JP4279880B2 - 固体撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ビデオカメラやデジタルカメラ、携帯電話等PDAに搭載される固体撮像装置に関するものであり、高輝度な被写体を撮影した場合に、飽和信号レベルを検出するのではなく、無信号レベルあるいはマイナスレベルとして検出してしまい、白い画像になるべきところが、黒い画像になるという現象を回避する技術に関する。
MOS型固体撮像装置において、画素部における光電変換素子PDの蓄積電荷を検出する回路構成およびそのタイミングとして、大きく分けて、AMI型とよばれるタイプの固体撮像装置と、フローティングディフュージョンアンプリファー型(以下「FDA型」とも記す。)とよばれるタイプの固体撮像装置との2つのタイプがある。
図1は、AMI型の固体撮像装置の構成を示す図である。
図1に示されるように、固体撮像装置900は、2次元配列される複数(図示2つ)の画素部10an1,10an2と、列毎に設けられる複数(図示1つ)の共通列信号線Lnと、各共通列信号線Lnに接続されるロードトランジスタQ21aと、各共通列信号線Lnに配設されるサンプルホールドトランジスタQ31と、列毎に設けられる複数(図示1つ)の雑音信号除去回路40等とから構成される。
各画素部10an1,10an2は、入射光を電荷に変換する光電変換素子PDと、RESETパルスにより光電変換素子PDのカソードを電源電圧VDDに初期化するリセットトランジスタQ12aと、光電変換素子PDの電荷を電圧検出する電圧変換増幅トランジスタQ13aと、VSELパルスにより電圧変換増幅トランジスタQ13aから出力された電圧を行毎に共通列信号線Lnに転送する行選択トランジスタQ14とからなる。
サンプルホールドトランジスタQ31は、共通列信号線Lnに出力された電圧をSHパルスによりサンプルホールドする。
雑音信号除去回路40は、クランプトランジスタQ42と、クランプ容量C41と、サンプルホールド容量C42とからなり、各画素部10an1,10an2で検出した光電変換素子PDの初期化電圧と、光量に応じた電荷によって検出される電圧との差分をとることで、ノイズ成分をなくした信号成分を検出する。
次いで、固体撮像装置900の電荷検出動作について説明する。なお、ここでは、画素部10an1における電荷検出動作について説明する。
図2は、図1の固体撮像装置900の駆動タイミングを示す図である。
時刻t0において、すべてのパルスはOFF状態である。
次に時刻t1において、VSELパルスにより画素部10an1の行選択トランジスタQ14をONにし、次に時刻t2にてSHパルスによりサンプルホールドトランジスタQ31をONし、時刻t3から時刻t4の期間、CPパルスにより雑音信号除去回路40のクランプトランジスタQ42をONにする。
CPパルスがOFFになる時刻t4から画素部10an1のRESETパルスがONになる時刻t5の期間内で、画素部10an1の光電変換素子PDの蓄積電荷を画素部10an1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40のサンプルホールド容量C42に保持する。
このときの保持信号を仮に電圧Aとする。
時刻t5から時刻t6の期間、RESETパルスによりリセットトランジスタQ12aをONして、光電変換素子PDを電源電圧VDDレベルに初期化した後、SHパルスによりサンプルホールドトランジスタQ31がOFFする時刻t7までの期間内で、光電変換素子PDの初期化レベルを電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、再び雑音信号除去回路40のサンプルホールド容量C42に保持する。このときの保持信号を仮に電圧Bとする。雑音信号除去回路40において、先に保持した電圧Aと後に保持した電圧Bとを差分することで、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置されの蓄積信号成分を検出する。次に時刻t8にてVSELパルスにより行選択トランジスタQ14をOFFすることで、2次元状の撮像領域に設置されている光電変換素子PDの一行分の電荷検出動作が終了する。
図3は、FDA型の固体撮像装置の構成を示す図である。
この場合、固体撮像装置950は、画素部10an1,10an2に代えて、画素部10bn1,10bn2を用いて構成される。
各画素部10bn1,10bn2は、画素部10an1,10an2の構成要素の他、さらに光電変換素子PDから電荷を読み出す転送トランジスタQ11と、電荷を一旦蓄積するフローティングディフュージョンFDとを備える。この場合、リセットトランジスタQ12aは、フローティングディフュージョンFDを電源電圧VDDに初期化し、電圧変換増幅トランジスタQ13aはフローティングディフュージョンFDの蓄積電荷を電圧検出する。
次いで、固体撮像装置950の電荷検出動作について説明する。なお、ここでは、画素部10bn1における電荷検出動作について説明する。
図4は、固体撮像装置950の駆動タイミングを示す図である。
時刻t0において、すべてのパルスはOFF状態である。次に時刻t1において、VSELパルスにより画素部10an1の行選択トランジスタQ14をONにし、次に時刻t2にてSHパルスによりサンプルホールドトランジスタQ31をONする。時刻t3から時刻t4の期間、RESETパルスによりリセットトランジスタQ12aをONすることで、フローティングディフュージョンFDを電源電圧VDDレベルに初期化した後、RESETパルスがOFFになる時刻t4からTRANSパルスにより転送トランジスタQ11がONになる時刻t5までの期間内で、フローティングディフュージョンFDの初期化レベルを電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40のサンプルホールド容量C42に保持する。このときの保持信号を仮に電圧Cとする。
次に時刻t5から時刻t6までTRANSパルスにより転送トランジスタQ11をONにし、光電変換素子PDの蓄積電荷をフローティングディフュージョンFDに転送した後、SHパルスによりサンプルホールドトランジスタQ31がOFFする時刻t7までの期間内で、画素部10bn1のフローティングディフュージョンFDに蓄積された電荷について、電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40のサンプルホールド容量C42に保持する。このときの保持信号を仮に電圧Dとする。雑音信号除去回路40において、先に保持した電圧Cと後に保持した電圧Dとを差分することで、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置されの蓄積信号成分を検出する。次に時刻t8にてVSELパルスにより行選択トランジスタQ14をOFFすることで、2次元状の撮像領域に設置されている光電変換素子PDの一行分の電荷検出動作が終了する。
しかしながら、上述のようなMOS型固体撮像装置には、太陽光などの高輝度発光体を背景にした撮影した場合、高輝度の部分を飽和信号レベルとして検出するのではなく、無信号レベルとして検出する現象がある。
