JP2016214766A - 組立式収納庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ネジ止め構造が無くしながら所要の強度及び剛性を確保でき、床面上に載置した底板上に各構成部材を組み付けながら容易に組み立てることができる組立式収納庫を提供する。【解決手段】底板2及び天板3、底板2及び天板3間の壁部材から構成される収納庫本体を有し、底板2及び天板3と前記壁部材とを連結固定する連結固定部材Cを備えた。連結固定部材Cは、水平板部に形成された連結孔h1,h2の位置を合わせた状態で、上方又は下方から嵌入される嵌入体11、並びに、連結孔h1,h2に嵌入体11を嵌入した状態で前記水平板部に対して嵌入体11と反対側に位置し、側板又は仕切板に設けられた水平面h及び垂直面v1,v2に当接する水平当接面12A及び垂直当接面12B,12Cが形成された当接体12を有するとともに、連結孔h1,h2に嵌入体11を嵌入した状態を保持する係止手段を有する。【選択図】図16

Description

本発明は、組立・分解可能に構成された、いわゆるノックダウン方式の組立式収納庫に関する。
金属製のキャビネットやロッカー等である物品の収納庫において、構成部材として少なくとも、底板、左右の側板、背板、及び天板を含む、分解した状態(各構成部材を組み立てる前の状態)で運搬・輸送され、設置場所で組立可能であるとともに、分解も可能に構成された、いわゆるノックダウン方式の組立式収納庫がある(例えば、特許文献1〜3参照)。
このような組立式収納庫は、輸送効率や保管効率が非常に高いという特徴を有する反面、その構造上、一般的な溶接構造の収納庫と比較して強度や剛性が低下する。
したがって、所要の強度及び剛性を確保するため、特許文献1では、補強構造部材としての下枠を設けるとともに、止め具を孔に嵌合する連結構造とネジ止め構造を併用している。
また、所要の強度及び剛性を確保するため、特許文献2では、フックを係止孔部に係止する連結構造とネジ止め構造を併用している。
これらに対して、特許文献3では、ネジ止め構造を無くしており、ネジ止め構造を無くしても所要の強度及び剛性を確保するため、各構成部材の接合端部に相互に嵌合するフレーム部を形成するとともに、前記接合端部の一方に設けた係止部材(連結保持具36,45,52,62,71等)、及び前記接合端部の他方に設けた係止孔からなる嵌着手段を設けることにより、各構成部材を相互に連結している。
このような構成により、床面上に載置した背板に対して左右両側板の後端側を載置して外側へスライドさせると、フレーム部同士が相互に嵌合した状態で前記嵌着手段を介して背板に両側板が連結される。また、背板に対して前端側を外向き傾斜状した底板の後端側を載置し、後端側を外側へ押し付けながら垂直に起立させると、後端フレーム部が背板に左右フレーム部が両側板に嵌合した状態で前記嵌着手段を介して背板と両側板に底板が連結される。さらに、床面上に後端側を載置した天板を内側へスライドさせると、後端フレーム部が背板に左右フレーム部が両側板に嵌合した状態で前記嵌着手段を介して背板と両側板に天板が連結される。
特許第3865480号公報 特開2012−231841号公報 特許第3345431号公報
特許文献1〜3のような組立式収納庫は、いずれも背板が1枚の構造であるが、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある構造である場合には、所要の強度及び剛性を確保し難くなり、特に収納庫の背が高いものでは、より難しくなる。
特許文献3のような従来の組立式収納庫の構成では、ネジ止め構造を無くしているので、工具を用いずに組み立てることができる。
しかしながら、背板を床面上に載置した状態で組み立てるので、組立作業を行うスペースが大きくなるとともに、組立完了後に底板を床面上に載置するように収納庫全体を起こす作業が必要になる。特に、組立式収納庫の背が高い場合には、組立作業を行うスペースが大きくなって設置場所で組立作業を行うことができない場合があるとともに、前記収納庫全体を起こす作業を2人で行う必要が生じる等、組立作業の負荷が増大する。
その上、所要の強度及び剛性を確保するために、使用箇所に応じて様々な形態の係止部材(連結保持具36,45,52,62,71等)を使い分けているので、組立作業性が良いとは言い難く、組立作業に掛かる時間が嵩んでしまう。
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫において、ネジ止め構造が無くしながら所要の強度及び剛性を確保でき、床面上に載置した底板上に各構成部材を組み付けながら容易に組み立てることができる組立式収納庫を提供する点にある。
本願の発明者らは、上記課題を解決するために、様々な構造についての設計検討及び試作評価を重ねた結果、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る組立式収納庫は、前記課題解決のために、
平面視矩形状の底板及び天板、並びに前記底板及び前記天板間で壁を形成する壁部材から構成される収納庫本体を有する、組立・分解可能に構成された組立式収納庫であって、
前記壁部材は、前記底板上から立起する、側面部材、仕切部材及び背面部材により構成され、
前記側面部材は、前記底板の左右端部に位置する左側板及び右側板であり、
前記仕切部材は、前記左側板及び前記右側板間に位置して左右の空間を仕切る、少なくとも一つの前記側板と平行な仕切板であり、
前記背面部材は、前記底板の後端部に位置し、前記側板及び前記仕切板間の背面側を塞ぐ側方背板、並びに前記仕切板が複数である場合に前記仕切板間の背面側を塞ぐ中間背板であり、
前記側板の下端部及び前記底板を連結固定する側板下部連結固定部材、前記仕切板の下端部及び前記底板を連結固定する仕切板下部連結固定部材、前記側板の上端部及び前記天板を連結固定する側板上部連結固定部材、並びに前記仕切板の上端部及び前記天板を連結固定する仕切板上部連結固定部材を備え、
前記側板下部連結固定部材、前記仕切板下部連結固定部材、前記側板上部連結固定部材、及び前記仕切板上部連結固定部材が、それぞれ、連結固定される複数の構成部材の水平板部に形成された連結孔の位置を合わせた状態で、上方又は下方から嵌入される嵌入体、並びに、前記連結孔に前記嵌入体を嵌入した状態で前記水平板部に対して前記嵌入体と反対側に位置し、前記複数の構成部材の一方である前記側板又は前記仕切板に設けられた水平面及び垂直面にそれぞれ当接する水平当接面及び垂直当接面が形成された当接体を有するとともに、前記連結孔に前記嵌入体を嵌入した状態を保持する係止手段を有することを特徴とする(請求項1)。
このような構成によれば、側板下部連結固定部材、仕切板下部連結固定部材、側板上部連結固定部材、及び仕切板上部連結固定部材が、これらを取り付ける連結孔に上方又は下方から嵌入体を嵌入することにより取り付けられるとともに、その状態が係止手段により保持されるので、前記連結固定部材を取り付ける作業の作業性が高い。
