JP4625760B2 - ヒンジ構造 - Google Patents

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Description

本発明は、一方の部材ともう一方の部材とを、回動可能にヒンジ連結するヒンジ構造に関するものであり、特に、ヒンジ構造が配設される部材の強度や剛性が、無垢の合成樹脂製部材等に比較して小さい発泡合成樹脂製の部材や段ボール製の部材への配設に適したヒンジ構造に関するものである。
折り畳みコンテナーを構成する発泡合成樹脂製の側壁を、同じく発泡合成樹脂製の底部にヒンジ連結するヒンジ構造として、折り曲げ可能な薄肉部を介して連結された本体部を有するヒンジ構造が、一例として、特許文献1に開示されている。
特開2001−58682号公報
ヒンジ構造が配設される側壁や底部に、凹溝を設け、該凹溝に、ヒンジ構造の本体部に形成された棒状部を嵌合させることにより、ヒンジ構造を、折り畳みコンテナーに配設したような場合には、ヒンジ構造と側壁や底部との係合力が弱いために、側壁を持って、折り畳みコンテナーを持ち上げた際に、ヒンジ構造が、側壁や底部から外れてしまい、折り畳みコンテナーの底部等が落下するというような問題があった。
また、ヒンジ構造と側壁や底部との係合力を強めるために、ヒンジ構造の本体部に、刺状の抜止部材を形成し、刺状の抜止部材を、折り畳みコンテナーの側壁や底部に差し込むことが行われているが、折り畳みコンテナーが、発泡合成樹脂製や段ボール製の場合には、刺状の抜止部材が緩んでしまい、折り畳みコンテナーを持ち上げた際に、ヒンジ構造が、側壁や底部から外れるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来のヒンジ部材が有する課題を解決するとともに、ヒンジ構造自体の耐久性及びヒンジ構造が配設される部材の耐久性の向上したヒンジ構造を提供することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、雄ヒンジ本体を構成する挟持基部により、一方の部材に形成された雄ヒンジ取付け壁部を、雄ヒンジ取付け壁部と雄ヒンジ本体を構成する挟持基部とが面接触状態となるように挟持するとともに、挟持基部に穿設された透孔と雄ヒンジ取付け壁部に穿設された透孔とに、ロック体を嵌入することにより、一方の部材に、雄ヒンジ部材を取り付け、また、雄ヒンジ本体の軸ピンに引っ掛けられた状態の雌ヒンジ本体の逆U字状の基部を、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部と雌ヒンジ取付け孔の内面とが面接触状態となるように嵌入し、更に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部が、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部に嵌入された楔体により、雌ヒンジ取付け孔の内面に押し付けられるように、もう一方の部材に、雌ヒンジ部材を取り付けるようにしたものである。
上述したように、雄ヒンジ本体を構成する挟持基部により、一方の部材に形成された雄ヒンジ取付け壁部を、雄ヒンジ取付け壁部と雄ヒンジ本体を構成する挟持基部とが面接触状態となるように挟持したので、強度及び剛性の小さな雄ヒンジ取付け壁部の強度や剛性が高められ、従って、雄ヒンジ部材に負荷が加わっても、簡単に、雄ヒンジ取付け壁部、ひいては、雄ヒンジ取付け壁部が形成されている一方の部材が損傷するようなことを防止することができる。
また、雄ヒンジ本体の軸ピンに引っ掛けられた状態の雌ヒンジ本体の逆U字状の基部を、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部と雌ヒンジ取付け孔の内面とが面接触状態となるように嵌入し、更に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部が、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部に嵌入された楔体により、雌ヒンジ取付け孔の内面に押し付けられるように構成したので、逆U字状の基部ともう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔との接触摩擦が増大することになり、従って、雌ヒンジ部材が、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔から抜け出るようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、雄ヒンジ本体H1’とロック体H1”とから構成される雄ヒンジ部材H1について説明する。
雄ヒンジ本体H1’は、板状の水平部1aと、水平部1aの相対する長辺端から水平部1aに対して略垂直に立設された相対する板状の垂直部1bとから、側面形状が、略コの字状の挟持基部1を有しており、相対する垂直部1bには、略方形状の透孔1b1が穿設されている。また、水平部1aの相対する短辺端からは、水平部1aに対して略垂直に、相対する板状の支持片1cが垂設されており、更に、相対する支持片1c間には、軸ピン1dが架橋されている。