この現象の発生メカニズムについて、図5〜図9を参照して説明する。図5と図6は画素部10an1が(AMI型)とよばれるタイプで、図5は入射光が標準光量で正常な電荷検出を行っている場合のもの、図6は入射光が標準光量の20万倍以上の高輝度な光量で異常な電荷検出を行っている場合のものである。
図5(a)は、図3の時刻t3から時刻t5の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。
光電変換素子PDの蓄積電荷を画素部10an1の電圧変換増幅アンプを介して、雑音信号除去回路40に保持している。このときの保持信号を仮に電圧Aとする。
図5(b)は、図3の時刻t5から時刻t6の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。ここでは、光電変換素子PDを電源電圧VDDレベルに初期化している。
図5(c)は、図3の時刻t6から時刻t7の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。ここでは、光電変換素子PDは電源電圧VDDレベルに初期化されたまま保たれ、このレベルが画素部10an1の電圧変換増幅アンプを介して、雑音信号除去回路40に保持される。このときの保持信号を仮に電圧Bとする。雑音信号除去回路40において、先に保持した電圧Aと後に保持した電圧Bとの差分を求めることで、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置された蓄積信号成分を検出できることになる。
図6(a)は、図3の時刻t3から時刻t5の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。ここでは、光電変換素子PDの蓄積電荷を画素部10an1の電圧変換増幅アンプを介して、雑音信号除去回路40に保持している。このときの保持信号を仮に電圧Aとする。
図6(b)は、図3の時刻t5から時刻t6の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。ここでは、光電変換素子PDを電源電圧VDDレベルに初期化している。
図6(c)は、図3の時刻t6から時刻t7の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。ここでは、光電変換素子PDは電源電圧VDDレベルに初期化されたまま保つことができていない。入射光が標準光量の20万倍以上の高輝度な光量の場合、光電変換素子PDを電源電圧VDDレベルに初期化した直後、すなわち画素部10an1のRESETパルスがOFFになる時刻t6の直後から、光電変換素子PDには大量の電荷が蓄積されてしまうためで、飽和蓄積時と同等の電圧レベルを画素部10an1の電圧変換増幅アンプを介して、雑音信号除去回路40に保持してしまう。このときの保持信号を仮に電圧Bとすると、雑音信号除去回路40において、先に保持した電圧Aと後に保持した電圧Bとを差分しても0あるいはマイナスとなり、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置されの蓄積信号成分を検出することができなくなる。
図7と図8とは画素部10bn1が(FDA型)とよばれるタイプで、図7は入射光が標準光量で正常な電荷検出を行っている場合のものであり、図8は入射光が標準光量の20万倍以上の高輝度な光量で異常な電荷検出を行っている場合のものである。
図7(a)は、図4の時刻t3から時刻t4の期間での画素部10bn1のポテンシャル図を示している。ここでは、画素部10bn1のRESETパルスによりリセットトランジスタQ12aをONすることで、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)を電源電圧VDDレベルに初期化している。
図7(b)は、図4の時刻t4から時刻t5の期間での画素部10bn1のポテンシャル図を示している。ここでは、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)は電源電圧VDDレベルに初期化されたまま保たれ、画素部10bn1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40に保持している。このときの保持信号を仮に電圧Cとする。
図7(c)は、図4の時刻t5から時刻t7の期間での画素部10an1のポテンシャル図を示している。
光電変換素子PDの蓄積電荷を画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)に転送した後、そのレベルが保たれ、SHパルスによりサンプルホールドトランジスタQ31がOFFする時刻t7までの期間内で、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)に蓄積された電荷について電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40に保持される。このときの保持信号を仮に電圧Dとする。
雑音信号除去回路40において、先に保持した電圧Cと後に保持した電圧Dとを差分することで、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置された蓄積信号成分を検出できることになる。
図8(a)は、図4の時刻t3から時刻t4の期間での画素部10bn1のポテンシャル図を示している。ここでは、RESETパルスによりリセットトランジスタQ12aをONすることで、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)を電源電圧VDDレベルに初期化している。
図8(b)は、図4の時刻t4から時刻t5の期間での画素部10bn1のポテンシャル図を示している。ここでは、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)は電源電圧VDDレベルに初期化されたまま保つことができていない。入射光が標準光量の20万倍以上の高輝度な光量の場合、図9に示すような寄生NPN構造において、光電変換素子PD領域の電位が非常に下がって行き、電荷検出部(フローティングディフュージョン)領域から電流が流れる経路が生じる。これにより、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)には、TRANSパルスがOFFになっていても電位が下がってしまい、飽和蓄積時と同等以上の電圧レベルを画素部10bn1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40に保持してしまう。この保持信号を仮に電圧Cとする。
図8(c)は、図4の時刻t5から時刻t7の期間での画素部10bn1のポテンシャル図を示している。ここでは、画素部10bn1のTRANSパルスにより転送トランジスタQ11がONになっても、先に光電変換素子PDから飽和蓄積時と同等以上の蓄積電荷が流れ込んでいるため、画素部10bn1の電荷検出部(フローティングディフュージョン)の電圧レベルは、降下することになり、この電圧レベルを画素部10bn1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して、雑音信号除去回路40に保持してしまう。この保持信号を仮に電圧Dとすると、先に保持した電圧Cと後に保持した電圧Dとを差分しても0あるいはマイナスとなり、雑音信号成分を除去した2次元状の撮像領域に設置されの蓄積信号成分を検出することができなくなる(特許文献1参照)。
