JP6121682B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底部と、底部にヒンジ連結された側壁とから構成された折り畳み可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来、底部の高さの低い相対する土手部に、一方の相対する側壁をヒンジ連結するとともに、底部の高さの高い相対する土手部に、もう一方の相対する側壁をヒンジ連結した折り畳みコンテナーが知られており、箱型状態の折り畳みコンテナーを折り畳むには、先ず最初に、底部の高さの低い相対する土手部にヒンジ連結された一方の相対する側壁を、底部に重なるように倒し、次いで、底部の高さの高い相対する土手部にヒンジ連結されたもう一方の相対する側壁を、底部に重ねられた一方の相対する側壁の上に重ねるように倒すことにより、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトな状態に折り畳むことができるように構成されており、また、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーの略水平状のもう一方の相対する側壁を、略垂直に立て、次いで、略水平状態の一方の相対する側壁を、略垂直に立てることにより、箱型状態にすることができるように構成されている。
上述した底部への一方の相対する側壁及びもう一方の相対する側壁への組み付けは、底部の一方の相対する土手部及び底部のもう一方の相対する土手部に配設された雌ヒンジ部材と、一方の相対する側壁及びもう一方の相対する側壁に配設された雄ヒンジ部材とをヒンジ連結することにより行われるように構成されている。
上述した底部の土手部に形成されている雌ヒンジ部材は、土手部に形成された縦孔、切欠き凹部及びフック等により構成されており、一方、側壁の下部フランジに垂設された雄ヒンジ部材は、一対の支持片、連結片及び当接ブロック部を有するヒンジブロックとにより構成されている。このような構成を有する雌ヒンジ部材及び雄ヒンジ部材は、本願出願前、周知であり、このような雌ヒンジ部材及び雄ヒンジ部材は、特許文献1〜特許文献3等に開示されている。
特開2004ー42998号公報 特開2005ー126107号公報 特開2005ー126108号公報
上述した従来の折り畳みコンテナーにおいて、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた際には、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの内側から見て、底部の土手部に形成された雌ヒンジ部材と該雌ヒンジ部材にヒンジ連結された雄ヒンジ部材との間には、雌ヒンジ部材や雄ヒンジ部材の成形後の収縮や変形等により、また、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材との嵌合を考慮した寸法交差の必要性から、隙間が生ずることになる。
上述したように、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態において、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材との間に隙間が形成されると、この隙間に、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込み、収容された物品の折り畳みコンテナーからの取り出しの際に、物品の取り出し作業の作業性が悪くなるという問題があった。
また、折り畳みコンテナーに収容された物品が、上述した隙間に入り込むことが可能な粒状や線状等の場合には、隙間に入り込んだ物品の全部を、折り畳みコンテナーからの取り出しが困難になる。
更に、上述した隙間に入り込んだ物品が、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーに残存すると、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳む際に、隙間に入り込んだ物品が、側壁の底部方向への回動を阻害することになるとともに、強制的に、側壁の底部方向への回動を行うと、雌ヒンジ部材や雄ヒンジ部材が損傷することになり、ひいては、折り畳みコンテナー自体が、損傷することになる。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と、底部の高部土手部及び低部土手部に配設された雌ヒンジ部材と、高部側側壁及び低部側側壁に配設された雄ヒンジ部材とを有し、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材とをヒンジ連結することにより組み立てられるように構成された折り畳みコンテナーにおいて、第1には、雄ヒンジ部材が、高部側側壁の下端水平フランジの上面に、高部側側壁と一体的に形成された雌部材と、該雌部材に嵌合される雄部材とから構成されているとともに、雌部材に係合された雄部材が、雌部材に対して水平方向にスライド可能に構成されており、且つ、雌ヒンジ部材に形成された切欠き凹部の横幅と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の横幅とを、実質的に同じ幅に形成したものであり、第2には、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、雌ヒンジ部材を構成する縦孔の底板の先端角部に突設された隙間閉塞用突条と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の肉厚部の下端とが当接或いは接近するように構成したものであり、第3には、高部土手部の上面から低部側側壁の上面に向かって延在する張出部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、また、低部側側壁には、低部側側壁を、底部方向に倒した際に、張出部が嵌合される嵌合凹部が形成されているとともに、嵌合凹部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、低部側側壁が、略垂直に立てられた際には、張出部に形成された傾斜部と嵌合凹部に形成された傾斜部とが、当接或いは接近するように構成したものである。
本発明は、上述した構成を有するので、以下に記載する効果を奏することができるものである。