ロック体H1”は、板状の基部2aを有しており、基部2aの一方の側面には、基部2aに対して略垂直な挿入固定部2bが形成されており、本実施例においては、基部2aと平行な挿入固定部2bの断面形状が、工字状に形成されている例が示されている。また、挿入固定部2bの両側に位置する基部2aには、挿入固定部2bと所定の間隙を置いて、且つ、挿入固定部2bと略平行に、一対の係止弾性片2cが、互いに、略平行に形成されており、更に、挿入固定部2bに対して反対側に位置する係止弾性片2cの側面の先端部には、係止突部2c1が突設されている。
ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cは、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1に挿入可能に構成されている。ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cを、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bの一方の垂直部1bに穿設された透孔1b1に挿入した際には、係止弾性片2cの先端部に突設された係止突部2c1が、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の垂直部1bに穿設された透孔1b1の垂直辺1b1’に当接して、一対の相対する係止弾性片2cが、互いに接近する方向に弾性変形し、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cが、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bの一方の垂直部1bに穿設された透孔1b1に挿入され、その後、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cが、雄ヒンジ本体H1’の一方の垂直部1bに穿設された透孔1b1を通過した後は、一対の相対する係止弾性片2cは、その弾性復元力により、略平行な元の状態に戻り、更に、ロック体H1”の雄ヒンジ本体H1’への挿入を続行すると、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cが、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bのもう一方の垂直部1bに穿設された透孔1b1に挿入され、同様に、係止弾性片2cの先端部に突設された係止突部2c1が、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の垂直部1bに穿設された透孔1b1の垂直辺1b1’に当接して、一対の相対する係止弾性片2cが、互いに接近する方向に弾性変形し、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cが、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bのもう一方の垂直部1bに穿設された透孔1b1に挿入され、係止弾性片2cの先端部に突設された係止突部2c1が、挟持基部1の垂直部1bに穿設された透孔1b1を通過した直後に、一対の相対する係止弾性片2cが、その弾性復元力により、一対の相対する係止弾性片2cが、互いに、離反する方向に拡張することにより、一対の相対する係止弾性片2cに突設された係止突部2c1が、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bのもう一方の垂直部1bに係止され、図2に示されているように、ロック体H1”と雄ヒンジ本体H1’とが合体されるとともに、ロック体H1”が、雄ヒンジ本体H1’に係止されるように構成されている。
ロック体H1”と雄ヒンジ本体H1’との合体状態を解除するには、ロック体H1”の一対の係止弾性片2cを、互いに、接近する方向に弾性変形させることにより、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cを、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1から抜き取ることにより行うことができる。
次に、図3及び図4を用いて、雌ヒンジ本体H2’と楔体H2”とから構成されている雌ヒンジ部材H2について説明する。
雌ヒンジ本体H2’は、湾曲部3aと相対する互いに略平行な平板部3bとからなる側面形状が逆U字状の基部3を有しており、また、互いに略平行な平板部3bの互いに対向する側面と反対側に位置する側面の下端には、平板部3bに対して略垂直な板状の水平下端部3cが形成されている。逆U字状の基部3は、相対する平板部3bが、少なくとも、互いに接近する方向に弾性変形可能に構成されている。更に、相対する平板部3bの下端部には、略方形状の透孔3b1が穿設されている。
