JP2016088622A - 缶蓋及びこれを備えた缶 - Google Patents

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泰浩 花房
Yasuhiro Hanabusa
泰浩 花房
加奈子 永澤
Kanako Nagasawa
加奈子 永澤
英泰 武藤
Hideyasu Muto
英泰 武藤
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【課題】 開口部の内周端部を被覆した状態からでも容易にシート材を引き剥がすことが可能であり、陽圧缶にも好適な缶蓋及びこれを備えた缶を提供すること。【解決手段】 開口部2aを有した蓋本体2と、開口部を覆って蓋本体の表面に接着されている被覆シール部材3と、蓋本体の裏面及び被覆シール部材の裏面に接着されて開口部を裏面側で覆っている裏面側被覆体4とを備え、裏面側被覆体が、開口部の近傍で開口部の内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部4aを有している。【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば食品・飲料などの密封缶における缶蓋であって、特にビール缶などの炭酸飲料やコーヒー缶などのレトルト殺菌を行う陽圧缶に好適な缶蓋及びこれを備えた缶に関する。
一般に、ビールやコーラ等の炭酸飲料が封入される陽圧缶は、缶胴部と、該缶胴部の開口端を閉塞する缶蓋とで構成されており、金属のタブにより缶蓋に飲み口である開口部を開けるイージーオープン缶が知られている。この金属製タブを使用したイージーオープン缶では、缶蓋の天板やタブの複雑な加工が必要である。一方、缶蓋の開口部を覆うようにシール材を接着した缶蓋を用いた缶も知られている。このシール材を用いた缶蓋では、複雑な金属加工が不要であり、シール材を剥がすことで容易に開封が可能である。
例えば、特許文献1には、缶胴と、該缶胴に巻き締めにより装着された缶蓋とから構成され、缶蓋の天板に飲み口が形成されていると共に、飲み口を覆うための基材及びシーラントを備えた蓋材がヒートシールにより接着されている陽圧缶が提案されている。
また、特許文献2では、開口部が形成された蓋枠体と、開口部を覆って開封自在に閉塞するフィルム状の天面シール材とを備える缶蓋が提案されている。
さらに、特許文献3では、パネル部の開口部がシール部材によって封止された容器蓋であって、シール部材が、パネル部の外面に貼着されたシート材と、開口部の切り口を被覆すると共にシート材に貼着された樹脂被覆部材とからなる容器蓋が提案されている。
特開平9−239473号公報 特開2008−137711号公報 特開2014−181055号公報
上記従来の技術には、以下の課題が残されている。
シール材を用いた缶蓋の場合、開口部を閉塞して貼り付けられたシール材を引き剥がして飲み口を開ける必要があるが、缶の内容物が漏れ出ないようにシール材を強固にかつ高い気密性を持って缶蓋の天面に接着しておく必要がある。しかしながら、強固に接着されたシール材を引き剥がすには、強い指先の力が必要であり、容易に引き剥がすことができないという不都合があった。特に、陽圧缶では、剥離性と耐圧性との両立が難しく、内容物が漏れ出ないようにシール材をより強固に接着する必要があり、容易に引き剥がすことが特に難しかった。また、耐圧性を向上させるためにシール材の接着面積を広くする等の対策を行うと、シール材を多く使用しなければならないという不都合もあった。
また、開口部の内周端部にアルミニウム等の金属が露出していると、内容物によって腐食が進むおそれがあり、特許文献2のように内周端部をカール成形する方法や内容物適性のある塗料を内周端部に焼き付ける方法が提案されている。しかしながら、これらの場合、煩雑な加工や焼き付け工程が必要になり、高コストになってしまう。また、特許文献3のように、内周端部を樹脂被覆部材で覆う方法もあるが、シート材だけでなく接着された樹脂被覆部材も缶蓋から同時に引き剥がす必要があり、引き剥がす際の力がさらに必要になってしまうという問題があった。
さらに、容易に引き剥がせる程度の接着力でシール材が貼り付けられて開口部の内周端部を保護しているため、内周端部が腐食するリスクがあった。
