JP4256149B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、基本形態がほぼ円筒状をなす成型ドラム上で成型される空気入りタイヤに関し、とくに、タイヤのユニフォミティおよびバランスを大きく向上させる技術を提案するものである。
【0002】
【従来の技術】
成型ドラムを用いた従来のグリーンタイヤの成型は一般に、一の成型ドラム上で、インナーライナ、カーカス、ビードコアおよびサイドゴム等を具えるグリーンケースの成型を行った後、そのグリーンケースを他の成型ドラム上に移載し、そこで、グリーンケースの中央部分を半径方向に膨出変形させるシェーピングを行うとともに、その外周に、予め成型されたベルト・トレッドバンドを貼着させることにより行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、成型ドラムの作用下で、このようにしてグリーンタイヤを成型するときは、一の成型ドラム上にインナーライナ、カーカスプライ、サイドゴム等を配設するグリーンケースの成型工程および、ベルト・トレッドバンドの成型工程において、予め所期した通りの長さおよび幅に裁断されたインナーライナ素材、カーカスプライ素材、ベルト素材、トレッドゴム素材等を、成型ドラムの回動運動に基づいてそれの全周にわたって貼付けるに当って、ドラム上に、各素材の貼付け始端部と貼付け終端部との重ね合わせ接合部が円周方向の一個所に必ず発生することになり、しかも、このような重ね合わせ接合部は、それぞれの素材間で、成型ドラムの円周方向に均等に分散されることについての何の保証もないため、たとえ各素材に、それの重ね合わせ接合部での厚みの増加を抑制する対策が講じられていても、グリーンタイヤを加硫成形してなる製品タイヤでの、ユニフォミティおよびバランスの必然的な低さが不可避であった。
【0004】
この発明は、成型ドラムを用いて製造された空気入りタイヤが抱えるこのような問題点を解決することを課題とするものであり、それの目的とするところは、ユニフォミティおよび質量バランスをともに大きく向上させた空気入りタイヤを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る空気入りタイヤは、対をなすビードコア間にトロイダルに延在させるとともに、側部部分をビードコアの周りで、多くはタイヤ幅方向の内側から外側に向けて半径方向外方へ巻き返した一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、ビードコアの外周側で、カーカスの本体部分と巻き返し部分との間に配設したビードフィラゴムと、カーカスの内面側に配設したインナーライナと、カーカスのクラウン部の外周側に配設した、一層以上のベルト層からなるベルトと、ベルトの外周側に配設されてトレッド踏面を形成するトレッドゴムと、カーカスの側部外面側に配設されてタイヤ側壁を形成するサイドゴムとを具えるものであり、インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の全てに、円周方向にほぼ一定の間隔をおいて位置する複数の繋ぎ目をほぼ均等に設けるとともに、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの全てに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設け、インナーライナおよびカーカスプライの繋ぎ目を、タイヤのほぼ子午線方向に連続させ、ベルト層の繋ぎ目を、タイヤ子午線に対して一定角度傾けて連続させたものである。
【0006】
これによれば、インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の一層以上の層内に存在する、重ね合わせもしくは突き合わせ接合部よりなる複数の繋ぎ目が、円周方向に一定の間隔をおいて、均等に分散されて位置することになり、各層内に形成されたそれぞれの繋ぎ目は、それらの相互間で静的および動的に十分に釣り合うことになるので、一の層と他の層との間の、繋ぎ目の相対位置等を考慮するまでもなく、タイヤのすぐれたユニフォミティおよび高いバランスの実現に有効に寄与させることができ、このことは、インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の全てに、円周方向にほぼ一定の間隔をおく繋ぎ目を設けた場合にとくに効果的である。
【0007】
