JP4256628B2 - 印刷機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー画像を中間部材、たとえばベルトなどから、トランスフューズ(transfuse)部材、たとえばベルトなどに転写するバイアス転写ローラを有し、紙などの記録媒体にトナー画像を定着させる印刷機に関する。
【0002】
【従来の技術】
緩衝処理されたベルト式トランスフューズシステムにおける従来のカラートナーセパレーションは、複数の第1転写ニップにおいて比較的薄肉の中間ベルトに静電転写される。フルカラー画像は、その後、第2転写ニップで熱トランスフューズ部材(通常はトランスフューズベルト)に静電転写される。中間ベルトは、第2転写ニップの通過後に加熱される。ただし、第1転写ニップ以前の中間ベルトは冷えた状態にあり、安定した温度条件が維持される。この方法では、結像システムがトランスフューズ熱から「緩衝」される。トランスフューズベルト上のフルカラー画像は、第3ニップにおいてレオロジー的に紙に転写される。
【0003】
バイアス転写ローラは、従来、第2転写ニップで使用されるが、これは、第2転写ニップでの機械圧の追加に起因する利点があるためである。また、バイアス転写ローラによって中間ベルトの熱が抑制されるため、コロナ転写を使用する場合と比べ、滞留時間を短くすることができる。
【0004】
待機時において、印刷処理の開始前にバイアス転写ローラおよび中間ベルトが熱トランスフューズベルトから切り離されるが、これは、中間ベルト材料およびバイアス転写ローラ材料の信頼性を高め、寿命を延ばすためである。
【0005】
したがって、印刷処理の開始時に、バイアス転写ローラがニップかみ合い後の高温の定常状態温度に回帰(cycle up)するまでの時間がかなり長くなることがある。バイアス転写ローラは、ニップ形成接触において熱トランスフューズベルトと最初にかみ合う。このかみ合いによって、バイアス転写ローラが加熱される。非常に極端な開始条件において、バイアス転写ローラは室温で始動し、最終的にはかなり高温の定常状態温度条件に回帰する。定常状態の条件は、中間ベルトの初期温度、トランスフューズベルトの温度、第2転写ニップにおける接触滞留時間などの媒介変数によって変化する。
【0006】
バイアス転写ローラのゴム層が標準的な厚さの6ミリメートルである場合、バイアス転写ローラは、十分な長さの時間をかけて高温の定常状態温度に回帰することができる。一般的には、たとえば、標準的なニップ滞留条件において、バイアス転写ローラは約20分で70℃近辺の定常状態値に回帰する。ここで言う標準的なニップ滞留条件とは、中間ベルトの初期温度がほぼ室温、トランスフューズベルトが約120℃に維持されている状態のことである。バイアス転写ローラの温度変動は、トランスフューズベルトがより高温になるか、あるいは転写ローラのニップ滞留時間が長くなるにつれて大きくなることがある。従来のトランスフューズシステムにおけるこの欠点によって、バイアス転写ローラは、トランスフューズベルトとのニップかみ合い後、かなり広い範囲の温度変動の中を移動するため、回帰にかなり長い期間を必要とする。
【0007】
バイアス転写ローラによる転写で、幅広く動作する転写ラチチュードを得るには、抵抗が最適な範囲にあることが望ましい。理想的には、バイアス転写ローラの抵抗が非常に狭い範囲の最適値内に維持されると、常に最適な転写性能が得られる。従来のシステムでは、場合によっては、バイアス転写ローラの抵抗変動の影響をいくらかでも補正するように、一定のバイアス転写ローラ電流、またはその他の電源供給の制御という方法を使用して、抵抗に約10xの変動を許容することができる。ただし、この方法には、通常、転写のためのトナー設計が最適であるという条件が付き、転写ラチチュード側での援助が必要である。また、多くの場合は、バイアス転写ローラの抵抗の極端な変化は性能の低下を招くというように、変動範囲と性能との間の妥協点を探す必要もある。さらに理想的には、システム内での抵抗の変動が3xより小さいと、非常に強固な性能が得られる。残念ながら、従来利用されているバイアス転写ローラ材料の抵抗は、バイアス転写ローラの温度によって大幅に変化する。たとえば、多くのイオンが充填されたバイアス転写ローラでは、温度が約25℃〜120℃の間で変化すると、抵抗の大きさが4階層以上に渡って段階的に変化する。したがって、トランスフューズシステムに発生するバイアス転写ローラの温度変動は、トランスフューズシステムにおけるバイアス転写ローラのラチチュードに大きな問題を提議することになる。
【0008】
また、バイアス転写ローラが高温にさらされることによって引き起こされる別の問題も、従来のトランスフューズシステムに存在する。たとえば、一部のバイアス転写ローラ材料は、温度上昇によって機械的劣化が進行するという問題を抱えている。また、現在利用されている一部のバイアス転写ローラ材料については、高温および高い転写静電界の両方に長時間さらされていると、材料の電気特性および機械特性に大幅なドリフトが生じるという問題がある。このような材料である場合は、バイアス転写ローラを高温にさらさないようにすると都合がよい。バイアス転写ローラ材料の開発は困難であり、一般に、バイアス転写ローラに必要な機械条件、電気条件、および寿命条件をすべて満たすには、長期間に渡る製造現場での開発および品質付与工程が関わってくるため、材料の処理に代わる別の解決策が必要である。
