JP6240512B2 - ロック装置および建具 - Google Patents

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Description

本発明は、障子の開状態を小開口に制限する機構を備えたロック装置、およびそのロック装置を備えた建具に関する。
従来から、障子の開状態を小開口に制限する機構を備えた縦すべり出し窓がある(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の小開口制限機構は、枠体の下枠に設けられる枠プレート、障子の下框に設けられる障子プレート及びこれら両プレート間に連結されるアームを有している。そして、そのアームには、一端側にピンでヒンジ結合され、他端側に第一係止部を有するロックアームが連結されている。また、障子プレートには、ロックアームの第一係止部に係合自在な第二係止部が備えられている。
上記構成からなる小開口制限機構は、ロックアームに設けられたスイッチの操作により、ロックアームの第一係止部と障子プレートの第二係止部とが係止又は解除される。そして、第一係止部と第二係止部とが係止状態にあるときは、障子が小開口状態で保持される。このように、小開口制限機構により障子を小開口状態で保持することができると、風による障子のあおり防止を図ることができたり、隣地境界に影響を及ぼすことなく障子の開閉を行うことができたりする。
特開2002−70397号公報
しかしながら、従来の小開口制限機構は、リフォーム時等で既設の建具に付加しようとする場合、現場において多くの加工作業を必要とするため、後付けに不向きであるという問題があった。例えば、上記特許文献1に示される小開口制限機構を後付けしようとする場合、現場において既存の枠体や障子の框などに罫書や孔あけ等の加工が必要となるため、施工に時間や手間がかかるという問題があった。また、新規に小開口制限機構を備えた建具を製造する際にも、小開口制限機構を付加するために枠体や障子に別途加工が必要になり、生産効率が低下するという問題もあった。
本発明は、上述する問題点に鑑みてなされたもので、現場での取り付け作業が容易で、リフォーム等において既設の障子に容易に取り付けることができ、しかも、小開口時における障子の拘束力に優れた小開口制限機構を有するロック装置、及びそのロック装置を備えた建具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るロック装置は、ハンドルの操作により移動可能に構成される連動バーに設けられたロックピンまたはロック部材が、対向配置されたロック部材またはロックピンの係合位置と非係合位置との間を移動することにより障子を施錠・解錠するロック装置において、前記連動バーおよび前記ロック部材の一方に設けられた係合ピンと、前記連動バーおよび前記ロック部材の他方に設けられ、前記係合ピンが係合可能な長穴が形成されるとともに、前記障子の小開口の開口長に対応した長さのアーム片を有するアーム部材と、をさらに備え、前記アーム部材が前記ロック部材に対して回動可能に一体的に設けられており、前記アーム部材と前記ロック部材とは、付勢部材を介して連設されており、前記アーム部材は、前記ロック部材に形成されたストッパに付勢状態で当接されるように取り付けられていることを特徴としている。
また、前記係合ピンが前記連動バーに一体的に設けられていてもよい。
さらに、前記係合ピンを前記長穴へ案内するガイド片が前記アーム片に設けられていてもよい。
上記発明によれば、連動バーおよびロック部材に、係合ピンおよびアーム部材を設けるだけで小開口機能を有するロック装置を実現することができる。また、連動バーおよびロック部材は、既存の建具にも備えられているため、既存の連動バーおよびロック部材を本発明にかかる係合ピンおよびアーム部材が設けられた連動バーおよびロック部材に交換するだけで、建具に小開口機能を付加することができる。また、新規に建具を製造する際にも、予め係合ピンおよびアーム部材が設けられた連動バーおよびロック部材を用意することができ、この連動バーおよびロック部材を枠体および障子に取り付けるだけで小開口機能を付加させることができる。つまり、新規に建具を製造する際に、建具の生産効率を低下させることなく、小開口機能を付加させることができる。
また、本発明に係る建具は、枠体内に開閉自在な障子が設けられる建具において、前記枠体及び障子に、上述したいずれかのロック装置が組み込まれていることを特徴としている。
