JP4124076B2 - タンパーエビデント性を有する易開封性容器蓋 - Google Patents

タンパーエビデント性を有する易開封性容器蓋 Download PDF

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本発明は、パーシャルオープンタイプの易開封性容器蓋に関し、より詳細には、一旦開封したものであることが一目でわかる開封明示機能(タンパーエビデント性)を有する易開封性容易蓋に関する。
易開封性容器蓋(イージーオープン蓋)は、食品や飲料等を内容物とする食品容器の蓋として広く使用されており、特に清涼飲料や、ビール等の各種飲料を内容物とする飲料缶ではパーシャルオープンタイプの易開封性容器蓋が使用されている。このようなパーシャルオープンタイプの易開封性容器蓋としては、易破断開口片が開封により容器蓋から完全に切り離される所謂プルトップタブタイプのものと、易破断開口片の一部を容器蓋に連結させたまま容器内に押し込むなどにより、開封後も破断開口片が容器蓋から切り離されない所謂ステイオンタブタイプのものとがある。
しかしながら、所謂プルトップタイプのものは、切り離された開口片が鋭利な破断面を有するため危険であると共に、ゴミとして捨てられた場合に環境を汚すだけでなく、自然界に存在する動物等に損傷を与えるおそれもあり、近年このような問題のないステイオンタブのものが多く使用されるに至っている。
例えば、易開封性とバリヤー性に優れ、且つ耐内圧強度を強化する目的で開口を有する蓋体と成る基材にヒートシール性を有する積層体を、接着層を介して接着し、積層体の接着強度が積層体の層間接着強度より強く、接着層の引っ張り強度が積層体の層間接着強度より弱くした構成の易開封性蓋体(特許文献1参照)や、両面樹脂被覆した金属箔積層体から成る開封片と予め開口形成され、該開口の周縁端部が特定構造に保護被覆された樹脂被覆金属板蓋体とを熱接着させて成る易開封性容器蓋(特許文献2参照)が提案されている。
また近年、容器蓋においては易開封性や密封性と共に、リシール性も要求されるようになってきているが、このような易開封性容器蓋において易開封性及び密封性と共にリシール性をも有するものは本発明者等の知る限りない。
このような観点から本発明者等は先に、可撓性タブ部材と該タブ部材に接着一体化される蓋部材の開口に嵌合可能に形成されたプラグ部材とから成るリシール性を有する易開封性容器蓋を提案した(特願2003−15840)。
特開平11−11526号公報 特公昭60−1216号公報
上述した本発明者等による易開封性容器蓋においては、易開封性及び密封性を有すると共に、リシール後の密封性も確保されているが、可撓性タブ部材のうち引き剥がしのための把持部となる折り返し部分が小さかったり、或いは蓋部材又は蓋部材に接着固定された可撓性タブ部材と折り返し部が係合により固定されている場合には、リシール後、再係合できる場合があり、このような場合には一旦開封されたものであるか否かが一目で判断できないおそれがある。特に可撓性タブ部材にプラグ部材が一体化されている場合には、確実にリシール可能であるため、一旦開封されたものであるかの判断が容易でない場合がある。
従って本発明の目的は、易開封性及び密封性を有すると共に、開封明示機能(タンパーエビデント性)をも有する易開封性容器蓋を提供することである。
本発明によれば、予め形成された開口部を備えた蓋部材と該蓋部材の外面側に該開口を覆い且つ開口周辺部で密封接着するように施された開封用タブとから成る易開封性容器蓋において、前記開封用タブは、前記蓋部材の外面側に接着固定される密封部と、該密封部の引き剥がしの起点となる端部で密封部と連続する折り返し部から成り、該折り返し部は開封のための把持部を有すると共に、少なくとも該把持部を除いて密封部又は蓋部材外面側に接着により固定されており、開封した後は折り返し部を密封部又は蓋部材に固定できないことを特徴とする易開封性容器蓋が提供される。
本発明の易開封性容器蓋においては、
1.折り返し部の密封部又は蓋部材外面側への固定のための接着を剥離することにより、折り返し部又は密封部の一部が破断されること、