その上、底板及びその上側の側板、並びに底板及びその上側の仕切板を連結固定する際には、側板下部連結固定部材及び仕切板下部連結固定部材を上方から嵌入させ、天板及びその下側の側板、並びに天板及びその下側の仕切板を連結固定する際には、側板上部連結固定部材及び仕切板上部連結固定部材を下方から嵌入させるので、上下の構成部材同士を組み付ける際に、その組み付け方向と前記連結固定部材を嵌入する方向が同じになるので、組立作業性が向上する。
その上さらに、前記連結固定部材の当接体に、側板又は仕切板に設けられた水平面及び垂直面にそれぞれ当接する水平当接面及び垂直当接面が形成されていることから、底板及び天板に対し側板及び仕切板を前記連結固定部材により連結固定した状態で、前記連結固定部材まわりの構成部材の変形を抑制できるため、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫において、ネジ止め構造が無くしながら所要の強度及び剛性を確保できる。
ここで、前記垂直面が対向する平行な二つの垂直面であり、前記垂直当接面が前記二つの垂直面に当接する平行な二つの垂直当接面であるのが好ましい(請求項2)。
このような構成によれば、当接体が側板又は仕切板に設けられた平行な二つの垂直面間に入り、当接体の二つの垂直当接面が側板又は仕切板の二つの垂直面に当接するので、底板及び天板に対し側板及び仕切板を前記連結固定部材により連結固定した状態における、前記連結固定部材まわりの構成部材の変形を抑制する効果がより大きくなる。
また、前記側板下部連結固定部材、前記仕切板下部連結固定部材、前記側板上部連結固定部材、及び前記仕切板上部連結固定部材を共通化してなると好ましい(請求項3)。
このような構成によれば、使用箇所に応じて連結固定部材を使い分ける必要がなく、全ての使用箇所で使用する連結固定部材が同じものであることから、組立作業性を向上できる。
その上、連結固定部材の共通化により連結固定部材の製造コストを低減できる。
さらに、前記連結孔を前記水平板部の前後2箇所に設け、これらの連結孔に前記連結固定部材を挿入してなると好ましい(請求項4)。
このような構成によれば、連結固定部材の数を抑えながら、収納庫本体の垂直軸まわりのねじり変形を抑制する効果が大きくなる。
さらにまた、前記底板の上面の前後左右に、上方へ突出する上方突片を設けるとともに、前記天板の下面の前後左右に、下方へ突出する下方突片を設け、前記左側板の下面の前後に前記底板の左側前後の前記上方突片が係合する係合溝、及び前記左側板の上面の前後に前記天板の左側前後の前記下方突片が係合する係合溝を設け、前記右側板の下面の前後に前記底板の右側前後の前記上方突片が係合する係合溝、及び前記右側板の上面の前後に前記天板の右側前後の前記下方突片が係合する係合溝を設けてなると好ましい(請求項5)。
このような構成によれば、床面上に載置した底板の上面左側前後の上方突片に左側板の下面前後の係合溝を係合させると前記底板上に左側板が自立し、前記底板の上面右側前後の上方突片に右側板の下面前後の係合溝を係合させると前記底板上に右側板が自立する。よって、床面上に底板を載置して、底板上に左側板又は右側板を自立させた状態にし、自立させた左側板又は右側板に対して、背面部材を組み付けることができ、このように組み立てた中間組立体に対して仕切部材を組み付けることができる。このようにして、床面上に載置した底板上で、壁部材を構成する部材の隣接するもの同士を順次組み付けながら、壁部材を容易に構築することができるので、組立作業性が向上する。
その上、底板上に構築した壁部材に対して、左側板の上面前後の係合溝及び右側板の上面前後の係合溝に天板の下面前後左右の下方突片を係合させることにより壁部材上に天板が位置決めされた状態で保持されるので、さらに組立作業性が向上する。
その上さらに、床面上に載置した底板上で他の構成部材を組み付けることにより組立が完了するので、組立作業を行うスペースが小さくできるとともに、特許文献3の組立式収納庫のように組立完了後に収納庫全体を起こす作業を行う必要がない。
その上、左側板及び右側板の下面前後の係合溝が底板の上方突片に係合するので、壁部材の下部の水平面内方向の変形が底板により抑制され、左側板及び右側板の上面前後の係合溝が天板の下方突片に係合するので、壁部材の上部の水平面内方向の変形が天板により抑制される。
また、前記壁部材を構成する部材の隣接するもの同士が当接する垂直面に形成された壁部材連結孔の位置を合わせた状態で、水平方向から挿入されてこれらを連結固定する壁部材連結固定部材を備えてなると好ましい(請求項6)。
このような構成によれば、床面上に載置した底板上で、壁部材を構成する部材の隣接するもの同士を水平方向に順次組み付ける際に、その組み付け方向と壁部材連結固定部材を挿入する方向が同じになるので、組立作業性が向上する。
その上、壁部材を構成する部材の隣接するもの同士が壁部材連結固定部材により連結固定されるので、壁部材の強度及び剛性が向上する。
さらに、前記壁部材連結孔を、それぞれ上下2箇所に設け、これらの連結孔に前記壁部材連結固定部材を挿入してなると好ましい(請求項7)。
このような構成によれば、壁部材連結固定部材の数を抑えながら、壁部材を迅速かつ確実に組み立てできる。
さらにまた、左右複数列の収納空間が形成された前記収納庫本体に対し、前記収納空間を上下に仕切る横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しが可能に構成されてなると好ましい(請求項8)。
このような構成によれば、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫の収納庫本体において、その収納庫本体のままで、横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しを行うことにより、所要の様々なバリエーションへの変更を設置場所で容易に行うことができる。
その上、様々なバリエーションに対して収納庫本体(底板及び天板並びに壁部材)が共通であるので、量産効果により製造コストを低減できる。
以上のとおり、本発明に係る組立式収納庫によれば、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫において、主に以下のような効果を奏する。
(1)側板下部連結固定部材、仕切板下部連結固定部材、側板上部連結固定部材、及び仕切板上部連結固定部材により、前記連結固定部材まわりの構成部材の変形を抑制できるため、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫において、ネジ止め構造が無くしながら所要の強度及び剛性を確保できる。
(2)側板下部連結固定部材、仕切板下部連結固定部材、側板上部連結固定部材、及び仕切板上部連結固定部材、並びに壁部材連結固定手段の嵌入(挿入)方向と構成部材の組み付け方向が一致することから、組立作業性が向上する。
