JP4265218B2 - 含フッ素ポリマーを含んでなる非線形光学材料 - Google Patents
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Description
−(M’)−(A1)− (2)
[式中、構造単位M’は式(M’)
−(M)−(M’)−(A2)− (3)
[式中、構造単位Mは請求項12に記載の式(M)で示される構造単位、構造単位M’は請求項22に記載の式(M’)で示される構造単位、構造単位A2は該式(M)、(M’)で示される含フッ素エチレン性単量体と共重合可能な単量体に由来する構造単位である]で示され、構造単位Mを0.1〜99.9モル%、構造単位M’を0.1〜99.9モル%および構造単位A2を0〜99.8モル%含む数平均分子量500〜1000000の含フッ素ポリマーからなることを特徴とする含フッ素非線形光学材料に関する。
−CX6=CX7X8
(式中、X6はH、F、CH3またはCF3;X7およびX8は同じかまたは異なり、HまたはF)であり、この基はラジカルやカチオンの接触による硬化反応性が高く、好ましいものである。
−O(C=O)CX6=CX7X8
(式中、X6はH、F、CH3またはCF3;X7およびX8は同じかまたは異なり、HまたはF)があげられ、この基は特にラジカルの接触による硬化反応性がより高い点で好ましく、光硬化などにより容易に硬化物を得ることができる点で好ましい。
などがあげられる。
この構造単位〔1〕は、含フッ素プレポリマー(I)およびその硬化物の近赤外透明性を高く維持しながら、基材への密着性や溶剤、特に汎用溶剤への溶解性を付与できる点で好ましく、そのほかY1が関与する以外の架橋性などの機能を付与できる点で好ましい。
CH2=CFCF2ORf4−Z1
(式中、Rf4およびZ1は前記と同じ)から誘導される構造単位が好ましい。
CF2=CFORf4−Z1
(式中、Rf4およびZ1は前記と同じ)から誘導される構造単位も好ましく例示でき、より具体的には、
CF2=CFCF2−O−Rf−Z1、CF2=CF−Rf−Z1、
CH2=CH−Rf−Z1、CH2=CHO−Rf−Z1
(Rfは式(M)のRfと同じ)
などがあげられ、より具体的には、
この構造単位〔2〕は含フッ素プレポリマー(I)またはその硬化物の近赤外透明性をより一層高く維持できる点で、またさらに高透明性化することができる点で好ましい。また単量体を選択することでポリマーの機械的特性やガラス転移温度などを調整でき、特に構造単位Mと共重合してガラス転移点を高くすることができ、好ましいものである。
この構造単位〔3〕を導入すると、透明性を高くでき、また、より近赤外透明性を高めることが可能となり、さらに高ガラス転移温度の含フッ素プレポリマー(I)が得られ、硬化物にさらなる高硬度化が期待できる点で好ましい。
近赤外透明性を悪化させない範囲でフッ素を含まないエチレン性単量体から誘導される構造単位〔4〕を導入してもよい。
αオレフィン類:
エチレン、プロピレン、ブテン、塩化ビニル、塩化ビニリデンなど
ビニルエーテル系またはビニルエステル系単量体:
CH2=CHOR、CH2=CHOCOR(R:炭素数1〜20の炭化水素基)など
アリル系単量体:
CH2=CHCH2Cl、CH2=CHCH2OH、CH2=CHCH2COOH、CH2=CHCH2Brなど
アリルエーテル系単量体:
アクリル系またはメタクリル系単量体:
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸エステル類、メタクリル酸エステル類のほか、無水マレイン酸、マレイン酸、マレイン酸エステル類など
などがあげられる。
構造単位Mの共重合成分として、より好ましくは構造単位Mと前述の含フッ素エチレン性単量体または非フッ素エチレン性単量体(前述の〔3〕、〔4〕)の構造単位に加えて、第3成分として脂環式単量体構造単位〔5〕を導入してもよく、それによって高ガラス転移温度化や高硬度化が図られる。
〔1〕Y1を有する単量体を予め合成し、重合して得る方法
〔2〕一旦、他の官能基を有する重合体を合成し、その重合体に高分子反応により官能基変換し、官能基Y1を導入する方法
のいずれの方法も採用できる。
2−メチル−4−ニトロアリニン(MNA)、4−ニトロアニリン、2−ニトロアニリン、3−ニトロアニリン、2−メチル−4−ニトロアニリン、2−メチル−4−ニトロ−N−メチルアニリン、4−ニトロ−N−シアノメチルアニリン、N,N−ジメチル−4−ニトロアニリン、2,4−ジニトロアニリン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、2−ブロモ−4−ニトロアニリン、4−ニトロ−2−(N−アセチル)アミノ−N,N−ジメチルアニリン、4−フルオロニトロアニリン、4−アミノアセトフェノン、N,N’−ジ(4−エチルカルボキシル)フェニル−メチレンジアミン等。これらの化合物はアミノ基を有するため、相溶性、分散性が期待される。また、誘導体も容易に合成可能である。
