JP4273773B2 - リシール性を備えた易開封性容器蓋の製法 - Google Patents

リシール性を備えた易開封性容器蓋の製法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、易開封性容器蓋の製造方法に関し、特に、パーシャルオープンタイプの容器蓋で、一旦開封した開口を再び仮封止する等の暫定再封止が可能な開封口リシール性を備えた易開封性容器蓋の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
易開封性容器蓋(イージー・オープン蓋)は、食缶や飲料缶等の食品容器蓋として広く使用されているが、これには、コーラ、ビール、ジュース等の各種飲料を収容する飲料缶の缶蓋に主に使用されるパーシャルオープンタイプの容器蓋と、主に缶詰、インスタントラーメン、スナック菓子等の食缶の缶蓋に使用されるフルオープンタイプの容器蓋とがある。
【0003】
又、パーシャルオープンタイプの容器蓋には、易破断開口片が引剥がし開封により容器蓋から完全に切り離されるプルトップ・タブ・タイプのものと易破断開口片の一部を容器蓋に連結させたまま容器内に押し込む等により、開封後も破断開口片が容器蓋から切り離されないステイオン・タブ・タイプのものとがある。
【0004】
しかし、開口片が容器蓋から完全に切り離される、所謂、プルトップ・タブ・タイプのものは、切り離された開口片が鋭利な破断面を有する等のため、単にゴミとして環境を汚すだけでなく、不用意に捨てられるとそれに触れたり、それを口にした幼児等に不測の危害を与え、且つ、自然界に散乱した場合も魚や鳥、動物等に損傷を与える可能性があるため、近年、上記のような問題がないステイオン・タブ・タイプのものが多く使用されるようになってきている。
【0005】
このような容器蓋には、易開封性や密封性と共に内容物の性質如何よっては耐内圧強度や耐腐食性、特に内容物中への溶出が無いことが強く求められる。
このため、従来から高強度で、可撓性に富み、且つ耐食性に優れた積層材、特に、金属箔や樹脂薄板等の基材に非溶出性の樹脂を被覆した積層材からなる蓋本体やタブが多く用いられている。
【0006】
例えば、特許文献1には、易開封性とバリヤ性に優れ、且つ、耐内圧強度を強化する目的で、開口を有する蓋体となる基材(熱可塑性樹脂)にヒートシール性を有する積層体を接着層を介して接着し、積層体の接着強度が積層体の層間接着強度より強く、接着層の引張強度が積層体の層間接着強度より弱く構成したことを特徴とする易開封性蓋体が開示されている。
【0007】
又、特許文献2には両面樹脂被覆した金属箔積層体からなる開封片と予め開口形成され、該開口の周縁端部が特定構造に保護被覆された樹脂被覆金属板蓋体とを熱接着させて成る易開封性容器蓋の発明が開示されている。
【0008】
【特許文献1】
特開平11ー011526号公報
【特許文献2】
特公昭60ー1216号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようにパーシャルオープンタイプのステイオン・タブ容器蓋が一般的となった極最近に至り、この容器蓋にリシール性を持たせ、一旦開封した開口を再び軽く仮止する等により容器内を暫時再密閉したり、蓋付きのままレトルト処理したり出来る易開封性容器蓋の提供が俄に要望されるようになってきた。
然し、易開封性容器は、本来一回限りの使い捨て使用が原則で、開封も一回限りで、開封された後の容器蓋開口のリシール(再封止)は、従来考えられなかったと云って過言ではない。
【0010】
事実、本発明者が調査した限りにおいて、一旦開封した開口部のリシールを目的とした易開封性容器蓋の提案は一件も見出すことは出来なった。
然も、容器蓋を実質的に漏れなく、且つ、安全、確実にリシールするには、リシール時に、ある程度の開口密封性が必要であると共に、更に、少なくとも一度開封され、その後リシールされた蓋と未だ未開封の蓋とが容易に識別でき、缶の内容物が知らぬ間に変更されていない保証を容易に得ることが出来るようにすることが悪戯や犯罪予防等の見地から特に重要である。
