JP2003029563A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置

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JP2003029563A JP2001217608A JP2001217608A JP2003029563A JP 2003029563 A JP2003029563 A JP 2003029563A JP 2001217608 A JP2001217608 A JP 2001217608A JP 2001217608 A JP2001217608 A JP 2001217608A JP 2003029563 A JP2003029563 A JP 2003029563A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部加熱手段に回り込んだオフセットトナー
を除去することができる画像形成装置を提供すること。 【構成】 少なくとも未定着現像剤像を担持した転写材
105の未定着現像剤担持側に接触し、該転写材105
を加熱可能な定着ローラ(定着部材)100と、転写材
105には接触せず定着ローラ100表面に接触して定
着ローラ100を加熱する外部加熱ローラ(外部加熱部
材)102と、転写材105を定着ローラ100に対し
て押圧する加圧ローラ(加圧部材)101とを有する定
着装置を備えた画像形成装置において、前記外部加熱ロ
ーラ102と前記定着ローラ100の表面温度の差が通
常の画像形成時における両者の表面温度差より大きい状
態(クリーニング可能状態)で定着装置に転写材105
を通じるモード(クリーニングモード)を装置の非画像
形成時に実行可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定着装置及び画像
形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としては、電子写真
方式、熱転写方式、インクジェット方式等の種々の方式
が用いられている。このうち、電子写真方式を用いたも
のは、高速、高画質、静粛性の点で他の方式に比べて優
れており、複写機、ページプリンタの像形成エンジンと
して広く採用されている。
【0003】電子写真方式では静電気的な力を利用し、
トナー粒子による画像を紙等の転写材上に形成する。そ
のトナー像を転写材上に溶融固着させて安定した画像を
得るのが定着装置である。
【0004】以下に電子写真方式のカラー画像形成装置
を例に挙げ、電子写真方式におけるトナー画像形成原理
と定着装置の従来例について説明する。
【0005】図10は電子写真方式を用いたカラー画像
形成装置の概略構成図であり、図に示した方式は、電子
写真方式の中でも中間転写方式として知られている方式
である。
【0006】先ず、感光ドラム1は矢印方向に回転駆動
され、その表面は帯電器2により−600Vに一様帯電
される。その後、レーザー露光光学系3等による走査光
4により感光ドラム1表面には画像に対応する潜像が形
成される。走査光による露光により形成された潜像部の
電位はおよそ−200Vである。
【0007】一方、現像剤であるトナーを内包した各色
現像器5(黒),6(マゼンタ)、7(シアン),8
(イエロー)は感光ドラム1近傍のロータ21に図示の
ように配置されており、ロータが90度ごとに公転する
ことによって、順次感光ドラム1と対向した現像位置に
配置される。
【0008】現像ローラ5a上には負の極性に帯電され
たトナーが一定量供給されており、又、現像ローラ12
には不図示の電源により現像バイアスが印加されてい
る。現像バイアスは帯電電位と露光部電位の間の適切な
値に設定することによって、感光ドラム1上の潜像に選
択的にトナーを付着させる現像を行うことができる。
【0009】このようにして感光ドラム1上に形成され
た単色像は、矢印方向に感光ドラム1とほぼ等速で回転
する中間転写ベルト9上へ順次転写される。10は転写
ローラであり、電源19によりプラス極性の転写バイア
ス(200V〜700V)が印加されている。転写後、
感光ドラム1表面に残留したトナーはクリーナー17に
より除去される。
【0010】上記行程は中間転写ベルト9の回転に同期
して各色現像器5〜8について順次行われ、中間転写ベ
ルト9上に4色重ねのカラー像が形成されると、搬送さ
れる転写材18の背面に2次転写ローラ11が当接さ
れ、印加されるプラス極性のバイアス(1kV)により
カラー像は転写材18上に一括して2次転写される。
【0011】以上の行程が終了すると、2次転写の残り
のトナーはクリーナー13により除去され、中間転写ベ
ルト9は不図示の除電帯電器により除電される。除電帯
電器としては、ACコロナ帯電を用いることが多い。
又、除電効率を上げるため、中間転写ベルト9の背面に
電極を設けるのが一般的である。尚、図中でローラ16
はテンションローラー、15は駆動ローラ、12は2次
転写対向ローラである。
【0012】中間転写ベルト9として、通常、厚さ70
μm〜200μm、体積抵抗率10 10Ωcm〜1016Ω
cm程度のPVdF、ポリアミド、ポリイミド、PE
T、ポリカーボネート等の樹脂フィルムベルトや0.5
