JP2017227664A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着装置のベルトが発熱体群毎に選択加熱する構成では、発熱体群毎のベルト表面温度を把握できず、ベルト表面温度を均一に揃えられない。【解決手段】一実施形態によれば、ベルト表面およびベルト裏面を有する無端状のベルトと、このベルトの幅方向に平行な前記ベルト裏面側の基板、この基板上に前記幅方向に設けられそれぞれ前記ベルト裏面に当接する複数の発熱体、およびそれぞれ前記発熱体を複数個含む複数の発熱体群を選択駆動する駆動部を有するヒータと、前記基板の裏面であって且つ前記発熱体群のうち少なくとも1つに対応した箇所、この基板の位置よりも前記ベルトの周回方向下流の前記ベルト表面、およびその反対側の前記ベルト裏面の何れかに設けられた温度センサと、を備えた定着装置が提供される。【選択図】図1

Description

一実施形態は定着装置および画像形成装置に関する。
トナーには定着温度域が存在するため、トナー像の定着では温度センサによりベルト表面の温度を監視して、定着ベルトの温度を目標温度に合わせる(例えば特許文献1参照)。
従来、セラミック基板上で複数の発熱体を基板長手方向に配置したヒータが知られており(例えば特許文献2参照)、このヒータを使った定着装置は複数個の発熱体を基板長手方向にグループ化してそれぞれ複数個の発熱体からなる複数の発熱体群毎に加熱駆動する。
印字範囲の大きさに応じて発熱体群を選択駆動する場合、ヒータ表面上の温度は複数の発熱体群の間で均一にする必要がある。ヒータ表面上の温度が均一である場合、ニップ部での加熱によってトナーが用紙に接触するトナー界面での温度は数秒で80℃以上の定着可能温度に到達する(例えば特許文献3参照)。定着ベルトのベルト裏面温度はニップ部においてヒータにより急激に上昇し、その反対側のベルト表面温度はニップ部で熱交換により急激に下降する。ベルト表面温度はベルト裏面よりヒータから熱を供給されるため、定着ベルトが下流側を周回してニップ部の上流に戻ってくる間に上昇する。画像品質を保つ上で、ベルト部位がニップ部の上流に戻ってくる度にベルト表面温度が目標温度になっていることを監視する必要がある。
特開2010−19906号公報 特開2015−219417号公報 特開2015−219419号公報
しかし、従来、定着装置が発熱体群毎に選択加熱する構成を有する場合、発熱体群毎のベルト表面温度を把握できず、ベルト表面温度を主走査方向で均一に揃えることができない。
このような課題を解決するため、一実施形態によれば、ベルト表面およびベルト裏面を有する無端状のベルトと、このベルトの幅方向に平行な前記ベルト裏面側の基板、この基板上に前記幅方向に設けられそれぞれ前記ベルト裏面に当接する複数の発熱体、およびそれぞれ前記発熱体を複数個含む複数の発熱体群を選択駆動する駆動部を有するヒータと、前記基板の裏面であって且つ前記発熱体群のうち少なくとも1つに対応した箇所、この基板の位置よりも前記ベルトの周回方向下流の前記ベルト表面、およびその反対側の前記ベルト裏面の何れかに設けられた温度センサと、を備えた定着装置が提供される。
また、別の一実施形態によれば、感光体ドラムと、この感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成部と、前記潜像の現像器と、この現像器により可視化されたトナー像を用紙に転写する転写器と、前記転写器により転写出力された前記用紙の前記トナー像側のベルト表面およびベルト裏面を有する無端状のベルトと、このベルトの幅方向に平行な前記ベルト裏面側の基板、この基板上に前記幅方向に設けられそれぞれ前記ベルト裏面に当接する複数の発熱体、およびそれぞれ前記発熱体を複数個含む複数の発熱体群を選択駆動する駆動部を有するヒータと、前記基板の裏面であって且つ前記発熱体群のうち少なくとも1つに対応した箇所、この基板の位置よりも前記ベルトの周回方向下流の前記ベルト表面、およびその反対側の前記ベルト裏面の何れかに設けられた温度センサと、を備えた画像形成装置が提供される。