この現象を解決する方法として、画素出力信号を信号処理回路で検波し、補正を加える手法などが提案されている(特許文献2参照)。
太陽光などの高輝度発光体を背景に撮影した場合に、従来提案されている補正方法は、光電変換素子PDあるいは電荷検出部を初期化した直後の出力信号を信号処理回路の比較器に一旦転送し、その電圧によって高輝度な光が入射しているかどうかを判断している。
特開2003−46865号公報(第1−8頁、第1図) 特開2000−287131号公報(第1−16頁、第1図)
しかしながら、この方法では、製造工程上必ず発生するトランジスタの閾値ばらつきが原因で起こる光電変換素子PDあるいは電荷検出部の初期化電圧ばらつきの影響を受けやすく、例えばロット毎に初期化電圧をスクリーニングしてから、信号処理回路の比較器における判定基準を設定してやらなければならない。
また、水平ブランキング期間という限られた時間に行われる光電変換素子PDあるいは電荷検出部を初期化した直後の出力信号レベルを検出するには、非常に高速な処理が求められ、特に多画素の高速連写撮影では時間的余裕がなくなり、正常な補正ができなくなる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、製造工程上必ず発生するトランジスタの閾値ばらつきに追従し、多画素の高速連写撮影時でもリアルタイムに補正でき、比較的簡単な回路で固体撮像素子単体に組み込むことができるので、別途信号処理用素子あるいは回路に転送する必要がない補正回路を使用することで、高輝度の部分は飽和信号レベルとして正常に検出し、自然な撮影画像を生成するMOS型固体撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置においては、1次元または2次元に配置された画素部と、前記画素部から共通列信号線に出力される画素出力電圧を検知する電圧レベル検知手段と、前記電圧レベル検知手段の論理出力電圧および前記画素出力電圧に基づいて、水平出力手段に所定の電圧を出力する列信号処理手段とを備え、前記列信号処理手段は、前記論理出力電圧によって、前記画素出力電圧に対応する電圧および固定電圧のいずれかを出力することを特徴とする。
これによれば、前記画素部の出力信号レベルを固体撮像素子内部で即座に判定し、高輝度入射時の信号に補正をかけることができ、別途信号処理回路による高速な補正処理が不要になる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記画素部は、入射光を電荷に変換する光電変換素子と、前記光電変換素子に蓄積された電荷を電圧出力する増幅手段とを有することを特徴とすることができる。
これによれば、前記画素部から共通列信号線に出力される画素出力電圧が、寄生容量などの負荷により減衰することを防止することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記列信号処理手段は、前記画素出力電圧を入力とし、前記水平出力手段に電圧を出力する雑音信号除去手段を有し、前記雑音信号除去手段は、前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧と、前記画素部の蓄積時における前記画素出力電圧との差分を出力することを特徴とすることができる。
これによれば、前記画素部から共通列信号線に出力される画素出力信号に含まれる各画素部ごとのノイズを、前記雑音信号除去手段で相関二重サンプリングすることにより削除することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記列信号処理手段は、電圧制御手段をさらに備え、前記列信号処理手段が前記固定電圧を出力する場合は、前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧の代わりに、予め定められた初期化電圧を前記電圧制御手段から前記雑音信号除去手段に入力することを特徴とすることもできる。
これによれば、高輝度入射時に前記共通列信号線上に出現しない前記画素部の初期化時の前記画素出力電圧を強制的に再現させることができ、前記画素部の初期化時と蓄積時との差分を前記雑音信号除去手段で正常に検出することが可能になる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記電圧制御手段は、前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧と同一の電圧を生成する初期化電圧生成手段と、前記初期化電圧生成手段が生成した初期化電圧を前記共通列信号線に入力することによって、前記画素部の初期化状態を再現する置換手段とを備えることを特徴とすることもできる。
これによれば、初期化電圧生成手段が同一素子内の同一トランジスタで回路構成されているため、前記画素部における初期化電圧と同一電位が、製造工程に起因するトランジスタ閾値ばらつきに左右されずに、正確に生成できるため、補正精度を高めることができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記初期化電圧生成手段は、前記画素部の領域外に形成され、前記置換手段は共通列信号線ごとに設けられることを特徴とすることもできる。
これによれば、各々の列信号線ごとに光電変換素子の出力電圧を判断することができ、高輝度入力されている列信号にのみ、即座かつ正確な補正を行うことができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記電圧制御手段は、水平ブランキング期間内に行なわれる前記画素部から前記雑音信号除去手段までの電荷検出期間を動作期間とし、前記動作期間以外は非動作状態に設定されることを特徴とすることもできる。
これによれば、補正回路で消費される電流を大幅に削減することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記画素部がフローティングディフュージョンを備え、前記初期化電圧を前記フローティングディフュージョンの初期時の電圧とすることを特徴とすることもできる。
これによれば、画質の良いフローティングディフュージョンアンプリファー型において、高輝度入射時に共通列信号線上に出現しない前記画素部の初期化時の電圧を強制的に再現させることができ、前記画素部の電位変化を正常に検出することが可能になる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記列信号処理手段は、電圧制御手段をさらに備え、前記列信号処理手段が前記固定電圧を出力する場合は、予め定められた飽和電圧を前記電圧制御手段から前記水平出力手段に出力することを特徴とすることもできる。
これによれば、高輝度入射時に前記共通列信号線上に前記画素部の初期化時の電圧が出現しない場合でも、強制的に前記雑音信号除去手段の出力部すなわち前記水平出力手段の入力部に、前記飽和電圧を強制的に再現させることができる。