本発明は、開口部の内周端部を被覆した状態からでも容易にシート材を引き剥がすことが可能であり、陽圧缶にも好適な缶蓋及びこれを備えた缶を提供することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、第1の発明に係る缶蓋は、開口部を有した蓋本体と、前記開口部を覆って前記蓋本体の表面に接着されている被覆シール部材と、前記蓋本体の裏面及び前記被覆シール部材の裏面に接着されて前記開口部を裏面側で覆っている裏面側被覆体とを備え、前記裏面側被覆体が、前記開口部の近傍で前記開口部の内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部を有していることを特徴とする。
この缶蓋では、裏面側被覆体が、開口部の近傍で開口部の内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部を有しているので、弱化部が容易に切れて開口部を開封することができる。すなわち、被覆シール部材を引き剥がす際に被覆シール部材に接着されている裏面側被覆体も同時に開口部上方に引っ張られ、このとき開口部近傍の弱化部が低強度であるために弱化部が容易に切れて、被覆シール部材の引き剥がしと共に裏面側被覆体の弱化部の内側部分が剥がされ、開口部が開口する。したがって、被覆シール部材と裏面側被覆体とが蓋本体に接着されていても、弱化部で裏面側被覆体が切れて開口されるので、容易に開封することができる。また、被覆シール部材と裏面側被覆体との両方により開口部の内周端部が強固に保護されており、内容物による腐食リスクを防止することができる。
第2の発明に係る缶蓋は、第1の発明において、前記弱化部が、溝部であることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、弱化部が溝部であるので、弱化部の厚みが他の部分よりも薄く切れ易い。また、レーザ加工、型押し成形又は型刃によって、容易に溝状の弱化部を形成することができる。
第3の発明に係る缶蓋は、第1又は第2の発明において、前記裏面側被覆体が、樹脂で形成され、少なくとも前記弱化部にフィラーが含有されていることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、裏面側被覆体が、樹脂で形成され、少なくとも弱化部にフィラーが含有されているので、被覆シール部材が引っ張られた際に、フィラーにより弱化部の破断を促すことができ、弱化部の破断性がさらに高くなる。
第4の発明に係る缶蓋は、第1から第3の発明のいずれかにおいて、前記弱化部が、他の部分よりも厚さが薄い薄肉部であることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、弱化部が、他の部分よりも厚さが薄い薄肉部であるので、被覆シール部材が引っ張られた際に、薄肉で弱い弱化部から容易に破断する。
第5の発明に係る缶蓋は、第4の発明において、前記弱化部の最薄部が、前記開口部の内周端部に接した部分に形成されていることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、弱化部の最薄部が、開口部の内周端部に接した部分に形成されているので、角部になる開口部の内周端部で容易に裏面側被覆体が破断する。
第6の発明に係る缶蓋は、第1から第5の発明のいずれかにおいて、前記蓋本体が、圧延加工で形成された金属製であり、前記開口部が、前記蓋本体の圧延方向に沿った長孔形状とされていることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、開口部が、蓋本体の圧延方向に沿った長孔形状とされているので、被覆シール部材を端から引き剥がす際の引っ張り力が開口部周辺に対して強度の高い圧延方向に加わることで、開口部周辺が撓み難くなる。これによって、開口部近傍の弱化部にさらに強く引き剥がす力が加わるため、より容易に切り離すことが可能になる。また、蓋本体の表面には圧延方向に沿って延在する微細な凹凸が形成されているが、開口部の向き(長手方向)が圧延方向に向いていることで、被覆シール部材を端から引き剥がす際に微細な凹凸の延在方向に沿って剥がれるので、他の方向に開口部が向いている場合に比べて被覆シール部材が剥がれ易くなる。