(3)側板下部連結固定部材、仕切板下部連結固定部材、側板上部連結固定部材、及び仕切板上部連結固定部材を共通化することにより、使用箇所に応じて連結固定部材を使い分ける必要がないことから、組立作業性を向上できるため、組立作業に掛かる時間を短縮できるとともに、連結固定部材の製造コストを低減できる。
(4)底板の上面前後左右の上方突片に左側板及び右側板を係合させてこれらを自立させ、左側板及び右側板に天板の下面前後左右の下方突片を係合させることにより、床面上に載置した底板上で、壁部材を構成する部材の隣接するもの同士を順次組み付けながら、壁部材を容易に構築することができるとともに、底板上に構築した壁部材上に天板が位置決めされた状態で保持されるので、組立作業性が向上する。
(5)床面上に載置した底板上で他の構成部材を組み付けることにより組立が完了するので、組立作業を行うスペースが小さくできる。
(6)収納庫本体の収納空間を上下に仕切る横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しが可能なように構成することにより、共通の収納庫本体に対して横仕切板及び扉板等を付け替えることにより、所要の様々なバリエーションへの変更を設置場所で容易に行うことができる。
本発明の実施の形態に係る組立式収納庫(3人用ロッカー)の正面図である。 本発明の実施の形態に係る組立式収納庫の分解斜視図である。 組立手順を説明するための斜視図であり、(a)は底板への右側板の組付け、(b)は底板へ右側板を組み付けた状態、(c)は右側板への右側方背板を組み付けた状態を示している。 同斜視図であり、(a)は右側方背板に右仕切板を組み付けた状態、(b)はさらに中間背板、左仕切板、左側方背板及び左側板を組み付けた状態、(c)は天板の組付けを示している。 同斜視図であり、(a)は天板を組み付けた状態及び連結固定部材の組付け、(b)は左扉板の組付け、(c)は全ての扉板を組み付けた状態を示している。 底板への右側板の組付けを示す要部拡大斜視図である。 底板へ右側板を組み付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 右側板への右側方背板の組付けを示す要部拡大斜視図である。 右側板へ右側方背板を組み付けた状態を示す要部拡大斜視図である。 右側方背板への右仕切板の組付け、及び右仕切板への中間背板の組付けを示す要部拡大斜視図である。 (a)は連結固定部材の斜視図、(b)は連結固定部材の縦断面図である。 底板及び右側板を連結固定する連結固定部材の組付けを示す要部拡大斜視図である。 天板及び右側板を連結固定する連結固定部材の組付けを示す要部拡大縦断側面図である。 底板及び右側板を連結固定する連結固定部材の組付けを示す要部拡大縦断正面図である。 底板及び右仕切板を連結固定する連結固定部材の組付けを示す要部拡大縦断正面図である。 底板及び右側板間、並びに天板及び右側板間に連結固定部材を組み付けた状態を示す要部拡大縦断面斜視図である。 収納庫本体への扉板の組付けを示す要部拡大斜視図である。 (a)は軸支部材の正面図、(b)は軸支部材の部分縦断面図である。 本発明の実施の形態に係る組立式収納庫の扉板側部分を示す要部拡大横断面図である。 同組立式収納庫の背板側部分を示す要部拡大横断面図である。 連結固定部材の変形例を示しており、(a)は斜視図、(b)は縦断面図である。 共通の収納庫本体において扉板を替えるとともに棚板等を付け替えた組立式収納庫のバリエーションを示す正面図であり、(a)は6人用ロッカー、(b)は9人用ロッカー、(c)はH型4人用ロッカーである。 同組立式収納庫のバリエーションを示す正面図であり、(a)はセンターオープンH型4人用ロッカー、組合せ型6人用ロッカー、(c)はオープン型9人用ロッカーである。 図22(a)の6人用ロッカーの分解斜視図である。 上下多段の扉板の組付けを示す要部拡大部分横断面斜視図である。
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。
本明細書においては、組立式収納庫の扉板に向かった状態における前後左右方向を前後左右とする。連結固定部材については、その使用状態(底板及び天板に取り付けられた状態)を基準として前記方向の定義に従うものとする。
また、組立式収納庫を扉板に向かって見た図を正面図とする。
図1の正面図、及び図2の分解斜視図に示す本発明の実施の形態に係る組立式収納庫1は、金属製の3人用ロッカーであり、平面視矩形状の底板2及び天板3、底板2及び天板3間で壁を形成する壁部材Bから構成される収納庫本体A、並びに正面部材Fを有する、組立・分解可能に構成されたものである。
ここで、正面部材Fは、組立式収納庫1が3人用ロッカーであるので、三つの扉板18A,18A,18A等により構成される。
また、図2に示す壁部材Bは、底板2上から立起する、側面部材B1、仕切部材B2及び背面部材B3により構成される。
側面部材B1は、底板2の左右端部に位置する左側板4L及び右側板4Rである。
また、仕切部材B2は、左側板4L及び右側板4R間に位置して左右の空間を仕切る、左仕切板5L及び右仕切板5Rである。仕切部材B2を構成する仕切板は、二つの仕切板(左仕切板5L及び右仕切板5R)に限定されるものではなく、一つ又は三つ以上であってもよい。仕切板が一つのみである場合は、扉板は二つになり、仕切板が三つ以上である場合は、扉板は四つ以上になる。
さらに、背面部材B3は、底板2の後端部に位置し、側板4L,4R及び仕切板5L,5R間の側方の背面側を塞ぐ側方背板6L,6R、並びに仕切板5L,5R間の背面側を塞ぐ中間背板7である。背面部材B3を構成する背板は、三つの背板(左側方背板6L、中間背板7及び右側方背板6R)に限定されるものではなく、仕切板が一つのみである場合は、中間背板が無くなるので背板は二つになり、仕切板が三つ以上である場合は、中間背板が二つ以上になるので背板は四つ以上になる。
組立式収納庫1は、底板2及び天板3と側面部材B1及び仕切部材B2とを連結固定するための所要数の連結固定部材C,C,…(図2にはそれらの一部である側板下部連結固定部材10A、及び側板上部連結固定部材10Cのみを示している)を備える。
また、組立式収納庫1は、壁部材Bの隣接するもの同士、すなわち右側板4R及び右側方背板6R、右側方背板6R及び右仕切板5R、右仕切板5R及び中間背板7、中間背板7及び左仕切板5L、左仕切板5L及び左側方背板6L、並びに左側方背板6L及び左側板4Lを連結固定するための所要数の壁部材連結固定部材D,D,…(図2には示していないため、図8〜図10参照)を備える。
さらに、組立式収納庫1は、所要数の棚板16,16,…、及びハンガーJ,J,…を備える。
さらにまた、図2に示す扉板18Aの引手取付孔Iには、所要の形態の引手P(例えば、図1参照)が取り付けられるとともに、本実施の形態では組立式収納庫1がロッカーであるので、引手Pは、シリンダー錠、ダイヤル錠、プッシュ錠、IC錠、又は南京錠等を備える。