実施の形態に係る定着装置の構成図を示す図である。 (a)〜(c)は実施の形態に係る定着装置のヒータの上面図である。 実施の形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。 実施の形態に係る定着装置のベルトのベルト表面温度、ベルト裏面温度を含む時間温度特性を示す線図である。 図4の時間温度特性情報のうち一部を抜き出して示す線図である。 図4の時間温度特性情報のうち一部を抜き出して示す別の線図である。 (a)〜(c)は実施の形態に係る定着装置のメモリに記憶されたベルト材質に応じた時間温度特性を示す線図である。
以下、実施の形態に係る画像形成装置について、図1乃至図7を参照しながら説明する。尚、各図において同一箇所については同一の符号を付すとともに、重複した説明は省略する。
図1は実施の形態に係る定着装置の構成例を示す図である。図2(a)は実施の形態に係る定着装置のヒータの上面図であり、駆動部無しのヒータ64単体を示している。図2(b)は駆動部とともにヒータ64を示している。図2(c)は発熱体群を示す上面図である。これらの図中、同じ符号は互いに同じ要素を表す。
定着装置50は、ベルト表面51およびベルト裏面52を有する無端状のベルト53と、ベルト53に対向する加圧ローラ68とを備えている。また、定着装置50は、ベルト53の幅方向(ベルト幅方向)に平行なベルト裏面52側の基板54、この基板54上に幅方向に設けられそれぞれベルト裏面52に当接する複数の発熱体55、およびそれぞれ発熱体55を複数個含む7つの発熱体群56、57、58、59、60、61、62(図2)を選択駆動するスイッチングドライバIC63(駆動部)を有するヒータ64を備えている。更に定着装置50は基板54の裏面(図1左方)であって且つ発熱体群56、57、58、59、60、61、62に対応した箇所にそれぞれ設けられた7個の温度センサ65と、基板54の位置よりもベルト53の周回方向下流のベルト表面51に発熱体群56、57、58、59、60、61、62に対応した箇所にそれぞれ設けられた7個の温度センサ67と、その反対側のベルト裏面52に発熱体群56、57、58、59、60、61、62に対応した箇所にそれぞれ設けられた7個の温度センサ66とを備えている。
ベルト53は定着ベルトであり、矢印S方向(ベルト周回方向S)に周回駆動される。ベルト53は多層構造を有する。基層は耐熱層であり、例えばポリイミド(PI)、Ni、ステンレスが用いられる。基層の上には断熱性のシリコーンゴム層が形成される。
加圧ローラ68は、ベルト53の方向に押圧され、ベルト表面51を介してヒータ64との間にニップ部(Nを付した部分参照)を形成する。加圧ローラ68は、例えば鉄芯69と、シリコンスポンジ層70と、保護層71との層構造を有する。
ヒータ64は、ベルト裏面52からベルト表面51側に熱を供給する。ヒータ64は基板54及び発熱体55を備えている。基板54はセラミック基板である。基板54の長手方向がベルト53の周回中心に平行に支持されている。図2(a)に示すように基板54上に7つの薄膜状の発熱抵抗層72(破線参照)が基板長手方向に一例に形成されており、隣接する発熱抵抗層72どうしは互いに非接触である。7つの発熱抵抗層72にはパターンニング用のアルミ層が成膜され、パターンニングの開口部から露出した発熱抵抗層72の上面が発熱体55を形成する。パターンニングにより基板短手方向両端部に残ったアルミ層の島部は一つの発熱体55の電極73、74として機能する。
