JP4256014B2 - 発光ダイオードアレイ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は発光ダイオードアレイに関し、特にページプリンタ用感光ドラムの露光用光源などに用いられる発光ダイオードアレイに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の発光ダイオードアレイを図4および図5に示す。図4および図5において、1は基板、2はガリウム砒素やアルミガリウム砒素などからなる一導電型を呈する第一の半導体層、3は逆導電型を呈する第二の半導体層、4は窒化シリコン膜などからなる絶縁膜、5は金(Au)や金ゲルマニウムなどからなる共通電極、6は金(Au)や金ゲルマニウムなどからなる個別電極、7は第二の半導体層と同じ導電型のハイドープされた第三の半導体層である。
【0003】
第三の半導体層7は個別電極6とオーミックコンタクトを得るためのものであり、発光を妨げないように膜厚を0.02μm以下に薄く形成している。
【0004】
このように構成された発光ダイオードアレイでは、第一の半導体層2と第二の半導体層3とで半導体接合部が形成され、例えば個別電極6から共通電極5に電流を流すと、第一の半導体層2中の少数キャリアが第二の半導体層3に注入され、第二の半導体層3中の多数キャリアと発光再結合することで発光する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の発光ダイオードアレイでは、個別電極6を形成する際に、工程中で汚れた第三の半導体層7の表面をライトエッチングするが、膜厚が薄く形成された第三の半導体層7の途中でエッチングを止める必要があり、工程での制御が難しい。この第三の半導体層7のエッチング量が相違すると、個別電極6の直下の第三の半導体層7の断面形状が変化するため、発光強度の再現性が乏しくなる。すなわち、図6に示すように、個別電極6の直下の第三の半導体層7の断面形状は、エッチングにより傾斜部分7aを有するように形成されるが、この傾斜部分7aの上に形成される電極6a部で反射した光が半導体層3b部分などで再反射した場合、半導体層7の外部への取り出し率が増す。従って、この個別電極6の傾斜部分6aの位置や傾斜角度が変化すると、発光強度が変化してしまう。
【0006】
【発明の目的】
本発明はこのような従来装置の問題点に鑑みてなされたものであり、個別電極が形成される第三の半導体層の断面形状のばらつきに起因して発光強度がばらつくという従来の問題点を解消した発光ダイオードアレイを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る発光ダイオードアレイでは、半導体基板上に一導電型を呈する島状の第一の半導体層を列状に設け、この第一の半導体層上に逆導電型を呈する第二の半導体層を設け、前記第一の半導体層と第二の半導体層にそれぞれ電極を接続して設けた発光ダイオードアレイにおいて、
前記第二の半導体層上に、この第二の半導体層と同じ導電型で不純物濃度が1×1019atoms/cm以上で、膜厚が0.1μm以下の第三の半導体層を設け、
さらにこの第三の半導体層中に、前記第二の半導体層と同じ導電型で、この第三の半導体層よりエッチングレートが小さい第四の半導体層を設けたことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に基づき詳細に説明する。
図1は本発明に係る発光ダイオードアレイの一実施形態を示す断面図、図2は平面図である。
【0009】
図1および図2において、1は基板、2は第一の半導体層、3は第二の半導体層、4は絶縁膜、5は共通電極、6は個別電極、7は第二の半導体層と同じ導電型のハイドープされた第三の半導体層、8は第二の半導体層と同じ導電型で、第三の半導体層よりエッチングレートが小さい第四の半導体層である。
【0010】
基板1はシリコン(Si)やガリウム砒素(GaAs)などの単結晶半導体基板やサファイア(Al2 3 )などの単結晶絶縁基板から成る。単結晶半導体基板の場合、(100)面を<011>方向に2〜7ー オフさせた基板などが好適に用いられる。サファイアの場合、C面基板が好適に用いられる。
【0011】
第一の半導体層2は、バッファ層2a、オーミックコンタクト層2b、電子の注入層2cで構成される。バッファ層2aは2〜4μm程度の厚みに形成され、オーミックコンタクト層2bは0.1〜1.0μm程度の厚みに形成され、電子の注入層2cは0.2〜0.4μm程度の厚みに形成される。バッファ層2aとオーミックコンタクト層2bはガリウム砒素などで形成され、電子の注入層2cはアルミニウムガリウム砒素などで形成される。オーミックコンタクト層2bはシリコンなどの一導電型半導体不純物を1×1016〜1017atoms/cm3 程度含有し、電子の注入層2cはシリコンなどの一導電型半導体不純物を1×1016〜1019atoms/cm3 程度含有する。また、このとき電子注入層2cのAlの組成はx=0.24〜0.5程度に形成する。バッファ層2aは基板1と半導体層との格子定数の不整合に基づくミスフィット転位を防止するために設けるものであり、半導体不純物を含有させる必要はない。
【0012】
第二の半導体層3は、発光層3a、第2のクラッド層3bで構成される。発光層3aと第2のクラッド層3bは0.2〜0.4μm程度の厚みに形成される。
【0013】
発光層3aと第2のクラッド層3bは、電子の閉じ込め効果と光の取り出し効果を考慮してアルミニウム砒素(AlAs)とガリウム砒素(GaAs)との混晶比を異ならしめる。発光層3aと第2のクラッド層3bは亜鉛(Zn)などの逆導電型半導体不純物を1×1016〜1018atoms/cm3 程度含有する。
【0014】
第三の半導体層7はオーミックコンタクト層で、0.01〜0.1μm程度の厚みに形成され、ガリウム砒素などから成る。亜鉛などの逆導電型半導体不純物を1×1019〜1020atoms/cm3 程度含有する。
【0015】
第四の半導体層8は第三の半導体層7中に形成され、インジウムガリウム砒素などから成る。亜鉛などの逆導電型半導体不純物を1×1019〜1020atoms/cm程度含有する。この第四の半導体層8は50Å程度の厚みに形成される。この第四の半導体層8は、第三の半導体層7よりエッチングレートが小さい
【0016】
絶縁膜4a、4bは窒化シリコンなどから成り、厚み3000〜5000Å程度に形成される。また、個別電極6と共通電極5は金/クロム(Au/AuGe/Cr)などから成り、厚み1μm程度に形成される。
【0017】
本発明の発光ダイオードアレイでは、図2に示すように、第一の半導体層2と第二の半導体層3から成る島状半導体層2、3を基板1上に一列状に並べる。隣接する島状半導体層2、3、7、8毎に同じ個別電極6に接続し、同じ個別電極6に接続された下の第一の半導体層2が異なる共通電極5に接続されるように二群に分けて接続される。個別電極6を選択して電流を流すことによってページプリンタ用感光ドラムの露光用光源として用いられる。
【0018】
次に、上述のようなLEDアレイの製造方法を説明する。まず、単結晶基板1上に、第一の半導体層2、第二の半導体層3、および第四の半導体層8が介装された第三の半導体層7をMOCVD法などで順次積層して形成する。
【0019】
これらの半導体層2、3、7、8を形成する場合、基板温度をまず400〜500℃に設定して200〜2000Åの厚みにアモルファス状のガリウム砒素膜を形成した後、基板温度を700〜900℃に上げて所望厚みの半導体層2、3、7、8を形成する。
【0020】
この場合、原料ガスとしてはTMG((CH3 3 Ga)、TEG((C2 5 3 Ga)、アルシン(AsH3 )、TMA((CH3 3 Al)、TEA((C2 5 3 Al)、TMI((CH3 3 In)などが用いられ、導電型を制御するためのガスとしては、シラン(SiH4 )、セレン化水素(H2 Se)、TMZ((CH3 3 Zn)などが用いられ、キャリアガスとしては、H2 などが用いられる。
【0021】
次に、隣接する素子同志が電気的に分離されるように、半導体層2、3、7,8が島状にパターニングされる。このエッチングは、硫酸過酸化水素系のエッチング液を用いたウエットエッチングなどで行われる。
【0022】
次に、第一の半導体層2の一端部側の一部を露出させるためのエッチングをする。さらに、工程中で汚れた第三の半導体層7の表面をライトエッチするため、第三の半導体層7の表面の一部(第四の半導体層8の上まで)をエッチングする。これらのエッチングも硫酸過酸化水素系のエッチング液を用いたウェットエッチングやCCl2 2 ガスを用いたドライエッチングなどで行なわれる。
【0023】
このように構成すると、図3に示すように、第三の半導体層7の表面をライトエッチする際、第四の半導体層8のエッチングレートが小さいため第四の半導体層8の表面部分でエッチングを確実に停止することができ、エッチング量の再現性がよくなり、個別電極6の直下の半導体層7、8の断面形状が安定する。その結果、個別電極6の傾斜部分6aで反射する光の外部への取り出し率が安定し、発光強度の再現性が改善される。
【0024】
次に、プラズマCVD法で、シランガス(SiH4 )とアンモニアガス(NH3 )を用いて窒化シリコンから成る絶縁膜を形成してパターニングする。次に、クロムと金を蒸着法やスパッタリング法で形成してパターニングし、さらに、もう一度プラズマCVD法で、シランガス(SiH4 )とアンモニアガス(NH3 )を用いて窒化シリコンから成る絶縁膜を形成してパターニングすることにより完成する。
【0025】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る発光ダイオードアレイによれば、第二の半導体層上に、この第二の半導体層と同じ導電型で不純物濃度が1×1019atoms/cm以上で、膜厚が0.1μm以下の第三の半導体層を設け、さらにこの第三の半導体層中に、第二の半導体層と同じ導電型で、この第三の半導体層よりエッチングレートが小さい第四の半導体層を設けたことから、第三の半導体層の表面をライトエッチする際、エッチング量の再現性がよくなり、個別電極直下の半導体層の断面形状が安定する。その結果、電極部分で反射する光の外部への取り出し率が安定し、発光強度の再現性が改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る発光ダイオードアレイの一実施形態を示す断面図である。
【図2】本発明に係る発光ダイオードアレイの一実施形態を示す平面図である。
【図3】本発明に係る発光ダイオードアレイの一実施形態を示す一部拡大断面図である。
【図4】従来の発光ダイオードアレイの断面図である。
【図5】従来の発光ダイオードアレイの平面図である。
【図6】従来の発光ダイオードアレイの一部拡大断面図である。
【符号の説明】
1………基板、2………第一の半導体層、3………第二の半導体層、4………絶縁膜、5、6………電極(5………共通電極、6………個別電極)、7………第三の半導体)、8………第四の半導体層

Claims (1)

  1. 半導体基板上に一導電型を呈する島状の第一の半導体層を列状に設け、この第一の半導体層上に逆導電型を呈する第二の半導体層を設け、前記第一の半導体層と第二の半導体層にそれぞれ電極を接続して設けた発光ダイオードアレイにおいて、
    前記第二の半導体層上に、この第二の半導体層と同じ導電型で不純物濃度が1×1019atoms/cm以上で、膜厚が0.1μm以下の第三の半導体層を設け、
    さらにこの第三の半導体層中に、前記第二の半導体層と同じ導電型で、この第三の半導体層よりエッチングレートが小さい第四の半導体層を設けたことを特徴とする発光ダイオードアレイ。
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