【0009】
さらに、バイアス転写ローラの各種材料の電気特性は、室温という条件下であっても、使用するにつれてドリフトするという傾向がある。したがって、バイアス転写ローラの老朽化および寿命が問題となることは明らかである。バイアス転写ローラに最適かつ堅牢な性能を持たせるには、バイアス転写ローラの電気特性に関する長期間の変動を補正するシステムを実装する必要がある。
【0010】
ジア・エ・アル(Jia et al.)に付与された米国特許第6,088,565号には、複数のトナー画像形成ステーションが中間転写部材にトナー画像を形成し、その後、第2転写ニップでコンポジットトナー画像がトランスフューズ部材に転写される従来のトランスフェーズシステムが開示されている。ただし、ジア・エ・アルの特許には、バイアス転写ローラの温度を制御する方法が開示されておらず、温度を制御する必要性も認識されていない。
【0011】
グロス(Gross)に付与された米国特許第5,321,476号には、内部加熱要素を有するバイアス転写ローラが開示されている。グロスのシステムはトランスフューズシステムではない。グロスは、バイアス転写ローラを使用してトナー画像を直接紙のシートに転写している。トナー画像は隔離された場所で紙に定着されるため、バイアス転写ローラは定着器から熱の影響を受けない。グロスは、外部温度制御装置を使用した、バイアス転写ローラの温度制御について開示していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、前述した長年に渡る問題に対処するためのものである。そのため、本発明では、トランスフューズシステムにおいてバイアス転写ローラの温度を待機中とニップかみ合い後の少なくとも一方において制御することによって、トランスフューズシステムのバイアス転写ローラ抵抗に最適な範囲を提供するとともに、抵抗を最適な範囲に維持する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の一特性では、バイアス転写ローラを冷却して、バイアス転写ローラの過熱を防ぎ、かつバイアス転写ローラを最適な温度範囲内に維持することによって、トランスフューズシステムの温度を制御する。
【0014】
本発明の別の特性では、バイアス転写ローラを、たとえば、待機中に加熱することによって、トランスフューズシステムのバイアス転写ローラに対する温度制御を提供し、ニップかみ合い後に長時間の回帰変化を回避する。
【0015】
本発明の別の特性では、バイアス転写ローラの温度制御設定が定期的に更新される制御システムを提供して、バイアス転写ローラの電気特性に生じる可能性のある長時間のドリフトを補正する。制御システムは、所定のバイアス転写ローラ電流に必要なバイアス転写ローラ電圧を監視し、バイアス転写ローラの最新の温度制御設定値を選択する。
【0016】
【発明の実施の形態】
本発明に従って、従来の印刷機を改造する例について簡単に説明する。従来の印刷機を改造して、少なくとも1つの温度維持装置を有する本発明のバイアス転写ローラを設けることができる。
【0017】
図1に、中間転写ベルト12(または中間転写部材)を有する従来の印刷機を示す。中間転写ベルト12は、ガイドローラ14、16、18、および20によって駆動される。中間転写ベルト12は、矢印で示されている処理方向と同一の方向に移動する。説明の都合上、画像が形成される中間転写部材12の区分をトナー領域と呼ぶ。
【0018】
トナー領域は、少なくとも1つのトナー画像生成ステーション22を通って移動する。印刷機に1つまたは複数のトナー画像ステーションを設けることができ、印刷機はモノトーン画像またはカラー画像を生成できる。ただし、説明を簡単にするため、ここでは、トナー画像ステーションを1つだけ有する印刷機の例について説明する。トナー画像ステーション22の動作によって、中間転写部材12のトナー領域にトナー画像が配される。トナー画像ステーション22は、画像担持部材30を有している。画像担持部材30は、受光体を支持するドラムまたはベルトである。
【0019】
画像担持部材30は、帯電ステーション32で均一に荷電される。露光ステーション34は、帯電した画像担持部材30を画像と同様の方法で露光して、画像領域に静電潜像を形成する。説明の都合上、画像担持部材は画像領域を定義するものとする。
【0020】
画像領域は、現像ステーション36に進む。現像ステーション36は、現像液(トナーなど)を有している。現像液は、カラー画像を作成する場合のコンポジットカラー画像の色成分に相当する。現像ステーション36は、帯電した乾式トナー粉末を用いて潜像を現像し、現像済みの成分トナー画像を形成することが好ましい。成分トナー画像を有する画像領域は、次に、転写前ステーション38に進む。