図2に示すように、底板2の上面の前後左右には、上方へ突出する上方突片2A,2A,…が設けられ、天板3の下面の前後左右には、下方へ突出する下方突片3A,3A,…が設けられる。
また、右側板4Rの下面の前後には底板2の右側前後の上方突片2A,2Aが係合する係合溝4A,4A(図6参照)が設けられ、右側板4Rの上面の前後には天板3の右側前後の下方突片3A,3Aが係合する係合溝4B,4B(図8参照)が設けられる。
さらに、同様に、左側板4Lの下面の前後には底板2の左側前後の上方突片2A,2Aが係合する係合溝4A,4Aが、左側板4Lの上面の前後には天板3の左側前後の下方突片3A,3Aが係合する係合溝4B,4Bが設けられる。
〔組立式収納庫の組立〕
次に、組立式収納庫1の組立手順の一例について説明する。
<<底板上への壁部材の構築>>
<底板上への右側板載置>
先ず、図3(a)の斜視図、及び図6の要部拡大斜視図に示すように底板2を床面上に設置した状態で、底板2の右側前後の上方突片2A,2Aに、右側板4Rの前後の係合溝4A,4Aを係合させることにより、底板2上へ右側板4Rを載置する。
それにより、図3(b)の斜視図、及び図7の要部拡大斜視図に示すように、右側板4Rは底板2上で自立する。
<右側板への右側方背板取付け>
次に、図3(c)の斜視図に示すように右側方背板6Rを底板2上に載置し、図8及び図9の要部拡大斜視図に示すように、右側板4R及び右側方背板6R(壁部材Bの隣接するもの同士)が当接する垂直面v3,v4に形成された壁部材連結孔g1,g2である側板上部連結丸孔13A,13Bの位置を合わせた状態で、壁部材連結固定部材Dであるスクリベット15を水平方向に挿入する。また、壁部材連結孔g1,g2は右側板4R及び右側方背板6Rの下部にも形成されているので、右側板4R及び右側方背板6Rの下部の壁部材連結孔g1,g2にもスクリベット15を水平方向に挿入する。
それにより、図3(c)の斜視図及び図9の要部拡大斜視図に示すように、右側板4R及び右側方背板6Rは連結固定されて一体化される。
ここで、壁部材連結固定部材Dは、スクリベット15に限定されるものではなく、プッシュリベットやプッシュプルリベット等であってもよい。
壁部材連結固定部材Dを、スクリベット、プッシュリベット又はプッシュプルリベット等の樹脂製リベットにすることにより、これらは自動車のパネル取付け等に用いられているものであることから、使用状態で突出する部分が少ないため滑らかな外観が維持されるとともに製造コストを低減できる。
その上、前記樹脂製のリベットを取り付けた状態でぐらつきがなく比較的強固に連結されるとともに、壁部材連結孔g1,g2に対して水平方向へ挿入するワンタッチ作業により取付け作業が完了するので作業性が向上する。
<右側方背板への右仕切板取付け>
次に、図4(a)の斜視図に示すように右仕切板5Rを底板2上に載置し、図10の要部拡大斜視図に示すように、右仕切板5R及び右側方背板6R(壁部材Bの隣接するもの同士)が当接する垂直面v3,v4に形成された壁部材連結孔g1,g2である仕切板上部連結丸孔14A,14Cの位置を合わせた状態で、スクリベット15を水平方向に挿入する。
また、壁部材連結孔g1,g2は右仕切板5R及び右側方背板6Rの下部にも形成されているので、右仕切板5R及び右側方背板6Rの下部の壁部材連結孔g1,g2にもスクリベット15を水平方向に挿入する。
それにより、図4(a)の斜視図に示すように、右側方背板6R及び右仕切板5Rは連結固定されて一体化される。
<右仕切板への中間背板取付け>
次に、図4(b)の斜視図に示すように中間背板7を底板2上に載置し、図10の要部拡大斜視図に示すように、右仕切板5R及び中間背板7(壁部材Bの隣接するもの同士)が当接する垂直面v3,v4に形成された壁部材連結孔g1,g2である仕切板上部連結丸孔14B,14Dの位置を合わせた状態で、スクリベット15を水平方向に挿入する。
また、壁部材連結孔g1,g2は右仕切板5R及び中間背板7の下部にも形成されているので、右仕切板5R及び中間背板7の下部の壁部材連結孔g1,g2にもスクリベット15を水平方向に挿入する。
それにより、図4(b)の斜視図に示すように、右仕切板5R及び中間背板7は連結固定されて一体化される。
<中間背板への左仕切板取付け>
次に、スクリベット15,15による前記壁部材Bの隣接するもの同士の上下部の連結固定と同様に、図4(b)の斜視図に示すように、スクリベット15,15により中間背板7及び左仕切板5Lを連結固定して一体化する。
<底板上への左側板載置>
次に、前記底板上への右側板載置と同様に、図4(b)の斜視図に示すように、底板2の左側前後の上方突片2A,2Aに、左側板4Lの前後の係合溝4A,4Aを係合させることにより、底板2上へ左側板4Lを載置して自立させる。
<左側板及び左仕切板への左側方背板取付け>
次に、スクリベット15,15による前記壁部材Bの隣接するもの同士の上下部の連結固定と同様に、図4(b)の斜視図に示すように、スクリベット15,15により左側板4L及び左側方背板6Lを連結固定して一体化するとともに、スクリベット15,15により左仕切板5L及び左側方背板6Lを連結固定して一体化する。
以上のように壁部材連結孔g1,g2を、それぞれ上下2箇所に設け、これらの連結孔に壁部材連結固定部材D,Dを挿入することにより、壁部材連結固定部材Dの数を抑えながら、壁部材Bを迅速かつ確実に組み立てできる。
以上のような底板2上への壁部材Bの構築手順は、適宜変更可能である。例えば、底板2上に左側板4Lを載置する前に左仕切板5Lに左側方背板6Lを取り付けてもよい。また、底板2上への壁部材Bの構築する際に、最初に底板2上に左側板4Lを載置し、壁部材Bの隣接するもの同士の上下部の連結固定を順次行うようにしてもよい。
このような壁部材Bの構成によれば、床面上に載置した底板2上で、壁部材Bを構成する部材の隣接するもの同士を水平方向に順次組み付ける際に、その組み付け方向と壁部材連結固定部材Dを挿入する方向が同じになるので、組立作業性が向上する。
その上、壁部材Bを構成する部材の隣接するもの同士が壁部材連結固定部材Dにより連結固定されるので、壁部材の強度及び剛性が向上する。
<<壁部材上に天板を載置>>
次に、図4(c)の斜視図、及び図13の縦断側面図に示すように、天板3の前後左右の下方突片3A,3A,…を、左側板4Lの前後の係合溝4B,4B、及び右側板4Rの前後の係合溝4B,4Bに係合させるように、壁部材B上へ天板3を載置する。
それにより、壁部材B上に天板3が位置決めされた状態で保持される。
<<底板及び天板に壁部材を連結固定>>
次に、図5(a)の斜視図に示すように、連結固定部材Cである、側板下部連結固定部材10A、仕切板下部連結固定部材10B、側板上部連結固定部材10C、及び仕切板上部連結固定部材10Dにより、壁部材Bを底板2及び天板3に連結固定する。