また、図2(b)に示す配線例のように、発熱体55の一方の電極73はそれぞれスイッチング素子75に接続され、発熱体55の他方の電極74は全てスイッチングドライバIC63に収容される。スイッチング素子75は例えばFETゲートであり、スイッチングドライバIC63(駆動部)によるオン又はオフによって導通又は切断が駆動される。スイッチングドライバIC63は発熱体55を個別に選択して駆動する。スイッチングドライバIC63は各スイッチング素子75の切替え駆動によって1つ以上の発熱体55を個別に通電又は切断し、ベルト53の幅方向の発熱全領域を複数例えば7つの加熱領域に分割する。
図2(c)には7つに分割駆動された発熱体群56、57、58、59、60、61、62の配置例と、用紙サイズW1、W2、W3、W4との関係が示されている。用紙サイズW1〜W4は最小サイズのはがきサイズ、CDジャケットサイズ、B5Rサイズ、A4RサイズあるいはA4サイズ長辺などに対応する。発熱体群(発熱体群)56、57、58、59、60、61、62はそれぞれ抵抗値200Ω、200Ω、160Ω、30Ω、160Ω、200Ω、200Ωの直流抵抗を持ってもよい。スイッチングドライバIC63はこれらの抵抗値を変更できるようにスイッチング回路内に内部抵抗を持つ。
また、図1において温度センサ65、66、67は何れもサーミスタであり、測定結果を定着装置50内のコントローラ76へ出力する。同図の例では、温度センサ65、66、67は、7つに分割された各加熱領域の数だけそれぞれベルト53内に設けられており、一組の温度センサ65、66、67だけが表示されている。一つの加熱領域について着目すると、ベルト53の用紙との加熱接触部位が、基準となるニップ位置から周回を開始して、ニップ位置から下流へ周回し何秒か経過した後の周位置のベルト裏面52及びベルト表面51がそれぞれ何℃になっているかをコントローラ76は測定している。ニップ位置とはニップ部Nの位置であり、ベルト53及び加圧ローラ68どうしが圧接されるベルト範囲を指す。「基準となるニップ位置」とは全周上で任意にとったベルト範囲の開始位置を指す。コントローラ76は各温度センサ65、66、67から検出温度を収集する。
また、予め経過時間と温度との関係(図4)をシミュレーション又は実験等によりサンプリング取得しておき、この関係を表す時間温度特性情報をメモリ82(図1)に記憶してコントローラ76が参照可能にされている。図4に示すように、ベルト表面温度はニップ位置(ニップと図示されている)の通過中、目標温度約170℃から急激に下降する。また、ベルト表面温度はニップ位置で一旦下がり、その下がった温度から目標温度に向かって上昇するという推移曲線で表される。ベルト53の表面に設けられた温度センサ67は、ベルト表面温度がこの推移曲線上で最大となる周位置に7つ分設けられている。周位置は例えば半周に至る手前である。コントローラ76はベルト53の周回速度、ベルト53の周回径、温度センサ66、67の周位置および時間温度特性情報からベルト表面温度を予測する。つまり、コントローラ76は、ベルト53の加熱接触部位がニップ部位置から下流方向へ周回し、半周に到達する前の周位置において温度センサ66、67が実測した温度と、図4の温度推移曲線の変化の度合いとによって、そのベルト部位が一周して再度ニップ部の上流位置に戻ってきたときの温度を予測する。コントローラ76は温度センサ65によってニップ位置の基板54の裏面の温度を見ることで、ヒータ64の温度異常を検知する。
また、図1の定着装置50は、主走査方向の発熱体群56、57、58、59、60、61、62についてそれぞれ温度センサ65、66、67を設けている。温度センサ66、67によって、コントローラ76は各発熱体群56、57、58、59、60、61、62直下のベルト部位が周回後ニップ部に戻ってきたときのベルト裏面52の温度及びベルト表面51の温度を予測可能になっている。コントローラ76は温度センサ65によって各発熱体群56、57、58、59、60、61、62直下のヒータ64の温度異常を検知可能になっている。
