JP4272933B2 - シュリンク包装材 - Google Patents
シュリンク包装材 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4272933B2 JP4272933B2 JP2003180574A JP2003180574A JP4272933B2 JP 4272933 B2 JP4272933 B2 JP 4272933B2 JP 2003180574 A JP2003180574 A JP 2003180574A JP 2003180574 A JP2003180574 A JP 2003180574A JP 4272933 B2 JP4272933 B2 JP 4272933B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- information display
- portions
- shrinkable sheet
- wrapping material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Packages (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、シュリンク包装材に関し、特に、たとえば物品の商品説明などが記載されたシュリンク包装材に関する。
【0002】
【従来の技術】
たとえば、容器の周囲にシュリンク包装材を取り付け、商品名や商品に関する説明などを記載することが一般的に行われている。このとき、商品に関する情報が多い場合、容器の周囲のシュリンク包装材に情報を記載しきれないという問題がある。そこで、図16に示すように、シュリンク包装材1の筒状部2の一部に重なった外装部3を形成したものがある。このシュリンク包装材1においては、破断部で外装部3を破断することにより、外装部3を開くことができる。このような二重になったシュリンク包装材1では、筒状部2および外装部3の両方に情報を記載することができるため、多くの情報を表示することができる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−319848号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、商品の外部に表示する事項が増え、法的に開示を義務付けられる事項も増加傾向にあって、二重になったシュリンク包装材を採用しても、情報を記載しきれない場合が増えてきた。
【0005】
それゆえに、この発明の主たる目的は、より多くの情報を記載することができるシュリンク包装材を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、矩形状の熱収縮性シートからなり、筒状部ならびに筒状部の外面側に重なるように形成した少なくとも1つの中間部および外装部からなるシュリンク包装材であって、熱収縮性シートの一端と中間部とが固着されて形成された物品の筒部に被せられる筒状部、および筒状部の外面側に配置されるようにして筒状部の少なくとも一部に折り重なるように熱収縮性シートの一端の反対側が折り返されて形成された中間部および外装部からなる複数の情報表示部を含み、それぞれの情報表示部は、情報表示部の熱収縮性シートを折り返して形成した折り重ね部分の近傍の外表面がこれの接する折り重ね部分又は筒状部の部分に固着されるとともに、情報表示部における熱収縮性シートの一端の反対側の端の表面がこれの接する折り重ね部分に固着されることにより形成されており、情報表示部のそれぞれに1箇所の破断部が形成され、破断部を破断することにより情報表示部を開放可能とした、シュリンク包装材である。
このようなシュリンク包装材において、破断部は、複数の情報表示部において異なる側に形成され、破断部を破断することにより複数の情報表示部が異なる向きに開放されるようにすることができる。
特に、破断部は、隣接する情報表示部において異なる側に形成され、破断部を破断することにより隣接する情報表示部が異なる向きに開放されるようにしてもよい。
また、破断部は、複数の情報表示部において同じ側に形成され、破断部を破断することにより全ての情報表示部が同じ向きに開放されるようにしてもよい。
さらに、熱収縮性シートの一端の反対側の端部が、中間部を形成するようにしてもよい。
【0007】
シュリンク包装材の筒状部の少なくとも一部に重なるように複数の情報表示部が形成されることにより、筒状部および情報表示部のそれぞれに情報を表示することができる。そのため、このシュリンク包装材を採用することにより、表示すべき情報量の増加に対応することができる。
このようなシュリンク包装材において、複数の情報表示部の異なる側に破断部を形成することにより、複数の情報表示部の開放方向を異なる向きにすることができる。
特に、隣接する情報表示部について、破断部を異なる側に形成すれば、情報表示部を表面側から交互に異なる向きに開放することができる。
また、複数の情報表示部において、同じ側に破断部を形成することにより、全ての情報表示部を同じ向きに開放することができる。
さらに、熱収縮性シートの一端の反対側の端部が、中間部を形成するようにすることができる。
【0008】