【0021】
転写前ステーション38は、転写前帯電装置を備えていることが好ましい。転写前帯電装置によって、成分トナー画像が帯電する。また、転写前帯電装置は、画像担持部材30上部の表面電圧をある程度均一にすることによって、画像担持部材30から中間転写部材12への成分画像の転写能力を向上させる。
【0022】
次に、画像領域は、画像担持部材30と中間転写部材12の間に定義される第1転写ニップ40に進む。画像担持部材30と中間転写部材12は同期化されており、画像担持部材30と中間転写部材12は、第1転写ニップ40において同一の直線速度を持つ。成分トナー画像は、電界生成ステーション42を通じて、画像担持部材30から中間転写部材12に静電転写される。
【0023】
電界生成ステーション42は、電気的にバイアスされたバイアス転写ローラであることが好ましい。バイアス転写ローラを電気的にバイアスすることによって、極性が成分トナー画像と反対であって、そこから成分トナー画像を中間転写部12に転写する十分な静電界が生成される。また、電界生成ステーション42として、従来の技術において周知のコロナ装置、バイアス転写ローラ、または他のタイプの電界生成システムを利用することもできる。プレニップ転写ブレード41は、中間転写部材12を画像担持部材30に対して機械的にバイアスさせて、成分トナー画像の転写を改善する。トナー画像生成ステーション22から受け取った成分トナー画像を保持している中間転写部材12のトナー領域は、次に、処理方向に進む。
【0024】
成分トナー画像の転写後、画像担持部材30は移動を続けプレクリーニングステーション39を通る。プレクリーニングステーションでは、プレクリーニングコロトロンを使用して、トナー電荷および画像担持部材30の電荷を調整し、画像領域の洗浄効果を上げる。画像領域は、さらに、クリーニングステーション141に進む。クリーニングステーション141では、画像領域から残留トナーおよび異物が取り除かれる。クリーニングステーション141の動作によって、トナー画像ステーション22でのトナー画像の作成が完了する。
【0025】
成分トナー画像は、トナー画像ステーション22の第1転写ニップ40からガイドローラ14を廻って移動する。ガイドローラ14は、中間転写部材12のテンションを調整して、カム駆動位置およびカム駆動解除位置に配置できる構造であることが好ましい。
【0026】
中間転写部材12は、転写前帯電調整ステーション52から第2転写ニップ48まで成分トナー画像を搬送する。第2転写ニップ48は、中間転写部材12とトランスフューズ部材50の間に定義される。バイアス転写ローラ120(または転写部材)と転写前ニップブレード44は、第2転写ニップ48直前で中間転写部材12とかみ合い、バイアス転写ローラ42および転写ニップ40直前の転写前ブレード41の場合と同様の機能を実行する。ただし、第2転写ニップ48では、バイアス転写ローラ120とコンフォーマブル転写部材50とのかみ合いが比較的困難になる場合がある。コンポジットトナー画像は、転写部材50に静電転写されるが、この時、トランスフューズ部材50には加熱補助が行われる。加熱補助は、加熱ステーション82で実行される。
【0027】
中間転写部材12の電気特性もまた重要である。中間転写部材12を単層または複数層どちらの構成にするかは任意に決定できる。いずれの構成においても、中間転写部材12の電気特性は、中間転写部材全域における大きな電圧降下を回避する方向で選択する。大きな電圧降下を回避するには、中間転写部材12の背面層の抵抗が十分低い抵抗であることが好ましい。また、電気特性および転写形状は、第1転写ニップ40および第2転写ニップ48のプレニップ領域において静電転写界が大きくならないように選択する必要がある。一般に、成分トナー画像と中間転写部材12との間の約50ミクロンより大きい空隙に高プレニップ界が存在すると、空隙を超えてトナー転写が行われるために画像にゆがみが生じる可能性がある。また、プレニップの空中分解によって画像が損なわれる可能性もある。これは、バイアス転写ローラ120の手前で中間転写部材12をできる限り早く成分トナー画像と接触させることによって回避することができるが、そのためには、中間転写部材12の各層の抵抗が十分に大きい必要がある。さらに、中間転写部材12の最上部層も十分な大きさの抵抗を保持している必要があるが、これは、第1転写ニップ40および第2転写ニップ48に高電流が発生しないようにするためである。最後に、中間転写部材12の設計およびシステムの設計には、高帯電と不均一帯電の一方または両方の蓄積による影響を最小限に抑える考慮がなされていることが好ましい。高帯電または不均一帯電は、第1転写ニップ40の間で中間転写部材12に発生する可能性がある。中間転写部材の詳細については、たとえば、前述した米国特許第6,088,565号を参照されたい。
【0028】