またここでは、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの一つ以上に、ほぼ円周方向に延びて、たとえばほぼ等間隔に位置する繋ぎ目を設けることにより、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの一層以上から、タイヤの子午線方向に延びる、重ね合わせ接合部等よりなる繋ぎ目を取り除くことができるので、これによってもまた、タイヤのすぐれたユニフォミティおよび高いバランスを実現することができる。なおこの場合には、各ゴム内のそれぞれの繋ぎ目を、タイヤ赤道面に対してほぼ対称に形成することにより、その赤道面を隔てて位置するそれぞれのタイヤ部分を十分均質なものとすることができる。
そしてこのことは、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの全てに、ほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けることによってより顕著なものとすることができる。
【0008】
そしてこの場合、インナーライナの繋ぎ目は、タイヤのほぼ子午線方向に連続させて設けることが、繋ぎ目の形成を容易にし、また、製品タイヤの、赤道面を隔てて位置する部分相互のバランスを高める上で有利であり、このことは、製品タイヤがラジアルタイヤであって、カーカスプライコードがタイヤのほぼ子午線方向に延在する場合にもまた同様である。
このように、繋ぎ目を、タイヤのほぼ子午線方向に延在させた場合には、それぞれの繋ぎ目の間隔は、タイヤ半径方向の外方に向けて次第に広がることになる。
【0009】
なお、カーカスプライコードが、タイヤ子午線に対して一定の角度で傾いて延在する場合には、後述するベルト層と同様の繋ぎ目がカーカスプライに形成されることになる。
すなわち、ベルト層コードは一般に、タイヤ赤道面に対して比較的小さい角度、たとえば10〜40°の角度で交差する向きに延在することになる一方、並列配置した複数本のベルト層コードをゴム被覆してなる所定幅のベルト層素材は、それらのコードの延在方向に連続することになるので、ベルト層素材を円周上で重ね合わせ接合することにより形成されるベルト層の繋ぎ目は、多くは、タイヤ子午線に対して一定角度傾いて連続して延在する。
【0010】
ところで、インナーライナおよびカーカスプライのそれぞれは、半径方向内端部分の繋ぎ目間隔を、1インチの直径の円の周長を整数で乗算もしくは除算した寸法とほぼ等しくすることが好ましく、これによれば、インナーライナおよびカーカスプライのそれぞれの、複数の繋ぎ目の相互を、どのサイズのタイヤにあっても円周方向に常に等間隔に位置させることができる。
【0011】
すなわち、タイヤを組付けるホイールリムのリム径等のサイズは、インチを単位として特定されており、一方、インナーライナおよびカーカスプライの半径方向内端部分はリム径周長とほぼ対応する周長を有することになるので、その部分での、インナーライナおよびカーカスプライの繋ぎ目間隔を、直径1インチの円の周長を基準とし、その基準周長を整数で乗算もしくは除算した寸法とほぼ等しくすることで、繋ぎ目相互の間隔を、適用リムのサイズのいかんにかかわらず、円周方向に常に一定に保つことができる。
【0012】
また、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの繋ぎ目は、タイヤ半径方向に渦巻状に延在することが、そして、トレッドゴムの繋ぎ目は、タイヤ幅方向に螺旋状に延在させることが好ましく、これによれば、渦巻状もしくは螺旋状に連続する繋ぎ目の一端と他端とを、たとえばタイヤの直径方向に対抗させて位置させることで、それらからタイヤの子午線方向に延びる繋ぎ目を有効に取り除いて、製品タイヤのユニフォミティおよびバランスの低下を十分に防止することができる。
【0013】
なおここで、トレッドゴムの繋ぎ目は、タイヤ幅方向の一方の側部から他方の側部まで連続させて形成する他、タイヤ幅方向のそれぞれの側部から、タイヤ幅方向の中央部分まで連続させて形成することができ、前者によれば、トレッドゴムから、タイヤの子午線方向に延びる繋ぎ目をより効果的に取り除くことができ、また後者によれば、トレッドゴムの繋ぎ目、ひいては、トレッドゴム素材の巻回積層状態の、タイヤ赤道面に対する対称性をより高めることができる。
【0014】
ここにおいて、トレッドゴムを、内層側に位置するベースゴムと、外層側に位置するキャップゴムとで構成して、タイヤ性能の一層の向上を企図する場合には、それらのベースゴムおよびキャップゴムのそれぞれに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる、相互に独立した繋ぎ目を設けることが、ベースゴムとキャップゴムとを明確に区分してそれらのゴムに所期した通りのそれぞれの機能をより十分に発揮させる上で好ましい。