2−アミノ−5−ニトロピリジン、2−(N−シクロオクチル)アミノ−5−ニトロピリジン、2−〔1−(2−メチロール)ピロリジニル〕−3−ニトロピリジン、2−〔N−(α−メチルベンジル)アミノ〕−5−ニトロピリジン、3−メチル−4−ニトロピリジンN−オキサイド、4−〔((1−メチル−4−(1H)−ピリジニデン)エチリデン)2,5−シクロヘキサジエン−1−オン、4−N,N−ジメチルアミノピリジンN−オキサイド等。
4−〔1−(2−メチロール)ピロリジニル〕−ニトロベンゼン、2−フルオロニトロベンゼン、4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)−N−エチルアミノ〕−4’−ニトロアゾベンゼン(DR−1)、4−ニトロアニソール、4−ニトロトルエン、メチル−N−(2,4−ジニトロフェニル)アラニネート、1−(4−ニトロフェニル)−3,5−フェニルピロール、4−N,N−ジメチルアミノ−β−ニトロスチレン等。
4−シアノアニリン、4−シアノ−N,N−ジメチルアニリン、4−シアノアニソール、4−シアノトルエン等。
4−ニトロ−トランス−スチルベン、4−クロロ−トランス−スチルベン、トランス−4−アザスチルベン、4−アミノ−トランス−スチルベン、4−N,N−ジメチルアミノ−トランス−スチルベン、4−アミノ−4’−ニトロ−トランス−スチルベン、4−N,N−ジメチルアミノ−4’−ニトロ−トランス−スチルベン、3−メチル−4−メトキシ−4’−ニトロ−トランス−スチルベン、4−メチル−4’−ニトロ−トランス−スチルベン、4−クロロ−4’−ニトロ−トランス−スチルベン、4−メトキシ−4’−シアノ−トランス−スチルベン、4−N,N−ジメチルアミノ−4’−クロロ−トランス−スチルベン、4−N,N−ジメチルアミノ−4’−アザスチルベンN−オキサイド、2−(2,2−ジシアノビニル)アニソール(DIVA)、4’−ニトロベンジリデン−3−アセトアミノ−4−メトキシアニリン(MNBA)、4−N,N−ジメチルアミノシンナムアルデヒド、4−メトキシシンナムアルデヒド、1−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−4−ニトロブタ−1,3−ジエン、1−(4−シアノフェニル)−4−(4−N,N−ジメチルアミノフェニル)−ブタ−1,3−ジエン等。
3−エチル−2−〔2−(4−オキソ−2,5−シクロヘキサジエニリデン)エチリデン〕−2,3−ジヒドロベンゾチアゾール、2−〔6−(4−カルボキシフェニルアミノ)シクロヘキサ−2,4−ジエニリデン〕−3−エチル−2,3−ジヒドロキシベンゾチアゾール等。
2−(4−シアノメチレン−シクロヘキサ−2,5−ジエニリジン)イミダゾリジン、2−(4−ジシアノメチレン−シクロヘキサ−2,5−ジエニリジン)イミダゾリジン、1−(4−ニトロフェニル)−3,5−ジメチルピラゾール(DMNP)、N−メチルメロシアニン、N−オクタデシルメロシアニン、
テトラメチルテトラチアフルバレン・シアノエトキシカルボニルメチレン結合物等
があげられる
2−メチル−4−ニトロアリニン((MNA)、4−ニトロアニリン、2−ニトロアニリン、3−ニトロアニリン、2−メチル−4−ニトロアニリン、2−メチル−4−ニトロ−N−メチルアニリン、4−ニトロ−N−シアノメチルアニリン、尿素、4−〔1−(2−メチロール)ピロリジニル〕−ニトロベンゼン、4−〔N−(2−ヒドロキシエチル)−N−エチルアミノ〕−4’−ニトロアゾベンゼン(DR−1)、4−ニトロアニソール、4−シアノアニリン、2−〔6−(4−カルボキシフェニルアミノ)シクロヘキサ−2,4−ジエニリデン〕−3−エチル−2,3−ジヒドロキシベンゾチアゾール、
CH2=CFCF2ORf10
(式中、Rf10は前記と同じ)で示される非線形物質(II)含有含フッ素エチレン性単量体があげられる。具体例としては、たとえば
CH2=CFORf10
(式中、Rf10は前記と同じ)で示される非線形物質(II)含有含フッ素エチレン性単量体も好ましい。
CF2=CFCF2−O−Rf10、CF2=CF−Rf10、
CH2=CH−Rf10、CH2=CHO−Rf10
(式中、Rf10は前記と同じ)で示される非線形物質(II)含有含フッ素エチレン性単量体も好ましい。
アセトフェノン、クロロアセトフェノン、ジエトキシアセトフェノン、ヒドロキシアセトフェノン、α−アミノアセトフェノンなど。
ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、ベンジルジメチルケタールなど。
ベンゾフェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メチル、4−フェニルベンゾフェノン、ヒドロキシベンゾフェノン、ヒドロキシ−プロピルベンゾフェノン、アクリル化ベンゾフェノン、ミヒラーケトンなど。
チオキサンソン、クロロチオキサンソン、メチルチオキサンソン、ジエチルチオキサンソン、ジメチルチオキサンソンなど。
ベンジル、α−アシルオキシムエステル、アシルホスフィンオキサイド、グリオキシエステル、3−ケトクマリン、2−エチルアンスラキノン、カンファーキノン、アンスラキノンなど。
ヨードニウム塩、スルホニウム塩、ホスホニウム塩、ジアゾニウム塩、アンモニウム塩、ピリジニウム塩など。
β−ケトエステル、β−スルホニルスルホンとこれらのα−ジアゾ化合物など。
アルキルスルホン酸エステル、ハロアルキルスルホン酸エステル、アリールスルホン酸エステル、イミノスルホネートなど。
スルホンイミド化合物類、ジアゾメタン化合物類など。
−O(C=O)CX6=CX7X8
などで示されるものが、カチオン反応性の炭素−炭素二重結合としては、たとえば前記式:
で示される含フッ素多価アルコール類の2個以上のヒドロキシル基をアクリレート基、メタアクリレート基またはα−フルオロアクリレート基に置き換えた構造の化合物が好ましくあげられる。
ベンゾトリフルオライド、パーフルオロベンゼン、パーフルオロ(トリブチルアミン)、ClCF2CFClCF2CFCl2などがあげられる。
(1)機械的特性、熱的安定性に優れること、
(2)高温でも非線形光学硬化を維持できること
などの優れた特徴を兼ね備えることを見出し、さらに透明性、特に近紫外線領域での透明性に優れる非線形光学材料を提供することを可能にした。
−(M’)−(A1)− (2)
[式中、構造単位M’は式(M’):
(1)非線形光学効果を有する成分が均一に分散し、どの位置も均質な非線形光学効果を与えることができる
(2)非線形光学効果を有する成分を結晶化させなくとも配向させることができる。
(3)薄膜で加工できる。
(4)複屈折の発生を抑制できる
などの効果を有するものであり、本発明者らは非線形光学効果する成分をフッ素を含む側鎖中に結合により導入することで、これら(1)〜(4)の効果と透明性、特に近赤外領域での透明性が両立できることを見出したものである。
CF2=CFCF2−O−Rf’、CF2=CF−Rf’、
CH2=CH−Rf’、CH2=CH−O−Rf’
(式中、Rf’は前記と同じ)
で示される含フッ素エチレン性単量体由来の構造単位も好ましい。
〔1〕Pを有する単量体を予め合成し、重合して得る方法、
〔2〕一旦、他の官能基を有する重合体を合成し、その重合体に高分子反応により官能基変換して官能基Pを導入する方法
のいずれの方法も採用できる。
−(M)−(M’)−(A2)− (3)
[式中、構造単位Mは式(M):
構造単位M’は式(M’):
構造単位A2は該式(M)、(M’)で示される含フッ素エチレン性単量体と共重合可能な単量体に由来する構造単位である]で示され、構造単位Mを0.1〜99.9モル%、構造単位M’を0.1〜99.9モル%および構造単位A2を0〜99.8モル%含む数平均分子量500〜1000000の含フッ素ポリマーである。
(1)均質な非線形光学効果を有すること、
(2)機械的特性、熱安定性に優れること、
(3)高温でも非線形光学効果を維持できること
などの優れた特徴を兼ね備えることを見出し、さらに透明性、特に近紫外領域の透明性に優れる非線形光学材料を提供することを可能にした。
〔1〕Pを有する単量体とY1を有する単量体をそれぞれ予め合成し、共重合して得る方法、
〔2〕一旦、Y1と要すれば他の官能基を有する重合体を合成し、その重合体に高分子反応により部分的に官能基Pを導入する方法
のいずれの方法も採用できる。
〔1〕細い金属ワイヤー電極または金属板電極と該被線形光学材料(たとえば薄膜状のもの)の間に高電圧を印加し、そのコロナ放電を用いるコロナポーリング法、
〔2〕2つの電極間に該非線形光学材料(たとえば薄膜状のもの)を挟み、高電圧を印加するコンタクトポーリング法
といった手法を用いることができる。好ましくは、操作が容易で、その薄膜へのダメージが小さく、均一性のよいコンタクトポーリング法が好ましい。
〔1〕含フッ素プレポリマー(I)からなる組成物を用いて被膜形成する工程、
〔2〕その被膜を上記方法でポーリング処理を施す工程、
〔3〕ポーリング処理後の被膜を前述の方法などで硬化する工程。
撹拌装置、温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに、パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネノール)