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は、この発明のシュリンク包装材の一例を示す斜視図である。シュリンク包装材10は、筒状部12を含む。筒状部12の周方向の長さは、シュリンク包装材10が取り付けられる物品の外周より長くなるように形成される。筒状部12の外面側には、筒状部12の周方向の一部を覆うようにして、情報表示部として用いられる中間部14が形成される。さらに、中間部14上には、別の情報表示部として用いられる外装部16が形成される。中間部14および外装部16は、筒状部12の軸方向において、筒状部12と同じ幅に形成される。また、中間部14および外装部16は、筒状部12の周方向において、筒状部12の長さより短く形成される。これらの筒状部12、中間部14および外装部16は、熱収縮性シートによって一体的に形成される。
【0010】
筒状部12、中間部14および外装部16は、図2に示すように、1枚の熱収縮性シート40を複数箇所で折り返し、接着することによって形成される。熱収縮性シート40は、間隔を隔てた折り返し部40a,40bにおいて、熱収縮性シート40の同じ面側に向かって折り返されて、熱収縮性シート40の両端部が互いに対向するように配置される。熱収縮性シート40はさらに折り返されて、熱収縮性シート40の両端部が対向する間の折り返し部40cにおいて、その両端部が内側に配置される。
【0011】
熱収縮性シート40は折り返されることによって、その内側において両端部が互いに重なり合うとともに、2つの折り返し部40a,40bの近傍が互いに重なり合うように配置される。そして、熱収縮性シート40の両端部が接着され、接着部Aが形成される。また、熱収縮性シート40の一端側において、接着部Aの反対面と熱収縮性シート40の中間部とが接着され、接着部Bが形成される。なお、接着部Aと接着部Bとは、互いにずれた位置に形成される。さらに、熱収縮性シート40の2つの折り返し部40a,40b近傍において、熱収縮性シート40の対向面が接着され、接着部Cが形成される。
【0012】
このような熱収縮性シート40において、接着部Bが形成されていない熱収縮性シート40の他端側の筒状の部分が筒状部12を構成している。また、筒状部12の外面側において、熱収縮性シート40の接着部A,Bが形成された一端側と接着部Cとの間の部分が、中間部14を構成している。さらに、中間部14の外面側の外周部分において、熱収縮性シート40の接着部Bと接着部Cとの間の部分が、外装部16を構成している。
【0013】
接着部A,Bの近傍において、中間部14に、破断部としての切れ目18a,18bが形成される。切れ目18a,18bは、接着部C側よりの接着部A,Bの近傍において、接着部A,Bに沿って、筒状部12の軸方向に平行な直線状に形成される。切れ目18a,18bの一端側において、中間部14に切れ目18a,18bを破断しやすくするための切込部が形成されてもよい。また、接着部A,B側よりの接着部Cの近傍において、接着部Cに沿って、外装部16に破断部としての切れ目20a,20bが形成される。切れ目20a,20bは、接着部Cに沿って、筒状部12の軸方向に平行な直線状に形成される。切れ目20a,20bの一端側において、外装部16に切れ目20a,20bを破断しやすくするための切込部が形成されてもよい。
【0014】
このようなシュリンク包装材10を作製するために、図3に示すように、長尺状の熱収縮性シート40が準備される。熱収縮性シート40としては、加熱することによって、その幅方向に収縮するものが用いられる。このような熱収縮性シート40としては、たとえば厚み50μm程度のポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなどが用いられる。なお、熱収縮性シート40の種類としては、PETフィルム以外にも、ポリスチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィルムなどを用いることができる。
【0015】
熱収縮性シート40の厚みとしては、5〜100μmのものが好ましく、特に、厚み30〜70μmのものが好ましい。また、熱収縮性シート40は、40〜220℃で収縮させて容器等に取り付けられ、特に90〜100℃で収縮させて容器等に取り付けられることが好ましい。熱収縮性シートとしては、1軸延伸、2軸延伸等の延伸処理されたフィルムが好ましく、より好ましくは、長尺状の熱収縮性シート40の幅方向に相対的に強く延伸処理されたフィルムである。1軸延伸された熱収縮性シートとしては、筒状部12の軸方向の熱収縮率が0〜10%の熱収縮性シート、特に0〜5%のものが好ましく、筒状部12の周方向の熱収縮率が25〜100%の熱収縮性シート、特に40〜70%のものが好ましい。また、2軸延伸された熱収縮性シートとしては、筒状部12の軸方向および周方向の熱収縮率が25〜100%の熱収縮性シート、特に40〜70%のものが好ましい。
【0016】
熱収縮性シート40には、その長手方向に沿って、直線状に2つの破断部が形成される。一方の破断部として、熱収縮性シート40の幅方向の一端側に沿って、2本の切れ目18a,18bが形成される。また、熱収縮性シートの幅方向の内側に、切れ目18a,18bにほぼ平行になるように、他方の破断部として、2本の切れ目20a,20bが形成される。
【0017】