【0015】
またここで、トレッドゴムが、タイヤ幅方向の中間部に存在して、それの全厚みにわたってタイヤ半径方向に連続する高導電性ゴムを含むものとするときは、その高導電性ゴムに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおく他、タイヤ半径方向にも間隔をおいてほぼ円周方向に延びる、螺旋状に加えて渦巻状もなす繋ぎ目を設けることが好ましい。
【0016】
高導電性ゴムの繋ぎ目をこのように形成したときは、その高導電性ゴムを、それとは異質の材料からなる、隣接トレッドゴム部分に十分大きな面積にわたって強固に接合させることができ、トレッドゴムの不測の剥離故障等に対する耐久性を高めることができる。
【0017】
そして、ベルトとトレッドゴムとの間に、ほぼ円周方向に延びるコードを含み、ベルトをその全幅にわたって覆うベルト補強層を配設する場合は、このベルト補強層に、たとえば、複数本の引き揃えコードにゴム被覆を施してなる補強層リボンを、タイヤ幅方向に螺旋状に巻き回して接合させることによって、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に所定の間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けることが好ましい。
【0018】
これによれば、先に述べたトレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムのそれぞれの繋ぎ目の場合と同様に、タイヤの子午線方向に延びる繋ぎ目を極力排して、タイヤのユニフォミティおよびバランスのそれぞれをより有効に向上させることができる。
【0019】
さらに、カーカスプライの内面側および外面側の少なくとも一方にスキージゴム層を配設する場合、ベルトの側部でその内面側にベルトアンダークッションゴムを配設する場合、トレッドゴムの内面側にトレッドアンダークッションゴムを配設する場合または、ビード部の少なくともリムフランジと接触する部位にチェーファゴムを配設する場合には、スキージゴム層、ベルトアンダークッションゴム、トレッドアンダークッションゴムまたはチェーファゴムに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けることが、前述したと同様の理由により好適であり、また、サイドゴムの内面側に、ほぼ円周方向に延びるコードを含む側部補強層を配設する場合にもまた、その側部補強層に、タイヤ子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けることが、これも同様の理由により好適である。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下にこの発明の実施の形態を図面に示すところに基づいて説明する。
図1はこの発明の実施の形態を、一部を破断除去して誇張して示す部分斜視図であり、図中1はトレッド部を、2は、トレッド部1のそれぞれの側部に連続して半径方向内方に延びるそれぞれのサイドウォール部を、そして3は、各サイドウォール部2の内周側に連続するビード部をそれぞれ示す。
【0021】
それぞれのビード部3に配設したビードコア4間に、一枚以上、図では一枚のカーカスプライ5をトロイダルに延在させるとともに、それの側部部分をビードコア4の周りで半径方向外方へ巻き返してカーカス、ここではラジアルカーカス6を構成し、そしてこのラジアルカーカス6の本体部分6aと巻返し部分6bとの間で、ビードコア4の外周側にビードフィラゴム7を配設する。
【0022】
また、ラジアルカーカス6の内面側には、インナーライナ8を、そのラジアルカーカス6のクラウン部の外周側には一層以上、図では二層のベルト層9a,9bからなるベルト9をそれぞれ配設し、さらに、そのベルト9の外周側に、トレッド踏面を形成するトレッドゴム10を配設するとともに、ラジアルカーカス6の側部外面側に、タイヤ側壁を形成するサイドゴム11を配設する。
【0023】
なおこの図に示すところでは、これらに加えて、ベルト9とトレッドゴム10との間に、ほぼ円周方向に延びる、たとえば有機繊維コードを含み、ベルト9をその全幅にわたって覆うベルト補強層12を配設するとともに、そのベルト9の両側部で、ベルト9とラジアルカーカス6との間にベルトアンダークッションゴム13を配設する他、ビード部3の、少なくともリムフランジと接触する部位にチェーファゴム14を配設し、また、サイドゴム11の内面側で、ラジアルカーカス6の本体部分6aと、それの巻返し部分6bおよびビードフィラゴム7との間に、ほぼ円周方向に延びるコードを含む側部補強層15を配設する。
