JP3175375U

JP3175375U - 組み合わせ式積木

Info

Publication number: JP3175375U
Application number: JP2012000892U
Authority: JP
Inventors: 嘉▲彦▼ 林
Original assignee: 林嘉彦
Priority date: 2012-02-20
Filing date: 2012-02-20
Publication date: 2012-05-10
Anticipated expiration: 2022-02-20

Abstract

【課題】特に特定の材料から製造しなくとも、所定の形状を維持できる組み合わせ式積木を提供する。
【解決手段】中空ベース及び内部ベースを有し、その内、該中空ベースは、上部に複数の挿設部が凸設され、底部に開口が形成され、複数の当接リブが内側面に凸設され、該内部ベースは、該中空ベースの開口に嵌設され、該挿設部と対応する箇所にそれぞれ該複数の当接リブと対応する複数の固定孔が凹設され、それぞれが、隣接する２つの該固定孔の間に位置するように、該中空ベースの当接リブに当接される支持プレートを備える組み合わせ式積木を提供する。
【選択図】図１

Description

本考案は、特に特定の材質で製造する必要がない組み合わせ式積木に関するものである。

積木は、広く知られた玩具であり、遊び方としては、人間の発想力及び想像力によって、多数の積木を組み合わせたり、並べたりして様々な形状に作り上げるものである。故に、玩具産業では、より多様な形状を作り上げることができる新製品を次々に開発している。

既存の積木は、図９及び図１０に示すように、材料を節約するために、内部が空洞になっており、その構造としては、内部に空洞が形成される中空ベース７０を有し、その中空ベース７０の上部に複数の挿設部７１が凸設されると共に、底部に底面開口が形成され、内部上面中央から下方に向かって固定柱７２が延設され、内壁面にそれぞれ複数の当接リブ７３が設けられ、該当接リブ７３と固定柱７２との間に位置決め溝部７４が形成される。また、複数の中空ベース７０を組み合わせる時は、単に一側の中空ベース７０の挿設部７１を他側の中空ベース７０の位置決め溝部７４に嵌め込めば、その他側の中空ベース７０の固定柱７２及び当接リブ７３が該一側の中空ベース７０の挿設部７１の外周面に当接し、該一側の中空ベース７０の位置決め溝部７４が他側の中空ベース７０の挿設部７１としっかりと組み合わされるので、その２つの中空ベース７０を組み合わせることができる。

前記既存の積木は、一側の積木の挿設部７１を他側の積木の位置決め溝部７４にしっかりと嵌め込むことによって、２つの中空ベース７０を組み合わせるが、積木を収納する時または、互いに組み合わせる時に強い力で押し込むことにより、中空ベース７０の底面開口が変形し、中空ベース７０の位置決め溝部７４が他の挿設部７１と組み合わせることができない虞があり、その故に、既存の組み立て式積木は、強度を保つために壁部を厚くする必要があると共に、高硬度及び高密度の特性を備えた特定の材料、例えば、ＡＢＳ樹脂などを使用しなければならないことから、使用可能な材料が少ないと共に、製造コストが高いといった欠点があった。

既存の積木は、高硬度及び高密度の特性が必要となることから、特定の材料から製造しなければならないが、使用可能材料な種類は少なく、コストも高いという欠点があった。これに鑑み案出された本考案では、特定の材料を使わなくても、積木の開口の形状を維持することができ、丈夫な構造を有する積木部材を提供することができる。

本考案に係る組み合わせ式積木は、上部に凸設される複数の挿設部と、底部に形成される開口と、内壁面に凸設される複数の当接リブとを備える中空ベースと、前記挿設部と対応する箇所にそれぞれ凹設されると共に、該中空ベースの開口に嵌設され、それぞれ前記複数の当接リブと対応する複数の固定孔と、それぞれが、隣接する２つの該固定孔の間に位置するように、前記中空ベースにおける同一内壁面における２つの当接リブに当接される支持プレートとを備える内部ベースと、を有するものである。

前記中空ベースの各内壁面における隣接する２つの当接リブの間にそれぞれ位置決め孔部材が設けられ、前記内部ベースの各支持プレートに、前記位置決め孔部材と対応する位置決め凸部が凸設されることが好ましい。