底部と、底部の高部土手部及び低部土手部に配設された雌ヒンジ部材と、高部側側壁及び低部側側壁に配設された雄ヒンジ部材とを有し、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材とをヒンジ連結することにより組み立てられるように構成された折り畳みコンテナーにおいて、雄ヒンジ部材が、高部側側壁の下端水平フランジの上面に、高部側側壁と一体的に形成された雌部材と、該雌部材に嵌合される雄部材とから構成されているとともに、雌部材に係合された雄部材が、雌部材に対して水平方向にスライド可能に構成されており、且つ、雌ヒンジ部材に形成された切欠き凹部の横幅と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の横幅とを、実質的に同じ幅に形成したので、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材との間に隙間が形成されることがなく、従って、この隙間への物品の入り込みを防止することができ、折り畳みコンテナーからの物品の取り出し作業の作業性が向上する。
折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、雌ヒンジ部材を構成する縦孔の底板の先端角部に突設された隙間閉塞用突条と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の肉厚部の下端とが当接或いは接近するように構成したので、縦孔の底板と雄部材の肉厚部の下端との間に隙間が生ずるようなことをなく、従って、この隙間への物品の入り込みを防止することができ、折り畳みコンテナーからの物品の取り出し作業の作業性が向上する。
高部土手部の上面から低部側側壁の上面に向かって延在する張出部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、また、低部側側壁には、張出部が嵌合される嵌合凹部が形成されているとともに、嵌合凹部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、低部側側壁が、略垂直に立てられた際には、張出部に形成された傾斜部と嵌合凹部に形成された傾斜部とが、当接或いは接近するように構成したので、張出部と嵌合凹部との間に隙間が生ずるようなことがなく、従って、この隙間への物品の入り込みを防止することができ、折り畳みコンテナーからの物品の取り出し作業の作業性が向上する。
図1は、箱型状態の本発明の折り畳みコンテナーの斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの底部の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーの底部に配設された雌ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの底部に配設された雌ヒンジ部材の拡大垂直断面図である。 図5は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材の拡大斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する雌部材の拡大斜視図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する雄部材の拡大斜視図である。 図8は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材を構成する雄部材の拡大斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材の拡大分解斜視図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁と雄ヒンジ部材とが連結された状態の拡大垂直断面図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁に配設された雄ヒンジ部材と底部に配設された雌ヒンジ部材とがヒンジ連結された状態の拡大垂直断面図である。 図12は、本発明の折り畳みコンテナーの高部側側壁が、底部方向に倒される状態の拡大垂直断面図である。 図13は、本発明の折り畳みコンテナーを構成する底部、低部側側壁及び高部側側壁の分解拡大斜視図である。 図14は、箱型に組み立てられた状態の本発明の折り畳みコンテナーを構成する低部側側壁と底部との拡大水平断面図である。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り、何ら、本実施例に限定されるものではない。
先ず最初に、図1及び図2を用いて、本発明の折り畳みコンテナーの全体構成について説明する。
1は、平面形状が方形状の底部で有り、底部1は、相対する一方の土手部1aと、相対するもう一方の土手部1bとを有しており、相対する一方の土手部1aの高さは、相対するもう一方の土手部1bの高さより、高く形成されている。以下、相対するもう一方の土手部1bの高さより、高い相対する一方の土手部1aを、高部土手部1aと称し、また、相対する一方の土手部1aの高さより、低い相対する一方の土手部1bを、低部土手部1bと称する。また、高部土手部1a及び低部土手部1bには、後述する雌ヒンジ部材H1が、所定の間隔で適当数、配設されている。
2は、高部土手部1aにヒンジ連結された高部側側壁であり、また、3は、低部土手部1bにヒンジ連結された低部側側壁であり、高部側側壁2の下端水平フランジ2aには、雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されており、また、低部側側壁3の下端水平フランジ3aには、雌ヒンジ部材H1に対応して、後述する雄ヒンジ部材H2が配設されている。なお、高部土手部1a及び低部土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1は、同一構成を有しており、また、高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2及び低部側側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2も、同一構成を有しているので、以下においては、高部土手部1aを例に説明する。
図3及び図4を用いて、雌ヒンジ部材H1について説明する。
底部1に形成された高部土手部1aは、底部1の底板1cの縁部から上方に略垂直に延在する内壁部1a1と、内壁部1a1の上端から外側に略水平に延在する水平部1a2と、水平部1a2の縁部から下方に底板1c付近まで延在する外壁部1a3とから構成されており、高部土手部1aの長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状に形成されている。
高部土手部1aには、平面形状が長方形の縦孔h1が形成されており、また、高部土手部1aの内壁部1a1には、上方が開放されているとともに、底板1c方向に延在する方形状の切欠き凹部h2が形成されている。また、切欠き凹部h2の両側に位置する内壁部1a1の内面(外壁部1a3側に位置する面)の上端部には、フックh3が突設されている。更に、高部土手部1aの水平部1a2と切欠き凹部h2の相対する垂直側部h2aとの上端角部には、相対するガイド傾斜部h4が形成されている。上記の高部土手部1aに形成された縦孔h1、切欠き凹部h2、フックh3及びガイド傾斜部h4とにより、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