ところで図中16は、ビードコア4の近傍で、インナーライナ8とラジアルカーカス6との間に配設したキャンバスチェーファを示す。
【0024】
このような構成部材を具えるタイヤにおいて、ここでは、トレッドゴム10をさらに、内層側に位置するベースゴム10aおよび外層側に位置するキャップゴム10bの他、トレッド踏面の、幅方向の中間部に存在してトレッドゴム10の全厚みにわたってタイヤ半径方向に連続する高導電性ゴム10cを具えるものとする。
【0025】
ここにおいて、インナーライナ8、カーカスプライ5およびベルト層9a,9bのそれぞれに、円周方向にほぼ一定の間隔をおいて位置する、図に細線で示すような複数の繋ぎ目を設け、タイヤのほぼ子午線方向に連続して延在する、インナーライナ8およびカーカスプライ5のそれぞれの繋ぎ目の間隔を、それらの半径方向内端部分で、1インチの直径の円の周長を整数で乗算もしくは除算した寸法とほぼ等しくなる均等間隔とする。
【0026】
これに対し、ベルト層9a,9bの複数の繋ぎ目は一般に、ベルト層コードの、タイヤ赤道面に対する所要の延在角度との関連の下で、タイヤ子午線に対して所定の角度で傾いて延在する。
また、トレッドゴム10、ビードフィラゴム7、サイドゴム11のそれぞれに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置する、いいかえれば、トレッドゴム10についてはタイヤ幅方向に間隔をおいて位置し、ビードフィラゴム7およびサイドゴム11についてはタイヤ半径方向に間隔をおいて位置する繋ぎ目を、ほぼ円周方向に連続させて設ける。
【0027】
ここで、円周方向に連続するこれらのそれぞれの繋ぎ目は、それぞれのゴム10,7,11に、タイヤのユニフォミティおよびバランスの低下の要因となる、タイヤの子午線方向への延在成分をもつ別個の繋ぎ目が生じるのを極力回避するべく、タイヤ幅方向の一側から他側まで、または、タイヤ半径方向の内縁から外縁まで連続させて一続きに、またはできるだけ一続きに近づけて形成することが好ましく、これがためには、トレッドゴム10の繋ぎ目は、タイヤ幅方向に螺旋状に延在させ、また、ビードフィラゴム7およびサイドゴム11のそれぞれの繋ぎ目は、タイヤの半径方向に渦巻状に延在させることが好適である。
【0028】
そして、トレッドゴム10のこのような繋ぎ目は、タイヤ幅方向の一方の側部から他方の側部まで途切れることなく連続させることが一層好適であるが、厚みの厚いトレッドゴム10を、狭幅のゴムリボンの螺旋巻回によって形成する場合の、そのゴムリボンの不測の巻き崩れ、巻付け姿勢の変化等のおそれ、ひいては、その巻き崩れ等による、製品タイヤの、タイヤ赤道面を隔てたそれぞれのタイヤ部分間でのバランスの崩れを防止するためには、ゴムリボンを、タイヤ幅方向のそれぞれ側部から幅方向中央部分まで螺旋巻回し、これにより、トレッドゴム10の、螺旋状に延びる繋ぎ目を、トレッド幅方向の中央部分で一旦跡切れさせることが好ましく、これらのことは、トレッドゴム10を、ベースゴム10aとキャップゴム10bとで構成する場合および、それらに加えて高導電性ゴム10cとで構成する場合にもまた同様である。
【0029】
すなわち、ベースゴム10aおよびキャップゴム10bはいずれも、一方の側部から他方の側部まで繋ぎ目を途切れさせることなく一続きに形成することができる他、トレッド幅方向の中央部分で一旦途切れさせて形成することもできる。
【0030】
なお、高導電性ゴム10cを配設する場合には、トレッドゴム10が、ベースゴム10aとキャップゴム10bとの二層構造を有すると否とにかかわらず、繋ぎ目をトレッド幅方向の中間部で一旦途切れさせ、その途切れ部分に隣接させて高導電性ゴム素材を巻回積層することが必要になり、この場合、高導電性ゴム10cの繋ぎ目は、タイヤ幅方向および半径方向のそれぞれに間隔をおいて位置してほぼ円周方向に連続する一続きのものとすることが好ましい。
【0031】
そしてこれらのことは、ベルトアンダークッションゴム13、チェーファゴム14および、トレッドゴム10の内面側に配置される図示しないトレッドアンダークッションゴム等についてもまた同様であり、これらのそれぞれのゴムの繋ぎ目をもまた、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に連続して延びるものとすることで、タイヤの子午線方向の延在成分をもつ繋ぎ目の発生を極力排除して製品タイヤのすぐれたユニフォミティおよびバランスを有利に担保することができる。
【0032】