撹拌装置、温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに、パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネノール)
環流冷却器、温度計、撹拌装置、滴下漏斗を備えた200ml四ツ口フラスコに、ジエチルエーテル80ml、合成例1で得たヒドロキシル基含有含フッ素アリルエーテルの単独重合体5.0gと、ピリジン1.0gを仕込み5℃以下に氷冷した。
合成例2で得たヒドロキシル基含有含フッ素アリルエーテルの共重合体を用い、合成例3と同様にして、含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
(1)含フッ素樹脂組成物の調製
合成例3(参考例1)および、合成例4(参考例2)で得たα−フルオロアクリロイル基を有する含フッ素ポリマー(エーテル溶液)にメチルエチルケトン(MEK)を加えたのち、エーテルをエヴァポレーターにより留去し、ポリマー濃度50重量%に調整した。
含フッ素硬化性ポリマーの8%MEK溶液(前述の(1)において硬化触媒を添加する前のポリマー溶液)をアプリケータ−を用いPETフィルム上に乾燥後膜厚が約100μmとなるように塗布し、50℃で10分間真空乾燥後、PETフィルムから得られたキャスト膜を剥離、アッベ屈折計を用いて25℃で550nmの波長の光について屈折率を測定した。結果を表1に示す。
(1)で作製した組成物をアルミ箔上にアプリケーターを用いて膜厚が約100μmとなるように塗布し、50℃で10分間真空乾燥した。乾燥後の被膜に高圧水銀灯を用い、室温にて1000mJ/cm2Uの強度で紫外線を照射したのち、アルミ箔を希塩酸で溶かし、サンプルフィルムとした。得られた硬化膜を上記(2)と同様にして屈折率を測定した。
(1)で作製した組成物をアルミ箔上にアプリケーターを用いて膜厚が約1mmとなるように塗布し、50℃で10分間真空乾燥した。乾燥後の被膜に高圧水銀灯を用い、室温にて1000mJ/cm2Uの強度で紫外線を照射したのち、アルミ箔を希塩酸で溶かし、サンプルフィルムとした。得られた硬化膜の光吸収を日立製作所製分光光度計 U3410によって測定した。波長650nm、1310nmと1550nmの結果を表1に示す。
光照射の前後で溶剤溶解性を比較した。結果を表1に示す。
示差熱熱量計「DSC−50(島津製作所製)」を用い、昇温速度10℃/分の条件で測定したが、いずれのサンプルも非晶性であった。
温度150℃において各サンプルを1時間保持し、形態の変化を観察した。
熱重量計「TGA−50(島津製作所製)」を用い、窒素雰囲気の条件で昇温速度10℃/minの条件で測定した。結果は10%重量減の温度で示す。結果を表1に示す。
合成例3で得たα−フルオロアクリロイル基を有する含フッ素ポリマーの未硬化物に関し物性を測定した。結果を表1に示す。
撹拌装置、温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに、合成例3で得たα−フルオロアクリロイル基を有する含フッ素アリルエーテルのホモポリマー2.09gとメタノール15gを入れ、攪拌しながら、2−メチル−4−ニトロアニリン0.5g(3.3mmol)を10gのピリジンに溶かしたものを5分間かけて滴下した。滴下後2時間攪拌を続けた後、30分間静置し生成した粘性の固体を沈殿させた。上澄みのメタノール溶液をデカンテーションし除き、アセトンで3回、固体を洗浄した。その後、60℃で12時間真空乾燥し、無色透明の固体1.7gを得た。
合成例4で得たα−フルオロアクリロイル基を有する含フッ素アリルエーテルのコポリマー用いる以外は実施例1と同様にして非線形物質含有フッ素樹脂組成物として、無色透明の固体1.93gを得た
9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネノイック酸(422g、10モル)
窒素雰囲気下、4−ニトロアニリン(1.4g、10ミリモル)をピリジン15mlに溶解し、撹拌しながら0℃に冷却した。その溶液に9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸クロリド(4.4g、10ミリモル)を滴下し、滴下後、室温で1時間撹拌した。反応液をヘキサン中にあけ、析出した固体をろ取した。固体をアセトンから再結晶させN−(4’−ニトロフェニル)9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸アミド
窒素雰囲気下、2−メチル−4−ニトロアニリン(1.5g、10ミリモル)をピリジン15mlに溶解し、撹拌しながら0℃に冷却した。その溶液に9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸クロリド(4.4g、10ミリモル)を滴下し、滴下後、室温で1時間撹拌した。反応液をヘキサン中にあけ、析出した固体をろ取した。固体をアセトンから再結晶させN−(2’−メチル−4’−ニトロフェニル)9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸アミド
窒素雰囲気下、2−メトキシ−4−ニトロアニリン(1.7g、10ミリモル)をピリジン15mlに溶解し、撹拌しながら0℃に冷却した。その溶液に9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸クロリド(4.4g、10ミリモル)を滴下し、滴下後、室温で1時間撹拌した。反応液をヘキサン中にあけ、析出した固体をろ取した。固体をアセトンから再結晶させN−(2’−メトキシ−4’−ニトロフェニル)9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸アミド
窒素雰囲気下、N−メチル−4−ニトロアニリン(1.5g、10ミリモル)をピリジン15mlに溶解し、撹拌しながら0℃に冷却した。その溶液に9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸クロリド(4.4g、10ミリモル)を滴下し、滴下後、室温で1時間撹拌した。反応液をヘキサン中にあけ、析出した固体をろ取した。固体をアセトンから再結晶させN−メチル,N−(4’−ニトロフェニル)9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン酸アミド
1H,1H,9H,9H−ペルフルオロ−2,5−ジメチル−3,6−ジオキサ−8−ノネン−1−オール(4.1g、10ミリモル)
撹拌装置、温度計を備えた100mlのガラス製四ツ口フラスコに、パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネノール)
合成例11で得たヒドロキシル基を持つ含フッ素アリルエーテルと、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素アリルエーテルとの共重合体を用い、合成例3と同様にして、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
合成例7で得られた非線形物質を側鎖に持つ含フッ素アリルエーテルを用いる以外は合成例11と同様にして、ヒドロキシル基を持つ含フッ素アリルエーテルと、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素アリルエーテルとの共重合体を得た。その組成比はNMRより40:60(モル比)と求められた。またGPC分析による数平均分子量は7200、重量平均分子量は12500であった。さらに合成例3と同様にして、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
合成例8で得られた非線形物質を側鎖に持つ含フッ素アリルエーテルを用いる以外は合成例11と同様にして、ヒドロキシル基を持つ含フッ素アリルエーテルと、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素アリルエーテルとの共重合体を得た。その組成比はNMRより42:58(モル比)と求められた。またGPC分析による数平均分子量は6500、重量平均分子量は13000であった。さらに合成例3と同様にして、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
合成例9で得られた非線形物質を側鎖に持つ含フッ素アリルエーテルを用いる以外は合成例11と同様にして、ヒドロキシル基を持つ含フッ素アリルエーテルと、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素アリルエーテルとの共重合体を得た。その組成比はNMRより46:54(モル比)と求められた。またGPC分析による数平均分子量は5700、重量平均分子量は12000であった。さらに合成例3と同様にして、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
合成例10で得られた非線形物質を側鎖に持つ含フッ素アリルエーテルを用いる以外は合成例11と同様にして、ヒドロキシル基を持つ含フッ素アリルエーテルと、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素アリルエーテルとの共重合体を得た。その組成比はNMRより41:59(モル比)と求められた。またGPC分析による数平均分子量は7700、重量平均分子量は14000であった。さらに合成例3と同様にして、非線形物質を側鎖構造に持つ含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