また、図4において、h1aは、縦孔h1の底板であり、底板h1aと、縦孔h1が位置する内壁部1a1とにより形成される角部、換言すれば、底板h1aの先端角部には、上方に向けて、隙間閉塞用突条h1bが形成されている。
次に、図5〜図9を用いて、雄ヒンジ部材H2について説明するが、高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2及び低部側側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2は、同一構成を有しているので、高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を例に、雄ヒンジ部材H2について説明する。
高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2は、高部側側壁2の下端水平フランジ2aの上面に、高部側側壁2と一体的に形成された雌部材H2’と、雌部材H2’に嵌合される雄部材H2”とから構成されている。
高部側側壁2と一体的に形成された雌部材H2’は、下端水平フランジ2aの上面から、下端水平フランジ2aに対して垂直に上方に延在する相対する垂直側板部h10と、相対する垂直側板部h10の上端を連結する天板部h11と、相対する垂直側板部h10の垂直先端を連結する前板部h12とを有している。高部側側壁2の板部2bと高部側側壁2の下端水平フランジ2aと相対する垂直側板部h10と天板部h11と前板部h12とにより、箱型の雌部材H2’が形成されており、箱型の雌部材H2’を構成する高部側側壁2の下端水平フランジ2aには、雄部材H2”が嵌合される嵌合透孔2a1が穿設されている。また、雌部材H2’を構成する前板部h12の中程には、横長の透孔h13が穿設されている。
次に、図7及び図8を用いて、雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”について説明する。
雄部材H2”は、縦長のブロック状本体h100を有しており、ブロック状本体h100の上半分には、上述した雌部材H2’の嵌合透孔2a1に嵌合される嵌合部h100’が形成されており、また、ブロック状本体h100の下半分には、底部1に形成された雌ヒンジ部材H1にヒンジ連結されるヒンジ連結部h100”が形成されている。
ブロック状本体h100の相対する側面h101の下端部には、ヒンジブロックh102が形成されており、ヒンジブロックh102の上面には、略直方体状の当接ブロック部h102aが突設されており、ヒンジブロックh13の底面は、下方に湾曲した湾曲面h102bとして形成されている。
ブロック状本体h100の嵌合部h100’とヒンジ連結部h100”との境界部には、ヒンジブロックh102の当接ブロック部h102aを越えて外側に、且つ、ブロック状本体h100の下端まで延在する肉厚部h103が形成されている。また、肉厚部h103の上面h103aと、ブロック状本体h100の相対する側面h101とにより形成される角部には、ブロック状本体h100の相対する側面h101から突出した三角形状のガイド部h104が形成されており、ガイド部h104の上面と肉厚部h103の上面h103aとは面一に形成されている。
また、ブロック状本体h100の肉厚部h103と反対側に位置する外側面(折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた際に、折り畳みコンテナーの内側に位置する面)h105の嵌合部h100’側には、上述した雌部材H2’の前板部h12に穿設された横長の透孔h13に係合される係止突起h106が形成されている。
図10に示されているように、雄部材H2”が嵌合される嵌合透孔2a1に、雌部材H2’の嵌合部h100’を嵌合するとともに、雌部材H2’を構成する前板部h12に穿設された横長の透孔h13に、係止突起h106を係合して、雄ヒンジ部材H2を構成する雌部材H2’と雄部材H2”とを連結する。係止突起h106の横幅は、透孔h13の横幅より、短く形成されている。このように構成することにより、係止突起h106が、透孔h13に係合された際には、透孔h13の沿って、水平方向にスライドすることになる。
次いで、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1に、高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2の雄部材H2”を連結することにより、図11に示されているように、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とがヒンジ連結されるように構成されている。
上述したようにして、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とがヒンジ連結され、同様に、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と低部側側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2とがヒンジ連結されることになる。
また、高部側側壁2及び低部側側壁3が略垂直に立てられた際には、換言すれば、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、図11に示されているように、底部1に形成された縦孔h1の底板h1aの先端角部に突設された隙間閉塞用突条h1bと、高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”の肉厚部h103の下端h103’とが当接或いは接近するように構成されており、このように構成することにより、折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込むような隙間が形成されないように構成されている。