上記発明によれば、連動バーおよびロック部材に、係合ピンおよびアーム部材を設けるだけで小開口機能を有するロック装置を実現することができる。また、連動バーおよびロック部材は、既存の建具にも備えられているため、既存の連動バーおよびロック部材を本発明にかかる係合ピンおよびアーム部材が設けられた連動バーおよびロック部材に交換するだけで、建具に小開口機能を付加することができる。また、新規に建具を製造する際にも、予め係合ピンおよびアーム部材が設けられた連動バーおよびロック部材を用意することができ、この連動バーおよびロック部材を枠体および障子に取り付けるだけで小開口機能を付加させることができる。つまり、新規に建具を製造する際に、建具の生産効率を低下させることなく、小開口機能を付加させることができる。
また、前記アーム部材が、前記障子の戸先と、該戸先に対向する建具の枠体との間を連結する位置に設けられていてもよい。
このように構成することにより、アーム部材が障子の戸先と枠体との間に設けられるため、強風等により障子に強い力が作用しても安定的に小開口状態を保持することができる。
本発明のロック装置および建具によれば、現場での取り付け作業が容易で、リフォーム等において既設の障子に容易に取り付けることができ、しかも、小開口時における障子の拘束力に優れた小開口制限機構を有するロック装置、及びそのロック装置を備えた建具を実現することができる。
本発明の実施形態に係るロック装置を備えた建具の斜視図である。 本発明の実施形態に係るロック装置の分解斜視図である。 (a)は、本発明の実施形態に係るロック装置のロック部材及びアーム部材の正面図、(b)は、(a)のX−X線に沿う断面図である。 (a)〜(e)は、本発明の実施形態に係るロック装置の動作説明図である。
以下、本発明に係る実施形態のロック装置および建具について、図面に基づいて説明する。なお、本発明は、この実施の形態により限定されるものではなく、また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものも含まれる。
図1に示すように、建具Tは、一般的な縦すべり出し窓であり、四方組みされた枠体F内に障子Wが組み込まれて構成されている。この建具Tは、枠体Fの下枠F1に設けられているオペレータハンドルHの回動により、周知の縦すべり出し窓と同様に、障子Wの上下框とそれぞれ対向する枠体との間に設けられたアームに案内され、障子Wの一方側(図1では左側)の縦框W1を戸先として開閉できるように構成されている。そして、縦框W1に対向する枠体Fの縦枠F2には、障子Wを施錠又は解錠するためのロックハンドルRが設けられている。
障子Wの一方側の縦框W1及び枠体Fの一方側の縦枠F2には、本発明の特徴をなす障子Wの小開口制限機構を有するロック装置Aが設けられている。
以下、ロック装置Aについて、図2の分解斜視図を用いて説明する。このロック装置Aは、障子Wの縦框W1側に設けられるロック部材1と、枠体Fの縦枠F2側に設けられる連動バー30とを備えている。ここで、ロック部材1にはアーム部材10が一体化して設けられており、連動バー30にはアーム部材10に係合可能な係合ピン33が設けられている。なお、ロック部材1と縦框W1との間には、寸法調整用のスペーサ20が適宜配される。
ロック部材1は、SUS等の鋼製からなり、幅が縦框W1の戸先側の幅よりも少し小さく(図3(a)参照)、長手方向(図3(a)の上下方向)に所定長さを有するロック片2を備えている。そして、このロック片2は、後述する連動バー30に設けられるロックピン32の頭部が移動できる深さの凹状に形成されているとともに、該ロックピン32の頭部が移動可能な長穴3が長手方向に沿って形成されている。
ロック部材1に形成される長穴3は、ロックピンの32の頭部が移動でき、該頭部が長穴3の上方に位置したときにロックピン32の頭部と長穴3とが係合して障子Wを施錠できる大きさに形成されている。また、その長穴3の略下半分の一方側(図2において左側)はロック片2が切り欠かれ、障子Wを開ける際にロックピン32の頭部がロック片2に干渉することなく通過できるように開口4が形成されている。さらにまた、このロック片2の長手方向の両側には、取付用のビスbが挿通される貫通孔5a,5bが形成されている。
なお、障子Wが小開口制限機構を有しない場合、すなわち、小開口制限機構を有しない既設の障子Wの場合は、ロック片2のみが縦框W1に取り付けられている。