〜2mm厚程度のゴムの低抵抗な基層の上に厚さ数10
μmの離型性の良い高抵抗な樹脂層を設けたゴムベルト
等を用いることができる。
【0013】転写材上に転写されたフルカラートナー像
は、その後、定着装置21を通過することによって転写
材上に定着されて装置の出力画像となる。
【0014】次に、従来例における定着装置の略構成を
図11に基づいて説明する。
【0015】定着装置では、温度調整された2本の加熱
ローラ(定着ローラ100、加圧ローラ101)の当接
ニップ110を、未定着現像剤像104を載せた転写材
105が通過できるように構成されている。未定着現像
剤像104は、加熱及び加圧されて転写材上に定着され
る。各々のローラ100,101の表面にはサーミスタ
120a,120bが接触し、温度調整はサーミスタに
よる検知温度に基づいて行われている。又、各々のロー
ラ100,101は、中央にハロゲンヒータ106a,
106bを備えており、ヒータ106a,106bの発
する輔射エネルギーをローラ100,101内側のアル
ミ芯金107a,107bで吸収して加熱される。
【0016】アルミ芯金107a,107bの周りに厚
さ2mmのシリコンゴムより成る弾性層108a,10
8bが設けられており、更にその外側のローラ表面には
トナーや紙粉が固着するのを防ぐためPFA、PTFE
等の離型性の良い樹脂によるコーティング層109a,
109bが設けられている。
【0017】ローラ100,101に弾性層を設けたの
は以下の2つの理由からである。
【0018】先ず、第1に、比較的小径のローラで十分
な定着ニップを確保するためである。第2は、カラーの
トナー画像を綺麗に定着するためである。弾性層がない
と転写材表面の凹凸や厚みむらが画像の光沢むらとな
り、特にカラー画像では顕著に現れてしまうのである。
【0019】一方、本従来例のように弾性層を有するロ
ーラの場合、ヒータの輔射を吸収して発熱する部分から
ローラ表面までの距離が遠くなり、以下のような不都合
が生じる。
【0020】つまり、連続通紙によりローラ表面の熱が
急速に奪われた場合、芯金からの熱伝導による熱供給が
間に合わず、ローラ表面の温度が低下し、定着不良を招
いてしまう。又、表面の温度低下を補うために強い加熱
を行うと、芯金付近のシリコンゴムの温度が高くなり過
ぎて劣化を早めてしまう。このような不都合は、転写材
の供給速度が同じ場合、ローラ径が小さく、弾性層が厚
いほど厳しい。
【0021】上記の問題を解決するため、定着ローラの
外側に発熱部材(外部加熱部材)を接触させて定着ロー
ラを表面から加熱する方式が提案されている。図12は
そのような方式の定着装置の構成の一例を示したもので
ある。図12では定着ローラの表面を直接加熱する加熱
ローラ(外部加熱ローラ)103を有している。外部加
熱ローラにより通紙時に定着ローラ表面から奪われた熱
エネルギーを、表面から直接補充することができ、連続
通紙した場合でもローラ表面の温度低下を招きにくい。
尚、図中、107cは金属ローラ、106cはヒータで
あり、120cはサーミスタである。外部加熱部材とし
てはこのようなローラの他に、セラミックヒーター等を
用いることもできる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】定着ニップ内ではトナ
ーは溶融され、次のような力関係が成立している。
【0023】トナー同士の凝集力>定着(加圧)ローラ
表面とトナーの接着力トナーと転写材の接着力>定着
(加圧)ローラ表面とトナーの接着力その結果、トナー
は定着ローラ表面109aに付着せず、転写材上に定着
される。
【0024】一方、画像形成装置はジャム等の異常を検
知すると装置の動作を停止し、又、安全確保のためにヒ
ータによるローラ加熱を停止する。その際、未定着トナ
ーを乗せた転写材が定着ニップ110にあると、ローラ
の温度低下により上記力関係が崩れ、定着・加圧ローラ
表面にトナーが付着(オフセット)する場合がある。
又、ユーザーのジャム処理時にローラにトナーが付着す
ることも十分考えられる。
【0025】図11に示した従来例の定着装置の場合、
上記理由で定着ローラと加圧ローラの表面がオフセット
トナーで汚れる場合があるが、装置が通常状態に復帰す
れば、再び前記力関係が成立し、最初の通紙で定着ロー
ラと加圧ローラ上のオフセットトナーは転写材上に再び
定着され、ローラ上から除去することができる。
【0026】しかし、図12に示した従来例の定着装置
の場合、ジャム等によるオフセットトナーは、外部加熱
ローラ上にも回り込んでしまい、ジャム後の最初の通紙
においても、転写材に接することのない表面加熱ローラ
上のトナーは、その全てを除去することができない。外
部加熱ローラ上のトナーは、徐々に定着ローラに戻り、
そのたびに転写材上の画像トナーと混ざって定着される
ために大きな問題とされていた。
【0027】又、前記力関係を保った通常の使用におい
ても、やはり少量のオフセットは免れず、長期の使用に
より外部加熱ローラに汚れが蓄積し、それがあるとき定
着ローラに戻り、画像に混ざって定着される問題もあっ
た。
【0028】以上の不都合を防ぐため、図13に示すよ
うに定着ローラや外部加熱ローラに当接するクリーニン
グ部材115を設け、オフセットトナーを除去する方法