なお、ここで前記予め定められた飽和電圧が、前記画素部の飽和蓄積時における前記水平出力手段の入力電圧に相当する電圧に設定すれば、高輝度入射時に前記雑音信号除去手段の出力部すなわち前記水平出力手段の入力部に出現する電圧近傍に設定して、補正することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記電圧制御手段は、水平ブランキング期間内に行なわれる前記画素部から前記雑音信号除去手段までの電荷検出期間を動作期間とし、前記動作期間以外は非動作状態に設定されることを特徴とすることもできる。
これによれば、補正回路で消費される電流を大幅に削減することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記画素部がフローティングディフュージョンを備え、前記飽和電圧を前記フローティングディフュージョンの飽和時の電圧とすることを特徴とすることもできる。
これによれば、画質の良いフローティングディフュージョンアンプリファー型において、前記電圧レベル検知手段は、前記画素出力電圧と、前記フローティングディフュージョンの飽和蓄積時における前記画素出力電圧と同一の電圧を生成する飽和電圧生成手段からの電圧とを比較して、高輝度入射の有無を判定することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記電圧レベル検知手段は、前記画素部の飽和蓄積時における前記画素出力電圧と同一の電圧を生成する飽和電圧生成手段と、前記飽和電圧生成手段が生成した飽和電圧と前記画素出力電圧とを比較する判定手段とを備えることを特徴とすることもできる。
これによれば、飽和電圧生成手段が同一素子内の同一トランジスタで回路構成されているため、前記画素部における飽和電圧と同一の電圧が、製造工程に起因するトランジスタ閾値ばらつきに左右されずに、正確に生成できるため、前記画素部での高輝度入射の有無を即座かつ高精度に判定することができる。
また、本発明に係る固体撮像装置においては、前記飽和電圧生成手段は、前記画素部の領域外に形成され、前記判定手段は前記共通列信号線ごとに設けられることを特徴とすることもできる。
これによれば、各々の列信号線ごとに光電変換素子の出力電圧を判定することができ、高輝度入力されている列信号にのみ、即座かつ正確な補正を行うことができる。
なお、本発明は、このような固体撮像装置として実現することができるだけでなく、このような固体撮像装置を含むカメラとして実現したりすることもできる。
これにより、光電変換素子の出力信号が即座に判断でき、高輝度入射時の信号補正が可能なカメラを実現することができる。
本発明によれば、太陽光などの高輝度発光体を背景に撮影した場合に発生していた高輝度の部分を飽和信号レベルとして検出するのではなく、無信号レベルとして検出してしまう現象を、製造工程上必ず発生するトランジスタの閾値ばらつきの影響を受けず、多画素の高速連写撮影時でもリアルタイムに補正でき、比較的簡単な回路で固体撮像素子単体に組み込むことができるので、別途信号処理用素子あるいは回路に転送する必要がない補正回路を使用することで、高輝度の部分は飽和信号レベルとして正常に出力し、破綻のない自然な撮影画像を生成するMOS型固体撮像装置を提供することができる。
よって、本発明により、動画撮影時から静止画撮影時まで広範囲に白黒反転防止に対応でき、高画質のデジタルカメラを備えた携帯端末が普及してきた今日における本願発明の実用的価値は極めて高い。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図10は、本発明の実施の形態1に係る固体撮像装置の回路概略図である。
本発明の実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1は、図10に示されるように、固体撮像装置900と同様、2次元配列される複数(図示2つ)の画素部10an1,10an2と、列毎に設けられる複数(図示1つ)の共通列信号線Lnと、各共通列信号線Lnに接続されるロードトランジスタQ21aと、各共通列信号線Lnに配設されるサンプルホールドトランジスタQ31と、列毎に設けられる複数(図示1つ)の雑音信号除去回路40との他、電圧レベル検知回路50と、電圧制御回路60と、水平出力回路90とをさらに備えて構成される。
電圧レベル検知回路50は、電圧変換増幅トランジスタQ13aから共通列信号線Lnに出力される電圧を検知する。
電圧制御回路60は、電圧レベル検知回路50からの信号によって、共通列信号線Lnの電圧を直接制御する。より詳しくは、電圧制御回路60は、電圧レベル検知回路50の比較結果として出力される論理レベルによって、共通列信号線Lnの電圧を、電圧変換増幅トランジスタQ13aから出力される電圧に設定するか、あらかじめ定められた電圧に置換するかの制御をする。
なお、サンプルホールドトランジスタQ31と、雑音信号除去回路40と、電圧制御回路60とで、列信号処理回路80が構成される。
ここであらかじめ定められた電圧が、光電変換素子の初期化時の電圧と同一の電圧である場合、高輝度入射時に共通列信号線上に出現しない光電変換素子の初期化時の電圧を強制的に再現させることができ、正常に光電変換素子の電位変化を検出することができる。
なお、図11に示されるMOS型固体撮像装置7では、あらかじめ定められた電圧が、光電変換素子の飽和蓄積時の雑音信号除去回路の出力電圧すなわち水平出力回路90の入力に相当する電圧である場合を示しており、高輝度入射時に共通列信号線上に光電変換素子の初期化時の電圧が出現しない場合でも、強制的に雑音信号除去回路の出力部に、飽和レベル補正信号転送トランジスタQ63を介して飽和レベル補正信号70を入力することで、前記画素部の飽和蓄積時における雑音信号除去回路からの出力電圧を再現させて補正することができる。
図12は、MOS型固体撮像装置1および7の駆動タイミングを示す図である。
このタイミングは、画素部10an1がAMI型の光電変換素子PDの電荷検出に対して、電圧レベル検知回路50と電圧制御回路60とが能動的になるタイミングの一例を表している。
電圧レベル検知回路50からの信号によって、電圧変換増幅トランジスタQ13aから列毎に出力される電圧の直接制御を判断する電圧制御回路60は、水平ブランキング期間内に行なわれる光電変換素子PDから雑音信号除去回路40までの電荷検出期間のみを必要動作期間とし、必要動作期間以外は非動作状態に設定される。
したがって、消費電力を少なくしつつ、光電変換素子の出力信号が即座に判断でき、共通列信号線の電圧を、増幅回路から出力される電圧と光電変換素子の初期化電圧に対応する電圧とのいずれかに補正することができる。
(実施の形態2)
次いで、図10中に示している電圧レベル検知回路50の具体例について詳細に説明する。
図13は、電圧レベル検知回路50を具体化したMOS型固体撮像装置2の回路構成を示す図である。なお、同図においては、水平出力回路90等の図示が省略されている。
電圧レベル検知回路50は、各列毎に設けられる個別部501と、MOS型固体撮像装置に共通に1つ設けられる共通部502とから構成される。