次に、第2転写ニップ48での適切な転写を可能にするトランスフューズ部材50の好ましい電気特性範囲を明記する。トランスフューズ部材50は、複数の層を持っていることが好ましく、トランスフューズ部材50の最上部層に選択した電気特性は、中間転写部材12の好ましい抵抗に影響を与える。中間転写部材12の好ましい抵抗の下限は、トランスフューズ部材50の最上部面の層が十分に高い抵抗を備えている場合に適用する。トランスフューズ部材50の最上部面層の抵抗が若干低い場合、中間転写部材12の好ましい抵抗の下限を上げて、第2転写ニップ48での転写に問題が発生しないようにする必要がある。このような転写の問題には、中間転写部材12とトランスフューズ部材50の間に不適切に高い電流が流れること、転写電界の減少によって転写性能が低下することなどがある。
【0029】
第2転写ニップ48でのコンポジットトナー画像の転写は、静電転写と加熱補助転写を組み合わせて行なわれる。バイアス転写ローラ120とガイドローラ74を電気的にバイアスして、帯電したコンポジットトナー画像を、中間転写部材12からトランスフューズ部材50に静電転写する。
【0030】
第2転写ニップ48におけるコンポジットトナー画像の転写は、加熱補助(たとえば、加熱ステーション82またはガイドローラ74、76によって実行する)を加えて行うことができる。加熱補助を行う場合は、トランスフューズ部材50を十分に温度の高い最適レベルに保持する一方で、中間転写部材12を十分に温度の低い最適レベルに保持した状態で第2転写ニップへの進入が行われるようにする。加熱補助された転写は、第2転写ニップ48でトナーと接触している滞留時間中にコンポジットトナー画像を軟化させる機構である。トナーは、より高温のトランスフューズ部材50と接触することによって軟化する。コンポジットトナーが軟化すると、コンポジットトナー画像とトランスフューズ部材との相互作用時に、トランスフューズ部材50に対するコンポジットトナー画像の付着力が上昇する。また、コンポジットトナーの軟化によって、コンポジットトナー画像の層状トナーパイルの粘着力も上昇する。中間転写部材12の温度は第2転写ニップ48に達する前に十分に下げ、トナーが軟化しすぎて、中間転写部材12にトナーが過度に付着することを回避する必要がある。トランスフューズ部材50の温度は、第2転写ニップに達するまでに、トナーの軟化点温度よりかなり高温になっている必要がある。トランスフューズ部材50が十分に高温であることによって、第2転写ニップにおいて確実に最適な加熱補助が実行される。さらに、第2転写ニップ48直前において、中間転写部材12の温度がトランスフューズ部材50の温度よりかなり低くなっている必要がある。これは、第2転写ニップ48において最適な転写を行うためである。
【0031】
トランスフューズ部材50の軌跡は、ガイドローラ74、76、78、80によって環状になっている。好ましくは、ガイドローラ74、76を個別またはいっしょに加熱し、その結果トランスフューズ部材50が加熱されるようにする。中間転写部材12およびトランスフューズ部材50を同期させ、転写ニップ48における速度を等しくすることが好ましい。第3転写ニップは、転写部材50と加圧ローラ84の間に定義される。
【0032】
離型剤塗布器88は、塗布量を制御しながら、離型材料、たとえばシリコン油などをトランスフューズ部材50の表面に塗布する。離型剤の機能によって、コンポジットトナー画像は、第3転写ニップ86でトランスフューズ部材50から剥離しやすくなる。
【0033】
トランスフューズ部材50は、複数層で構成することが好ましい。トランスフューズ部材50は、第2転写ニップ48に高い静電界を生成できる適切な電気特性を持っている必要がある。許容できない高さの電圧が必要になることを回避するため、第2転写ニップ48においてトランスフューズ部材50全域に十分な電圧降下を起せる電気特性を、トランスフューズ部材50に付与することが好ましい。また、トランスフューズ部材50には、中間転写部材12とトランスフューズ部材50の間に流れる電流として許容可能な低さの電流を確保することが好ましい。トランスフューズ部材50に必要な基準は、中間転写部材12に選択した特性によって変わってくる。言い換えると、トランスフューズ部材50および中間転写部材12を合わせて、第2転写ニップ48における十分な抵抗を得るということである。
【0034】
トランスフューズ部材50は、横方向に剛性を備えた背面層、柔軟なゴムを使用した肉厚の中間層、および薄肉の最外層を備えていることが好ましい。背面層および中間層の抵抗は十分に低く抑えて、第2転写ゾーン48において許容できない高さの電圧が必要になることを回避する必要がある。好ましい抵抗条件は、中間転写部材12に関して既に言及した説明に準拠する。
【0035】
コンポジットトナー画像は、第3転写ニップ86において支持体70(たとえば紙)に転写および定着され、完成文書72が形成される。第3転写ニップ86で支持体70およびトランスフューズ部材50から受ける熱が、ガイドローラ76に対して機能する加圧ローラ84によって印加される圧力と組み合わさり、コンポジットトナー画像が支持体70に転写および定着されて、最終文書が作成される。
【0036】
当業者であれば周知の印刷機の他の実施形態も、本発明の範囲内に含まれるものとする。