も提案されているが、装置が大型化及び複雑化するのに
加え、装置ユーザーやメンテナンスのサービスマンがク
リーニング部材を定期的に交換する必要が発生してしま
う。
【0029】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、外部加熱手段に回り込んだオ
フセットトナーを除去することができる定着装置及び画
像形成装置を提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、少なくとも未定着現像剤像を担持した転
写材の未定着現像剤担持側に接触し、該転写材を加熱可
能な定着部材と、転写材には接触せず定着部材表面に接
触して定着部材を加熱する外部加熱部材と、転写材を定
着部材に対して押圧する加圧部材とを有する定着装置を
備えた画像形成装置において、前記外部加熱部材と前記
定着部材の表面温度の差が通常の画像形成時における両
者の表面温度差より大きい状態(クリーニング可能状
態)で定着装置に転写材を通じるモード(クリーニング
モード)を装置の非画像形成時に実行可能としたことを
特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0032】<実施の形態1>本実施の形態に係る画像
形成装置の概略構成は、図10に既に示した従来の画像
形成装置の構成と同様であり、重複する説明は略す。こ
こでは、本実施の形態に係る画像形成装置の詳細な構
成、従来例との相違点及び効果について述べる。
【0033】図1は本実施の形態に係る定着装置の断面
図であり、図示の定着装置では、内側にハロゲンヒータ
106a,106b,106cを内包した3本の加熱ロ
ーラ(定着ローラ100、加圧ローラ101、外部加熱
ローラ102)が図示のように配置され、特にクリーニ
ング部材等は備えていない。定着ローラ100と加圧ロ
ーラ101、定着ローラ100と外部加熱ローラ102
はそれぞれ所定の圧力(各々40kgf、20kgf)
で接触している。
【0034】又、それぞれのローラ100,101,1
02はサーミスタ等の温度検知手段120a,120
b,120cを有しており、不図示のローラ温度制御手
段はサーミスタによる温度検知情報に基づいて各ヒータ
106a,106b,106cの点灯を制御し、ローラ
100,101,102の温度調整を行っている。
【0035】本実施の形態では、加圧ローラ101、定
着ローラ100の直径は何れもφ40mm、外部加熱ロ
ーラ102の直径はφ25mmであり、ローラ長は定着
ローラ100が234mm、加圧ローラ101が228
mm、外部加熱ローラ102が228とした。又、ハロ
ゲンヒータ106a,106b,106cには全て発熱
量約500Wのものを使用した。
【0036】定着ローラ100と加圧ローラ101の各
々は、中空のアルミ製ローラ芯107a,107b(肉
厚約2mm)の外側に厚さ約2mmのシリコーンゴム弾
性層103a,103bを有しており、更にその外側に
は厚さ20μmの高離型表層108a,108bが設け
られている。シリコーンゴムには、熱伝導性を向上させ
るためにベンガラ、シリカ等の添加剤が加えられてお
り、又、ゴム硬度は8°(テストピース硬度JIS
A)に調整されている。又、外部加熱ローラ102は、
中空のアルミ製ローラ107c表面に、高離型性の材質
より成る厚さ20μmのコーティング層109cを設け
たものである。各々のローラ100,101,102の
表層に用いられる高離性の材料としては、PFA、PT
FE、FEP等のフッ素系樹脂やフッ素ゴム等を用いる
ことができる。
【0037】通常の画像形成時においては、定着ローラ
100と加圧ローラ101の表面温度は共に約180
℃、外部加熱ローラ102の表面温度は185℃となる
よう温度調整される。そして、定着ローラ100は不図
示の駆動手段により矢印方向に周速約120mm/sで
回転駆動され、他のローラ101,102は従動回転さ
れる。転写プロセスを終え、図1の上側に未定着トナー
像104を保持した転写材105は不図示の手段により
矢印方向に搬送されて定着装置に入り、定着ローラ10
0と加圧ローラ101の当接ニップ110(約9mm)
を通過する。ニップ110内では転写材105が加熱加
圧されて画像の定着が行われる。
【0038】ここで述べた通常の画像形成時とは、一般
的に良く用いられる坪量60〜90g/m2 の紙を転写
材として用た場合を指す。
【0039】本実施の形態に係る画像形成装置は、定着
ローラ100表面に付着したオフセットトナーが外部加
熱ローラ102上に回りこんだ場合、図2及び以下に示
すようなクリーニングモードを実行することによってオ
フセットトナーの除去が可能となっている。
【0040】つまり、先ず定着装置の駆動が停止した状
態で、外部加熱ローラ102と定着ローラ100が所定
の温度になるよう制御手段により温度調整を行う。この
クリーニングモードにおける温度調整は、外部加熱ロー
ラの表面温度−定着ローラの表面温度の値が通常の画像
形成時における値より大きくなるよう行われる。具体的
に本実施の形態では、定着ローラ100の(表面)温度
が第1の温度(本実施の形態では160℃)、外部加熱
ローラ102の表面温度が第2の温度(本実施例では1
90℃)となるようにした。加圧ローラ101の温調は