共通部502は、飽和電圧生成用初期化トランジスタQ51aと、画素部10an1のリセットトランジスタQ12aと同一製法で同一サイズに構成されたリセットトランジスタQ12bと、電圧制御回路入力部用初期化トランジスタQ52とを備え、光電変換素子PDにおける飽和電圧と同一の電位を生成する飽和電圧生成回路として機能する。
個別部501は、画素部10an1の電圧変換増幅トランジスタQ13aと同一製法で同一サイズに構成された電圧レベル検知用トランジスタQ13bを備え、電圧変換増幅トランジスタQ13aから共通列信号線に出力される電圧と、共通部502が生成した飽和電圧と同一の電位に応じた電圧とに基づいて、光電変換素子PDにおける高輝度入射を判定する判定回路として機能する。
電圧レベル検知用トランジスタQ13bのドレインは共通列信号線Lnに、そのソースは電圧制御回路60の入力に、そのゲートは飽和電圧生成用初期化トランジスタQ51aとリセットトランジスタQ12bとにより生成された電圧レベルが入力されている。
次いで、MOS型固体撮像装置2の電荷検出動作について説明する。なお、ここでは、画素部10an1における電荷検出動作について説明する。
図14は、図13のMOS型固体撮像装置2の駆動タイミングを示す図である。
タイミングについて、時刻t1以降で行われる画素部10an1の蓄積電荷検出動作の前に、時刻t0でRSVSSパルスにより飽和電圧生成用初期化トランジスタQ51aをONにするとともに、RSVDDパルスにより電圧制御回路入力部用初期化トランジスタQ52をONにする。
これにより電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートには、光電変換素子PDの飽和電圧が入力され、ソースには電源電圧VDDの電圧が入力される。
時刻t1でVSELパルスにより画素部10an1の行選択トランジスタQ14をONにすると、共通列信号線Lnに画素部10an1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して信号が出現するが、高輝度な入射光が入力したとき、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルが極度に低下し、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートを電荷が通過して行き、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのソース電位、すなわち電圧制御回路60の入力は、電源電圧VDDの電圧(論理レベル的にHigh)であったものが、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルと同等になり、論理レベル的にLow電位へと変化する。
この変化を後段の電圧制御回路60が検知し、補正動作を開始することになる。
ここで電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートに入力する電圧レベルとして、光電変換素子PDを初期化するリセットトランジスタQ12aのゲートがOFFの時に決まるレベルと同一にした理由は、高輝度な入射光が入力した場合に光電変換素子PDに蓄積される電圧レベルは、リセットトランジスタQ12aのゲートがOFFになった時の閾値によって決まり、これ以上低い電圧レベルにはならないからである。ドレインを電源電圧VDD、ソースをフローティングなノードとした場合、リセットトランジスタQ12aのゲートをOFFした時に決まるソース電位がこれに相当する。これによって光電変換素子PDに蓄積される飽和電荷を不要に掃き捨てすることなくレベル検知ができるため、ダイナミックレンジを最大限活用することができる。
また、製造工程によるトランジスタの閾値ばらつきが発生した場合を想定して、電圧レベル検知回路50に入力するリセットトランジスタQ12aのゲートがOFFになった時の飽和電圧の生成には、光電変換素子PD群を2次元状の撮像領域以外にも別途設けることにより、2次元状の撮像領域内の光電変換素子PDと全く同一の電圧レベルを入力することができるようにしており、製造工程上必ず発生するトランジスタの閾値ばらつきに左右されずに、精度のよい判定ができるようにしている。
(実施の形態3)
次いで、図10中に示している電圧制御回路60の具体例について詳細に説明する。
図15は、電圧制御回路60を具体化したMOS型固体撮像装置3の回路構成を示す図である。なお、同図においても、水平出力回路90等の図示が省略されている。
電圧制御回路60は、各列毎に設けられる個別部601aと、MOS型固体撮像装置に共通に1つ設けられる共通部602とから構成される。
共通部602は、初期化電圧生成のために画素部10an1のリセットトランジスタQ12aと同一製法で同一サイズに形成されるリセットトランジスタQ12cと、飽和電圧生成のためにGNDレベルにリセットするGNDレベル設定用トランジスタQ51bと、生成された初期化電圧または飽和電圧をゲートとする検出トランジスタQ13cと、ソースフォロア回路を形成するロードトランジスタQ21bとから構成され、光電変換素子PDの初期化電圧が出力された共通列信号線Lnの電圧レベルと同一の電圧を生成する初期化電圧生成回路として機能する。 個別部601aは、高輝度入射によってゲートがLowレベルに変化する共通列信号線接続トランジスタQ61と、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのソースを入力とするインバータ回路INVと、そして、インバータ回路INVの出力をゲートとして、共通列信号線Lnと検出トランジスタから出力される補正信号線Lsとを接続する補正信号線接続トランジスタQ62と、補正信号線接続トランジスタQ62のゲートとインバータ回路INVの出力を接続するトランジスタQ63とから構成され、共通部602により生成された同一の電圧を共通列信号線Lnに入力することによって、光電変換素子PDの初期化電圧を置換する置換回路として機能する。
図16は、図15のMOS型固体撮像装置3の駆動タイミングを示す図である。
高輝度入射があった場合のタイミングについて、時刻t0でRSVSSパルスにより飽和電圧生成用初期化トランジスタQ51a,GNDレベル設定用トランジスタQ51bをONにすることで、補正信号線Lsには、光電変換素子PDの飽和電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧が発生する。
時刻t1でVSELパルスにより画素部10an1の行選択トランジスタQ14をONにすると、共通列信号線Lnに画素部10an1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して信号が出現するが、高輝度な入射光が入力したとき、上述したように電圧制御回路60の入力は、電源電圧VDDの電圧(論理レベル的にHigh)であったものが、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルと同等になり、論理レベル的にLow電位へと変化する。これを後段のインバータ回路INVを介することにより、電圧制御回路出力電圧(補正信号線接続トランジスタQ62のゲート)は、論理レベル的にHigh電位となり、補正信号線Lsと共通列信号線Lnを接続する。