すなわち、側板下部連結固定部材10A,10A,…により、左側板4Lの下端部及び底板2の前後、並びに右側板4Rの下端部及び底板2の前後2箇所を連結固定する。
また、仕切板下部連結固定部材10B,10B,…により、左仕切板5Lの下端部及び底板2の前後、並びに右仕切板5Rの下端部及び底板2の前後2箇所を連結固定する。
さらに、側板上部連結固定部材10C,10C,…により、左側板4Lの上端部及び天板3の前後、並びに右側板4Rの上端部及び天板3の前後2箇所を連結固定する。
さらにまた、仕切板上部連結固定部材10D,10D,…により、左仕切板5Lの上端部及び天板3の前後、並びに右仕切板5Rの上端部及び天板3の前後2箇所を連結固定する。
側板下部連結固定部材10A、仕切板下部連結固定部材10B、側板上部連結固定部材10C、及び仕切板上部連結固定部材10Dで、前記のとおり前後2箇所を連結固定することにより、連結固定部材の数を抑えながら、収納庫本体Aの垂直軸まわりのねじり変形を抑制する効果が大きくなる。
なお、本実施の形態では、側板下部連結固定部材10A、仕切板下部連結固定部材10B、側板上部連結固定部材10C、及び仕切板上部連結固定部材10Dを共通化しているので、前記連結固定部材の製造コストを低減できる。
(連結固定部材の詳細構造)
次に、連結固定部材Cの詳細構造について説明する。
図11(a)の斜視図、及び図11(b)の縦断面図に示すように、連結固定部材Cは、嵌入体11、及び嵌入体11よりも拡径した当接体12を有するものであり、ポリアセタール、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン又はABS等の合成樹脂により形成される。
嵌入体11の前後部には、前後方向に弾性変形する弾性係止片11A,11Bが形成され、当接体12の上面(底板2に取り付ける場合は下面)には水平当接面12Aが、当接体の左右側面には平行な矩形状の垂直当接面12B,12Cが形成される。
ここで、弾性係止片11A,11B、及び当接体12の嵌入体11よりも前後方向に拡径した部分が、後述する連結孔に嵌入体11を嵌入した状態を保持する係止手段Eを構成する。
また、当接体12の垂直当接面12B,12Cの大きさは、高さが15〜20mm程度、前後方向の長さが40〜50mm程度であり、当接面12B,12C間の距離は、15〜20mm程度である。
<側板下部連結固定部材の取付け>
次に、連結固定部材Cである側板下部連結固定部材10Aの取付けについて説明する。
側板下部連結固定部材10Aによる左側板4Lの下端部及び底板2の連結固定、並びに側板下部連結固定部材10Aによる右側板4Rの下端部及び底板2の連結固定は同様であるので、これらを代表させて側板下部連結固定部材10Aによる右側板4Rの下端部及び底板2の連結固定について説明する。
図5(a)の状態では、図12の要部拡大斜視図、及び図14の要部拡大縦断正面図に示すように、底板2の右側前後の上方突片2A,2Aに、右側板4Rの前後の係合溝4A,4Aを係合させた状態であり、右側板4Rの下端部の水平板部H1に形成された連結孔h1である矩形状の側板下部連結角孔8Aが、底板2の上面の水平板部H2に形成された連結孔h2である矩形状の側板下部連結角孔8Bに重なるように位置合わせされる。
この状態で側板下部連結固定部材10Aの嵌入部11を連結角孔8A,8Bに上方から嵌入すると、弾性係止片11A及び11Bが前後方向内方へ弾性変形しながら嵌入部11が連結角孔8A,8Bを通過し、連結角孔8A,8Bを通過した後に復元力により弾性係止片11A及び11Bが元の状態に復帰する。よって、係止手段Eである、弾性係止片11A及び11B、並びに上方の当接体12の前後方向に拡径した部分により、連結角孔8A,8Bに嵌入体11が嵌入した状態(側板下部連結固定部材10Aを取り付けた状態)が保持され、当接体12は、水平板部H1,H2に対して嵌入体11と反対側に位置する。
そして、このように側板下部連結固定部材10Aを取り付けた状態では、図16の要部拡大縦断面斜視図に示すように、右側板4Rに設けられた水平面hに当接体12下面の水平当接面12Aが当接し、右側板4Rに設けられた、対向する垂直面v1,v2に当接体12左右の垂直当接面12B,12Cが当接する。
よって、底板2に対して右側板4Rを前後の側板下部連結固定部材10A,10Aにより連結固定した状態で、側板下部連結固定部材10A,10Aまわりの右側板4Rの変形を抑制できる。
<側板上部連結固定部材の取付け>
次に、連結固定部材Cである側板上部連結固定部材10Cの取付けについて説明する。
側板上部連結固定部材10Cによる左側板4Lの上端部及び天板3の連結固定、並びに側板上部連結固定部材10Cによる右側板4Rの上端部及び天板3の連結固定は同様であるので、これらを代表させて側板上部連結固定部材10Cによる右側板4Rの上端部及び天板3の連結固定について説明する。
図5(a)の状態では、図13の要部拡大縦断側面図、及び図14の要部拡大縦断正面図に示すように、天板3の右側前後の下方突片3A,3Aを、右側板4Rの前後の係合溝4B,4Bを係合させた状態であり、右側板4Rの上端部の水平板部H1に形成された連結孔h1である矩形状の側板上部連結角孔8Cが、天板3の下面の水平板部H2に形成された連結孔h2である矩形状の側板上部連結角孔8Dに重なるように位置合わせされる。
この状態で側板上部連結固定部材10Cの嵌入部11を連結角孔8C,8Dに下方から嵌入すると、弾性係止片11A及び11Bが前後方向内方へ弾性変形しながら嵌入部11が連結角孔8C,8Dを通過し、連結角孔8C,8Dを通過した後に復元力により弾性係止片11A及び11Bが元の状態に復帰する。よって、係止手段Eである、弾性係止片11A及び11B、並びに下方の当接体12の前後方向に拡径した部分により、連結角孔8C,8Dに嵌入体11が嵌入した状態(側板下部連結固定部材10Cを取り付けた状態)が保持され、当接体12は、水平板部H1,H2に対して嵌入体11と反対側に位置する。
そして、このように側板上部連結固定部材10Cを取り付けた状態では、図16の要部拡大縦断面斜視図に示すように、右側板4Rに設けられた水平面hに当接体12上面の水平当接面12Aが当接し、右側板4Rに設けられた、対向する垂直面v1,v2に当接体12左右の垂直当接面12B,12Cが当接する。
よって、底板2に対して右側板4Rを前後の側板上部連結固定部材10C,10Cにより連結固定した状態で、側板上部連結固定部材10C,10Cまわりの右側板4Rの変形を抑制できる。
<仕切板下部連結固定部材の取付け>
次に、連結固定部材Cである仕切板下部連結固定部材10Bの取付けについて説明する。
仕切板下部連結固定部材10Bによる左仕切板5Lの下端部及び底板2の連結固定、並びに仕切板下部連結固定部材10Bによる右仕切板5Rの下端部及び底板2の連結固定は同様であるので、これらを代表させて仕切板下部連結固定部材10Bによる右仕切板5Rの下端部及び底板2の連結固定について説明する。