(1)コーティング用含フッ素樹脂組成物の調製
実施例1〜7で得た含フッ素硬化性ポリマー組成物を用いて、参考例1と同様な操作を行ない、表2に示すポリマー濃度、活性エネルギー線硬化開始剤量となるようにコーティング組成物をそれぞれ調製した。
上記のコーティング組成物をアプリケーターを用いてPETフィルムに乾燥後膜厚が約100μmとなるように塗布し、50℃で5分間乾燥後、PETフィルムから得られた被膜を剥離させ、キャストフィルムを得た。
上記フィルムのIR分析を行なうと1661cm-1にポリマー中の炭素−炭素二重結合の吸収が観測された。
α−フルオロアクリル酸フルオライド(CH2=CFCOF)を2.0g、ピリジンを2.0g用いた以外は合成例3と同様にして含フッ素硬化性ポリマー(エーテル溶液)を合成した。
合成例12で得たα−フルオロアクリロイル基を有する含フッ素アリルエーテルのコポリマーを用いる以外は実施例1と同様にして非線形材料含有フッ素樹脂組成物として、無色透明の固体約2gを得た。
(1)光硬化フッ素樹脂組成物の調製
実施例15で得た含フッ素硬化性ポリマーを用いて、実施例1と同様な操作を行ない、表3に示すポリマー濃度、活性エネルギー線硬化開始剤の種類、活性エネルギー線硬化開始剤量となるように組成物をそれぞれ調製した。
(2)IR分析用フィルムの作製
実施例8と同様にして作製した。
(3)IR分析による硬化反応性の測定
実施例8と同様にして、光照射量1500mJ/cm2照射したときの硬化反応率を算出した。結果を表3に示す。
合成例1において、パーフルオロ−(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネノール)を20.0gと
バルブ、圧力ゲージ、温度計を備えた300ml内容量のステンレススチール製オートクレーブに、パーフルオロ(1,1,9,9−テトラハイドロ−2,5−ビストリフルオロメチル−3,6−ジオキサノネール)を34.2gとCH3CCl2F(HCFC−141b)を200g、ジノルマルプロピルパーオキシカーボネート(NPP)の50重量%メタノール溶液を0.16g入れ、ドライアイス/メタノール溶液で冷却しながら系内をチッ素ガスで充分置換した。ついでバルブからフッ化ビニリデン(VdF)を5.8g仕込み、40℃にて振とうさせながら反応を行なった。反応の進行とともに、系内のゲージ圧が反応前の4.4MPaG(4.5kgf/cm2G)から12時間後に0.98MPaG(1.0kgf/cm2G)まで低下した。
環流冷却器、温度計、撹拌装置、滴下漏斗を備えた200ml四ツ口フラスコに、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノンを2.0g、ピリジンを1.0g、CF3CF2CHCl/CClF2CF2CHClF混合物(HCFC−225)を20g仕込み5℃以下に氷冷した。
環流冷却器、温度計、撹拌装置、滴下漏斗を備えた200ml四ツ口フラスコに、メチルエチルケトン(MEK)40ml、合成例13で得たヒドロキシル基含有含フッ素アリルエーテルの単独重合体5.0gと、ピリジン2.0gを仕込み5℃以下に氷冷した。
合成例14で得たOH基含有含フッ素アリルエーテルとVdFの共重合体を5.0gとピリジンを1.1g、α−フルオロアクリル酸フルオライドを1.0g用いた以外は合成例16と同様にして含フッ素硬化性ポリマー(MEK溶液)を合成した。ポリマー濃度は9.9重量%であった。
(1)非線形材料含有光硬化用含フッ素樹脂組成物の調製
合成例16で得た硬化性含フッ素ポリマー(MEK溶液)にさらにMEKを加えてポリマー濃度を8重量%に調整した。さらに2−メチル−4−ニトロアニリンを溶解させその濃度を1wt%になるように調整し、溶液とした。
合成例3で得た含フッ素硬化性ポリマーを厚さ3mmに成形し、室温にて3000mJ/cm2Uの強度で紫外線を照射し硬化させ、基板を得た。さらにこの基板を鏡面状に研磨し、上記光硬化用組成物溶液をスピンコート法により塗布し、薄膜を形成させ非線形光学素子とした。
プリズムカプラー法にて波長1.06μm(Nd:YAGレーザー光)における屈折率を測定した。結果を表4に示す。
以上のように作成した非線形光学素子にNd:YAGレーザー光(波長1.06μm)を導入したところ2次高調波(波長0.53μm)の青い光が観測された。変換効率は10-4%程度であった。結果を表4に示す。