【0037】
本発明の目的は、待機中とかみ合い後の少なくとも一方において、バイアス転写ローラ120の温度を制御し、トランスフューズシステムのバイアス転写ローラ抵抗を最適な範囲に維持することにある。
【0038】
少なくとも1つの温度維持装置221、222(または温度制御装置)を有する図1のバイアス転写ローラ220に関する実施形態を図2に示す。
【0039】
この実施形態では、温度維持装置を外部温度維持装置221のみで構成してもよい。別の実施形態として、温度維持装置を内部温度維持装置222のみで構成してもよい。また別の実施形態では、温度維持装置を、外部温度維持装置221および内部温度維持装置222の両方で構成してもよい。
【0040】
本発明に従って、図2の実施形態に示す温度維持装置200が設けられたバイアス転写ローラを有している印刷機900を図9に示す。この印刷機は、たとえば、図1と同様の構造にすることができるが、図1のバイアス転写ローラ120の代わりとして、図2のバイアス転写ローラ220および温度維持装置を使用する。印刷機900としては、たとえば、単色または複数色対応のコピー機、プリンタ、ファックスなどを想定することができる。
【0041】
ニップかみ合い時にバイアス転写ローラ温度の温度制御を行うことによって、トランスフューズシステムのバイアス転写ローラに最適な抵抗範囲を提供するには、バイアス転写ローラ220を冷却する。
【0042】
図3、図5、および図7に、トランスフューズベルト5とのニップ接触かみ合い時におけるバイアス転写ローラ220の冷却方法を示す。ニップかみ合い時にバイアス転写ローラ220を冷却することによって、バイアス転写ローラ220の大幅な過熱、さらには過熱に起因する抵抗の不安定化が回避される。一般的には、このニップかみ合いモードでバイアス転写ローラ220を加熱する必要はない。ただし、サイクル実行中にバイアス転写ローラ220の温度をより緻密に制御するためには、ローラを加熱することが好ましい。
【0043】
バイアス転写ローラの抵抗には、制御された温度条件下での最適な抵抗条件を選択する必要がある。最適な抵抗としては、一般に、ニップ帯電緩和時間が、ニップ停止時間の約2分の1近くになり、その結果、ニップ後の電界がニップ前の電界より大きくなる抵抗を選択する。バイアス転写ローラ220を冷却することによって、前述した回帰の際の欠点を防止できる上、トランスフューズシステムにおける「高温のバイアス転写ローラ」に関わる各種の問題も事実上解決する。
【0044】
図3および図7に示すバイアス転写ローラ220の表面を冷却する方法は、図5に示す中心部を冷却する方法より好ましい。表面を冷却することによって温度勾配を回避できる。温度勾配は、転写ニップでのバイアス転写ローラ220の加熱によって発生する可能性がある。
【0045】
冷却は、たとえば、温度制御された表面とバイアス転写ローラとのニップ形成接触など各種の方法で実行できる。表面の温度制御は、たとえば、流体、冷却ベルト、空冷、ファン、冷却剤などによって行う。
【0046】
バイアス転写ローラ220は高圧で動作するため、バイアス転写ローラ220と冷却装置の表面を接触させる時には、冷却装置に電流が流れ込まないように注意する必要がある。たとえば、表面接触ローラを冷却用の温度維持装置として使用する場合は、表面接触ローラに、電気的に十分絶縁できる被膜層を設けるという方法を利用できる。あるいは、表面接触ローラを、バイアス転写ローラ220の電位に維持するという方法もある。
【0047】
図3に、温度維持装置の第1実施形態を示す。この実施形態において、温度維持装置は、図2に概略を示した外部温度維持装置221であり、外部温度維持装置221は、バイアス転写ローラ220の表面を冷却する外部冷却装置221Aである。
【0048】
図5に、温度維持装置の第2実施形態を示す。第2実施形態において、温度維持装置は、図2に概略を示した内部温度維持装置222であり、内部温度維持装置222は、バイアス転写ローラ220を冷却する内部冷却装置222Aである。
【0049】
図7に、温度維持装置の第3実施形態を示す。この実施形態において、バイアス転写ローラ220は、図2に概略を示した外部温度維持装置221および内部温度維持装置222の両方を有している。特に、外部温度維持装置221は外部冷却装置221A、内部温度維持装置222は内部冷却装置222Aである。外部冷却装置221Aおよび内部冷却装置222Aは、いずれも、バイアス転写ローラ220を冷却する機能を備えている。
【0050】
待機時、すなわちニップかみ合い前にバイアス転写ローラ温度の温度制御を行って、ニップかみ合い時にトランスフューズシステムのバイアス転写ローラに最適な抵抗範囲を提供するには、バイアス転写ローラ220を加熱する。
【0051】
図4、図6、および図8に、待機時、すなわちニップかみ合い前にバイアス転写ローラ220を加熱する方法を示す。加熱してバイアス転写ローラ220の温度を制御することによって、トランスフューズベルト5とのニップかみ合い後に温度変化からの回帰時間が長くなることが回避される。
【0052】