任意であるが、温度は定着ローラ100と同じかそれ以
下である方が好ましい。本実施の形態では150℃とし
た。
【0041】所定の温度になった後にローラ100,1
01,102の駆動を行う。発明者の検討によれば、ト
ナーは温度の高いローラから低いローラに移動し易い傾
向があり、温度差が大きいほどその傾向は強くなる。そ
のため、ローラの回転に伴い外部加熱ローラ102上の
オフセットトナーは、徐々に定着ローラ100上や加圧
ローラ101上に移動する。
【0042】ローラの回転駆動を一定時間(一定回数)
(本実施例では10秒)行った後、定着装置に転写材を
通し、既に外部加熱ローラ102上から定着ローラ10
0、加圧ローラ101上に移ったオフセットトナーを全
て転写材上に定着し、画像形成装置外に排出してクリー
ニングモードを終了する。
【0043】外部加熱ローラ102と定着ローラ100
の温度差が大きいほどトナー移動を行い易く、外部加熱
ローラ102の温度を上げ過ぎるとホットオフセットが
発生し、トナーが外部加熱ローラ102上に残ってしま
う。又、定着ローラ100の温度が低過ぎると、定着ニ
ップ部の温度がトナーの軟化点以下となり、トナーの粘
着力がなくなり、転写材にオフセットトナーを移すこと
ができなくなるため、注意が必要である。
【0044】例えば、本実施の形態のようにクリーニン
グモードで定着ローラ100と加圧ローラ101の温度
を通常の画像形成時に比べて大幅に下げた場合において
は、通常速度ではオフセットトナーを転写材上に定着し
切れない可能性がある。
【0045】本実施の形態では、クリーニングモードに
おいてはローラ100,101,102の回転速度を通
常の画像形成時より遅く(周速約60mm/s)するこ
とによって、定着ローラ100と加圧ローラ101の温
度が低い場合においてもオフセットトナーが転写材上に
定着され易くした。
【0046】クリーニングモードは、不図示の手段によ
り装置が定着装置内でのジャムを検知した後や、ユーザ
ーが本体のオペレーションパネル(不図示)、或は装置
と接続されているホストコンピュータ(不図示)からク
リーニングモードを指定したとき等の非画像形成時にお
ける任意のタイミングで実行される。
【0047】以上のように、外部加熱ローラ102と定
着ローラ100の温度差を通常の画像形成時における温
度差より大きく保った状態で転写材を通すクリーニング
モードを設けることによって、オフセットトナーが外部
加熱手段に回り込んだ場合においても、クリーニングモ
ードを実行することによって、オフセットトナーを転写
材上に排出することができ、以後、オフセットトナーに
起因する画像不良野発生を防ぐことができる。
【0048】<実施の形態2>本実施例における画像形
成装置の概略構成は図10に既に示した。従来例及び第
1の実施例における画像形成装置の構成と同様であり、
重複する説明は省略する。ここでは、本実施の形態に係
る装置の詳細な構成、従来例との相違点及び効果につい
て述べる。
【0049】本実施の形態に係る定着装置及び画像形成
装置のうち関連部の構成を図3に示す。本実施の形態で
は加圧ローラと外部加熱ローラの代わりに、無端状に成
型した薄膜フィルム130c,130bの内側にセラミ
ックヒータ131c,131bを備えたものを外部加熱
装置及び加圧装置として採用した。
【0050】本実施の形態における薄膜フィルム130
c,130bは、厚さ50μm、直径φ24mmのポリ
イミド樹脂から成る基体層と、例えばPEA等の高離型
材料より成る表面層とを有しており、定着ローラ200
との当接ニップ部で働く摩擦力により定着ローラ200
に従勤し、又、セラミックヒータ131c,131b及
びフィルムガイド132c,132bに摺勤して矢印方
向に回転する。薄膜フィルムの基体層としては他の樹脂
や金属製のものを用いても良い。
【0051】セラミックヒータ131c,131bは外
部加熱側、加圧側何れも幅8mm発熱量700Wのもの
を用い、従来公知の加圧手段により各々総圧15kgの
力で定着ローラ200ヘ押圧されている。又、セラミッ
クヒータ131c,131bのフィルムとの非当接面に
はサーミスタ122c,122bが備えられており、各
々のヒータ131c,131bの温度がモニターされ
る。
【0052】一方、定着ローラ200は外径φ13m
m、内径φ9mmのアルミ製芯金140aの上に厚さ
3.5mmのシリコーンゴム弾性層141aを設け、更
にその上に離型層として厚さ30μmのPEAコート層
142aを設けたものを用いた。定着ローラ200の温
度はサーミスタ121aによりモニターされる。
【0053】本実施の形態のような定着装置では、ヒー
タ122c,122bが、熱容量の少ない薄膜フィルム
130c,130bを介して直接定着ローラ200表面
を加熱するため、より短い時間で定着ローラ200を所
定の温度に加熱することができ、装置の立ち上がり時間
を短縮することができる。
【0054】通常の画像形成時においては、先ず、定着
ローラ200は不図示の駆動手段により矢印方向に周速
約120mm/sで回転駆動され、それに伴い加圧装
置、外部加熱装置のフィルムはほぼ同速で従勤回転され
る。定着ローラ200は外部加熱装置202及び加圧装
置201によって加熱され、表面の温度が180℃とな