第7の発明に係る缶蓋は、第1から第6の発明のいずれかにおいて、前記蓋本体が、前記開口部の内周端部に前記裏面側被覆体の厚さ方向に向けて突出した突出角部を有し、前記弱化部が、前記突出角部に接した部分であることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、蓋本体が、開口部の内周端部に裏面側被覆体の厚さ方向に向けて突出した突出角部を有し、弱化部が、突出角部に接した部分であるので、被膜シール部材を引き剥がす際に、突起状の尖った突出角部に接した部分が切れ易い弱化部となり、この部分で容易に切ることが可能になる。
第8の発明に係る缶蓋は、第1から第7の発明のいずれかにおいて、前記蓋本体において前記開口部の内周端部の表面側が、前記開口部の内側に向いた凸曲面とされていることを特徴とする。
すなわち、この缶蓋では、蓋本体において開口部の内周端部の表面側が、開口部の内側に向いた凸曲面とされているので、開栓後の飲用時に内周端部の表面側に唇が接しても角部に接し難く、口当たりが良くなる。
第9の発明に係る缶は、缶胴部と、前記缶胴部の開口端を閉塞して装着された第1から第8の発明のいずれかの缶蓋とを備えていることを特徴とする。
すなわち、この缶では、缶胴部の開口端を閉塞して装着された第1から第8の発明のいずれかの缶蓋を備えているので、内容物が開口部から漏れることを防止できると共に容易に開封することも可能である。
第10の発明に係る缶は、第9の発明において、前記蓋本体が、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部とからなり、前記缶胴部が、外周面がねじ加工されておらず前記開口端を有する口部を有し、前記缶蓋が前記口部に被せられて前記開口端を閉塞した状態で、前記筒状周壁部の裾部が前記口部に巻き締められていることを特徴とする。
すなわち、この缶では、ねじ加工されていない口部に缶蓋が被せられ開口端を閉塞した状態で、筒状周壁部の裾部が口部に巻き締められているので、キャップ状の缶蓋を取り外しする必要が無く飲用できると共に、ねじ形状の無い平坦な外周面を有する口部に装着されていることで、筒状周壁部の外周面形状も平らにでき、飲用時に唇が平らな筒状周壁部に当たって口当たりが良くなる。また、口部にねじ成形を行う必要が無いため、缶胴部をねじ成形時の過重に耐える厚みにする必要が無く、薄肉化が可能になる。
本発明によれば、以下の効果を奏する。
すなわち、本発明に係る缶蓋及びこれを備えた缶によれば、裏面側被覆体が、開口部の近傍で開口部の内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部を有しているので、被覆シール部材を引き剥がす際に低強度の弱化部が切れて、容易に開封することができる。このように、開口部の内周端部を覆った裏面側被覆体で腐食を防止できるだけでなく、ピール性が大幅に向上する。したがって、本発明の缶蓋を、例えば陽圧缶等の缶に適用することで、耐腐食性だけでなく、高い耐圧性と良好なピール性とを得ることができる。
本発明に係る缶蓋及び缶の第1実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 第1実施形態において、缶蓋を示す平面図である。 第1実施形態において、缶を示す上部の断面図である。 第1実施形態において、溶融樹脂のドロップ工程(a)と、金型による押し当て成型工程(b)とを示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第2実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第3実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第4実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第5実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第6実施形態において、缶蓋の要部を示す断面図である。 本発明に係る缶蓋及び缶の第7実施形態において、缶蓋を示す断面図である。 第7実施形態において、缶蓋の製造工程を工程順に示す断面図である。 第7実施形態において、缶を示す概略的な要部の断面図である。
以下、本発明に係る缶蓋及びこれを備えた缶の第1実施形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