【0011】
既に述べた従来の樹脂被覆金属箔タブ又は開封片等では、それを用いてリシールした場合、密封性が殆ど得られなかったり、リシール時の密閉性が得らるものであっても既開封と未開封との識別が付き難かったりして、上記目的を充分に達成することが出来ない。
【0012】
本発明者等は、上記課題の解決に向け鋭意研究を重ねた結果、開封片である開封用タブに、蓋体の開口に嵌合し得るプラグ部材を付設する構成により、上記リシール性が充分に達成出来、且つ、既開封、未開封の識別も容易に出来ることを見出しその知見に基づいて本発明を完成させるに至った。
【0013】
従って、本発明の目的は、リシール性を備えた易開封性容器蓋、特に、パーシャルオープンタイプのステイ・オン・タブ付き容器蓋で、一旦開封した開口を再び仮封止する等の暫定再封止が繰り返し可能な開封口リシール性を備え、樹脂被覆タブのみで開口部をカバーする形態のものに比べて顕著にリシール封止性に優れた易開封性容器蓋の製法を提供するにある。
【0014】
又、本発明の他の目的は、少なくとも一度は開封され、その後リシールされた蓋と未だ未開封の蓋とが容易に識別でき、個々の缶内容物が知らぬ間に変更されていない保証が容易に得られる易開封性容器蓋の製法を提供するにある。
又、本発明の別の目的は、従来品に比べ、耐圧、落下強度が大幅に向上した易開封性容器を形成し得る容器蓋の製法を提供するにある。
又、本発明の更に別の目的は、開口周辺部での接着面積を小さくすることが出来るため易開封性が顕著に向上した容器蓋の製法を提供するにある。
【0015】
更に、本発明の別の目的は、従来のステイ・オン・タブ付き容器蓋のように開口片が缶内に入らないため、衛生的に優れた易開封性容器蓋の製法を提供するにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、予め形成された開口部を備えた蓋部材の該開口部の端縁処理をする工程、可撓性タブ部材及びプラグ部材を夫々成形する工程、蓋部材の外面側となる面に、前記可撓性タブ部材及びプラグ部材を、プラグ部材が蓋部材の開口部に嵌合し、プラグ部材を可撓性タブ部材が覆うように蓋部材外面上に設置して、可撓性タブ部材とプラグ部材を接着一体化して開封用タブを成形すると同時に蓋部材外面に可撓性タブ部材を接着する工程、とから成ることを特徴とする易開封性容器蓋の製法が提供される。
【0017】
本発明により得られる易開封性容器蓋は、開封用タブ(開封片)が可撓性タブ部材部分とプラグ部材部分とから成り、プラグ部材は蓋部材の開口部に嵌合する形状構造に形成されると共に前記タブ部材に接着して一体化され、一方、可撓性タブ部材は蓋部材開口周辺部で引剥し可能に密封接着されていることが構造上の顕著な特徴である。
【0018】
開封用タブが上記特定構造を有することにより、本発明の易開封性容器蓋は一度開封した後でもプラグを開口部に押し込むことで幾度でも簡易に暫定的な再シールが可能で、従来の樹脂膜被覆金属箔タブ(テープタブ)のみで開口部を覆う場合に比べて格段に優れたリシール性を示す。
然も、開封部分に於ける接着面積が開口周縁部のみの小面積で接着強度を比較的小さく出来るため開口性が向上する。
【0019】
更に、一度開封され、その後リシールされた蓋と未だ未開封の蓋とが夫々の状態での形状から容易に識別でき、個々の缶内容物が知らぬ間に変更されていない保証が容易に得られる。
更に、上記易開封性容器蓋の特定構成により、従来のものに比べて容器の耐圧、落下強度が大幅に向上される。
【0020】
本発明により得られる容器蓋において、蓋部材の開口端縁が、蓋外側へ折り曲げられるか、又はカーリングされるか、或いは、樹脂被覆により端縁処理された態様のものは、開封後の開口端縁が先鋭でなく、且つ、腐食等からも保護される。
然も、開封用タブのプラグ部材との嵌合馴染みが良く、リシールを繰り返してもプラグ部材を傷つけることが無いため嵌合状態を長く良好に維持することが出来好ましい。
【0021】
可撓性タブ部材としては、金属箔の両面に樹脂皮膜が形成された積層体からなるものがタブ引裂き時の引張り強度と可撓性とのバランス上、及び腐食耐性の点から好ましい。
【0022】
蓋部材は、周縁部に巻締加工部を有する金属製の部材であることが好ましい。
前記蓋部材が、外面側は少なくとも前記可撓性タブ部材に対し熱接着性を有し、内面側は可撓性タブ部材及びプラグ部材に対し非接着性であることが可撓性タブ部材やプラグ部材との密着性と内容物への非溶出性の両方を担保する観点から特に望ましい。
又、開封用タブが、その可撓性タブ部材に加えて、更に、プラグ部材も前記蓋部材の開口周辺部に接着されている態様のものは、特に、高温、衝撃等の過酷な条件に曝される容器の密閉性担保の観点からより好ましい。
【0023】
開封用タブが、その開封開始端部から前記開口を挟んだ対向側に位置して脱離困難に蓋部材に付着した部分を有し、開封後においても開封用タブが蓋部材から脱離しない容器蓋、特に、蓋部材に付着した部分の直前部分で、引剥がし方向にほぼ直交する方向に両側が切欠かれ該部分のタブ幅が狭められた形状である容器蓋構成のものは、該部分で引剥がし進行が容易に停止するため好ましい。
又、プラグ部材は、射出成形又は圧縮成形により形成された樹脂製プラグ部材或いはプレス成形により形成された金属製プラグ部材であることが好ましい。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のリシール性を備えた易開封性容器蓋及びその製造方法を図面を参照して詳細に述べる。
【0027】
図1乃至図4は、本発明の易開封性容器蓋の全体構成を説明するための斜視図であって、図1は組込前の状態での容器蓋の主要構成部材を示し、図2は容器蓋が開封された状態を示す。
又、図3は一部部材形状が異なる以外図1、2で示した容器蓋と同じ本発明の容器蓋の組込前主要構成部材を示し、図4はその容器蓋の未開封状態とその状態での蓋の断面構造を示す。
【0028】
図1、図2から明らかなように、本発明の容器蓋は、全体として示す蓋部材1と全体として示す開封用タブ2とからなる。
蓋部材1は、予め形成された開口1aを有し、開封用タブ2は、可撓性のタブ部材2aとプラグ部材2bとからなり、プラグ部材2bは蓋部材1の開口1aに嵌合するように、この図の容器の場合、ほぼ円錐台形に形成され、底面側が可撓性タブ部材2aの符号2dで表されている部分に接着される。
そして、開封用タブ2は、蓋部材1の開口1aを覆い、且つ、開口1aの周辺部とタブ2の可撓性タブ部材2aが密封接着するように設けられている。
【0029】
この容器蓋では開封用タブ2の接着は可撓性タブ部材2aの部分のみで行われているが、可撓性タブ部材2aのみでなくプラグ部材2bとも接着させることも可能で、この態様のものは、高温、衝撃等の過酷な条件に曝される容器の未開封時密閉性だけでなく、リシール時の密閉性をも含めてより良好な密閉性を担保出来る観点から好ましい。
又、開封用タブ2は、それが蓋部材1の開口部1a上に配設された状態での開封開始端2fから開口を挟んだ対向側部分に蓋部材1と強固に結合する部分を有し、図示した態様の容器蓋では、当該部分には3筋のカールが形成されている。
【0030】
この3筋のカール形状は蓋部材1の対応する位置にも設けられ、両者のこれらカール同志が接着されることにより両部材が強固に接合固定されている。
これにより、開封用タブ2をその開封開始端2fから引剥して容器開封した後においてもタブ2が蓋部材1から脱離しない構成となっている(図2参照:ステイオン・タブ・タイプ)。
【0031】
図3,4に示した容器蓋は、蓋部材1’と開封用タブ2’とからなり、蓋部材1’が開口1a’を有し、開封用タブ2’は、可撓性タブ部材2a’とプラグ部材2b’からなり、プラグ部材が開口1a’に嵌合するように形成されて可撓性タブ部材2a’に接着一体化される点は前記図1,2の容器と同じである。
そして、この容器蓋でも、開封用タブ2’は、開口1a’を覆い、且つ、その周辺部と可撓性タブ部材2a’とが密着状に設けられる。
ただ、この容器蓋には、前記図1,2の容器のカールは設けられてい無く、蓋部材1’と可撓性タブ部材2a’との接着部は平坦面である。
その替わりに、図3,4の容器蓋では、両部材の接着固定部分の直前部分2c’で可撓性タブ部材2a’が幅方向に両側から切欠かれ、ここで引剥進行が停止するように構成されている。
【0032】
上記本発明の易開封性容器蓋を開封するには、前記開封用タブ2(2’)のつまみ2e(2e’)を指でつまみながら該タブ2(2’)を、その開封開始端部2f(2f’)から手前側に引いて蓋部材1(1’)の開口部1a(1a’)上を引き剥がし、前記タブ2(2’)、蓋1(1’)両部材の固定接着部分の前で停止する。
又、一度開封した後のリシールは、開封用タブ2(2’)のプラグ部材2b(2b’)の接着部2d(2d’)上面を押圧する等によりプラグを開口に再嵌着させる。
【0033】
本発明の容器蓋の重要な特徴は、開封用タブに、開口に嵌合する形状のプラグ部材を付設した点にある。
このプラグ部材がやや肉厚であることにより、リシール時の弾性反発力等が強く、従来のテープタブのみで開口部を覆う場合に比べて格段に優れたリシール密封性を示す。
【0034】
上記本発明のプラグ部材には、必ずしもこれに限定される訳ではないが、樹脂製プラグとメタル製プラグとが好適に使用できる。
【0035】
比較的低温で使用される容器、腐食性内容物を収容する容器、特に高い耐圧性能が求められない容器等の場合には柔軟でシール弾性に富み、より多く繰り返しリシールが可能な樹脂製のプラグの使用が好ましく、一方ホット充填、レトルト処理等、特に高い温度に曝される容器や特に高い耐圧性能を求められる容器或いはプラグ部材の厚さが制限される容器等には高強度で高温耐性の良いメタル乃至樹脂被覆メタル製プラグの使用が好ましい。
又、樹脂プラグの場合、内容物への溶出性が低いことが重要であり、メタルプラグの場合、内容物に対し耐食性を有することが重要である。
【0036】
このような樹脂プラグに用いられる樹脂材料としてポリプロピレン、高密度ポリエチレン等のポリオレフィン樹脂類、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンテレフタレートイソフタレート等のポリエステル類、6ナイロン、6、6ナイロン等のポリアミド類及びこれらのブレンド組成物等を挙げることが出来る。
【0037】
また、メタルプラグに用いられる金属材料としては、アルミニウム、スチール等を挙げることが出来、ラミネートメタルプラグの場合、ラミネート材としては可撓性タブ部材と接する面側は、少なくとも、該部材の構成材と接着性を有する材料で、例えば、ポリプロピレン等を用いることが必要であり、蓋部材と接する面側は該蓋開口端部に対する嵌合シール性に優れ且つ内容物に対し保護作用を奏する例えばポリエステル、ポリアミド等の使用が好ましい。
【0038】
上記プラグ部材が、樹脂製の場合、その成形法としては、射出成形又は圧縮成形等の方法を挙げることが出来、可撓性タブ部材との接合は、夫々の材質に応じて、適宜、接着剤による接着、或いは、熱接着等を用いて良い。
【0039】
一方、金属製プラグ部材の場合はプレス成形等による。
又、開封用タブ製作時にインサート成形により同時形成させることも出来る。
上記プラグ部材が接着される可撓性タブ部材の構成材としては、通常この種の容器蓋に用いられる開封片やタブ構成材であって前記プラグ材と接合可能な材料であれば必ずしもこれに限定されるものではないが、金属箔の両面に樹脂皮膜が形成された積層体からなるものがタブ引裂き時の引張り強度と可撓性とのバランス上、及び、腐食耐性の点から特に好ましい。
【0040】
このような積層材の具体的な好適例として、アルミニウム箔の片面側にPETを他面側にPPを夫々ラミネートした積層材を挙げることが出来る。
【0041】
次に、本発明の蓋部材について更に詳細に説明する。
本発明の蓋部材において、開口部の端縁は、例えば、図4の蓋部材の開口端縁部の拡大断面図である図5に符号1g’で示したように蓋部材の外側に向けてスムーズな曲面形状に折曲げられているか、端縁部カーリング処理或いは図6に示したように、PET、PP等でリング状に樹脂被覆処理され、鋭利な角等のないスムーズな曲線形状に形成されていることが、開封後の蓋体端縁部がスムーズで仮に該部分に不用意に接触しても、切傷等の損傷を与える危険が無く、且つ、腐食等からも保護され、然も、開封用タブのプラグ部材との嵌合馴染みが良いため、リシールを繰り返してもプラグ部材を傷つけることが無い等良好な嵌合状態を長く維持出来好ましい。
又、蓋部材の周縁部には缶胴体部との巻締加工による密閉接合が可能なように巻締加工部を有するものがより好ましい。
【0042】
更に、蓋部材表面は、外面側が少なくとも前記可撓性タブ部材と熱接着性を有し、プラグも接着される態様のものの場合は該プラグ部材とも熱接着性を有することが好ましく、一方、内面側は可撓性タブ部材及びプラグ部材に対し非接着性であることが、可撓性タブ部材やプラグ部材との密着と内容物への非溶出の両方を担保する観点から特に望ましい。
【0043】
以下に、本発明の容器蓋に於ける蓋部材の開口端縁部と開封用タブの可撓性タブ部材との接着態様及びプラグ部材との嵌合態様について、各種の具体例を挙げて更に詳細に説明する。
【0044】
図7は、樹脂プラグを用いた場合の本発明の容器蓋(未開封)の一例を示す平面図(a)、断面図(b)及び開口端縁と可撓性タブ部材との接着部位及び開口端縁とプラグ部材との嵌合封止態様を説明するための部分拡大図(c)である。
図7の容器蓋では、開口端縁1iは蓋部材1の外面側(図では上方側)に向けてスムーズな曲面を形成するように折曲げられ、その嵌合封止面は符号Cで示された部分、即ち蓋の中心方向に向いている。
この態様の嵌合では封止は主として樹脂プラグ部材の径方向反発弾性力により維持される。
そしてこの図の容器蓋では可撓性タブ部材2aがA部分で蓋部材1に接着されている。
【0045】
図8は同様に樹脂プラグを用いた本発明の容器蓋の他の一例を示す平面図(a)断面図(b)及び、部分拡大図(c)であるが、折曲げられた開口端縁1iの嵌合部分(封止部分)は符号Cで示され、その面は蓋の周縁方向を向いている。
そして蓋部材1は可撓性タブ部材2aとA部で、プラグ部材2bとB部で夫々接着されている。
この態様の嵌合では、例え、容器蓋が加熱を受けた場合でも、可撓性タブ部材2aの端縁近く(図では傾斜部分近傍)と開口端縁1iの間に挟まれた部分のプラグ部材の膨張が抑制されるため封止が損なわれ難く、又、リシールを繰り返してもプラグ樹脂のクリープ発生が遅延され弾性の耐久性に優れる利点を有する。
【0046】
又、図9は、メタルプラグを用いた場合の本発明の容器蓋の一例を示す平面図(a)、断面図(b)及び部分拡大図(c)である。
図9の容器蓋では、開口端縁1iは蓋部材1の外側(上方)に向けて折曲げられ、その嵌合封止面は、符号Cで示されているように、蓋の中心方向に向いている。
そしてこの図の容器蓋では蓋部材1は可撓性タブ部材2aとA部分で接着されている。
【0047】
これに対し、図10はメタルプラグを用いた場合の容器蓋の別の一例の平面図(a)断面図(b)及び、部分拡大図(c)であるが、折曲げられた開口端縁1iの嵌合封止面(符号Cの部分)は蓋の周縁方向に向いている。
そして蓋部材は可撓性タブ部材とA部分で接着されている。
【0048】
上記した本発明の易開封容器蓋を製造する方法としては、プラグ部材が樹脂製で、その嵌合封止面が蓋の外周縁方向を向いている図8に示した態様の容器蓋の場合、例えば、組立工程図、図11に示した方法を例示することが出来る。
【0049】
即ち、この製造方法では、先ず、開口1aが設けられた蓋部材1の開口端縁部1iを外面側(図では上方側)に向けてスムーズな曲面を形成するように折曲げ、端縁処理する(エンド成形)。
【0050】
一方、開封用タブ2の可撓性タブ部材2aの素材(PET/Al/PP積層シート)を該タブ形状(図8(a)、(b)参照)に成形する(タブ成形)。
この成形された可撓性タブ部材2aにプラグ部材2b形成用樹脂(PET)を射出成形又は圧縮成形によりタブ部材2a内に一体形成させて開封用タブ2を作製する(プラグ インサート成形)。
【0051】
次いで、開封用タブ2のプラグ2bを焼鈍熱処理し(プラグ アニーリング)、その後、該開封用タブ2の可撓性タブ部材2aとプラグ部材2bの各所定接着部分を蓋部材端縁部1iに接着させる(接着)。
接着終了後、開封用タブの端縁2iを端縁処理する等の仕上げ処理を施して完成品とする(完成)。
【0052】
図12は、図11と同じ態様の樹脂プラグ容器蓋の別の製造方法を示した組立工程図で、前記図11の方法とは、プラグ2bのインサート射出成形、可撓性タブ部材2aの蓋体開口端部1iへの接着、プラグ部材2bの蓋体開口端部への接着をほぼ連続して逐次的に実施し、その後に焼鈍熱処理する点が異なる。
【0053】
図13は、図11と同じ態様の樹脂プラグ容器蓋の更に別の製造方法を示した組立工程図で、この方法では、プラグ2bのインサート射出成形と蓋部材開口端縁1iへの接着とを可撓性タブ部材2aの成形とは別個に実施し、次いで該蓋部材1に接着されたプラグ2bを焼鈍処理した後に、別に成形した可撓性タブ部材2aをプラグ2bと蓋部材開口端部1iに夫々接着し、その後、仕上げ処理して完成する。
図14も、図11と同じ態様の樹脂プラグ容器蓋の更に別の製造方法を示した組立工程図で、この方法では、蓋部材1の開口端縁1i処理と、プラグ部材2b成形及びその焼鈍と、可撓性タブ部材2a成形とを夫々個別に行い、先ずプラグ部材2bを蓋開口端部1iに嵌め込み、しかる後、蓋部材1、プラグ2b、可撓性タブ部材2aを夫々接着し、仕上げて完成品とする。
又、プラグ部材がメタル製で、その嵌合封止面が蓋の中心方向を向いている図9に示した態様の容器蓋の場合、例えば、組立工程図、図15に例示した方法で製造することが出来る。
【0054】
即ち、この方法では、蓋部材1の開口端縁1i処理(エンド成形)とメタルプラグ部材2b成形(プラグ成形)と可撓性タブ部材2a成形(タブ成形)を夫々個別に行い、先ずメタルプラグ2bを蓋開口端部1iに嵌め込み(エンド〜プラグはめ込み)、その密封性を検査した後、可撓性タブ部材2aを接着し、最後に仕上げ処理して完成品とする。
【0055】
図16は、図15と同じ態様のメタルプラグ容器蓋の別の製造方法を示した組立工程図で、この方法では、夫々個別に成形した蓋部材1の開口端縁1iとメタルプラグ部材2bと可撓性タブ部材2aの内、先ず、プラグ部材2bと可撓性タブ部材2aとを仮接着し、その後、仮接着されたプラグ部材2bと可撓性タブ部材2aとを本接着すると共に蓋部材1と接着させ、仕上げ完成品とする。
【0056】
又、本発明の開封タブの可撓性タブ部材を積層シート等の素材シートから成形するには、例えば、図17(可撓性タブ部材の製造工程説明図)に示すように、素材シートを、第1工程;Blanking(穴開け)、第2工程;Blanking(切進め)、第3工程;Paneling(張り出し)、第4工程;Curling(曲げ縮め)、第5工程;Blanking(切抜き)の各工程順に処理して成形する。
【0057】
又、各態様のプラグ部材と嵌合する蓋部材の開口端縁部曲面形状の折曲加工方法についてその好適態様の工程順を、プラグ部材が樹脂製で、その嵌合封止面が蓋の中心方向に向いている図7に示した容器蓋の場合を図18に、プラグ部材が樹脂製で、その嵌合封止面が蓋の外周縁方向に向いている図8の容器蓋の場合を図19に、及び、プラグ部材がメタル製で、その嵌合封止面が蓋の中心方向に向いている図9の容器蓋の場合を図20に、プラグ部材がメタル製で、その嵌合封止面が蓋の外周縁方向に向いている図10容器蓋の場合を図21に夫々示した。
