腕部26bを移動させるようにレバー26を配置したが、レバー26は第1腕部26bを第1ピン22より下方に配置して下アーム35にて第1腕部26bを移動させるように配置してもよい。また、第1腕部26bを上方に位置させたレバー26を有するレバーユニット25と、第1腕部26bを下方に位置させたレバー26を有するレバーユニット25とをそれぞれ設けた構成としても良い。
実施例の補助装置20によれば、アーム64、65の、第2ピン23を挟んでハンドル31と反対側の押圧部64a、65aによりローラ29が設けられた移動部材87を直接移動させる。このため、アーム64、65と移動部材87との間に何ら部材を介在させることなく、障子12、14を開けるためにハンドル31を操作した方向と反対の方向に移動部材87を移動させることが可能である。よって、障子12、14を開ける際にローラ29により枠体11を押圧させる補助装置20を、更に簡単な機構にて実現させることが可能である。
実施例では、上下のケース81、82にそれぞれ移動部材87を設け、上下のアーム64、65にてそれぞれ枠体11を押圧する機構を備えた例について説明したが、枠体11を押圧する機構は、上下のケース81、82のうちのいずれか一方のみに設けられていてもよい。
上記実施形態では、障子12、14を開く方向とハンドル31を回動させる方向とはほぼ同じである。ところが、障子12、14を開く際に把持されるハンドル31の回動軸、すなわち第2ピン23が戸先框12a、14aに沿う方向に設けられているので、ハンドル31を回動させるにつれて、ハンドル31の回動方向と、障子12、14が移動する見付け方向とは少しずつずれが生じる。このような場合であっても、上記実施形態のようにハンドル31が、アーム35、36、61、62、64、65に固定されたハンドル本体32とは別に、その外周に沿って回動する外筒部33を有するように構成されていると、ハンドル31を回動させるにつれて生じる方向のずれを外筒部33の回動によって吸収させることが可能である。このため、操作する者は、障子12、14を開く方向とハンドル31を回動させる方向とのずれを意識することなく障子12、14を開くことが可能である。
また、ハンドル31は、障子12、14を開く際に障子12、14に近づく方向に回動されるが、ハンドル31が障子12、14に近づく方向は、ハンドル31が障子12、14から離れる方向と比較して、障子12、14が開く方向に近い。このため、障子12、14を開こうとして操作した力を効率よく作用させることが可能である。このため、操作性が良い補助装置20及び建具10を実現することが可能である。
上記実施形態においては、ハンドル本体32の上下端部を一対のアーム35、36、61、62、64、65にて固定する例について説明したが、ハンドルユニット30が一本のアームとハンドル31とで構成されており、ハンドル本体32は、長手方向におけるいずれかの位置にてアームに固定されていても良い。また、ハンドル本体32を円柱状とし、把持部をハンドル本体32の外周に沿って回動自在に設けられた外筒部33としたが、把持部がハンドル本体に対して回動自在な構成であれば、ハンドル本体及び把持部の水平断面の形状は円形に限るものではない。例えば、水平断面の形状が四角形や六角形などのハンドル本体及び把持部が、それらの間に回動自在な部材を介してハンドル31を構成していても良い。
上記実施形態においては、ハンドル31を回動させた際に障子14が開く方向と反対の方向に突出される突出部を、枠体11を押圧する際の摩擦抵抗が小さくなるように回動するローラ29としたが、必ずしも回動しなくても良い。また、突出部が戸先框側から突出して枠体11を押圧する例について説明したが、召合せ框側から突出して隣接する他の障子の召合せ框を押圧することにより障子が開く方向に付勢する構成としても良い。
本実施形態に係る補助装置が設けられた建具の外観図である。 本実施形態の補助装置の第1実施例を示す斜視図である。 第1実施例の補助装置の構成を示す分解図である。 第1実施例におけるハンドル操作によるレバーユニットの動作を戸先框側から見た図である。 第1実施例におけるハンドル操作によるレバーユニットの動作を示す平断面図である。 本実施形態の補助装置の第2実施例を示す斜視図である。 第2実施例の補助装置の構成を示す分解図である。 第2実施例におけるハンドル操作による動作を示す断面図である。
符号の説明
10 建具、14 外障子、20 補助装置、22 第1ピン、23 第2ピン、
26 レバー、29 ローラ、31 ハンドル、32 ハンドル本体、
33 外筒部、35,64 上アーム、36,65 下アーム、
0 スライド部、87 移動部材

Claims (5)