上述したように、底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と高部側側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2及び底部1に配設された雌ヒンジ部材H1と低部側側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2とをヒンジ連結する際には、高部側側壁2或いは低部側側壁3を、水平状態に維持した状態で、底部1方向に下動させることになるが、このように、水平状態に維持された高部側側壁2或いは低部側側壁3を、底部1方向への下動した際には、例えば、水平状態に維持された雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”の肉厚部h103の垂直側面h103”が、高部土手部1aの水平部1a2と切欠き凹部h2の相対する垂直側部h2aとの上端角部に形成されたガイド傾斜部h4に当接し、ガイド傾斜部h4に沿って、雄ヒンジ部材H2の垂直中心線と切欠き凹部h2の垂直中心線とが一致するように、雄ヒンジ部材H2が水平方向にスライドすることになる。この雄ヒンジ部材H2の水平方向のスライドは、雌部材H2’を構成する前板部h12に穿設された横長の透孔h13に係合された係止突起h106が沿って行われることになる。なお、肉厚部h103の垂直側面h103”とブロック状本体h100の側面h101とは、面一に形成されている。
また、高部土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1の内壁部1a1に形成された切欠き凹部h2の垂直側部h2a間の横幅と、雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”の肉厚部h103の垂直側面h103”間の横幅とは、実質的に同じ幅に形成されている。従って、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、雌ヒンジ部材H1に形成された切欠き凹部h2と、雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”の肉厚部h103との間に、折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込むような隙間が生ずるようなことがない。
また、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、高部土手部1a及び低部土手部1bに形成された雌ヒンジ部材H1のガイド傾斜部h4と、雄ヒンジ部材H2を構成する雄部材H2”の肉厚部h103に形成された三角形状のガイド部h104とが、当接或いは接近するように構成されているので、雄ヒンジ部材H2の肉厚部h103と切欠き凹部h2との間に、折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込むような隙間が生ずるようなことを防止することができるとともに、雌ヒンジ部材H1に対して、雄ヒンジ部材H2が、横方向に移動することがなく、従って、安定した状態で、底部1と高部側側壁2や低部側側壁3とをヒンジ連結することができる。
ところで、図13及び図14に示されているように、高部土手部1aの両端部と低部土手部1bの両端部との間には、高部土手部1aの上面から、低部土手部1bの上面に向かって延在する周知の湾曲状の張出部Mが形成されているとともに、張出部Mの底部1の板部1c側に位置する角部には、張出部Mの上面から低部土手部1bの上面まで達する傾斜部m1が形成されている。
また、高部土手部1aの両端部と低部土手部1bの両端部との間に、上述した張出部Mを形成したことにより、折り畳みコンテナーの低部側側壁3の両端部の下端角部には、張出部Mが嵌合される嵌合凹部Nが形成されているとともに、嵌合凹部Nの底部1の底板1c側の角部には、傾斜部n1が形成されている。低部側側壁3が、略垂直に立てられた際には、張出部Mに形成された傾斜部m1と嵌合凹部Nに形成された傾斜部n1とが、当接或いは接近して位置するように構成されている。このように構成することにより、低部側側壁3が、略垂直に立てられた際に生じる底部1に形成された張出部Mと低部側側壁3に形成された嵌合凹部Nとの間の隙間に、折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込まないように構成されている。
H1・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
H2’・・・・・・・・・・雌部材
H2”・・・・・・・・・・雄部材
h4・・・・・・・・・・・ガイド傾斜部
h13・・・・・・・・・・透孔
h100・・・・・・・・・ブロック状本体
h103・・・・・・・・・肉厚部
h104・・・・・・・・・ガイド部
h106・・・・・・・・・係止突起
1・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・高部土手部
1b・・・・・・・・・・・低部土手部
2・・・・・・・・・・・・高部側側壁
3・・・・・・・・・・・・低部側側壁

Claims (3)

  1. 底部と、底部の高部土手部及び低部土手部に配設された雌ヒンジ部材と、高部側側壁及び低部側側壁に配設された雄ヒンジ部材とを有し、雌ヒンジ部材と雄ヒンジ部材とをヒンジ連結することにより組み立てられるように構成された折り畳みコンテナーにおいて、雄ヒンジ部材が、高部側側壁の下端水平フランジの上面に、高部側側壁と一体的に形成された雌部材と、該雌部材に嵌合される雄部材とから構成されているとともに、雌部材に係合された雄部材が、雌部材に対して水平方向にスライド可能に構成されており、且つ、雌ヒンジ部材に形成された切欠き凹部の横幅と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の横幅とが、折り畳みコンテナーに収容された物品が入り込まないように、実質的に同じ幅に構成されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
  2. 折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、雌ヒンジ部材を構成する縦孔の底板の先端角部に突設された隙間閉塞用突条と、雄ヒンジ部材を構成する雄部材の肉厚部の下端とが当接或いは接近するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の折り畳みコンテナー。
  3. 高部土手部の上面から低部側側壁の上面に向かって延在する張出部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、
    また、低部側側壁には、張出部が嵌合される嵌合凹部が形成されているとともに、嵌合凹部の底部の底板側の角部には、傾斜部が形成されており、
    低部側側壁が、略垂直に立てられた際には、張出部に形成された傾斜部と嵌合凹部に形成された傾斜部とが、当接或いは接近するように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の折り畳みコンテナー。
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