JP2014130199A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録紙の幅に合わせた加熱を行う際に重複位置での加熱部の駆動を防止し、効率的な加熱を行う。
【解決手段】トナーを記録紙に定着する加熱ローラ2の内部にそれぞれ独立して複数の加熱部材21〜24を設ける。複数の加熱部材のそれぞれの加熱部2a、2b、2c、2dは、記録紙の搬送方向と直交した方向を複数に分割した位置であって且つ相互に重ならない位置に設ける。制御手段は温度センサが検知した加熱ローラ2の検知温度に基づいて加熱部の加熱部を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】トナーを記録紙に定着する加熱ローラ2の内部にそれぞれ独立して複数の加熱部材21〜24を設ける。複数の加熱部材のそれぞれの加熱部2a、2b、2c、2dは、記録紙の搬送方向と直交した方向を複数に分割した位置であって且つ相互に重ならない位置に設ける。制御手段は温度センサが検知した加熱ローラ2の検知温度に基づいて加熱部の加熱部を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、トナー像を記録紙等の記録媒体に定着させる定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリやプリンタとして、電子写真方式によって画像を記録紙に形成する画像形成装置が用いられる。電子写真方式の画像形成装置は、感光体を帯電装置で帯電させた後、原稿画像や画像情報に応じた光書き込み等によって感光体の表面上に静電潜像を形成し、この静電潜像を現像装置がトナーによって現像して可視像であるトナー像とし、このトナー像を記録紙に転写する。そして、定着装置が記録紙を加熱加圧することによりトナー像を記録紙上に定着させてコピーやプリントを得ている。
画像形成装置に用いられる定着装置としては、以下の2つの方式がある。1つは、熱源を備えた加熱ローラと加熱ローラに当接して回転する加圧ローラとからなり、加熱ローラ及び加圧ローラの間に記録紙を搬送して記録紙を加熱加圧することによりトナー像を定着するローラ方式である。もう1つは、熱源を備えた加熱ローラと定着ローラとの間に無端状の定着ベルトを掛け渡し、この定着ベルトと加圧ローラとの間に記録紙を搬送して加熱加圧することによりトナー像を定着するベルト方式である。
一方、近年、画像形成装置において高生産性や省エネルギーが求められている。また、様々な厚さやサイズの記録紙に対する対応能力も求められている。特に高生産性を保ちつつ、厚紙からなる記録紙を連続通紙する場合、定着装置の加熱ローラに蓄えた熱エネルギーを次々に奪うことになる。よって、定着性を確保するため、加熱ローラを加熱して失われた熱を補充する必要がある。この熱源として赤外線ヒータを使用する定着装置においては、赤外線ヒータの点灯率を高くして素早く加熱ローラを加熱することが要求される。
特許文献1には、ヒータにより加熱ローラ全体を均一に加熱する際に、通紙する記録紙の幅が狭い場合は熱エネルギーに無駄が生じることを解消するため、記録紙の幅に合わせて加熱ローラの加熱時間を制御することが記載されている。
しかしながら、特許文献1において、より高速でプリント動作を行うことが要求される場合には、記録紙により加熱ローラの熱が奪われる量が大きくなり、記録紙の通過部分と非通過部分との間でより大きな温度差が生じやすい状態となる。この温度差は、昇温速度を向上するために加熱ローラを薄肉化し、加熱ローラの熱容量を低くした定着装置で特に顕著となる。
記録紙に奪われた熱を補うためには、より大きな加熱率で加熱ヒータを駆動する必要がある。この場合には、記録紙の非通過部分において熱エネルギーが過大となって温度上昇するため、加熱ローラあるいは定着ベルトの耐熱温度を超えてしまい、これらが変形するといった問題がある。
本発明は、上述のような様々な条件の記録紙を高生産性を保って通紙する際に発生する問題を解決することが可能な定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、シート状記録媒体を搬送しシート状記録媒体にトナーを定着させる回転部材と、回転部材の表面温度を検知する温度センサと、回転部材の内部に設けられて回転部材を加熱する加熱手段と、加熱手段による加熱を制御する制御手段とを備え、加熱手段は、回転部材の加熱のための加熱部を有して回転部材の内部にそれぞれ独立して設けられた複数の加熱部材からなり、複数の加熱部材のそれぞれの加熱部は、シート状記録媒体の搬送方向と直交した方向を複数に分割した位置であって且つ相互に重ならない位置に設けられており、制御手段は温度センサが検知した回転部材の検知温度に基づいて複数の加熱部材の加熱部を制御することを特徴とする。
本発明によれば、回転部材の内部に設けられた複数の加熱部材の加熱部がシート状記録媒体と直交した方向の分割位置で、且つ相互に重ならない位置に設けられて記録媒体を加熱する構造のため、加熱に必要な部位の加熱部だけを駆動するように制御することができる。このため記録媒体の幅に合わせた加熱を行う際に重複位置で加熱部が加熱駆動することがなく、効率的な加熱が可能となる。従って、大きな加熱率で駆動する必要がないことから、回転部材が必要以上に温度上昇することがない。その結果、温度上昇に起因した回転部材の変形等を防止することができる。
本発明の実施形態の画像形成装置1について図1を参照して説明する。本実施形態の画像形成装置1は、例えば複写機、ファクシミリ、プリンタであり、電子写真方式によりシート状記録媒体としての記録紙Pに画像を記録する。画像形成装置1は、一般にコピー等に用いられる普通紙やOHPシートやハガキ等の厚紙等の様々な厚さやサイズの記録紙に対して印刷を行う。
画像形成装置1はドラム状の感光体41を備え、この感光体41の周囲に、帯電器42、露光装置の露光ミラー43、現像装置44、転写装置48、定着装置10、クリーニング装置46が回転方向Aに沿って配置されている。また、記録紙Pを収納した給紙トレー50が装置下方に配置されている。なお、以下においては、感光体41における帯電器42の取付位置を感光体41の回転開始位置とした場合の上流とし、クリーニング装置46の取付位置を感光体41の回転終了位置とした場合の下流として説明する。
帯電器42は感光体41の表面に接触する帯電ローラからなり、感光体41の表面を均一に帯電させる。露光装置は帯電器42より下流側に設けられている。露光ミラー43には、画像読取装置が読み取った画像を画像処理したレーザ光Lbが供給され、供給されたレーザ光Lbを感光体41の表面に反射し感光体41の表面に静電潜像を形成する。
現像装置44は、感光体41の表面にトナーを供給して静電潜像をトナー像として可視像化するものであり、感光体41の表面にトナーを供給する現像ローラ44aを備えている。転写装置48としてはコロナ放電器が使用されており、感光体41の表面に可視像化されたトナー像をコロナ放電により記録紙Pに転写する。
定着装置10は記録紙Pに対して加圧及び加熱を行うことによりトナー像を定着させる。クリーニング装置46は定着装置10の下流側に設けられており、トナー像の転写後に感光体41の表面に残留しているトナーを除去する。この除去を行うため、クリーニング装置46は感光体41表面に接触するクリーニングブレード46aを有している。
シート状記録媒体としての記録紙Pは給紙トレー50に積層状態で収納されており、給紙ローラ110により1枚ずつ取り出される。取り出された記録紙Pはレジストローラ対49を経て感光体41と転写装置48との間に搬送される。感光体41と転写装置48との間に搬送されることにより、感光体41のトナー像が記録紙Pに転写される。トナー像が転写された記録紙Pは定着装置10に搬送され、定着装置10によってトナー像が定着される。
さらに、画像形成装置1は主電源装置9を備えており、主電源装置9からの電力により上述した各部材への給電が行われる。主電源装置9はプラグ51を商用電源のコンセントに差し込むことにより商用電源から電力が供給される。
本実施形態の定着装置10は回転部材としての加熱ローラ2と加圧ローラ15とによって構成されている。加熱ローラ2と加圧ローラ15との間に記録紙Pが搬送され、搬送された記録紙Pを加熱加圧してトナー像を記録紙Pに定着させる。
加熱ローラ2のローラ基体にはアルミニウムや鉄等の金属が用いられており、これにより耐久性や加熱による変形を防止することができる。加熱ローラ2の表面にはトナーとの固着を防ぐための離型層が形成されていることが好ましい。また、加熱ローラ2の内部には加熱手段が設けられ、これにより加熱ローラ2の加熱が行われる。
加圧ローラ15は、芯金の外周にゴム等の弾性層が形成されており、加熱ローラ2と接触することにより、加熱ローラ2との間にニップ部を形成している。このニップ部に未定着トナー像を形成した記録紙Pを通紙して搬送することにより熱と圧力によりトナー像を記録紙Pに定着させることができる。
なお、加圧ローラ15としては発泡層を有したローラ部材を用いて加熱ローラ2との間にニップ部を形成しても良い。この場合には、発泡層の断熱効果により加熱ローラ2の熱が加圧ローラ15に伝わりにくくなるため、加熱ローラ2を短時間で昇温させることができる。
次に、本実施形態の加熱ローラ2の内部構造について図2を参照して説明する。加熱ローラ2の内部には加熱手段として、例えば、4つの加熱部材21、22、23、24が配置されている。加熱部材21、22、23、24は記録紙Pの搬送方向と直交した方向、すなわち加熱ローラ2の長さ方向に沿ってほぼ平行となった状態でそれぞれが独立して加熱ローラ2の内部に設けられている。また、加熱部材21、22、23、24は、加熱ローラ2を径方向に4分割した位置に設けられている。
加熱部材21、22、23、24は、上述の制御手段100によって、その加熱駆動が制御される。本実施形態において、加熱部材21、22、23、24としては、赤外線を発光するハロゲンヒータが用いられ、それぞれのハロゲンヒータが制御手段100によって発光制御される。制御手段100はハロゲンヒータのそれぞれの点灯率を制御するものである。
なお、加熱部材21、22、23、24としてハロゲンヒータを用いた場合、ハロゲンヒータの熱を効率良く吸収するため、加熱ローラ2の内面には黒化処理がなされることが好ましい。
加熱部材21、22、23、24は加熱部としての発光部を有している。加熱部としての発光部は記録紙Pの搬送方向と直交した方向、すなわち加熱ローラ2の長さ方向を複数に分割した位置であり、且つ他の加熱部材の発光部と相互に重ならない位置に設けられている。
図2において、境界線S1、S2、S3は加熱ローラ2を記録紙Pの搬送方向と直交した方向に複数に分割する境界線である。まず、加熱部材21の発光部2aは隣接する加熱部材22と境界線S1で分割されている。また、加熱部材22の発光部2bは隣接する加熱部材21及び加熱部材23と境界線S1及びS2で分割されている。また、加熱部材23の発光部2cは隣接する加熱部材22及び加熱部材24と境界線S2及びS3で分割されている。さらに、加熱部材24の発光部2dは隣接する加熱部材23と境界線S3で分割されている。
これにより加熱部材21の発光部2aは最外側から境界線S1まで延びるように設けられ、加熱部材22の発光部2bは境界線S1とS2との間に設けられている。また、加熱部材23の発光部2cは境界線S2とS3との間に設けられ、加熱部材24の発光部2dは左右の境界線S3の間に設けられている。以上から、複数の加熱部材21、22、23、24は他の加熱部材と相互に重ならない位置に設けられる構造となっている。
このように発光部2a、2b、2c、2dが相互に重ならない位置に設けられることにより、制御手段100は発光部2a、2b、2c、2dの点灯、非点灯を、搬送される記録紙Pの幅に合わせて切り替えるように制御する。
例えば、図2においてL1以下の幅の記録紙Pの場合は、加熱部材24の発光部2dだけを点灯するように制御する。また、L1以上L2以下の幅の記録紙の場合は、加熱部材24の発光部2d及び加熱部材23の発光部2cを点灯するように制御する。さらに、L2以上L3以下の幅の記録紙Pの場合は、加熱部材24の発光部2d、加熱部材23の発光部2c及び加熱部材22の発光部2bを点灯するように制御する。さらに、L3以上の幅の記録紙Pの場合は、全ての加熱部材の発光部を点灯するように制御する。
これにより記録紙Pの幅に合わせた加熱を行う際に、複数の加熱部材21、22、23、24の発光部2a、2b、2c、2dが重複して点灯する必要がなくなり、大きな発光率、すなわち加熱率で駆動する必要がない。このように大きな発光率での駆動が必要ないことから、加熱ローラ2が必要以上に温度上昇することがなく、温度上昇に起因した加熱ローラ2の変形等を防止することができる。また、熱エネルギーの無駄がなく省エネルギーに寄与することができる。
加熱ローラ2に対しては、例えば、その表面温度を検知する3つの温度センサ11、12、13が配置されている。これらの温度センサ11、12、13としては接触式サーミスタやサーモパイル等の非接触式センサが用いられる。
各温度センサ11、12、13は加熱ローラ2を記録紙Pの搬送方向と直交した方向に分割した位置に設けられる。本実施形態では、温度センサ11は加熱部材22の発光部2bの位置に合わせて設けられ、温度センサ12は加熱部材23の発光部2cの位置に合わせて設けられ、温度センサ13は加熱部材24の発光部2dの位置に合わせて設けられている。
また、本実施形態において、最も外側に発光部2aが位置している加熱部材21に対しては温度センサが設けられていない。加熱部材21の発光部2aに対しては、発光部2bが隣接している加熱部材22に対応して設けられた温度センサ11がその位置の表面温度の検知を行うものである。
すなわち温度センサ11は、加熱部材21の発光部2aによる加熱の温度及び隣接した加熱部材22の発光部2bによる加熱の温度の双方の温度の検知を行うものであり、共通温度センサ(以下、共通温度センサ11とする)となっている。
また、本実施形態において、共通温度センサ11は隣接した加熱部材21、22の発光部2a、2bの内、分割位置が内側部分の発光部2bに対応して設けられるものである。プリント等の画像形成時、記録紙Pは搬送方向の垂直方向に関して、常に装置中心と記録紙の幅方向の中心が合うように搬送される。
このような搬送形態において、仮に記録紙Pの幅がL3を僅かに超える幅であった場合、発光部2bの発光領域は記録紙Pによって加熱ローラ2上の熱が奪われるが、発光部2aの発光領域については殆ど熱が奪われない状態となる。
そのため発光部2aの発光領域に共通温度センサ11を配置した場合には、加熱ローラ2の温度低下へ反応できず定着不良などの異常画像発生の原因となる。このため、共通温度センサ11は発光部2aと2bを制御するためのセンサとして設置するが、その設置位置としてはより中心寄りとなる内側の発光部2bの発光領域を選択するものである。
かかる共通温度センサ11によって検知された温度は制御手段100に出力され、これにより制御手段100は加熱部材21の発光部2aの発光及び加熱部材22の発光部2bの発光を制御する。
この制御手段100の制御は、加熱ローラ2の表面温度を均一とするための補正値を2つの発光部2a、2bの間で設定し、この補正値に基づいて発光部2a、2bを制御する。すなわち発光部2aの加熱による温度を直接検知する温度センサが存在しないため、制御手段100は共通温度センサ11の検知温度を参考として発光部2aの点灯制御を行うものとする。
次に、上述した点灯制御について図3を参照して説明する。図3は、幅がL3を超えた記録紙Pを通紙する場合の点灯制御を示すタイミングチャートである。図3において、「Da」は発光部2aの点灯率、「Db」は発光部2bの点灯率、「Dh」は点灯率の補正値を示し、Tsは共通温度センサ11が検知している加熱ローラ2の表面上の温度を示す。
図3において、時間t1からt2の間は印刷動作中であり、記録紙Pの通紙による加熱ローラ2上の温度落込みに対応するため、Da、Dbともに点灯率を高くしてより強く加熱している。このとき、Dbは温度Tsの値を基にして算出し、発光部2bの発光領域が所定の目標温度付近に落ち着くように制御を行う。
一方、Daについては「Da=Db+Dh」の計算式によって算出される。Dhについては、発光部2bと同様に、発光部2aの発光領域についてもある目標温度付近にローラ表面温度が均一化されるように2つの発光部の出力を考慮して予めチューニングされた値を使用する。
Dhとしては、正負の値どちらも設定できるようにし、例えば発光部2aと発光部2bを同じ点灯率で制御したときに同じ熱量を発生させる構成の場合は、Dhに「0」を設定することにより加熱ローラ2上の表面温度を均一化することができる。なお、『Dhに「0」を設定する』とは、すなわち「Da=Db」と設定することと同義である。
このように隣接する加熱部材21、22の発光部2a、2bの間に補正値を設定して制御することにより、隣接する加熱部材21、22に対して共通温度センサ11を用いて均一に加熱することができる。従って、全ての加熱部材21、22、23、24のそれぞれに対応して温度センサを配置する必要がないため、部品点数を削減することができる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
ここで、以上の実施形態は、記録紙Pを搬送してトナー像を定着させる回転部材を加熱ローラ2及び加圧ローラ15によって形成されたローラ方式を示したが、本発明はベルト方式にも同様に適用することができる。例えば、図示を省略するが、ベルト方式においては、加熱ローラと定着ローラとの間に定着ベルトを無端状に掛け渡し、定着ベルトに加圧ローラを接触させ、定着ベルトと加圧ローラとの間に記録紙Pを搬送する。
このベルト方式における加熱ローラには、上述した実施形態の加熱部材が設けられることにより制御手段によって加熱制御され、この加熱が定着ベルトに伝達されて定着ベルトの加熱を行い、記録紙P上のトナー像を定着させる。これによりベルト方式の定着装置であっても、効率的な加熱が可能となり、大きな加熱率で駆動する必要がなくなって、定着ベルトが必要以上に温度上昇することがない。従って温度上昇に起因した定着ベルトの変形等の故障を防止することができる。
また、上述した実施形態では、加熱ローラ2を加熱する加熱部材21〜24の加熱部として、ハロゲンヒータからなる発光部2a、2b、2c、2dを用いたが、これに限らず、ニクロム線ヒータを用いても良い。
さらに、上述した本実施形態では、4つの加熱部材と、これに対応した3つの温度センサを設けているが、本発明がこれに限定されるものではない。例えば、使用する用紙サイズの種類に応じて、適宜、加熱部材および温度センサの数を増減させてよい。
1 画像形成装置
2 加熱ローラ
21、22、23、24 加熱部材
2a、2b、2c、2d 発光部
11 共通温度センサ
12、13 温度センサ
S1、S2、S3 分割位置
P 記録紙
2 加熱ローラ
21、22、23、24 加熱部材
2a、2b、2c、2d 発光部
11 共通温度センサ
12、13 温度センサ
S1、S2、S3 分割位置
P 記録紙
Claims (6)
- シート状記録媒体を搬送しシート状記録媒体にトナーを定着させる回転部材と、
前記回転部材の表面温度を検知する温度センサと、
前記回転部材の内部に設けられて回転部材を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段による加熱を制御する制御手段とを備え、
前記加熱手段は、前記回転部材の加熱のための加熱部を有して前記回転部材の内部にそれぞれ独立して設けられた複数の加熱部材からなり、
前記複数の加熱部材のそれぞれの加熱部は、前記シート状記録媒体の搬送方向と直交した方向を複数に分割した位置であって且つ相互に重ならない位置に設けられており、
前記制御手段は前記温度センサが検知した回転部材の検知温度に基づいて前記複数の加熱部材の加熱部を制御することを特徴とする定着装置。 - 隣接した少なくとも2つの加熱部に対応して設けられ、隣接した2つの加熱部の加熱による回転部材の表面温度を検知する共通温度センサを備え、
前記制御手段は前記共通温度センサの検知温度に基づいて前記隣接した2つの加熱部を制御することを特徴とする請求項1記載の定着装置。 - 前記共通温度センサは前記シート状記録媒体の搬送方向と直交した方向における内側部分の加熱部に対応して配置されていることを特徴とする請求項2記載の定着装置。
- 前記回転部材の表面温度を均一とするための補正値が設定されており、前記制御手段は前記補正値に基づいて2つの加熱部の点灯率を制御することを特徴とする請求項2又は3記載の定着装置。
- 前記制御手段は搬送されるシート状記録媒体の幅に合わせて前記加熱部を選択して制御することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の定着装置。
- 請求項1から5の何れか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012287191A JP2014130199A (ja) | 2012-12-28 | 2012-12-28 | 定着装置及び画像形成装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017227664A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 株式会社東芝 | 定着装置および画像形成装置 |
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2012
- 2012-12-28 JP JP2012287191A patent/JP2014130199A/ja active Pending
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JP2017227664A (ja) * | 2016-06-20 | 2017-12-28 | 株式会社東芝 | 定着装置および画像形成装置 |
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