  1. 引き戸の障子を開くための補助装置であって、
    前記障子を開閉する際に把持される棒状のハンドルと、
    前記ハンドルの両端部にそれぞれねじにより前記ハンドルと結合され、前記障子の縦框に沿う回動軸を中心に前記ハンドルを回動させるためのアームと、
    前記障子を開くために前記ハンドルを回動させた際に、前記アームの前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位により、前記障子が開く方向と反対の方向に、見付け方向に沿って前記障子より突出される突出部と、
    見込み方向に沿って設けられた揺動軸と、
    前記揺動軸に揺動自在に設けられたレバーと、
    を備え、
    前記突出部は、前記レバーにおける前記揺動軸より上方または下方のいずれか一方の腕部に設けられており、
    回動された前記ハンドルの一方の端部に結合された前記アームにおける前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位にて、前記レバーの他方の腕部が移動されることにより、前記レバーが揺動されて前記突出部が突出することを特徴とする補助装置。
  2. 引き戸の障子を開くための補助装置であって、
    前記障子を開閉する際に把持される棒状のハンドルと、
    前記ハンドルの両端部にそれぞれねじにより前記ハンドルと結合され、前記障子の縦框に沿う回動軸を中心に前記ハンドルを回動させるためのアームと、
    前記障子を開くために前記ハンドルを回動させた際に、前記アームの前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位により、前記障子が開く方向と反対の方向に、見付け方向に沿って前記障子より突出される突出部と、
    前記ハンドルの両端部にそれぞれ結合された前記アームの、前記回動軸を挟んで前記ハンドルが結合された端部と反対の端部側の部位と係合し、前記アーム毎に設けられて見付け方向に移動する移動部材と、を備え、
    前記突出部は前記移動部材に設けられており、
    前記ハンドルの回動により前記移動部材が移動されることにより、前記突出部が見付け方向に突出することを特徴とする補助装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の補助装置であって、
    前記ハンドルは、前記アームに固定されたハンドル本体と、
    前記ハンドル本体に回動自在に設けられた把持部と、
    を有することを特徴とする補助装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の補助装置であって、
    前記障子を開く際には、前記ハンドルは当該障子に近づく方向に回動されることを特徴とする補助装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の補助装置を備えた障子と、
    前記障子が移動可能に取り付けられる枠体と、
    を有することを特徴とする建具。
JP2006133432A 2006-05-12 2006-05-12 補助装置、及び、建具 Expired - Fee Related JP4283284B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133432A JP4283284B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 補助装置、及び、建具
CN 200710104978 CN101070742A (zh) 2006-05-12 2007-05-11 辅助装置及门窗设备

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006133432A JP4283284B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 補助装置、及び、建具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007303186A JP2007303186A (ja) 2007-11-22
JP4283284B2 true JP4283284B2 (ja) 2009-06-24

Family

ID=38837346

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006133432A Expired - Fee Related JP4283284B2 (ja) 2006-05-12 2006-05-12 補助装置、及び、建具

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4283284B2 (ja)
CN (1) CN101070742A (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5053192B2 (ja) * 2008-07-17 2012-10-17 株式会社Lixil アシスト機構付引手及びサッシ窓
JP5071301B2 (ja) * 2008-08-19 2012-11-14 中西金属工業株式会社 開放操作力軽減機能付き引手装置
JP5319350B2 (ja) * 2009-02-02 2013-10-16 株式会社ニフコ 開放補助機構付き引き手
JP5393522B2 (ja) * 2010-02-15 2014-01-22 アイシン機工株式会社 アシストハンドル
JP6106414B2 (ja) * 2012-11-27 2017-03-29 Ykk Ap株式会社 建具
JP6328419B2 (ja) * 2013-12-20 2018-05-23 株式会社ノダ 引戸用バーハンドルおよび引戸
JP6414415B2 (ja) * 2014-08-21 2018-10-31 中西金属工業株式会社 開放操作力軽減機能付き引手装置
CA3110229A1 (en) * 2018-11-27 2020-06-04 Arconic Technologies Llc Rack-and-pinion handle system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007303186A (ja) 2007-11-22
CN101070742A (zh) 2007-11-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4283284B2 (ja) 補助装置、及び、建具
JP6074065B2 (ja) 可動家具部品を移動させる作動用駆動装置
JP2008506498A5 (ja)
JP6563613B2 (ja) 扉用装置
KR102010377B1 (ko) 회동식 창호시스템의 창호스테이바 유닛
KR101195842B1 (ko) 잠금장치용 핸들
JP4820316B2 (ja) 回動体の回動制御装置
US10323438B2 (en) Two-point lock
RU2011140126A (ru) Резальная машина
JP4686213B2 (ja) 引き戸の開き装置
JP5032098B2 (ja) 引戸の障子開放装置
JP2006029032A (ja) 施錠装置付アシストハンドル
JP2008215052A (ja) 引き戸の始動アシスト装置
JP5973492B2 (ja) ワイパー装置
JP5952177B2 (ja) 解錠操作装置及び建具
JP4900038B2 (ja) 窓開閉装置
JP5269961B2 (ja) 連動式引戸装置
KR102521585B1 (ko) 절단 도구의 보조 장치
JP6433798B2 (ja) 開操作用補助装置及び建具
KR200489277Y1 (ko) 미닫이문용 잠금장치
JP5531798B2 (ja) 窓ステー
JP6240512B2 (ja) ロック装置および建具
JP5905837B2 (ja) 電動開閉建具
KR200203591Y1 (ko) 외부잠금 미닫이창문
JPH024998Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080520

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080711

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081014

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081030

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090317

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090318

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120327

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130327

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140327

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees