JP4271295B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、複数のシンボルを変動表示した後に、遊技者による停止操作に基づいて前記変動表示を停止して入賞ライン上にいずれかのシンボルを表示する複数のシンボル可変表示器を備えたスロットマシンに関する。特に、この発明は、機械内部の入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったとき、特定の抽選当たりのシンボルを入賞ライン上に引き込むように、各シンボル可変表示器の停止動作を制御する機能をもつロットマシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的なスロットマシンは、シンボル可変表示器として、外周面に複数種のシンボルが表された3個のリールを有する。メダル投入口へメダルが投入された後、始動レバーが操作されると、3個のリールが一斉に始動する。リール毎に停止スイッチが設けられており、いずれかの停止スイッチが操作されると、対応するリールが個別に停止する。
【0003】
全てのリールが停止したとき、入賞ライン上に、所定のシンボルによる所定の組み合わせが成立すると、そのゲームは入賞となり、入賞の種類に応じて、予め決められた枚数のメダルがそのゲームの配当として払い出される。入賞ライン上に、特定のシンボルによる所定の組み合わせが成立すると、そのゲームは特別入賞となり、遊技者へ付与される特典として、ボーナスゲームを実施する機会が与えられる。
【0004】
近年の機種では、ボーナスゲームとして、「レギュラーボーナス」と称されるボーナスゲームと、この「レギュラーボーナス」が複数回(例えば最大3回)実施できる「ビッグボーナス」と称されるボーナスゲームとが用意されている。遊技者は、これらのボーナスゲームを実施することで、多量のメダルが獲得することが可能である。
【0005】
従来のスロットマシンでは、始動レバーの操作があると、機械内部で入賞抽選処理が実行される。遊技者による停止操作があったとき、停止操作のタイミングと抽選結果とに基づいて、入賞ライン上に、所定のシンボルを引き込むようにリールを強制的に停止させる、いわゆる引込制御が行われる。
この引込制御では、抽選当たりがあったときは、入賞ライン上に、入賞に関わるシンボルが停止するようにリールの停止動作が制御される。一方、抽選当たりがなかったときは、入賞に関わるシンボルが入賞ライン上に停止しないようにリールの停止動作が制御される。
【0006】
抽選当たりのうち、特別入賞に関わる抽選当たり(以下、「特別抽選当たり」という。)があったときは、特別入賞が成立するまで、特別抽選当たりの状態が以後のゲームまで持ち越される。特別入賞以外の入賞(小役入賞)に関わる抽選当たり(以下、「小役抽選当たり」という。)があったときは、そのゲーム限りであり、小役抽選当たりの状態は以後のゲームに持ち越されない。
【0007】
最近の機種では、特別抽選当たりがあったとき、「リーチ目」と称される所定のシンボルによる所定の組み合わせパターンが出現するよう各リールの停止動作を制御し、特別抽選当たりがあったことを遊技者へ暗に知らせている。
しかしながら、このような報知方式では、遊技者は、リーチ目を構成する多数のシンボルの組み合わせパターンを記憶する必要があり、煩雑である。特に初心者の場合、仮に「リーチ目」と称されるシンボルの組み合わせパターンが出現しても、これを見過ごす可能性が大きい。
【0008】
そこで、特別抽選当たりがあったことを、より直接的に遊技者に報知するために、特別抽選当たりがあったとき、ランプを点灯させたり、ブザー音を発生させたりする機種や、特別抽選当たりがあったとき、1個の抽選報知器を変動表示させた後に変動表示を停止させて所定のシンボルを表示することにより「レギュラーボーナス」か「ビッグボーナス」かの種別を表示するようにした機種が存在する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の報知方法は、特別抽選当たりがあったことを機械が遊技者へ一方的に報知する、というだけのものであり、報知動作の多様性に欠け、ゲームの演出効果や興趣に欠ける、という問題がある。また、遊技者の側から見れば、特別抽選当たりの報知を単に待つ、というだけのものであり、遊技的な要素が全く存在しない。
【0010】
この発明は、上記問題に着目してなされたもので、入賞抽選処理の抽選結果を報知するための抽選報知器を設け、この抽選報知器を変動表示させた後、遊技者による停止スイッチの操作で前記変動表示を停止させることにより、報知動作の多様性を増してゲームの演出効果と興趣とを向上させるとともに、報知動作に遊技的な要素を取り入れられたスロットマシンを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明は、複数のシンボルを変動表示した後に、遊技者による停止操作に基づいて前記変動表示を停止して入賞ライン上にいずれかのシンボルを表示する複数のシンボル可変表示器を備え、機械内部の入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったとき、特定の抽選当たりのシンボルを入賞ライン上に引き込むように、各シンボル可変表示器の停止動作を制御するようにしたスロットマシンにおいて、前記シンボル可変表示器と同数またはそれより少ない個数設けられ、前記入賞抽選処理の抽選結果を遊技者へ報知するための複数の報知用シンボルを変動表示した後に前記変動表示を停止して、いずれかの報知用シンボルを表示する抽選報知器と、各シンボル可変表示器の変動表示を遊技者による停止操作により停止させるとともに、各抽選報知器の変動表示を各抽選報知器に対応させたシンボル可変表示器に対する停止操作により停止させるために設けられたシンボル可変表示器毎の停止スイッチと、遊技者による前記停止スイッチの操作があったときシンボル可変表示器および抽選報知器の変動表示の停止動作をそれぞれ制御する制御装置とを備える。