このとき、同時に共通列信号線接続トランジスタQ61は、高輝度入射によってゲートがLowレベルに変化するため、2次元状の撮像領域からの共通列信号線Lnの出力は遮断される。この時点で、補正信号線Lsの電圧すなわち、光電変換素子PDの飽和電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧が、もともとの共通列信号線Ln出力と置換されて雑音信号除去回路40へと入力される。
時刻t3において、雑音信号除去回路40内部のCPパルスによって、蓄積信号としてクランプされたのち、時刻t5において、光電変換素子PDの初期化レベルを検知するタイミングで、RESETパルスによりリセットトランジスタQ12a,Q12cをONすることで、補正信号線Lsには、光電変換素子PDの初期化電圧が出力された共通列信号線Lnの電圧レベルと同一の電圧が現れ、もともとの共通列信号線Ln出力と置換されて雑音信号除去回路40へと入力される。
時刻t6以降で、雑音信号除去回路40内部で相関二重サンプリングが行われて、雑音除去された正常な光電変換素子PDの電荷検出を行うことができる。
上述したように補正信号線Lsには、光電変換素子PDの飽和電圧および初期化電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧を生成しているが、その理由は、飽和直後の光電変換素子PDに蓄積される電圧レベルは、リセットトランジスタのゲートがOFFになった時の閾値によって決まり、初期化直後の光電変換素子PDに蓄積される電圧レベルは、リセットトランジスタのゲートがONになった時の閾値によって決まるからである。
また、製造工程によるトランジスタの閾値ばらつきが発生した場合を想定して、光電変換素子PD群を2次元状の撮像領域以外にも別途設けて、光電変換素子PDの飽和電圧および初期化電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧を生成しているので、2次元状の撮像領域内の光電変換素子PDと全く同一の電圧レベルを入力することができるようにしており、製造工程上必ず発生するトランジスタの閾値ばらつきに左右されずに、正確な電圧レベルの入力ができるようにしている。
(実施の形態4)
上記の電圧制御回路60は、水平ブランキング期間内に行なわれる光電変換素子PDから雑音信号除去回路40までの電荷検出期間のみ稼動状態にして、それ以外の水平走査期間においては、非稼動状態に設定されることにより、消費電力の低減を行うことができる。この具体例を図17に示す。
図17は、電圧制御回路60の消費電力の低減を図ったMOS型固体撮像装置4の回路構成を示す図である。なお、同図においても、水平出力回路90等の図示が省略されている。
電圧制御回路60の個別部601bは、個別部601aの構成に加えて、インバータ回路INVの入力とグランドとの間に配設される電流削減トランジスタQ64と、補正信号線接続トランジスタQ62のゲートとグランドとの間に配設される電流削減トランジスタQ65とをさらに備えて構成される。
図18は、図17のMOS型固体撮像装置4の駆動タイミングを示す図である。
高輝度入射があった場合のタイミングについて、時刻t00にて、電圧制御回路用電流削減パルスAにより電流削減トランジスタQ64をONし、電圧制御回路60の入力端子を論理レベル的にLow電位にする。これにより、後段のインバータ回路INVの電流経路が遮断される。次に時刻t0から時刻t8まで、実施の形態1にある光電変換素子PDの電荷検出動作が完了したのち、電圧制御回路用電流削減パルスBにより電流削減トランジスタQ65をONし、電圧制御回路出力電圧(補正信号線接続トランジスタQ62のゲート)を論理レベル的にLowにして、補正信号線Lsと共通列信号線Lnとの接続をOFFし、電圧制御回路用電流削減パルスAにより電流削減トランジスタQ64をONして、電圧制御回路入力電圧(電圧レベル検知用トランジスタQ13bのソース)を論理的にLowにして、インバータ回路INVの電流経路を遮断している。これにより、不必要な電流消費をなくすことができる。
(実施の形態5)
上記の入射光を電荷に変換する光電変換素子PDにおける電位として、光電変換素子PDから電荷検出部(フローティングディフュージョン)に蓄積電荷を転送する機能を備えたフローティングディフュージョンアンプリファー型における電荷検出部(フローティングディフュージョン)の電位を適用することもできる。
図19に回路図を示す。
図19は、FDA型のMOS型固体撮像装置5の回路構成を示す図である。なお、同図においても、水平出力回路90等の図示が省略されている。
図17との相違点は、画素部10bn1がAMI型からFDA型になっていることである。
すなわち光電変換素子PDの蓄積電荷を転送トランジスタQ11によって、一旦フローティングディフュージョンFDに転送し、フローティングディフュージョンの電位を電圧変換増幅トランジスタQ13aによって、電圧出力している。
高輝度入射があった場合のタイミングを図20に示す。
時刻t00で電圧制御回路用電流削減パルスAにより電流削減トランジスタQ64をONし、電圧制御回路60の入力端子を論理レベル的にLow電位にする。これにより、後段のインバータ回路INVの電流経路が遮断される。
次に時刻t0にて、RSVSSパルスとRSVDDパルスをONする。これにより電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートには、光電変換素子PDの飽和電圧が入力され、ソースには電源電圧VDDの電圧が入力される。時刻t1で画素部10an1のVSELパルスにより行選択トランジスタQ14をONにすると、共通列信号線Lnに画素部10an1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して信号が出現するが、高輝度な入射光が入力したとき、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルが極度に低下し、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートを電荷が通過して行き、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのソース電位すなわち電圧制御回路60の入力は、電源電圧VDDの電圧(論理レベル的にHigh)であったものが、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルと同等になり、論理レベル的にLow電位へと変化する。この変化を後段の電圧制御回路60も検知して、電圧制御回路出力電圧が論理的にHighとなり、補正信号線Lsの電圧を共通列信号線Lnに接続する。このとき、同時に共通列信号線接続トランジスタQ61は、高輝度入射によってゲートがLowレベルに変化するため、2次元状の撮像領域からの共通列信号線Ln出力は遮断される。時刻t3でRESETパルスによりリセットトランジスタQ12a,Q12cをONすると、補正信号線Lsの電圧すなわち、光電変換素子PDの初期化電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧が、もともとの共通列信号線Ln出力と置換されて雑音信号除去回路40へと入力される。時刻t3において、雑音信号除去回路40内部のCPパルスによって、初期化信号としてクランプされたのち、時刻t5において、光電変換素子PDの蓄積信号レベルを検知するタイミングで、RSVSSパルスにより飽和電圧生成用初期化トランジスタQ51a,GNDレベル設定用トランジスタQ51bをONすることで、補正信号線Lsには、光電変換素子PDの飽和電圧が出力された共通列信号線Lnの電圧レベルと同一の電圧が現れ、もともとの共通列信号線Ln出力と置換されて雑音信号除去回路40へと入力される。時刻t6以降で、雑音信号除去回路40内部で相関二重サンプリングが行われて、雑音除去された正常な光電変換素子PDの電荷検出を行うことができる。