さらに、図4に示すように、熱収縮性シート40の一端側は、切れ目18a,18bと切れ目20a,20bとの間において、熱収縮性シート40の一方面側に向かって折り返される。この熱収縮性シート40を折り返した部分が、シュリンク包装材10の折り返し部40aとなる。折り返された熱収縮性シート40の一端側は、切れ目18a,18bより端部側において、熱収縮性シート40の一方面側に接着される。接着の方法としては、熱収縮性シート40を長手方向に移動させながら折り返し、折り返された熱収縮性シート40の一端側に溶剤を塗布し、溶剤塗布部分を押さえて接着させる。このように、溶剤を塗布することにより、熱収縮性シート40の少なくとも表面が溶解状態となり、溶解状態の部分が熱収縮性シート40の一方面上に押し付けられて接着される。この接着部分が、シュリンク包装材10の接着部Bとなる。
【0018】
さらに、図5に示すように、熱収縮性シート40の幅方向の他端側が、熱収縮性シート40の一方面側に向かって折り返される。この熱収縮性シート40を折り返した部分が、シュリンク包装材10の折り返し部40bとなる。そして、熱収縮性シート40の幅方向の両端側は、熱収縮性シート40の一方面上において対向するように配置される。
【0019】
さらに、図6に示すように、熱収縮性シート40の両端部の対向部分の間において、これらの両端部が内側に配置されるようにして、熱収縮性シート40が折り返される。この熱収縮性シート40を折り返した部分が、シュリンク包装材10の折り返し部40cとなる。そして、接着部Bと同様にして、熱収縮性シート40の幅方向両端部の間の他方面側に溶剤が塗布されて押し付けられるともに、熱収縮性シート40の折り返し部40a,40b近傍の対向部の間の他方面側に溶剤が塗布されて押し付けられる。このようにして、熱収縮性シート40の幅方向両端部の間にシュリンク包装材10の接着部Aが形成され、熱収縮性シート40の折り返し部40a,40b近傍の対向部にシュリンク包装材10の接着部Cが形成される。
【0020】
熱収縮性シート40を接着するための溶剤としては、たとえばシール溶剤と希釈溶剤とを混合したものが用いられる。シール溶剤としては、たとえばテトラヒドロフラン、ジオキソラン、メチルイソブチルケトンなどが用いられる。また、希釈溶剤としては、たとえばノルマルヘキサンやトルエンなどが用いられる。なお、熱収縮性シート40への溶剤の付与は、塗布に限定されるものではない。たとえば、熱収縮性シート40に溶剤を吹きつけてもよい。また、熱収縮性シート40を接着するために、接着剤を塗布してもよい。この場合、たとえばゴム系、アクリル共重合系、エマルジョン型、ホットメルト型などの接着剤を用いることができる。さらに、帯状の剥離紙上に感圧接着剤層を形成したものを準備し、熱収縮性シート40に感圧接着剤層を転写して、剥離紙を剥がすことにより、熱収縮性シート40に感圧接着剤層を形成してもよい。
【0021】
このようにして、筒状部12、中間部14および外装部16となる部分を有する長尺状の熱収縮性シート40が形成される。この熱収縮性シート40が所定の長さに切断され、複数のシュリンク包装材10が形成される。
【0022】
シュリンク包装材10においては、筒状部12の外面、中間部14の外面および外装部16の外面に、商品名、製造・販売会社、商品の取扱方法などのような、商品に関する情報が表示される。中間部14および外装部16においては、その内面にも商品に関する情報を表示すれば、情報をより多く表示することができる。そして、図7に示すように、シュリンク包装材10の筒状部12に、商品の容器50などが挿通される。さらに、シュリンク包装材10を加熱することにより、熱収縮性シート40が収縮し、容器50の外面にシュリンク包装材10が密着して固定される。
【0023】
この状態においては、中間部14および外装部16で覆われていない筒状部12の外面に表示された情報と、外装部16の外面側に表示された情報とを読むことができる。そして、図8に示すように、切れ目22a,22bを破断することにより、外装部16を開くことができる。したがって、この状態においては、中間部14の外面側に表示された情報を読むことができる。さらに、外装部16の内面に表示された情報も読むことができる。
【0024】
さらに、図9に示すように、中間部14に形成された切れ目18a,18bを破断することにより、外装部16が開く向きと逆向きに、中間部14を開くことができる。したがって、この状態においては、中間部14および外装部16に覆われていた筒状部12の表面に表示された情報を読むことができる。さらに、中間部14の内面に表示された情報も読むことができる。
【0025】
このように、このシュリンク包装材10では、筒状部12、中間部14および外装部16に情報を表示することができ、従来のシュリンク包装材に比べて、表示できる情報量が多い。したがって、商品に関して表示すべき情報量の増加に対しても、十分に応えることができる。
【0026】