そしてさらに、ベルト補強層12については、たとえば、複数本の引き揃えコードにゴム被覆を施してなる補強リボンを、タイヤ幅方向の一側部から他側部まで、螺旋状に連続巻回させることによって、タイヤ幅方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に連続して延びる一続きの繋ぎ目を形成することが、また、側部補強層15については、これもたとえば、複数本の引き揃えコードにゴム被覆を施してなる補強リボンを、所定の半径方向領域で、内周側から外周側に向けて、またはそれとは逆方向に向けて渦巻状に連続巻回させることによって、タイヤ半径方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に連続して延びる一続きの繋ぎ目を形成することが、同様の理由により好適である。
【0033】
なおここで、側部補強層15は、図に示すところに代えて、ビードフィラゴム7の外面側または、ラジアルカーカス6の折返し部分6bの外面側もしくは、その折返し部分6bの半径方向外方側に配設することもできる。
【0034】
また、このような側部補強層に代えてまたは加えて、図2(a),(b)に例示するように、有機繊維コードもしくはスチールコードを、タイヤ子午線に対してたとえば30〜70°の角度で傾けて延在させてなるインサート補強層16を、ビードフィラゴム7の外面側または内面側に配設することができ、さらには、図2(c)に略線横断面図で示すように、同様に延びる有機繊維コード、たとえばナイロンコードをもって、ビードコア4およびビードフィラゴム7をを包み込むフリッパ17を配設することもできる。
【0035】
図3は他の実施形態を示す図であり、これは、タイヤの側部の、たとえば、ビード部3からトレッド部1にわたる領域で、インナーライナ8とカーカスプライ5との間に、タイヤの子午線断面内の形状がほぼ三日月状をなすサイド補強ゴム18を配設するとともに、そのサイド補強ゴム18に、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けたものであり、これによれば、サイド補強ゴム18から、タイヤの子午線方向に延びる繋ぎ目を有利に取り除くことができ、ユニフォミティおよび質量バランスの向上を担保することができる。
【0036】
図4は、サイドゴムを黒色ゴムと白色ゴムとの二種類で構成する場合を示すものである。
ここではサイドウォール部2の中間部分に配設する白色ゴム11aおよび、この白色ゴム11aの半径方向の内外側に隣接させて配設する黒色ゴム11bのそれぞれにともに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を、たとえば、半径方向に渦巻状に形成したものである。
この場合にもまた、サイドゴム11から、子午線方向に延びる繋ぎ目を有効に排除することができる。
【0037】
ここで、白色ゴム11aと黒色ゴム11bとの境界線は、その白色ゴム11aを初めに配設し、その後に黒色ゴム11bを配設する場合には、図4(a)に示すように、サイドゴム11の外表面側に向けて、白色ゴム11aの、タイヤ半径方向の幅が次第に狭くなる方向に延在し、その白色ゴム11aを後に配設する場合には、図4(b)に示すように、サイドゴム11の外表面側に向けて幅が次第に広がる方向に延在する。
【0038】
なお図示はしないが、白色ゴム11aにさ程の厚みを要しない場合には、図1に示すように形成したサイドゴムの、外表面上の所要の領域に、白色ゴムを重ねて積層配置することも可能である。
【0039】
【実施例】
この発明に係る構造を有し、インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の少なくとも一つに、円周方向にほぼ一定の間隔をおいて位置する繋ぎ目を設けるとともに、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムのそれぞれに、タイヤ子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に連続して延びるそれぞれの繋ぎ目を設けてなるサイズが235/45 ZR17の、それぞれの実施例タイヤにつき、ユニフォミティの指標としてラジアルフォースバリエーション(以下「RFV」という)を測定し、バランスの指標として静バランスを求めたところ図5に示す結果を得た。
なおここでの静バランスは、タイヤをバランサーにセットして、タイヤの軽点位置のサイド部に、アンバランス量が零になるように分銅を取付け、その分銅の質量(kg)と、バランサー中心から分銅取付位置までの距離(cm)との積として求めた。
【0040】