楔体H2”は、平面形状が略方形状の底板4aと、底板4aの中央部に立設された楔部4bとを有しており、楔部4bは、上述した雌ヒンジ本体H2’の相対する平板部3b間に嵌入可能なように、平板部3bの間隙と同じか、平板部3bの間隙より、若干、厚い厚さを有している。楔部4bを構成する中央縦リブ4b1の相対する側面の下端部には、係止突部4cが突設されている。
雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3b間に、水平下端部3c側から、楔体H2”の楔部4bを嵌入し、楔体H2”の底板4aと雌ヒンジ本体H2’を構成する平板部3bとが当接、或いは、接近した際には、雌ヒンジ本体H2’を構成する相対する平板部3bの下端部に穿設された透孔3b1に、楔体H2”を構成する楔部4bに突設された係止突部4cが強制的に挿入され、図4に示されているように、雌ヒンジ本体H2’と楔体H2”が合体され、雌ヒンジ本体H2’に、楔体H2”が係止されるように構成されている。なお、楔体H2”を構成する楔部4bを、強制的に、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3b間から引き抜くことにより、雌ヒンジ本体H2’と楔体H2”とを分離することができるように構成されている。
上述した雄ヒンジ本体H1’とロック体H1”とからなる雄ヒンジ部材H1と雌ヒンジ本体H2’と楔体H2”とからなる雌ヒンジ部材H2とにより、ヒンジ構造Hが構成されている。
次に、一例として、ヒンジ構造Hを用いてヒンジ連結される一方の部材としての折り畳みコンテナーの底部ともう一方の部材としての短側壁とを例に、雄ヒンジ部材H1と雌ヒンジ部材H2との取り付けについて説明する。
折り畳みコンテナーCは、図5に示されているように、底部10と、底部10の相対する短辺側に、ヒンジ構造Hを介してヒンジ連結された短側壁20と、底部10の相対する長辺側に、ヒンジ構造Hを介してヒンジ連結された長側壁30とから構成されており、底部10、短側壁20及び長側壁30は、一例として、断熱性能に優れ、且つ、軽量な発泡合成樹脂で成形されている。
図6に示されているように、発泡樹脂製の短側壁20の下端部には、所定の間隔を置いて、複数の雄ヒンジ部材H1の配設個所21が形成されている。雄ヒンジ部材H1の配設個所21は、短側壁20を、相対する側面から適当な厚さに亘たって削除し、窪み部21aを形成することにより、板状の雄ヒンジ取付け壁部21bが形成されている。雄ヒンジ取付け壁部21bの下方には、雄ヒンジ本体H1’の軸ピン1dが架橋されている支持片1cが収容可能な下端切欠部21cが形成されている。また、雄ヒンジ取付け壁部21bには、雄ヒンジ本体H1’を構成する相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1と略同じ大きさの透孔21dが穿設されている。また、雄ヒンジ取付け壁部21bの厚さは、雄ヒンジ本体H1’の相対する垂直部1b間の間隙と同じか、或いは、垂直部1b間の間隙より、若干、厚く形成されている。
発泡樹脂製の底部10は、底板11と、底板11の短辺に沿って形成された短辺側土手部12と底板11の長辺に沿って形成された長辺側土手部部13とを有している。短辺側土手部部12付近に位置する底板11には、短側壁20の雄ヒンジ部材H1の配設個所21に対応して、図7に示されているように、平面形状が略方形状の雌ヒンジ取付け孔14が穿設されている。雌ヒンジ取付け孔14は、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3が嵌入可能な大きさに形成されている。
雄ヒンジ部材H1を、短側壁20に取り付けるには、先ず最初に、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の水平部1aと相対する垂直部1bとにより形成される凹部1eに、短側壁20の下端部に形成された配設個所21に位置する雄ヒンジ取付け壁部21bを嵌入する。その後、ロック体H1”の挿入固定部2b及び一対の係止弾性片2cとを、雄ヒンジ本体H1’を構成する挟持基部1の相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1及び短側壁20に形成されている雄ヒンジ取付け壁部21bに穿設された透孔21dに挿入し、上述したように、ロック体H1”の一対の係止弾性片2cに突設された係止突部2c1を、前記の挟持基部1の垂直部1bに穿設された透孔1b1の垂直辺1b1’付近の垂直部1bに係止させることにより、図8に示されているように、ロック体H1”と雄ヒンジ本体H1’とを、短側壁20の配設個所21に取り付ける。このように、雄ヒンジ部材H1を、短側壁20の配設個所21に取り付けた際には、雄ヒンジ本体H1’を構成する略コの字状の挟持基部1の相対する垂直部1bが、雄ヒンジ取付け壁部21bを挟持し、挟持基部1の相対する垂直部1bと雄ヒンジ取付け壁部21bとが、面接触するように構成されている。