前記制御装置は、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで前記抽選報知器の変動表示を停止させる第1の停止制御と、遊技者による停止スイッチの操作からずれたタイミングで前記抽選報知器の変動表示を停止させる第2の停止制御とを選択して実行することが可能であり、前記特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作しなかったときは、第1の停止制御を実行し、前記特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したときは、前記入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったことを条件として第1の停止制御を実行し、前記入賞抽選処理により特定の抽選当たりがなかったことを条件として第2の停止制御を実行する。
【0014】
請求項2の発明では、前記停止スイッチとして押釦スイッチが用いられる。前記制御装置は、停止スイッチの押釦が押操作されたとき、シンボル可変表示器の変動表示を停止させ、停止スイッチの押釦の押操作が解除されたとき、抽選報知器の変動表示を停止させる。
【0017】
請求項3の発明では、前記制御装置は、さらに、シンボル可変表示器および抽選報知器の変動表示動作を制御するものであり、抽選報知器の変動表示速度がシンボル可変表示器の変動表示速度より低速度になるよう、抽選報知器の変動表示動作を制御する。
【0018】
請求項4の発明では、前記制御装置は、抽選報知器が報知動作を実行するかどうかを抽選処理で決定する。
【0021】
請求項5の発明では、前記制御装置は、さらに、抽選報知器が特定の抽選当たりを報知したとき、抽選報知器を再始動させた後に、特定の抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止するよう抽選報知器の変動表示を停止させる。
【0022】
【作用】
遊技者が停止スイッチを操作すると、停止スイッチの操作に合わせたタイミングで抽選報知器の変動表示が停止し、いずれかの報知用シンボルが表示される。入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあった場合において、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したときは、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが表示され、遊技者は抽選が当たったことを確認できる。
一方、入賞抽選処理により特定の抽選当たりがなかったにもかかわらず、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作した場合は、停止スイッチの操作からずれたタイミングで抽選報知器の変動表示が停止することになり、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルは表示されない。
なお、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作しなかったときは、入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったか、なかったかに関わらず、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルは表示されない。
【0023】
抽選報知器とシンボル可変表示器とが同数の場合は、遊技者が停止スイッチを操作する度に、シンボル可変表示器および抽選報知器が変動表示を停止する。
【0024】
抽選報知器がシンボル可変表示器より少ない個数の場合は、遊技者が停止スイッチを操作する度に、シンボル可変表示器が変動表示を停止するが、抽選報知器は、所定の停止スイッチが操作されたとき、変動表示を停止する。
【0025】
請求項2のスロットマシンでは、遊技者が停止スイッチの押釦を押操作したとき、シンボル可変表示器は変動表示を停止し、押釦の押操作を解除したとき、抽選報知器が変動表示を停止する。
【0028】
請求項3のスロットマシンでは、抽選報知器はシンボル可変表示器より低速度で変動表示を行うので、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルを停止させるタイミングがとり易くなる。
【0029】
請求項4のスロットマシンでは、抽選処理で抽選が当たった場合に限り抽選報知器は報知動作を行う。
【0032】
請求項5のスロットマシンでは、遊技者による停止スイッチの操作で抽選報知器が変動表示を停止する。抽選報知器が特定の抽選当たりを報知すると、抽選報知器が再始動した後に、特定の抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止し、特定の抽選当たりの種類を遊技者へ報知する。
【0033】
【実施例】
図1は、この発明の一実施例であるスロットマシンの外観を示す。