カムから離脱して待機状態にあるバイアス転写ローラ220を制御および加熱することによって、バイアス転写ローラ220と高温のトランスフューズベルト50との長時間のかみ合い後の温度と事実上同一の温度値(定常状態温度)にバイアス転写ローラ220を維持することができる。一般に、この待機モードでバイアス転写ローラ220を冷却する必要はないが、ニップ接触時のバイアス転写ローラ220の温度をさらに精密に制御するためには、ローラを冷却することが好ましい。
【0053】
バイアス転写ローラの抵抗には、温度上昇時を基準とした条件での最適な抵抗条件を選択する必要がある。バイアス転写ローラ220を待機時に加熱するという温度制御によって、バイアス転写ローラ抵抗の過剰な振れが排除される。温度制御しない場合は、ニップかみ合い後の長い回帰時間中にバイアスローラ抵抗の過剰な振れが発生する可能性がある。バイアス転写ローラ220の加熱は、上昇した温度で長期間動作しても機械寿命の問題または長期の抵抗寿命に問題が生じない材料であるバイアス転写ローラに適した処理である。待機時におけるバイアス転写ローラ220の加熱は、内部加熱と外部加熱の少なくとも一方の温度維持装置によって実行することができる。
【0054】
加熱は、たとえば、温度制御された表面とバイアス転写ローラとのニップ形成接触など各種の方法で実行することができる。表面の温度制御は、たとえば、抵抗ヒーター、ヒートコイル、伝熱ランプ、加熱流体、空気加熱器、熱交換器、または加熱ローラなどによって行う。
【0055】
図4は、さらに、温度維持装置の別の特徴も表している。図4の実施形態において、温度維持装置は図2に概略を示した外部温度維持装置221であり、外部温度維持装置221は、バイアス転写ローラ220の表面を加熱する外部加熱装置221Bである。
【0056】
図6は、さらに、温度維持装置の別の特徴も表している。この第2実施形態において、温度維持装置は図2に概略を示した内部温度維持装置222であり、内部温度維持装置222は、バイアス転写ローラ220を加熱する内部加熱装置222Bである。
【0057】
図8に、温度維持装置の別の特徴を示す。この実施形態において、バイアス転写ローラ220は、図2に概略を示した外部温度維持装置221および内部温度維持装置222の両方を有している。特に、外部温度維持装置221は外部加熱装置221B、内部温度維持装置222は内部加熱装置222Bである。外部加熱装置221Bおよび内部加熱装置222Bは、いずれも、バイアス転写ローラ220を加熱する機能を備えている。
【0058】
図10は、バイアス転写ローラ抵抗(単位:オーム/面積)とバイアス転写ローラ温度(単位:摂氏温度または華氏温度)の関係を表すグラフである。本発明によると、バイアス転写ローラ(BRT)の温度が上昇するにつれて、バイアス転写ローラ120の抵抗は減少する。
【0059】
最適な動作範囲にあるバイアス転写ローラにおいて、バイアス転写ローラ抵抗は、ばらつきが少なく、安定した最適値の範囲で理想的に維持される。ただし、典型的なバイアス転写ローラ材料の抵抗は温度の影響を受けやすい。その上、トランスフューズシステムのバイアス転写ローラ温度は、高温のトランスフューズ部材とバイアス転写ローラとのニップかみ合い後に、大幅に変化(回帰)する可能性がある。
【0060】
図11に、温度維持装置の第4実施形態を示す。図11のコントロールアセンブリ300には、既に言及したいずれかの実施形態が組み込まれている。コントロールアセンブリ300は、バイアス転写ローラ220に発生し得る電気特性のドリフトを補整する。このドリフトは、たとえば、経年変化の影響などが原因で発生する。所定のバイアス転写ローラ電流を生成するために必要なバイアス転写ローラ電圧は、バイアス転写ローラの電気特性と相関する。したがって、所定のバイアス転写ローラ電流に対応するバイアス転写ローラ電圧を検出することによって、バイアス転写ローラの特性にドリフトが生じているかどうかを判定することができる。
【0061】
この実施形態の目的は、バイアス転写ローラの電流、電圧および温度を定期的に検査して、バイアス転写ローラ220の温度制御設定内での若干の変位が、所定動作のバイアス転写ローラ電流に対して実質的に一定の動作電圧を維持するのに適した範囲内であるかどうかを決定することである。変位を修正する(バイアス転写ローラの温度条件を更新する)ことによって、バイアス転写ローラの電気特性を監視し、バイアス転写ローラの抵抗レベルを元のレベル付近に復元することができる。このため、バイアス転写ローラ特性に長期間のドリフトがあったとしても、最適な転写条件が維持される。この実施形態では、通常、加熱および冷却の両方を利用したバイアス転写ローラの温度制御を行ってもよい。たとえば、外部装置221を冷却装置、内部装置222を加熱装置にすることも好ましいが、これとは逆の構成にすることもできる。
【0062】