上述したように、雄ヒンジ部材H1が、短側壁20の配設個所21に取り付けられた際には、雄ヒンジ本体H1’を構成する略コの字状の挟持基部1の相対する垂直部1bが、短側壁20の配設個所21に形成された雄ヒンジ取付け壁部21bを挟持し、挟持基部1の相対する垂直部1bと雄ヒンジ取付け壁部21bとが、面接触するように構成されているので、発泡合成樹脂製の雄ヒンジ取付け壁部21bの強度や剛性が高められ、従って、雄ヒンジ部材H1に負荷が加わっても、簡単に、雄ヒンジ取付け壁部21b、ひいては、発泡合成樹脂製の短側壁20が損傷するようなことを防止することができる。
次いで、雌ヒンジ部材H2を構成する雌ヒンジ本体H2’の逆U字状の基部3の一方の平板部3bと該一方の平板部3bの下端に形成されている水平下端部3cとを、雄ヒンジ本体H1’を構成する水平部1aと軸ピン1dとの間隙に挿入し、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の湾曲部3aを、雄ヒンジ本体H1’を構成する相対する支持片1c間に架橋された軸ピン1dに位置させて、図9に示されているように、雄ヒンジ本体H1’を構成する軸ピン1dに、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3を吊り下げ状に引っ掛ける。
次いで、雄ヒンジ本体H1’の軸ピン1dに引っ掛けられた状態の雌ヒンジ本体H2’の逆U字状の基部3の相対する平板部3bを、互いに接近する方向に弾性変形させて、相対する平板部3bの下端に形成されている水平下端部3cの幅を狭めて、雌ヒンジ本体H2’の逆U字状の基部3を、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14に、雌ヒンジ取付け孔14の上方から挿入するとともに、雄ヒンジ部材H1が配設された短側壁20を、底部10方向に押し下げて、図10に示されているように、雌ヒンジ本体H2’の逆U字状の基部3を、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14に挿着する。なお、雌ヒンジ取付け孔14は、下端部に位置する水平断面積が大きな部分14aと該水平断面積が大きな部分14aの上方に位置する、水平断面積が小さい部分14bとにより構成されており、逆U字状の基部3の平板部3bは、水平断面積が小さい部分14bに嵌入され、逆U字状の基部3の水平下端部3cは、水平断面積が大きな部分14aに配置されるように構成されている。
その後、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14の下側(底板11の裏面側)から、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14に、楔体H2”の楔部4bを挿入して、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3b間に、楔体H2”の楔部4bを嵌入し、楔体H2”の底板4aと雌ヒンジ本体H2’を構成する平板部3bとを当接、或いは、接近させるとともに、雌ヒンジ本体H2’を構成する相対する平板部3bの下端部に穿設された透孔3b1に、楔体H2”を構成する楔部4bに突設された係止突部4cを挿入して、雌ヒンジ本体H2’と楔体H2”とを合体させることにより、図11に示されているように、雄ヒンジ部材H1と雌ヒンジ部材H2とからなるヒンジ構造Hにより、短側壁20と底部10をヒンジ連結する。このように、雌ヒンジ部材H2を、底部10に取り付けた際には、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14(より具体的には、水平断面積が小さい部分14b)の内面に面接触するように構成されている。また、楔体H2”の底板4aは、雌ヒンジ取付け孔14の水平断面積が大きな部分14aに配置されるように構成されている。
上述したように、雌ヒンジ部材H2が、底部10に取り付けられた際には、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、底部10の底板11に穿設された雌ヒンジ取付け孔14の内面に面接触するように構成されており、しかも、逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、逆U字状の基部3に嵌入された楔体H2”により、前記の雌ヒンジ取付け孔14の内面に押し付けられているので、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3と前記の雌ヒンジ取付け孔14との接触摩擦が増大することになり、従って、雌ヒンジ部材H2が、底部10に穿設された雌ヒンジ取付け孔14から抜け出るようなことを防止することができる。