ところで、図5中の従来タイヤは、従来技術で述べた成型方法に従って成型ドラム上で成型したタイヤであり、インナーライナ、カーカスプライ、ビードフィラ、サイドゴムの他、トレッドゴムのベースゴムおよびキャップゴムのそれぞれが、円周方向の一個所に、重ね合わせ接合部よりなる、タイヤのほぼ子午線方向に延びる繋ぎ目を有し、また、それぞれのベルト層が、タイヤ子午線に対して所定の角度で傾いて延びる繋ぎ目に加えて、周上の一個所に、ほぼ子午線方向に延びる、重ね合わせ接合部からなる他の繋ぎ目を有するものである。
【0041】
また、比較例タイヤ1は、インナーライナについてのみ、円周方向にほぼ等間隔をおいて位置してタイヤ子午線方向に延びる17本の繋ぎ目を設け、カーカスプライおよびベルト層のそれぞれには従来タイヤと同様の繋ぎ目を設けたものであり、比較例タイヤ2は、カーカスプライについてのみ、タイヤ子午線方向に延びる17本の繋ぎ目を設け、インナーライナおよびベルト層のそれぞれを従来タイヤと同様に構成したものであり、そして比較例タイヤ3は、ベルト層についてのみ、タイヤ子午線に対して傾いて延びる22本の繋ぎ目を設け、インナーライナおよびカーカスプライのそれぞれに、従来タイヤと同様の繋ぎ目を設けたものである。
【0042】
実施例タイヤ1は、図1に示す構造を有するものであり、実施例タイヤ2は、図1に示す構造に、図3に示すサイド補強ゴムを付加したものであり、実施例タイヤ3は、図1に示す側部補強層に代えて図2(a)に示すインサート補強層を設けたものであり、そして実施例タイヤ4は、サイドゴムを、図4(a)に示すように、白色ゴムと黒色ゴムとで構成した点においてのみ実施例タイヤ4とは構成を異にするものである。
【0043】
それぞれ100本ずつのタイヤについての測定結果を示す図5によれば、実施例タイヤ、なかでもとくに、実施例タイヤ1〜4ではRFVおよび静バランスのいずれをも、従来タイヤおよび、比較例タイヤ1〜3に比して有利に向上させ得ることが明らかである。
【0044】
【発明の効果】
かくしてこの発明によれば、とくには、インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の少なくとも一つに、円周方向にほぼ一定の間隔をおいて位置する複数の繋ぎ目を均等に分散させて設けて、タイヤの、円周方向での均質性を高め、併せて、トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの少なくとも一つに、子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に、連続して延びるそれぞれの繋ぎ目を設けて、タイヤ子午線方向の延在成分をもつ繋ぎ目の発生を極力排除して各種のバランスの低下を防止することにより、タイヤのユニフォミティおよびバランスを、成型ドラムを用いて成型した従来タイヤに比して大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態を一部を破断除去して示す部分斜視図である。
【図2】 インサート補強層およびフリッパの配設例を示す図である。
【図3】 サイド補強ゴムの配設例を示す断面斜視図である。
【図4】 サイドゴムの他の配設例を示す断面斜視図である。
【図5】 発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 トレッド部
2 サイドウォール部
3 ビード部
4 ビードコア
5 カーカスプライ
6 ラジアルカーカス
6a 本体部分
6b 巻返し部分
7 ビードフィラゴム
8 インナーライナ
9 ベルト
9a,9b ベルト層
10 トレッドゴム
10a ベースゴム
10b キャップゴム
10c 高導電性ゴム
11 サイドゴム
11a 白色ゴム
11b 黒色ゴム
12 ベルト補強層
13 ベルトアンダークッションゴム
14 チェーファゴム
15 側部補強層
16 インサート補強層
17 フリッパ
18 サイド補強ゴム
Claims (15)
- 対をなすビードコア間にトロイダルに延在させるとともに、側部部分をビードコアの周りで半径方向外方へ巻き返した一枚以上のカーカスプライからなるカーカスと、ビードコアの外周側で、カーカスの本体部分と巻き返し部分との間に配設したビードフィラゴムと、カーカスの内面側に配設したインナーライナと、カーカスのクラウン部の外周側に配設した、一層以上のベルト層からなるベルトと、ベルトの外周側に配設されてトレッド踏面を形成するトレッドゴムと、カーカスの側部外面側に配設されてタイヤ側壁を形成するサイドゴムとを具える空気入りタイヤであって、
インナーライナ、カーカスプライおよびベルト層の全てに、円周方向にほぼ一定の間隔をおいて位置する繋ぎ目を設けるとともに、
トレッドゴム、ビードフィラゴムおよびサイドゴムの全てに、タイヤの子午線断面内の外輪郭線に沿う方向に間隔をおいて位置してほぼ円周方向に延びるそれぞれの繋ぎ目を設け、