バイアス転写ローラ220の機能的な寿命には、抵抗領域を一定の状態に維持できるかどうかが直接関係してくる。ただし、バイアス転写ローラ部材に使用されるポリマー材料の抵抗を低減するために利用されるほとんどのイオン混合物は、位置エネルギーの高い方へと移動して、イオン移動度を増加させる。その結果、材料の寿命全般を通じて、より急速な抵抗変動が発生する。前述のバイアス転写装置およびバイアス転写サブシステムに使用される材料の電気寿命は、印加電界における一定抵抗の経年変化を制御および管理することによって改善できることが知られている。また、材料の抵抗と材料の温度には、直接的な相関関係があることも知られている。したがって、バイアス転写部材の電気寿命は、バイアス転写部材の温度を選択的に制御して、予め設定された上昇した温度に部材の温度を維持することによって改善できる。バイアス転写ローラ温度を変えることによって、バイアス転写ローラの抵抗を制御することができる。このため、本発明では、温度維持装置221、222のうち少なくとも1つに接続されたコントローラ340を有するコントローラアセンブリを提供して、温度制御を行う。
【0063】
温度を制御することの意味は、温度維持装置が提供する機能によって、バイアスローラ220の抵抗を制御し、ローラおよびローラ環境の電気パラメータの変化を補正することにある。通常、最も大幅な変動が頻繁に顕現するパラメータはローラ抵抗である。ローラ抵抗は、相対湿度(RH)および温度の影響を非常に受けやすい。本発明の目的の1つは、前述した米国特許第5,321,476号に詳述されているように、温度を制御して印加電界をパッシェンの限界より低く抑え、プレニップのイオン化を防止することである。さらに、バイアス転写ローラの電気寿命は、印加電界の関数であり、ひいてはバイアス転写ローラ電圧の関数でもあるため、抵抗を一定の低い値に維持することによってローラの電気寿命が延びる。
【0064】
これまでの説明で一定に保持するものとして言及した電流は、バイアス転写ローラコアへの電流である。このバイアス転写ローラ電流は、電荷保存則により、ポストニップのイオン化電流と基本的に等価である。(事実上ゼロであるプレニップ電流は、言うまでもなくここでの最も好ましい動作条件である。)コントローラ340は、バイアス転写ローラ220に連動する電位レベルを自動的に広範囲に変化させて制御を実行する。この制御によって、バイアス転写ローラ220への電流変動が自動的に補正される。電流変動は、結合された負荷(抵抗)が変動することによって発生するが、この変動の原因としては、周囲RHの変化、温度変化、材料の経年変化、およびプレニップ、ニップ、ポストニップの電位レベルに影響する各種要因(たとえば、用紙の厚さ、自己平準化層(self-leveling layer)に蓄積された電荷など)がある。
【0065】
図11を参照する説明を続けると、温度維持装置221、222は、コントローラ340を通じて電圧源360と繋がっている。電圧は、コントローラ340の制御下において電圧源360から印加される。検出器310、320、330は、電流、電圧、温度を検出する。コントローラ340は、この信号を受け取って処理し、出力信号を生成する。出力信号をいくつかの方法で内部温度維持装置および外部温度維持装置に適用してもよい。コントローラ340は、他の装置を動作させることなく、1つの温度維持装置を選択的に起動することができる。あるいは、コントローラ340によって、温度維持装置221と222の両方を同時に動作させる別の方法も利用できる。したがって、所定のレベルでの抵抗の最適な制御において、検出されたバイアス転写ローラの動作条件に応じた制御が実現されることになる。
【0066】
電圧検出器は、バイアス転写部材の所定の抵抗測定値に応じて選択的に起動できる。たとえば、電圧計を用意して、定電流源の電圧を監視し、バイアス転写ローラ220に流れる電流を所定の一定電流に維持することができる。測定された電圧が、定義されている抵抗レベルに対応する所定の電圧レベルを超えたときには、温度維持装置221と222のうち少なくとも1つを起動することができる。
【0067】
要約すると、本発明の実施形態による電子写真印刷機は、バイアス転写ローラを備えた印刷機とすることができ、そのバイアス転写ローラに温度維持装置221、222を制御するコントロールアセンブリ300を設けることができる。このコントロールアセンブリ300は、バイアス転写ローラ220の温度を所定の温度に制御して、バイアス転写ローラ220の抵抗を削減および維持する。バイアス転写ローラ220の温度を制御することによって、バイアス転写ローラ220の電子的寿命が延びる。
【0068】