2.開封用タブの密封部に蓋部材の開口部に嵌合可能なプラグ部材が接着一体化されていること、
3.開封用タブが、蓋部材と接着される側の面に接着層が形成されており、折り返し部の端部が蓋部材側に折り曲げ加工されて接着固定されていること、
が好適である。
本発明の易開封性容器蓋においては、開封用タブが蓋部材に密着固定される密封部と密封部の引き剥がしの起点となる端部(以下、開封開始端という)で密封部と連続する折り返し部から成り、かかる折り返し部が蓋部材或いは密封部と接着により固定されていることが重要な特徴である。このため、最初の開封の際に折り返し部の接着部分を引き剥がすと折り返し部を蓋部材又は密封部に再度固定することができなくなり、その結果折り返し部は、一旦開封された後は密封部と開封開始端以外では密封部から離れたフリーの状態になるので、一目で一旦開封されたものであることが判断可能となる。
また折り返し部或いは密封部の接着部分近傍にスコア等を形成しておくことにより、接着部分を引き剥がすと折り返し部或いは密封部の一部が破断されるため、折り返し部を再度固定できないことは勿論、一目で一旦開封されたものであることの判断が一層容易になる。
更に本発明においては、開封用タブの密封部に蓋部材の開口部に嵌合可能なプラグ部材を接着一体化することにより、リシール性を確保することもできる。前述したように、リシール性を有する容器蓋においては、特に一旦開封されたものであるのか否かの判断が困難であり、開封明示機能(タンパーエビデント性)が要求されるが、本発明の易開封性容器蓋においては上記のように開封明示機能(タンパーエビデント性)が確保されているので、リシールされたものであることが一目で判断できるという効果も有している。
また開封用タブを、単一の可撓性のタブ部材を2つに折り曲げ、蓋部材に接着固定する部分を密封部、把持部を取り付ける部分を折り返し部として形成していることから、可撓性タブ部材の少なくとも一方の面に接着層を設け、これを密封部の蓋部材外面側に位置させると、折り返し部の外面側(密封部と反対側に位置する面)の面に接着層が形成されることになる。このため密封部の端部を折り返し部側方向に、或いは折り返し部の端部を密封部側方向にカール又は折り曲げ加工することにより、密封部及び折り返し部の接着固定が容易になり、別途接着剤を塗布する工程が不要になり、生産性に優れているという効果を得ることも可能となる。また折り曲げ加工部よりも外側に接着性樹脂又は接着剤がはみ出すことが防止できるという利点もある。
以下、本発明を添付図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明の易開封性容器蓋の開封前の状態を示す一部断面斜視図であり、図2は、図1のX部分の拡大図であり、図3は、図1の易開封性容器蓋の折り返し部を剥離した状態を示す斜視図であり、図4は、図1に示す本発明の易開封性容器蓋の開封前の状態を示す平面図であり、図5は、図3の状態から折り返し部を引き剥がした後の状態を示す平面図である。図6乃至図8は、図1のX部分の他の態様を示す拡大断面図である。
全体を1で示す本発明の易開封性容器蓋は、図1から明らかなように、概略的に言って、開封用タブ2、プラグ部材20、蓋部材21から成っている。
開封用タブ2は、密封部3及び折り返し部4から成っており、この密封部3及び折り返し部4は単一の可撓性部材を2つに折り曲げるように形成され、密封部3の引き剥がしの起点となる引き剥がし開始端5で連続している。折り返し部4の引き剥がし開始端5の他方の端部には把持部6が形成されている。尚、この態様において、折り返し部4は、プラグ部材20の形状に対応したリング状に形成されているため、密封部3を蓋部材21から剥離する際に、このリングに指を掛けることができ、密封部を容易に引き剥がすことが可能になるという利点がある。
また図1乃至5に示す態様においては、密封部3には、蓋部材21に形成された開口部22に対応する部分7を挟むように引き剥がし開始端5の反対側に、密封部の引き剥がし方向と直交する方向の切り欠き8が両側に形成され、密封部の幅が狭められている。これにより密封部3の引き剥がしがこの切り欠き8の部分で止まり、開封用タブ2が蓋部材21から完全に取外されることが防止される。