前記中空ベースは、立方体を呈し、上部に４つの挿設部が凸設され、前記内部ベースに４つの固定孔が形成されてもよい。

前記中空ベースは、長方体を呈し、上部に６つの挿設部が設けられ、前記内部ベースに６つの固定孔が形成されてもよい。

前記各挿設部が円柱状を呈すると共に、前記各固定孔が円形を呈しても構わない。

前記各挿設部が立方体を呈すると共に、前記各固定孔が方形を呈しても構わない。

本考案に係る組み合わせ式積木は上記の如く、中空ベースの内部に内部ベースを嵌め込むことから、中空ベースの開口の形状を維持することができる。そのため、既存の積木と比べて材料を制限する必要がなく、多種の材料の中から選択でき、新たな積木の特性によって、積木の形状を維持できる丈夫な積木を提供することができる。

本考案に係る組み合わせ式積木における第一実施例の部分分解斜視図である。第一実施例における中空ベースの底面図である。第一実施例における中空ベースと内部ベースとを組み合わせた状態を示す底面図である。本考案に係る組み合わせ式積木において、複数の積木を組み合わせた状態を示す部分側面断面図である。図４のＡ-Ａ線の部分正面断面図である。本考案に係る組み合わせ式積木における第二実施例の正面図である。第二実施例における中空ベースと内部ベースとを組み合わせた状態を示す底面図である。本考案に係る組み合わせ式積木における他の実施例の中空ベースと内部ベースとを組み合わせた状態を示す底面図である。既存の組み立て積木の部分側面断面図である。既存の組み立て積木の底面図である。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚、下記実施例は、本考案の好適な実施の形態を示したものにすぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図１及び図２に示すように、本考案に係る組み合わせ式積木は、中空ベース１０及び内部ベース２０を有し、その内、該中空ベース１０は、上部に凸設される複数の挿設部１１と、底部に形成される開口１２と、各内壁面にそれぞれ凸設される複数の当接リブ１３と、該各内壁面に設けられる位置決めリブと、該位置決めリブに形成される位置決め孔部材１４と、を備える。

尚、本考案に係る第一実施例では、内部に空洞が形成される立方体を呈し、中空ベース１０は、上面から上方に向かって４つの挿設部１１が凸設されると共に、底部に正方形の開口１２が形成され、各内壁面にそれぞれ２つの当接リブ１３が凸設され、該各内壁面の２つの当接リブ１３の間に位置決めリブが設けられることが好ましい。

図３に示すように、前記内部ベース２０は、前記中空ベース１０の開口１２の形状と対応するように、該中空ベース１０の開口１２に嵌設され、本体と、該本体における、前記挿設部１１と対応する箇所にそれぞれ設けられる複数のクランプ部と、前記当接リブ１３と対応すると共に、内径が前記挿設部１１の外径と対応するように、該クランプ部に凹設される複数の固定孔２１と、隣接する２つの該クランプ部を連結するように、隣接する２つの該固定孔２１の間に位置すると共に、前記中空ベース１０における同一内壁面の隣接する２つの当接リブ１３に当接される支持プレート２２と、前記位置決め孔部材１４と対応するように、該支持プレート２２に凸設される位置決め凸部２３とを備える。尚、第一実施例における内部ベース２０は、前記中空ベース１０の４つの挿設部１１と対応する４つの固定孔２１が形成されることが好ましい。

本考案に係る組み合わせ式積木における中空ベース１０及び内部ベース２０を組み合わせる時は、内部ベース２０の位置決め凸部２３をそれぞれ中空ベース１０の位置決め孔部材１４に挿し込んで位置決めし、内部ベース２０の各支持プレート２２の両端を介して、中空ベース１０における同じの内壁面の当接リブ１３に当接することにより、内部ベース２０を中空ベース１０の開口１２をに嵌め込み、中空ベース１０と内部ベース２０とを強固に組み合わせることができる。

図４及び図５に示すように、第一実施例において、２つ以上の積木を組み合わせる時は、下方の積木の挿設部１１を上方の積木の固定孔２１に嵌め込むが、この時、下方の積木の各挿設部１１を、上方の積木における対応したクランプ部及び当接リブ１３に当接させながら保持させる。これによれば、それら挿設部１１とクランプ及び当接リブ１３との間に複数の接触点を有するので、下方の積木を上方の積木に強固に組み合わせることができる。