アーム部材10は、SUS等の鋼製の板材からなり、ロック片2に延設するように一体的に形成された取付片10aと、SUS等の鋼製の板材からなるアーム片10bとを備えている。
取付片10aは、幅がロック片2より若干幅狭で、長さが所定長さの長方形状に形成されている。また、この取付片10aの側面上方の一方側(図2において右側)には、該取付片10aの板材を折り返して形成されたストッパ12が一体的に設けられている。このストッパ12は、アーム部材10の回動を規制するためのものである。
アーム片10bは,幅がロック片2と略同じで、長さが障子Wの小開口時の開口長よりも少し長く形成されている。そして、このアーム片10bの長手方向の一方側(図2において下側)において、アーム片10bと取付片10aとが回動可能に連結されている。具体的には、取付片10aに形成された支軸14にアーム片10bが回動可能に取付けられ、さらに、取付片10aに対して付勢力を持って回動できるようにコイルバネ13が支軸14とアーム片10bとの間に介装されている。なお、コイルバネ13は、アーム片10bが常時ストッパ12に付勢状態で当接されるように取り付けられている。
このアーム片10bの長手方向のほぼ中央位置から他方側(図2において上側)近くにかけて長穴15が形成されている。この長穴15の下側部分は、後述する係合ピン33の頭部が移動可能な幅広部15aが形成されている。また、その幅広部15aから上側に向けて係合ピン33の頭部が係合しながら移動可能な大きさの係合部15bが形成されている。そして、その係合部15bの先端側(図2において上側)で、長穴15の軸心から少し偏芯した位置(図2において右側の位置)には、係合ピン33の頭部の係合状態を解除可能な大きさ(係合ピン33の頭部が通過できる大きさ)に形成された開放部15cが形成されている。
幅広部15aが形成されている箇所のアーム片10bの一方側(図2において左側)の辺には、取付片10a側と反対方向に傾斜するとともに、その辺から突出するようにしてガイド片16が一体的に設けられている。このガイド片16により、障子Wを閉める際に、係合ピン33の頭部をスムーズに長穴15の幅広部15aへ案内することができる。
スペーサ20は、例えば樹脂製の薄板材からなり、その全体的形状はロック片2の形状に合わせた略コ字状に形成されている。このスペーサ20は、ロック部材1を障子Wに取り付ける際の寸法調整用の部材であり、実際には設けないこともあるし、ロック部材1と障子Wとの間に1枚以上配することもある。
図3(a)は、上記構成からなるアーム部材10が一体化されたロック部材1をビスbを用いて障子Wの縦框W1に取り付けた状態を示し、図3(b)は、その図3(a)のX−X線に沿う断面図を示している。すなわち、図3(a)には、縦框W1にロック部材1を当接し、ビスb,bを用いてロック部材1を縦框W1にネジ止めした状態を示している。なお、図3(a)に示される矢印は、アーム部材10のアーム片10bにコイルバネ13の付勢力以上の力が作用したときに、アーム片10bが支軸14を中心にして回動できることを示している。なお、図3においては、スペーサ20は不図示とした。
次に、枠体Fの縦枠F2側に設けられる連動バー30について説明する。図2に示すように、この連動バー30は、バー本体31、ロックピン32、係合ピン33及び駆動ピン34を備えている。
バー本体31は、アルミ等の金属製の長尺状の形材からなり、その短手方向(幅方向)の両側は、縦枠F2に形成されている図示しない係合部にそれぞれ係合できるように形成されている。また、バー本体31の長手方向の両側には、バー本体31が縦枠F2から脱落せずに、かつ、バー本体31が縦枠F2に対してその長手方向に沿って移動(図2の実線の矢印参照)できるための係合部材(不図示)が取り付けられるように構成されている。そして、このバー本体31の表面には、その長手方向に沿って、かつ、所定の間隔を保ってロックピン32、係合ピン33及び駆動ピン34が設けられている。ロックピン32及び係合ピン33の間隔については後述する。
ロックピン32は、軸部が障子Wの縦框W1側に設けられるロック部材1の長穴3に挿入でき、頭部がその長穴3に係合するように構成されている。また、係合ピン33は、軸部がアーム部材10に形成されている長穴15に挿入でき、頭部が長穴15の係合部15bに係合しながら移動可能に構成され、かつ、その長穴15の幅広部15a及び開放部15cの開口を頭部がそれぞれ通過できるように構成されている。この係合ピン33は、ロックピン32と同様に、バー本体31に予め設けてられている。なお、この係合ピン33は、バー本体31にビスで後付けできるように構成してもよい。