本実施形態の缶蓋1は、飲料用アルミニウム缶等の缶蓋であって、図1及び図2に示すように、開口部2aを有した蓋本体2と、開口部2aを覆って蓋本体2の表面に接着されている被覆シール部材3と、蓋本体2の裏面及び被覆シール部材3の裏面に接着されて開口部2aを裏面側で覆っている裏面側被覆体4とを備えている。
上記裏面側被覆体4は、開口部2aの近傍で開口部2aの内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部4aを有している。
上記裏面側被覆体4は、内容物適性のある樹脂で形成されている。
上記弱化部4aは、溝部であり、開口部2aの内周端部のほぼ直下に環状に連続した線状で形成されている。
なお、この弱化部4aを、破線状又は点線状に形成しても構わない。また、凹部状のドット等の模様により弱化部4aを形成しても構わない。
さらに、弱化部4aは、開口部2aの内周端部のほぼ直下に形成しているが、当該直下のやや内側に配した場合は、剥がし後に残った裏面側被覆体4が、金属である開口部2aの内周端部を覆ったままになって内周端部が露出せず、口当たりが良くなる。逆に、上記内周端部の直下のやや外側に弱化部4aを配した場合、裏面側の樹脂残りを少なくすることができる。
上記蓋本体2は、圧延加工で形成されたアルミニウム等の金属板部5と、金属板部5の表面(外面)にエポキシ系、アクリル系、塩ビ系、PP化合物、PE化合物等で形成された外面塗膜5aと、金属板部5の裏面(内面)にエポキシ系、アクリル系、塩ビ系、PP化合物、PE化合物等で形成された内面塗膜5bとで構成されている。
上記開口部2aは、蓋本体2の圧延方向(図2の矢印A方向)に沿った長孔形状とされている。また、この開口部2aは、外周側ほど径が大きく設定された略三角形状とされている。
上記被覆シール部材3は、バリア性を保つためのアルミニウム箔層3aと、アルミニウム箔層3a上にポリエステル等で形成された外膜層3bと、アルミニウム箔層3a下にポリプロピレンやポリエチレン等で形成された内膜層3cとで構成された膜状シールである。
上記外膜層3bは、アルミニウム箔層3aを保護する機能を有し、上記内膜層3cは、外面塗膜5aとのヒートシール性を有している。このように被覆シール部材3は、金属箔が積層されたラミネート材等のガス透過性の低い材料を使用している。このように被覆シール部材3にガス透過性の低い材料を選択することで、密封性や酸素による内容物の劣化が抑えられると共に、レトルト適性も向上する。
なお、被覆シール部材3は、外周側に半径方向外方に突出した摘まみ部3dを有している。
また、本実施形態の缶10は、図3に示すように、缶胴部11と、缶胴部11の開口端を閉塞して装着された上記缶蓋1とを備えた陽圧缶である。
上記缶胴部11は、例えばアルミニウム製である。この缶胴部11の開口端には、缶蓋1の外周部に形成された巻き締め部1aが巻き締められている。なお、缶蓋1の表面は、缶10に装着した状態で外面となり、裏面は内面となる。
次に、本実施形態の缶蓋1の製造方法について説明する。
まず、アルミニウムコイル材等を用いて成型加工(圧延加工)することで、いわゆるエンドである蓋本体2の金属板部5を作製する。次に、金属板部5の所定部位に内容物を出すための開口部2aをプレス等による打ち抜き加工で形成する。シェルプレスで開口部2aを打ち抜く場合は、通常の缶蓋のように、シェル成形後に別のプレスを用いてスコア加工やタブを取り付けるリベット加工、パネルでのボス加工などの多段成形を行う必要はない。
なお、開口部2aの打ち抜き加工を行う際は、開口部2aの向き(長孔の長手方向)を圧延加工による圧延方向に向けて加工を行う。また、金属板部5の表面には予め外面塗膜5aが形成されていると共に、裏面には内面塗膜5bが形成されている。なお、本実施形態では、内面塗膜5bにダメージを与えるリベットやスコアなどの加工が無いため、内面塗膜5bとして加工性の低い塗料や樹脂を選択することができる。
次に、予め外膜層3b、アルミニウム箔層3a及び内膜層3cが積層され所定形状に切り取られた被覆シール部材3を、蓋本体2の表面に開口部2aを塞ぐようにしてヒートシールにより接着する。このヒートシール工程は、高周波や超音波シールによる方法も含まれる。
次に、ローラー、転写(スタンプ)、スプレーあるいはモールディング成形により裏面側被覆体4を蓋本体2の裏面に開口部2aを塞ぐようにして設ける。この際、裏面側被覆体4を、開口部2aの周辺であって蓋本体2の裏面及び開口部2aに露出している被覆シール部材3の裏面に接着させる。