図示例のスロットマシンは、ボックス形状の本体部2の前面開口に扉部3を開閉可能に取り付けて機体1が構成される。本体部2の中空内部には、図2に示すように、仕切板24より上方の上段位置にリールブロック4や制御装置が実装された回路基板5が、下段位置に多数枚のメダルを収容するホッパー6aを有するメダル払出機6が、それぞれ組み込まれる。
なお、図2の30は、前記回路基板5などへ電源を供給するための電源装置である。31は、メダル払出機6のホッパー6aより溢れ出たメダルを回収するためのメダル回収箱である。
【0034】
前記リールブロック4は、金属フレーム7に3個のリール8a,8b,8cが一体に組み付けられて成る。各リール8a,8b,8cは、リール枠の外周面に帯状テープを貼設して成る。帯状テープには、特別入賞を成立させる特別入賞シンボル、その他の入賞を成立させる入賞シンボル、入賞に関わらない複数種のシンボルなどが印刷される。なお、この実施例では、前記特別入賞シンボルとして、「ビッグボーナス」に関わる第1の特別入賞シンボルと、「レギュラーボーナス」に関わる第2の特別入賞シンボルとが設けられている。
【0035】
このリールブロック4には、各リール8a,8b,8cを個別に回転駆動するステッピングモータ9a,9b,9cが組み付けてある。3個のリール8a,8b,8cと、各リール8a,8b,8cに対応するステッピングモータ9a,9b,9cとで3個のシンボル可変表示器が構成される。なお、各シンボル可変表示器は、リールを用いたものに限らず、ベルトを用いたものであってもよく、また、液晶表示板のような画像表示手段であってもよい。
【0036】
前記扉部3の前面は、3個のシンボル表示窓20a,20b,20cを備えた正面パネル11と、機種名やゲーム情報を表示するための上部パネル12および下部パネル13とで構成される。各パネル11,12,13は、透明な合成樹脂板または強化ガラスの表面に、シルクスクリーン印刷を施して形成される。
【0037】
正面パネル11の下方には、始動レバー14,3個の停止釦スイッチ15a,15b,15c、およびメダル投入口16が、また下部パネル13の下方には、メダル放出口17やメダル受け皿18が、それぞれ配備される。
メダル投入口16はメダルの投入を受け付ける部分である。始動レバー14は3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させるために遊技者により操作される。3個の停止スイッチ15a,15b,15cは押釦スイッチより成り、対応するリール8a,8b,8cを個別に停止させるために遊技者により操作される。
【0038】
正面パネル11の板面中央には、図3に示すように、カラー印刷層で囲まれた無着色で透明のシンボル表示窓20a,20b,20cが3個、横一列に並設してある。各シンボル表示窓20a,20b,20cの背後位置には、前記リールブロック4の各リール8a,8b,8cが、外周面をシンボル表示窓20a,20b,20cに向けて、配置される。
各シンボル表示窓20a,20b,20cは、各リール8a,8b,8cのシンボルを移動させた状態および停止させた状態で表示するためのもので、横方向の長さが、各リール8a,8b,8cが見えるように、また、縦方向の長さが、リール停止時に、3駒分のシンボルSが見えるように、それぞれ縦に長い矩形状に形成されている。
【0039】
正面パネル11の表面には、シンボル表示窓20a,20b,20cより見える各リール8a,8b,8cの3駒分のシンボルを水平方向に結ぶ3本の入賞ラインL1〜L3と、各リール8a,8b,8cの3駒のシンボルを斜め方向に結ぶ右下がりおよび左下がりの2本の入賞ラインL4,L5とが表されている。リール停止時、これら5本の入賞ラインL1〜L5上に各リール8a,8b,8cのシンボルが整列する。
【0040】
このスロットマシンでは、複数枚のメダルを予めメダル投入口16より投入して機械に貯留しておき、この貯留メダルを使ってゲームを行うという、いわゆるクレジットのゲーム方式でのゲームが実施できる。そのために、前記扉部3の前面には、機械に貯留されたメダルの枚数をデジタル表示する貯留枚数表示器32、1ゲームに対する貯留メダルの使用枚数を選択してゲームを開始させる3種類のベット釦スイッチ33,34,35、および貯留メダルの精算を指示するための精算スイッチ36などが設けてある。
【0041】
前記メダル投入口16への1枚のメダルの投入または第1のベット釦スイッチ33の押操作により、中央の1本の入賞ラインL1が有効化される。2枚のメダルの投入または第2のベット釦スイッチ34の押操作により、3本の水平な入賞ラインL1〜L3が有効化される。3枚のメダルの投入または第3のベット釦スイッチ35の押操作により、5本全ての入賞ラインL1〜L5が有効化される。なお、図3において、19Aは正面パネル11の内側に配設されたリール照明用の蛍光灯である。
【0042】
この実施例では、ゲーム毎に1〜3枚のメダルを投入してゲームを行う従来のゲーム方式と、貯留メダルを使用してゲームを行うクレジットのゲーム方式とを遊技者が選択できるようになっている。そのために、いずれか一方のゲーム方式を選択するための切換スイッチ37が設けてある。
【0043】
このスロットマシンでは、メダル投入口16へのメダルの投入またはベット釦スイッチ33,34,35の操作で、いずれかの入賞ラインを有効化させた後、始動レバー14を操作すると、機械内部で入賞抽選処理が行われる。その後、停止スイッチ15a,15b,15cが押操作されたとき、抽選当たりであれば、前記入賞抽選処理の抽選結果に基づく所定のシンボルが、有効化された入賞ライン上へ引き込むように、各リール8a,8b,8cの停止動作が制御される。特に、前記の特別抽選当たりがあると、有効化された入賞ライン上に特別入賞シンボルを引き込むように、各リール8a,8b,8cの停止動作が制御される。