駆動ピン34は、図1に示されるロックハンドルRの操作によって支軸35を中心に回動する駆動レバー36に形成された長穴37に挿入されるように構成されている。つまり、ロックハンドルRの回動により駆動レバー36が図2に鎖線矢印で示されるように回動すると、バー本体31が図2に実線矢印で示されるように、縦枠F2の長手方向に沿って上下動することができるように構成されている。
バー本体31におけるロックピン32及び係合ピン33の取付間隔は、ロックピン32がロック部材1の開口4に対向しているときに、係合ピン33がアーム部材10の幅広部15aに対向し、ロックピン32がロック部材1の長穴3の上部に対向しているときに、係合ピン33がアーム部材10の係合部15bに対向するように配されている。なお、このロックピン32及び係合ピン33の関係は、後述するロック装置Aの動作説明で詳述する。
以下、上記構成からなるロック装置Aの動作を図4(a)〜(e)を用いて説明する。
(a)障子ロック状態(図4(a))
障子Wが閉じられていて、ロックハンドルRがロック状態にされているとき(バー本体31が上側に移動した状態)は、ロックピン32の頭部がロック部材1の長穴3の上端に係合され、施錠される。なお、同時に、係合ピン33の頭部がアーム部材10の係合部15bに係合されている。つまり、障子Wは、本来のロック部材1で施錠されるとともに、アーム部材10によっても施錠され、二重に施錠される。
(b)障子ロック解除(図4(b))
ロックハンドルRの解錠操作により、バー本体31が下側に移動し、バー本体31に設けられているロックピン32及び係合ピン33が下側に移動する(図4(b)の矢印参照)。この移動により、ロックピン32がロック部材1の長穴3の下方(開口4に対向する位置)に位置し、係合ピン33がアーム部材10の幅広部15aに位置して障子Wの施錠状態が解除される。
(c)障子小開口開始(図4(c))
障子Wの施錠が解除されると、その障子Wの開き動作が可能となる(図4(c)の下側の矢印参照)。なお、本実施形態では、オペレータハンドルHを回転させることにより障子Wが開放される。このとき、この障子Wの開き動作に合わせてアーム部材10も移動するが、係合ピン33の頭部がアーム部材10の幅広部15aから係合部15bに案内されながら移動する。すなわち、係合ピン33の頭部が係合部15bに係合された状態で障子Wが開くため、アーム片10bが支軸14を中心に回動しながら障子Wが開く(図4(c)の上側の矢印参照)。
(d)障子小開口停止状態(図4(d))
障子Wの開き動作がさらに行われると(図4(d)の下側の矢印参照)、係合ピン33の頭部がアーム部材10の係合部15bの先端部に達してアーム片10bのそれ以上の回動が停止される(図4(d)の上側の矢印参照)。これにより、障子Wの小開口状態が保持される。この小開口状態における障子の拘束力は、障子Wの戸先と縦枠F2との間で行われるので、強風等により障子Wに強い力が作用しても安定的に小開口状態が保持される。
(e)障子小開口ロック解除(図4(e))
障子Wの小開口状態から障子Wをさらに開く必要があるときは、アーム片10bのガイド片16を手にして長穴15の開放部15cに係合ピン33の頭部を移動させると(図4(e)の実線矢印参照)、開放部15cから係合ピン33の頭部を外すことができる。アーム片10bは、手を離すとコイルバネ13により回動し(図4(e)の鎖線矢印参照)、ストッパ12に当接される位置に復帰する。アーム部材10が係合ピン33から開放されることにより、障子Wをさらに開くことが可能となる。
開かれた障子Wを閉じるとき、又は小開口時から障子Wを閉じるときは、オペレータハンドルHを操作して障子Wを閉じる。その際、ロックピン32及び係合ピン33とロック部材1及びアーム部材10との位置関係は、図4(b)に示されるようになる。その後、ロックハンドルRを操作することにより、ロックピン32及び係合ピン33を図4(a)に示される位置に移動させることで、障子Wを施錠することができる。