例えば、モールディング成形によって裏面側被覆体4を形成する場合、図4の(a)に示すように、まず溶融した樹脂ペレットMを被覆シール部材3の裏面にドロップする。さらに、図4の(b)に示すように、冷却成形型14と押さえ型15とで被覆シール部材3と樹脂ペレットMとを挟み込み、成型と冷却とを同時に行って被覆シール部材3の裏面と蓋本体2の裏面とに接着された裏面側被覆体4を形成する。
このように、モールディング成形による場合、金型の形状が転写されて裏面側被覆体4が成形されるため、その形状に自由度がある。そのため、複雑な形状や複数の開口部2aであっても確実に裏面側被覆体4で開口部2aを裏面側から閉塞して開口部2aの内周端部を保護することができる。従来のカール成形を行う場合では、複雑な形状の開口部を形成することができなかったが、本実施形態の方法では、打ち抜くだけで開口部2aが形成でき、複雑な形状の開口部2aが形成可能である。
また、内面側の保護では、塗料を焼き付けたりする方法もあるが、塗膜を形成するために缶蓋を成形した後に加熱する必要があり、缶蓋の軟化が進んでしまう不都合があった。これに対して本実施形態では、モールディング成形で裏面側被覆体4を形成するので、成形後に加熱の必要が無い。
なお、モールディング成形以外の上記方法で裏面側被覆体4を形成する場合、熱処理により乾燥及び硬化を行う。
次に、図1に示すように、裏面側被覆体4の裏面側にレーザ加工、型押し金型又は型刃によって溝状の弱化部4aを形成する。例えば上記レーザ加工による場合は、レーザ光を裏面側被覆体4に照射して表面の一部を蒸発させることで溝状の弱化部4aを形成する。また、上記型押し金型による場合は、弱化部4aに対応した凸部が形成された金型を裏面側被覆体4の表面に型押しして弱化部4aを成形する。なお、上記モールディング成形時に金型により同時に弱化部4aを成形しても構わない。
このように作製された缶蓋1について、開封のために被覆シール部材3を引き剥がす際、開口部2aで被覆シール部材3に強固に接着されている裏面側被覆体4が、弱化部4aから破断されて被覆シール部材3と一緒に剥離される。
したがって、本実施形態の缶蓋1では、裏面側被覆体4が、開口部2aの近傍で開口部2aの内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部4aを有しているので、弱化部4aが容易に切れて開口部2aを開封することができる。すなわち、被覆シール部材3を引き剥がす際に被覆シール部材3に接着されている裏面側被覆体4も同時に開口部2a上方に引っ張られ、このとき開口部2a近傍の弱化部4aが低強度であるために弱化部4aが容易に切れて、被覆シール部材3の引き剥がしと共に裏面側被覆体4の弱化部4aの内側部分が剥がされ、開口部2aが開口する。したがって、被覆シール部材3と裏面側被覆体4とが蓋本体2に接着されていても、弱化部4aで裏面側被覆体4が切れて開口されるので、容易に開封することができる。また、被覆シール部材3と裏面側被覆体4との両方により開口部2aの内周端部が強固に保護されており、内容物による腐食リスクを防止することができる。
なお、開口前の状態では、開口部2aにおける金属板部5の内周端部が裏面側被覆体4で覆われており、金属板部5が露出しておらず、腐食が防止されている。すなわち、未開封時には金属板部5の内周端部を接液から保護することができる。
また、被覆シール部材3と裏面側被覆体4とで開口部2aを閉塞しているので、缶10に適用した場合、被覆シール部材3の接着面積を広く設定しなくても十分な接着力が得られ、殺菌処理などの高温、高圧状態になった際も内容物の漏れを防ぐことができる。
また、弱化部4aが溝部であるので、弱化部4aの厚みが他の部分よりも薄く切れ易い。また、レーザ加工、型押し金型又は型刃によって、容易に溝状の弱化部4aを形成することができる。なお、弱化部4aの最薄部が、開口部2aの内周端部に接した部分に形成されているので、角部になる開口部2aの内周端部で容易に裏面側被覆体4が破断する。
さらに、開口部2aが、蓋本体2の圧延方向に沿った長孔形状とされているので、被覆シール部材3を端から引き剥がす際の引っ張り力が開口部2a周辺に対して強度の高い圧延方向に加わることで、開口部2a周辺が撓み難くなる。これによって、開口部2a近傍の弱化部4aにさらに強く引き剥がす力が加わるため、より容易に切り離すことが可能になる。