るよう温度調整される。本実施の形態のよう定着装置で
は、定着ローラ200の表面を均一に加熱するため、加
熱、温調は常に定着ローラ200が駆動されている状態
において行われる。
【0055】転写プロセスを終え、図中の上側に未定着
トナー像104を保持した転写材105は不図示の手段
により矢印方向に搬送され定着装置に入り、定着ローラ
200、加圧装置201の当接ニップ110(約8m
m)を通過する。ニップ内では転写材105が加熱加圧
され画像定着が行われる。
【0056】本実施の形態では、通常の画像形成時にお
ける外部加熱装置202のヒータ、定着ローラ200の
通常の温度はそれぞれ190℃、180℃である。
【0057】本実施の形態に係る画像形成装置において
も、定着ローラ200表面に付着したオフセットトナー
が外部加熱装置202上(フィルム)) に回り込んだ場
合、図4及び以下に示すようなクリーニングモードを実
行することによってオフセットトナーの除去が可能とな
っている。
【0058】つまり、先ず外部加熱装置202及び加圧
装置201のヒータ131c,131bにより定着ロー
ラ200が第1の温度(本実施の形態では150℃)と
なるよう温度調整を行う。尚、この場合は温調温度が低
いため、加圧装置201のヒータの使用は任意であり、
OFFでも良い。又、上述の通りこのときも定着ローラ
200を駆動しながら温度調整を行うが、クリーニング
モードに入った時点で定着ローラ200の温度が150
℃以上あるようならば停止状態で先ずローラを冷却し、
その後、駆動を始めて温度調整を始めても良い。
【0059】定着ローラ200が第1の温度に達した
後、外部加熱装置202のヒータ温度のみを第2の温度
(本実施の形態では190℃)に上げ、ごく短い時間経
過後(本実施の形態では3秒)、定着装置に転写材10
5を通す。
【0060】外部加熱装置202のヒータ温度はすぐに
第2の温度に達するのに対し、自ら加熱することのない
定着ローラ200の温度は、ごく短い時間の間は第1の
温度より少し高い程度である。
【0061】このような状態では、外部加熱装置のヒー
タ温度−定着ローラの表面温度の値が通常の画像形成時
より大きくすることができる。その結果、実施の形態1
で述べたようにオフセットトナーを外部加熱装置202
上(フィルム表面)から定着ローラ200及び加圧装置
201上へ移動させることができ、更に通紙によりオフ
セットトナーは転写材105上に定着され、装置外に排
出することができる。
【0062】外部加熱装置202のヒータ温度を第2の
温度に上げた際における加圧装置201のヒータ温度は
任意であるが、定着ローラ200の温度を必要以上に上
げないようにするため、定着ローラ200の温度と同等
かそれ以下(本実施の形態では150℃以下)であるこ
とが望ましい。定着ローラ200の温度以下にした場合
はオフセットトナーが加圧装置201により多く集まる
ため、オフセットトナーを外部加熱装置202から遠ざ
けることができて好都合である。
【0063】一方、転写材105が定着装置を通過する
際、定着ローラ200や加圧装置201の温度が低いと
オフセットトナーを転写材105上に十分定着できない
場合があるが、そのような場合でも定着を確実に行うた
め、転写材105が定着装置を通過する間、逆に加圧装
置201のヒータ温度を上げても良い。
【0064】更に、実施の形態1で述べたようにクリー
ニングモードにおける定着ローラ200の回転速度を通
常の画像形成時より遅く設定しても良い。
【0065】本実施の形態では定着ローラ200表面の
温度調整を短い時間で行うことができるため、クリーニ
ングモードに要する時間が実施の形態1に比べて短くな
る利点がある。尚、クリーニングモードを実行するタイ
ミングについては実施の形態1と同様である。
【0066】以上のように、外部加熱装置202のヒー
タ温度と定着ローラ200表面の温度差を通常の画像形
成時における温度差より大きく保った状態で転写材10
5を通すクリーニングモードを設けることによって、オ
フセットトナーが外部加熱装置202に回り込んだ場合
においても、このクリーニングモードを実行することに
よって、オフセットトナーを転写材105上に排出する
ことができ、以後、オフセットトナーに起因する画像不
良の発生を防ぐことができる。
【0067】<実施の形態3>本実施の形態に係る画像
形成装置の概略構成は図10において既に示した。従来
例及び実施の形態1,2における画像形成装置の構成と
同様であり、重複する説明は省略する。ここでは、本実
施の形態に係る装置の詳細な構成、従来例との相違点及
び効果について述べる。
【0068】本実施の形態に係る定着装置及び画像形成
装置のうち、関連部の構成を図5に示した。
【0069】本実施の形態に係る定着装置の構成は実施
の形態2における装置の構成とほぼ同様であるが、定着
ローラ200のサーミスタ121aを省略した点が異な
っている。その他の外部加熱装置202、加圧装置20
1、定着ローラ200については実施の形態2と同様の
ものを用いた。
【0070】本実施の形態で定着ローラ200のサーミ
スタを省略したのは以下の理由による。
【0071】つまり、特に実施の形態2でサーミスタと
して定着ローラ200に接触するものを用いた場合、定
着ローラ200の表面がサーミスタとの摩擦で削れてし
