JP4264592B2 - 抽斗等の中仕切り体構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、抽斗の内部スペースを仕切る中仕切り体の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の中仕切り体としては、特許文献1や図10に示すもの等、種々のものが提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−280678号
【0004】
図10は、上記従来の摺動自在な中仕切り体を備えた抽斗1の斜視図であって、抽斗1内には4つの中仕切り体2,3,4,5が摺動自在に配置され、抽斗1の内部スペースを複数に分割している。中仕切り体2は抽斗1内の摺動棒6Aと背板6Bに沿って摺動できるように吊持されており、また、中仕切り体3及び4は、摺動棒6C,6Dに沿って摺動できるように吊持し、さらに、中仕切り体5は、中仕切り体2の上辺部に沿って摺動できるように吊持して構成されていた。このように、各中仕切り体2,3,4,5が摺動自在となっているために利用者の好みに応じて任意の収納スペースを構築することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の中仕切り体は、各中仕切り体2,3,4,5の底辺部が抽斗の底板に載置してあるだけの構造なので、所望の位置に中仕切り体2,3,4,5を置いて内部スペースを仕切っても、抽斗に振動が加わったり傾斜させたりすると、すぐに中仕切り体が移動してしまい、仕切ったことが無駄になる、という問題を有していた。
【0006】
この発明は、かかる現状に鑑み創案されたものであって、その目的とするところは、抽斗の内部スペースを所望の広さに一度仕切った後で、該抽斗にたとえ外力等が加わってもその区画されたスペースを確実に保持することが可能な抽斗等の中仕切り体構造を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の抽斗等の中仕切り体構造は、抽斗等の内部スペースを所望サイズに仕切る中仕切り体を、板状の本体と、該本体の両端部に配設された弾性体と、から構成し、これら弾性体のすくなくとも一方の弾性体には、抽斗の垂直壁板の内面方向に突出する弾片を突出させ、該弾片は、中仕切り体で内部スペースを画成するときに上記垂直壁板内面に弾接して立設状態を保持するように構成すると共に、上記弾片の一方は、垂直方向に延設された複数条の突辺体で形成されていることを特徴とするものである。
【0008】
この場合、上記弾片は、請求項1に記載したような弾性体の一方に配設するのではなく、請求項2に記載したように、本体の両端部に配設された弾性体に夫々配設して構成することもできる。
【0010】
さらに、前記請求項1又は請求項2のいずれかの構造において、複数条の突辺体を、請求項3に記載したように、突辺体本体に突設し、該突辺体本体は、前記弾性体に開設された穴部に嵌合係止できるように構成することで、成形性及び組み立て作業性を向上させるように構成してもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態例に基づき、詳細に説明する。
【0014】
図1乃至図4に示すように、この発明が適用された実施の形態例に係る中仕切り体10は、利用者が所望の品を整理する際に、抽斗Hの内部スペースを自由な大きさの空間に仕切るもので、例えばアルミニウムやプラスチック等の硬質軽量部材を用いた板状の部材で構成された仕切り体本体11と、この本体11の両端部に嵌合され固着された弾性性のあるゴム部材等で形成されてなる弾性体12及び20と、から構成されている。この形態例では、上記中仕切り体10の全長寸法は、抽斗Hの内側奥行寸法と略同一となるように形成されている。尚、抽斗H自体の構成については、従来の各種構造のものと同様であり、そのいずれにも適用することができるので、その詳細な説明をここでは省略する。また、図1中、符号A,Bは、上記本体11に嵌合係止可能な略逆凹状に形成された係止体と板体からなる大小の仕切り体である。
【0015】
そして、この形態例では、一方の弾性体12を、正面形状が略逆T字状に形成し、その略中央部には、特に図4に示すように、略U字状の溝13を開設すると共に、該溝13の内側へと延出する弾片14を突出させ、該弾片14は、抽斗Hを構成する鏡板15の垂直壁板16の内面方向に突出するように構成されている。
【0016】
また、この形態例では、他方の弾性体20を、図5乃至図8に示すように、正面形状が略逆T字状に形成されたベース体21と、該ベース体21に開設された係合穴(図示せず)に嵌合係止される摩擦体22と、で構成されている。
【0017】
ベース体21は、仕切り体本体11の端部に嵌合され固着される。
【0018】