図5(a)の状態では、図15の要部拡大縦断正面図に示すように、右仕切板5Rの下端部の水平板部に形成された連結孔h1である矩形状の仕切板下部連結角孔9Aが、底板2の上面の水平板部に形成された連結孔h2である矩形状の仕切板下部連結角孔9Bに重なるように位置合わせされる。
この状態で仕切板下部連結固定部材10Bの嵌入部11を連結角孔9A,9Bに上方から嵌入すると、弾性係止片11A及び11Bが前後方向内方へ弾性変形しながら嵌入部11が連結角孔9A,9Bを通過し、連結角孔9A,9Bを通過した後に復元力により弾性係止片11A及び11Bが元の状態に復帰する。よって、係止手段Eである、弾性係止片11A及び11B、並びに上方の当接体12の前後方向に拡径した部分により、連結角孔9A,9Bに嵌入体11が嵌入した状態(仕切板下部連結固定部材10Bを取り付けた状態)が保持され、当接体12は、前記水平板部(連結孔h1,h2)に対して嵌入体11と反対側に位置する。
そして、このように仕切板下部連結固定部材10Bを取り付けた状態では、右仕切板5Rに設けられた水平面hに当接体12下面の水平当接面12Aが当接し、右仕切板5Rに設けられた、対向する垂直面v1,v2に当接体12左右の垂直当接面12B,12Cが当接する。
よって、底板2に対して右仕切板5Rを前後の仕切板下部連結固定部材10B,10Bにより連結固定した状態で、仕切板下部連結固定部材10B,10Bまわりの右仕切板5Rの変形を抑制できる。
<仕切板上部連結固定部材の取付け>
次に、連結固定部材Cである仕切板上部連結固定部材10Dの取付けについて説明する。
仕切板上部連結固定部材10Dによる左仕切板5Lの上端部及び天板3の連結固定、並びに仕切板上部連結固定部材10Dによる右仕切板5Rの上端部及び天板3の連結固定は同様であるので、これらを代表させて仕切板上部連結固定部材10Dによる右仕切板5Rの上端部及び天板3の連結固定について説明する。
図5(a)の状態では、図15の要部拡大縦断正面図に示すように、右仕切板5Rの上端部の水平板部に形成された連結孔h1である矩形状の仕切板上部連結角孔9Cが、天板3の下面の水平板部に形成された連結孔h2である矩形状の仕切板上部連結角孔9Dに重なるように位置合わせされる。
この状態で仕切板上部連結固定部材10Dの嵌入部11を連結角孔9C,9Dに下方から嵌入すると、弾性係止片11A及び11Bが前後方向内方へ弾性変形しながら嵌入部11が連結角孔9C,9Dを通過し、連結角孔9A,9Bを通過した後に復元力により弾性係止片11A及び11Bが元の状態に復帰する。よって、係止手段Eである、弾性係止片11A及び11B、並びに下方の当接体12の前後方向に拡径した部分により、連結角孔9C,9Dに嵌入体11が嵌入した状態(仕切板上部連結固定部材10Dを取り付けた状態)が保持され、当接体12は、前記水平板部(連結孔h1,h2)に対して嵌入体11と反対側に位置する。
そして、このように仕切板上部連結固定部材10Dを取り付けた状態では、右仕切板5Rに設けられた水平面hに当接体12上面の水平当接面12Aが当接し、右仕切板5Rに設けられた、対向する垂直面v1,v2に当接体12左右の垂直当接面12B,12Cが当接する。
よって、天板3に対して右仕切板5Rを前後の仕切板上部連結固定部材10D,10Dにより連結固定した状態で、仕切板上部連結固定部材10D,10Dまわりの右仕切板5Rの変形を抑制できる。
以上のような連結固定部材Cである、側板下部連結固定部材10A、仕切板下部連結固定部材10B、側板上部連結固定部材10C、及び仕切板上部連結固定部材10Dによれば、これらを取り付ける連結孔h1,h2に上方又は下方から嵌入体11を嵌入することにより取り付けられるとともに、その状態が係止手段Eにより保持されるので、連結固定部材Cを取り付ける作業の作業性が高い。
以上の組立手順により収納庫本体Aが完成する。
このような収納庫本体Aの構成によれば、床面上に載置した底板2の上面左側前後の上方突片2A,2Aに左側板4Lの下面前後の係合溝4A,4Aを係合させると底板2上に左側板4Lが自立し、底板2の上面右側前後の上方突片2A,2Aに右側板4Rの下面前後の係合溝4A,4Aを係合させると底板上2に右側板4Rが自立する。よって、床面上に底板2を載置して、底板2上に左側板4L又は右側板4Rを自立させた状態にし、自立させた左側板4L又は右側板4Rに対して、背面部材B3を組み付けることができ、このように組み立てた中間組立体に対して仕切部材B2を組み付けることができる。このようにして、床面上に載置した底板2上で、壁部材Bを構成する部材の隣接するもの同士を順次組み付けながら、壁部材Bを容易に構築することができるので、組立作業性が向上する。
その上、底板2上に構築した壁部材Bに対して、左側板4Lの上面前後の係合溝4B,4B及び右側板4Rの上面前後の係合溝4B,4Bに天板3の下面前後左右の下方突片3A,3A,…を係合させることにより壁部材B上に天板3が位置決めされた状態で保持されるので、組立作業性がさらに向上する。
その上さらに、底板2及びその上側の側板4L,4R、並びに底板2及びその上側の仕切板5L,5Rを連結固定する際には、側板下部連結固定部材10A及び仕切板下部連結固定部材10Bを上方から嵌入させ、天板3及びその下側の側板4L,4R、並びに天板3及びその下側の仕切板5L,5Rを連結固定する際には、側板上部連結固定部材10C及び仕切板上部連結固定部材10Dを下方から嵌入させるので、上下の構成部材同士を組み付ける際に、その組み付け方向と前記連結固定部材を嵌入する方向が同じになるので、組立作業性が一層向上する。
その上、側板下部連結固定部材10A、仕切板下部連結固定部材10B、側板上部連結固定部材10C、及び仕切板上部連結固定部材10Dを共通化しているので、使用箇所に応じて連結固定部材を使い分ける必要がなく、全ての使用箇所で使用する連結固定部材が同じものであることから、組立作業性がより一層向上する。
その上さらに、左側板4L及び右側板4Rの下面前後の係合溝4A,4A,…が底板2の上方突片2A,2A,…に係合するので、壁部材Bの下部の水平面内方向の変形が底板2により抑制され、左側板4L及び右側板4Rの上面前後の係合溝4B,4B,…が天板3の下方突片3A,3A,…に係合するので、壁部材Bの上部の水平面内方向の変形が天板3により抑制される。
その上、連結固定部材Cの当接体12に、側板4L,4R又は仕切板5L,5Rに設けられた水平面h及び垂直面v1,v2にそれぞれ当接する水平当接面12A及び垂直当接面12B,12Cが形成されていることから、底板2及び天板3に対し側板4L,4R及び仕切板5L,5Rを連結固定部材C,C,…により連結固定した状態で、連結固定部材C,C,…まわりの構成部材の変形を抑制できるため、内部が仕切板5L,5Rにより左右に仕切られて複数の背板がある収納庫本体Aにおいて、ネジ止め構造が無くしながら所要の強度及び剛性を確保できる。