まうことがあり、又、サーミスタ表面にオフセットトナ
ーや紙粉が蓄積し、それが時々剥れて画像を汚すことが
あったためである。
【0072】本実施の形態における通常の画像形成時
は、先ず定着ローラ200は不図示の駆動手段により矢
印方向に周速約120mm/sで回転駆動され、それに
伴い加圧装置201、外部加熱装置202のフィルムは
ほぼ同速で従動回転される。又、外部加熱装置202及
び加圧装置201のヒータ131c,131bの温度が
共に190℃となるよう温度調整される。定着ローラ2
00の表面温度を直接モニターする手段はないが、この
ようにして加熱することにより数10秒以内で定着ロー
ラ200の温度は180℃付近に落ち着く。
【0073】転写プロセスを終え、図中の上側に未定着
トナー像104を保持した転写材105は、不図示の手
段により矢印方向に搬送されて定着装置に入り、定着ロ
ーラ200と加圧装置201の当接ニップ110(約8
mm)を通過する。ニップ内では転写材105が加熱加
圧されて画像の定着が行われる。
【0074】本実施の形態に係る画像形成装置において
定着ローラ200表面に付着したオフセットトナーが外
部加熱装置202上(フィルム130c上)に回り込ん
だ場合、図6に示すような実施の形態2とほぼ同様のク
リーニングモードを実行してオフセットトナーの除去を
行うが、以下の点で異なる。
【0075】つまり、本実施の形態では、クリーニング
モードにおいて定着ローラ200が第1の温度となるよ
う温度調整を行う際、加圧装置201のヒータ131b
を用いず、外部加熱装置のヒータ131cのみを用い、
又、定着ローラ200の温度モニター用として加圧装置
201のサーミスタ122bを用いる。
【0076】セラミックヒータ131c,131bと薄
膜フィルム130c,130bの熱容量は定着ローラ2
00に比べ小さいため、加圧装置201のヒータ131
bを動作させなければ、加圧装置201のヒータ131
bの温度は定着ローラ200の温度に近くなる。つま
り、加圧装置201のサーミスタ122bを定着ローラ
200の温度モニターに用いることができる。
【0077】本実施の形態では、クリーニングモードに
おいて先ず定着ローラ200を駆動しながら加圧装置2
01のヒータ温度が第3の温度(本実施の形態の場合は
130℃)となるよう外部加熱装置201のヒータ13
1bにより温度調整を行い、その後は実施の形態2と同
じように外部加熱装置201のヒータ温度を第2の温度
(本実施の形態では180℃)に上げて定着装置に転写
材105を通す。
【0078】以上のように、本実施の形態によれば、定
着ローラ200のサーミスタを省略した場合において
も、実施の形態2と同様のクリーニングモードを実施す
ることができ、同様の効果を得ることができる。
【0079】<実施の形態4>本実施の形態では、画像
形成装置及び定着装置の構成は実施の形態2と同様であ
るが、クリーニングモードにおける動作のみが異なって
いる。ここでは、実施の形態2での図3を用いて装置の
説明を行い、又、本実施の形態におけるクリーニングモ
ードを図7に示す。
【0080】本実施の形態のクリーニングモードでは、
先ず定着ローラ200が或る第4の温度(本実施の形態
では120℃)以下であることを確認する。定着ローラ
200の温度がそれ以上の場合はヒータを作動させずロ
ーラを冷却する。その後、定着ローラ200を駆動した
状態で外部加熱装置201のヒータ131cを第2の温
度(本実施の形態では190℃)に温度調整する。定着
ローラ200のサーミスタ121aにより定着ローラ2
00の温度上昇をモニターし、 定着ローラ200の温度
が第1の温度(本実施の形態では150℃)に達したと
きに定着装置に転写材105を通す。尚、加圧装置20
1のヒータ温度は任意であるが、第4の温度以下である
ことが望ましい。
【0081】以上のようなクリーニングモードを実行す
ることでも実施の形態2と同様の効果を得ることができ
る。
【0082】<実施の形態5>本実施の形態では、画像
形成装置及び定着装置の構成は実施の形態3と同様であ
り、クリーニングモードにおける動作のみが異なってい
る。ここでは、実施の形態3での図5を用いて説明を行
い、又、本実施の形態におけるクリーニングモードを図
8に示す。
【0083】本実施の形態のクリーニングモードでは、
先ず外部加熱装置202と加圧装置201の一方若しく
は双方のヒータ131c,131bの温度が或る第5の
温度(本実施の形態では120℃)以下であることを確
認する。ヒータ131c,131bの温度がそれ以上の
場合はヒータ131c,131bを作動させず冷却す
る。その後、定着ローラ200を駆動した状態で外部加
熱装置202のヒータ131cを第2の温度(本実施の
形態では190℃)に温度調整する。加圧装置201の
ヒータ131bは動作させず、加圧装置201のサーミ
スタ122bによりヒータ131bの温度上昇をモニタ
ーし、加圧装置201のヒータ温度が第3の温度(本実
施の形態では140℃)に達したときに定着装置に転写
材105を通す。
【0084】以上のようなクリーニングモードを実行す
ることでも実施の形態3と同様の効果を得ることができ
る。
【0085】<実施の形態6>本実施の形態では、画像
形成装置及び定着装置の構成は実施の形態3と同様であ