また、コントローラ76は時間温度特性情報をベルト材質毎に予め記憶してもよい。ベルト53は、ベルト表面温度がニップ位置の通過後、一旦下がりその下がった温度から目標温度に向かって上昇するという推移曲線を持ちベルト材質に応じた時間温度特性を有する。メモリ82はこの時間温度特性を表す時間温度特性情報をベルト材質毎に予め記憶している。温度センサ67は、ベルト53のニップ位置からの周回開始後、ニップ位置から下流側に所定時間経過した後の周位置に設けられている。コントローラ76は、これらの時間温度特性情報および検出温度により、ベルト材質によりベルト表面温度の最大値を予測してベルト表面温度を制御してもよい。
また、定着装置50は、図2(c)の発熱体群56、57、58、59、60、61、62の7群分の各加熱領域のうちの幅方向の中央領域(第1の発熱体群59)において温度センサ65が基板54の裏面の温度を常時測定している。つまり中央領域の温度センサ65は、発熱体群56、57、58、59、60、61、62のうち、幅方向の中央領域に位置する第1の発熱体群59に対応して設けられている。この中央の第1の発熱体群59は常時加熱されるため、搬送される用紙のサイズの種別によらず、温度の過昇温あるいは温度不足を検出可能になっている。
また、図2(c)のようにヒータ64が7群分の各加熱領域のうち幅方向中央領域(第1の発熱体群59)およびこの中央領域について互いに幅方向で対称に設けられた一対の加熱領域(第2の発熱体群58、60)を駆動する場合、一対の第2の発熱体群58、60のうちの一方に設けられた温度センサ65、66、67の検知出力を使って制御を簡略化してもよい。
また、図2(c)のようにヒータ64は、基板54の長手方向の両端部分の温度をそれぞれ測定する別の温度センサ77、78を設けてもよい。印字範囲をはみ出るサイズの用紙あるいは印字範囲の寸法にぴったり収まらない用紙が定着装置50に搬送された際のベルト53の端部の異常が検出可能になっている。
図3は本実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す図である。既述の符号はそれらと同じ要素を表す。実施形態に係る画像形成装置はMFP(Multi-Function Peripherals)10であり、イエロー(Y)用の感光体ドラム22Y、マゼンタ(M)用の感光体ドラム22M、シアン(C)用の感光体ドラム22C及びブラック(K)用の感光体ドラム22Kと、感光体ドラム22Y、22M、22C、22K上に潜像を形成する色毎の潜像形成部28とを備えている。各色の潜像形成部28はそれぞれ帯電器23と、露光器19とを備える。更にMFP10は、色毎の潜像の現像器24と、各現像器24により可視化されたトナー像を用紙に転写する一次転写器27(転写器)と、二次転写器26と、定着装置50とを備える。この定着装置50は各一次転写器27により転写出力された用紙79(図1)のトナー像80側のベルト表面51およびベルト裏面52を有する上記ベルト53と、上記ヒータ64と、上記温度センサ65、66、67とを備えている。ベルト幅方向が各潜像形成部28の主走査方向になるように、定着装置50はMFP10に設けられる。
図3においてMFP10は本体11の上部にオペレーションパネル14を有し、本体11内の中央部にプリンタ部17を有し、本体11の下部に、給紙カセット18を備えている。プリンタ部17は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の画像形成部20Y,20M,20C,20Kを含む。画像形成部20Yは、感光体ドラム22Y、帯電器23、現像器24、一次転写器27から構成されており、感光体ドラム22Yの感光面上には、露光器19からLED光又はレーザ光が照射され、この感光体ドラム22Y上に静電潜像が形成される。帯電器23は、感光体ドラム22Yの表面を一様に帯電する。現像器24はイエロートナーおよびキャリアを含む二成分現像剤を感光体ドラム22Yに供給し、静電潜像を現像する。画像形成部20M,20C,20Kの構成は画像形成部20Yの構成と実質同じである。