上記構成からなるロック装置Aは、ロック部材1に一体化してアーム部材10を設けるとともに、連動バー30にロック部材1用のロックピン32の他にアーム部材10用の係合ピン33を設けるようにしているため、簡単な機構により、小開口機能を有するロック装置を実現することができる。しかも、アーム部材10はロック部材1に一体化されており、かつ、係合ピン33は連動バー30に設けられているため、リフォーム時に既存のロック部材と連動バーを本実施形態のロック部材1と連動バー30に付け替えるだけで既存の建具Tに容易に小開口機能を付加することができる。さらに、アーム部材10は、障子Wの戸先と縦枠F2との間を連結するように配されているため、強風等により障子Wに強い力が作用しても安定的に小開口状態を保持することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。上述した実施形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、本実施形態は、オペレータハンドルHを用いた建具Tのロック装置Aの事例を示したが、グレモンハンドルやカムラッチハンドルを用いた建具の場合であってもよい。なお、グレモンハンドルの場合は、アーム部材10が一体化されたロック部材1は枠体F側に設けられ、連動バー30は障子W側に設けられる。
また、本実施形態では、ロック部材1とアーム部材10の取付片10aとを一体的に形成したが、例えば、取付片10aにおけるロック部材1の貫通孔5aに対応した位置にビスb用の貫通孔を形成し、ロック部材1とアーム部材10とを別部品にて構成してもよい。
また、本実施形態では、ロック部材1とアーム部材10とを一体的に形成し、連動バー30に係合ピン33を設けた場合で説明したが、ロック部材1に係合ピン33を設け、連動バー30にアーム部材10を設けた構成でもよい。
また、本実施形態では、連動バー30にロックピン32を設け、障子Wの縦框W1にロック部材1を設けた場合で説明したが、連動バー30にロック部材1を設け、障子Wの縦框W1にロックピン32を設けた構成でもよい。
また、本実施形態では、縦すべり出し窓にロック装置Aを配したが、横すべり出し窓やその他のロック装置を備えた建具にも採用できることは言うまでもない。
さらに、本実施形態では、縦すべり出し窓の戸先側にロック装置Aを設けたが、ロック装置Aは戸先側以外の場所に設けるように構成してもよい。
1…ロック部材,2…ロック片,3…長穴,4…開口,5a,5b…貫通孔,10…アーム部材,10a…取付片,10b…アーム片,11…貫通孔,12…ストッパ,13…コイルバネ,14…支軸,15…長穴,15a…幅広部,15b…係合部,15c…開放部,16…ガイド片,30…連動バー,31…バー本体,32…ロックピン,33…係合ピン,34…駆動ピン,35…支軸,36…駆動レバー,37…長穴,T…建具,F…枠体,W…障子,H…オペレータハンドル,R…ロックハンドル,A…ロック装置

Claims (5)

  1. ハンドルの操作により移動可能に構成される連動バーに設けられたロックピンまたはロック部材が、対向配置されたロック部材またはロックピンの係合位置と非係合位置との間を移動することにより障子を施錠・解錠するロック装置において、
    前記連動バーおよび前記ロック部材の一方に設けられた係合ピンと、
    前記連動バーおよび前記ロック部材の他方に設けられ、前記係合ピンが係合可能な長穴が形成されるとともに、前記障子の小開口の開口長に対応した長さのアーム片を有するアーム部材と、をさらに備え
    前記アーム部材が前記ロック部材に対して回動可能に一体的に設けられており、
    前記アーム部材と前記ロック部材とは、付勢部材を介して連設されており、
    前記アーム部材は、前記ロック部材に形成されたストッパに付勢状態で当接されるように取り付けられていることを特徴とするロック装置。
  2. 前記係合ピンが前記連動バーに一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のロック装置。
  3. 前記係合ピンを前記長穴へ案内するガイド片が前記アーム片に設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のロック装置。
  4. 枠体内に開閉自在な障子が設けられる建具において、
    前記枠体及び障子に、請求項1〜3のいずれか一項に記載のロック装置が組み込まれていることを特徴とする建具。
  5. 前記アーム部材が、前記障子の戸先と、該戸先に対向する建具の枠体との間を連結する位置に設けられていることを特徴とする請求項に記載の建具。
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