り、クリーニングモードにおける動作のみが異なってい
る。ここでは、実施の形態3での図5を用いて説明を行
い、又、本実施の形態におけるクリーニングモードを図
9に示す。
【0086】本実施の形態のクリーニングモードでは、
先ず外部加熱装置202と加圧装置201の一方若しく
は双方のヒータ131c,131bの温度が或る第5の
温度(本実施の形態では120℃)以下であることを確
認する。ヒータ131c,131bの温度がそれ以上の
場合はヒータ131c,131bを作動させず冷却す
る。その後、定着ローラ200を駆動した状態で外部加
熱装置202と加圧装置201の一方若しくは双方のヒ
ータ131c,131bを第2の温度(本実施の形態で
は190℃)に温度調整する。そして、或る一定時間経
過経過した後に定着装置に転写材105を通す。
【0087】以上のようなクリーニングモードを実行す
ることでも実施の形態3と同様の効果を得ることができ
る。
【0088】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、少なくとも未定着現像剤像を担持した転写材の
未定着現像剤担持側に接触し、該転写材を加熱可能な定
着部材と、転写材には接触せず定着部材表面に接触して
定着部材を加熱する外部加熱部材と、転写材を定着部材
に対して押圧する加圧部材とを有する定着装置を備えた
画像形成装置において、前記外部加熱部材と前記定着部
材の表面温度の差が通常の画像形成時における両者の表
面温度差依り大きい状態(クリーニング可能状態)で定
着装置に転写材を通じるモード(クリーニングモード)
を装置の非画像形成時に実行可能としたため、外部加熱
手段に回り込んだオフセットトナーを除去することがで
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る定着装置の概略構
成を示す断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図3】本発明の実施の形態2に係る定着装置の概略構
成を示す断面図である。
【図4】本発明の実施の形態2に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図5】本発明の実施の形態3に係る定着装置の概略構
成を示す断面図である。
【図6】本発明の実施の形態3に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図7】本発明の実施の形態4に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態5に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態6に係る定着装置及び画像
形成装置におけるクリーニングモードの動作手順を示す
フローチャートである。
【図10】従来の画像形成装置の概略構成を示す断面図
である。
【図11】従来の定着装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図12】従来の定着装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【図13】従来の定着装置の概略構成を示す断面図であ
る。
【符号の説明】 100 定着ローラ(定着部材) 101 加圧ローラ(加圧部材) 102 外部加熱ローラ(外部加熱部材) 105 転写材 120a〜120c 温度検知手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H033 AA08 BA08 BA25 BA26 BA32 BA48 BA59 BB15 BB18 BB23 BB28 BB29 BB34 BB37 BE03 CA07 CA22 CA27 CA32 CA34 CA37 CA40 CA44

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも未定着現像剤像を担持した転
    写材の未定着現像剤担持側に接触し、該転写材を加熱可
    能な定着部材と、転写材には接触せず定着部材表面に接
    触して定着部材を加熱する外部加熱部材と、転写材を定
    着部材に対して押圧する加圧部材とを有する定着装置を
    備えた画像形成装置において、 前記外部加熱部材と前記定着部材の表面温度の差が通常
    の画像形成時における両者の表面温度差より大きい状態
    (クリーニング可能状態)で定着装置に転写材を通じる
    モード(クリーニングモード)を装置の非画像形成時に
    実行可能としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 クリーニングモードにおいて、少なくと
    も定着部材を第1の温度に調整する手段と、外部加熱部
    材を第1の温度より高い第2の温度に調整する手段とを
    有し、両者の温度差を大きく設けることによってクリー
    ニング可能状態とすることを特徴とする請求項1記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 クリーニングモードにおいて、先ず定着