また、蓋本体2の表面には圧延方向に沿って延在する微細な凹凸が形成されているが、開口部2aの向き(長手方向)が圧延方向に向いていることで、被覆シール部材3を端から引き剥がす際に微細な凹凸の延在方向に沿って剥がれるので、他の方向に開口部2aが向いている場合に比べて被覆シール部材3が剥がれ易くなる。
したがって、本実施形態の缶蓋1を備えた缶10では、内容物が開口部2aから漏れることを防止できると共に容易に開封することも可能である。また、本実施形態の缶10は、レトルト処理にも耐えうる耐圧性を有することができ、陽圧缶に好適である。
次に、本発明に係る缶蓋及び缶の第2から第5実施形態について、図5から図8を参照して以下に説明する。なお、以下の各実施形態の説明において、上記実施形態において説明した同一の構成要素には同一の符号を付し、その説明は省略する。
第2実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、裏面側被覆体4が樹脂の単一素材で形成されているのに対し、第2実施形態の缶蓋21では、図5に示すように、裏面側被覆体24が樹脂の単一素材ではなく、少なくとも弱化部4aにフィラーが含有されているフィラー含有樹脂で形成されている点である。このフィラー含有樹脂としては、タルク等の粒状あるいは繊維状の物質をフィラーとして樹脂に混練させたもの等が採用可能である。
したがって、第2実施形態の缶蓋21では、裏面側被覆体24の少なくとも弱化部24aにフィラーが含有されることで、被覆シール部材3が引っ張られた際に、フィラーにより弱化部24aの破断を促すことができ、弱化部24aの破断性がさらに高くなる。すなわち、ピール性により優れ、さらに容易に開口させることが可能になる。
なお、本実施形態では、裏面側被覆体24の全体にフィラーを含有させているが、弱化部24aとなる部分だけにフィラーを含有させるように裏面側被覆体24を成形しても構わない。
第3実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、モールディング成形により裏面側被覆体4を形成しているのに対し、第3実施形態の缶蓋31では、図6に示すように、膜状シールである裏面側被覆体34をヒートシールにより蓋本体2の裏面及び被覆シール部材3の裏面に接着している点である。この第3実施形態でも、ピール性を得るために裏面側被覆体34に弱化部34aを形成している。この弱化部34aは、例えば型押し金型等で形成されたスリット又は溝部等である。
したがって、第3実施形態の缶蓋31においても、被覆シール部材3と裏面側被覆体34とにより金属板部5の内周端部を覆うことで、腐食を防止できると共に、弱化部34aが形成されていることで、容易に裏面側被覆体34が破断して被覆シール部材3を剥がすことができる。
次に、第4実施形態と第3実施形態との異なる点は、第3実施形態では、蓋本体2の表面に外面塗膜5aが形成され、裏面に内面塗膜5bが形成されているだけであるのに対し、第4実施形態の缶蓋41では、図7に示すように、外面塗膜5aに外面バインダ層45aが積層されていると共に内面塗膜5bに内面バインダ層45bが積層されている点である。すなわち、第4実施形態では、被覆シール部材3と蓋本体2とのヒートシール性を媒介する材料として、例えばPP化合物、PE化合物等のバインダを外面塗膜5aに塗布し、オーブンで乾燥及び硬化させることで外面バインダ層45aを形成している。
上記バインダの塗布方法としては、ローラー、転写(スタンプ)、スプレー等を用いて被覆シール部材3又は裏面側被覆体34の接着領域となる必要部分のみに塗布を行う。
また、外面バインダ層45aと同様の材料及び形成方法で、内面バインダ層45bを内面塗膜5b上に形成する。
これら外面バインダ層45a及び内面バインダ層45bの形成後、被覆シール部材3及び裏面側被覆体34をヒートシールにより対応する外面バインダ層45a又は内面バインダ層45bの上に接着する。
したがって、第4実施形態の缶蓋41では、蓋本体2に対する被覆シール部材3及び裏面側被覆体34の接着力を高めることができ、陽圧缶等の缶に適用した際に、より高い耐圧性を得ることができる。