【0044】
この実施例では、「ビッグボーナス」および「レギュラーボーナス」に関わる2種類の特別入賞シンボルが設けてあるので、特別抽選当たりも、「ビッグボーナス」についての特別抽選当たりと、「レギュラーボーナス」についての特別抽選当たりとの2種類がある。なお、以下の説明では、「ビッグボーナス」についての特別抽選当たりと「レギュラーボーナス」についての特別抽選当たりとを総称して、単に「特別抽選当たり」という。
【0045】
前記抽選処理は、乱数発生器が発生する乱数をサンプリングして、そのサンプリングされた乱数値が所定の範囲内の値であるかどうかを判断することにより、特別入賞シンボルやそれ以外の入賞シンボルについての抽選当たりであるかどうかを決定する。なお、この種の抽選処理は公知であり、ここでは詳細な説明は省略する。
【0046】
このスロットマシンでは、入賞抽選処理による抽選結果、具体的には特別抽選当たりがあったことを遊技者に報知するために、シンボル表示窓20a,20b,20cの一側部に、図4に示すような構成の抽選報知器50が設けてある。詳細は後述するが、前記抽選報知器50は、報知動作に遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作を介在させるように構成してある。
【0047】
この実施例の抽選報知器50は、1〜9の数字を報知用シンボルとして7セグメントのLEDで表示する3個の数字表示器50a,50b,50cで構成されている。なお、抽選報知器50は、この実施例のものに限らず、文字や図形などの複数の報知用シンボルを変動表示した後に変動表示を停止して、いずれかの報知用シンボルを表示できる構成のものであれば、例えば、複数の報知用シンボルが表されたリール状のものやベルト状のもの、液晶のような画像表示手段などを用いることもできる。
【0048】
この実施例では、前記リール8a,8b,8cとは別に抽選報知器50を設けているが、リール8a,8b,8cを抽選報知器50として兼用することも可能である。この場合、各リール8a,8b,8cには、報知用シンボルを特別に設けるか、特別入賞シンボルや入賞シンボル、さらには、それ以外のシンボルを報知用シンボルに割り当てる。
【0049】
前記抽選報知器50を構成する3個の数字表示器50a,50b,50cは、各リール8a,8b,8cの停止スイッチ15a,15b,15cに対応させてある。始動レバー14を操作すると、全てのリール8a,8b,8cとほぼ同時に全ての数字表示器50a,50b,50cが一斉に変動表示を開始し、各リール8a,8b,8cの停止スイッチ15a,15b,15cを押操作すると、対応するリール8a,8b,8cと対応する数字表示器50a,50b,50cとがそれぞれ変動表示を停止し、いずれかの報知用シンボルを表示する。
【0050】
各数字表示器50a,50b,50cの変動表示速度は、各リール8a,8b,8cの変動表示速度より低速度に設定されており、これにより、遊技者は狙った報知用シンボルをかなりの確率で停止させることが可能である。
【0051】
なお、リール8a,8b,8cを抽選報知器50に兼用する場合は、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作により各リール8a,8b,8cの変動表示を順次停止させた後、抽選報知器50としてのリール8a,8b,8cの変動表示を再度開始させ、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作により抽選報知器50としてのリール8a,8b,8cの変動表示を停止させる。
【0052】
各数字表示器50a,50b,50cは、原則として、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作に合わせたタイミングで変動表示が停止するように制御されるが、特別抽選当たりがなかったにもかかわらず特別抽選当たりがあったと報知されることがないように、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作からずれたタイミングで各数字表示器50a,50b,50cの変動表示が停止するような制御が取り入れられている。
【0053】
ここでは、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作に合わせたタイミングの停止制御を「第1の停止制御」、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作からずれたタイミングの停止制御を「第2の停止制御」と呼ぶ。この第2の停止制御は、必ずしも全ての数字表示器50a,50b,50cに対して実施する必要がなく、最後に停止する数字表示器に対してのみ実施すればよい。
【0054】
また、この実施例では、リール8a,8b,8cと同数の3個の数字表示器50a,50b,50cで抽選報知器50を構成しているが、図5に示すように、2個の数字表示器50a,50bで抽選報知器50を構成してもよく、また、図示していないが、1個または4個以上の数字表示器で抽選報知器50を構成してもよい。2個の数字表示器50a,50bで抽選報知器50を構成した場合、例えば、遊技者による2番目の停止操作で第1の数字表示器50aの変動表示を、3番目の停止操作で第2の数字表示器50bの変動表示を、それぞれ停止させるとよい。
【0055】
図4に示す実施例の抽選報知器50では、2桁表示の2個の数字表示器50a,50bと1桁表示の1個の数字表示器50cとを上下2段に配置しているが、図6に示すように、3個の数字表示器50a,50b,50cを横一列に配置して、3桁表示の表示態様としてもよい。