    部材を一定温度以下の冷却状態とし、その後、外部加熱
    部材を第2の温度に急加熱することによって、定着部材
    と外部加熱部材の温度差を大きく設けてクリーニング可
    能状態とすることを特徴とする請求項1記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 クリーニングモードにおいて、少なくと
    も外部加熱部材を第2の温度に設定した後、加圧部材の
    温度を定着部材の温度より低くすることを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着部材に温度検知手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像形成
    装置。
  6. 【請求項6】 前記加圧部材に温度検知手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像形成
    装置。
  7. 【請求項7】 クリーニングモードにおいて、加圧部材
    の温度検知手段が定着部材の温度検知手段を兼ねること
    を特徴とする請求項6記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 クリーニングモードにおいて、定着部材
    に転写材を通すタイミングが、外部加熱部材を急加熱し
    た直後であることを特徴とする請求項3〜7の何れかに
    記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 クリーニングモードにおいて、定着部材
    に転写材を通すタイミングが、外部加熱部材を急加熱し
    た後、一定時間経過後であることを特徴とする請求項3
    〜7の何れかに記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 クリーニングモードにおいて、定着部
    材に転写材を通すタイミングが、外部加熱部材を急加熱
    した後、定着部材が所定の温度に達した時点であること
    を特徴とする請求項3〜7の何れかに破砕の画像形成装
    置。
  11. 【請求項11】 クリーニングモードにおいて、定着部
    材に転写材を通すタイミングが、外部加熱部材を急加熱
    した後、加圧部材が所定の温度に達した時点であること
    を特徴とする請求項3〜7の何れかに記載の画像形成装
    置。
  12. 【請求項12】 クリーニングモードの実行タイミング
    は、装置が定着部でのジャム検知を行い、それから復帰
    した後であることを特徴とする請求項1〜11の何れか
    に記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 クリーニングモードの実行タイミング
    はユーザーがオペレーションパネルでクリーニングモー
    ドの実行を指定したときであることを特徴とする請求項
    1〜11の何れかに記載の画像形成装置。
  14. 【請求項14】 クリーニングモードの実行タイミング
    はユーザーがホストコンピュータからクリーニングモー
    ドを指定したときであることをと特徴とする請求項1〜
    11の何れかに記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記加圧部材を加熱する手段を有し、
    クリーニングモードにおいて転写材を通じるときに加圧
    部材の温度をその前より上げることを特徴とする請求項
    1〜14の何れかに記載の画像形成装置。
  16. 【請求項16】 クリーニングモードにおいて、定着部
    材の駆動速度を通常の画像形成時より遅くすることを特
    徴とする請求項1〜15の何れかに記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 前記定着部材は弾性層を有するローラ
    であることを特徴とする請求項1〜16の何れかに記載
    の画像形成装置
  18. 【請求項18】 前記外部加熱部材はヒータを備えたロ
    ーラであることを特徴とする請求項1〜17の何れかに
    記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】 前記外部加熱部材はフィルムの内側に
    ヒータを内包したものであることを特徴とする請求項1
    〜17の何れかに記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】 前記加圧部材は、ローラであることを
    特徴とする請求項1〜19の何れかに記載の画像形成装
    置。
  21. 【請求項21】 前記加圧部材は、フィルムの内側にヒ
    ータを内包したものであることを特徴とする請求項1〜
    19の何れかに記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】 請求項1〜21の何れかに記載の画像
    形成装置に用いられることを特徴とする定着装置。
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