次に、第5実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、裏面側被覆体4に溝状の弱化部4aが形成されているのに対し、第4実施形態の缶蓋51では、図8に示すように、弱化部54aが、他の部分よりも厚さが薄い薄肉部とされている点である。特に、この弱化部54aの最薄部は、開口部2aの内周端部に形成されている。すなわち、第2実施形態では、開口部2aの内周端部の近傍で裏面側被覆体54が他の部分よりも薄くなって弱化部54aを形成しており、開口部2aの内周端部で最も薄く形成されている。
したがって、第5実施形態の缶蓋51では、弱化部54aが、他の部分よりも厚さが薄い薄肉部であるので、被覆シール部材3が引っ張られた際に、薄肉で弱い弱化部54aから容易に破断する。特に、弱化部54aの最薄部が、開口部2aの内周端部に形成されているので、角部になる開口部2aの内周端部で容易に裏面側被覆体54が破断する。
次に、第6実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、裏面側被覆体4に溝状の弱化部4aが形成されているのに対し、第6実施形態の缶蓋61では、図9に示すように、蓋本体62が、開口部2aの内周端部62cに裏面側被覆体64の厚さ方向に向けて突出した突出角部62bを有し、弱化部64aが、突出角部62bに接した部分とされている点である。
また、第6実施形態では、蓋本体62において開口部2aの内周端部62cの表面62d側が、開口部2aの内側に向いた凸曲面とされている。
すなわち、蓋本体62は、開口部2aの内周端部62cが、打ち抜き時又はその後に裏面側(内方)に向けて曲げ加工されている。
したがって、この缶蓋61では、開口部2aの内周端部62cの表面62d側の角部が、被覆シール部材3に接しておらず、裏面側の角部が裏面側被覆体64にくい込むように厚さ方向に向いた突出角部62bとなっている。なお、この突出角部62bに接した弱化部64aは、他の部分に比べて薄くなっている。
このように第6実施形態の缶蓋61では、蓋本体62が、開口部2aの内周端部62cに裏面側被覆体64の厚さ方向に向けて突出した突出角部62bを有し、弱化部64aが、突出角部62bに接した部分であるので、被覆シール部材3を引き剥がす際に、突起状の尖った突出角部62bに接した部分が切れ易い弱化部64aとなり、この部分で容易に切ることが可能になる。
また、蓋本体62において開口部2aの内周端部62cの表面62d側が、開口部2aの内側に向いた凸曲面とされているので、開栓後の飲用時に内周端部62cの表面62d側に唇が接しても角部に接し難く、口当たりが良くなる。
次に、第7実施形態と第1実施形態との異なる点は、第1実施形態では、図3に示す缶胴部11の開口端に、缶蓋1の外周部に形成された巻き締め部1aが巻き締められているのに対し、第7実施形態では、缶蓋71の缶蓋本体72が、図10に示すように、天板部72aと該天板部72aの周縁から垂下した筒状周壁部72bとからなり、缶胴部111が、図12に示すように、外周面がねじ加工されておらず開口端を有する口部111aを有し、この缶蓋71が口部111aに被せられて開口端を閉塞した状態で、筒状周壁部72bの裾部72cが口部111aに巻き締められている点である。
すなわち、第7実施形態の缶100は、容器本体である缶胴部111の雄ねじ加工されていない口部111aに缶蓋71を装着したアルミニウム製ボトル缶等のキャップ付き容器である。このように口部111aは、外周面に雄ねじ形状を有しておらず、缶蓋71も雌ねじ形状が形成されていない。
この缶蓋71は、図11の(a)に示すように、開口部2aを閉塞して天板部72aの表面に被覆シール部材3を接着した後、例えば、モールディング成形によって裏面側被覆体4を形成する。すなわち、図11の(b)に示すように、まず溶融した樹脂ペレットMを被覆シール部材3の裏面にドロップする。さらに、図11の(c)に示すように、冷却成形型74で樹脂ペレットMを押さえ、成型と冷却とを同時に行って被覆シール部材3の裏面と天板部72aの裏面とに接着された裏面側被覆体4を形成する。
このように作成した缶蓋71を、缶胴部111の雄ねじ加工されていない口部111aに被せると共に、天板部6aを、プレッシャーブロックでボトル底部の方向に押圧し、この状態でプレッシャーブロックによる絞り加工により、缶蓋71の肩部にキャップ段部72dを形成する。さらに、スカートキャッパー装置により、筒状周壁部72bの裾部72cを缶胴部111のかぶら部111bに巻きつける。これによって、キャッピングが完了し、ボトル缶(缶100)が作製される。