なお、このようなシュリンク包装材10としては、図10に示すように、熱収縮性シート40の一端側を外側に向かって折り返してもよい。この場合、熱収縮性シート40の他端側と中間部とが接着されて、接着部Dが形成され、筒状部12が形成される。さらに、熱収縮性シート40が、接着部Dから筒状部12の外側に沿って配置され、接着部Dと間隔を隔てた位置において、外側に折り返される。この折り返し部40dにおいて、熱収縮性シート40が筒状部12の外面に接着され、接着部Eが形成される。筒状部12の外側に配置された接着部Dと接着部Eとの間の部分が、中間部14として用いられる。また、折り返し部40dで折り返された熱収縮性シート40の一端側は、接着部Dの近傍に接着され、接着部Fが形成される。これらの接着部Eと接着部Fとの間の外周部分が、外装部16として用いられる。
【0027】
このシュリンク包装材10では、接着部Eの近傍において、中間部14に切れ目22a,22bが形成される。また、接着部Fの近傍において、外装部16に切れ目24a,24bが形成される。これらの切れ目22a,22bおよび切れ目24a,24bによって破断部が形成される。したがって、これらの破断部を破断することにより、外装部16および中間部14を筒状部12の周方向の両側に向かって開くことができる。
【0028】
また、図11(参考例)に示すように、熱収縮性シート40の両端部を同じ向きに向かって折り返して対向させ、図2と同様に折り返し部40a,40bが形成される。そして、熱収縮性シート40の他端部と熱収縮性シート40の中間部と、および熱収縮性シート40の一端部と熱収縮性シート40の中間部とが接着されて、接着部Gおよび接着部Hが形成される。これらの接着部Gおよび接着部Hの間で、熱収縮性シート40が折り返され、折り返し部40cが形成される。このとき、熱収縮性シート40の両端部が内側に配置されるようにして、熱収縮性シート40が折り返される。そして、折り返し部40cの反対側において、熱収縮性シート40の2つの折り返し部40a,40b近傍が接着され、接着部Iが形成される。
【0029】
このシュリンク包装材10では、熱収縮性シート40の他端側における接着部Gで形成されたリング状部分が筒状部12として用いられる。また、筒状部12の外側において、接着部Iと接着部H近傍の熱収縮性シート40の一端部との間が、中間部14として用いられる。さらに、中間部の14の外側において、接着部Hと接着部Iとの間の熱収縮性シート40が、外装部16として用いられる。
【0030】
このシュリンク包装材10において、接着部Iの近傍の中間部14に、破断部としての切れ目26a,26bが形成される。また、接着部Hの近傍の外装部16に、破断部としての切れ目28a,28bが形成される。したがって、これらの破断部を破断することにより、中間部14および外装部16を反対側に向かって開くことができる。なお、切れ目26a,26bおよび切れ目28a,28bは、図2の切れ目18a,18bおよび切れ目20a,20bと反対の位置関係になっている。このように、破断部を形成する切れ目の位置は任意に設定することができる。
【0031】
また、図2と同様に熱収縮性シートを折り返した場合において、図12に示すように、接着部Aと接着部Bとが互いに重なるように形成されてもよい。ここでは、図11に示すシュリンク包装材10と同様に、切れ目26a,26bおよび切れ目28a,28bが形成されているが、図2に示すような位置に、切れ目18a,18bおよび切れ目20a,20bが形成されてもよい。
【0032】
さらに、情報表示部として、中間部および外装部の2つのみが形成される必要はなく、図13に示すように、筒状部12の外面側に、3つの情報表示部30a,30b,30cが形成されてもよい。この場合、情報表示部30a,30b,30cの隣接するものには、異なる側に切れ目を形成することにより、破断部32a,32b,32cが形成され、これらの破断部32a,32b,32cを破断することにより、情報表示部30a,30b,30cを外側から順に両側に開放することができる。
【0033】
また、図14に示すように、全ての情報表示部30a,30b,30cの同じ側に、破断部32a,32b,32cを形成してもよい。この場合、破断部32a,32b,32cを破断することにより、全ての情報表示部30a,30b,30cを同じ側に向かって開放することができる。
【0034】
さらに、図15に示すように、内側の2つの情報表示部30a,30bの同じ側に破断部32a,32bを形成し、外側の情報表示部30cには、破断部32a,32bの反対側に破断部32cを形成してもよい。この場合、破断部32a,32bを破断することにより、内側の情報表示部30a,30bを一方側に開放することができ、破断部32cを破断することにより、外側の情報表示部30cを内側の情報表示部30a,30bと異なる向きに開放することができる。
【0035】
このように、シュリンク包装材の筒状部および情報表示部を形成するために、熱収縮性シートを折り返し方を自由に変更することができる。熱収縮性シートの折り返し方によって、情報表示部の数を調整することができる。さらに、情報表示部は、筒状部のほぼ全面を覆うように形成してもよく、情報表示部の面積によって表示できる情報量を調整することができる。また、筒状部は、軸方向が同じ長さになるように形成する必要はなく、たとえば周方向に沿って波形になるように形成してもよい。さらに、中間部および外装部は、その軸方向の長さを筒状部と異なった長さに形成してもよく、その形状は矩形状である限りにおいて任意に変更することができる。また、筒状部および情報表示部を形成できる接着位置であれば、熱収縮性シートの接着位置をどのように変更してもよい。さらに、情報表示部に形成される切れ目は、筒状部の軸方向に平行な直線状に形成される必要はなく、筒状部の軸に対して斜めに形成されてもよく、曲線状に形成されてもよい。また、1つの情報表示部に複数の破断部を設けて、情報表示部を切り取れるようにしてもよい。切り取った情報表示部は、たとえば容器とは別の場所に保管することができる。