折り返し部4のリング状部分9の外周部には、密封部3側に折り曲げ加工した折り曲げ加工部10が形成されている。この折り曲げ加工部10は、開封前の状態において蓋部材21に接着固定されている。
密封部3の蓋部材21と接する面には、蓋部材21に予め形成された開口部22に対応する位置に、開口部22に嵌合する形状のプラグ部材20が接着一体化されている。
蓋部材21は、周囲に巻締加工部23が形成されており、巻締加工部23を缶等の容器口部に巻き締めること等によって容器口部に固定する。
開封用タブ2の蓋部材21への固定は、蓋部材21に予め接着剤を塗布して開封用タブの密封部3を蓋部材21に固定することもできるし、開封用タブを構成する可撓性部材の少なくとも一方の面に接着層を形成し、この接着層を密封部の蓋部材と接する面とすることにより容易に固定することができる。
本発明の易開封性容器蓋を開封するには、図4に示すように、まず折り返し部4の把持部6を把持して矢印Yの方向に引っ張って、折り返し部4の接着部分を引き剥がし、図3に示す状態とする。次いで、図5に示すように、折り返し部4のリング状部分9に指を掛け矢印Zの方向に引っ張って、密封部の接着部分を引き剥がす。この密封部の引き剥がしと同時にプラグ部材も開口部から取り除かれ、開封されるが、密封部の引き剥がしの進行は切り欠き8の部分で止まるため、密封部3は完全に蓋部材から取り除かれることがなく、開封用タブは固定部13で蓋部材21に固定された状態で開封操作が終了する。
リシール操作は、プラグ部材を蓋部材の開口に嵌合することにより容易に行うことができるが、折り返し部は蓋部材或いは密封部に再固定できないので、一旦開封されたものであることは明らかである。
図6乃至図8は、密封部及び折り返し部の他の接合状態を説明するための図であり、図6乃至図8に示すように、密封部3の蓋部材21に接する面に接着層11aが形成されている場合には、折り返し部4の密封部3と接しない方の面が接着層11bとなる。このため、折り返し部4の少なくとも開封開始端5及び把持部6を除く端縁を蓋部材側にカール或いは折り曲げることにより接着層11aが蓋部材21側に位置することになり、折り返し部4の固定を密封部3の固定と同様に行うことが可能となる。
図6に示す態様においては、折り返し部4の端部にスコア12を形成しておくことにより、開封のために折り返し部4を引き剥がすと、スコア12で折り返し部が破断し、折り返し部4の蓋部材21と接着固定されている端縁4aの部分が蓋部材21に残るため、一旦開封されたものであることを一目で判断することが可能となる。尚、スコア12を形成せず、開封のために折り返し部4を引き剥がした際に、折り返し部4が端縁4aの部分と共に剥がれるようにしてもよい。この場合も折り返し部4は蓋部材21に再固定できないので、一旦開封されたものであることは明らかとなる。
また図7に示す態様においては、密封部3の端縁3aを折り返し部側にカール或いは折り曲げることにより、密封部3の端縁3aは折り返し部側に接着層11aが位置することになり、折り返し部4を密封部に接着固定することが可能となる。
この態様においても、折り返し部4の端部にスコア12を形成しておくことにより、開封のために折り返し部4を引き剥がすと、スコア12で折り返し部が破断し、折り返し部4の密封部端縁3aに接着固定されている端縁4aの部分が密封部に残るため、一旦開封されたものであることを一目で判断することが可能となる。
更に図8に示すように、図7の態様において更に折り返し部4の端縁を密封部側にカール或いは折り曲げることにより、密封部の接着層11aと折り返し部の接着層11bが面することになり、より強固に接着固定することが可能となる。
この態様においても、図7に示すように折り返し部4の端縁4aにスコア12を設けることにより、開封のために折り返し部4を引き剥がすと、スコア12で折り返し部が破断し、折り返し部4の密封部端縁3aに接着固定されている端縁4aの部分が密封部に残るため、一旦開封されたものであることを一目で判断することが可能となる。