このように第7実施形態の缶100では、ねじ加工されていない口部111aに缶蓋71が被せられ開口端を閉塞した状態で、筒状周壁部72bの裾部72cが口部111aに巻き締められているので、キャップ状の缶蓋71を取り外しする必要が無く飲用できると共に、ねじ形状の無い平坦な外周面を有する口部111aに装着されていることで、筒状周壁部72bの外周面形状も平らにでき、飲用時に唇が平らな筒状周壁部72bに当たって口当たりが良くなる。また、口部111aにねじ成形を行う必要が無いため、缶胴部111をねじ成形時の過重に耐える厚みにする必要が無く、薄肉化が可能になる。
なお、本発明の技術範囲は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、本発明の缶蓋では、製蓋する前に被覆シール部材に印刷を行っても良いし、被覆シール部材がフラットなので、製蓋後にパッド印刷等の加飾を行っても構わない。
1,21,31,41,51,61,71…缶蓋、2,72…蓋本体、2a…開口部、3…被覆シール部材、4,24,34,54…裏面側被覆体、4a,24a,34a,54a,62a…弱化部、10,100…缶、11,111…缶胴部、64a…突出角部、62d…開口部の内周端部の表面、72a…天板部、72b…筒状周壁部、72c…裾部、111a…口部、

Claims (10)

  1. 開口部を有した蓋本体と、
    前記開口部を覆って前記蓋本体の表面に接着されている被覆シール部材と、
    前記蓋本体の裏面及び前記被覆シール部材の裏面に接着されて前記開口部を裏面側で覆っている裏面側被覆体とを備え、
    前記裏面側被覆体が、前記開口部の近傍で前記開口部の内周端部に沿って形成され他の部分よりも強度が低い弱化部を有していることを特徴とする缶蓋。
  2. 請求項1に記載の缶蓋において、
    前記弱化部が、溝部であることを特徴とする缶蓋。
  3. 請求項1又は2に記載の缶蓋において、
    前記裏面側被覆体が、樹脂で形成され、
    少なくとも前記弱化部にフィラーが含有されていることを特徴とする缶蓋。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の缶蓋において、
    前記弱化部が、他の部分よりも厚さが薄い薄肉部であることを特徴とする缶蓋。
  5. 請求項4に記載の缶蓋において、
    前記弱化部の最薄部が、前記開口部の内周端部に接した部分に形成されていることを特徴とする缶蓋。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の缶蓋において、
    前記蓋本体が、圧延加工で形成された金属製であり、
    前記開口部が、前記蓋本体の圧延方向に沿った長孔形状とされていることを特徴とする缶蓋。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の缶蓋において、
    前記蓋本体が、前記開口部の内周端部に前記裏面側被覆体の厚さ方向に向けて突出した突出角部を有し、
    前記弱化部が、前記突出角部に接した部分であることを特徴とする缶蓋。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の缶蓋において、
    前記蓋本体において前記開口部の内周端部の表面側が、前記開口部の内側に向いた凸曲面とされていることを特徴とする缶蓋。
  9. 缶胴部と、
    前記缶胴部の開口端を閉塞して装着された請求項1から8のいずれか一項に記載の缶蓋とを備えていることを特徴とする缶。
  10. 請求項9に記載の缶において、
    前記蓋本体が、天板部と該天板部の周縁から垂下した筒状周壁部とからなり、
    前記缶胴部が、外周面がねじ加工されておらず前記開口端を有する口部を有し、
    前記缶蓋が前記口部に被せられて前記開口端を閉塞した状態で、前記筒状周壁部の裾部が前記口部に巻き締められていることを特徴とする缶。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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