【0056】
また、この実施例では、3個の停止スイッチ15a,15b,15cを3個のリール8a,8b,8cの停止と3個の数字表示器50a,50b,50cの停止とに兼用しているが、図7に示すように、各数字表示器50a,50b,50cの停止操作のための専用の停止スイッチ51a,51b,51cを設けるようにしてもよい。
【0057】
さらにまた、3個の停止スイッチ15a,15b,15cを3個のリール8a,8b,8cの停止と3個の数字表示器50a,50b,50cの停止とに共用し、停止スイッチ15a,15b,15cの押釦が押操作されたとき、対応するリール8a,8b,8cの変動表示が停止し、停止スイッチ15a,15b,15cの押釦の押操作が解除されたとき、対応する数字表示器50a,50b,50cの変動表示が停止するように構成することも可能である。
【0058】
上記の抽選報知器50は、例えば数ゲームないし数十ゲームに1回の割合で作動させるなど、所定の頻度で作動させる。そのために、ゲーム毎に報知動作を行うかどうかの報知抽選処理を実行し、抽選が当たったときに、抽選報知器50を作動させるようにする。この報知抽選処理は、前記した入賞抽選処理からは独立して、入賞抽選処理の抽選結果とは無関係に行われる。
【0059】
なお、抽選報知器50は、入賞抽選処理で特別抽選当たりがあったときに限って作動させるよう構成することも可能である。この場合、抽選報知器50の作動が特別抽選当たりを報知することになるので、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作で、特別抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止するよう抽選報知器50の変動表示の停止を制御するとよい。
【0060】
例えば、入賞抽選処理で特別抽選当たりがあったとき、各数字表示器50a,50b,50cの数字を揃えた状態で変動表示させ、「ビッグボーナス」の抽選当たりのときは、「1,1,1」や「7,7,7」のように、奇数の同じ報知用シンボルが3個停止するように抽選報知器50の変動表示を停止させ、また、「レギュラーボーナス」の抽選当たりのときは、「2,2,2」や「8,8,8」のように、偶数の同じ報知用シンボルが3個停止するように抽選報知器50の変動表示を停止させる。この場合は、3番目に行われる停止スイッチの操作に対して、3個の数字表示器50a,50b,50cを停止させるようにするが、前記した第1の停止制御と第2の停止制御とを選択して実行することはいうまでもない。
【0061】
また、遊技者による停止スイッチ15a,15b,15cの操作に基づいて抽選報知器50の各数字表示器50a,50b,50cを停止させ、所定の数字の並び(例えば、「7,7,7」の並び)で抽選報知器50が特別抽選当たりを報知したとき、抽選報知器50を再始動させた後に、抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止するよう抽選報知器50の変動表示を自動的に停止させるように構成することもできる。
【0062】
上記した抽選報知器50の表示を見て、特別抽選当たりがあったことを遊技者が認識すると、遊技者は、特別入賞シンボルが入賞ライン上に揃い易い状態であることがわかり、以降のゲームにおいて、慎重な停止操作を行うことになる。
なお、上記の実施例では、正面パネル11の位置に抽選報知器50を設けているが、これに限らず、上部パネル12の位置などに設けることもできる。
【0063】
図8は、上記したスロットマシンの電気的な構成を示す。
同図中、40はマイクロコンピュータより成る制御装置であり、制御、演算の主体であるCPU41、プログラムや固定データが格納されるROM42、データの読み書きに用いられるRAM43の他に乱数発生器45を含んでいる。
【0064】
前記CPU41には、バス49を介して、各リール8a,8b,8cのリール駆動部47a,47b,47c、メダル払出機6、貯留枚数表示器32、抽選報知器50を構成する3個の数字表示器50a,50b,50cなどの出力各部や、メダル検知センサ46、始動レバー14、3種類のベット釦スイッチ33,34,35、3個の停止スイッチ15a,15b,15c、精算スイッチ36、切換スイッチ37などの入力各部が接続されている。
前記CPU41は、ROM42に格納されたプログラムに従ってRAM43に対するデータの読み書きを行いつつ、前記入出力各部の動作を一連に制御する他、前記乱数発生器45が発生した乱数値をサンプリングして、入賞抽選処理や報知抽選処理を実行する。
【0065】
前記リール駆動部47a,47b,47cは、各リール8a,8b,8cの駆動源であるステッピングモータ9a,9b,9cの駆動を制御する。メダル払出機6は、精算スイッチ36が操作されたときなどに駆動し、貯留枚数表示器32に表示された枚数のメダルをメダル放出口17よりメダル受け皿18へ払い戻す。メダル検知センサ49は、メダル投入口16に投入されたメダルを検知してメダル検知信号を出力する。
【0066】
図9は、前記制御装置40による制御の流れを示す。なお、同図のSTは、一連の制御の流れにおける各ステップを意味する。