【0036】
【発明の効果】
この発明によれば、筒状部の外側に複数の情報表示部を重ねて形成することにより、多くの情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のシュリンク包装材の一例を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すシュリンク包装材の端面図である。
【図3】 図1に示すシュリンク包装材を製造するための熱収縮性シートを示す平面図である。
【図4】 図3に示す熱収縮性シートの一端側を折り返す工程を示す図解図である。
【図5】 図4に示す熱収縮性シートの他端側を折り返す工程を示す図解図である。
【図6】 図5に示す熱収縮性シートの中間部を折り返す工程を示す図解図である。
【図7】 図1に示すシュリンク包装材を容器に取り付けた状態を示す斜視図である。
【図8】 この発明のシュリンク包装材の外装部を開いた状態を示す斜視図である。
【図9】 この発明のシュリンク包装材の中間部を開いた状態を示す斜視図である。
【図10】 この発明のシュリンク包装材の他の例を示す端面図である。
【図11】 この発明のシュリンク包装材のさらに他の例を示す端面図である。
【図12】 シュリンク包装材の参考例を示す端面図である。
【図13】 この発明のシュリンク包装材のさらに別の例を示す端面図である。
【図14】 この発明のシュリンク包装材の異なる例を示す端面図である。
【図15】 この発明のシュリンク包装材のさらに異なる例を示す端面図である。
【図16】 従来のシュリンク包装材の一例を示す斜視図である。
Claims (5)
- 矩形状の熱収縮性シートからなり、筒状部ならびに前記筒状部の外面側に重なるように形成した少なくとも1つの中間部および外装部からなるシュリンク包装材であって、
前記熱収縮性シートの一端と中間部とが固着されて形成された物品の筒部に被せられる筒状部、および
前記筒状部の外面側に配置されるようにして前記筒状部の少なくとも一部に折り重なるように前記熱収縮性シートの一端の反対側が折り返されて形成された前記中間部および前記外装部からなる複数の情報表示部を含み、
前記それぞれの情報表示部は、該情報表示部の前記熱収縮性シートを折り返して形成した折り重ね部分の近傍の外表面がこれの接する折り重ね部分又は筒状部の部分に固着されるとともに、該情報表示部における前記熱収縮性シートの一端の反対側の端の表面がこれの接する折り重ね部分に固着されることにより形成されており、
前記情報表示部のそれぞれに1箇所の破断部が形成され、前記破断部を破断することにより前記情報表示部を開放可能とした、シュリンク包装材。 - 前記破断部は、複数の前記情報表示部において異なる側に形成され、前記破断部を破断することにより複数の前記情報表示部が異なる向きに開放される、請求項1に記載のシュリンク包装材。
- 前記破断部は、隣接する前記情報表示部において異なる側に形成され、前記破断部を破断することにより隣接する前記情報表示部が異なる向きに開放される、請求項2に記載のシュリンク包装材。
- 前記破断部は、複数の前記情報表示部において同じ側に形成され、前記破断部を破断することにより全ての前記情報表示部が同じ向きに開放される、請求項1に記載のシュリンク包装材。
- 前記熱収縮性シートの一端の反対側の端部が、前記中間部を形成してなる、請求項1、2、3又は4に記載のシュリンク包装材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180574A JP4272933B2 (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | シュリンク包装材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003180574A JP4272933B2 (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | シュリンク包装材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005017561A JP2005017561A (ja) | 2005-01-20 |
JP4272933B2 true JP4272933B2 (ja) | 2009-06-03 |
Family
ID=34181522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003180574A Expired - Fee Related JP4272933B2 (ja) | 2003-06-25 | 2003-06-25 | シュリンク包装材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4272933B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6487735B2 (ja) * | 2015-03-18 | 2019-03-20 | 株式会社フジシール | 熱収縮性筒状ラベル、及びラベル付き容器 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08169066A (ja) * | 1994-12-19 | 1996-07-02 | Ekushiile Corp:Kk | 多層ラベルの製造方法 |