インナーライナおよびカーカスプライの繋ぎ目を、タイヤのほぼ子午線方向に連続させ、ベルト層の繋ぎ目を、タイヤ子午線に対して一定角度傾けて連続させてなる空気入りタイヤ。 - インナーライナおよびカーカスプライの、半径方向内端部分の繋ぎ目間隔を、1インチの直径の円の周長を整数で乗算もしくは除算した寸法とほぼ等しくしてなる請求項1記載の空気入りタイヤ。
- ビードフィラゴムおよびサイドゴムの繋ぎ目を、タイヤ半径方向に渦巻状に延在させてなる請求項1もしくは2に記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムの繋ぎ目を、タイヤ幅方向に螺旋状に延在させてなる請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムの繋ぎ目を、タイヤ幅方向の一方の側部から他方の側部まで連続させてなる請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムの繋ぎ目を、タイヤ幅方向のそれぞれの側部から、タイヤ幅方向の中央部分まで連続させてなる請求項4に記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムを,内層側に位置するベースゴムと、外層側に位置するキャップゴムとで構成し、これらのベースゴムとキャップゴムとのそれぞれに、ほぼ円周方向に延びる、相互に独立した繋ぎ目を設けてなる請求項1〜6のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムが、タイヤ幅方向の中間部にあって、それの全厚みにわたってタイヤ半径方向に連続する高導電性ゴムを含むものとし、この高導電性ゴムに、タイヤ半径方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜3のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- ベルトとトレッドゴムとの間に、ほぼ円周方向に延びるコードを含むベルト補強層を配設し、このベルト補強層に、タイヤの前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜8のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- カーカスプライの内面側および外面側の少なくとも一方にスキージゴム層を設け、このスキージゴム層に前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜9のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- ベルトの側部で、その内面側にベルトアンダークッションゴムを配設し、このベルトアンダークッションゴムに前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜10のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- トレッドゴムの内面側にトレッドアンダークッションゴムを配設し、このトレッドアンダークッションゴムに前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜11のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- ビード部の、少なくともリムフランジと接触する部位にチェーファゴムを配設し、このチェーファゴムに前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜12のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- サイドゴムの内面側に、ほぼ円周方向に延びるコードを含む側部補強層を配設し、この側部補強層に、前記外輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜13のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
- タイヤの側部で、インナーライナとカーカスプライとの間に配設した、タイヤの子午線断面内の形状がほぼ三日月状をなすサイド補強ゴムに、前記輪郭線に沿う方向に間隔をおいてほぼ円周方向に延びる繋ぎ目を設けてなる請求項1〜14のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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