上述したように、短側壁20と底部10とが、雄ヒンジ部材H1と雌ヒンジ部材H2とからなるヒンジ構造Hにより、ヒンジ連結された状態においては、図11に示されているように、雌ヒンジ本体H2’の湾曲部3a及び湾曲部3a内に位置する雄ヒンジ本体H1’の軸ピン1dが、底部10の底板11の上面から突出しているとともに、雌ヒンジ本体H2’の湾曲部3aが、短辺側土手部部12の上面から突出しないように構成されている。また、楔体H2”が、底部10の底板11の裏面から下方に突出しないように構成されている。また、短側壁20に取り付けられた雄ヒンジ本体H1’とロック体H1”とからなる雄ヒンジ部材H1が、短側壁20の内面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側に位置する面)及び外面(箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの外側に位置する面)を越えて、短側壁20の内面及び外面から突出しないように構成されている。特に、短側壁20に取り付けられた雄ヒンジ部材H1が、短側壁20の内面を越えて、短側壁20の内面から突出しないように構成することにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収納された物品が、雄ヒンジ部材H1に当接し、損傷を受けるようなことを防止することができるとともに、雄ヒンジ部材H1に物品が当接し、雄ヒンジ部材H1が損傷するようなことを防止することができる。
なお、長側壁30と底部10の長辺に沿って形成された長辺側土手部部13とのヒンジ連結も、上述した短側壁20と底部10とのヒンジ連結と、実質的に同じであるので、その説明は省略する。本実施例においては、長側壁30が、高さの高い長辺側土手部13にヒンジ連結されることになるので、雌ヒンジ部材H2を構成する雌ヒンジ本体H2’の逆U字状の基部3の高さが、上述した実施例に較べて、高くなる。
上述したように、本発明は、雄ヒンジ本体H1’を構成する略コの字状の挟持基部1の相対する垂直部1bにより、一方の部材に形成された雄ヒンジ取付け壁部21bを、略コの字状の挟持基部1の相対する垂直部1bと雄ヒンジ取付け壁部21bとが面接触状態となるように挟持するとともに、挟持基部1の相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1と雄ヒンジ取付け壁部21bに穿設された透孔21dとに、ロック体H1”を嵌入することにより、一方の部材に、雄ヒンジ部材H1を取り付け、また、雄ヒンジ本体H1’の軸ピン1dに引っ掛けられた状態の雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3を、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔14に挿入するとともに、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、雌ヒンジ取付け孔14の内面に面接触するようし、更に、逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、逆U字状の基部3に嵌入された楔体H2”により、雌ヒンジ取付け孔14の内面に押し付けられるように、もう一方の部材に、雌ヒンジ部材H2を取り付けるように構成したものである。
なお、上述したように、雄ヒンジ本体H1’の挟持基部1の相対する垂直部1bに穿設された透孔1b1と雄ヒンジ取付け壁部21bに穿設された透孔21dとに、ロック体H1”の嵌入した際には、ロック体H1”の板状の基部2aにより、雄ヒンジ取付け壁部21bに穿設された透孔21dを塞ぐことができるので、上述した実施例のように、ヒンジ構造を、発泡樹脂製の断熱性が要求される折り畳みコンテナーに適用した場合には、雄ヒンジ取付け壁部21bに穿設された透孔21dからの冷却空気に漏れを防止することができ、従って、折り畳みコンテナーの断熱性能を向上することができる。
上述したように、一方の部材に形成された雄ヒンジ取付け壁部21bと雄ヒンジ本体H1’を構成する略コの字状の挟持基部1の相対する垂直部1bとが面接触状態となるように挟持したので、強度及び剛性の小さな雄ヒンジ取付け壁部21bの強度や剛性が高められ、従って、雄ヒンジ部材H1に負荷が加わっても、簡単に、雄ヒンジ取付け壁部21b、ひいては、雄ヒンジ取付け壁部21bが形成されている一方の部材が損傷するようなことを防止することができる。
また、雌ヒンジ本体H2’を構成する逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔14の内面に面接触するようし、且つ、逆U字状の基部3の相対する平板部3bが、逆U字状の基部3に嵌入された楔体H2”により、雌ヒンジ取付け孔14の内面に押し付けられるように構成したので、逆U字状の基部3ともう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔14との接触摩擦が増大することになり、従って、雌ヒンジ部材H2が、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔14から抜け出るようなことを防止することができる。
上述したような構成を有する雄ヒンジ部材H1と雌ヒンジ部材H2とからなるヒンジ構造Hにより、ヒンジ構造Hが、部材から外れるようなことを防止することができる。