図示した実施例において、コントローラ340は、プログラムされた一般用途のコンピュータとして実装されている。当業者であれば容易に認識されることであるが、このコントローラは特定目的の単一の集積回路(ASICなど)を使用して実装することができる。なお、この集積回路は、システムレベルの全般的制御を行うメインプロセッサセクションまたはセントラルプロセッサセクションを有し、さらにセントラルプロセッサセクションの制御下において各種の特定の計算、ファンクション、他のプロセスを実行する専用の個別セクションを有している。コントローラは、複数の個別専用回路または装置である集積回路、または他の電子回路、装置とすることができるが、これらの回路または装置はプログラム可能なものであってもよい(たとえば、離散素子回路などのハードワイヤード電子回路または論理回路、あるいはPLD、PLA、PALなどのプログラム可能な論理装置など)。コントローラは、たとえば、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、または他のプロセッサ装置(CPUまたはMPU)など、適切にプログラムされた一般用途のコンピュータを単独で使用して、あるいは1つ以上の周辺装置(たとえば集積回路)のデータおよび信号を処理する装置と組み合わせて使用して、実装することができる。一般には、装置または装置のアセンブリが、ここで説明した処理手順を実現できる有限状態機械を有するものであれるならば、その装置または装置アセンブリをコントローラとして使用することができる。分散処理のアーキテクチャを利用すると、データ/信号の処理能力および処理速度を最大限引き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
本発明について、次の図を参照して説明する。同様の参照番号は同様の要素を表している。
【図1】 バイアス転写ローラを有する従来の印刷機を表した略図である。
【図2】 内部温度維持装置および外部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの一実施形態を表す図である。
【図3】 外部冷却装置である外部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図4】 外部加熱装置である外部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図5】 内部冷却装置である内部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図6】 内部加熱装置である内部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図7】 内部冷却装置である内部温度維持装置および外部冷却装置である外部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図8】 外部加熱装置である外部温度維持装置および内部加熱装置である内部温度維持装置を有するバイアス転写ローラの図である。
【図9】 図2のバイアス転写ローラ温度維持装置が設けられた印刷機の図である。
【図10】 バイアス転写ローラ抵抗とバイアス転写ローラ温度の関係を表したグラフである。
【図11】 内部温度維持装置および外部温度維持装置を有するバイアス転写ローラに接続された制御アセンブリを表す図である。
【符号の説明】
12 中間転写ベルト、14、16、18、20、74、76、78、80 ガイドローラ、22 トナー画像ステーション、30 画像担持部材、32 帯電ステーション、34 露光ステーション、36 現像ステーション、38 転写前ステーション、39 プレクリーニングステーション、40 第1転写ニップ、41 プレニップ転写ブレード、42 電界生成ステーション、44 転写前プレニップブレード、141 クリーニングステーション、48 第2転写ニップ、50 コンフォーマブル転写部材、52 転写前帯電調整ステーション、70 支持体、72 完成文書、82 加熱ステーション、84 加圧ローラ、86 第3転写ニップ、88 離型剤塗布器、220 バイアス転写ローラ、221、222 温度維持装置、300 コントロールアセンブリ、310、320、330 検出器、340 コントローラ、360 電圧源。
Claims (5)
- トランスフューズ部材と、
中間転写部材と、
中間転写部材からトランスフューズ部材にトナー画像を静電転写する転写部材とを有する印刷機であって、
前記転写部材には、転写部材の温度をその内部から所定の温度範囲内に維持する内部温度制御装置と、
転写部材の温度をその表面から所定の温度範囲内に維持する外部温度制御装置と、
前記転写部材の電流値と電圧値と温度の少なくとも1つに基づいて、前記所定の温度範囲を更新するとともに、内部温度制御装置と外部温度制御装置の少なくとも1つを選択して作動させる温度制御装置選択部とが設けられることを特徴とする印刷機。 - 請求項1に記載の印刷機において、
内部温度制御装置は、冷却装置からなり、
外部温度制御装置は、加熱装置からなることを特徴とする印刷機。 - 請求項1に記載の印刷機において、
内部温度制御装置は、加熱装置からなり、
外部温度制御装置は、冷却装置からなることを特徴とする印刷機。 - 請求項1に記載の印刷機において、
内部温度制御装置は、冷却装置からなり、
外部温度制御装置は、冷却装置からなることを特徴とする印刷機。 - 請求項1に記載の印刷機において、
内部温度制御装置は、加熱装置からなり、
外部温度制御装置は、加熱装置からなることを特徴とする印刷機。
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