JP4274550B2 - トナーの製造方法、トナー、二成分現像剤及び画像形成装置 - Google Patents
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B群:マレイン酸、フマール酸、メサコニン酸、シトラコン酸、イタコン酸、グルタコン酸、フタール酸、イソフタール酸、テレフタール酸、シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、アジピン酸、セバチン酸、マロン酸、リノレイン酸、又はこれらの酸無水物又は低級アルコールのエステルなど。
C群:グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリトールなどの3価以上のアルコール、トリメリト酸、ピロメリト酸、などの3価の以上のカルボン酸など。
まず、以下の材料をヘンシェルミキサーにて混合した。
顔料:キナクリドン系マゼンタ顔料
(C.I. Pigment Red 122) :50部
結着樹脂:ポリオール樹脂
(ガラス転移温度60℃、残留溶剤400ppm、以下同じ):50部
水 :30部
結着樹脂:ポリエステル樹脂 :87.0重量%
(溶解度パラメーター 9.8)
(ガラス転移温度60℃、残留溶剤400ppm、以下同じ)
着色剤:マスターバッチ1 :11.0重量%
帯電制御剤:サリチル酸亜鉛塩 :2.0重量%
(溶解度パラメーター 14.3)
結着樹脂 ポリエステル樹脂 :69.2重量%
着色剤 マスターバッチ1 :8.8重量%
帯電制御剤 サリチル酸亜鉛塩 :2.0重量%
微粉再利用
微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子1 :20重量%
・帯電量Q/M:トナー及びキャリアをトナー濃度5%になるように計量し、所定の温度環境(20〜25℃)下に1時間静置して保管した後、所定の湿度環境(60〜65%)下で10分間攪拌混合した。これを500メッシュの網をセットした測定用ゲージに入れ、30秒間ブローオフし、飛散した粉体の電荷量Q(μC)と質量M(g)を測定し、帯電量Q/M(μC/g)とした。
・ランニング評価:得られた2成分現像剤を株式会社リコー製Imagio color8100改造機にセットし、単色モードで一万枚のランニングを実施した後、現像部回りのトナー飛散程度を評価した。
・画像濃度:マクベス濃度計により測定した。
・地肌汚れ(地肌濃度):マクベス濃度計により測定した。
・画像ザラツキ、画像チリ、機内汚れ:5段階のランク評価を行い、ランク3以上を許容した。
・平均粒径:コールターマルチサイザーにて測定し、μmで表示した。
・ガラス転移温度:DSC分析機にて測定した。
・残留溶剤量:ガスクロマトグラフィーにて分析。ppm単位で表示した。
A2トナー、B2トナーとも、帯電量が−22μC/gと同等で、地肌画像濃度が0.07、画像濃度1.50、画像ザラツキ、画像チリ、機内汚れもランク4と良好な画像、ランニング結果を得た。また、粉砕粒子A、粉砕粒子Bの帯電量も共に−23μC/gと同等であった。
マスターバッチとトナーは、実施例1と同様の操作を繰り返し、粉砕粒子A、トナーA2及び微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子1を得た。
結着樹脂 ポリエステル樹脂 :69.6重量%
着色剤 マスターバッチ1 :8.8重量%
帯電制御剤 サルチル酸亜鉛塩 :1.6重量%
微粉再利用
微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子1 :20重量%
以下の材料をヘンシェルミキサーにより混合した以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、粒径6.8μmの粉砕粒子D、トナーD2、微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子2を得た。
結着樹脂 ポリエステル樹脂 :89.0重量%
着色剤 カーボンブラック :9.0重量%
帯電制御剤 サリチル酸亜鉛塩 :2.0重量%
結着樹脂 ポリエステル樹脂 :61.8重量%
着色剤 カーボンブラック :6.2重量%
帯電制御剤 サリチル酸亜鉛塩 :2.0重量%
微粉再利用
微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子2 :30.0重量%
実施例2の帯電制御剤を含クロムアゾ染料(溶解度パラメーター 11.7)にした以外は、実施例2と同様の操作を繰り返し、トナー化した。
実施例2の帯電制御剤をサリチル酸亜鉛塩B(溶解度パラメーター:15.1)、結着樹脂をポリエステル樹脂B(溶解度パラメーター:9.0)にした以外は、実施例2と同様の操作を繰り返し、トナー化した。
実施例2と同様の操作を繰り返し、粒径6.8μmの粉砕粒子D、トナーD2、微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子2を得た。
結着樹脂 ポリエステル樹脂 :62.3重量%
着色剤 カーボンブラック :6.3重量%
帯電制御剤 サリチル酸亜鉛塩 :1.4重量%
微粉再利用
微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子2 :30.0重量%
以下の材料をヘンシェルミキサーにて混合した。
顔料:キナクリドン系マゼンタ顔料
(C.I. Pigment Red122) :50部
結着樹脂:ポリオール樹脂 :50部
水 :30部
実施例1の結着樹脂をエポキシ樹脂(溶解度パラメーター11.2、ガラス転移温度60℃、残留溶剤400ppm)に代えた以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、粉砕粒子K、トナーK2、微粉分級にて発生した所定の粒径よりも小さい粒子3を得た。このとき、樹脂残留溶剤は500ppmであった。
結着樹脂中の溶剤成分が300ppm以下と結着樹脂の溶剤量少なくした以外は、実施例4と同様の操作を繰り返し、実施例5のトナーを得た。
トナー形成用結着樹脂のガラス転移温度を62℃と高くした以外は、実施例1と同様の操作を繰り返し、実施例6のトナーを得た。このとき、粉砕機内部のトナー固着状態を観察すると、実施例1より少なく、メンテナンスの時間が短縮し、連続稼働時間が向上した。
Claims (6)
- 結着樹脂と、顔料と、帯電制御剤とを含有し、前記結着樹脂内に前記顔料を分散させたマスターバッチを含む原材料であり、当該マスターバッチは、当該顔料としての乾燥粉体顔料と、当該結着樹脂と、水とを混合した後、加熱混練しながら水を除去し、混練した後の110℃における乾燥減量が0.01〜10.0%であり、前記原材料を混合して溶融混練したものを冷却した後、粉砕し、分級する一連の工程において製造した所定の粒径よりも小さい粒子を再利用するため、当該所定の粒径よりも小さい粒子を、結着樹脂と、顔料と、帯電制御剤とを含有する原材料に混合し、その後、溶融混練して冷却した後、粉砕し、分級することによりトナーを製造するトナーの製造方法であって、
前記帯電制御剤の溶解度パラメーターと前記結着樹脂の溶解度パラメーターの差が2.4以上6.0以下であり、かつ、前記所定の粒径よりも小さい粒子の全混合量に対する混合比率が20wt%以上30wt%以下であり、かつ、前記帯電制御剤の全混合量に対する混合比率は、前記一連の工程において前記所定の粒径よりも小さい粒子を再利用しない場合と同様になるようにすることを特徴とするトナーの製造方法。 - 前記結着樹脂は、エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1記載のトナーの製造方法。
- 前記結着樹脂は、残留溶剤が300ppm以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のトナーの製造方法。
- 請求項1ないし3のいずれか1項に記載のトナーの製造方法により製造されたものであることを特徴とするトナー。
- 請求項4に記載のトナーと、シリコン樹脂コートキャリアとを含むことを特徴とする二成分現像剤。
- 請求項5に記載の二成分現像剤を用いてなることを特徴とする画像形成装置。
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