また図7及び図8において、スコアは密封部側に設けてもよく、この場合には密封部の端縁が折り返し部側に移行して、一旦開封されたものであることを明確に示すことが可能となる。
(開封用タブ)
本発明の易開封性容器蓋において、蓋部材に設けられた開口を覆うための開封用タブは、前述した通り、可撓性タブ部材を2つに折り曲げて、蓋部材に接着固定され密封性を確保するための密封部及び密封部を引き剥がすための把持部となる折り返し部から成っている。
可撓性タブ部材は、通常この種の容器蓋に用いられる開封片やタブ構成部材に用いられるものを使用でき、一般的には、金属箔の両面に樹脂皮膜が形成された積層体から成るものが、引き剥がしに際して破断したり或いは伸びたりすることがなく、可撓性と開封性のバランスに優れており、またガスバリヤー性や耐腐食性にも優れているので特に好ましい。
また可撓性タブ部材は、前述した通り、少なくとも蓋部材と接する側の面に接着性樹脂から成る層を有することが、生産性の点から好ましいが、勿論接着剤により接着固定することも可能である。接着層を可撓性タブ部材の両面に設ける場合は特に必要ないが、接着層を可撓性タブ部材の一方の面に設ける場合には、前述した通り、折り返し部の端部を折り曲げ又はカール加工することにより、折り返し部を蓋部材又は密封部と容易に接着固定することが可能である。
接着層は、オレフィン系樹脂、ポリエステル樹脂等の従来公知のヒートシール性樹脂により形成することができる。
可撓性タブ部材としては、これに限定されないが、(蓋部材側)PP/アルミニウム箔/PET等の積層体を好適に用いることができる。
(蓋部材)
本発明の蓋部材は、予め開口部が設けられており、かかる開口部の端縁は外側に向けて折り曲げ或いはカール処理されているか、或いはポリエステル樹脂やポリプロピレンなどのオレフィン系樹脂により樹脂被覆されていることが好ましい。これにより開口端縁がスムーズで接触しても切り傷などの損傷を与えることがなく、且つ腐食性にも優れている。更に、リシールを繰り返してもプラグ部材を傷つけることがなく、良好な嵌合状態を長期にわたって維持できる。また蓋部材の周縁部には、缶胴体部との巻き締め加工による密閉接合が可能なように巻締加工部が形成されていることが好適である。
蓋部材は、従来缶蓋に用いられていた素材から形成することができるが、開封用タブを接着固定する蓋部材表面は、開封用タブの密封部又は折り返し部とも熱接着性を有するように、ヒートシール樹脂から成る被膜が設けられていることが好ましい。一方、蓋部材の内面側は開封用タブ及びプラグ部材に対し、非接着性であることが開封用タブやプラグ部材と密着することがなく、開封性の点から好ましい。
(プラグ部材)
本発明の易開封性容器蓋においては、前述した開封用タブのみで蓋部材の開口を覆って密封することも可能であるが、好適には、開封用タブの密封部内面にプラグ部材を接着一体化することが望ましい。これによりリシール性、耐圧性や耐衝撃性等が確保されると共に、容器の密封性をより向上させることができる。
プラグ部材としては、これに限定されないが、樹脂製プラグと金属製プラグが使用できる。比較的低温で使用される容器や腐食性内容物を収容する容器、或いは高い耐圧性能が求められない容器などの場合には柔軟でシール弾性に富み、繰り返しのリシールが可能な樹脂製プラグを使用することが好ましく、一方ホット充填、レトルト処理など特に高い温度に曝される容器や高い耐圧性能が求められる容器、或いはプラグ部材の厚さが制限される容器などには高強度で高温耐性に優れた金属製又は樹脂被覆金属製のプラグを使用することが好ましい。
樹脂製プラグに用いる樹脂材料としては、これに限定されないが、ポリプロピレン、高密度ポリエチレン等のオレフィン系樹脂、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、6ナイロン、6,6ナイロン等のポリアミド樹脂等を挙げることができる。