同図のST1では、CPU41は、遊技者によるゲーム開始操作に待機している。遊技者がメダル投入口16へメダルを投入するか、いずれかのベット釦スイッチ33,34,35を押操作した後、始動レバー14を操作すると、ST1の判定が「YES」であり、つぎのST2で、大当たりフラグFが1にセットされているかどうかがチェックされる。この場合、ST2の判定は「NO」であるから、ST3へ進み、CPU41は乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより入賞抽選処理を実行する。この入賞抽選処理で特別抽選当たりがあると、ST4の判定が「YES」となってST5へ進み、大当たりフラグFがセットされる。特別抽選当たりがなければ、ST4の判定が「NO」であり、ST5はスキップされる。
【0067】
つぎのST6では、CPU41は3個のリール8a,8b,8cを一斉に始動させ、続くST7で、乱数発生器44が発生した乱数値をサンプリングすることにより報知抽選処理を実行する。
この報知抽選処理で抽選当たりがあると、ST8の判定が「YES」となり、CPU41は、抽選報知器50を構成する3個の数字表示器50a,50b,50cを一斉に始動させ、1〜9の数字を変動表示する(ST9)。抽選報知器50が変動表示を開始するのを見て、遊技者は、入賞抽選処理により特別抽選当たりがあったのではないか、という期待感を高める。
報知抽選処理で抽選が外れると、ST8の判定は「NO」であり、抽選報知器50は作動しない。
【0068】
かくして、遊技者は、3個の停止スイッチ15a,15b,15cのうちのいずれかを押操作する。最初の停止操作があると、ST10の判定が「YES」となり、該当するリールが停止する(ST11)。
つぎのST12では、停止したリールが3個目かどうかを判定しており、この場合、その判定は「NO」であるから、ST13へ進み、CPU41は、第1の停止制御を実行し、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで、操作された停止スイッチに対応する数字表示器の変動表示を停止させる。
【0069】
つぎのST15では、全てのリール8a,8b,8cが停止したかどうかを判定しており、この場合、ST15の判定は「NO」であるから、ST10へ戻り、つぎの停止スイッチの操作に待機する。
【0070】
つぎの停止スイッチの操作があると、ST10の判定が「YES」となり、該当するリールが停止するが(ST11)、つぎのST12の判定も「NO」であるから、CPU41は、第1の停止制御を実行し、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで、操作された停止スイッチに対応する数字表示器の変動表示を停止させる(ST13)。
この2個目のリールが停止した段階ではつぎのST13の判定は「NO」であるから、ST10へ戻り、最終の停止スイッチの操作に待機する。
【0071】
最終の停止スイッチの操作があると、ST10の判定が「YES」となり、ST11で該当するリールが停止した後、ST12の判定を行う。ST11で停止したリールは3個目であるから、つぎのST12の判定は「YES」となってST14へ進み、CPU41は、入賞抽選処理により特別抽選当たりがあったかどうかと、特別抽選当たりを報知する報知用シンボル(この実施例では数字の「7」、以下、「当たり報知シンボル」という。)が2個停止しているかどうかと、当たり報知シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したかどうかとにより、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで抽選報知器50の変動表示を停止させる第1の停止制御と、遊技者による停止スイッチの操作からずれたタイミングで抽選報知器50の変動表示を停止させる第2の停止制御とを選択して実行する。
【0072】
図10は、ST14の詳細を示すもので、CPU41は、まずST14−1において、当たり報知シンボルが2個表示されているかどうかを判定する。もし、当たり報知シンボルが2個表示されていなければ、ST14−1の判定が「NO」となって、ST14−5へ進み、CPU41は、第1の停止制御を選択して実行し、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させる(ST14−5)。この場合に、仮に遊技者が当たり報知シンボルが停止するタイミングで停止スイッチを操作したとしても、当たり報知シンボルが3個並ぶことはない。
【0073】
当たり報知シンボルが2個表示されている場合には、ST14−1の判定は「YES」となり、つぎにCPU41は、入賞抽選処理により特別抽選当たりがあったかどうかを大当たりフラグFにより判定する(ST14−2)。
もし、大当たりフラグFが1にセットされていなければ、ST14−2の判定は「NO」であり、つぎにCPU41は、当たり報知シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したかどうかを判定する(ST14−6)。
【0074】
もし、そのタイミングが一致していなければ、ST14−6の判定は「NO」となってST14−5ヘ進み、CPU41は、第1の停止制御を選択して実行し、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させる。この場合は当然、当たり報知シンボルは停止しないから、当たり報知シンボルが3個並んで表示されることはない。
【0075】