さらに、下方の積木は、底部に複数の固定孔２１を備えることから、場合に応じて他の積木の挿設部１１と組み合わせてもよく、一方、上方の積木も、上部に複数の挿設部１１を備えることから、同じく場合に応じて他の積木の固定孔２１と組み合わせてもよい。これにより、遊び方が増えるので、様々な形状を作り上げることができる。

本考案に係る組み合わせ式積木は、内部ベース２０を中空ベース１０に嵌り込むと、該内部ベース２０の支持プレート２２が中空ベース１００の壁部を支持して開口１２の形状を維持させることから、該中空ベース１０が外部からの力を受けて押し込まれても変形しないので、開口１２の形状を維持することができる。

図６及び図７に示すように、本考案における組み合わせ式積木の第二実施例は、殆ど第一実施例と同一であるが、内部に空洞が形成される長方体を呈し、中空ベース１０の上部に６つの挿設部１１が設けられると共に、内部ベース２０に６つの固定孔２１が形成される点において異なる。

尚、上述した組み合わせ式積木の各実施例においては、各挿設部１１が円柱状を呈し、各固定孔２１が円形を呈してもよく、図８の示すように、各挿設部１１が立方体を呈し、各固定孔２１が方形を呈してもよい。

本考案に係る組み合わせ式積木は主に、中空ベース１０の内部に内部ベース２０を嵌め込むことによって、中空ベース１０の開口１２を支持してその形状を維持することから、外力を受けて押し込まれても変形することはない。故に、この構成によれば、既存の組み立て積木と異なり、高硬度及び高密度を備える材料を用いる必要はなく、つまり多種の材料の中から選択できることから、新たに開発した積木の特性によって、例えば、コストダウンを図ることができ、環境に優しい丈夫な積木を提供することができる。

本考案は上記の構成を有することから、既存の積木のような材料の制限がないことから、多種の材料の中から選択して新たな特性を有する積木を開発できるので、適当な材料を使って丈夫な積木を提供することができる。

１０中空ベース
１１挿設部
１２開口
１３当接リブ
１４位置決め孔部材
２０内部ベース
２１固定孔
２２支持プレート
２３位置決め凸部
７０中空ベース
７１挿設部
７２固定柱
７３当接リブ
７４位置決め溝部

Claims

上部に凸設される複数の挿設部と、底部に形成される開口と、内壁面に凸設される複数の当接リブとを備える中空ベースと、
前記挿設部と対応する箇所にそれぞれ凹設されると共に、該中空ベースの開口に嵌設され、それぞれ前記複数の当接リブと対応する複数の固定孔と、それぞれが、隣接する２つの該固定孔の間に位置するように、前記中空ベースにおける同一内壁面における２つの当接リブに当接される支持プレートとを備える内部ベースと、を有することを特徴とする組み合わせ式積木。
前記中空ベースの各内壁面における隣接する２つの当接リブの間にそれぞれ位置決め孔部材が設けられ、
前記内部ベースの各支持プレートに、前記位置決め孔部材と対応する位置決め凸部が凸設されることを特徴とする請求項１に記載の組み合わせ式積木。
前記中空ベースは、立方体を呈し、上部に４つの挿設部が凸設され、
前記内部ベースに４つの固定孔が形成されることを特徴とする請求項１または２に記載の組み合わせ式積木。
前記中空ベースは、長方体を呈し、上部に６つの挿設部が設けられ、
前記内部ベースに６つの固定孔が形成されることを特徴とする請求項１または２に記載の組み合わせ式積木。
前記各挿設部が円柱状を呈すると共に、前記各固定孔が円形を呈することを特徴とする請求項３に記載の組み合わせ式積木。
前記各挿設部が円柱状を呈すると共に、前記各固定孔が円形を呈することを特徴とする請求項４に記載の組み合わせ式積木。
前記各挿設部が立方体を呈すると共に、前記各固定孔が方形を呈することを特徴とする請求項３に記載の組み合わせ式積木。
前記各挿設部が立方体を呈すると共に、前記各固定孔が方形を呈することを特徴とする請求項４に記載の組み合わせ式積木。