金属製プラグに用いる金属材料としては、これに限定されないが、アルミニウム、スチールなどを挙げることができ、樹脂被覆金属の場合は、可撓性タブ部材と接する面に、該部材と接着性を有する樹脂被覆、たとえばポリプロピレン等の被膜が形成されていることが好ましく、蓋部材と接する面は、内容物に対する耐腐食性を有する樹脂被覆、例えばポリエステル等の被膜が形成されていることが好ましい。
(製法)
本発明の易開封性容器蓋は、以下の工程により製造することができる。
すなわち、予め開口部及び巻締加工部が形成された蓋部材の開口部の端縁処理を行う工程、次いで可撓性タブ部材を密封部及び折り返し部から成る開封用タブに成形すると共に、必要により折り返し部の端縁にカール又は折り曲げ加工を施す工程、必要によりプラグ部材を成形する工程、必要によりプラグ部材を開口部に嵌合し、プラグ部材を開封用タブが覆うように蓋部材外面側上に設置して、開封用タブとプラグ部材の接着一体化と同時に、蓋部材外面に開封用タブの密封部及び折り返し部の両方を蓋部材の外面側となる面に接着する工程、を経て製造することができる。
また折り返し部又は密封部にスコアを形成する場合には、蓋部材に固定する前の開封用タブに加工を施す際にスコアを形成してもよいし、開封用タブを蓋部材に固定した後にスコア加工を行ってもよい。
また、プラグ部材は、開封用タブ内でプラグ形成用樹脂を射出成形又は圧縮成形することによりプラグ部材の成形と開封用タブとの一体化を同時に行うことも可能である。
蓋部材と開封用タブ、開封用タブとプラグ部材の接着固定は前述した通り、接着剤を塗布することにより行うこともできるが、蓋部材の外面側及び開封用タブの少なくとも蓋部材と接する側の面に接着層を形成することにより、接着固定することが好ましい。
この場合、開封用タブを蓋部材に設置した後、これらをヒートシール温度に加熱することにより、接着固定することが可能となる。
本発明の易開封性容器蓋においては、上述した具体例に限定されず種々の変更が可能である。
例えば、蓋部材から密封部を完全に取外すのを防止するためには、切り欠き8の形成以外にも、前述した固定部13の位置における密封部及び蓋部材に複数の凹凸を設けて密封部と蓋部材の接着性を強化すること等によってもよい。
本発明の易開封性容器蓋の開封前の状態を示す一部断面斜視図である。 図1のX部分の拡大図である。 図1の易開封性容器蓋の折り返し部を剥離した状態を示す斜視図である。 図1に示す本発明の易開封性容器蓋の開封前の状態を示す平面図である。 図4の状態から折り返し部を引き剥がした後の状態を示す平面図である。 図1のX部分の他の態様を示す拡大断面図である。 図1のX部分の他の態様を示す拡大断面図である。 図1のX部分の他の態様を示す拡大断面図である。
符号の説明
1 易開封性容器蓋、2 開封用タブ、3 密封部、4 折り返し部、5 開封開始端、6 把持部、8 切り欠き、10 折り曲げ加工部、11 接着層、12 スコア、
20 プラグ部材、21 蓋部材、22 開口部、23 巻締加工部

Claims (4)

  1. 予め形成された開口部を備えた蓋部材と該蓋部材の外面側に該開口を覆い且つ開口周辺部で密封接着するように施された開封用タブとから成る易開封性容器蓋において、
    前記開封用タブは、前記蓋部材の外面側に接着固定される密封部と、該密封部の引き剥がしの起点となる端部で密封部と連続する折り返し部から成り、該折り返し部は開封のための把持部を有すると共に、少なくとも該把持部を除いて密封部又は蓋部材に接着により固定されており、開封した後は折り返し部を密封部又は蓋部材に固定できないことを特徴とする易開封性容器蓋。
  2. 前記折り返し部の密封部又は蓋部材への固定のための接着を剥離することにより、折り返し部又は密封部の一部が破断される請求項1記載の易開封性容器蓋。
  3. 前記開封用タブの密封部に蓋部材の開口部に嵌合可能なプラグ部材が接着一体化されている請求項1又は2記載の易開封性容器蓋。
  4. 前記開封用タブが、蓋部材と接着される側の面に接着層が形成されており、折り返し部の端部が蓋部材側に折り曲げ又はカール加工されて接着固定されている請求項1乃至3の何れかに記載の易開封性容器蓋。
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