(実施の形態6)
上記の入射光を電荷に変換する光電変換素子PDにおける電位として、光電変換素子PDから電荷検出部(フローティングディフュージョン)に蓄積電荷を転送する機能を備えたフローティングディフュージョンアンプリファー型における電荷検出部(フローティングディフュージョン)の初期化電圧を適用することもできる。
図21に回路図を示す。
図21は、FDA型のMOS型固体撮像装置6の回路構成を示す図である。なお、同図においても、水平出力回路90等の図示が省略されている。
MOS型固体撮像装置4との相違点は、画素部がAMI型からFDI型になっていることである。すなわち、画素部10bn1において、光電変換素子PDの蓄積電荷を転送トランジスタQ11によって、一旦フローティングディフュージョンFDに転送し、フローティングディフュージョンFDの電位を電圧変換増幅トランジスタQ13aによって電圧に変換して出力していることである。
高輝度入射があった場合のタイミングを図22に示す。
時刻t00で電圧制御回路用電流削減パルスAにより電流削減トランジスタQ64をONし、電圧制御回路60の入力端子を論理レベル的にLow電位にする。これにより、後段のインバータ回路INVの電流経路が遮断される。次に時刻t0にて、RSVSSパルスとRSVDDパルスをONする。これにより電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートには、光電変換素子PDの飽和電圧が入力され、ソースには電源電圧VDDの電圧が入力される。時刻t1でVSELパルスにより画素部10bn1の行選択トランジスタQ14をONにすると、共通列信号線Lnに画素部10bn1の電圧変換増幅トランジスタQ13aを介して信号が出現するが、高輝度な入射光が入力したとき、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルが極度に低下し、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのゲートを電荷が通過して行き、電圧レベル検知用トランジスタQ13bのソース電位すなわち電圧制御回路60の入力は、電源電圧VDDの電圧(論理レベル的にHigh)であったものが、共通列信号線Lnに出力される電圧レベルと同等になり、論理レベル的にLow電位へと変化する。この変化を後段の電圧制御回路60も検知して、電圧制御回路出力電圧が論理的にHighとなり、補正信号線Lsの電圧を共通列信号線Lnに接続する。このとき補正信号線Lsの電圧は、光電変換素子PDの初期化電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧が出力されている。このとき同時に共通列信号線接続トランジスタQ61は、高輝度入射によってゲートがLowレベルに変化するため、2次元状の撮像領域からの共通列信号線Ln出力は遮断される。時刻t3の時点で、補正信号線Lsの電圧すなわち、光電変換素子PDの初期化電圧が出力された共通列信号線Lnと同一の電圧が、もともとの共通列信号線Ln出力と置換されて雑音信号除去回路40へと入力される。時刻t3において、雑音信号除去回路40内部のCPパルスによって、初期化信号としてクランプされたのち、時刻t5において、光電変換素子PDの蓄積信号レベルを検知するタイミングで、RSVDDパルスをONにすることで、電圧制御回路60の入力は、電源電圧VDDの電圧(論理レベル的にHigh)となり、共通列信号線接続トランジスタQ61のゲートがHighレベルに変化するため、2次元状の撮像領域からの共通列信号線Ln出力がふたたび接続される。このとき同時に電圧制御回路用電流削減パルスBにより電流削減トランジスタQ65をONし、電圧制御回路出力電圧を論理レベル的にLowにして、補正信号線Lsと共通列信号線Lnとの接続を遮断する。これにより、2次元状の撮像領域からの光電変換素子PDの飽和電圧が出力された共通列信号線Lnの電圧が雑音信号除去回路40へと入力される。時刻t6以降で、雑音信号除去回路40内部で相関二重サンプリングが行われて、雑音除去された正常な光電変換素子PDの電荷検出を行うことができる。
なお、本発明に係るカメラは、上記実施の形態1〜6に示した固体撮像装置や、レンズ等を備えて構成され、上記と同様の構成、作用、効果を奏する。
図23は、上述の実施の形態1〜6の固体撮像装置を用いたカメラの構成を示す図である。
図23に示されるようにカメラ400は、被写体の光学像を撮像素子に結像させるレンズ401と、レンズ401を通過した光学像の光学処理を行うミラーや、シャッタなどの光学系402と、上記の固体撮像装置により実現されるMOS型撮像素子403と、信号処理部410と、タイミング制御部411等とを備える。タイミング制御部411は、MOS型撮像素子403から出力されるフィールドスルーの信号と出力信号との差分をとるCDS回路404と、CDS回路404から出力されるOBレベルの信号を検出するOBクランプ回路405と、OBレベルと有効画素の信号レベルとの差分をとり、その差分のゲインを調整するGCA406と、GCA406から出力されたアナログ信号をデジタル信号に変換するADC407等とから構成される。タイミング制御部411は、ADC407から出力されたデジタル信号に信号処理を施すと共に、駆動タイミングの制御を行うDSP408と、DSP408の指示に従って、MOS型撮像素子403に対して種々の駆動パルスを種々のタイミングで発生させるTG409等とから構成される。
このように構成されたカメラ400によれば、上記の固体撮像装置により実現されるMOS型撮像素子403によって、画素部の出力信号レベルを固体撮像素子内部で即座に判定し、高輝度入射時の信号に補正をかけることができる高画質のカメラを実現することができる。
なお、ここでは固体撮像装置としてMOS型を用いた場合について説明したが、CCD型であってもよい。
本発明に係るMOS型固体撮像装置は、太陽光などの高輝度発光体を背景にした撮影した場合に無信号レベルとして検出してしまう現象を起こすことがなく、多画素の高速連写撮影時でも自然な撮影画像を生成することができ、このMOS型固体撮像装置を備えるビデオカメラやデジタルカメラ、携帯電話等PDAに搭載されるカメラに適用することができる。