MFP10は、駆動ローラ31および従動ローラ32に張架された中間転写ベルト21を有し、二次転写器26により中間転写ベルト21上のトナー像を用紙Pに二次転写する。二次転写器26は、駆動ローラ31と、この駆動ローラ31に対向する二次転写ローラ33を有する。MFP10は二次転写ローラ33から見て用紙搬送方向下流側に定着装置50を有する。MFP10はメインコントローラ36を有する。メインコントローラ36は、画像形成部20Y,20M,20C,20K及び定着装置50の制御プログラム及び各種の制御データを記憶する。制御プログラムの具体例は、例えば給紙カセット18内の用紙の紙質、用紙サイズ、環境温度に対応する定着装置50の目標温度等である。制御データの具体例は、用紙サイズ毎の主走査方向の印字範囲の寸法と、選択的に加熱駆動する7つの発熱体群56、57、58、59、60、61、62との対応関係等である。
次に上述の構成の定着装置50による温度測定動作について説明する。
MFP10にはオペレーションパネル14から、用紙サイズ情報が入力される。MFP10は帯電および露光により静電潜像を感光体ドラム22Y、22M、22C、22K上に形成する。MFP10は静電潜像を各色のトナーにより現像し、4色のトナー像を中間転写ベルト21に転写する。MFP10はA4サイズの短辺が用紙搬送方向に平行に給紙カセット18から引っ張り上げて、この用紙上にトナー像を二次転写する。MFP10は定着装置50にタイミング信号を送り、定着装置50はウォーミングアップを開始する。
定着装置50のヒータ64はスイッチングドライバIC63によって例えばA4長辺というサイズ情報により図2(c)のように7つの発熱体群56、57、58、59、60、61、62の全てを選択して発熱駆動する。印字範囲の発熱体群56、57、58、59、60、61、62が発熱する。ハガキサイズの短辺幅というサイズ情報が入力された場合、スイッチングドライバIC63は基板長手方向中央部の第1の発熱体群59を発熱させる。あるいはハガキよりも大きいサイズ情報の用紙が搬送された場合、定着装置50は第1の発熱体群59と、この第1の発熱体群59の外側の第2の発熱体群58、60とを発熱させる。その次に大きいサイズ情報に対しては、同様にヒータ64は第1の発熱体群59、第2の発熱体群58、60及び第3の発熱体群57、61を発熱させる。
図4はベルト表面温度、ベルト裏面温度を含む時間温度特性を示す線図である。同図のグラフは本発明者がシミュレーションによって取得した値を表示している。図5、図6に図4と同じ内容を拡大して示す。図4には、7つの加熱領域のうちの何れか一箇所において、ヒータ裏面、ヒータ表面、ベルト裏面、ベルト表面、トナー上面(ベルト側)、トナー下面(紙側)及び加圧ローラ表面のそれぞれの時間温度特性が示されている。ニップ部分になると、ベルト裏面温度は184℃になり、ベルト表面温度は一時的に170℃程度まで低下する。ベルト裏面温度は、ニップ部を過ぎると、すぐに190℃程度まで上昇する。ベルト表面温度は、一旦はニップ部において140℃台まで低下するが、ベルト裏面がヒータ64と接触しているので、ベルト裏面温度はヒータ表面温度と同じような履歴を持つ。トナー上面は140℃程度まで上昇し、トナー下面は90℃程度にしかならない。これはトナー層により熱が伝わりにくいからである。
ここで横軸の経過時間(秒)は、ニップ部よりも周回方向上流のニップ部手前位置を開始時点として、ニップ部を通過し、さらにニップ部よりも周回方向下流を一周して元のニップ部に戻るまでの時間範囲を表す。縦軸の温度は、ニップ部手前の開始位置においてほぼ一定の目標温度である目標温度を保っており、ニップ部に突入後、ニップ部で加熱及び熱交換によって温度が変動し、ニップ部を通過しさらにニップ部から離れて一周して元のニップ部に戻るまでの温度変化を表す。また、ヒータ64は熱容量が大きいため、ヒータ裏面の温度変化はほとんど無い。
ベルト53がニップ部位置から下流方向へ周回する最中、ベルト表面温度とベルト裏面温度とは同図の縦線で表される時点において均衡する。この均衡する時点はベルト部位がニップ部を離れてから、半周に到達する前の周位置であることを本発明者らは鋭意シミュレーションや実験によって見出した。この均衡する時点に対応する周位置に温度センサ66、67を設置して温度をモニタすることによって、そのベルト部位が一周して再度ニップ部の上流位置に戻ってきたときに目標温度に達するかどうかを予測することが可能となった。温度センサ66、67を、各加熱領域に設けることよって、温度センサ66、67が実測した温度と、図4の温度変化の度合い(プロポーション)とから、各加熱領域のベルト表面温度がニップ部に突入する前に目標温度になっているかどうかを確認できる。
また、第2の発熱体群58、60のように左右対称の加熱領域を駆動する場合、左右何れか一方の加熱領域に設けられた温度センサ66、67の測定結果を取得することで足り、7つの加熱領域の全てに温度センサ66、67を設ける必要がなくなる。
また、定着装置50の熱容量を計算上又はシミュレーションによって取得することで、図4の温度変化を記憶したときの温度センサ66、67の測定結果が高温である場合、ベルト53は既に暖まっていることを把握できる。あるいはヒータ64が加温を続けているにもかかわらず、測定結果が低温である場合、ベルト53は冷めていることを把握できる。ベルト53の発熱領域が分割された構成であっても、用紙の坪量や外気温によってベルト53の温度が変動したことを検知できる。
図5は図4の時間温度特性情報のうち一部を抜き出して示す線図である。ベルト裏面、ベルト表面、トナー上面(ベルト53側)及びトナー下面(用紙側)のそれぞれの各温度推移を同図は示す(ヒータ64の熱容量が大きいため、温度変化がほとんど無いヒータ裏面の温度変化を省略する)。図6は図4の時間温度特性情報のうち一部を抜き出して示す線図である。ヒータ表面、ヒータ裏面、ベルト表面及びベルト裏面のそれぞれの温度推移を同図は示す。
そしてコントローラ76は、メモリ82から、時間温度特性情報、ベルト53の周回速度、周回径、温度センサ65、66の周位置、温度センサ67の周位置((図4〜図6の推移曲線上で最大となる周位置)を読出し、決められた周位置のベルト部位がニップ部の上流位置に戻ってきたときのベルト表面温度を予測する。
また、コントローラ76はベルト材質毎にベルト表面温度を予測する。この場合、メモリ82から、ベルト材質に応じた時間温度特性情報を読出す。図7(a)〜図7(c)はメモリ82に記憶されたベルト材質に応じた時間温度特性を示す線図である。図7(a)はベルト53の基層の材質が層厚70μmのポリイミドである条件(第1の条件)での時間温度特性である。図7(b)はベルト53の基層の材質が層厚70μmのニッケルである条件(第2の条件)での時間温度特性である。図7(c)はベルト53の基層の材質が層厚70μmのニッケル層とシリコーンゴム層(通常の熱伝導率の100倍の熱伝導率を持つ)とからなる条件(第3の条件)での時間温度特性である。図7(b)、図7(c)中の曲線の凡例は図7(a)中のそれらと同じである。
コントローラ76は起動時に、ハードウェア設定又はソフトウェア設定の読込みによってメモリ82からベルト材質に応じた時間温度特性を読む。図7の例では第1〜第3の条件の何れかをコントローラ76は選択する。コントローラ76は、ベルト材質により異なる時間温度特性情報と、温度センサ65、66、67からの検出温度情報と、定着条件とにより、ベルト表面温度の最大値を予測する。コントローラ76は予め保持する閾値をベルト表面温度の最大値が超えると、例えばヒータ64の加熱動作の停止、ベルト53の速度を下げる等定着装置50及びMFP10を制御する。ベルト53の異常発熱やベルト53の破壊を防止でき、無駄な加熱をなくすことができる。
図4〜図7を総括すると、ヒータ64をベルト裏面52に接触させ、ベルト表面51上で用紙をニップする構成では、冷たい用紙がニップ部の通過によりベルト表面51から熱が逃げる。一方、ベルト裏面52からは用紙がニップ部を通過中もベルト53に熱が供給され続けるため、ベルト裏面温度が190℃近くにまで上昇する。ベルト裏面温度が高温になった頃、トナー粒子が溶解し始め、ベルト表面51側の熱が奪われる。目標温度に達していたベルト表面温度は145℃まで落ちる。用紙がニップ部を抜けた直後では、ベルト表面温度とベルト裏面温度との温度差が大きい。
用紙がニップ部を抜けた後、用紙と加熱接触していたベルト部位はヒータ64から離れる。このベルト部位は周回し、ベルト表面温度は145℃から徐々に上昇し、ベルト裏面温度は185℃から徐々に下降する。ベルト53の加熱接触部分が半周ほど周回するまでの間に、ベルト表面温度とベルト裏面温度とは均衡し、元の設定温度に戻る。
ベルト表面51にはトナー及び用紙が接触するため、このベルト表面51に直接温度センサ66、67を設置することができない。温度センサ66、67をベルト表面51に設置することはベルト表面51が傷ついてしまうからである。複数の加熱領域間で共通する同じ位置に温度センサ66、67を設置することは物理的な制約によりできないが、定着装置50によれば、これらの加熱領域毎にベルト表面温度を把握することができる。
このように、本実施形態に係る定着装置および画像形成装置によれば、発熱体群56〜62毎に選択加熱する構成を有する定着システムにおいて、ベルト53の幅方向の全ての加熱領域で発熱体群56〜62毎にベルト表面温度を監視することが可能となる。定着装置50が消費する熱エネルギーを削減できる。印字範囲への集中的な加熱が可能となり、定着品質を高めることもできる。
なお図1、図2において、7つの温度センサ65、7つの温度センサ66、7つの温度センサ67は、発熱体群56、57、58、59、60、61、62に対応した箇所にそれぞれ設けられていたが、温度センサ65、66、67は何れも、基板54の裏面側に発熱体群56、57、58、59、60、61、62のうち何れか1つに対応した箇所に設けられていればよい。定着装置50は、基板54の裏面側に中央の第1の発熱体群59の対応箇所に一つの温度センサ65と、この第1の発熱体群59の対応箇所に一つの温度センサ67と、その反対側のベルト裏面52に発熱体群59の対応箇所に一つの温度センサ66とを設け、これらの温度センサ65、66、67が第1の発熱体群59に対応した箇所の温度をそれぞれ測定することで上記実施形態の効果を得られる。また温度センサ65、66、67の基板長手方向の位置は、第2の発熱体群58、第2の発熱体群60、第3の発熱体群57、第3の発熱体群61、第4の発熱体群56及び第4の発熱体群62のうち何れか一つに対応した箇所でもよい。
なお図2の7つの発熱体群と用紙サイズとの関係は種々変更可能であり、発熱体群の分割数とそれぞれの幅は上記説明での例に限定はされるものではない。MFP10が5つの媒体サイズに対応していた場合には、発熱体群を5分割してもよい。各発熱体群の幅を拡大又は縮小することがある。発熱体群56、57、58、59、60、61、62の全てを保護層によって覆ってもよい。上記説明では、ニップ位置はベルト周回方向Sにとったベルト53の範囲と定義したが、ニップ位置をベルト53の周位置の一点と定義してもよい。これらの変更をして実施したに過ぎない実施品に対して実施形態に係る定着装置の優位性は何ら損なわれるものではない。
いくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
10…MFP(画像形成装置)、50…定着装置、51…ベルト表面、52…ベルト裏面、53…ベルト、54…基板、55…発熱体、56〜62…発熱体群、63…スイッチングドライバIC(駆動部)、64…ヒータ、65、66、67…温度センサ、82…メモリ。

Claims (8)

  1. ベルト表面およびベルト裏面を有する無端状のベルトと、
    このベルトの幅方向に平行な前記ベルト裏面側の基板、この基板上に前記幅方向に設けられそれぞれ前記ベルト裏面に当接する複数の発熱体、およびそれぞれ前記発熱体を複数個含む複数の発熱体群を選択駆動する駆動部を有するヒータと、
    前記基板の裏面であって且つ前記発熱体群のうち少なくとも1つに対応した箇所、この基板の位置よりも前記ベルトの周回方向下流の前記ベルト表面、およびその反対側の前記ベルト裏面の何れかに設けられた温度センサと、
    を備えた定着装置。
  2. 前記温度センサは、前記複数の発熱体群のうち、前記幅方向の中央領域に位置する発熱体群に対応して設けられる請求項1記載の定着装置。
  3. 前記ヒータが前記発熱体群の数分の各加熱領域のうち前記幅方向の中央領域およびこの中央領域について互いに前記幅方向で対称に設けられた一対の加熱領域を駆動する場合、
    前記一対の発熱体群のうちの一方に設けられた前記温度センサの出力が使われる請求項1記載の定着装置。
  4. 前記基板の長手方向の両端部分の温度をそれぞれ測定する別の温度センサを更に備えた請求項1〜請求項3の何れか一項記載の定着装置。
  5. 前記ベルトは、ベルト表面温度がニップ位置の通過後、一旦下がりその下がった温度から目標温度に向かって上昇するという推移曲線で表される時間温度特性を有し、
    前記ベルト表面に設けられた温度センサは、前記ベルト表面温度がこの推移曲線上で最大となる周位置に設けられた請求項1記載の定着装置。
  6. 前記時間温度特性を表す時間温度特性情報を予め記憶したメモリと、
    前記温度センサから検出温度を収集するコントローラとを更に備え、
    前記コントローラは、前記ベルトの周回速度、前記ベルトの周回径、前記温度センサの周位置および前記時間温度特性情報から前記ベルト表面温度を予測する請求項5記載の定着装置。
  7. 前記ベルトは、ベルト表面温度がニップ位置温度の通過後、一旦下がりその下がった温度から目標温度に向かって上昇するという推移曲線を持ちベルト材質に応じた時間温度特性を有し、
    前記時間温度特性を表す時間温度特性情報を前記ベルト材質毎に予め記憶したメモリと、
    前記温度センサから検出温度を収集するコントローラとを更に備え、
    前記ベルト表面に設けられた温度センサは、前記ベルトが基準となるニップ位置からの周回の開始後、前記ニップ位置から下流側に所定時間経過した後の周位置に設けられ、
    前記コントローラは、前記時間温度特性情報および前記検出温度により、前記ベルト材質により前記ベルト表面温度の最大値を予測して前記ベルト表面温度を制御する請求項1記載の定着装置。
  8. 感光体ドラムと、
    この感光体ドラム上に潜像を形成する潜像形成部と、
    前記潜像の現像器と、
    この現像器により可視化されたトナー像を用紙に転写する転写器と、
    前記転写器により転写出力された前記用紙の前記トナー像側のベルト表面およびベルト裏面を有する無端状のベルトと、
    このベルトの幅方向に平行な前記ベルト裏面側の基板、この基板上に前記幅方向に設けられそれぞれ前記ベルト裏面に当接する複数の発熱体、およびそれぞれ前記発熱体を複数個含む複数の発熱体群を選択駆動する駆動部を有するヒータと、
    前記基板の裏面であって且つ前記発熱体群のうち少なくとも1つに対応した箇所、この基板の位置よりも前記ベルトの周回方向下流の前記ベルト表面、およびその反対側の前記ベルト裏面の何れかに設けられた温度センサと、
    を備えた画像形成装置。
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