その上さらに、当接体12が側板4L,4R又は仕切板5L,5Rに設けられた平行な二つの垂直面v1,v2間に入り、当接体12の二つの垂直当接面12B,12Cが二つの垂直面v1,v2に当接するので、底板2及び天板3に対し側板4L,4R及び仕切板5L,5Rを連結固定部材C,C,…により連結固定した状態における、連結固定部材C,C,…まわりの構成部材の変形を抑制する効果がより大きくなる。
<<扉板の取付け>>
次に、図5(b)及び(c)に示すように収納庫本体Aに扉板18Aを取り付ける。
図17の要部拡大斜視図に示すように、天板3の前端部の所定位置から下方へ突出する支持ピン20(図13も参照)を扉板18Aの上面端部の支持ピン挿入孔Mに挿入し、扉板18Aの下面端部の支持ピン20を底板2上面の支持ピン挿入孔L(図2も参照)に挿入することにより、扉板18Aの取付けが完了する。
図18(a)の正面図、及び図18(b)の部分縦断面図に示すように、軸支部材Kは、基体19から外方へ突出する支持ピン20が圧縮コイルばね21により弾性支持されている。
したがって、支持ピン20の先端を押圧することにより、支持ピン20は基体19内へ没入し、前記押圧を解除することにより、支持ピン20は基体19から突出した状態に復帰する。
よって、図17の例のように扉板18Aを収納庫本体Aに取り付ける場合、先ず、天板3前端部の支持ピン20を扉板18Aの上面端部の支持ピン挿入孔Mに挿入した状態にする。次に、扉板18A下面端部の支持ピン20の先端を押圧して基体19内に没入させた状態にして底板2上まで移動させ、支持ピン20の先端を底板2上面を沿わせながら支持ピン挿入孔Lの真上まで移動させると、支持ピン20は弾性復元力により支持ピン挿入孔L内に突出する。
ここで、天板3の前端部の所定位置から下方へ突出する支持ピン20は、軸支部材Kのような可動式のものに限定されるものではなく、固定式のものであってもよい。
<<引手の取付け>>
次に、図5(c)の扉板18A,18A,18Aの引手取付孔I,I,Iに引手P,P,P(図1参照)を取り付ける。
<<棚板等の取付け>>
次に、3人用ロッカーの各収納スペース内に、図2に示す棚板16,16及びハンガーJを取り付ける。
棚板16の取付けについて、三つの収納スペースにおいて同様であるので、最も右側の収納スペース(右仕切板5Rと右側板4Rとの間)を例にとって説明する。
先ず、図2における棚板16の正面側端部(開口部側端部)左右の水平突出片16A,16Aを、図19の要部拡大横断面図に示すように右仕切板5R及び右側板4Rの正面側に形成した孔に挿入する。
次に、棚板16の背面側端部左右の軸支部材Kの支持ピン20,20の先端を押圧して支持ピン20,20を没入させて、図20の要部拡大横断面図に示すように右仕切板5R及び右側板4Rの背面側に形成した孔に挿入することにより、棚板16の取付けが完了する。
ここで、前記扉板の取付け、前記引手の取付け、及び前記棚板等の取付けの順序は、適宜変更可能である。
以上の手順により組立式収納庫1(3人用ロッカー)の組立が完了する。
以上のとおり、床面上に載置した底板2上で他の構成部材を組み付けることにより組立が完了するので、組立作業を行うスペースが小さくできるとともに、特許文献3の組立式収納庫のように組立完了後に収納庫全体を起こす作業を行う必要がない。
〔組立式収納庫の分解〕
組立式収納庫1の分解は、例えば前記組立の手順と逆の手順で行うことができる。
その場合において、連結固定部材C、及び壁部材連結固定部材Dであるスクリベット15を取り外す必要がある。
連結固定部材Cは、図11において、弾性係止片11A及び11Bの間隔を狭めた状態を保持ながら連結孔h1,h2から抜き取ることができる。
また、図8〜図10に示すスクリベット15の取外しは、ドライバーにより行うことができる。
ここで、底板2及び天板3に壁部材Bを連結固定する連結固定部材Cの取外しは、工具による取外しは可能にしながら、防盗性等を考慮すると簡単に取り外せない方が好ましい。
図21(a)の斜視図、及び図21(b)の縦断面図に示す連結固定部材Cは、垂直当接面12B,12Cを形成する平行な壁間を繋ぐ中間連結体22を、前後方向の中央に嵌入体11の先端部までわたるように設けたものである。
図21の構成の連結固定部材Cの取外しは、例えばラジオペンチにより中間仕切体22及び弾性係止片11Aを挟んで間隔を狭めて手前に引き出すように操作した後、さらに中間仕切体22及び弾性係止片11Bを挟んで間隔を狭めて手前に引き出すように操作することにより行うことができる。
このような連結固定部材Cの構成によれば、取り外す際に2段階の操作が必要であるので防盗性を向上できるとともに、中間連結体22が垂直当接面12B,12Cを形成する平行な壁間を繋いでいることから、対向する垂直面v1,v2に当接する垂直当接面12B,12C間が変形しにくくなるので、壁部材Bの構成部材の変形抑制効果がより高くなる。
〔組立式収納庫のバリエーション〕
以下において、図1の3人用ロッカーと共通の収納庫本体Aを用いたロッカーのバリエーションの例について説明する。
<6人用ロッカーの例>
図22(a)の正面図、及び図24の分解斜視図は6人用ロッカーであり、図1及び図2の3人用ロッカーの三つの収納スペースを上下に仕切って6人用にしたものである。
収納庫本体Aは共通であるので、図5(a)に示す収納庫本体Aに対して、図24に示す横仕切板17(棚板16と共通のもの)を、三つの収納スペースの上下方向中央部に、図19及び図20に示すように、水平突出片17A,17A及び支持ピン20,20を用いて前記棚板16と同様に取り付ける。
また、横仕切板17,17,…により仕切られた六つの収納空間の所定箇所に、棚板16,16,…及びハンガーJ,J,…を取り付ける。
さらに、六つの収納空間に合わせた六つの扉板18B,18B,…を取り付けることにより組立式収納庫1が完成する。
ここで、扉板18Bは、扉板18Aと同様に、図25の要部拡大部分横断面斜視図に示すように、上面端部には支持ピン挿入孔Mが形成され、下端部には軸支部材Kが取り付けられており、扉板18Bの下面端部から支持ピン20が突出する。
また、図24及び図25に示すように、左仕切板5L、右仕切板5R、右側板4Rの正面にそれぞれ形成された扉受け取付け孔O1には、扉受け23が装着される。
よって、図13及び図17に示す天板3前端部の支持ピン20を扉板18Bの上面端部の支持ピン挿入孔Mに挿入し、図25に示す扉板18Bの下面端部の支持ピン20を扉受け23の通孔23Aに挿入することにより、上側の扉板18Bの取付けが完了する。
下側の扉板18Bについては、図25に示すように、扉受け23の通孔23Aから突出する上側の扉板18Bの支持ピン20を支持ピン挿入孔Mに挿入し、下側の扉板18Bの下面端部の支持ピン20を図24に示す底板2上面の支持ピン挿入孔Lに挿入することにより、取付けが完了する。
<9人用ロッカーの例>
図22(b)の正面図は9人用ロッカーであり、図1及び図2の3人用ロッカーの三つの収納スペースを図24と同じ横仕切板17により上下に三等分に仕切って9人用にしたものである。
図2及び図24に示す左仕切板5L、右仕切板5R、右側板4Rの正面にそれぞれ形成された扉受け取付け孔O2,O3に、図25の扉受け23,23を装着することにより、扉板18Bと同様に上下3段の扉板18C,18C,18Cを取り付ける。
<H型4人用ロッカーの例>
図22(c)の正面図はH型4人用ロッカーであり、3人用ロッカーの三つの収納スペースの真ん中の収納スペースを上下に仕切ったものである。
<センターオープンH型4人用ロッカーの例>
図23(a)の正面図はセンターオープンH型4人用ロッカーであり、図22(c)で中央の扉板18B,18Bを無くしたものである。
<組合せ型6人用ロッカーの例>
図23(b)の正面図は組合せ型6人用ロッカーであり、図1、図22(a)、及び図22(b)の一列ずつを組み合わせたものである。
<オープン型9人用ロッカーの例>
図23(c)の正面図はオープン型9人用ロッカーであり、図22(b)の全ての扉板18C,18C,…を無くしたものである。
以上の組立式収納庫のバリエーションのように、左右複数列の収納空間が形成された収納庫本体に対し、前記収納空間を上下に仕切る横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しが可能なように構成することにより、収納庫内部が仕切板により左右に仕切られて複数の背板がある組立式収納庫の収納庫本体において、その収納庫本体のままで、横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しを行うことにより、所要の様々なバリエーションへの変更を設置場所で容易に行うことができる。
その上、様々なバリエーションに対して収納庫本体(底板及び天板並びに壁部材)が共通であるので、量産効果により製造コストを低減できる。
A 収納庫本体 B 壁部材
B1 側面部材 B2 仕切部材
B3 背面部材 C 連結固定部材
D 壁部材連結固定部材 E 係止手段
F 正面部材 g1,g2 壁部材連結孔
H1,H2 水平板部 h1,h2 連結孔
h 水平面 I 引手取付孔
J ハンガー K 軸支部材
L,M 支持ピン挿入孔 O1,O2,O3 扉受け取付け孔
P 引手 v1,v2 対向する垂直面
v3,v4 垂直面
1 組立式収納庫 2 底板
2A 上方突片 3 天板
3A 下方突片 4A,4B 係合溝
4L 左側板 4R 右側板
5L 左仕切板 5R 右仕切板
6L 左側方背板 6R 右側方背板
7 中間背板 8A,8B 側板下部連結角孔
8C,8D 側板上部連結角孔 9A,9B 仕切板下部連結角孔
9C,9D 仕切板上部連結角孔 10A 側板下部連結固定部材
10B 仕切板下部連結固定部材 10C 側板上部連結固定部材
10D 仕切板上部連結固定部材 11 嵌入体
11A,11B 弾性係止片 12 当接体
12A 水平当接面 12B,12C 垂直当接面
13A,13B 側板上部連結丸孔
14A,14B,14C,14D 仕切板上部連結丸孔
15 スクリベット 16 棚板
16A 水平突出片 17 横仕切板
17A 水平突出片 18A支持ピン
21 圧縮コイルばね 22 中間連結体
23 扉受け 23A 通孔

Claims (8)

  1. 平面視矩形状の底板及び天板、並びに前記底板及び前記天板間で壁を形成する壁部材から構成される収納庫本体を有する、組立・分解可能に構成された組立式収納庫であって、
    前記壁部材は、前記底板上から立起する、側面部材、仕切部材及び背面部材により構成され、
    前記側面部材は、前記底板の左右端部に位置する左側板及び右側板であり、
    前記仕切部材は、前記左側板及び前記右側板間に位置して左右の空間を仕切る、少なくとも一つの前記側板と平行な仕切板であり、
    前記背面部材は、前記底板の後端部に位置し、前記側板及び前記仕切板間の背面側を塞ぐ側方背板、並びに前記仕切板が複数である場合に前記仕切板間の背面側を塞ぐ中間背板であり、
    前記側板の下端部及び前記底板を連結固定する側板下部連結固定部材、前記仕切板の下端部及び前記底板を連結固定する仕切板下部連結固定部材、前記側板の上端部及び前記天板を連結固定する側板上部連結固定部材、並びに前記仕切板の上端部及び前記天板を連結固定する仕切板上部連結固定部材を備え、
    前記側板下部連結固定部材、前記仕切板下部連結固定部材、前記側板上部連結固定部材、及び前記仕切板上部連結固定部材が、それぞれ、連結固定される複数の構成部材の水平板部に形成された連結孔の位置を合わせた状態で、上方又は下方から嵌入される嵌入体、並びに、前記連結孔に前記嵌入体を嵌入した状態で前記水平板部に対して前記嵌入体と反対側に位置し、前記複数の構成部材の一方である前記側板又は前記仕切板に設けられた水平面及び垂直面にそれぞれ当接する水平当接面及び垂直当接面が形成された当接体を有するとともに、前記連結孔に前記嵌入体を嵌入した状態を保持する係止手段を有することを特徴とする組立式収納庫。
  2. 前記垂直面が対向する平行な二つの垂直面であり、前記垂直当接面が前記二つの垂直面に当接する平行な二つの垂直当接面である請求項1記載の組立式収納庫。
  3. 前記側板下部連結固定部材、前記仕切板下部連結固定部材、前記側板上部連結固定部材、及び前記仕切板上部連結固定部材を共通化してなる請求項1又は2記載の組立式収納庫。
  4. 前記連結孔を前記水平板部の前後2箇所に設け、これらの連結孔に前記連結固定部材を挿入してなる請求項1〜3の何れか1項に記載の組立式収納庫。
  5. 前記底板の上面の前後左右に、上方へ突出する上方突片を設けるとともに、前記天板の下面の前後左右に、下方へ突出する下方突片を設け、
    前記左側板の下面の前後に前記底板の左側前後の前記上方突片が係合する係合溝、及び前記左側板の上面の前後に前記天板の左側前後の前記下方突片が係合する係合溝を設け、
    前記右側板の下面の前後に前記底板の右側前後の前記上方突片が係合する係合溝、及び前記右側板の上面の前後に前記天板の右側前後の前記下方突片が係合する係合溝を設けてなる請求項1〜4の何れか1項に記載の組立式収納庫。
  6. 前記壁部材を構成する部材の隣接するもの同士が当接する垂直面に形成された壁部材連結孔の位置を合わせた状態で、水平方向から挿入されてこれらを連結固定する壁部材連結固定部材を備えてなる請求項1〜5の何れか1項に記載の組立式収納庫。
  7. 前記壁部材連結孔を、それぞれ上下2箇所に設け、これらの連結孔に前記壁部材連結固定部材を挿入してなる請求項6の記載の組立式収納庫。
  8. 左右複数列の収納空間が形成された前記収納庫本体に対し、前記収納空間を上下に仕切る横仕切板の適宜位置への取付け及び/又は前記横仕切板の取外し、並びに、前記収納空間の大きさに合わせた扉板の取付け及び/又は前記扉板の取外しが可能に構成されてなる請求項1〜7の何れか1項に記載の組立式収納庫。
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