また、摩擦体22は、縦長矩形状の板状本体23と、この板状本体23の背板側垂直壁面19方向に突設された3条の突辺体24,24,24と、上記板状本体23の裏面側に突出された上下一対の楔状係止体25,26と、から構成されており、該楔状係止体25,26を、ベース体21に開設された上記係止穴(図示せず)に圧入し、係止させることで、ベース体21と摩擦体22とを一体化させることができる。尚、この形態例では、突辺体を3条で形成した場合を例にとり説明したが、この発明にあってはこれに限定されるものではなく、1条或は2条以上で形成してもよい。
【0019】
さらに、この形態例に係る中仕切り体10は、その本体11の下辺部に、図3に示すように、ポリエチレンクロスシート等で形成されてなる滑り止め体17が貼着されている。
【0020】
このように構成されてなる中仕切り体10を抽斗Hに取り付ける場合には、図9に示すように、弾性体20の突辺体24,24,24を抽斗Hの背板側垂直壁面19に押圧しながら中仕切り体10の他方の弾性体12側を鏡体15の垂直壁板16方向へと回動させる。これにより、弾性体12の弾片14は、上記垂直壁板16に押圧されつつ弾接し、中仕切り体10は、上記弾性体12,20の弾性力によって上記垂直壁板16と背板側垂直壁面19との間に架橋された状態で摩擦係止される。上記取付け手順は、弾性体12,20とが逆であっても構わない。また、取り外す場合には、上記手順と逆の手順で簡単に取り外すことができる。
【0021】
以上説明したように、この形態例に係る中仕切り体10は、弾性体12,20を夫々略逆T字状に形成したので、中仕切り体10を常態において自立させることができる。
【0022】
また、この中仕切り体10は、その下辺部に滑り止め体15が配設されているので、抽斗Hが傾いても、その摩擦力によってその保持状態を維持させることができる。
【0023】
さらに、上記中仕切り体10にあっては、弾性体12,20の弾性摩擦力によって、抽斗Hの内部スペースを簡単に画成することができ、しかも、この弾性体12,20の摩擦力は抽斗Hが傾いたり外力が作用した程度では解除されない構造であるため、その仕切り状態を安定的に維持させることができる。特に、弾性体20の突辺体24,24,24は上下に長く、かつ、複数条で形成されているので、その摩擦力を、中仕切り体10の上下方向に沿ってほぼ均等に得ることができ、例えば、抽斗Hが傾いたときに、内容物が中仕切り体10に当たる等して、本体11の下部が回動して内容物が移動する、といった状態が発生する虞もない。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1及び請求項2に記載の抽斗等の中仕切り体構造にあっては、弾片が垂直壁板内面に弾接して、その摩擦力によって中仕切り体の立設状態を保持できるので、抽斗の内部スペースを所望の広さに一度仕切った後で、該抽斗にたとえ外力等が加わっても、その区画されたスペースを確実に保持することができる。
【0025】
また、請求項3に記載の発明にあっては、中仕切り体の摩擦係合力をより強力なものとすることができ、抽斗により強い外力等が加わっても、その区画されたスペースをより堅牢に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態例に係る中仕切り体で抽斗の内部スペースを画成した状態を示す斜視図である。
【図2】同中仕切り体の斜視図である。
【図3】同中仕切り体の右側面図である。
【図4】同中仕切り体の正面図である。
【図5】同中仕切り体の他方の弾性体に嵌合係止される摩擦体の側面図である。
【図6】同摩擦体の背面図である。
【図7】同摩擦体の底面図である。
【図8】同摩擦体の断面図である。
【図9】上記中仕切り体の取付け状態を示す平面説明図である。
【図10】従来の中仕切り体で抽斗の内部スペースを画成した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
H 抽斗
10 中仕切り体
11 仕切り体本体
12,20 弾性体
13 略U字状の溝
14 弾片
16 鏡板の垂直壁板
19 背板側垂直壁面
21 ベース体
22 摩擦体
23 板状本体
24 突辺体
25,26 楔状係止体
Claims (3)
- 抽斗等の内部スペースを所望サイズに仕切る中仕切り体を、板状の本体と、該本体の両端部に配設された弾性体と、から構成し、これら弾性体のすくなくとも一方の弾性体には、抽斗の垂直壁板の内面方向に突出する弾片を突出させ、該弾片は、中仕切り体で内部スペースを画成するときに上記垂直壁板内面に弾接して立設状態を保持するように構成すると共に、上記弾片の一方は、垂直方向に延設された複数条の突辺体で形成されていることを特徴とする抽斗等の中仕切り体構造。
- 前記弾片は、本体の両端部に配設された弾性体に夫々配設されていることを特徴とする請求項1に記載の抽斗等の中仕切り体構造。
- 前記複数条の突辺体は、突辺体本体に突設されており、該突辺体本体は、前記弾性体に開設された穴部に嵌合係止されるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2のいずれかに記載の抽斗等の中仕切り体構造。
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