図1は、AMI型の固体撮像装置の構成を示す図である。 図2は、図1の固体撮像装置900の駆動タイミングを示す図である。 図3は、FDA型の固体撮像装置の構成を示す図である。 図4は、図3の固体撮像装置950の駆動タイミングを示す図である。 図5は、固体撮像装置900の正常動作時のポテンシャル図である。 図6は、固体撮像装置900の高輝度入射時のポテンシャル図である。 図7は、固体撮像装置950の正常動作時のポテンシャル図である。 図8は、固体撮像装置950の高輝度入射時のポテンシャル図である。 図9は、固体撮像装置950の寄生NPN構造を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置1である。 図11は、本発明の実施の形態1に係るMOS型固体撮像装置7である。 図12は、MOS型固体撮像装置1の駆動タイミングを示す図である。 図13は、電圧レベル検知回路50を具体化したMOS型固体撮像装置2の回路構成を示す図である。 図14は、図13のMOS型固体撮像装置2の駆動タイミングを示す図である。 図15は、電圧制御回路60を具体化したMOS型固体撮像装置3の回路構成を示す図である。 図16は、図15のMOS型固体撮像装置3の駆動タイミングを示す図である。 図17は、電圧制御回路60の消費電力の低減を図ったMOS型固体撮像装置4の回路構成を示す図である。 図18は、図17のMOS型固体撮像装置4の駆動タイミングを示す図である。 図19は、FDA型のMOS型固体撮像装置5の回路構成を示す図である。 図20は、図19のMOS型固体撮像装置5の駆動タイミングを示す図である。 図21は、FDA型のMOS型固体撮像装置6の回路構成を示す図である。 図22は、図21のMOS型固体撮像装置5の駆動タイミングを示す図である。 図23は、上述の実施の形態1〜6の固体撮像装置を用いたカメラの構成を示す図である。
符号の説明
1〜6 MOS型固体撮像装置
10an1,10an2,10bn1,10bn2 画素部画素部
40 雑音信号除去回路
50 電圧レベル検知回路
60 電圧制御回路
70 飽和レベル補正信号
80 列信号処理回路
90 水平出力回路
C41 クランプ容量
C42 サンプリング容量
FD フローティングディフュージョン
Ln 共通列信号線
Ls 補正信号線
PD 光電変換素子
Q11 転送トランジスタ
Q12aリセットトランジスタ
Q13a 電圧変換増幅トランジスタ
Q14 行選択トランジスタ
Q21a ロードトランジスタ
Q31 サンプルホールドトランジスタ
Q42 クランプトランジスタ
Q51a GNDレベル設定用トランジスタ
Q52 電圧制御回路入力部用初期化トランジスタ
Q61 共通列信号線接続トランジスタ
Q64 電流削減トランジスタ
Q65 電流削減トランジスタ
Q62 補正信号線接続トランジスタ
Q63 飽和レベル補正信号転送トランジスタ

Claims (13)

  1. 1次元または2次元に配置された画素部と、
    前記画素部から共通列信号線に出力される画素出力電圧を検知する電圧レベル検知手段と、
    前記電圧レベル検知手段の論理出力電圧および前記画素出力電圧に基づいて、水平出力手段に所定の電圧を出力する列信号処理手段とを備え、
    前記列信号処理手段は、前記論理出力電圧によって、前記画素出力電圧に対応する電圧および固定電圧のいずれかを出力し、
    前記列信号処理手段は、前記画素出力電圧を入力とし、前記水平出力手段に電圧を出力する雑音信号除去手段を有し、
    前記雑音信号除去手段は、前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧と、前記画素部の蓄積時における前記画素出力電圧との差分を出力する
    ことを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記画素部は、
    入射光を電荷に変換する光電変換素子と、
    前記光電変換素子に蓄積された電荷を電圧出力する増幅手段と
    を有することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記列信号処理手段は、電圧制御手段をさらに備え、前記列信号処理手段が前記固定電圧を出力する場合は、前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧の代わりに、予め定められた初期化電圧を前記電圧制御手段から前記雑音信号除去手段に入力する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  4. 前記電圧制御手段は、
    前記画素部の初期化時における前記画素出力電圧と同一の電圧を生成する初期化電圧生成手段と、
    前記初期化電圧生成手段が生成した初期化電圧を前記共通列信号線に入力することによって、前記画素部の初期化状態を再現する置換手段と
    を備えることを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  5. 前記初期化電圧生成手段は、前記画素部の領域外に形成され、
    前記置換手段は共通列信号線ごとに設けられる
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  6. 前記電圧制御手段は、水平ブランキング期間内に行なわれる前記画素部から前記雑音信号除去手段までの電荷検出期間を動作期間とし、前記動作期間以外は非動作状態に設定される
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  7. 前記画素部がフローティングディフュージョンを備え、前記初期化電圧を前記フローティングディフュージョンの初期時の電圧とする
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  8. 前記列信号処理手段は、電圧制御手段をさらに備え、前記列信号処理手段が前記固定電圧を出力する場合は、予め定められた飽和電圧を前記電圧制御手段から前記水平出力手段に出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  9. 前記電圧制御手段は、水平ブランキング期間内に行なわれる前記画素部から前記雑音信号除去手段までの電荷検出期間を動作期間とし、前記動作期間以外は非動作状態に設定される
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  10. 前記画素部がフローティングディフュージョンを備え、前記飽和電圧を前記フローティングディフュージョンの飽和時の電圧とする
    ことを特徴とする請求項記載の固体撮像装置。
  11. 前記電圧レベル検知手段は、
    前記画素部の飽和蓄積時における前記画素出力電圧と同一の電圧を生成する飽和電圧生成手段と、
    前記飽和電圧生成手段が生成した飽和電圧と前記画素出力電圧とを比較する判定手段と
    を備えることを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  12. 前記飽和電圧生成手段は、前記画素部の領域外に形成され、前記判定手段は前記共通列信号線ごとに設けられる
    ことを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  13. 求項から請求項1のいずれか1項記載の固体撮像装置を備えることを特徴とするカメラ。
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