【0058】
【発明の効果】
上述したとおり、本発明の容器蓋は、従来の易開封性容器蓋には無い一度開封された容器の開口リシール性を備え、然も未開封、既開封の識別も容易に出来る。
更に、本発明の蓋を使用してなる易開封性容器は従来品容器に比べて、易開封性、耐圧、落下強度特性、及び衛生的にも優れる。
然も、全体としてその形状が扁平で上下方向に高い凹凸が無いため本発明の蓋を同時に多数積み上げても比較的安定で所謂積載スタック性にも優れる等数多くの利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の容器蓋の主要構成部材を示す斜視図。
【図2】図1の容器蓋が完成後開封された状態を示す斜視図。
【図3】本発明の他の態様の容器蓋の主要構成部材を示す斜視図。
【図4】図3の容器蓋の完成後未開封状態の断面構造を示す斜視図。
【図5】図4の容器蓋断面の一部を拡大した図。
【図6】本発明の蓋部材の樹脂被覆による開口端縁部処理の一例を示す模式断面図。
【図7】樹脂プラグを用いた本発明の容器蓋の一例を示す図、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は部分拡大図。
【図8】樹脂プラグを用いた本発明の容器蓋の他の一例を示す図、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は部分拡大図。
【図9】メタルプラグを用いた本発明の容器蓋の一例を示す図、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は部分拡大図。
【図10】メタルプラグを用いた本発明の容器蓋の他の一例を示す図、(a)は平面図、(b)は断面図、(c)は部分拡大図。
【図11】本発明の樹脂プラグを用いた容器蓋の製作法を説明するための工程図。
【図12】本発明の樹脂プラグを用いた容器蓋の他の製作法を説明するための工程図。
【図13】本発明の樹脂プラグを用いた容器蓋の別の製作法を説明するための工程図。
【図14】本発明の樹脂プラグを用いた容器蓋の更に別の製作法を説明するための工程図。
【図15】本発明のメタルプラグを用いた容器蓋の製作法を説明するための工程図。
【図16】本発明のメタルプラグを用いた容器蓋の他の製作法を説明するための工程図。
【図17】本発明の可撓性タブ部材の製作法を説明するための工程図。
【図18】本発明の容器蓋開口端縁部の折曲げによる処理法を説明するための工程図(樹脂プラグ)。
【図19】本発明の容器蓋開口端縁部の折曲げによる別の処理法を説明するための工程図(樹脂プラグ)。
【図20】本発明の容器蓋開口端縁部の折曲げによる処理法を説明するための工程図(メタルプラグ)。
【図21】本発明の容器蓋開口端縁部の折曲げによる処理法を説明するための工程図(メタルプラグ)。
【符号の説明】
1、1’ 蓋部材
1a、1a’ 開口部
1c、1c’ カール部(蓋部材)
1h,1i、1g’ 開口部端縁
2、2’ 開封用タブ
2a、2a’ 可撓性タブ部材
2b、2b’ プラグ部材
2c カール部(可撓性タブ部材)
2c’ 切欠部
2d、2d’ プラグ接着面
2e、2e’ つまみ
2f、2f’ 開封開始端部
2i 可撓性タブ部材端縁
A、B 接着部
C 嵌合封止部

Claims (1)

  1. 予め形成された開口部を備えた蓋部材の該開口部の端縁処理をする工程、可撓性タブ部材及びプラグ部材を夫々成形する工程、蓋部材の外面側となる面に、前記可撓性タブ部材及びプラグ部材を、プラグ部材が蓋部材の開口部に嵌合し、プラグ部材を可撓性タブ部材が覆うように蓋部材外面上に設置して、可撓性タブ部材とプラグ部材を接着一体化して開封用タブを成形すると同時に蓋部材外面に可撓性タブ部材を接着する工程、とから成ることを特徴とする易開封性容器蓋の製法。
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