もし遊技者が当たり報知シンボルが停止するタイミングで停止スイッチを操作すれば、ST14−6の判定は「YES」となってST14−7へ進む。この場合に、もし、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させれば、特別抽選当たりがなかったにもかかわらず当たり報知シンボルが3個並んで表示されることになるから、CPU41は、第2の停止制御を選択して実行し、遊技者による停止スイッチの操作からずらせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させる(ST14−7)。その結果、最後の数字表示器では当たり報知シンボルが停止せず、当たり報知シンボルが3個並んで表示されることはない。
【0076】
当たり報知シンボルが2個表示されている場合であって、入賞抽選処理により特別抽選当たりがあった場合には、ST14−1およびST14−2の判定はともに「YES」となり、ST14−3へ進む。
この実施例では、ST14−3において、強制的なはずれ報知を実施するかどうかのはずれ報知抽選処理を行っており、その抽選が当たってST14−4の判定が「YES」になった場合は、ST14−6へ進み、遊技者が当たり報知シンボルが停止するタイミングで停止スイッチを操作した場合、すなわちST14−6の判定が「YES」の場合は、CPU41は、第2の停止制御を選択して実行し、遊技者による停止スイッチの操作からずらせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させる(ST14−7)。その結果、最後の数字表示器では当たり報知シンボルが停止せず、特別抽選当たりの報知は行われない。
【0077】
もし、はずれ報知の抽選が当たらなければ、ST14−4の判定は「NO」であり、CPU41は、第1の停止制御を選択して実行し、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで最後の数字表示器の変動表示を停止させる。従って、当たり報知シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作すれば、最後の数字表示器は、当たり報知シンボルを表示することになり、当たり報知シンボルが3個の数字表示器50a,50b,50cに表示されることになる。
また、もし遊技者が当たり報知シンボルが停止するタイミングで停止スイッチを操作しなければ、最後の数字表示器は、当たり報知シンボルを表示せず、当たり報知シンボルが3個の数字表示器50a,50b,50cに表示されることはない。
【0078】
かくして、全てのリール8a,8b,8cおよび全ての数字表示器50a,50b,50cが停止すると、図9のST15の判定が「YES」となってST16へ進み、有効化された入賞ライン上に特別入賞シンボルや小役入賞シンボルによる所定の組み合わせが成立したどうかの入賞判定が行われる。
【0079】
入賞判定の結果、もし特別入賞が成立していれば、ST17の判定が「YES」であり、CPU41は、ST18で大当たりフラグFをリセットした後、特別入賞処理を行う。もし特別入賞が成立していなければ、ST17の判定が「NO」であり、つぎのST19で小役入賞が成立しているかどうかを判定し、その判定結果に応じて、小役入賞処理またははずれ処理を行う。
なお、大当たりフラグFがセットされているにもかかわず、特別入賞が成立しない場合は、大当たりフラグFは以降のゲームの持ち越されることになり、つぎのゲームでは、ST2の判定が「YES」となって、ST3の入賞抽選処理はスキップされる。
【0080】
【発明の効果】
この発明は上記の如く、入賞抽選処理の抽選結果を遊技者へ報知するための複数の報知用シンボルを変動表示した後に前記変動表示を停止して、いずれかの報知用シンボルを表示する抽選報知器を設けたから、報知動作の多様性が増し、ゲームの演出効果や趣興が向上できる。また、遊技者は、シンボル可変表示器によるゲーム結果と抽選報知器による報知結果との両方に注目することになるから、ゲームの興趣が増す。さらに、ゲーム途中で入賞の可能性がなくなっても、抽選報知器の報知結果に対する期待感が残るので、遊技者は最後までゲームを楽しめる。
【0081】
しかも、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで抽選報知器の変動表示を停止させるから、入賞抽選処理の抽選結果を遊技者の意思で確認するという感覚と、遊技者自らが入賞抽選を行っているという感覚とが得られ、入賞抽選処理の抽選結果の確認にゲーム性を付与できる。
また、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したとき、入賞抽選処理により特定の抽選当たりがなかった場合には、遊技者による停止スイッチの操作からずれたタイミングで抽選報知器の変動表示を停止させるから、特定の抽選がなかったにもかかわらず、特定の抽選当たりがあった旨の報知が行われることはない。
【0082】
シンボル可変表示器と同じ個数の抽選報知器を設けた場合、遊技者による停止スイッチの操作でシンボル可変表示器の変動表示と抽選報知器の変動表示とを停止させるので、遊技者は、シンボル可変表示器によるゲームと抽選報知器による報知の確認との両方を同時に行うことになり、ゲームに対する興趣が倍増する。
【0083】
シンボル可変表示器より少ない個数の抽選報知器を設けた場合、遊技者による所定の停止スイッチの操作があったとき、抽選報知器の変動表示を停止させるので、遊技者は、所定の停止スイッチを操作するとき、シンボル可変表示器によるゲームと抽選報知器による報知の確認との両方を同時に行うことになり、ゲームに対する興趣が増す。
【0084】
請求項2の発明では、停止スイッチとして押釦スイッチを用い、押釦の押操作でシンボル可変表示器の変動表示を停止させ、押釦の押操作の解除で抽選報知器の変動表示を停止させるから、シンボル可変表示器と抽選報知器とをひとつの停止スイッチで個別かつ随意に停止させることができる。
【0087】
請求項3の発明では、抽選報知器の変動表示速度をシンボル可変表示器の変動表示速度より低速度に設定するようにしたから、特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルを停止させるのが容易となり、特定の抽選当たりがあったときの確認精度が高くなる。
【0088】
請求項4の発明では、抽選報知器による報知動作を実行するかどうかを抽選処理で決定するから、抽選報知器による抽選結果の報知を所望の頻度で実施できる。また、抽選報知器が報知動作を開始することで、特定の抽選当たりに対する遊技者の期待感がにわかに高められ、遊技者は抽選報知器の停止操作に神経を注ぐようになる。
【0091】
請求項5の発明では、遊技者による停止スイッチの操作に基づいて抽選報知器を停止させ、抽選報知器が特定の抽選当たりを報知したとき、抽選報知器を再始動させた後に、特定の抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止するよう抽選報知器の変動表示を停止させるから、遊技者は、抽選報知器の停止操作と抽選報知器の報知動作とを2段階で楽しむことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例であるスロットマシンの外観を示す斜視図である。
【図2】内部構造を示すスロットマシンの正面図である。
【図3】正面パネルの構成を示す正面図である。
【図4】抽選報知器の構成を示す正面図である。
【図5】抽選報知器の他の実施例を示す正面図である。
【図6】3個の数字表示器の他の配置例を示す正面図である。
【図7】抽選報知器の変動表示を停止させる専用の停止スイッチを設けた実施例を示す正面図である。
【図8】スロットマシンの電気的な構成を示すブロック図である。
【図9】制御装置による制御の流れを示すフローチャートである。
【図10】図9の制御の流れにおけるST14の詳細を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8a,8b,8c リール
15a,15b,15c 停止スイッチ
40 制御装置
50 抽選報知器
50a,50b,50c 数字表示器
51a,51b,51c 停止スイッチ
Claims (5)
- 複数のシンボルを変動表示した後に、遊技者による停止操作に基づいて前記変動表示を停止して入賞ライン上にいずれかのシンボルを表示する複数のシンボル可変表示器を備え、機械内部の入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったとき、特定の抽選当たりのシンボルを入賞ライン上に引き込むように、各シンボル可変表示器の停止動作を制御するようにしたスロットマシンにおいて、
前記シンボル可変表示器と同数またはそれより少ない個数設けられ、前記入賞抽選処理の抽選結果を遊技者へ報知するための複数の報知用シンボルを変動表示した後に前記変動表示を停止して、いずれかの報知用シンボルを表示する抽選報知器と、
各シンボル可変表示器の変動表示を遊技者による停止操作により停止させるとともに、各抽選報知器の変動表示を各抽選報知器に対応させたシンボル可変表示器に対する停止操作により停止させるために設けられたシンボル可変表示器毎の停止スイッチと、
遊技者による前記停止スイッチの操作があったときシンボル可変表示器および抽選報知器の変動表示の停止動作をそれぞれ制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、遊技者による停止スイッチの操作に合わせたタイミングで前記抽選報知器の変動表示を停止させる第1の停止制御と、遊技者による停止スイッチの操作からずれたタイミングで前記抽選報知器の変動表示を停止させる第2の停止制御とを選択して実行することが可能であり、前記特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作しなかったときは、第1の停止制御を実行し、前記特定の抽選当たりを報知するための報知用シンボルが停止するタイミングで遊技者が停止スイッチを操作したときは、前記入賞抽選処理により特定の抽選当たりがあったことを条件として第1の停止制御を実行し、前記入賞抽選処理により特定の抽選当たりがなかったことを条件として第2の停止制御を実行するようにしたスロットマシン。 - 前記停止スイッチは押釦スイッチであり、前記制御装置は、停止スイッチの押釦が押操作されたとき、シンボル可変表示器の変動表示を停止させ、停止スイッチの押釦の押操作が解除されたとき、抽選報知器の変動表示を停止させるようにした請求項1に記載されたスロットマシン。
- 前記制御装置は、さらに、シンボル可変表示器および抽選報知器の変動表示動作を制御するものであり、抽選報知器の変動表示速度がシンボル可変表示器の変動表示速度より低速度になるよう、抽選報知器の変動表示動作を制御するようにした請求項1または2に記載されたスロットマシン。
- 前記制御装置は、抽選報知器が報知動作を実行するかどうかを抽選処理で決定するようにした請求項1〜3のいずれかに記載されたスロットマシン。
- 請求項1〜4のいずれかに記載されたスロットマシンであって、前記制御装置は、さらに、前記抽選報知器が特定の抽選当たりを報知したとき、抽選報知器を再始動させた後に、特定の抽選当たりの種類に応じた報知用シンボルが停止するよう抽選報知器の変動表示を停止させるようにしたスロットマシン。
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