サンプルを温度80℃、湿度85%の環境下で1週間保存したが、変換効率の低下はみられなかった。結果を表4に示す。
(1)非線形物質含有光硬化用含フッ素樹脂組成物の調製
合成例17で得た硬化性含フッ素ポリマー(MEK溶液)にさらにMEKを加えてポリマー濃度を8重量%に調整した。さらに2−メチル−4−ニトロアニリンを溶解させその錯体濃度を1wt%になるように調整し、溶液とした。この硬化性含フッ素ポリマーのMEK溶液に活性エネルギー線硬化開始剤として2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノンをポリマーに対して5.2重量%となるように添加したところ、無色透明の溶液となり相溶した。
実施例20と同様にして非線形性を評価した。結果を表4に示す。
図1に概略斜視図として示すマッハツェンダー干渉型光素子を作製した。
Claims (24)
- (I)含フッ素プレポリマーと(II)2次以上の非線形光学効果を示す有機化合物とからなる組成物であって、含フッ素プレポリマー(I)が、
(1)フッ素含有率が25重量%以上の非晶性ポリマー、かつ
(2)式(1):
- 含フッ素プレポリマー(I)のフッ素含有率が40重量%以上である請求項1記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 含フッ素プレポリマー(I)が1290〜1320nmの波長範囲での吸光度係数の最大値が1cm-1以下のポリマーである請求項1または2記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 含フッ素プレポリマー(I)が1530〜1570nmの波長範囲で吸光度係数の最大値が1cm-1以下のポリマーである請求項1〜3のいずれかに記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 含フッ素プレポリマー(I)が600〜900nmの波長範囲で吸光度係数の最大値が1cm-1以下のポリマーである請求項1〜4のいずれかに記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 炭素−炭素二重結合がラジカル反応性を有するエチレン性炭素−炭素二重結合である請求項1〜5のいずれかに記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 炭素−炭素二重結合がカチオン反応性を有するエチレン性炭素−炭素二重結合である請求項1〜5のいずれかに記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- (I)含フッ素プレポリマー、(II)非線形有機化合物に加え、(III)活性エネルギー線硬化開始剤が配合されてなる請求項6または7記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 活性エネルギー線硬化開始剤(III)が光ラジカル発生剤(III−1)である請求項8記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 活性エネルギー線硬化開始剤(III)が光酸発生剤(III−2)である請求項8記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 含フッ素プレポリマー(I)が式(1)の重合体であり、
構造単位Mが式(M1):
- 前記式(M)、(M1)、(M2)および(M3)におけるRf中のY1の少なくとも一つがRfの末端に結合している請求項1〜13のいずれかに記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。
- 前記式(M)、(M1)、(M2)および(M3)におけるRf中のY1が
−O(C=O)CX6=CX7X8
(式中、X6はH、F、CH3またはCF3、X7およびX8は同じかまたは異なりHまたはF)である請求項14記載の非線形光学材料に用いるフッ素樹脂組成物。 - 請求項1〜16のいずれかに記載のフッ素樹脂組成物において、含フッ素プレポリマー(I)を硬化してなる含フッ素非線形光学材料。
- 含フッ素プレポリマー(I)を光硬化してなる請求項17記載の含フッ素非線形光学材料。
- 非線形光学層が請求項17または18記載の含フッ素非線形光学材料からなる光導波路型素子。
- 式(3):
−(M)−(M’)−(A2)− (3)
[式中、構造単位Mは請求項1に記載の式(M)で示される構造単位、構造単位M’は式(M’)
- 非線形光学層が請求項20〜23のいずれかに記載の含フッ素非線形光学材料からなる光導波路型素子。
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