JP3029574U (ja) * | 1996-03-28 | 1996-10-01 | 株式会社フジヤマ技研 | 容器用ラベルバンド |
JPH11240277A (ja) * | 1998-02-26 | 1999-09-07 | Toppan Forms Co Ltd | 重ね合わせ葉書 |
DE19949778C1 (de) * | 1999-10-15 | 2001-08-09 | Schreiner Etiketten | Selbstüberlappendes Etikett |
-
2003
- 2003-06-25 JP JP2003180574A patent/JP4272933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2005017561A (ja) | 2005-01-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7744131B2 (en) | One-piece label with integral tear strip | |
JP4272933B2 (ja) | シュリンク包装材 | |
JP6323073B2 (ja) | シュリンクフィルム付台紙 | |
JP5552672B2 (ja) | 包装体 | |
JP6599691B2 (ja) | フィルム包装体 | |
JP4698960B2 (ja) | 熱収縮性筒状ラベル、及び熱収縮性筒状ラベル連続体の製造方法 | |
WO2020158553A1 (ja) | 長尺筒状シュリンクラベル原反、包装体の製造方法、及び副ラベル付き筒状シュリンクラベル | |
JP2005241749A (ja) | 改ざん防止ラベル | |
JP2007522501A (ja) | 軸方向に異なる横断面間の変わり目を封印するためのラベル | |
JP2007069945A (ja) | シュリンクラベル | |
JP2010111422A (ja) | 剥離検出機能付き貼着シート | |
JP6308884B2 (ja) | 包装体及びシュリンクフィルム付き台紙 | |
GB2289616A (en) | Glove pack | |
JP5581492B2 (ja) | 筒状ラベル、及び筒状ラベル形成用基材 | |
JP6200700B2 (ja) | 包材および包装体 | |
JP6456674B2 (ja) | Pop包装体の製造方法、及びpop筒状ラベル | |
JP6322865B2 (ja) | ブックレットラベルおよび被着体 | |
JPH08278752A (ja) | 多層構造を持つラベル | |
JP6589476B2 (ja) | シュリンクフィルム付台紙 | |
JP2009184676A (ja) | 包装体製造方法 | |
JP3643049B2 (ja) | シュリンク材 | |
JP6712154B2 (ja) | ラベル付き物品、及び収納ラベル | |
JP2004251966A (ja) | シュリンクラベル | |
JP2024003433A (ja) | 容器用包装体の製造方法、容器用包装体および包装体付き容器 | |
JP6589502B2 (ja) | シュリンクフィルム付台紙 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060620 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081128 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081202 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090130 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20090130 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20090224 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20090302 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4272933 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120306 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150306 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |