JP2016075839A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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高広 今田
荒井 裕司
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裕司 荒井
卓弥 瀬下
Takuya Seshimo
卓弥 瀬下
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創 後藤
鈴木 明
Akira Suzuki
明 鈴木
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元義 山野
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Abstract

【課題】 定着ベルトの異音の発生を回避できる定着装置を提供する。【解決手段】 定着装置は、内部に熱源を有する無端状の定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置され、定着ベルトとニップ部を形成する加圧ローラと、定着ベルトの走行距離及び記録媒体のニップ部への通紙枚数を記憶する記憶部と、走行距離が第1の距離以上かつ第2の距離以下、または通紙枚数が第1の枚数以上かつ第2の枚数以下であると判定した場合、電源をOFFする旨の指示があった場合に加圧ローラを回転させる回転動作を行い、回転動作の終了後に電源をOFFする制御部と、を備える。【選択図】 図7

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
プリンタ、複写機、ファクシミリなどの画像形成装置に対し、近年、省エネルギー化・高速化について市場の要求が強くなってきている。
画像形成装置では、電子写真記録、静電記録、磁気記録等の画像形成プロセスにより、像坦持体に現像材像が形成される。この現像材像は、記録材シート、印刷紙、感光紙、静電記録媒体などの記録媒体に転写される。記録媒体に転写された現像材像は、定着装置によって加熱、加圧され、記録媒体に定着される。この定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このような定着装置の一例として、ベルト方式の定着装置(例えば、特許文献1。)や、セラミックヒータを用いたサーフ定着乃至フィルム定着の定着装置(例えば、特許文献2)が知られている。
このうち、ベルト定着装置においては次のような課題がある。
課題1として、ウォームアップ時間、すなわち常温状態から印刷可能な所定の温度までに加熱するために要する時間や、ファーストプリント時間、すなわち印刷要求を受けてから印刷準備を経て印字動作を行い、排紙を完了するまでの時間のさらなる短縮が望まれている。
課題2として、連続印刷の初めに熱量が不足する、いわゆる温度落ち込みの問題がある。この原因は、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間当たりの通紙枚数が増えることにより必要な熱量が増大したことによる。
課題3として、ベルトの加熱むらによる定着不良がある。上記の課題1を解決する方法としてセラミックヒータを用いたサーフ定着が提案されている。この方式は、従来のベルト方式の定着装置に比べ、低熱容量化、小型化が可能となった。しかし、ニップ部のみを局所的に加熱するため、その他の部分は加熱されておらず、ニップ部の記録媒体の入り口においてベルトはもっとも冷えた状態になる。したがって、定着不良が発生しやすくなる。特に、高速機においては、ベルトの回転が速く、ニップ部以外での放熱量が多くなるため、より定着不良が発生しやすくなる。
以上の課題1乃至課題3を解決するために、記録媒体を加圧する駆動ローラと、この駆動ローラに連れ回りする定着ベルトと、この定着ベルト全体を加熱する加熱装置と、を備える定着装置が提案されている(例えば、特許文献3。)。
図1は、特許文献3に記載の定着装置100の概略図である。図1に示すように、従来の定着装置100は、定着ベルト101の内部にパイプ状の金属熱伝導体102を、定着ベルト101の移動をガイドすることが可能に固定し、金属熱伝導体102内の熱源103により金属熱伝導体102を介して定着ベルト101を加熱する。さらに定着ベルト101を介して金属熱伝導体102に接してニップ部Nを形成する加圧ローラ106を備え、該加圧ローラ106の回転に連れ回りするようにして定着ベルト101を周方向に移動させる。この構成により、定着装置100を構成する定着ベルト101全体を温めることを可能にし、加熱待機時からのファーストプリントタイムを短縮することができ、かつ高速回転時の熱量不足を解消することが可能となっている。
しかしながら、更なる省エネ性およびファーストプリントタイム向上のためには熱効率を更に向上させる必要があり、金属熱伝導体102を介して定着ベルト101を間接的に加熱する構成から、金属熱伝導体102を介さずに定着ベルト101を直接加熱する構成を考案した。この構成では伝熱効率が大幅に向上させることにより消費電力を低減すると共に、加熱待機時からのファーストプリントタイムを更に短縮することが実現できる。また、金属熱伝導体102が無いことによるコストダウンが可能となる。
しかし、新たに次のような問題が生じた。すなわち、定着ベルトが駆動ローラに対して連れ回る構成をとっているため、定着ベルトの摺動部分においてスティックスリップが発生し、異音が生じるのである。
この点に関し、定着ベルトの回転速度乃至線速を速くして異音の発生を回避するという方法がある(例えば、特許文献4。)。
しかし、この方法のみによっては上げられる線速の量が充分ではなく、線速を上げても異音が発生してしまうこともある。
本発明は上記の問題に鑑み、定着ベルトの異音の発生を回避できる定着装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、内部に熱源を有する無端状の定着ベルトと、定着ベルトに対向して配置され、定着ベルトとニップ部を形成する加圧ローラと、定着ベルトの走行距離及び記録媒体のニップ部への通紙枚数を記憶する記憶部と、走行距離が第1の距離以上かつ第2の距離以下、または通紙枚数が第1の枚数以上かつ第2の枚数以下であると判定した場合、電源をOFFする旨の指示があった場合に加圧ローラを回転させる回転動作を行い、回転動作の終了後に電源をOFFする制御部と、を備える定着装置を提供する。
本発明によれば、定着ベルトの異音の発生を回避できる定着装置を提供することができる。
従来技術の定着装置の構成例を示す図である。 画像形成装置の構成例を示す図である。 定着装置の構成を示す断面図である。 画像形成装置の構成を示すブロック図である。 定着ベルトの走行距離及び定着装置への通紙枚数と異音発生との関係を示す図である。 加圧ローラの回転のトルク及び定着装置への累積の通紙枚数又は定着ベルトの累積の走行距離と異音発生との関係を示す図である。 第1の実施形態の画像形成装置の制御部による動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の画像形成装置の制御部による動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の一実施形態に係る定着装置及び画像形成装置について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図2に示した画像形成装置は、複数の色画像を形成する作像部がベルトの展張方向に沿って並置されたタンデム方式を用いるカラープリンタであるが、本発明はこの方式に限ることはなく、またプリンタだけではなく複写機やファクシミリ装置などを対象とすることも可能である。
図2において画像形成装置1は、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色に色分解された色にそれぞれ対応する像としての画像を形成可能な像担持体としての感光体ドラを並設したタンデム構造が採用されている。
図2に示す構成の画像形成装置1は、各感光体ドラム4Y、4C、4M、4Kに形成された可視像が、各感光体ドラム4Y、4C、4M、4Kに対峙しながら矢印方向に移動可能な定着ベルトが用いられる中間転写体(以下、転写ベルトという)30に対して1次転写行程を実行してそれぞれの画像が重畳転写され、その後、記録シートなどが用いられる記録媒体Pに対して2次転写行程を実行することで一括転写されるようになっている。
各感光体ドラム4Y、4C、4M、4Kの周囲には、感光体ドラム5の回転に従い画像形成処理するための装置が配置されており、いま、ブラック画像形成を行う感光体ドラム4Kを対象として説明すると、感光体ドラム4Kの回転方向に沿って画像形成処理を行う帯電装置、現像装置、1次転写ローラ31およびクリーニング装置が配置されている。帯電後に行われる書き込みは、光書込装置9が用いられる。
転写ベルト30に対する転写は、転写ベルト30が矢印方向に移動する過程において、各感光体ドラムに形成された可視像が、転写ベルト30の同じ位置に重ねて転写されるよう、転写ベルト30を挟んで各感光体ドラムに対向して配設された1次転写ローラ31による電圧印加によって、方向上流側から下流側に向けてタイミングをずらして行われる。
画像形成装置1は、色毎の画像形成処理を行う4つの画像ステーションと、各感光体ドラム4Y、4C、4M、4Kの上方に対向して配設され、転写ベルト30及び1次転写ローラ31を備えた転写ベルトユニット3と、転写ベルト30に対向して配設され転写ベルト30に従動し、連れ回りする転写部材としての転写ローラである2次転写ローラ36と、従動ローラ34と、転写ベルト30に対向して配設され転写ベルト30上をクリーニングする中間転写ベルトクリーニング装置35と、これら4つの画像ステーションの下方に対向して配設された光書き込み装置としての光書込装置9とを有している。
光書込装置9は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、fθレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラーおよび偏向手段としての回転多面鏡などを装備しており、各感光体ドラムに対して色毎に対応した書き込み光を出射して感光体ドラムに静電潜像を形成する構成とされている。
画像形成装置1には、感光体ドラム5と転写ベルト30との間に向けて搬送される記録媒体Pを積載した給紙カセットとしてのシート給送装置10と、シート給送装置10から搬送されてきた記録媒体Pを、画像ステーションによるトナー像の形成タイミングに合わせた所定のタイミングで、各感光体ドラムと転写ベルト30との間の転写部に向けて繰り出すレジストローラ対12と、記録媒体Pの先端がレジストローラ対12に到達したことを検知する図示しないセンサとが設けられている。
画像形成装置1は、トナー像が転写された記録媒体Pにトナー像を定着させるためのローラ定着方式の定着ユニットとしての定着装置20と、定着済みの記録媒体Pを画像形成装置1の本体外部に排出する排紙ローラ13と、を備える。さらに画像形成装置1は、画像形成装置1の本体上部に配設されて排紙ローラ13により画像形成装置1の本体外部に排出された記録媒体Pを積載する排紙トレイ14と、排紙トレイ14の下側に位置し、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの各色のトナーを充填されたトナーボトル2Y、2C、2M、2Kを備える現像材供給部2と、を備える。
転写ベルトユニット3は、転写ベルト30、1次転写ローラ31の他に、転写ベルト30が掛け回されている駆動ローラおよび従動ローラを有している。
従動ローラ34は、転写ベルト30に対する張力付勢手段としての機能も備えており、このため、従動ローラ34には、バネなどを用いた付勢手段が設けられている。このような転写ベルトユニット3と、1次転写ローラ31と、2次転写ローラ36と、クリーニング装置35とで転写装置が構成されている。
シート給送装置10は、画像形成装置1の本体下部に配設されており、最上位の記録媒体Pの上面に当接する給紙ローラとしての給送ローラ11を有しており、給送ローラ11が反時計回り方向に回転駆動されることにより、最上位の記録媒体Pをレジストローラ対12に向けて給送するようになっている。
転写装置に装備されているクリーニング装置35は、詳細な図示を省略するが、転写ベルト30に対向、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有しており、転写ベルト30上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト30をクリーニングするようになっている。
クリーニング装置35はまた、転写ベルト30から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための図示しない排出手段を有している。
図3は本発明の定着装置20の実施例を示す構成図である。図3に示すように、定着装置20は、無端状の定着ベルト301と、定着ベルト301に対向して配置される加圧ローラ310と、を備える。
加圧ローラ310は、金属によって形成される芯材311と、芯材311を被覆する弾性部材312と、を備える。
定着装置20は、定着部材としての定着ベルト301と、これに対向する加圧部材である加圧ローラ310、およびニップ形成部材304と、によってニップ部Nを形成する。ニップ形成部材304は加圧ローラ310からの加圧力を受ける支持部材305によって支持されている。また、図示していない摺動シートがニップ形成部材304状に設置されている。加圧ローラ310を除く上記の部品は一対の保持部材に内包されている。
定着ベルト301および保持部材の内部には、熱源302であるハロゲンヒータを有しており、このハロゲンヒータの発光を遮光部材306によって定着部材を直接加熱する領域を制御している。遮光部材306は定着ベルト301の外側に存在し、温度検知部の定着ベルト301を塞ぐようになっている。
加圧ローラ310が矢印X1に示す方向に回転すると、定着ベルト301は矢印X2に示す方向に連れ回りする。現像材像が転写された記録媒体Pは定着ベルト301と加圧ローラ310によって形成されるニップ部Nの間に矢印X3に示す方向に挿通され、加熱及び加圧され、現像材像が記録媒体Pに定着される。
図4は、画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図4に示すように、画像形成装置1は、制御部401と、画像形成部402と、搬送部403と、記憶部404と、入出力部405と、定着装置20と、を備える。
制御部401は、CPU(central processing unit)などの演算装置を含む。
画像形成部402は、静電潜像坦持体である感光体ドラム5に静電潜像を形成し、この静電潜像に現像材を供給して現像材像を形成する。画像形成部402はさらに、現像材像を現像材像坦持体である転写ベルト30等に転写し、転写された現像材像を2次転写ローラ36によって記録媒体に転写する。
搬送部403は記録媒体Pを1枚ずつ搬送する。
記憶部404は、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を含む。
入出力部405は、例えばタッチパネルなどの情報を入出力する表示装置又は表示入力装置を含む。
定着装置20は、図3の説明において上述した構成に加え、定着装置制御部201と、駆動部202と、定着装置記憶部203と、センサ20Sと、を備える。
定着装置制御部201は、CPUなどの演算装置を含む。定着装置制御部201は、その動作を制御部401が兼ねることにより省略することも可能である。以下、定着装置制御部201の動作を制御部401が兼ねるものとして説明する。
駆動部202は、加圧ローラ310を回転させる。制御部401は所定の速度にて加圧ローラ310を回転するように駆動部202を制御する。すなわち、制御部401と駆動部202とは定着ベルト301の線速を変更する線速変更手段として機能する。
定着装置記憶部203は、不揮発性メモリなどの記憶装置を含む。定着装置記憶部203は記憶部404がその機能を兼ね、定着装置20には定着装置記憶部203が無いように構成することもできる。
定着装置記憶部203は、走行距離記憶部203Aと、通紙枚数記憶部203Bと、を格納する。
走行距離記憶部203Aは、加圧ローラ310又は加圧ローラ310を駆動する駆動部202に設けられるエンコーダの出力に基づいて制御部401によって算出された定着ベルト301の累積走行距離を格納する。
通紙枚数記憶部203Bは、記録媒体Pの搬送路に設けられる通紙センサの出力に基づいて搬送部403が定着装置20に搬送した記録媒体Pの累積枚数を格納する。
センサ20Sは、加圧ローラ310の回転のトルクを検知する。センサ20Sの出力は制御部401に入力される。
まずは、今回の課題となる低速時の異音に関して説明する。この定着装置20は定着部材(定着ベルト301)が加圧ローラ310の駆動力を受けて連れまわっている(定着部材は、ギアなどで回転しているのではない)。よって、図3における断面図では、定着ベルト301の内面とニップ形成部材が擦れる構成となっている。図示はしていないが、このニップ形成部材304には低摩擦係数のシート材などで表面を覆い、定着ベルト301の内面との摩擦係数を下げている。また、シート材および定着ベルト301の内面との摩擦係数を低下させるために耐熱性のある潤滑剤(シリコーンオイルなど)が使用されている。
従来から、このニップ部Nの定着ベルト301の摺動によって、ニップ形成部材304(シート含む)と定着ベルト301がスティックスリップを起こし異音が発生する事がわかっている。このスティックスリップは従来の知見から、新品状態では異音が発生せず、また十分に使用され劣化したものも異音は発生しない。すなわち、ある程度使用された一時的な領域のみ異音が発生しやすい。もちろん、定着装置20の構成によっては新品の時から定着装置20の寿命の時まで全く異音が発生しないものもあれば、新品の時から定着装置20の寿命の時まで全域異音が発生しやすい構成もある。
この異音が発生する領域は、定着装置20の構成などにより異なるが、一部の領域に限定される。そのため、異音が発生するこの領域に定着装置20が該当する場合には、加圧ローラ310を回転させることにより定着装置20の回転動作を増やして走行距離を伸ばすことによって劣化を促進させ、異音が発生しない領域に抜けさせる。
図5は、定着ベルト301の走行距離及び定着装置20への通紙枚数と異音発生との関係を示す図である。縦軸は累積の走行距離(km)を、横軸は定着装置20への累積の通紙枚数(千枚)を示す。
図5に示すように、定着ベルト301の摩擦による引っ掛かりが引き起こすスティックスリップによる異音は、定着装置20への累積の通紙枚数がA千枚以上かつB千枚以下の第1の範囲501において高確率に発生する。また、この異音は、定着ベルト301の累積の走行距離がCkm以上かつDkm以下の第2の範囲502において高確率に発生する。
従って、定着装置20の状態が第2の範囲502に入った場合、定着ベルト301の累積の走行距離を伸ばすことにより異音の発生確率を低減させることが可能となる。
また、累積の通紙枚数と定着ベルト301の累積の走行距離は、通紙枚数が多ければ走行距離が長くなるため、正の相関があるといえる。従って、定着装置20の状態が第1の範囲501に入った場合、定着ベルト301の累積の走行距離を伸ばすことにより異音の発生確率を低減させることが可能となる。
実際にお客様が画像形成装置1を使用し、走行距離が図5のハッチング部内に該当した場合、お客様の電源OFF動作において実際には電源が切れることなく回転動作を行う。これにより、お客様の使用していない時間帯を利用して走行距離を一気に伸ばし、ハッチング部内から抜けて異音が発生しない領域にまで到達させる。客様が電源OFF動作を行うが、実際にはこの回転動作を行うため電源は切れていない。
回転終了を判断するのは、走行距離が図5のハッチングの領域に入っているかどうかで判断することが望ましい。すなわち、画像形成装置1は走行距離が第1の距離未満、又は第2の距離を上回る場合には回転動作を行わずに電源をOFFする。画像形成装置1は走行距離が異音の発生する確率が高い第1の距離以上かつ第2の距離以下である場合、電源OFF動作の際に定着ベルト301の回転動作を開始する。また、画像形成装置1は通紙枚数が異音の発生する確率が高い第1の枚数以上かつ第2の枚数以下である場合、電源OFF動作の際に定着ベルト301の回転動作を開始する。そして、走行距離が異音の発生する確率が低い領域、すなわち第2の距離を上回った場合、この回転動作を終了して電源をOFFする。
電源OFF時に回転動作を開始するかどうかは通紙枚数でも規定可能だが、回転終了は走行距離のみによって制御される。回転動作中において走行距離は伸びるが通紙枚数は増えないため、通紙枚数で終了の判断をすることはできないからである。これより、お客様が異音を聞くことなくマシンが使用される。
電源OFF動作後に行われる定着装置20の回転動作を加え、走行距離を伸ばしたにもかかわらず図5のハッチングをかけた領域から抜けない場合が考えられる。一定時間回転動作を行っても走行距離が到達しない場合には回転動作を終了し、そのまま電源をOFFすることが望ましい。具体的な時間としては、6時間以内、すなわちお客様が電源OFFして帰宅し、次の日に出社した際に回転が行われていない程度の時間が望ましい。
また、定着装置20は、時間で区切ることなく図5のハッチングをかけた領域から抜けるまで継続して回転を行うように構成することもできる。この場合は、お客様が再度電源ON(実際には電源は切れていないが)する際も回転動作が行われているため、入出力部405のオペレーションパネル上に調整動作を実行していることを出力することが望ましい。
図6は、加圧ローラ310の回転のトルク及び定着装置20への累積の通紙枚数又は定着ベルト301の累積の走行距離と異音発生との関係を示す図である。縦軸は加圧ローラ310の回転のトルク(N・m)を、横軸は定着装置20への累積の通紙枚数(千枚)を示す。
図6に示すように、定着ベルト301の摩擦による引っ掛かりが引き起こすスティックスリップによる異音は、定着装置20への累積の通紙枚数がA千枚以上かつB千枚以下の第3の範囲601において高確率に発生する。また、この異音は、定着ベルト301の累積の走行距離がAkm以上かつBkm以下の第3の範囲601において高確率に発生する。
さらに、この異音は、加圧ローラ310の回転のトルクがEN・m以上FN・m以下の第4の範囲602において高確率に発生する。
ここで、定着装置20への累積の通紙枚数及び定着ベルト301の累積の走行距離が大きいほど加圧ローラ310の回転のトルクは大きくなるという傾向がある。これは、加圧ローラ310の弾性材312の経時劣化によるものと考えられる。
従って、定着装置20の状態が第3の範囲601又は第4の範囲602に入った場合、定着ベルト301の累積の走行距離を伸ばすことにより異音の発生確率を低減させることが可能となる。
新品時の加圧ローラ310の回転のトルクが0.3N・m程度の構成の定着装置20において、トルクが0.35以上0.45以下に該当する場合は、画像形成装置1はお客様の電源OFFの動作後に、そのまま電源を切ることなく、回転動作を実行する。トルク測定のタイミングとしては、お客様の電源OFF操作後の直前の印刷動作中の平均トルクなどを使用することが望ましい。
多くの画像形成装置においては、厚紙などは線速を落として印刷するため、適用するトルク測定の線速は固定することが望ましい。すなわち、普通紙線速でのトルクで判断するのであれば、普通紙での最後の印刷要求のトルクを使用する。最後の印刷動作が厚紙設定での印刷だった場合、このトルクで判断は行わない。厚紙線速は遅いため、普通紙線速よりもトルクが小さくなるためである。
定着装置20は、この電源OFF後の回転動作をそもそも行うかどうかを任意に変更できるように構成することもできる。この回転動作は定着装置20の寿命には不利に働くため、お客様の使用状態によってはそもそもこの動作を行わないように設定することもできる。
この異音は高温状態かつ線速が遅いときに発生しやすい。あまりたくさん印刷しないお客様の場合はユニットが高温になることはあまりないため、そもそも異音が発生しにくいと考えられる。そのため、このようなお客様の場合は電源OFF後の回転動作を行わないようにできることが望ましい。
定着装置20は、電源OFF後の回転動作を開始する走行距離・通紙枚数、また終了する走行距離・通紙枚数、回転動作中の温度や線速はサービスマンが任意に変更することできるように構成することもできる。特に線速においては、線速が早いとマシンから大きな駆動音がでてしまうため、使用環境に合わせて変更することが望ましい。これによりお客様の使用状況に適した回転状態に設定することができる。
画像形成装置1は、定着装置20のこの異音回避のための回転動作中は、異音の発生を回避するために定着装置20の回転動作を行っている旨をお客様に表示する手段を設けることもできる。お客様が電源OFF動作した後も定着装置20の回転動作が入ってしまうため、お客様は電源が切れていないと不安に思う。そのため、電源OFF動作が入ったが、定着装置20の調整の都合上、回転動作を行っていることを伝える手段があることが必要である。多くの画像形成装置1には入出力部405のオペレーションパネルが存在するため、その部分などに表示させることが望ましい。
この異音回避のための回転動作中は、お客様が電源OFF動作を行っても、実際には画像形成装置1の電源は切れていない状態となっている。もし、このときに画像形成装置1の電源を切ったことを知らない他のお客様がパソコンなどから印刷要求をした場合、画像形成装置1は定着装置20のこの回転動作を終了して画像形成を行うように構成することもできる。この場合、画像形成装置1は画像形成が完了した際には、定着装置20の異音回避のための回転動作を再開する。
定着装置20は、定着装置20の回転動作時の線速や温度、電源OFF後の回転動作を行う通紙枚数の範囲、走行距離の範囲は任意に変更することができるように構成することができる。
線速が速いと駆動音が大きく目立つ。電源OFF時は、オフィスなどに人がほとんどいないような静かな環境だと考えられる。従って、線速を変更して静かに動作するようにできる手段を備えることもできる。また、温度を上げると劣化状態が一気に進むと考えられる。熱源302の温度を高くして回転動作を行う場合は回転動作に入る第1の走行距離を通常の3〜15%から、3〜10%のように短くできるように、この回転動作を行う通紙枚数や走行距離の領域も変更可能に構成することができる。
図7は、本実施形態の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。図7に示すように、ステップ701において、制御部401は電源をOFFする指示があったかを判定する。制御部401は、電源をOFFする指示があったと判定した場合、ステップ702に進み、無かったと判定した場合、ステップ701に戻る。
ステップ702において、制御部401は異音の発生を回避するための定着装置20の回転動作を行う回転モードが選択されているかを判定する。制御部401は、回転モードが選択されていると判定した場合、ステップ703に進み、回転モードが選択されていないと判定した場合、ステップ711に進む。
ステップ703において、制御部401は、センサ20Sの出力からトルクを算出し、又は走行距離記憶部203Aから走行距離を取得し、又は通紙枚数記憶部203Bから通紙枚数を取得する。制御部401は、トルク、走行距離、及び通紙枚数のうち一つ以上を取得する。
ステップ704において、制御部401は、定着装置20の状態が異音の発生確率が高い領域、すなわち定着装置20を回転させる領域である回転領域にあるかを判定する。具体的には、制御部401は、トルク、走行距離、通紙枚数の少なくとも一つが所定以上かつ所定値以下の場合、定着装置20が回転領域にあると判定する。
ステップ705において、制御部401は定着装置20に回転動作を実行させる。
ステップ706において、制御部401は電源をONする旨の指示があったかを判定する。制御部401は電源をONする旨の指示があったと判定した場合、ステップ707に進み、無かったと判定した場合、ステップ708に進む。
ステップ707において、制御部401は入出力部405に、異音回避のための定着装置20の回転動作中である旨の通知を出力する。
ステップ708において、制御部401は印刷指示があったかを判定する。制御部401は、印刷指示があったと判定した場合、ステップ709に進み、無かったと判定した場合、ステップ710に進む。
ステップ709において、制御部401は画像形成を実行する。
ステップ710において、制御部401は定着装置20の異音回避のための回転動作を開始してから所定時間経過したかを判定する。制御部401は定着装置20の異音回避のための回転動作を開始してから所定時間経過したと判定した場合、ステップ711に進み、経過していないと判定した場合、ステップ703に戻る。
ステップ711において、制御部401は電源をOFFし、処理を終了する。
以上述べたように、本実施形態の定着装置20は、制御部401は、トルク、走行距離、通紙枚数の少なくとも一つが所定以上かつ所定値以下の場合、定着装置20が回転領域にあると判定し、電源OFFのタイミングにて定着装置20を回転させて定着装置20を劣化させる。
従って、定着装置20は、ユーザの業務に影響をかけずに、定着ベルトの異音の発生を回避できるという効果がある。
(第2の実施形態)
本実施形態の画像形成装置1及び定着装置20の構成は、第1の実施形態の画像形成装置1及び定着装置20の構成と同様である。
図8は、本実施形態の画像形成装置1の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、ステップ801において、制御部401はスリープモードに入る指示があったかを判定する。制御部401はスリープモードに入る指示があったと判定した場合、ステップ802に進み、無かったと判定した場合、ステップ801に戻る。
ステップ802において、制御部401は、異音の発生を回避するための定着装置20の回転動作を行う回転モードが選択されているかを判定する。制御部401は、回転モードが選択されていると判定した場合、ステップ803に進み、回転モードが選択されていないと判定した場合、ステップ810に進む。
ステップ803において、制御部401は、センサ20Sの出力からトルクを算出し、又は走行距離記憶部203Aから走行距離を取得し、又は通紙枚数記憶部203Bから通紙枚数を取得する。制御部401は、トルク、走行距離、及び通紙枚数のうち一つ以上を取得する。
ステップ804において、制御部401は、定着装置20の状態が異音の発生確率が高い領域、すなわち定着装置20を回転させる領域である回転領域にあるかを判定する。具体的には、制御部401は、トルク、走行距離、通紙枚数の少なくとも一つが所定以上かつ所定値以下の場合、定着装置20が回転領域にあると判定する。
ステップ805において、制御部401は定着装置20に回転動作を実行させる。
ステップ806において、制御部401は入出力部405に、異音回避のための定着装置20の回転動作中である旨の通知を出力する。
ステップ807において、制御部401は印刷指示があったかを判定する。制御部401は、印刷指示があったと判定した場合、ステップ808に進み、無かったと判定した場合、ステップ809に進む。
ステップ808において、制御部401は画像形成を実行し、ステップ801に戻る。
ステップ809において、制御部401は定着装置20の異音回避のための回転動作を開始してから所定時間経過したかを判定する。制御部401は定着装置20の異音回避のための回転動作を開始してから所定時間経過したと判定した場合、ステップ810に進み、経過していないと判定した場合、ステップ803に戻る。
ステップ810において、制御部401は画像形成装置1をスリープモードに移行させ、処理を終了する。
以上述べたように、本実施形態の定着装置20は、制御部401は、トルク、走行距離、通紙枚数の少なくとも一つが所定以上かつ所定値以下の場合、定着装置20が回転領域にあると判定し、スリープモードに移行のタイミングにて定着装置20を回転させて定着装置20を劣化させる。
従って、定着装置20は、ユーザの業務に影響をかけずに、より迅速に定着ベルトの異音の発生を回避できるという効果がある。
1:画像形成装置
4Y、4M、4C、4K:感光体ドラム
20:定着装置
20S:センサ
30:転写ベルト
31:1次転写ローラ
36:2次転写ローラ
203:定着装置記憶部
203E:線速テーブル
301:定着ベルト
302:熱源
310:加圧ローラ
402:画像形成部
405:入出力部
特開2004−286922号公報 特許第2861280号公報 特開2007−334205号公報 特開2008−40420号公報

Claims (10)

  1. 内部に熱源を有する無端状の定着ベルトと、
    前記定着ベルトに対向して配置され、前記定着ベルトとニップ部を形成する加圧ローラと、
    前記定着ベルトの走行距離及び記録媒体の前記ニップ部への通紙枚数を記憶する記憶部と、
    前記走行距離が第1の距離以上かつ第2の距離以下、または前記通紙枚数が第1の枚数以上かつ第2の枚数以下であると判定した場合、電源をOFFする旨の指示があった場合に前記加圧ローラを回転させる回転動作を行い、前記回転動作の終了後に電源をOFFする制御部と、
    を備える定着装置。
  2. 前記制御部は、
    前記走行距離が前記第2の距離を上回った場合、前記回転動作を終了させる請求項1記載の定着装置。
  3. 前記制御部は、
    前記回転動作を開始してから所定時間経過した場合、前記回転動作を終了させる請求項1又は請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記制御部は、
    前記加圧ローラに前記回転動作を、電源をONする旨の指示があるまで継続させる請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記加圧ローラの回転のトルクを検知するセンサをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記センサの出力に基づいて前記トルクが所定値以上であると判定した場合、前記回転動作を終了させる請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記制御部は、
    前記回転動作を行うか否かを設定可能である請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記制御部は、
    前記回転動作の実行時の前記定着ベルトの線速、前記熱源の温度、前記第1の距離、及び前記第1の枚数のうち、少なくとも1つを変更可能である請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
  9. 情報を表示する表示装置をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記回転動作の実行中に前記回転動作を行っている旨の表示を前記表示装置に出力する請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記制御部は、
    前記回転動作の実行中に画像形成を行う旨の指示があった場合、画像形成を行う請求項8又は請求項9に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018097030A (ja) * 2016-12-08 2018-06-21 株式会社リコー 定着装置及び画像形成装置
JP2020126168A (ja) * 2019-02-05 2020-08-20 コニカミノルタ株式会社 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、およびコンピュータプログラム

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