上述したように、ヒンジ構造を構成する雄ヒンジ部材H1を、折り畳みコンテナーの短側壁20や長側壁30に配設し、ヒンジ構造を構成する雌ヒンジ部材H2を、折り畳みコンテナーの底部10に配設した場合において、物品が収容された箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの短側壁20や長側壁30を手で持って持ち上げた際には、負荷が、雄ヒンジ取付け壁部21bの透孔21dより下の架橋部分21b’(図6や図11に示されている。)にかかることになるが、ロック体H1”には、相対する面が平面状の挿入固定部2bが形成されており、折り畳みコンテナーを持ち上げた際には、架橋部分21b’の透孔21d側の平面21b”とロック体H1”の挿入固定部2bの平面状の下面とが面接触することになるので、負荷が、ロック体H1”の強度や剛性の低い係止弾性片2cに集中するようなことがなく、負荷を、ロック体H1”の強度や剛性の高い挿入固定部2bで負担することができるので、従って、雄ヒンジ取付け壁部21bの架橋部分21b’やロック体H1”の係止弾性片2cが損傷するようなことを防止することができる。
なお、雄ヒンジ部材H1を構成する雄ヒンジ本体H1’やロック体H1”及び雌ヒンジ部材H2を構成する雌ヒンジ本体H2’や楔体H2”は、それぞれ、合成樹脂で一体成形されることが好ましい。
図1は、本発明のヒンジ構造を構成する雄ヒンジ部材の分解斜視図である。 図2は、本発明のヒンジ構造を構成する雄ヒンジ部材の一部断面を含む斜視図である。 図3は、本発明のヒンジ構造を構成する雌ヒンジ部材の分解斜視図である。 図4は、本発明のヒンジ構造を構成する雌ヒンジ部材の一部断面を含む斜視図である。 図5は、本発明のヒンジ構造が適用される一例としての折り畳みコンテナーの斜視図である。 図6は、図5に示されている折り畳みコンテナーの短側壁の部分拡大斜視図である。 図7は、図5に示されている折り畳みコンテナーの底部の部分拡大斜視図である。 図8は、本発明のヒンジ構造を構成する雄ヒンジ部材が、底部に取り付けられた状態の一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図9は、本発明のヒンジ構造を構成する雌ヒンジ部材の底部への取付け直前の状態を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図10は、本発明のヒンジ構造を構成する雌ヒンジ部材の一部が、底部に取り付けられた状態を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。 図11は、本発明のヒンジ構造が折り畳みコンテナーに配設された状態を示す一部断面を含む部分拡大斜視図である。
符号の説明
H・・・・・・・・・・・・・・・・・ヒンジ構造
H1・・・・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
H1’・・・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ本体
H1”・・・・・・・・・・・・・・・ロック本体
H2・・・・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2’・・・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ本体
H2”・・・・・・・・・・・・・・・楔体
10・・・・・・・・・・・・・・・・底部
14・・・・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ取付け孔
20・・・・・・・・・・・・・・・・短側壁
21b・・・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ取付け壁部
30・・・・・・・・・・・・・・・・長側壁

Claims (1)

  1. 雄ヒンジ本体とロック体とからなる雄ヒンジ部材及び雌ヒンジ本体と楔体とからなる雌ヒンジ部材とを有するヒンジ構造であって、雄ヒンジ本体を構成する挟持基部により、一方の部材に形成された雄ヒンジ取付け壁部を、雄ヒンジ取付け壁部と雄ヒンジ本体を構成する挟持基部とが面接触状態となるように挟持するとともに、挟持基部に穿設された透孔と雄ヒンジ取付け壁部に穿設された透孔とに、ロック体を嵌入することにより、一方の部材に、雄ヒンジ部材を取り付け、また、雄ヒンジ本体の軸ピンに引っ掛けられた状態の雌ヒンジ本体の逆U字状の基部を、もう一方の部材に穿設された雌ヒンジ取付け孔に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部と雌ヒンジ取付け孔の内面とが面接触状態となるように嵌入し、更に、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部が、雌ヒンジ本体の逆U字状の基部に嵌入された楔体により、雌ヒンジ取付け孔の内面に押し付けられるように、もう一方の部材に、雌ヒンジ部材を取り付けるように構成したことを特徴とするヒンジ構造。

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